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No.14A
皇帝陛下のプレゼント

【シナリオデモ開始】
地底城 司令室
カザリーン「ハイネル様、ボアザン本国より、科学技術者が送られてきました」
ハイネル「そうか。カザリーンよ、そやつと協力し、さらに強力な獣士を作り出すのだ」
カアリーン「はい・・・しかし・・・」
ジャンギャル「どうした、不満でもあるのか?」
カザリーン「それが、その科学技術者というのが、剛健太郎なのです」
健太郎「いかにも、剛健太郎です」
ハイネル「それではお前は!?」
健太郎「はい、ボルテスチームの剛兄弟の父でございます」
ジャンギャル「父親とは・・・、なぜ父がボルテスに敵対する我らに味方する?」
健太郎「確かに私は剛兄弟の父にして、ボルテスVを作り上げた科学者。しかし、今はすべてザンバジル皇帝に捧げた身」
カザリーン「必ずや地球支配の力になるであろうとの皇帝陛下のお言葉でございます」
ハイネル「ふぅむ・・・剛よ、お前にボルテス必殺の策があるのか?」
健太郎「はい。ボルテスVは私が作ったもの。すなわちボルテスVを一番よく知っているのが私です」「この知識をもって、全ての面でボルテスVを上回る第2のボルテスを作り上げます」
ジャンギャル「なに、第2のボルテスとな」
健太郎「はい。今までボアザン最大の敵であったボルテスが、今度は最大の味方として生まれ変わるのです」
ハイネル「なるほど、それは楽しみだ。さっそくカラス島にて作業にかかれ!」
健太郎「はっ!」
カザリーン「・・・しかしハイネル様、皇帝陛下がおよこしになられたとはいえ、剛健太郎を信用してよろしいのでしょうか?」
ジャンギャル「うむ。なんといっても剛兄弟の父。我らに味方するフリをして・・・ということもありえるのでは」
ハイネル「ジャンギャル、お前は皇帝陛下があやつに騙されたとでも言うのか?」
ジャンギャル「い、いえ、そのようなことは」
ハイネル「確かにお前のいうことももっともだ。しかし、忘れてはならん。あやつは地球人なのだ」「父親が我が子を始末する。愚かな地球人ならばこそなせる
ジャンギャル「確かに、地球人ならば親が子を裏切るなど珍しくもないこと」
ハイネル「そう、人を信じ、愛するという心を地球人は持たぬのだ」「だからこそ、地球人どもはこれまで同胞同士で戦争を続けてきた」
カザリーン「正にその通りでございます」

