TOP PAGEへ

No.25
東方不敗は二度死ぬ

【シナリオデモ開始】
??? ???
ティス「出来た出来た。あたいたちの新しい手駒」
ラリアー「量産型グレートマジンガーと偽コン・バトラーV・・・」
ティス「ま、わざわざ量産型だの偽だのつけることはないとは思うけど、ここは本物に敬意をしめすということで」
デスピニス「・・・」
ラリアー「・・・どうしたの? ハマーンのところへ行く予定だったんじゃ?」
デスピニス「どうしよう・・・」
ラリアー「何かあったの?」
デスピニス「うん・・・東方不敗がいないの」
ティス「東方不敗って、あのおじさん?」
デスピニス「うん。もしかして、逃げたのかも知れない」
ラリアー「それって大変だよ。急いで探さないと」
ティス「けど、どうして逃げ出したのよ。あのおじさんに自分の意識なんて」
デスピニス「あの人は普通の人じゃない・・・少しずつだけど自分の意識を取り戻していたのよ」
ティス「東方不敗、マスターアジアね・・・」

GEAR本部 司令室
ドモン「なんだって! 師匠が保護された!?」
ノイン「ああ、香港でな。しかも、保護したのがレイン・ミカムラだ」
アレンビー「レインが?」
ベガ「現在、東方不敗はネオホンコンの病院に入院しているんだけど、レインさんからどうしてもシャッフル同盟に来てほしいって要望があったのよ」
ドモン「言われなくても行ってやる」
隼人「待て。君たちだけで行くのは危険だ」
ジャミル「東方不敗がデビルガンダムのパイロットだったことを忘れるな」
ブライト「我々をおびき寄せるための罠か」
ガイ「それならそれで、蹴散らしてやるさ」
ゼクス「これが罠だとすると、仕掛けているのは・・・」
エニル「・・・デスピニス・・・」
甲児「だったらちょうどいいぜ。罠にかかったフリして、あいつらの正体を確かめてやる!」
サイ・サイシー「虎穴に入らずんばってやつか」
万丈「決まりだな。ネオホンコンへ行こう」

ネオホンコン 病院
レイン「ドモン!」
ドモン「レイン、話は聞いている。師匠は!?」
レイン「今は眠っているわ。何しろ衰弱がひどくて。それに・・・」
ドモン「それに!?」
レイン「・・・とにかく、見ればわかるわ。その人たちは?」
ジャミル「ラウンドナイツのものです。シャッフル同盟にはお世話になっています」
レイン「それはどうも。私がレイン・ミカムラです。主にシャッフル同盟のガンダムのメカニックをしています」
アムロ「すまないが挨拶は後にしてくれ」
レイン「わかりました。どうぞこちらへ」

ネオホンコン 病院
東方不敗「・・・」
ドモン「師匠・・・師匠ーっ!」
東方不敗「・・・」
ドモン「生きておられたとは、うれしゅうございます。どのような形にしろ、生きておられたとは!」
レイン「ドモン、喜ぶのはまだ早いわ。これを見てもうれしいと言える?」
ドモン「!」
チボデー「こ、これは!」
ジョルジュ「・・・そんな馬鹿な」
サイ・サイシー「ウソだろ」
アルゴ「・・・DG細胞か・・・」
レイン「マスターの体はすでに7割近くDG細胞に汚染されている」
ドモン「そんな馬鹿な! 先の戦いで、デビルガンダムと行動を共にしていても師匠はDG細胞に侵されてはいなかった。それが!」
翔「落ち着け! とにかく話を聞くんだ」
ジョルジュ「・・・そうです。それに、ある程度は予想できたことです」
小介「どういうことです?」
ジョルジュ「私は、マスターが復活したというアレンビーさんの話を聞いてから、ずっとある人物のことが頭から離れませんでした」
健一「ある人物?」
ジョルジュ「ジェントル・チャップマン・・・ご存じない方もいるでしょう。彼は我々同様、優秀なガンダムファイターでした」
ヒカル「聞いたことあるよ。でも、死んじゃったんでしょ?」
ジョルジュ「ええ。ですが、彼は生き返ったのです。DG細胞の力で」
隼人「思い出した・・・グランドガンダムのパイロットか」
ジョルジュ「そうです。そして彼と同様、マスターもDG細胞の力で甦ったのではないかと・・・」
レイン「だから私も、除去手術が出来ないんです。もしそうなら、DG細胞を除去したらマスターは死んでしまう・・・」
ドモン「しかし師匠は!」
アムロ「何者かにDG細胞を植え付けられたという可能性もある」
クワトロ「相手は死人だ。抵抗もしない。それ自体は容易いだろう」
万丈「植え付けたとすれば、デスピニスという少女だな」
ドモン「・・・だとしたら、そいつは悪魔だ!」
東方不敗「・・・う、うう・・・」
レイン「気がついた!?」
ドモン「師匠!」
東方不敗「・・・ド、ドモンか・・・」

