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No.28
明日の『艦長』は君だ!

【シナリオデモ開始】
GEAR本部 格納庫
※※東方不敗が仲間にいる場合、セリフ追加※※
東方不敗「レインよ、例のものができたそうだな」
レイン「はい、完成しました」
ドモン「これは、マスターガンダム!?」
東方不敗「どうだ、ドモン。これでワシも戦えるぞ」
レイン「でも、オリジナルのマスターガンダムは、クーロンガンダムがDG細胞で変化したものなので・・・」
東方不敗「これはDG細胞抜きで再現した。ゆえにオリジナルほどのパワーはないと言いたいのであろう」
レイン「はい・・・」
東方不敗「気にするな。多少のパワーダウンは、わしの腕で補ってみせるわ」

ウリバタケ「あいよ、オーライオーライ」
金太「なんだよ、これ? でっけえなぁ」
キッド「ナデシコの強化パーツって聞いたけど」
ミズホ「これってもしかして・・・」
アストナージ「知ってるのか?」
ミズホ「相転移エンジンのエネルギーを、兵器に転用する制御システムです」
ウリバタケ「その通り。これが新しくナデシコに取り付けられるYユニットだ」
プロスペクター「まあ、もともとは別の船につける予定だったんですけどね。いろいろあって、結局ナデシコ用に調整し直したんです」
ガイ「強化するならナデシコよりもエステバリスの方じゃないのか?」
プロスペクター「まだ先になりそうですけど、そっちの方もやっているはずですよ」
ロアビィ「兵器に転用って事は、新しい武器が加わるのか?」
ウリバタケ「ああ、相転移エネルギーを利用した相転移砲だ」
ジュドー「すっげえ! ブライトさん、ネェル・アーガマには新兵器はないのかよ?」
ブライト「その予定はないな。ネルガルの戦艦と違って、モビルスーツの運搬船という意味合いが強いからな」
クワトロ「それでも、ネェル・アーガマはかなり戦闘力がある方だ」
プロスペクター「それにしても、ミズホさんはどこでこれのことを? これはネルガルでも重要機密扱いだったはずですが・・・」
ミズホ「えと、そ、それは・・・」
ギャリソン「情報というものは、漏れるものでございますよ」
プロスペクター「ふむ。だとすると問題ですな。本社に機密管理の強化を要請しておきましょう」

GEAR本部 司令室
渋谷「これは・・・本気ですか?」
プロスペクター「はい、本社の決定ですから。大丈夫、GEARには迷惑はかけません。上のアミューズメントパークを会場として使用させて頂きたいだけです」
ブライト「どうしました?」
プロスペクター「ちょうど良かった。ブライト艦長にも是非協力して頂きたい事があるんですよ」
ブライト「協力? ナデシコの強化に関係することですか?」
プロスペクター「はい。実はナデシコの強化に伴いまして、新艦長を決めることになったのです」
ジャミル「ミスマル艦長に何か問題でも?」
ブライト「彼女は良くやっていると思いますが・・・」
プロスペクター「もちろん、彼女も新艦長候補として登録してあります。彼女も含めて、新艦長選びをするのです」
ブライト「ですが、私に艦長を選べと言われましても・・・」
プロスペクター「いえいえ、そんな堅苦しく考えなくても結構です。お願いしたいのは、特別審査員ですから」
ブライト「審査員?」
渋谷「いや、それがだなブライト艦長・・・」
プロスペクター「名づけて『ナデシコ改めYナデシコ・新艦長選抜、ミス・ナデシココンテスト』!!」
ブライト「・・・は?」

GEAR本部 通路
エニル「なんだって・・・『コンテストの優勝者は、Yナデシコの艦長になれます』なんだいこりゃ?」
レイカ「あきれた・・・新艦長をミス・コンで選ぼうっての? いいかげんねえ」
ジュン「水着審査って、艦長の能力と何か関係があるのかしら?」
銀河「なぁ、どうする? 俺たちも見に行くか?」
北斗「いや、この日は僕、父さんとサッカー見に行く約束があるんだ」
銀河「いいなぁ。俺の父ちゃん、世界中飛び回ってるからなぁ」
カリス「では、めったに会えないのですね。寂しくはありませんか?」
銀河「ま、帰ったら帰ったで大変だけどね」
ルー「なに贅沢言ってんのよ」
銀河「だって俺の父ちゃん、取材先の文化やら風習に染まりまくって帰って来るんだぜ」
エリス「そういえば、以前帰国したときはフランスかぶれだったわね」
銀河「フランスだから良かったよ。ジオン公国を取材した時なんか、帰った途端『ジーク・ジオン!』なんて叫んでさ」
トニヤ「ね、ね、これってあたし達も出場できるのかな?」
翔「いや、参加資格はナデシコクルーに限ると書いてある」
ビューティ「なーんだ、ナデシコの内輪イベントなの」
トニヤ「あ~あ、残念。あたしが出たら、優勝間違いなしなんだけどな」
エニル「なに言ってんだい。女の魅力ならあたしだって負けないよ」
トニヤ「お、勝負するか?」
エニル「面白い。受けて立つよ」
ユキナ「・・・バカみたい。これだから地球人って!」