GEAR本部 司令室
渋谷「カラス島にボアザン星人の基地が?」
愛子「はい。偶然通りかかった船舶からの通報です」
小介「通信は具体的にはどう言っているんですか?」
愛子「『カラス島にボアザン星の基地を発見した。現在攻撃を受けている』。それを最後に通信は途絶えています」
十三「妙やな。その船ちゅうのは民間の船なんやろ」
ジョルジュ「ボアザン星人ともあろうものが、民間船に基地を見つけられ、しかも通信する時間まで・・・」
アレンビー「ワナってこと?」
甲児「考えすぎじゃねえか」
金太「たまたま見張りが居眠りしていたとか」
ちずる「まさか」
ユリカ「そのカラス島って、どんな島なんですか?」
渋谷「日本の南西に位置する無人島だ」
チボデー「基地にするにはもってこいってわけか」
リョーコ「面倒くせえなあ。直接行ってみりゃいいじゃねえか」
ガイ「よぉし、ラウンドナイツ出動だ!」
ノイン「まて、それはフリーデンが戻ってきてからでも遅くはない」
メグミ「そうですね。戦力は多い方がいいわ」
さやか「フリーデンの方は、現在どうなっているんですか?」
渋谷「こちらへ戻っているところだ。残念ながら、ガイゾックにとどめは刺せなかったらしい。宇宙へ逃げられたとのことだ」
アキト「フリーデンじゃ、宇宙へはいけませんからね」
フィオナ「それで、フリーデン側の損害は?」
渋谷「機体が何機か傷ついたものの、人的被害はないそうだ」
鉄也「しかし、逃がした以上、奴らはまた襲って来るぞ。その時のことを考えると、多少味方に犠牲が出ても、とどめをさすべきだったな」
メグミ「無茶なことを言わないでください」
ノイン「そのへんにしておけ。過ぎた結果について議論しても始まるまい」
ちずる「そうよ。それよりも、フリーデンが戻り次第出撃できるように、準備をしておいた方がいいわ」
十三「そやな。射撃でも、前の失敗を気にしとると、次の弾も外れるもんや」
〔モニターの開く音〕
愛子「司令、ビッグファルコンの左近寺博士から緊急通信です」
左近寺「渋谷長官、急で申し訳ない。すぐにボルテスを追ってくれ」
渋谷「どうしたというのかね?」
左近寺「カラス島がボアザン星人の秘密基地だと通報されたのは知っているな。それを聞いて、ボルテスチームが飛び出したのだ」
渋谷「なぜそんな先走ったことを?」
左近寺「実は、ボルテスチームの剛兄弟の父親がボアザン星人に捕らえられてるという情報があってな」
鉄也「それで飛び出したのか!?」
左近寺「そうだ。すぐに連れ戻してくれ。ボアザンの基地となれば、作戦なしに突っ込んでも返り討ちにあうだけだ」
渋谷「わかった。すぐにナデシコを向かわせる!」
左近寺「頼む」
渋谷「聞いての通りだ、ユリカ君。すぐにナデシコでカラス島に向かってくれ」
ユリカ「はい。わかりました!」

鬼岩城 三面鬼殿
ワルキメデス「ジャネラ様、ボルテスVとラウンドナイツが動き出しました」
ダンゲル「がははははは。馬鹿な奴らだ。見事に引っかかったわい」
ジャネラ「ダンゲル、出撃せよ。ラウンドナイツとボアザン星人。双方が消耗したところへ攻撃をかけるのじゃ!」
ダンゲル「ははっ!」

カラス島
アブゾルート「ちょっとぉ。ここはどこなのダワ?」
グルメイ「どこだバリ?」
ウィッター「どこジャン? 俺たち日本へ帰るはずだったジャン?」
グルメイ「きっと、海流の影響でこんな所に来てしまったんだバリ」
アブゾルート「フリーデンは見失うし、踏んだり蹴ったりダワ」「ん?」
グルメイ「この感じは?」
ウィッター「データウェポンジャン! やったジャン!」

螺旋城 司令室
ギガアブゾルート「お館様、チップどもがデータウェポンの気配を感じましてございます」
アルテア「どうだか。先ほどもチップどもの連絡で出向いてみれば、ラウンドナイツとガイゾックが戦っていただけではないか。また間違いではないか?」
ギガグルメイ「そ、それは・・・」
螺旋城「データウェポン、確かにいるかどうか確かめよ!」
ギガウィッター「は、はっ!」