ネオホンコン 病院
東方不敗「・・・そうだ。わしはあやつらにDG細胞を植え付けられ、甦らせられた。デビルガンダムのパイロットとしてな」
カミーユ「奴らって、何者なんです?」
東方不敗「お前たちも何度か会っているであろう。ラリアー、デスピニス、ティス・・・そして3人の創造者・・・」
ジャミル「創造者?」
東方不敗「そうだ。あの3人は人間ではない。人工生命体・・・ホムンクルスとでも言うべきものだ」
レイン「まさか!? 今の地球圏にそんなものを作れる技術はないわ」
隼人「外宇宙から来たものか・・・」
健一「異星人?」
ジュン「あの子達も侵略者なの!?」
東方不敗「・・・わからん・・・わしはしばらく前に意識を取り戻しはしたが、それでも今までは奴らの命令には逆らえなんだ・・・」
ジョルジュ「仕方のないことです。チャップマンもDG細胞で甦った後は、生前の頃とは違い、戦闘マシンのようになっていました」
アルゴ「自意識を持ち、動けるというだけで奇跡のようなものだ」
ジャミル「しかし、侵略者かどうかわからないというのは?」
東方不敗「奴らからは、地球を侵略しようとか、人類を支配したいという欲望が感じられぬのだ」
アムロ「以前のあなたのように、地球再生を願って人類と敵対しているというようなことは?」
東方不敗「それもない・・・正直、わしにもわからんのだ。やつらの目的がなんなのか・・・」
ドモン「師匠、奴らの創造主とはいったいどんな奴なんですか?」
東方不敗「わしも見たことはない。わかっているのは名前だけだ」
豹馬「何て名前なんだ?」
東方不敗「奴の名は・・・デュミナス・・・」
○○○「!」
ラージ「!!」
ミズホ「!!!」
カリス「・・・どうかしたんですか?」
翔「デュミナスという名前に、聞き覚えでもあるのか?」
ラージ「い、いえ・・・なんでもありません・・・」
<<ラウル>>
ラウル(・・・デュミナス・・・そうだ、この時間にいてもおかしくない・・・)
<<フィオナ>>
フィオナ(デュミナス・・・私達がタイムスリップする原因になった、あの・・・)

万丈「・・・」
東方不敗「わしが奴らから逃げてきたのは、奴らの存在をお前たちに知らせるためだ。後は・・・」
ドモン「師匠、共に戦いましょう! 奴らと」
東方不敗「無理を言うな、ドモン。自力で歩くのがやっとという今のわしでは、足手まといにしかならぬ・・・」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

チボデー「な、なんだ?」
金太「そ、外に、デスアーミーが!」
アレンビー「やつら、マスターを取り返しに来たんだよ!」
ドモン「そうはさせるか! レイン、師匠をナデシコかネェル・アーガマに移してくれ!」
デスピニス「・・・ごめんなさい・・・彼を返してください・・・」
宇宙太「君は!?」
エニル「気をつけて! その子がデスピニスだよ!」
デスピニス「・・・はい。お初にお目にかかります・・・」
ティス「やっほー! また会ったわね。ベガさんだっけ?」
ベガ「ティス!?」
北斗「母さんをさらった奴!」
ティス「で、彼がラリアー」
ラリアー「はじめまして、ラリアーです。ミケーネやキャンベルとの決戦では、お世話になりました」
チボデー「こいつらが敵なのか? 本当にただのガキじゃねえか」
ティス「悪かったわね。どうせガキですよーだ」
東方不敗「気を抜くでない! そやつらが子供なのは見てくれだけぞ!」
ティス「ようし、あたいたちがどれだけ強いか、見せてあげるわ。ラリアー、デスピニス、いくわよ!」
ラリアー「ええっ・・・戦うの? 戦うって、痛いんだよ?」
デスピニス「マスターさえ返してもらえればいいんだから、あまり乱暴なことは・・・」
ティス「ああああああ、あんたたちねぇ~っ!」
ラリアー「で、でも・・・」
ティス「人生前向きに生きなきゃダメでしょ。そりゃまぁ、後ろ向きになる気持ちも分からなくもないけどさ」
東方不敗「今だ、ドモン! 奴らを倒すのだ!」
ドモン「ええっ!? しかし、師匠!」
カトル「いくらホムンクルスでも、まだ子供じゃないですか!」
東方不敗「この馬鹿者が、まだわからんのか! それがこやつらの手だ!」
ティス「ええい、行くよ!」
〔殴打音〕
〔画面、振動〕

