TOP PAGEへ

No.16A
私の最高傑作です

【シナリオデモ開始】
フリーデン ブリッジ
勝平「ファ姉ちゃん。カミーユってどんな奴なんだ?」
トニヤ「そりゃあ、ニュータイプのパイロットって言うんだから、アムロやキャプテンみたいに恰好いい人よ」
豹馬「あれ、キャプテンってニュータイプなのか?」
ジャミル「昔の話だ。確かに、かつては私も刻を見た・・・。未来を感じた・・・」「だが、私の見た未来はこんな世界ではなかった・・・」
万丈「夢と現実とは違うものさ」
ジャミル「私の見た未来は、私自身の夢だったのか・・・」「・・・だが、刻を見たのは私だけではないはずだ」
アムロ「僕には、キャプテンの見た刻が、僕とララァが見た刻と同じかどうかわからない」
翔「ましてや、ニュータイプでない我々にわかるはずもない」
ノイン「だが、ニュータイプがその力で優れた戦果をあげたのは事実だ」
隼人「そして、それを求める奴らには、ジャミル達の見た刻なんぞなんだっていいのさ」
ガロード「だから、そんな奴らからニュータイプを保護しようって、ジャミル達は頑張っているんだろう?」
十三「なんぞハラたってきたで。そんなにニュータイプが特別扱いされるんやったら、そうでないわいらの立場がないで」
小介「まぁまぁ、そもそもニュータイプとはなにかってことも、人によって定義が違うぐらいですから」
ロペット「ソウデス。アマリ考エスギルト、ハゲマスヨ」
十三「よけいなお世話や!」
ちずる「それよりも、カミーユって人のことでしょう?」
ファ「カミーユのことですけど・・・ジャミルキャプテンみたいな人を想像していると、ちょっと・・・」
アムロ「心が繊細すぎるんだ。だからこそ、傷つきやすく、傷つけやすい」
ノイン「彼が今までに療養していたのも、戦いの中で哀しい魂に触れすぎたせいと聞く」
ティファ「死んだ人たちの、魂・・・」
※※No1でラー・カイラムルートを選択した場合、セリフ追加※※
ガロード「それって、もしかして俺が初めてサテライトキャノンを使った時の」
ファ「ええ、あのときのティファより、よっぽどひどい状態だったの・・・」
ノイン「ファの看護で、かなり回復し、普通の生活ならできるようになったときに・・ ・」
トニヤ「消えちゃったわけ」


フリーデン デッキ
キッド「おい、まてよガンダム坊や。いや、ガロード!」
ウィッツ「何やってんだ、キッドの奴?」
ミズホ「日本を出てからああなんですよ」
キッド「マジンガーもパワーアップしたしよ」
ガロード「で?」
キッド「エクサランスだってどんどん新しいフレームが追加されているだろ?」
ガロード「関係ないだろ」
キッド「そんなことないって!」
ガロード「へへん。なんだかんだ理屈をつけても、GXをお前はいじくりたいんだろ」
ジャック「カスタマイズしたいんだな」
キッド「そういうこと」
ガロード「必要ないって。GXは今のままで」
キッド「頼むよ。今までキープしてきたすごいパーツがいっぱいあるんだ!」
號「いてっ!なんだこのガラクタの山は!」
キッド「ガラクタじゃない! どれもこれも、装備すりゃ天下無敵ってシロモノばっかりなんだぜ!」
ビューティ「天下無敵ねぇ」
キッド「どうだい? これがGXに装備されるかと思うと、なんかこう、ぞくぞくするだろ」
勝平「風邪でもひいたのか」
キッド「だーっ、おめえらは黙っていろ!」
金太「へぇ、そんなにすげぇパーツなのか」
知恵「お兄ちゃん。だったら、これをケロットにつければ」
金太「そうだな。よし、これでケロットもパワーアップだ」
キッド「やめろ! これは俺が使うんだ!」

フリーデン 甲板
<<ラウル>>
ラウル「お、おい。なんか変なものが降っているぞ?」
レイカ「変なもの?」
號「なんでえ、雪じゃねえか」
ラウル「・・・雪?これが雪か、初めて見た。雪って本当に冷たいんだな」
宇宙太「どうりで寒いと思ったぜ」
ラウル「面白いな。綿が降っているみたいだ」
ちずる「あらあら、浮かれちゃって」
<<フィオナ>>
フィオナ「・・・なにこれ? なんか降ってきたわよ」
メリー「これはスノー、雪です。フィオナは初めてですか?」

