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No.30A
GEAR壊滅!

【シナリオデモ開始】
GEAR本部 格納庫
フィオナ「だいぶ出来てきたじゃない、エターナル・フレーム」
ミズホ「ええ、もう少しで完成です」
フィオナ「ところで、エターナルってどういう意味なの?」
ミズホ「実はラージさんの提案なんです。永遠に尽きない時流エンジンを体現するフレームにピッタリだって」
フィオナ「それでエターナルか。ふふっ、あいつらしいわね」
ミズホ「あ、でも内緒にしといてくださいよ。本人もちょっと照れてましたから」
フィオナ「あはは。後でからかいに行こうっと」
ミズホ「フィオナさん!」

GEAR本部 司令室
銀河「それにしてもガルファもしつこいよな」
剴「螺旋城を失ったのに、まだ来るんだからな」
メグミ「それだけ、電童とデータウェポンが欲しいって事なんでしょうか?」
甲児「いまは凰牙はこっちの手にあるしな」
ベガ「電子の聖獣すべてを手に入れし者、宇宙の王とならん・・・」
恵子「なんですか、それ?」
アルテア「我らの故郷、アルクトスに伝わる言い伝えだ。ガルファ皇帝はこれを信じ、データウェポンを手に入れようとしている」
カトル「データウェポンを全て手にしたものが宇宙の王となる・・・ですか」
號「けっ、馬鹿馬鹿しい。たかが言い伝えだろう」
アルテア「そう、ただの言い伝えだ・・・だが、問題はガルファ皇帝がこれを信じているということだ」
ベガ「そのために、これまでにいくつの星が滅ぼされてきたか・・・」
鉄也「迷惑な言い伝えだ。第一、それが本当なら、銀河と北斗が宇宙の王ってことになる」
アルテア「いや、まだデータウェポンは全てそろっていない」
勝平「なんでだよ、6体は全部この2人がセーブしてんだろ」
翔「6体全てを1人がセーブしなくてはならんのかもしれんぞ」
アルテア「ならば、私が王になっていた・・・データウェポンは7体いるのだ」
ノイン「・・・データウェポンは6体ではなかったのか?」
エリス「やっぱり、7体目がいるんですね」
リョーコ「エリスは知っていたのか?」
エリス「確信していたわけじゃないけど、6体だとどうも色々おかしいことがあるのよ。でも、7体いるとしたらすべてが一致するの」
ジュン「あの輝刃っていうのが7体目じゃないの?」
アルテア「違う。我々も7体めの正体については全くわかっていないと言って良い」
吉良国「データウェポンを集めるときに、メテオキューブを使った作戦を実行したけど、その時にも7体目は姿を見せなかった」
アルテア「7体目は、他の6体とは違う。明らかに特別な存在なのだ」
デュオ「ただいまっと。みなさんおそろいで」
ノイン「どうだった?」
デュオ「北斗の記憶にあった場所だけどよ、とっくに引き払われて空っぽだったぜ」
めぐみ「でしょうね。場所を知られているのに、ずっとそこにいるなんてありえないわ」
北斗「・・・」
恵子「どうしたの?」
北斗「・・・スバルって、ガルファなんだなって思って。なんかさ、僕たち、すごく普通に遊んでいたような気がして」
アルテア「それは当然だろう。スバルは、ガルファがGEARを動かすパイロットとして用意した人間だからな」
北斗「じゃあ、僕やアルテアさんのように、違う記憶を植え付けられたわけじゃないの?」
アルテア「ああ、スバルは赤子の時に連れてこられた。人間としての記憶は最初からない」
ユリカ「赤子って、どこから連れてきたんですか? やっぱり、どこか人間の星から?」
アルテア「おそらく・・・詳しいことは私も知らぬ」
北斗「・・・」
ユリカ「そういえば、宇宙へ行ったブライト艦長の方はどうだったんです?」
ミナト「それが、電波障害があって連絡が取れないんです」
ヒイロ「これだけ時間がたっているにも関わらず、レーザーが照射されないところを見ると、阻止には成功したのだろう」
渋谷「さすがに頼りになるな」
健太郎「ところで、アルテア君に聞きたいことがあるのだが」
アルテア「なにか?」
健太郎「記憶をすり替える際に、以前の記憶を調べることは出来るのだろうか?」
アルテア「さあ、そこまでは私も知らぬ」
ルリ「・・・もしそれが可能なら、彼らは北斗さんの記憶を探って、この本部の正確な位置を知ることが出来ます」
渋谷「・・・しまった!!」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕
〔警報〕