アルゴ「ぐおおっっ!」
サイ・サイシー「おっさん! 大丈夫か!」
アルゴ「ああ、気をつけろ。こいつらの力、人間のものではない!」
ティス「その通りだよ! それっ、くらいなっ!」
〔殴打音〕
〔画面、振動〕


ネオホンコン 市街
デスピニス「ごめんなさーい!」
〔殴打音〕
〔画面、振動〕

豹馬「じょ、冗談じゃねえぜ。あんなパンチくらったら、一発で死んじまう」
ジュドー「ここは、シャッフルの皆さんに任せようぜ!」
ボス「賛成、俺たちはマスター連れてさっさと逃げるわさ」
ラリアー「ああ、それは困ります! デュミナス様に怒られる!」
〔殴打音〕
〔画面、振動〕

チボデー「こいつ!」
ラリアー「ああっ、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」
チボデー「ぐっ・・・」
ラリアー「ごめんなさーい!」
〔殴打音〕
〔画面、振動〕

チボデー「ぐぁぁぁっっっ!」
銀河「チボデーさん!」
ジョルジュ「いきますよ!」
デスピニス「・・・う・・・わかりました・・・どうせ私達は、殺されても仕方のないことをしているんです・・・」
ジョルジュ「う・・・」
デスピニス「ああっ、体が、体が!」
〔殴打音〕
〔画面、振動〕

ジョルジュ「くっっ!」
めぐみ「二人とも、大丈夫?」
ジョルジュ「ええ、なんとか・・・」
チボデー「しかし、こんな戦いにくい相手は初めてだぜ」
東方不敗「馬鹿者どもが、それが奴らの狙いだというのがわからぬのか」
レイン「マスター・・・」
東方不敗「ホムンクルスは見かけも性格も創造者の自由に作ることができる。つまり、そやつらが子供の姿をしているのも、攻撃をためらわせるような言動も、すべて計算によるもの!」
ベガ「彼らに攻撃することに、罪悪感を感じさせるためのものってことね」
東方不敗「そうだ。奴らの姿や言動を見て、『操られているだけではないか』『なんとか助けられないか』と考え、攻撃の手を緩める。それこそが奴らの狙いなのだ!」
デスピニス「そんな・・・違います・・・私たちは・・・」
東方不敗「私たちは何だ。言ってみよ!」
ラリアー「・・・」
東方不敗「言えまい。お前たちは相手の良心や罪悪感を刺激するためだけに、そのような姿や言動をしているに過ぎないのだからな!」
ティス「ラリアー、デスピニス、前から言っているだろう。あたいたちには、こいつらと戦ってデュミナス様の元での地位を確立するしか存在の道はないのよ」
東方不敗「やめい! そのような同情を誘うような言動、人間の心を利用した悪しき戦略よ。全て作り物よ!」
ティス「ああ、あたいたちは所詮作り物よ。あんたらみたいな人間に、あたいたちの気持ちがわかってたまるか! うりゃぁぁぁっっ!」
〔殴打音〕
〔画面、振動〕