カラス島 司令室
ハイネル「どうだ、剛健太郎の働きぶりは?」
カザリーン「はい、驚くほどの熱心ぶりでございます」
ジャンギャル「この分では、第2ボルテスの完成も近いでしょう」
ハイネル「フフ、ボルテスVの力をさらに越える第2ボルテス。それが完成し、我らの戦力となれば地球支配は成しえたも同然」
ジャンギャル「闇の帝王やジャネラたちも、我らの力に震え、ひれ伏すことでしょう」
ハイネル「恐竜帝国はゴールと共に力を失っている。もはや我らの前に立ちふさがるものはなにもない。ふはははははははは!」
〔警報〕
ハイネル「何事だ?」
ジャンギャル「ハイネル様、ボルテスがこちらに向かってきます!」
ハイネル「なんだと、なぜこの基地がばれたのだ?」
カザリーン「敵はボルテスだけなのですか?」
ジャンギャル「ボルテスだけだ。ハイネル様、ちょうどいい機会です。この基地の総力をげて、あやつをここで葬ってしまいましょう」
ハイネル「よし、迎撃準備!」
カザリーン「はっ!」「・・・こ、これは一体?」
ハイネル「どうした?」
カザリーン「基地の防衛システムが、正常に動きません」
ジャンギャル「なんだと。そんな馬鹿な。どけぃ!」「・・・ぐぅぅぅ。どういうことだ!?」
カザリーン「わかりません」
ジャンギャル「わからぬで済むか。ここのシステムはお前が作ったものであろうが!」
ハイネル「二人とも、いがみ合ってる場合か!」
健太郎「ハイネル様、基地のコンピュータに、ウィルスらしきものが」
カザリーン「馬鹿な。地球人の作ったウィルスごときに、ボアザンのコンピュータが」
ハイネル「な、なんだこれは?」
カザリーン「牛の姿をしたウィルス?」
ブルホーン「・・・」
ジャンギャル「ハイネル様、ボルテスVがすぐ近くまで」
ハイネル「うぬ、こしゃくな。ジャンギャル! ボルテスVを迎え撃て! 生かして返すな!」
ジャンギャル「ははっ!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「皇帝陛下のプレゼント」


【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現〕
健一「ここがボアザンの基地か?」
日吉「それらしい建物なんか見えないけど」
一平「当たり前だ。一目でそれとわかる秘密基地があるか」
めぐみ「見て、地下から何か出てくるわ!」
〔敵ユニット出現〕
大次郎「ボアザン軍じゃ!」
健一「やはりここが秘密基地か!」
ジャンギャル「ふはははは。ボルテスめ、今日こそ貴様らに引導を渡してくれる」
健一「行くぞ、みんな! 基地を潰し、父さんを取り戻す!」
大次郎「おとっさん。今しばらくの辛抱じゃ!」
ジャンギャル「ん? あ奴ら、剛健太郎のことを知っておるのか?」
<戦闘開始>

<2PP・味方援軍1出現>

〔味方戦艦出現〕
〈出撃ユニット選択〉
ユリカ「見つけました、ボルテスVです!」
ジャンギャル「む、敵の増援か!? しゃらくさい」
健一「あれは?」
金太「わぁ、敵だらけじゃねえか!」
豹馬「健一、一人で飛び出すなんて水くせえぜ!」
健一「豹馬! するとそれがラウンドナイツか」
ユリカ「機動戦艦ナデシコ、ただいまより援護します!」
鉄也「俺たちも相手になるぞ、ボアザン軍!」
ドモン「相手にとって不足なし!」
ジャンギャル「しゃらくさい。地球人どもがいくら来ようが、返り討ちにしてくれる!」

<ジャンギャル撃破orHP30%以下or4PP・敵増援1出現>
※※ジャンギャル撃破orHP30%以下の場合、セリフ追加※※
ジャンギャル「しまった! エンジンをやられた。パワーが上がらん!」
ハイネル「ジャンギャル。引き上げるぞ。この基地は放棄する!」
ジャンギャル「ハイネル様!」
ハイネル「命令だ。ジャンギャル!」
ジャンギャル「は・・・はい! 撤退だ!」
〔敵ユニット撃破or離脱〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