GEAR本部 司令室
プロスペクター「それでは、ブライト艦長とジャミルさん、神大佐とベガ副司令は特別審査員ということで」
ブライト「ひとつ聞いてよろしいか?」
プロスペクター「なんでしょう?」
ブライト「ネルガルでは、いつもこうして艦長を決めているのですか?」
プロスペクター「いえいえ、今回が初めてですよ。でも評判が良かったら、今後もこうなるでしょうね」
ジャミル「しかし、艦長としての能力を測るには不適切だと思うのだが」
ベガ「ミスマル艦長はいいんですか? こんな形で任を解かれてしまって?」
ユリカ「そりゃあ、何とも思っていないって言ったらウソになりますけど、私だって出るんですし、優勝すればいいんです」
プロスペクター「それに、先ほどのジャミルさんの疑問ですが、問題はありませんよ」
ルリ「現代のように戦闘がメカニックでシステム化した時代では、わずか一艦の長の決断に戦闘の優劣を決めるような力はありません」
プロスペクター「要するに、現代は作戦能力や決断力の本質的な意味での艦長は必要としないということですな」
ユリカ「それって・・・・・・つまり・・・・・・」
ルリ「誰だっていいってことです」
ユリカ「!!!」
ブライト「それは、我々に対する侮辱ですか!」
プロスペクター「いえいえ、そうではありません。これはオモイカネのような優れたコンピューターが搭載されているナデシコだから言えることで、ネェル・アーガマのような艦では、艦長の重要性はまだまだあるものと考えます」
ルリ「それにナデシコの艦長にも意味があります。乗員の士気を高めるためには、信頼できる『この人のためなら死ねる!』というような人材が必要です」
サラ「フォローになってません!」
隼人「呆れた話だ。その理屈では乗組員がすべて艦長のファンクラブ会員になるのが望ましい事になる」
プロスペクター「はい、それが理想です」
ユリカ「・・・私って、そういう視点で艦長に選ばれてたんだ・・・」
ブライト「艦長は人気商売ではないんですよ!?」
プロスペクター「現実を見てください。ブライト艦長とユリカさん、どちらのために死ねますかと問えば、若者はユリカさんを選びますよ」
ブライト「私の言いたいのは、そういうことではない!」

メガノイド基地 司令室
ゼノイア「・・・新艦長選抜ミス・ナデシココンテスト・・・使えるわね」
ソルジャー「それでは、すぐに出撃準備を」
ゼノイア「お待ち。じっくり作戦を立てるのよ。ベルトリーの時のような失敗はごめんだわ」
ネンドル「フフフ、ゼノイアよ。ここは、このコマンダー・ネンドルが力を貸そう」
ゼノイア「メガノイド1の変装の名人、コマンダー・ネンドルか。よし、頼んだぞ」
ネンドル「まかせろ」

アミューズメントパーク コンテスト会場
吉良国「さあ、いよいよ始まりました。ナデシコ改めYナデシコ新艦長選抜ミス・コンテスト!」
愛子「司会は私、浅野愛子と吉良国進でお送りします!」
吉良国「それでは、厳しい予選を勝ち抜いた方々を紹介しましょう!」

星見町 市街
スバル「ゼロ、彼らは何をしているのだ?」
ゼロ「戦艦の艦長を決める選抜試験のようです」
スバル「戦艦の艦長を決めるのに、あのような事をする必要があるのか?」
ゼロ「いえ、そうとは思えませんが」
スバル「あれは艦長に必要な能力なのか?」
ゼロ「・・・人間のやる事は、時々理解に苦しみます」
スバル「僕も理解できない・・・」
ゼロ「スバル様、どちらへ?」
スバル「一人でこの町を歩いてみる。戦う相手のことくらいは、僕も少し知っておいた方がよかろうしな」
ゼロ「そんな必要はございません。この度のこれは、草木にたかる害虫駆除のようなもの。駆除する害虫のことなど、お知りになる必要もございませんでしょう」
スバル「だが、その害虫にアルテア・・・兄上と凰牙は奪われた・・・草薙北斗・・・」

≪主人公がラウル≫
GEAR本部 格納庫
ラウル「おーい、ここいらで一休みしたらどうだ」
ミズホ「あれ・・・コンテスト見に行かないんですか? ウリバタケさんとか、みんな行きましたよ」
ラウル「どうせならミズホも一緒にと思ってさ。艦長選抜だから、なにか特別なことをするのかも知れないぜ」
ミズホ「プログラムを見た限りでは、普通のミス・コンと同じに思えましたけど」
ラウル「だよな・・・」
ミズホ「やっぱり男の人って、ああいうミス・コンみたいなのが好きなんですか?」
ラウル「俺はミス・コンというより、お祭り騒ぎの方が好きだな」
ミズホ「賑やかなのが好きなんですね」
ラウル「ずっと土星にいた反動かな。たくさんの人がいるだけで嬉しくなっちゃうんだ」
ミズホ「ラージさんは、静かなのが好きみたいですけど」
ラウル「そう見えるかい? あれで結構寂しがり屋なんだぜ」
ミズホ「そうなんですか?」
ラウル「みんなが盛り上がっている時に、一緒に騒いだりはしないけど、その場を離れようともしないだろ?」
ミズホ「なんとなくわかりますね」

≪主人公がフィオナ≫
GEAR本部 司令室
サラ「始まったわね」
宇宙太「けどよ、こういう連中に地球が守られてるってのもな」
ノイン「腕のいいのは確かだが・・・」
ファオナ「・・・ねぇ、ラージ知らない?」
ちずる「コンテスト会場じゃないの?」
トニヤ「彼も男だもんね」
フィオナ「ラージはこういうのには興味ないはずなんだけどな」
トニヤ「おっと、余裕の発言ね。さすが幼なじみ」
フィオナ「そういうんじゃありませんってば!」
エリス「ラージさんなら、外出届が出ています」
フィオナ「外出届?」
ルー「路線図見てたから、遠出してるんじゃない?」

≪主人公がフィオナ≫
GEAR本部 一室
フィオナ「私に黙って、どこに行ったのかしら・・・また早乙女研究所?」「・・・カレンダーに印がついてる・・・今日は何か・・・」「あ!」

≪主人公がフィオナ≫
GEAR本部 格納庫
ミズホ「どうしたんですか? そんなに慌てて」
フィオナ「ごめんなさい! ちょっとフライヤー・フレーム使うわね」
アストナージ「使うって、おい!?」
フィオナ「司令室、エクサランスでます!」
〔モニターの開く音〕
トニヤ「ちょっと、どこに行くのよ!」
フィオナ「すぐに戻りますから、ハッチを開けてください」
井上「仕方ないですね。凰牙用の発進口を使ってください。くれぐれも敵に見つからないようにお願いしますよ」
フィオナ「ありがとうございます! エクサランス・フライヤー、スタンバイOK・・・GO!」