東方不敗「くっ・・・この体が満足に動かせれば、こんな作り物の人形ごときに遅れはとらぬものを・・・」
デスピニス「・・・ティス、あなたの言うとおりです・・・私たちは・・・私たちには・・・」「出でよ! デビルガンダム!!」
アレンビー「しまった!」
東方不敗「ぬぉぉぉぉぉぉっっっっ!」
ドモン「師匠!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「東方不敗は二度死ぬ」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
勝平「来た来た、来ましたよ!」
東方不敗「ぐううう・・・」
ドモン「師匠! あいつら、また師匠をデビルガンダムのパイロットに!」
ジャミル「すぐにナデシコとネェル・アーガマに戻るんだ!」
ティス「いくよぉ! テュガテール!!」
ラリアー「ヒュポクリシス、来て!」
デスピニス「エレオス!」
〔敵ユニット出現〕
隼人「出たな!」
東方不敗「ぐぐ・・・」
ドモン「師匠!」「出ろぉぉっ! ガァンダァァァァァァム!!」
〔味方ユニット出現〕
AI「・・・モビルトレース・システム、セットアップ。脳波、血圧、心拍数、呼吸、体温、代謝機能、オールグリーン・・・」
ドモン「うおぉぉぉぉっっ!」
〔味方戦艦出現〕
ミナト「デビルガンダム確認」
ブライト「各機発進せよ!」
〈出撃ユニット選択〉
デスピニス「・・・来ました」
ティス「なら、お披露目といきますか」
ラリアー「量産型グレート!」
ティス「偽コン・バトラーV!」
〔敵ユニット出現〕
トニヤ「やだ、あれって!」
鉄也「あいつら、量産型グレートを!」
ちずる「コン・バトラーの偽物まであんなに!」
吉良国「あいつら、ミケーネやキャンベルから設計図を手に入れたんだ」
ラリアー「来るよ・・・怖い・・・」
ティス「なにびびってんのさ。実戦は初めてじゃないだろ」
ラリアー「なんべんやっても慣れないよぉ」
東方不敗「・・・勝手なことを。気力を見れば、貴様らの戦意が落ちていないことは明らかだ・・・ぐぉぉっっ・・・」
ドモン「師匠、今お助けいたします」
東方不敗「その必要はない。このままデビルガンダムごと、わしを葬れ」
ドモン「しかし、師匠・・・」
東方不敗「こうしていても、わしの意思はデビルガンダムには伝わらん。今のわしは、生命エネルギーのタンクのようなもの・・・」
ドモン「ならば、なおさら師匠を助ければ!」
東方不敗「ドモンよ、忘れたか。わしの体はDG細胞にまみれている。ここで助かってもいずれは・・・」
ジョルジュ「その通りです。意識のある今が、チャンスなのかも知れません」
東方不敗「・・・これ以上、わしに生き恥をかかせるな。わしはランタオ島で死んだのだ・・・」
ドモン「師匠・・・」
東方不敗「遠慮はいらん!」
ドモン「・・・わかりました。師匠、お覚悟を!!」
東方不敗(そうだ、それでよい・・・)
ドモン「いくぞぉぉぉっっ、ガンダムファィトォォッッッ!」
東方不敗「レディィィィィィーーーッ!」
ドモン「ゴォォォーーッ!!」
<戦闘開始>

<2PP・味方援軍1出現>

〔味方ユニット出現〕
レイン「ドモン!」
ドモン「レイン・・・ゴッドガンダム! 調整が終わったのか」
レイン「遅れてごめんなさい。すぐゴッドに乗り換えて!」
〔レイン、前進〕
〔ドモン、レインへ隣接〕
〔ドモンとレイン、乗機交代〕

レイン「シャイニングガンダムはあたしに任せて」
ドモン「大丈夫か!?」
レイン「馬鹿にしないで。あたしだって、シャイニングガンダムで戦ったことがあるんだから!」
ドモン「そうだったな。まかせるぞ!」
〔味方ユニット出現〕
風雲再起「ヒヒーン!」
ドモン「風雲再起、お前も来たのか!!」
ジャック「あれは、ホースのロボット!?」
〔風雲再起、ドモンへ隣接〕
〔ドモン、合体〕

ドモン「行くぞ!」

<5PP・第3軍増援1出現>
ルリ「・・・これは?」
ミナト「どうしたの、ルリルリ?」
ルリ「ボース粒子増大、何かがボソンジャンプしてきます」
ブライト「何だと!?」
〔第3軍ユニット出現〕
リョーコ「なんだありゃ、エステバリスじゃねえか!?」
宇宙太「けど、様子が変だぜ」
アストナージ「エステバリスにへばりついているのは、木連の無人兵器じゃないか!?」
ルリ「・・・あのエステバリスは、木連の無人兵器によって乗っ取られています」
ヒカル「デビルエステバリスだぁ!」
ルー「まさか、デビルつながりで来たってことはないわよね」
※※プルが仲間にいる場合、セリフ追加※※
プル「やだ、そんなの気持ち悪い!」