愛子「緊急事態、緊急事態、敵侵入者です!」
アルテア「ゼロだ。奴が来るぞ!」
※※東方不敗が仲間にいる場合、セリフ追加※※
東方不敗「むぅっ!」


GEAR本部 通路
ゼロ「・・・本部というからには、もう少しましな防衛システムがあると思っていたが・・・」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

ティス「さて、あたいたちは例のものを探そう」
ラリアー「・・・うん」

GEAR本部 司令室
アルテア「やはり・・・奴はここでGEARを一気に潰すつもりのようだな」
渋谷「Aクラス要員をのぞいて、総員の退避を開始! 迎撃!」
愛子「駄目です! 防衛システム、突破されました!」
渋谷「くっ!」

GEAR本部 通路
ゼロ「さて、ラリアーとティスは勝手に動いているようですし、私もあれを探しますか」「むっ!」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

ゼロ「・・・何をしておいでです、ガルファのものであったお方が・・・」
アルテア「ゼロッ!!」
ベガ「ここから先は通しません!」
ゼロ「・・・おやおや、おそろいですか、アルクトスの亡霊達が。・・・困りましたね、私はあなたがたの相手をしに来たわけではないのですが」
アルテア「だがここで消えてもらう、ゼロ、お前には!」
ゼロ「・・・差し違えようなどとお思いならば無駄なことですよ、アルテア」
アルテア「どうかな? 今日はできるかもしれぬぞ」
ゼロ「言ったはずです。私にはあなた方の相手をしている時間はないのです」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

アルテア「ぐうっ!」
ベガ「うあっ!」
ゼロ「手間をかけさせてくれますね、本当に!」
※※東方不敗が仲間にいる場合、セリフ追加※※
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

東方不敗「待てい! お主の相手はこのわしぞ!」
ゼロ「・・・なるほど・・・亡霊がもう一人いましたか」
東方不敗「貴様のような奴がいるからこそ、ゆっくり死んでおれぬのだ! ゆくぞ!」
ゼロ「所詮は人間、私の相手には・・・ぐおっ!」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

東方不敗「人間をなめるでないわ!」
ゼロ「・・・なるほど、確かにあなたを人間扱いするのは失礼のようだ」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔爆発音〕
〔画面、振動〕

アルテア「人の思いの強さ、あなどるでない、ゼロ!」
ゼロ「思いが強くとも、もろいものなのですよ、人間というものは」
※※東方不敗が仲間にいる場合、セリフ追加※※
東方不敗「機械生命体ごときに、人間の強さはわかるまい! くらえ! 十二王方牌大車輪!!」
ゼロ「ぬおっ!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔爆発音〕
〔画面、振動〕

ベガ「ゼロはいったい何を狙っているのか? 単なる基地の破壊? いえ、違うわ・・・そうか!」

GEAR本部 司令室
愛子「駄目です、被害拡大!」
鉄也「あいつら、もう少し場所を考えて戦え!」
トロワ「無理だな・・・配慮して勝てる相手ではない」
エリス「長官! 敵が多数接近してきます!!」
渋谷「何だと!? ラウンドナイツ出動! 迎撃急げ!!」
銀河「ちっくしょう、なんでこんな時に敵が来るんだよ!?」
ゼクス「こんな時だからこそ、敵が来るのだ」

GEAR本部 格納庫
〔爆発音〕
〔画面、振動〕

ラージ「・・・ここも、そろそろ危ないですね」
井上「大事な資料なんかは避難させた方が良くありませんか?」
ラージ「資料ならいいですよ。僕の場合、大事なのはこの予備の時流エンジンですからね」
ミズホ「エクサランスのフレームを使いますか? 簡単な動作なら、外からの操作でも出来ますから」
ティス「見ーっけ!」
ウリバタケ「な、なんだてめえは!?」
ティス「あたしの顔は知らなくても、名前は知っているでしょ。ティスよ」
ラージ「ティス!? なぜここに・・?」
ティス「悪いね!」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕


GEAR本部 通路
ゼロ「ここか? 悪あがきを・・・ふ、そこか・・・」
※※東方不敗が仲間にいる場合、セリフ追加※※
東方不敗「そうはいかんぞ!」

ベガ「おやめなさい! ここに手は触れさせません!」
ゼロ「手間をかけさせてくれますね、本当に・・・」
ベガ「あなたの狙いは、やはり、この・・・」
ゼロ「あの折もそうでしたね、王女ベガ。この船があなたを守り、そして逃がした・・・ゆえにこんな面倒なことになりました」
※※東方不敗が仲間にいる場合、セリフ追加※※
東方不敗「船か・・・貴様には、指一本触れさせん!」

