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No.16B
対決!電童vs凰牙

【シナリオデモ開始】
GEAR本部 研究室
渋谷「フリーデンを敵が発見した形跡は?」
愛子「今のところありません」
プロスペクター「敵がフリーデンを見つけて、追ってくれればこちらは楽なのですが」
ユリカ「何てこというんですか!」
アルゴ「いや、連中には悪いが俺もそう思った・・・」
ベガ「敵がフリーデンに集中すれば、その間にこちらは作戦を実行できますからね」
甲児「おいおい、そりゃあんまりじゃねえか?」
チボデー「連中が弱けりゃな」
鉄也「あの連中なら、ちょっとやそっとの敵は返り討ちにできる。そう思うから言えるんだ」
ドモン「確かにな」

GEAR本部 研究室
エリス「いい? もう一度言うわよ」
銀河「またかよ。いいかげんにしろよな」
井上「そう言わないでくださいよ。これは、一度しかできないことなんですから」
日吉「失敗したら、やり直しはできないの?」
ラージ「メテオキューブは二つしか残っていないそうです」
井上「ええ。今回使うのは、メテオの動力に使っているものの予備としてとっておいたものなんです」
一平「正に一発勝負ってわけか」
エリス「で、話を戻すけど・・・」
銀河「合図と同時に、メテオキューブの入ったカプセルを投げればいいんだろ」
エリス「そうよ。それと同時に、カプセル内のキューブが暴走するわ」
大次郎「暴走って、まさか爆発するんじゃなかやろね」
エリス「爆発はしないけど、かなり強い光が出るはずよ」
アレンビー「その光のもとになっているエネルギーがエサってこと?」
エリス「そう。それにかれて、データウェポンが出てくるから」
北斗「わかった」
ジョルジュ「あとは、その時に邪魔者が現れないのを祈るだけですね」

木連戦艦かぐらづき 一室
元一朗「九十九、一体どうしたのだ! 最近のお前はおかしいぞ」
九十九「な、なにがだ?」
元一朗「最近のお前には熱い思いが感じられない・・・熱血がないのだ!」
九十九「そんなことはない!」
元一朗「いや。この前、ネオ・ジオンのコロニーを攻撃したときもそうだ。気迫が感じられない」「月で敵戦艦から奇跡の生還を果たしてからだ。一体ナデシコの中で何があった!?」
九十九「そ、それは・・・あっ!」
元一朗「何だこれは・・・?」「・・・これは! 地球の女の写真ではないか!」
九十九「ミ、ミナトさんは関係ない!」
元一朗「貴様・・・まさか地球の女に心を奪われたのではあるまいな!?」
九十九「そんなことはない!」「・・・ような気がすると思わないでもないけど・・・ひょっとしたらそうかも、いや・・・」
元一朗「どっちだ!」
九十九「そんなことはない!」
元一朗「・・・よし、それを確かめてやる」
九十九「な、何をする気だ!?」
元一朗「俺たちでナデシコを攻撃し、撃墜するのだ!」
九十九「な!」
元一朗「何を驚く? 悪の地球人を倒すためだぞ。ためらうことはなにもない!」
九十九「そ、それはそうだが・・・」

GEAR本部 一室
ミナト「はぁ・・・白鳥さん、どうしているかしら・・・」

GEAR本部 司令室
ベガ「実験開始のための根回しは終わったわ。あとは実行するのみ!」
ルリ「データウェポンを呼び出す場所は、星見町南300キロの地点にある三日月島です」
ユリカ「無人島だから余計な心配はありません」
一平「カラス島みたいに、敵の基地があったなんてオチはなしだ」
吉良国「大丈夫です。十分調査しましたから」
ユリカ「機動戦艦ナデシコ、データウェポン捕獲作戦実行のため、発進します!」

GEAR本部 格納庫
ラージ「二人とも、見てないで手伝ってくださいよ」
フィオナ「記録ならナデシコがちゃんととるんだから、エクサランスに各種カメラを取り付けなくてもいいじゃない」
ラージ「記録が多いにこしたことはありません。それに、自分用の資料が欲しいですしね」
ミズホ「記録も分析も、オモイカネに任せた方が確実だと思うんですけど」
フィオナ「私もそう思う。・・・仕方ないわね」「ラージ! 初めてのエネルギーで浮かれるのもわかるけど、いまの私達はね」
ラージ「わかってますよ。研究は続けています。けど僕としては、こんなチャンスを逃したくはないんです」
フィオナ「私も以前は研究者だったから、その知的探求心はわからなくもないんだけど・・・」
ラージ「映像をはじめとする各種記録を残したいだけです。超電磁のときみたいに無茶な要求はしませんよ」
フィオナ「駄目だわ、こりゃ」