デュオ「なんだろうが、こいつは敵だってことだろうがよ」
サラ「動き出したわ!」

<東方不敗撃破>
東方不敗「そうだ・・・それでよい・・・」
〔敵ユニット撃破〕
ドモン「師匠・・・やすらかにお眠りください・・・」
※※まだティス健在の場合、セリフ追加※※
ティス「まずいよ、東方不敗が・・・」
※※まだラリアー健在の場合、セリフ追加※※
ラリアー「ああ、これでまたデュミナス様に・・・」
※※まだデスピニス健在の場合、セリフ追加※※
デスピニス「・・・仕方ありません。撤退します」

〔敵ユニット離脱〕

<敵&第3軍全滅・勝利条件達成>
ドモン「師匠・・・」
レイン「ドモン・・・」
ドモン「デュミナス! 俺は許さん! 必ずやお前を見つけだし、倒す!!」
○○○(・・・デュミナス・・・)
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

GEAR本部 司令室
ドモン「みんなにも紹介しておく。レイン・ミカムラだ」
レイン「どうぞよろしく」
ドモン「シャイニングガンダムやゴッドガンダムを作ったミカムラ博士の娘で、以後は俺たちのメカニックとしてラウンドナイツに参加してもらう」
レイン「ドモン、あたしはパイロットも兼ねますからね。せっかくシャイニングガンダムがあるんだから」
風雲再起「ブルルルルル」
甲児「おわっ! なんで馬が入って来るんだ!?」
ドモン「こいつも紹介しよう。風雲再起だ。モビルホースのパイロットもしている」
號「あの馬のロボット、こいつが動かしてるのか?」
風雲再起「ブルルルルル」
ジョルジュ「怒っていますよ。こいつ呼ばわりされて」
翔「優れた戦馬は、数百人分の兵士に匹敵する働きをするというしな」
サイ・サイシー「三国志に出てくる赤兎馬みたいだな」
風雲再起「ブルルルル・・・」
メリー「よろしく、風雲再起・・・いい馬ね」
一平「ああ、アイフルを思い出すぜ」
渋谷「それにしても、また新たな敵が判明したな」
アムロ「・・・デュミナスか・・・」
クワトロ「目的がハッキリしないというのが気にいらんな」
レイン「マスターは何も感じられないと言っていたけど」
豹馬「あんなやつらが、いい奴のはずないだろ。とにかく、現れたらぶっ飛ばすだけだ」
ベガ「そう簡単には行かないでしょう。デビルガンダムにしろ、現れた3人にしろ、かなり強敵だわ」
北斗「けど、あの3人は本当に敵なのかな・・・」
サイ・サイシー「マスターが言ってただろ。相手にそう思わせるのが奴らの手なんだよ」
ウィッツ「相手の同情を誘うような言動をするよう作られた人工生命体か。気にいらねえな」
日吉「そうかもしれないけど・・・」
アキト「あの途中で出てきたデビルエステバリスも、デュミナスの兵器なのかな?」
隼人「わからん。ボソンジャンプを使った木連の攻撃という可能性も否定できん」
健一「なんにしろ、ミケーネやキャンベルが倒れたからといって油断は出来ない。左近寺博士に頼んで、ボルテスの強化を急いでもらおう」
メリー「兄さん、例のものもそろそろ完成する頃じゃない?」
吉良国「例のもの?」
ジャック「テキサスマックのシークレット・ウェポンさ」
號「シークレット・ウェポン?」
レイカ「秘密兵器のことよ」

木連戦艦かぐらづき 一室
九十九「これはどういうことです!? なぜ無人兵器が地球に攻撃を!!」
草壁「現在調査中だ」
九十九「地球との和平を進めようというこの大事な時期に・・・これでまた我々との亀裂が広がる」
北辰「この世の流れは川とは違う。時には逆に流れもする」
九十九「それでは駄目なのです!」
元一朗「九十九、そこまで地球人を信じられるのはなぜだ。あの邪悪な地球人を!」
九十九「邪悪などではない。彼らも、我々同様人間だ」
元一朗「九十九、どこまでお前は・・・」
草壁「白鳥少佐、今回の件は我々でも調査している。君はよけいなことを考えずに、地球との和平案をまとめてくれたまえ」
九十九「・・・はい・・・」
元一朗「失礼します・・・」
草壁「・・・」
北辰「・・・」
草壁「・・・データは取れたか?」
北辰「はい、ネルガルの機動兵器に対しては、ほとんどノイズもなくコントロールできました」
草壁「モビルスーツについてはどうだ? 同じようにコントロールできるか? デビルモビルスーツとして」
北辰「今のところは成功していません。基本的な構造が違うのか・・・」
草壁「・・・急げ。和平などさせてはならん。正義が悪と手を取るなど許されないのだ」