グルメイ「なんか、俺たち場違いみたいだバリ」
アブゾルート「千鳥列島みたいに、無駄足なのダワ」
ウィッター「なのジャン」
〔第3軍ユニット出現〕
ブルホーン「・・・」
ハイネル「なんだあれは?」
健太郎「あれだ、あれのせいで基地の防衛システムが働かなかったのです!」
アキト「あれって、もしかして」
ルリ「間違いありません。データウェポンのひとつです。名前はブルホーン」
甲児「ちきしょう。何も電童がいないときに出なくったっていいじゃねえか!」
アブゾルート「やったダワ。電童もいないみたいだし、今回はもらったダワ!」
グルメイ「・・アルテア様がバリ」
ウィッター「・・・そうジャン・・・みんなアルテア様が手柄もってっちゃうジャン!」
アブゾルート「あ・・・そうダワ・・・」
※※まだジャンギャル健在の場合、セリフ追加※※
ハイネル「ジャンギャル、あの牛みたいなものはなんだ!?」
ジャンギャル「私も存じません! ・・・おのれ、いつの間に!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔敵ユニット出現〕
ワルキメデス「大丈夫か、ボアザン星人たちよ」
ダンゲル「見たところ、基地が襲われて大変そうだな。どれ、わしらが助けてやろう」
十三「なんや、キャンベルどもまできよったで」
豹馬「ダンゲル!」
※※まだジャンギャル健在の場合、セリフ追加※※
ジャンギャル「ええい、キャンベルどもは手を出すな。ここは我らが戦う!」
ワルキメデス「遠慮はいらぬぞ。仲間の基地が襲われているのだ。助けにはいるのは当然」(ダンゲル、とにかく暴れまくれ)
ダンゲル(もちろんだ兄貴。ボアザンの基地が巻き添えを食らうぐらい派手に暴れてやる)「がはははは!」
ジャンギャル「あ、あ奴らぁぁっ!」

アブゾルート「こうしてても仕方ないダワ。機獣を呼んで、アルテア様より前にブルホーンを捕まえるのダワ」
ウィッター「ああっ、ブルホーンの様子がおかしいジャン!」
〔第3軍ユニット離脱〕
グルメイ「「・・・いっちゃったバリ」
アブゾルート「なんでこうなるのダワ!」

<豹馬vsワルキメデス>
ワルキメデス「フフ、コン・バトラーよ。この島がお前の墓場となるのだ」
豹馬「うるせぇ、てめえの墓にしてやる!」

<豹馬vsダンゲル>
豹馬「てめえダンゲル! ボアザンとつるめば勝てると思ったのか!」
ダンゲル「他のロボットどもと群がる貴様に言われる筋合いはないわ!」

<健一vsジャンギャル>
ジャンギャル「ボルテスV、勝負だ!」
健一「ジャンギャル。これ以上、地球で好き勝手はさせん!」

<ワルキメデス撃破orHP30%以下>
ワルキメデス「うぬ、おのれラウンドナイツ!」
ダンゲル「兄貴、大丈夫か!?」
ワルキメデス「ダンゲル、退くぞ。すでにこの島は基地として使えん。ボアザンへの借りは十分返した」
ダンゲル「わかった、兄貴。ラウンドナイツどもよ、この勝負は預けるぞ!」
〔敵ユニット撃破or離脱〕

<ダンゲル撃破orHP30%以下>
ダンゲル「しまったぁ!」
ワルキメデス「ダンゲル、け。すでにこの島は基地として使えん。我らの目的は果たした」
ダンゲル「わかった、兄貴。ラウンドナイツどもよ、この勝負は預けるぞ!」
〔敵ユニット撃破or離脱〕

<ジャンギャル撃破orHP30%以下>
ジャンギャル「しまった! エンジンをやられた。パワーが上がらん!」
ハイネル「ジャンギャル。引き上げるぞ。この基地は放棄する!」
ジャンギャル「ハイネル様!」
ハイネル「命令だ。ジャンギャル!」
ジャンギャル「は・・・はい! 撤退だ!」
〔敵ユニット撃破or離脱〕

<敵全滅・勝利条件達成>
〔マップ上に爆発〕
〔画面、振動〕

カザリーン「ハイネル様、この島は間もなく爆発します。早く脱出を」
健太郎「ハイネル様、お待ちください。うわぁぁぁっっ!」
ハイネル「ぬぅっ、剛が逃げ遅れたか!」
健太郎「ハイネル様、ハイネル様ぁぁぁっっ!」
カザリーン「ハイネル様、もう持ちませぬ。早く脱出を!」
〔敵ユニット出現〕
〔敵ユニット離脱〕