星見町 市街
アブゾルート「見つからないダワ、データウェポン・・・」
グルメイ「どこ行ったバリ」
ウィッター「どこ行ったジャン!」
グルメイ「腹も減ったし、一休みしたいバリ」
アブゾルート「そうダワ、少し休むダワ」
グルメイ「・・・ん、あれは何だバリ!?」
アブゾルート「ナデシコダワ!」
グルメイ「もしかして、あいつらデータウェポンの居場所を突きとめたんじゃいバリ?」
アブゾルート「そういえば、ブルホーンが出たのは、あいつらが戦っていた場所ダワ」
ウィッター「きっとそうジャン!」
アブゾルート「追いかけるダワ!」

螺旋城 司令室
螺旋城「ラウンドナイツが動き出したというのか?」
ギガアブゾルート「はい、お館様」
ギガグルメイ「ブルホーンの時は、我らの情報を怪しみ、アルテア殿が出撃されませんでしたが」
ギガウィッター「結果はご承知の通り。ブルホーンが現れたものの、みすみす取り逃がす結果に」
アルテア「わかった。確かにその時は私が軽率だったようだ。今回はその情報を信じるとしよう」
螺旋城「ラゴウの様子は?」
ギガアブゾルート「はっ、素体400体をたいらげ、満腹になって眠っております」
アルテア「ちょうどいい。今回は電童とデータウェポンに専念できそうだ」

ナデシコ ブリッジ
ユリカ「まわりに敵は?」
ルリ「いません」
ミナト「現在の時刻、午前11時30分」
ユリカ「本日午後0時15分を、作戦開始時刻とします!」
エリス「追跡プログラムを起動させます!」
ルリ「サポートします」
ミナト「電童、発進準備」
ユリカ「電童以外の機体は、敵が現れたときのために待機していてください」
甲児「わかってるって」
健一「万が一、敵が現れても、電童とデータウェポンには近づけさせません」
ジョルジュ「出ないのが一番いいんですけどね」
ガイ「いや、敵はきっと現れる。その方が展開として燃える!」
リョーコ「馬鹿野郎! 盛り上がりだけで敵に来られてたまるか!!」
銀河「ええと、残っているデータウェポンは、ドラゴンフレアにガトリングボアにブルホーンか」
北斗「なに数えてるのさ」
銀河「いや、俺様のデータウェポンがこれで4体になるなぁって」
チボデー「図々しい奴だ。全部、自分がセーブする気でいやがる」
北斗「案外、僕が3体ともセーブしてたりしてね」
銀河「なんだとぉ! 俺の方が先にもらうからな!!」
ドモン「喧嘩している場合か。最悪、凰牙が出てきてみんなかっさらってくってのもあるんだぜ」
ジュン「そうならないために、あたしたちがいるんじゃない」
サイ・サイシー「そうそう」
エリス「それから言い忘れたけど、データウェポンが出るときは二人のギアコマンダーも例外じゃないわ」
北斗「それって、ユニコーンドリルとレオサークルもいったん飛び出すってこと?」
エリス「そうよ。だから改めてセーブし直して。一度、契約しているから難しいことじゃないわ」
銀河「マジかよ。レオ、頼むから出るときはそばに出てくれよ」
レオサークル「・・・」
北斗「ユニコーンもね」
ユニコーンドリル「・・・」

ナデシコ ブリッジ
ユリカ「追跡プログラムの具合は?」
ルリ「順調です。いまのデータウェポン達は、追跡プログラムに追い立てられているはずです」
エリス「ここでデータウェポンの好きなメテオキューブを使えば、ここに集まってくる」
メグミ「発動まで、あと7分」
エリス「ここで逃したら、データウェポンに追跡プログラムに対する耐性ができる」
メグミ「絶対に成功させなくっちゃならないのね」
ミナト「・・・な、なにこれ?」

ナデシコ デッキ
ラージ「ん・・・いま、時粒子が乱れたような・・・」
〔警報〕
健一「敵か!?」
ボス「きやがったな!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「対決!電童vs凰牙」