ミズホ「月やコロニーじゃ、雪なんて降りませんから」
トニヤ「コロニーって天気を自由に出来るんでしょ。雪は降らせないの?」
ミズホ「弊害の方が大きいからって、やってないんです。・・・あたしも雪は初めてです」
<<ラウル>>
ウィッツ「犬じゃあるまいし、甲板駆け回るんじゃねえよ」
千代錦「ワンワン!」
レイカ「あんたはいいのよ。本物の犬だから」
勝平「ああいうのが、海の水なめてしょっぱいって感動するんだぜ」
ミズホ「・・・あたし、それやりました・・・」
ラウル「ミズホ、雪だるま作ろうぜ!」
十三「雪だるま作って喜ぶ年やないで」
ミズホ「でも、なんか憧れません?雪の中で雪合戦したり、雪だるま作ったり・・・」
ファ「確かに、地球に住んでなければ見ることはほとんどないわね」
アムロ「だが、憧れるというほどでもないかな」
小介「スペースノイドには、むしろ雪よりこの寒さの方がきついんじゃないんですか?」
アムロ「そうだな・・・コロニーとかは、温度管理もされているから。季節感はあまりないな」
ラウル「炭ないか?雪だるまの目鼻にしたいんだけど」
キッド「ねえよ、んなもん」
<<フィオナ>>
フィオナ「いいなぁ、ラージも来れば良かったのに・・・って、無理か」
豹馬「写真とってやろうか?」
フィオナ「あ、撮って撮って。ほら、ミズホもこっち来なよ!」

サラ「ところで、そのフォートセバーンの話に戻るけど、その都市は、ニュータイプを賛美しているんですよね?」
ノイン「ああ、ニュータイプによる平和の実現を掲げている」
ファ「だったら、カミーユ以外にもニュータイプがいるってことですか?」
ノイン「その可能性は高い。というよりも、いると考えるのが自然だな」
サラ「その人はどうするんですか? やはり保護を?」
ジャミル「状況次第だ。保護すべきときは保護する」
トニヤ「そのニュータイプが悪人だったら、洒落になんないわよね」
ファ「悪人って・・・」
万丈「その可能性は否定できないな」
ジャミル「カミーユがフォートセバーンに拉致されたとなれば、当然、拉致した者がいる」
號「おい! フォートセバーンについて何か聞いてないか? ここは一応アメリカだろ」
ジャック「チッチッチッ、アメリカはそんなにスモールじゃないね」
小介「要するに知らないと言うことですね」
ジャック「イェース」
號「知らねえのを自慢げに言うんじゃねえ!」
隼人「まぁ、あいつと合流すれば、少しはその情報も入るだろう」
大作「誰か待っとる人のおるとね?」
ノイン「今回の情報の提供者だ」
トニヤ「あーっ、あの人!」
竜馬「おーい、ここだここだ!」
號「引退ロートル親父!」
竜馬「なんだとこの新米のガキがぁ!」
剴「なんか、また騒がしくなりそうだな・・・」
豹馬「誰だ、あのボロボロの空手着着たおっさんは?」
ノイン「ああ、コン・バトラーチームは初めてだったな」
隼人「流竜馬。ゲッター1の先代パイロットさ」
レイカ「しかし、あの人寒くないのかしら?」