健一「逃がすかっ! ハイネル!!」
めぐみ「まって健一!」
健太郎「うう・・・」
健一「あれは、父さん!」
〔健一、健太郎のいる地点へ移動〕
ユリカ「早く! この島は爆発します!」
豹馬「健一、早く逃げろ。巻き添えを食うぞ!」
〔健一、元の地点へ移動〕
ウィッター「俺たちも逃げるジャン!」
グルメイ「でも、どこへ逃げるバリ?」
アブゾルート「あそこよ。ナデシコの船体にひっつくのダワ!」
〔マップ上に爆発〕
〔画面、振動〕
〔画面、発光〕

【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ナデシコ ブリッジ
ルリ「カラス島、完全に消滅しました」
メグミ「はぁ、危なかったぁ・・・」
ユリカ「みなさん、無事ですか?」
ルリ「各ロボットは全て収容。パイロットの欠員もありません」
ユリカ「よし、全員無事!」

ナデシコ 医務室
健太郎「う、うう・・・。ここは・・・?」
健一「父さん・・・、気がついた」
日吉「お父さん!」
大次郎「おとっさん!」
健太郎「お前たち・・・うっ!」
健一「無理しちゃ駄目だ。父さんは寝てなきゃ」
ガイ「ほら、俺たちは行くぞ」
甲児「え?」
ちずる「野暮なことはしないってこと」
チボデー「そういうこと。ここは親子だけにしてやろうぜ」

鬼岩城 三面鬼殿
ダンゲル「ぐわっはっはっはっ。ざまあみろボアザンめ」
ジャネラ「もっとも、奴らの基地はカラス島だけではあるまいがな」
ワルキメデス「地球侵略には、奴らの力も利用せねばなりません。完全に力を奪うのは得策ではございません」
ダンゲル「まぁいいさ。俺としては、あのハイネルの面に泥を塗ってやったので満足だ。なにがプリンスだ。ちょいとばかり顔がいいからっていい気になりおって」
ワルキメデス「その辺にしておけダンゲル。ブ男のひがみにとられるぞ」
ダンゲル「何を言う兄貴。男の魅力は力強さだ。荒々しさよ」
ジャネラ「それにしても、剛健太郎のことをかぎつけ、利用したのは見事であったぞワルキメデス。どこでそのような情報を仕入れたのじゃ?」
ワルキメデス「え? あれはジャネラ様がビッグファルコンに流したのでは? 私はカラス島のことしか・・・」
ジャネラ「いや、私ではない」
ダンゲル「じゃあ、誰が?」
ラリアー「・・・僕です。ラリアーといいます」
ジャネラ「何者じゃ? どうやって我らが城に入った!?」
ラリアー「あの・・・僕もみなさんの連合に入るようにと、言われてきました」
ワルキメデス「連合?」
ラリアー「キャンベルとミケーネ、ボアザンと恐竜帝国・・・」
ジャネラ「ならぬと言ったら・・・」
ラリアー「今回の事をボアザンに流すように言われています。そうすれば連合は内部分裂、勝手に仲違いをはじめて自滅するからって」
ワルキメデス「・・・うぬ・・・」
ダンゲル「どこの小僧かしらんが、ここでお前の口を封じれば済むことよ!」
ワルキメデス「待てダンゲル! こやつを始末しても、別の奴が来るだけだ」
ダンゲル「そんなことが、どうしてわかる!?」
ジャネラ「言われてきたとこの者が申したではないか。こやつには主がいるのじゃ」
ラリアー「はい、そうです・・・それで、どうするんですか・・・」
ワルキメデス「・・・う・・・」

ナデシコ ブリッジ
〔モニターの開く音〕
左近寺「馬鹿者! 勝手な真似をしおって。ナデシコが駆けつけてくれなければ、お前たちは全員あの世行きだぞ!」
健一「申し訳ありません」
左近寺「謝ってすむ問題ではない。お前たちはしばらくビッグファルコンに戻ることを禁じる。外で反省しろ!」
一平「博士、そりゃねえぜ。ボルテスの修理とか補給とか、どうするんだ」
左近寺「ノインさん、こんなこまっしゃくれたガキどもだが、しばらく頼みます」
ノイン「わかりました。ボルテスチームと剛博士は、今後ラウンドナイツでお預かりします」
めぐみ「・・・そういうことね」
日吉、ああ、びっくりした」
左近寺「剛博士とは一度じっくり話し合いたいが、今は体を休めることの方が大事だろう」「今、ビッグファルコンにこられては、きっとわしは博士の下に入り浸ってしまうだろうからな」