アミューズメントパーク コンテスト会場
吉良国「それでは、いよいよお待ちかね、参加者たちの魅惑のプロポーションをどうぞ」
愛子「水着審査です!」
※※主人公がラウルの場合、セリフ追加※※
ミズホ「やっぱりあるんですね。水着審査」
ウリバタケ「お約束ってやつだからな」
ミズホ「・・・男の人ってみんな、ああいう水着が好きなんですか?」
ウリバタケ「人それぞれなんじゃねえか?」
ラウル「けど、好きな水着は違っても、一番見たい水着は共通かもな」
ミズホ「え?」
ラウル「一番見たいのは好きな子の水着姿ってこと」
ウリバタケ「ちげぇねえ」

隼人「・・・艦長職と水着審査というのが、どうしても繋がらないのだが・・・」
ジャミル「パンフレットには『プロポーションから自己管理能力を、水着やポーズなどから、相手に与えるイメージをどれだけ計算できるかを判断する』とある」
ブライト「判断しろと言われても・・・」「うわっ!」
愛子「5番の方、審査員に向かってお尻を振るのはやめてください!」
吉良国「そんなことで判断を変える人たちじゃないですから」
九十九「こ、これは・・・あんなことまで・・・」
ユキナ「お兄ちゃん、目が覚めたでしょ。地球の女なんて、みんなああなのよ!」
ブライト「・・・こんなところをミライに見られたら・・・」
吉良国「つ、続いてエントリー・ナンバー6番。マキ・イズミさん」
イズミ「6番マキ・イズミ・・・般若心経・・・はんにゃ~は~ら~み~た~」
※※主人公がラウルの場合、セリフ追加※※
ラウル「・・・ウケてるよ、おい」
ミズホ「でも、これで決まった人に、ナデシコの人たちは命を預けることになるんですよね」
ラウル「・・・優勝者によっては、今後の作業はみんなネェル・アーガマでやった方がいいかもな」


≪主人公がフィオナ≫
墓地
ラージ「・・・」「・・・いきなり成長した僕では、信じられないでしょうね・・・」
フィオナ「やっぱりここだったのね」
ラージ「・・・フィオナ」
フィオナ「今日、命日だったもんね。ラージのお母さん・・・」
ラージ「12年前、母が死んで・・・僕たちは土星まで行って・・・」
フィオナ「帰ってきた時には、この辺一帯は空爆でめちゃくちゃ。お墓の場所なんてわからなくなってたものね」
ラージ「ええ。ですから、空爆の前に一度お参りしておきたかったんです」
フィオナ「・・・どうして私を誘わなかったの?」
ラージ「・・・それは・・・」
フィオナ「私はあなたのお母さんの記憶なんてあまりないけど・・・」「お葬式の日に、くしゃくしゃになって泣きわめいていたあなたの顔は覚えているわ」
ラージ「・・・」
フィオナ「なんか言いなさいよ、もう! 都合が悪くなるとすぐ黙り込むんだから」
ラージ「思い出したんです」
フィオナ「なにを?」
ラージ「父達が、タイムマシンを作ろうとした理由・・・」「僕の、せいだったんです・・・」

≪主人公がフィオナ≫
墓地
ラージ「母が死んだ後・・・僕は父に頼んだんですよ・・・母のいるところに連れていけって・・・」
フィオナ「・・・それって・・・」
ラージ「今にして思えば、子供の駄々でしたけどね・・・でも、父は真剣にそれに答えてくれようとした・・・」
フィオナ「・・・それで、タイムマシンを・・・」
ラージ「普通の親なら、死んだ人に会いたいなんて言うと、あの世を思うんでしょうけど・・・」「父は、僕を母がまだ生きている時間に連れていく事を考えたんです」「父は・・・馬鹿ですよ・・・それに付き合ったあなたのお父さんも・・・」
フィオナ「ラージ・・・」
ラージ「もっと馬鹿なのは僕だ・・・そんな事を忘れて、父の死後、タイムマシンを否定して・・・」「案外、今回のタイムスリップは、怒った父の仕業かも知れませんね」
フィオナ「・・・」
ラージ「どうかしたんですか?」
フィオナ「帰り、急ぐの?」
ラージ「いえ、特に・・・」
フィオナ「だったら、ちょっと付き合ってよ。ここに来る途中、空からすっごい滝を見つけたんだ」
ラージ「滝ですか。確かにコロニーや月では滝なんてありませんでしたね」
フィオナ「せっかく地球に来たんだから、こういうところを見ておかないと損よ」
ラージ「わかりました・・・付き合いましょう」

アミューズメントパーク コンテスト会場
吉良国「お待たせしました! コンテストの最終結果がでました」
愛子「それでは発表します! 優勝者は・・・」
吉良国「ホシノ・ルリ!」
ユリカ「ル、ルリちゃん!? もう、なんでそうなっちゃうのよぉ!」
ルリ「・・・」
吉良国「それでは表彰です。ルリさん、前へどうぞ」
ブライト「やれやれ、やっと決まったか」
ゼノイア「ネンドル、あれが優勝者だ。ぬかるなよ」
ネンドル「まかせておけ。そちらも頼むぞ」
ゼノイア「わかってるわ」