フリーデン ブリッジ
竜馬「フォートセバーンを仕切っているのがこのノモア・ロング市長だ」
メリー「この少年は?」
竜馬「カリス・ノーティラス。フォートセバーンの自衛部隊隊長。守り神ってとこだ」
レイカ「じゃあ、この子も」
ロアビィ「ニュータイプってことか」
竜馬「ああ。それで、最近になってエニル・エルって女が市長に接触しはじめている」
隼人「何者だ。その女は?」
竜馬「そこまではわからねえ。だが、なんでもノモアはエニルって女の親父と知り合いらしい」
ノイン「・・・サリィたちに調べてもらおう。何かわかるかも知れない」
ジャミル「町の方はどうなっている?」
竜馬「見た目は普通の町だ。だが、市長官邸がな・・・」
ファ「カミーユはそこにいるんですね?」
竜馬「間違いない。俺も遠目に何度か見かけた」
號「だったら、その時に助けちまえよ。気の利かねえオッサンだな」
竜馬「逃げる足もないのにか! 向こうはモビルスーツ部隊をもってんだぞ!」
ファ「カミーユは元気なんですね?」
竜馬「ああ、あれならパイロットとしても復帰できるんじゃないか」
ノイン「それを決めるのはカミーユ自身だ」
竜馬「それと、官邸の地下に妙なもんがあった」
ちずる「妙なもの?」
竜馬「ああ・・・ええと、写真が・・・あった。これだ」
ビューティ「なにこれ? 何かのカプセルみたいだけど」
竜馬「俺に聞いても知るか。自慢じゃねえが、俺はこういうのは良く知らねえんだ」
キッド「確かに自慢にゃならねえな」

フリーデン 一室
ティファ「・・・」
ガロード「感じるのか? 竜馬が言ったカリスってニュータイプのこと」
ティファ「ほんの、わずかだけど・・・」
アムロ「この感じは、邪気に捕らわれているな」
ティファ「・・・邪気という感じはよくわからないけど・・・」
アムロ「心を落ち着かせろ。こういうのは、僕よりも君の方が得意なはずなんだ」
ティファ「はい・・・」
ガロード「・・・」

フリーデン 通路
ガロード「・・・はぁ」
ミズホ「どうしたんです? ティファさんは?」
ガロード「アムロと一緒だよ。・・・やっぱり、ニュータイプ同士の方がわかりあえるのかな」
ミズホ「あたしには、ニュータイプがどうのってわかりませんけど」
<<ラウル>>
ラウル「俺だってわからないさ。ま、ニュータイプ同士ってことで気が楽になるのかな」
<<フィオナ>>
フィオナ「趣味や仕事が同じだと話が合うのと、同じようなものじゃないかしら?」

ガロード「違う、そんなんじゃない・・・」
○○○「?」

フォートセバーン 市街
ノモア「フォートセバーン市民の諸君。私は、市長としてこの平和が永遠に続くことを約束したい」「我々には、その約束を実現する大いなる力がある。それは、自衛部隊リーダー。ニュータイプのカリス・ノーティラスその人である」
カリス「かつて、人類が宇宙で暮らすようになった頃・・・ニュータイプと呼ばれる人たちがいました。彼らは人類の変革すべき姿だとされましたが、前の戦争において、その力は戦いに利用されてしまいました。私は彼らと同じ力を持って生まれてきました。しかし、私はこの力を平和のために使います」「それが、あの戦争によって死んでいった同胞達への贖罪であると信じます」
ノモア「諸君、聞いての通りだ。このカリス・ノーティラスのある限り、平和な市民生活は永遠に続くのだ」
カミーユ「・・・」

市長官邸 一室
ノモア「まだ協力する気にはなれないかね? カミーユ・ビダン君」
カミーユ「なれません。あなたたちは平和だの贖罪だの言っているが、地下に隠してあるあれは何なんです」
カリス「あれ?」
カミーユ「あの巨大モビルアーマーのことです!」
ノモア「カミーユ君、人は戦い、傷つけあう。そんな愚かな時代を終わらせるためには、大いなる力が必要だ」
カリス「それがあの、モビルアーマー・パトゥーリアだ」
カミーユ「戦争で戦争を終わらせようと言うんですか?」
カリス「パトゥーリアを起動させることが出来れば、戦後世界の統一も夢ではないのです」
カミーユ「世界はすでに地球圏統一国家によってまとめられている」
ノモア「違うな。奴らは力なしで力を押さえようとする。それでは真の平和は訪れない」

市長官邸 一室
カリス「駄目ですね。彼は完全に僕たちを拒絶しています」
ノモア「だが、パトゥーリアを動かすには、強大なニュータイプ能力が必要だ」
カリス「はい、だから僕は・・・」
ノモア「そうだったな」
カリス「こちらに近づいてくるニュータイプを手に入れましょう」
ノモア「フリーデンのニュータイプたちか」
カリス「場合によっては、武力を必要とするかもしれませんが・・・」
エニル「だったら、あたしもつき合うわ」
ノモア「エニル、君まで行くことはない」
エニル「たまにはあたしも働かないと。ここへ来てからずっとお客様扱いでしたから」
ノモア「気にすることはない。大戦中、君のお父さんにはずいぶん世話になった」
エニル「いえ、それに噂のラウンドナイツをこの目で見ておきたいのです」
カリス「それでは行くとしましょう」(・・・僕の力で、この愚かな時代を終わらせることが出来るんだ。僕の力で・・・)