ナデシコ ブリッジ
ユリカ「というわけで、ボルテスチームのみなさんが、めでたくラウンドナイツに参加することになりました」
健一「剛健一です。よろしくおねがいします」
豹馬「俺に比べて堅物だけど、悪い奴じゃないぜ」
健一「そして、こちらは弟の大次郎に日吉」
大次郎「よろしく頼みますんど」
大作「こっちこそ、頼りにしとるばい」
日吉「剛日吉です。ボルテスVの整備は、僕がやることになりますので」
ボス「しかし、小介といいルリちゃんといい、どうして俺様のまわりには頭のいいガキばかりなんだ」
鉄也「こいつらの頭がいいんじゃない。ボスのおつむが弱すぎるのさ」
ボス「なぁんだ。そうか・・・って、鉄也ぁ、そりゃ、どういう意味だ!」
鉄也「おや、もう理解したのか。ボスも少しは利口になっているんだな」
一平「賑やかなところだな。ラウンドナイツは。俺は峰一平」
めぐみ「岡めぐみです。これでも甲賀流忍法の免許皆伝者よ」
サイ・サイシー「へぇ。めぐみ姉ちゃんって忍者なんだ」
メグミ「同じ名前の人だと、呼びにくいですね。あたしもメグミです」
ボス「自慢じゃねぇが、俺様と同姓同名のやつにはまだお目にかかったことがないわさ」
リョーコ「そりゃあねえだろ」
ルリ「そういえば、ボスさんのフルネームって何ていうんですか?」
ボス「実は俺様も知らないんだわさ」
十三「なんやそりゃ」

ナデシコ デッキ
ラージ「コン・バトラーVにボルテスV、超電磁ロボが二体ですか」
ミズホ「二体の合体システムが似ているのは、やっぱり超電磁をエネルギーにしているからなんですか?」
小介「ええ。残念ながら、超電磁は光子力ほど小型化に成功していません。どうしてもある程度の大きさがいるんです」
ミズホ「それに機動性などを考えたら、同じ結論に達してしまったんですね」
小介「おそらくね」
さやか「マジンガー並に小型化ってのは出来ないの?」
小介「今のところはちょっと・・・」
ラージ「クラウンコイル部分の小型化が課題ですけど、磁粒子の関係上難しいです」
フィオナ「時粒子?」
ラージ「時粒子じゃなくて磁粒子。読みは一緒ですけど、時流エンジンに使う時粒子とは別物です」「超電磁はこの磁粒子をクラウンコイルに流すことによって発生するエネルギーなんですよ」
ジョルジュ「わかりますか?」
リョーコ「・・・わかんねぇ」

ナデシコ 甲板
グルメイ「うう、いつまでナデシコにつかまっていればいいバリ?」
アブゾルート「もっと踏ん張りなさい。いいこと考えたんダワ」
グルメイ「いいことバリか」
アブゾルート「このままナデシコの船体にひっついていけば、こいつらの基地までいけるダワ」
ウィッター「そこには電童がいるジャン!」
アブゾルート「そういうことダワ。もう少しの辛抱ダワ」
〔振動音〕
〔画面、振動〕

アブゾルート「・・・ダワダワダワ~っ!」
グルメイ「おおお、落ちるバリ~っ!」
ウィッター「落ちるジャン~っ!」

ナデシコ ブリッジ
アキト「今、ちょっと揺れたね」
ルリ「乱気流に入ったみたいです。でも、もう大丈夫」

GEAR本部 司令室
渋谷「やぁ、お帰り。ボルテスチームのことは、左近寺博士から聞いている」
ベガ「さっそく、剛博士を治療室に」
健太郎「い、いや。体の方なら大丈夫です。あまり気を回さんでください」
ファ「そうはいきません。ボアザン星人に捕まっていたんですから」
健一「そうだよ。どんなことをされたかわかったもんじゃない」
翔「一度、精密検査を受けた方がいい」
健太郎「いや、結構だ!」
ビューティ「なによあれ、失礼しちゃうわね」
トニヤ「敵に捕まってたんで、神経がピリピリしているんじゃないの?」