GEAR本部 格納庫
ラージ「こんな深夜に来てもらってすみません。どうしても、他の人たちを入れるわけにはいかなかったので」
ミズホ「タイムワープのことですか?」
ラージ「はい。その事なんですが、やはり僕の推測通り、そんなに難しくはなさそうです」
<<ラウル>>
ラウル「そんなに簡単だったら、どうしてまだ出来ないんだ?」
<<フィオナ>>
フィオナ「タイムワープって、そんなに簡単なの?」

ラージ「すみません。説明不足でしたね。難しくないと言ったのはタイムワープそのものではなく、僕たちが元の時代に戻る事についてです」
ミズホ「どういう事ですか?」
ラージ「これを見てください。その方がわかりやすいでしょう」
○○○「これは?」
ラージ「時の流れの様子を見る『時流ソナー』です。現在は・・・このポイントですけど、ここを基準点にプラスマイナス10年を見ることが出来ます

○○○「10年間?」
ラージ「できれば、もっと広くカバーしたかったんですけど、今の僕では10年が限界です。それよりも、これを見てください」
ミズホ「・・・なんだかあれに似てるわ。水槽の中にインクを垂らして、軽くかき混ぜたようなマーブル模様・・・」
ラージ「時間の流れですからね。見るのに少しコツがいりますが・・・この部分の流れが歪んでいるのがわかるでしょう?」「ここはいつの時間を示しているのかわかりますか? 約5年後、僕たちがタイムスリップした時間です」
ミズホ「本当ですか?」
ラージ「ええ。僕たちがタイムスリップした事で、この部分の流れに歪みが出来てしまったんです」
ミズホ「ここが、あたしたちの帰るべき時間・・・」
ラージ「ところで、僕がこの前『すべてのものはもっとも安定した形になろうとする』と言ったのを覚えていますか?」
<<ラウル>>
ラウル「もちろん」
<<フィオナ>>
フィオナ「ええ、覚えているわ」

ラージ「時間も例外ではありません。僕たちが次に時間移動しようとすれば、時間は不安定な歪みをなくすべく、僕たちをこの時間、つまり僕たちがタイムスリップした時間に導くでしょう」
<<ラウル>>
ラウル「それじゃあ、いったんタイムワープをはじめれば、よほどのパワーでない限り、時間の方で俺たちを勝手に元の時間に戻してくれるってことか!?」
<<フィオナ>>
フィオナ「それって、超空間に入りさえすれば、時間の方で私達を戻してくれるってこと?」

ラージ「その通りです。横須賀でボソンジャンプしようとしたテンカワさんを助けた時、未来に引っ張られる感じがしたって言ってたでしょう?」
<<ラウル>>
ラウル「そうか! あれがそうだったのか」
<<フィオナ>>
フィオナ「ああ、あれは時間が安定しようとする力だったんだ・・・」

ラージ「ええ。エクサランスを5年後に戻そうという時間の力だったんです」
ミズホ「じゃあ、やっと帰れるのね! この戦争ばかりの時代から」
ラージ「帰っても大して変わらないような気もしますが・・・コソコソする必要がない分、気が楽ですね」
ミズホ「それで、いつ戻れるんですか?」
ラージ「時流エンジンの制御システムに改良が必要ですが、大したことはありません。問題は、タイムワープの引き金になるエネルギーです」
○○○「引き金?」
ラージ「忘れたんですか。僕たちがタイムスリップしたのは、タイムタービンの暴走だけが原因じゃありません」
※※No1でナデシコルートを選択した場合のセリフ※※
ミズホ「そうだわ。相転移エンジンの爆発・・・」
※※No1でラー・カイラムルートを選択した場合のセリフ※※
ミズホ「そうだわ。ラー・カイラムのエンジン爆発の衝撃・・・」