【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現〕
〔敵ユニット出現〕

甲児「なんだ? ガルファじゃねえぞ!」
ユリカ「あれは、木連の人たち!」
ミナト(まさか、白鳥さん!?)
元一朗「見つけたぞ、ナデシコだ。九十九、いまこそにっくき地球人を倒すときだ!」
九十九「・・・わ、わかっている」(ミナトさん・・・)
ルリ「発動まで、あと5分」
ユリカ「いまさら作戦中止は出来ません。各機発進! なんとか5分持ちこたえてください!」
銀河「北斗、俺たちも出撃だ!」
ベガ「それは駄目よ。あな達は、発動まで待機!」
北斗「そんなぁ」
チボデー「大丈夫だって。あの程度なら俺たちだけで十分さ。なぁ?」
健一「ああ。君たちは作戦開始を待つんだ」
〈出撃ユニット選択〉
<戦闘開始>

<2PP>

ルリ「発動まで、あと3分・・・」

<3PP>
ラージ「発動まで、あと2分・・・」

<4PP>
エリス「発動まで、あと1分・・・」

<敵全滅or5PP・味方援軍1&敵増援1出現>
※※敵全滅の場合、セリフ追加※※
ルリ「木連軍全滅」
ベガ「よかった。なんとかなったわね」
ミナト「白鳥さん・・・」
ラージ「あとは発動までの時間を待つだけですね」

エリス「発動まであと30秒。電童発進!」
〔味方ユニット出現〕
ミナト「・・・! 敵、急速降下中!!」
エリカ「ええーっ!」
〔敵ユニット出現〕
アルテア「見つけたぞ電童。いったい何を企んでいる?」
ベガ「お、凰牙!」
吉良国「最悪のタイミングだ・・・」
ラージ「フィオナ、カメラをしっかり頼みます!」
フィオナ「はいはい、わかってます。んもう!」
ルリ「発動まで10、9、8・・・」
北斗「ど、どうすんのさ」
銀河「やるっきゃねえだろ!」
ルリ「3、2、1・・・」
エリス「発動!」
銀河「いっけぇぇぇぇぇっっっっっ!」
〔画面、発光〕
〔第3軍ユニット出現〕

エリス「やった! 成功だわ!!」
健一「データウェポンが」
アレンビー「みんな集まった!」
ユニコーンドリル「・・・」
レオサークル「・・・」
バイパーウィップ「・・・」
ガトリングボア「・・・」
ドラゴンフレア「・・・」
ブルホーン「・・・」
銀河「すっげぇ・・・」
北斗「壮観ってやつなのかな・・・」
エリス「二人とも、なにしてるの。早くセーブして!」
鉄也「見とれてる場合じゃないぞ!」
北斗「はい! ファイルセーブ、ユニコーンドリル!」
〔第3軍ユニット離脱〕
北斗「取り戻したぞ」
銀河「いくぞ、ファイルセーブ、レオサークル!」
〔第3軍ユニット離脱〕
銀河「レオ、お帰り」
アルテア「どういうことなのだ? ファイルセーブ、バイパーウィップ!」
〔第3軍ユニット離脱〕
アルテア「データウェポンを全て出現させるとは・・・やつらめ、どんな手を使ったのだ?」「だが、この好機、利用させてもらうぞ!」
リョーコ「そうはさせっかよ!」
エリス「早く、他のデータウェポンもセーブして!」
ドラゴンフレア「・・・」
北斗「ギアコマンダーが!?」
銀河「ええっ!? ドラゴン、お前を選んだの?」
北斗「ファイルセーブ、ドラゴンフレア!」
〔第3軍ユニット離脱〕
ガトリングボア「・・・」
銀河「ボア! 俺んとこへ来るのか!」「ファイルセーブ、ガトリングボア!」
〔第3軍ユニット離脱〕
アルテア「うぬ、やるな電童のパイロット。だが!」
北斗「銀河、ブルホーンが!」
銀河「させるか! ファイルセーブ、ブルホーン!」
アルテア「ファイルセーブ、ブルホーン!」
北斗「ファイルセーブ、ブルホーン!」
ブルホーン「・・・」
さやか「三人の取り合い!?」
エリス「ブルホーンが選ぶのは・・・」
〔第3軍ユニット離脱〕
北斗「ああっ!」
銀河「ブルホーンが!」
アルテア「ふははははは。楽しいゲームだったが、ブルホーンは私を選んだようだな!」
エリス「そんな・・・」
アルテア「行くぞ電童! お前を倒し、残る4体のデータウェポンも私がいただく!」
ドモン「そうはさせんぞ!」
銀河「そうだ、データウェポンの数ならこっちが上なんだからな!」
アルテア「ブルドライブ、インストール!」
〔アルテア、変形〕
アルテア「電童、勝負だ!」