GEAR本部 格納庫
ラージ「うーん。どちらにすべきか」
フィオナ「なに迷ってるのよ」
ラージ「いえ、コン・バトラーVとボルテスV。両方超電磁のロボットですよね」
フィオナ「それがどうかしたの? 超電磁のデータなら、四谷博士にもらったものがあるでしょ」
ラージ「そうなんですけど、やはり実物を見ないと」
宇宙太「贅沢な奴だな」
フィオナ「・・・まさか、どちらか分解して調べようなんて考えてない?」
ラージ「ええ、そうですよ。で、どちらを分解しようか迷っているんです」
ウリバタケ「おいおい、本気か!?」
フィオナ「ラージ、悪いこと言わないから、その考えはきっぱりと捨てなさい!」
ラージ「・・・なぜです?」
フィオナ「いいから! 第一、あなたには超電磁よりもやることがあるでしょう」
ラージ「それがうまくいかなくて。別のものから何かヒントでもと思いまして」
フィオナ(・・・そりゃあ、タイムワープのシステムなんてのがすぐに完成するとは思わないけど・・・)
ウリバタケ「ったく、これだからエネルギーおたくはよ。自分の欲求を満たすことしか考えねえ」
ガイ「みんなの力をあわせることこそが大事なんだ」
レイカ「あんたが言わないの・・・」

GEAR本部 司令室
渋谷「なに、データウェポンが?」
ユリカ「はい、ブルホーンっていうのが出たんです。すぐに消えちゃったんですけど」
銀河「ちきしょう。どうして俺たちのいない方に出るんだよ!」
ベガ「それは仕方ないわね。データウェポンが、私達の都合に合わせて出てくるわけじゃないんだから」
メリー「こんなこともあるわ。くよくよせず、ネクストに期待しましょう」
エリス「・・・やっぱり、出てくるのをただ待っているだけじゃ駄目なんだわ」

GEAR本部 一室
ガロード「それでさ、結局、戦ってばかりだったんだけど。海がきれいで・・・。その、ティファにも見せたいな・・・なんて・・・」
ティファ「ガロード」
ガロード「な、なんだい?」
ティファ「今度は、私も連れてって・・・」
ガロード「い、いいけど。大丈夫か。ほら、俺たちと一緒だとさ。どうしても戦いとか、いろいろ」
アムロ「ああ、ティファは人の死に対して敏感だ。あまり戦場に行かない方がいい」
ベガ「戦場に行った方がいい人なんて、いないわ」
隼人「言えてるな」
健太郎「ちょっと失礼」
ジャミル「剛博士、もう歩き回って大丈夫なのですか?」
健太郎「ええ。おかげさまで。で、ちょっと散歩がてらここの中を見て回ろうかと思いまして」
ベガ「それなら、私がご案内します」
健太郎「ありがとう・・・」
ティファ「・・・」
アムロ「・・・」
ガロード「どうしたんだい、二人とも?」
ティファ「あの人・・・」
アムロ「ああ・・・」
ちずる「あの人って、剛博士?」
アムロ「ああ、なんて言うかな」
ティファ「あの人・・・なにも感じられない・・・」
アムロ「ああ・・・あえて感じるというなら、違和感だな」
ジャミル(アムロとティファが感じているとなると、剛博士・・・)
ファ「すみません。こちらに剛博士来ませんでしたか?」
アムロ「さっき来たけど、どうしたんだい?」
ファ「博士、精密検査をどうしても受けたがらないんです。ちょっと血を調べて、身体の内部をX線で調べるだけなのに・・・」
【シナリオエンドデモ終了】


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