アミューズメントパーク 一室
ユリカ「・・・負けちゃった」
アキト「ユリカ、残念だったね」
ユリカ「アキト、これからどうしよう? このままナデシコ降ろされちゃったら・・・」
アキト「そうなったら、俺もナデシコを降りるよ」
ユリカ「え?」
アキト「一緒にラウンドナイツをやめて、二人で暮らそう」
ユリカ「アキト、本当!?」
アキト「ああ・・・お前が好きだ」
ユリカ「アキト、うれしい!!」
アキト(・・・たやすいものよ・・・)
〔殴打音〕
ユリカ「うっ!」
アキト「この女は閉じこめておけ。後でソルジャーに改造してやる」
ゼノイア「次は・・・わかっているわね」
アキト「ああ、次はこの女に化けて・・・」
ユリカ「これでよし。前艦長ならいろいろとやりやすい」
ゼノイア「まかせたぞ、コマンダー・ネンドル」

Yナデシコ ブリッジ
ルリ「私が艦長・・・」
ユリカ「ルリちゃん、どうしたの?」
ルリ「ユリカさん・・・今さらですけど、私でよかったんでしょうか?」
ユリカ「自信をもって! ルリちゃんは私より艦長にふさわしいって、みんなが認めたんだから」
ルリ「・・・そうでしょうか・・・」
ユリカ「そうよ。そんなこと言っていると、また私が艦長になっちゃうぞ」「ムン!」
〔殴打音〕
ルリ「あ・・・」
ユリカ「さてと、本物には少々ご退場願うか・・・」
ルリ「・・・」
ユリカ「お、重い・・・くそっ! 女に化けていると力仕事は無理だな・・・え~と、男で誰か・・・」

アミューズメントパーク 一室
ゼノイア「・・・ネンドルか」
鉄也「ああ、ルリはこの袋の中だ。作戦は予定通りでいいな」
ゼノイア「ああ、期待しているぞ」
鉄也「フフフ、Yナデシコは丸ごと我らのものだ」

Yナデシコ デッキ
プロスペクター「さあ、1時間後から新艦長の着任式兼Yナデシコのお披露目ですよ。乗組員は用意してくださいね」
リョーコ「なんだよ! なんで空戦フレームでアクロバットしなくちゃなんねえんだ?」
プロスペクター「単なるデモンストレーションですから、あまり深く考えないように」
※※主人公がラウルの場合、セリフ追加※※
ラウル「空中アクロバットなら、フライヤー・フレームの方が得意なんじゃないか?」
ミズホ「アクロバット用に作ったわけじゃないから、危ないですよ」
ラウル「でも、空中戦闘よりもアクロバット飛行の方がいいだろう?」
ミズホ「そうですね。戦うために飛ぶよりは、エクサランスも喜ぶかもしれません」

健一「アクロバットか。左近寺博士との特訓で散々やらされたな」
翔「機体のバランスをうまくとれない奴には無理だからな」
カミーユ「アクロバットには、操縦者の技術の披露という意味もありますから」
キッド「・・・あれ? 誰か、こんな荷物注文したか?」
アストナージ「いや、俺たちじゃないが、えらく大きいな」
ルリ「注文したのは私です・・・すぐに使うので、そこに置いといてください」
チボデー「何に使うんだ?」
ルリ「ナイショです」
ボス「わかった! 就任祝いに、俺たちになんかプレゼントしてくれるつもりなんだわさ」
ルリ「ナイショです」(フフフ・・・)
アキト「ルリちゃん、ユリカの姿が見えないんだけど、どこに行ったか知らないか?」
プロスペクター「テンカワ君、困りますね。彼女は今やYナデシコの艦長なのですから、然るべき敬意を払ってください」
ルリ「いいですよ、今まで通りルリちゃんやルリルリで結構です」
ノイン「だが、こういう事はきちんとしておかないと、組織の運営に支障をきたす」
クワトロ「そうだな。ラウンドナイツ、特にナデシコは乗員を甘やかしすぎる」
カミーユ「でも、ユリカさんやホシノ新艦長が『修正』とかやるのも想像できませんけどね」
ルー「むしろ怖いわね」
アキト「ユリカ、どこに行ったんだろう? ルリちゃんも知らないとなると・・・」
さやか「艦長を降ろされたのがショックだったのかしら・・・?」

星見町 倉庫
ユリカ「ちょっと、出しなさいよ!」
ルリ「無駄です、艦長。あたりに人影はありませんし、私達もこの通り、鎖で縛られてますから」
ユリカ「それでも何とかしないと・・・このままだと、何されるかわかんないわ」

星見町 倉庫
ソルジャー「こいつらの見張りも退屈だな」
アブゾルート「ハラ減ったダワ」
ウィッター「ハラ減ったジャン」
グルメイ「ハラ減ったバリ」
ソルジャー「な、なんだお前らは?」
アブゾルート「食いモン・・・ダワーっ!」
ソルジャー「うわっ! やめろっ! 俺を食うなぁぁっ!!」

星見町 倉庫
ルリ「・・・なんか表が騒がしいです」
ユリカ「見て! ドアのロックが壊れてる!」
ルリ「ドアノブごと引き抜かれてます」
ユリカ「な、なんだか知らないけど、今なら扉が開くわ! 逃げましょう、ルリちゃん!」

星見町 倉庫
ソルジャー「た、助けてくれ~!!」
ルリ「見張りが逃げていきます」
ユリカ「・・・なんなんですか、あなたたち!?」
アブゾルート「まずいのダワ」
ウィッター「まずいジャン」
グルメイ「まずいバリ」
ルリ「・・・ドアのロック、食べてます」
アブゾルート「ん? お前ら、なんなのダワ?」
グルメイ「お前らもハラ減ってるバリか」
ウィッター「でも、わけてはやらんジャン」
アブゾルート「おや? あんた、うまそうなの持ってるダワね」
ユリカ「へ? この手錠と鎖の事ですか?」
ルリ「よろしければどうぞ」
ウィッター「そんじゃ遠慮なくジャン」
ユリカ「手錠や鎖をかみ切っちゃった・・・おまけに、それを食べてる・・・」
ルリ「よくわかりませんけど、行きましょう」
ユリカ「そ、そうね。あの、助けていただいて有り難うございました。でも・・・そんなのばかり食べてると、おなか壊しますよ」
グルメイ「よけいなお世話バリ」
ユリカ「それでは、失礼します!」
スバル「・・・ん? あの女はさっきの・・・」
アブゾルート「今度は誰なのダワ?」
スバル「お前たち、ガルファか?」
グルメイ「へ?」