フリーデン ブリッジ
〔警報〕
サラ「敵機影確認!」
アムロ「・・・この感じは・・・ニュータイプか!?」
ジャミル「こちらの情報も漏れていたようだな」
勝平「おじさんが派手に動きすぎたんじゃねえの?」
竜馬「そんなドジ、踏むかよ!」
〔モニターの開く音〕
トニヤ「敵機から通信です」
カリス「フリーデンに告げる。我々はフォートセバーン自衛部隊」
万丈「彼がカリスか」
カリス「投降し、そちらの連れているニュータイプを渡してもらおう」
隼人「奴らの狙いはニュータイプか!」

フリーデン デッキ
ガロード「くっ! ・・・負けるもんか!」
ティファ「ガロード・・・」
ちずる「あれ、ティファじゃない?」
レイカ「本当、あの子が走るとこ、初めて見たわ」
ガロード「GX出るぞ!」
ティファ「まって、ガロード・・・出てはだめ、出たらあなたは・・・」
ガロード「もしも出撃したら、俺はどうなるんだ?」
ティファ「あなたは・・・負ける・・・」
ガロード「ティファ・・・ごめん、俺、信じてるけど、越えてみたいんだ」「GX、出るぜ!」

フリーデン ブリッジ
サラ「ガロードがGXで出ました!」
ウィッツ「あのガキ、先走りやがって!」
ジャミル「ガロードは、敵と戦っているのではない・・・ニュータイプという言葉と戦っているんだ」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「私の最高傑作です」


【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕
〔敵ユニット出現〕

ガロード「負けられない。ここで負けたら、またティファが遠くなる。負けられない!」
カリス「仲間を求めています。邪魔しないでいただきたい」
ガロード「仲間・・・だと、まさか、まさかお前が」
カリス「そう、僕がニュータイプだっ!」
アムロ「下がれガロード、無茶だ!」
ティファ「ガロード!」
カリス「君たちですね・・・ティファ・アディールに、アムロ・レイ・・・ですね」
ガロード「ティファは渡さない!」
カリス「無理ですよ。例えガンダムでも、僕には勝てません」
ガロード「黙れ! お前がニュータイプなら、なおさら負けられないんだ!」
カリス「そうですか、では君を使わせてもらいましょう。ティファを手に入れるために」
ティファ「逃げてガロード! 今のあなたでは、その人には勝てない」
エニル「いくよ坊や!」
カリス「いえ、僕一人で結構です」
〔カリス、ガロードへ隣接〕
[イベント戦闘「ガロードvsカリス」]
ガロード「うわぁぁぁぁっっっっ!」
アムロ「駄目だ・・・ガロードは勝てない・・・」
豹馬「くそぉ、俺たちも出撃するぜ!」
エニル「おっと、あんたらはヘタに動かない方がいいよ」
勝平「ちきしょう!」
カリス「どうですティファ、未来が見えるでしょう」
ティファ「やめて!」
[イベント戦闘「ガロードvsカリス」]
ガロード「これが・・・ニュータイプの・・・力・・・」
カリス「特別な力を持たない人間が、この僕に勝てるはずがないんです」
勝平「なんだと、偉そうに言いやがって!」
ガロード「うう、まだ・・・まだ負けてねえ!」
カリス「君は先ほど興味深いことを言いましたね。僕がニュータイプなら負けられないとね」「残念ですが現実は残酷です。古き人類では僕には勝てません」
ジャミル「ガロード、立て!」
カリス「さて、彼を助けるにも、君自身のためにも、ここは正しい選択をすべきです」
アムロ「・・・仕方ないな」
ティファ「はい・・・」「ガロードに伝えてください、さよなら・・・と」
万丈「それを言うのは早すぎると思うよ」
アムロ「それじゃキャプテン、行ってくる」
カリス「正しい選択です。それでは、お二人は我々で保護します」
〔カリス、ジャミルへ隣接〕
〔カリス、後退〕
〔敵ユニット離脱〕