<銀河or北斗vsアルテア>
アルテア「電童よ。短い間だったが、なかなか楽しい戦いだったぞ。だが、それも今日で終わりだ!」
銀河「勝手なことをいうな!」
北斗「勝手にやってきて、いきなりよその星攻撃して、もう絶対に許せない!」

<ベガvsアルテア>
ベガ「アルテア!」
アルテア「お前は、なぜ私の名を?」
ベガ「私の名はベガ・・・でも、今となっては無意味な名前だわ。」あなたの名がアルテアであるのと同じにね」
アルテア「ベガ・・・ベガ・・・なぜだ? この名には覚えがある・・・」
ベガ「せめてもの償いよ。あなたは私が、倒す!」
アルテア「お前は、お前は一体誰だ!?」

<九十九撃破>
九十九「やられた! ・・・しかし、よかった。ミナトさんの船が無事で・・・」
〔敵ユニット撃破〕
※※まだ元一朗健在の場合、セリフ追加※※
元一朗「九十九! ・・・うう、なんてことだ! あいつはやはり、地球の女に!」


<元一朗撃破>
元一朗「おのれ、悪の地球人め。だが、正義は必ず勝つ! それを忘れるな!」

<アルテア撃破>
アルテア「や、やってくれたな。ラウンドナイツ・・・」
〔敵ユニット出現〕
ティス「おっと、あんたを死なすわけには行かないわよ。ガルファ皇帝から言われているんだからね」
アルテア「皇帝陛下から・・・」
〔敵ユニット撃破〕
ドモン「やつはこの前の!」
ティス「一応、自己紹介しておくわね。あたいの名前は『ティス』」
メグミ「ティス?」
吉良国「ガルファの一味か?」
ティス「ガルファじゃないんだけどね。ま、一応、ガルファの仲間と思っていいわよ」
ガイ「君はどうしてガルファなんかに」
ティス「おっと、あたいはあんたたちとお話に来たんじゃないんだ。それじゃ!」
〔敵ユニット離脱〕

<敵全滅・勝利条件達成>
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始

ガルファ本星
アルテア「うう・・・」
ガルファ皇帝「閉ざされし記憶戻りし時は、お前の死ぬとき・・・」「アルテア・・・まだお前を死なすわけにはいかん」「忘れろ、忘れるのだアルテア。お前はガルファ皇帝親衛隊長アルテア」「そして・・・」

螺旋城 司令室
螺旋城「そうか、アルテア殿は本星に戻られたのか」
ティス「うん、かなりの重傷だったから、復帰にはしばらくかかると思うよ」
ギガアブゾルート「お館様。これはチャンスでございます」
ギガグルメイ「いまこそ我らの手で電童を」
螺旋城「しかし、今の電童は4体のデータウェポンを身につけている」
ギガウィッター「全てではございませぬ」
ティス「そうだよ。戦う前に諦めちゃったら、勝てるものも勝てないわよ」

ナデシコ ブリッジ
ベガ「みんな、よくやってくれたわ」
吉良国「データウェポンを全部そろえられなかったのは残念だけど」
銀河「だよな。ちくしょう、ブルホーンのやつ、どうしてアルテアなんかに」
ジョルジュ「そういえば、データウェポンの契約には条件があると、以前言いましたね」
エリス「そうよ。データウェポンが求める心を持つものと、契約は成されるの」
甲児「確か、バイパーウィップが自信で、レオサークルが有機だったんだよな」
ベガ「そう。それぞれを、アルテアと銀河君が持っていたから、彼らはそれぞれ契約したのよ」
日吉「へぇ、他のデータウェポンの契約条件って?」
エリス「ユニコーンドリルが信頼」
銀河「ええっ、確かユニコーンドリルは、俺と北斗で取り合ったんだよな。てことは」
めぐみ「信頼の心は、銀河君よりも北斗君の方が強かったわけね」
銀河「なんだよ、それじゃ、俺が北斗ほど他人を信じてないみたいじゃねえか」
ベガ「ガトリングボアは創造。何かを生み出す力は、銀河君が一番強かったわけね」
銀河「ま、それほどでも」
ジュン「それじゃ、北斗君を選んだドラゴンフレアの契約条件は?」
ベガ「愛よ」
銀河「愛? ・・・愛だって、愛。こっぱずかしいな、北斗」
北斗「う・・・」
エリス「いいじゃないのよ。愛、何がそんなにおかしいの?」
さやか「そうよ、すてきじゃない」
アレンビー「すると、アルテアを選んだブルホーンは?」
ベガ「ブルホーンが求めるものは知恵」
エリス「つまり、知恵と自信はアルテアに負けたってこと」
銀河「くそぉ、なんかくやしいぞ。捕獲作戦を考え出したのは俺達なのによ」
エリス「集める方法を見つけだしたのはあたしよ。銀河は大したことしてないじゃない」
銀河「だったら、連帯責任とかで、俺たちに来てもいいじゃねえか!」
一平「無茶を言いやがる」