??? ???
ゼロ「アブゾルート」
アブゾルート「・・・アブゾルート・・・」
ゼロ「ウィッター」
ウィッター「・・・ウィッター・・・」
ゼロ「グルメイ」
グルメイ「・・・グルメイ・・・」
ゼロ「どうやら螺旋城三機将のチップのようです」
ティス「へぇ、チップはあたいも見るの初めてよ」
スバル「お前たちの本体は、ラウンドナイツとの戦いに敗れ、破壊されたのだろう? なのになぜチップのお前たちだけが残ってる?」
グルメイ「それはなんだバリ?」
アブゾルート「ラウンドナイツというのは聞くと何だかこの辺がちくちくするダワ」
ゼロ「・・・ご覧のように、自分たちのコードネームまで失っているような有様です。有益な情報などとても・・・」
ティス「で、どうするの、こいつら?」
ゼロ「処分するしかありませんね。何の役にも立ちません」
アブゾルート「処分~っ」
グルメイ「処分~っ」
ウィッター「処分~っ」
スバル「待て! メモリはなくともガルファはガルファだ。この3体、僕が預かる!」
ゼロ「・・・わかりました・・・スバル様がそうおっしゃるなら・・・」
ティス「よかったわね。あんたたち、スクラップにならずにすんだわよ」
アブゾルート「ありがとう、スバル様~っ」
グルメイ「スバル様~っ」
ウィッター「スバル様~っ」

Yナデシコ ブリッジ
〔モニターの開く音〕
ルリ「準備は良し・・・」
ゼノイア「こちらも準備はいいわよ。はじめましょう」
ルリ「・・・オモイカネ、Yナデシコ発進」

Yナデシコ デッキ
ウリバタケ「な、なんだ!? 発進なんて聞いてないぞ」
プロスペクター「ブリッジを!」
〔モニターの開く音〕
ルリ「艦内のみなさんに報告します・・・本艦は、このまま発進。火星へと向かいます」
ガイ「なんだって!?」
リョーコ「おい、ルリ! どういう事だ!?」
ビューティ「艦長だからって、やっていい事と悪い事があるわよ」
ルリ「それがどうした。Yナデシコは我々メガノイドのものだ」
レイカ「メガノイド!?」
ミナト「あなた誰? ルリルリじゃないわね!」
ルリ「フッフッフッ、いかにも・・・ある時はホシノ・ルリ・・・」
アキト「ある時はテンカワ・アキト・・・」
鉄也「またある時は剣鉄也・・・」
ユリカ「またまたある時はミスマル・ユリカ・・・しかしてその実体は!」
ネンドル「メガノイドの味方、コマンダー・ネンドルよ!!」
万丈「メカを誇るサイボーグのメガノイドが、ついにこけおどしの変装術まで使うとはな」
ネンドル「フフフ、負け惜しみはよしたまえ」
プロスペクター「そんな馬鹿な!? オモイカネに指示を出すには、あらゆるチェックにパスする必要があるはず。いくら変装がうまくても、それだけでは誤魔化せません」
ネンドル「メガノイドの変装はそこいらの見てくれだけのとは違う。指紋、声紋はもとより、DNA配列まで完璧に変装するのだ。ムン!」
ルリ「ご覧の通りよ」「オモイカネ、Yナデシコ発進」
オモイカネ「・・・『ワカリマシタ』・・・」
ヒカル「ちょっと! 今、目の前で変装したでしょう!」
万丈「オモイカネも所詮は機械、コンピューターって事さ」
ルリ「ソルジャー部隊、Yナデシコ内の制圧は任せます」
ソルジャー「うおぉぉぉっっっ!」
隼人「さっきの荷物か!」
レイカ「ソルジャーたちが隠れていたのね」
ソルジャー「おおーっ! 今日こそ俺たち名もなき下っ端の力を見せてやる」
万丈「自分で言うんじゃないの」
〔艦の発進音〕
〔画面、振動〕

愛子「な、なんなの?」
エリス「Yナデシコが発進するんだわ!」

GEAR本部 司令室
渋谷「Yナデシコが勝手に動きだしただと!?」
ティファ「・・・危険な意思を感じます・・・」
トニヤ「Yナデシコ内部から通信、メガノイドがホシノ艦長に変装してYナデシコを奪ったと」
豹馬「乗っ取られたっていうのかよ」
ジャミル「とにかく、Yナデシコを止めなければ」
ブライト「ネェル・アーガマ緊急発進!」
ベガ「北斗に連絡して! 凰牙出動よ!!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「明日の『艦長』は君だ!」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
〔味方戦艦出現〕