ジャミル「保護します・・・か」
ガロード「待て! ティファ!」
エニル「おっと、残ったあんたらは、あたしが相手をするよ」
號「そうはさせるかってんだ!」
キッド「GXを回収するんだ。あんなところに流れ弾でも当たったら!」
万丈「わかった」
十三「ったく、世話の焼けるガキやで」
〔味方ユニット離脱〕
〈出撃ユニット選択〉
<戦闘開始>

<エニル撃破orHP30%以下>

エニル「ちっ、あと少しでこいつらの最期が見られたのに」
〔味方ユニット撃破or離脱〕

<敵全滅・第3軍増援1出現>
〔第3軍ユニット出現〕
ブッチャー「ほーっほっほっほっ」
剴「あ、あいつらは」
勝平「ガイゾック!」
ブッチャー「この間はえらく世話になったのぉ。お礼に来てやったぞ」
勝平「ああ、そりゃどうも・・・なんて言うかこの!」
万丈「どくんだ、僕たちはすぐに行かなければならないところがある」
ファ「そうよ、早くみんなを助けに行かないと」
ブッチャー「そんなこと、わしはしらん」
豹馬「要は、蹴散らすしかねえってこった」
勝平「いくぞぉっ!」
ブッチャー「望むところよ!」

<勝平vsブッチャー>
勝平「今日こそは逃がさねえぞ!」
ブッチャー「この前のようには行かんぞ、小僧!」

<ブッチャー撃破orHP30%以下>
ブッチャー「ちっ、やむをえん。引き上げるぞ。楽しみはまた今度じゃ」
勝平「逃げるな。卑怯者!」
〔第3軍ユニット撃破or離脱〕

<第3軍全滅・勝利条件達成>
サラ「ガイゾック、逃亡しました」
ジャミル「よし、我々はフォートセバーンに向かう!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

フリーデン 医務室
<<ラウル>>
ラウル「どうだ、ガロードの具合は?」
<<フィオナ>>
フィオナ「ガロードは大丈夫なの?」

ファ「傷の方は心配ないわ。けど、精神的にはかなり・・・」
ギャリソン「カリスという方に敗れたのが、よほど精神的にキツかったのでしょう」

市長官邸 一室
ノモア「ようこそ、アムロ・レイ君、ティファ・アディール君。歓迎するよ」
ティファ「私たちを、どうするつもりです」
カリス「僕と一緒に救世主になってもらいます」

フリーデン デッキ
キッド「どひゃあ、こりゃまたえらくやられたなぁ」
剴「サテライトキャノンなんか、ボロボロだぜ」
豹馬「直せるのかよ。このGX?」
キッド「このキッド様に直せねえものはないの・・・けど、ただ直すってのもなぁ」

フリーデン ブリッジ
ジャミル「GXの新装備だと?」
キッド「うん、前から考えてはいたんだけど、今やるしかないと思って」
隼人「具体的にはどうするんだ?」
キッド「もっと状況に応じて使い勝手のいい武器を追加しようと思うんだ」
ジャミル「・・・よし。許可しよう」
キッド「やったぁ! なら、今すぐ始めるぜ!」

フリーデン 医務室
竜馬「情けねえな。女一人取られたぐらいでなんてザマだ」
ガロード「違うんだよ! ・・・俺、ニュータイプがあんなに強いとは思ってなかった」
竜馬「ニュータイプねぇ・・・俺にはよくわからんな」
ガロード「・・・それに、俺は特別な力なんてない・・・」
ジャミル「特別な力か・・・」
竜馬「よう、どうだ、GXの改造は」
万丈「まだだ。だが、小介やミズホの手も借りているからな」
恵子「そんなに時間はかからないはずよ」
竜馬「あとはガロードか・・・」
ウィッツ「ったく、だらしねぇ。一度、負けたぐらいでよ!」
竜馬「こいつ、体の方はもういいんだろう?」
ファ「ええ、でも、精神的に・・・」
竜馬「体が動けりゃいいんだ。ちょいとこいつ借りるぜ」
ガロード「うわっ、何すんだよ!」
竜馬「偵察がてらフォートセバーンまで行ってくらぁ。帰るまでにGX、直しといてくれ」
ジャミル「・・・わかった、まかせる。だが、死なすなよ」
竜馬「まかせとけって」
ガロード「はなせよ、このクソ中年!」
竜馬「誰がクソ中年だ。せめてクソ青年と言いやがれ!」