ナデシコ デッキ
ラージ「ああーっ!」
ミズホ「どうしたんですか?」
ラージ「記録が、ほとんど取れていない!」
フィオナ「仕方ないでしょ、あの戦いの中、のんびり記録を取れるはずないでしょ」
ラージ「そうじゃありません。記録装置自体が・・・」
ミズホ「・・・敵の破片がぶつかったんですね、これは」
ラージ「そ、そんな・・・」
フィオナ「あきらめなさい。人間、あきらめが肝心よ」

木連戦艦かぐらづき 一室
元一朗「九十九、お前を見損なったぞ! 地球の女に目がくらむとは!」
九十九「元一朗・・・」
元一朗「俺たちが障害愛する女性はただ一人、ゲキ・ガンガー3のヒロインであるナナコさんだけではなかったのか!」「思い出せ! 彼女の笑顔に、励ましに、俺たちはどんなに救われたことか!」
九十九「元一朗、お前もわかっているはずだ。確かに彼女は素晴らしい女性だ。だが・・・」
元一朗「「だが?」
九十九「彼女の笑顔も、励ましの言葉も、手料理も、俺たちに向けられたものではない!」
元一朗「!」
九十九「それらはすべて、ゲキ・ガンガー3のパイロット達に向けられたものだ」「彼女の瞳に、俺たちは映っていない」
元一朗「馬鹿野郎!」
〔殴打音〕
九十九「ぐぅっ!」
元一朗「九十九、お前の愛はそんなものだったのか!」「彼女が自分を見ていないからといって、安易に他の女に乗り換えるような、そんな打算的なものだったのか!」
九十九「打算・・・私がミナトさんに惹かれたのは、打算だというのか・・・」
元一朗「九十九、かかってこい!」「夕陽をバックに殴り合いをすることで、お前の真の熱血を教えてやる!」
九十九「うぉぉぉっっっ!」
〔殴打音〕
元一朗「だぁぁぁぁっっ!」
〔殴打音〕
草壁「あいつらは、いったい何をしているのだ?」
源八郎「草壁中将。あの二人は、いま青春をぶつけあっているのです!」

ナデシコ ブリッジ
ユリカ「ボルテスVの調子がおかしいんですか?」
ウリバタケ「ああ、剛博士の話だと、クラウンコイルまわりの部品が劣化しているらしい」
甲児「代わりの部品はねえのか?」
日吉「あったら、とっくに交換しているよ」
チボデー「そりゃそうだ」
ミナト「地理的に、近いのはビッグファルコンの方ね」
ユリカ「だったらちょうどいいです。GEAR本部に帰る前に、ちょっと寄っていきましょう」
アレンビー「やった。ビッグファルコンって、目の前が海なんだよね」
一平「遊びに帰るんじゃねえんだぜ」
アレンビー「いいじゃん。ドモンだって、あたしの水着姿、みたいでしょ?」
ドモン「別に・・・」
アレンビー「なによ、その気のない返事は!」
ボス「俺様は楽しみだわよ。女性陣の水着姿がみられるなんて」
アレンビー「あんたはお呼びじゃないの!」
健太郎(ビッグファルコン・・・)

木連戦艦かぐらづき 一室
元一朗「ぜぇっ、ぜぇっ」
九十九「ぜぇっ、ぜぇっ・・・」
源八郎「すばらしい。これが青春であり、熱血なのだ・・・二人の間には今、新たな絆が生まれたのだ」
元一朗「・・・どうだ、九十九・・・」
九十九「元一朗・・・私は、もう一度ゲキ・ガンガー3を見る。全話見直し、ナナコさんの素晴らしさを再確認してみる・・・」
元一朗「わかってくれたか、九十九。彼女より素晴らしい女性など、この世に存在しない」
九十九(・・・だが・・・全話見直しても、ミナトさんの思いが強いときは・・・私は・・・)
【シナリオエンドデモ終了】


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