〈出撃ユニット選択〉
ゼノイア「現れたわね、ラウンドナイツ」
號「ああっ! てめぇは、いつかのメガノイド女!」
ゼノイア「いつぞやは世話になったけど、今度は私の勝利・・・Yナデシコは中身ごともらって行くわ」
豹馬「そうはさせるかよ!」
ウィッツ「力ずくでも止めてやる」
ブライト「Yナデシコは攻撃するな! 中の乗員は味方だ」
ジュドー「じゃあどうすんのさ、ブライトさん!」
ブライト「くっ・・・」
ゼノイア「ちょうどいいわ。ネンドル、奴らはYナデシコを攻撃できない。火星に行く前に、こやつらを倒せばドンもきっとお喜びになる」
ネンドル「まかせろ。滅ぼしてやる!」
ブライト「くそっ! コンピューターを過信するから、こういうことになる!」
ルリ「あれは、Yナデシコ?」
ユリカ「そんな! あたしもルリちゃんもここにいるのに!?」
ティファ「ガロード、あそこ・・・」
ガロード「あれは、ユリカさんとルリちゃん!?」
ゼノイア「ソルジャーめ、逃がしたのか」
ミナト「あそこ、本物のルリルリ達よ!」
<<ラウル>>
ガイ「よし、アキト、二人を迎えに行け!」
万丈「ここは僕たちが引き受ける」
ソルジャー「逃がすな! ネンドル様に怒られる!」
リョーコ「うるせぇんだよ、てめえらは!」
〔味方ユニット出現〕
アキト「ユリカ、ルリちゃん!」
〔アキト、前進〕
ユリカ「アキト、迎えに来てくれたのね!」
アキト「急いで乗って! Yナデシコのシステムを取り戻すには、本物のルリちゃん達が必要なんだ」
プロスペクター「すぐに艦長を連れてきてください。でないとYナデシコはずっとこのままです」
ルリ「急いでください。ここではエステバリスはエネルギーの供給が受けられません」
アキト「わかってるさ。すぐにナデシコに戻らないと、エネルギー切れで動けなくなる!」
ゼノイア「おのれ、あのエステバリスを落とすのよ! ネンドル、あれを近づけさせないで!」
リョーコ「急げテンカワ、早く戻るんだ!」
ブライト「補給装置のある機体はテンカワ機の援護に回れ!」
<<フィオナ>>
〔味方ユニット出現〕
フィオナ「あそこにいるの、ユリカさんじゃない?」
ラージ「ホシノさんも一緒ですね」
ユリカ「フィオナさん、ちょうどいいところへ! すぐに私達をYナデシコまで連れてってください」
フィオナ「え?」
ジュン「急いで! 今のYナデシコは、敵に乗っ取られているの」
アムロ「戻すには、二人をYナデシコに連れていき、システムを取り返す必要があるんだ」
プロスペクター「すぐに艦長を連れてきてください。でないとYナデシコはずっとこのままです」
ラージ「わかりました。僕が降りますから、二人を乗せてYナデシコに」
〔フィオナ、ユリカとルリのいる地点へ移動〕
フィオナ「さあ、早く乗って!」
ユリカ「ありがとうございます」
アキト「早く、二人をYナデシコに!」
ユリカ「アキト、いま行くからね」

<戦闘開始>

<4PP・第3軍増援1出現>

サラ「敵機接近! これは、まさか!?」
〔第3軍ユニット出現〕
豹馬「あれは、ガルファじゃねえか!?」
銀河「ウソだろ!? ガルファは俺たちがぶっ飛ばしたはずじゃん!」
ベガ「やはりガルファ本星は電童をあきらめなかったというわけか」
吉良国「北斗君は!?」
ノイン「緊急コールはしている。間もなく来るはずだ」
北斗「はぁ、はぁ・・・あれはガルファ!?」「ようし、凰牙、スクランブル!!」
〔味方ユニット出現〕
スバル「正当な後継者たる我が声に答えよ、凰牙!」
〔騎士GEAR凰牙、スバルのいる地点へ移動〕
北斗「ああっ、凰牙! どこに行くんだ!? そっちじゃない、そっちじゃないよ!」
スバル「そうだ、それでいい」
〔味方ユニット離脱〕
ジュドー「ベガさん、凰牙どっか行っちゃったけどいいの?」
ベガ「ええ、凰牙はきっと北斗の所へ行ったんだわ」
北斗「凰牙、そっちじゃないよ! どこへ行くんだ!?」

<味方がオモイカネに攻撃>
リョーコ「馬鹿野郎、なにしやがる!」

<オモイカネ撃破>
ネンドル「まさか、味方ごと落とすとは!?」
〔敵ユニット撃破〕
(→GAME OVER

≪主人公がラウル≫
<アキトがオモイカネへ隣接・味方援軍1&敵増援1出現>
≪主人公がフィオナ≫
<フィオナがオモイカネへ隣接・味方援軍1&敵増援1出現>

※※主人公がラウルの場合のセリフ※※
アキト「よし! 二人とも、早くブリッジへ!」
ユリカ「ありがとう、アキト、大好き!」
リョーコ「この非常時にまでイチャついてんじゃねえ!」
※※主人公がフィオナの場合のセリフ※※
フィオナ「着いたわよ! 二人とも、早くブリッジへ!」
ユリカ「ルリちゃん、行きましょう!」
ルリ「はい」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔オモイカネ、敵から味方へ〕
〔Yナデシコ、オモイカネからユリカへパイロット変更〕

ギャリソン「こちらもあらかた片づきましたな」
万丈「ネンドル、ここまでだな」
ネンドル「うぬぬ、おのれ、万丈どもめ・・・今日の所は引き分けにしておいてやる」
リョーコ「負けた連中はみんなそう言うんだよ」
ネンドル「まだ負けたわけではないぞ! むうぅぅぅぅぅっっっ!」
万丈「いかん、メガボーグになるつもりだ!」
メグミ「ブリッジなんかで巨大化されたら!」
ルリ「オモイカネ、緊急システム発動。メガノイドを強制排出」
オモイカネ「・・・『ワカリマシタ』・・・」
ネンドル「うわっと!」
〔敵ユニット出現〕
ネンドル「おのれ、人をなんだと思っている!」
万丈「ここはお前のいる所じゃないのさ! 行くぞ、ダイターン・カァァム・ヒアァァァァ!」
〔味方ユニット出現〕
ルリ「オモイカネ、システム起動・・・」
ユリカ「ルリちゃん、頑張ってね」
ルリ「・・・はい」
ネンドル「おのれ、私の計画をよくも!」
ユリカ「私達の偽物さんになって悪い事をするなんて、ひどすぎます! 悪い事をするなら、もっと正々堂々としたらどうなんですか!」
ビューティ「そうよ、まったく陰険なんだから!」
〔敵ユニット出現〕
ネンドル「ベルトリー、何をしに来た!?」
ベルトリー「お前たちがだらしないから、助けに来てやったのだ」
※※既にゼノイア撃破の場合のセリフ※※
万丈「ベルトリーか、性懲りもない」
ベルトリー「万丈よ、私は前の屈辱を晴らすために来たのだ」
※※まだゼノイア健在の場合のセリフ※※
ゼノイア「お前は一度しくじっているではないか!」
ベルトリー「お前だってそうであろう。私はあの時の屈辱を晴らすために来たのだ!」