ラージ「そうです。今回もそれに匹敵する爆発を利用しなければなりません。でもこれはラウンドナイツで戦っていれば、おのずとチャンスは巡ってくるでしょう」
ミズホ「・・・別れの挨拶をする時間はなさそうですね」
ラージ「そうですね。記録の上では、僕たちはその爆発に巻き込まれて死亡・・・ということになるでしょう」
<<ラウル>>
ラウル「心構えをしておけってことか」
<<フィオナ>>
フィオナ「いつその時が来ても大丈夫なように準備しておけってことね」

ラージ「そうです。そして、ミズホさんにお願いがあります」
ミズホ「なんですか?」
ラージ「僕たちが戻るのは、タイムスリップした直後の時間です。そして、そこは戦場です」「・・・もちろん、デキムのクーデター失敗により、変化のある可能性は否定しません。しかし、楽観は禁物です。戻った途端、敵の攻撃で死亡なんてのは嫌ですから」
ミズホ「あたしだって嫌です」
ラージ「ですから、元の時間に戻るその時までに、完成させてほしいんです。エクサランスの完全戦闘型フレームを」
ミズホ「!?」
ラージ「戦うとしたら、相手はおそらく・・・」
○○○「デュミナス!?」
ラージ「その通りです。ですから作ってほしいのです。対デュミナス用の戦闘フレームを」
ミズホ「・・・対デュミナス用の戦闘フレーム・・・」
ラージ「あなたにもわかっているはずです。今のフレームでは、デュミナスには勝てない。一撃で大破させられたのを忘れたんですか?」
ミズホ「・・・」
万丈(・・・まいったね)
ギャリソン(・・・万丈様、いつまでここで盗み聞きなさっているので? ・・・)
万丈(・・・彼らが出ていくまでさ・・・)

≪主人公がラウル≫
GEAR本部 一室
ラウル「・・・仕方ないだろ? デュミナスは強い。今のエクサランスじゃ・・・」
ミズホ「わかってます。姿を現しただけで、あれだけの威圧感・・・忘れられるわけないじゃないですか・・・」
ラウル「ミズホがエクサランスをレスキュー用にしたいってのはわかるけど」
ミズホ「・・・あたし、やります」
ラウル「え?」
ミズホ「作ってみせます! エクサランスの最強フレーム。ラウンドナイツの、どのロボットにもひけをとらない究極のフレームを!」「・・・それが、あたしの作る最後の戦闘フレームです・・・」
ラウル「ミズホ・・・ごめん・・・」
ミズホ「なんで謝るんですか? ラウルが気にする必要なんてないですよ・・・」

≪主人公がフィオナ≫
GEAR本部 一室
フィオナ「ミズホ、大丈夫かしら? あのデュミナスを倒すためのフレームなんて・・・」「ハッキリと覚えているわよ。あいつが現れたときのあの圧倒感・・・」
ラージ「大丈夫ですよ。僕たちの選んだメカニックを信じましょう」
フィオナ「・・・ねぇ、ラージ。私、思ったんだけど・・・」
ラージ「デュミナスをこっちで倒してから帰るっていうのはナシですよ」
フィオナ「どうしてよ! ここならいっぱい仲間もいるし、倒せば確実に帰った時にはいないんだから」
ラージ「そういう、意図的に歴史を変えるようなことには反対です!」
フィオナ「もうすでに変わっているのよ。デキムのクーデターが失敗して! 毒を食らわば皿までよ」
ラージ「毒を口にするのは、なるべく少量で済ませたいんです。可能性の低い賭けに乗るのはごめんですね!」
フィオナ「でも、あなたが否定した時流エンジンのタイムワープは実証されたわ!」
ラージ「だから後悔しているんです!」
フィオナ「・・・」
ラージ「すみません。・・・少し頭を冷やしてきます」
フィオナ「・・・ごめん・・・」

??? ???
東方不敗「・・・うう・・・」
デスピニス「・・・気がつきましたね」
東方不敗「・・・き、貴様らは・・・」
ティス「死ねなくて残念だったわね。」
ラリアー「またDG細胞を増やしたりして、けっこう大変でした」
デスピニス「東方不敗、あなたは死にません・・・何度死んでも、そのたびに私達が生き返らせます」
ラリアー「あきらめてください。あなたは永遠にデビルガンダムのパイロットとして生きていくしかないんです」
東方不敗「・・・お、おのれぇぇぇっっ・・・」
【シナリオエンドデモ終了】


● No24「怒りの火山島基地!」 へ戻る

● No26「復活!!真ゲッターロボ!」 へ進む


◆ 「スーパーロボット大戦R」 へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。