市長官邸 一室
カミーユ「アムロさん!」
アムロ「カミーユ、こんな形で再会することになるとはね」
カミーユ「あなたも、捕まったんですか」
アムロ「ああ。もう一人、ティファという少女も一緒だ」
カミーユ「彼女も、ニュータイプなんですか?」
アムロ「そうだ、パイロットではないがな・・・」
ノモア「やぁ、ニュータイプ同士の再会ですかな」
アムロ「あなたは、僕たちに何をさせようとしているんだ?」
ノモア「この地下にあるモビルアーマー・パトゥーリア」「そのパイロットとして、我々のために戦ってもらいたい」
アムロ「断る」
ノモア「言葉を変えよう。我々スペースノイドのために戦ってもらいたい」「地球圏統一国家などという、古き世代にニュータイプが支配されてはならない」

アクシズ 一室
ザイデル「ザビ家が定義したニュータイプは、宇宙が人間を変革させて生まれる。高度な認識力も洞察力も、宇宙で生きることによって、初めて露呈される人の本質です」
デキム「すなわち、スペースノイドこそニュータイプであるといえよう」
ザイデル「その通り。人類はニュータイプによって導かれるべき。それは、スペースノイドによって導かれるべきなのだ!」
リリーナ「地球に住むものも、宇宙に住むものも同じ人間ではありませんか」
ザイデル「地球に住むものも人間であろう。だがニュータイプではない。そのニュータイプとオールドタイプを、同列に扱う地球圏統一国家にこそ問題があるのだ!」
ハマーン「・・・少し休息を入れよう。ザイデルは少々興奮しすぎている」
リリーナ「わかりました」

アクシズ 一室
デキム「ザイデルはニュータイプに固執しすぎますな」
ハマーン「うむ・・・あれではいらぬ摩擦を生みかねない」「デキム、例の準備は?」
デキム「もうしばらく時間をいただきたい。なにしろ、最近になって木連どもの攻撃が多くなってきまして」
ハマーン「木連か・・・そのうち、奴らも何とかせねばな・・・」

市長官邸 一室
アムロ「ひとつ聞いていいか」
ノモア「何かね?」
アムロ「なぜ、あのカリスという少年をパイロットにしない?」
ノモア「もちろん、カリスでもパイロットはつとまる。だが、その場合、問題があってね」
アムロ「彼が人工的に作られたニュータイプだからか」
カミーユ「・・・強化人間・・・ですね」
ノモア「そうです。私の最高傑作です」「人工ニュータイプとしては、ほぼ完成体と言って良いでしょう」
カミーユ「やっぱり・・・怖くて確認できませんでしたけどね」
ノモア「やはり、真のニュータイプの目はごまかせませんか」
カミーユ「貴様、人を実験動物か何かのように!」
カリス「人聞きの悪いことを、僕は望んでこうなったんです」
アムロ「カリス!?」
カミーユ「それがどういうことかわかっているのか!」
カリス「昔の僕は平凡でつまらない人間でした」「でも、僕はこの世界の変革を願ってやまなかった。そのためには力が必要だったのです」
アムロ「だから、人工ニュータイプになったのか」
カリス「そうです。それのどこが悪いんですか? 君だって生きるためには戦うでしょう」「誰にだって、絶対的な力を手にしたいって思ったことがあるでしょう。僕はそれを実践したまでです」

フォートセバーン 市街
竜馬「さてと、市長官邸はこっちだ・・・なんだ?」
ガロード「できるのかよ。俺たちでティファやアムロさんたちを助けるなんて」
竜馬「さぁな。だけどよ、それに必要な力はニュータイプの力じゃないぜ」
ガロード「・・・」
竜馬「それとも、ニュータイプでなけりゃ、惚れた女は救えないとでもいうのか?」
ガロード「そ、そんなことない!」
竜馬「だったら決まりだ。助けに行くぞ!」
【シナリオエンドデモ終了】


● No15「必殺!超高速グレートブースター!!」 へ戻る

● No17A「俺の声が聞こえるか!」 へ進む


◆ 「スーパーロボット大戦R」 へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。