万丈「メガノイドが何体来ようと関係ない!」「世のため人のため、とくに美人のため、メガノイドの野望を打ち砕くダイターン3、この日輪の輝きを恐れぬのなら、かかってこい!!」
ネンドル「そのパターンゼリフが命取り、マンネリこそ我がメガノイドの敵なのだ」
万丈「名文句は永遠不滅なのさ!」
ネンドル「ほざくな!」

<万丈vsゼノイア>
ゼノイア「ドン・ザウサーの愛をこの身に受けるまで、あたしは決して滅びない!」
万丈「愛情の押しつけは、ドン・ザウサーも迷惑なんじゃないかな」
ゼノイア「黙れ! 今日こそお前を倒し、コロスに代わってあたしがドンのお側に行くのだ!」

<万丈vsネンドル>
万丈「コマンダー・ネンドル! 貴様は変装して人のものをかすめ取ることしか出来ん、出来損ないのコマンダーのようだな」
ネンドル「ククク、そう見えるか万丈!」

<ユリカvsネンドル>
ユリカ「よりによってアキトに化けていたなんて!」
ルリ「オモイカネやみんなまで・・・」
ネンドル「フフフ、それだけ私の変装が完璧だということよ」

<ゼノイア撃破>
ゼノイア「おのれ、あたしは死なない・・・いつか再び相まみえようぞ!」
〔敵ユニット撃破〕
万丈「やれやれ、嫉妬にまみれた女は怖い」

<ネンドル撃破>
ネンドル「お、おのれラウンドナイツーっ!」

<敵&第3軍全滅・勝利条件達成>
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

星見町 海岸
北斗「はぁ、はぁ、やっと追いついた。凰牙、いったいどうしちゃったんだよ?」
スバル「僕が呼んだからさ、草薙北斗!」
北斗「え? ・・・君、どうして僕の名前?」
ティス「あたいが教えたからね」
北斗「君はティス! それじゃあ」
スバル「そうだ。凰牙は僕が呼んだ・・・兄上の、この白のギアコマンダーでね」
北斗「それじゃ君は!」
スバル「凰牙は僕のものなんだ。返してもらう・・・お前ともどもな!」
北斗「うわぁっっっっっっ!」

アミューズメントパーク コンテスト会場
吉良国「途中、色々ありましたが、これより表彰式と、Yナデシコのマスターキーの授与を行います」
ユリカ「ルリちゃん、あらためておめでとう。これからナデシコをよろしくね」
ルリ「・・・」
吉良国「それでは、表彰です。ルリさん、前にどうぞ」
ルリ「・・・やっぱりやめます」
愛子「え?」
ルリ「私、辞退します。それじゃ」
吉良国「そ、それじゃって! ・・・どうしましょう・・・」

GEAR本部 司令室
プロスペクター「え~、彼女が辞退ということになったので、優勝者は繰り上げということで、2位のミスマル・ユリカさんに決まりました」
號「結局、現状維持かよ」
ロアビィ「いいんじゃないの? 艦長という点じゃ、適任だと思うけど」
プロスペクター「はぁ・・・新艦長は目玉だったんですけどねぇ」
ユリカ「ということで、今後もよろしく。ぶいっ!」

≪主人公がラウル≫
GEAR本部 通路
ラウル「なんだか騒々しい1日だったな」
ミズホ「でも楽しかったです。いい気晴らしになりました」
ラウル「そうか。なら良かった」
ミズホ「あたし、頑張りますね」
ラウル「そうだな。よし、俺も頑張るよ」

GEAR本部 司令室
渋谷「まだ凰牙と北斗君の行方はつかめんのか?」
デュオ「ああ、トロワ達も必死で探してんだけどよ」
ヒイロ「見つかったのは、これだけだ」
愛子「通信用のブレス・・・」
クワトロ「・・・やはり、敵に捕まったか殺されたと見るべきだろうな」
銀河「バ、バカ言ってんじゃねえよ! あいつは大丈夫だって! ユニコーンだって、ドラゴンだってバイパーだって、ついてるんだ!」
隼人「そうだな」
ジャミル「やはり、捜索範囲を広げるしかないだろう」
健一「北斗はともかく、凰牙を人目に付かずに移すのは難しいはずだ」
〔警報〕
渋谷「どうした!?」
愛子「GEARロシアからSOSです!」
ベガ「衛星からの映像を!」
鉄也「こいつは!」
フォウ「・・・ひどい・・・」
ブライト「敵は何機だ!? すぐに出動を!」
愛子「て、敵は・・・一体と言っています!」
ドモン「一体だと!?」
ティファ「だめ・・・」
〔爆発音〕
ユリカ「うそ・・・」
愛子「・・・GEARロシア、消滅しました・・・」
ベガ「間違いない・・・ガルファ本星から、敵が送られてきたんだわ・・・それも、とてつもない強敵が・・・」
渋谷「とにかく、すぐにGEAR全支部に緊急連絡! 奴らが我々を狙っているのは間違いない!」
〔モニターの開く音〕
ベガ「またどこかの支部が!?」
愛子「いえ、この通信は宇宙からです・・・サテリコンのパーラ?」
ブライト「パーラ・シスか。つないでくれ」
鉄也「ブライト艦長、サテリコンというのは?」
ジュドー「宇宙で、エゥーゴに協力していた組織さ」
ルー「情報面ではいろいろと世話になったわね」
パーラ「ああ、やっとつながった。ブライト艦長、一大事だよ! すぐに宇宙に来て!!」
ブライト「落ち着け! 何があった? ロイザーさんは?」
パーラ「・・・みんな、やられちまったよ・・・サテリコンは、あたしをのぞいてみんな死んじまった!」
ブライト「なんだって!?」
パーラ「変な形のガンダムが、基地に向かってサテライトキャノンみたいなのを撃ち込んだんだ! ・・・逃げる間もなかった」
ウィッツ「変な形のガンダム?」
ゼクス「サテライトキャノンだと!?」
エニル「フロスト兄弟! あいつら、宇宙に出てたのかい!」
パーラ「あたしは、たまたま偵察に出てたから・・・」
ブライト「わかった。こちらで誘導するから、すぐに地球に降りろ」
パーラ「そんな時間はないんだよ! ネオ・ジオンのやつら、コロニーレーザーの準備をしているんだ!」
カミーユ「コロニーレーザーだって!?」
金太「コロニーレーザーって、何だ?」
<<ラウル>>
ラウル「コロニーを丸ごと巨大なレーザー砲にしたもんだ」
<<フィオナ>>
フィオナ「コロニーを改造して、巨大レーザー砲にしたものよ」

勝平「冗談じゃねえ、そんなのぶっ放されたら、地球はお終いじゃねえか!」
パーラ「デキムのクーデターが終わって、しばらくはおとなしくしていると思って油断したのが悪かったんだ」
ブライト「わかった、すぐに宇宙へ上がる。君はそのまま奴らの動きを見張ってくれ。ただし、無理はするな」
パーラ「わ、わかったよ」
ブライト「長官、そういうことだ。すまないが、ネェル・アーガマはコロニーレーザー阻止のために宇宙に上がります。部隊の戦力をいくらか貸していただきたい」
渋谷「それはかまわんが・・・」
ジャミル「わかっています。GEAR支部を攻撃している奴らに対抗するための戦力は残していきます」

GEAR本部 司令室
ブライト「というわけだ。そこで我々と共に宇宙へ行くメンバーを選出したい」
銀河「・・・俺は行かねえ。北斗の奴を捜さなきゃならねえし、敵だっていつここに来るかわかんねえんだ!」
チボデー「わかってるって。お前はここで相棒を捜せ」
ドモン「かわりに俺たちシャッフル同盟が宇宙へ行こう。レイン、アレンビー、いいな?」
アレンビー「当然よ!」
※※東方不敗が仲間にいる場合、セリフ追加※※
ドモン「もちろん師匠も・・・」
東方不敗「いや、わしはGEARに残るとしよう」
ドモン「なぜですか!?」
東方不敗「いつまでもわしの後をついていくお前でもあるまい。それに、GEARロシアを一人で潰したという敵に興味がある」

勝平「俺たちもGEARに残るぜ」
万丈「ならば、僕は宇宙へ行こう」
隼人「ゲッターチームも宇宙へ出る。コロニーレーザーを放ってはおけん」
ジャック「テキサスマックもOKだ」
ブライト「コン・バトラーかボルテスのどちらかに来てもらいたいが?」
豹馬「じゃあコン・バトラーが行こうか」
小介「そうですね。ケロットがいれば補給もできますし安心です」
金太「お、わかってるじゃねえか」
健一「だったら、ボルテスは残ります。GEARロシアを一体で潰した敵に対する備えも必要でしょう」
甲児「なぁに、そんなの返り討ちにしてやるさ!」
鉄也「ああ」
五飛「俺は地球に残る。身軽な機体がエステバリスだけでは、スピードに勝る敵が出て来た時に困るだろうからな」
ゼクス「そうだな、我々も残るか」
カトル「わかりました。デュオ、ヒイロ、トロワは?」
トロワ「異議はない」
ブライト「それでは整理する。我々と共に宇宙に行くメンバーは、まずモビルスーツ部隊」
ゼクス「ただし、私とノイン、ヒイロ、デュオ、カトル、トロワ、五飛をのぞくだ」
ブライト「シャッフル同盟、ゲッターチームにテキサスマック、ダイターン3、そしてコン・バトラーチームだ」
ユリカ「残りの人は地球で待機。Yナデシコのメンバーに、電童とマジンガーチームにザンボットチーム、そしてボルテスチームとゼクスさん達ですね」
※※東方不敗が仲間にいる場合、セリフ追加※※
東方不敗「わしも地球に残るぞ」

さやか「ねぇ、○○○はどうするの?」
カリス「そうだ。エクサランスはどっちにするんですか?」

GEAR本部に残る
宇宙に行く

≪「GEAR本部に残る」を選択≫

渋谷「わかった。いつ敵が来るかわからん。いつでも出撃できるようにしておいてくれ」
銀河「ちっくしょう、北斗の奴! こんな大事な時にどこ行っちまったんだよぉ・・・」

≪「GEAR本部に残る」を選択≫
??? ???
北斗「・・・う、うん・・・」
スバル「・・・気がついた・・・?」
北斗「ああ、スバル・・・ここは・・・?」
スバル「あ、ここは・・・僕たちの・・・」
北斗「・・・あ、そっか。僕、電童との戦いで」
ゼロ「はい、いささか傷を負われました。ですが、もうすっかりよろしいようですね」
北斗「うん、もうなんでもない・・・スバル、どうしたの?」
スバル「・・・」
ゼロ「スバル様もお疲れなのですよ。ずっとあなたについておられましたので」
北斗「そうだったんだ。ごめんね、スバル。ありがとう」
スバル「・・・」
北斗「大丈夫だよ。この次こそ、きっと電童を倒してみせるから」
スバル「・・・」
【シナリオエンドデモ終了】

≪「宇宙に行く」を選択≫
ブライト「よし、すぐに準備をしてくれ。整い次第、すぐに出発する!」
【シナリオエンドデモ終了】


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  宇宙ルート → No29B「月が見えた!」 へ進む


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