【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「GEAR壊滅!」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
〔味方戦艦出現〕

銀河「いくぞ北斗! 電童、発進!!」
北斗「凰牙! スクランブル!!」
〔味方ユニット出現〕
〈出撃ユニット選択〉
<戦闘開始>

<銀河vsスバル>

スバル「どけ、電童! いま僕が相手にしたいのはお前じゃない!」
銀河「この野郎、北斗の頭いじくり回しておいて勝手なことを言うな!」

<北斗vsスバル>
スバル「北斗ーっ!」
北斗「スバル!? そんな、スバル、どうして!?」
スバル「どうしたもないさ。敵なんだろ? お前は、やっぱり僕の敵なんだろーっ!?」
北斗「スバル!」

<北斗vsスバル(戦闘後)>
スバル「敵なんだ・・・お前はやっぱり僕の敵なんだ。くっそぉーっ!」
北斗「そうだけど、そうかもしれないけど、でもやっぱりスバルとは戦えないよ・・・戦いたくない!」「スバルこそなんでガルファなんだよ・・・君だって人間なのに。なんで君が人類を滅ぼそうとするガルファなんだ!」
スバル「僕はガルファ皇帝の子だ。邪悪なお前たち人間を滅ぼすのが、ガルファの使命だ!」
北斗「だからなんで人類が邪悪なの? 勝手にいきなり攻撃してきて、ガルファの方がよっぽど悪いじゃないか。なのになぜ!?」
スバル「うるさい!」

<ラリアーが戦闘>
ラリアー「やっぱり、みんな僕たちを攻撃するんだ・・・そうだよね・・・」

<北斗がスバルを説得orスバル撃破orHP30%以下・味方援軍1&敵増援1出現>
※※北斗がスバルを説得の場合、セリフ追加※※
北斗「僕たち、話すことだって、一緒に遊ぶことだって出来たのに! なのになんで、こんな風に戦わなくちゃならないんだ!?」
スバル「北斗・・・」
ゼロ「潮時ですね、スバル様」
スバル「ゼロ!?」
ゼロ「もういいかげん、気もお済みでしょう。そろそろ倒していただきましょう。お言葉通り、凰牙を」
スバル「くそっ、なんだ!? ゼロ、これはなんだ?! 勝手に動くぞ!」
ゼロ「あなたの機体は凰牙と接触して自爆いたします。あなたでもこれならば確実に凰牙を倒せます」
スバル「なんだと・・・ゼロ、僕を」
ゼロ「スバル様におかれましても、その身と引き換えにご使命を果たされますこと、陛下もさぞやお褒めくださいますでしょう」
スバル「ゼローッ!」
ゼロ「凰牙もパイロットも、我らが使えぬのであれば意味がないのです」
北斗「スバル、どうしたんだよ、スバルーっ!」
〔スバル、北斗へ隣接〕
スバル「逃げろ、北斗!」「・・・爆弾がある・・・それで、凰牙を倒せと・・・僕はガルファの・・・」
北斗「スバル、飛んで! 僕、受け止めるから、早く!」
スバル「でも、僕は・・・君の・・・」
北斗「友達だろ! だから飛んで! 早く!」「飛べーっ、スバルーっ!!」
スバル「!」
北斗「今だ!」
〔北斗、スバルへ攻撃〕
〔敵ユニット撃破〕

スバル「う、うう・・・」
北斗「スバル・・・」
甲児「あいつら、なんてことしやがる!」
日吉「ひどすぎるよ! スバルを使い捨ての道具にするなんて!」
※※スバル撃破の場合のセリフ※※
スバル「うわぁぁっ、ゼローっ!!」
ゼロ「・・・最後まで役にたちませんでしたね・・・あなたは」
スバル「ゼロ・・・」
ゼロ「凰牙を道連れに自爆すら出来ないとは、所詮は人間ということですか」
スバル「そんな、僕はガルファ皇帝の!」
ゼロ「息子役を務めるただの人間ですよ」
スバル「ゼロ・・・そんな・・・」
ゼロ「さようなら、スバル様」
北斗「スバルーっ!」
スバル「・・・うう・・・僕は・・・」
北斗「スバル・・・」
※※スバルHP30%以下の場合のセリフ※※
スバル「うう、僕は負けない・・・北斗なんかに、敵なんかにーっ!」
北斗「スバル・・・」
アブゾルート「ああっ、スバル様が!」
ウィッター「スバル様!」
グルメイ「スバル様~っ!」
ゼロ「潮時ですね、スバル様」
スバル「ゼロ!?」
ゼロ「もういいかげん、気もお済みでしょう。そろそろ倒していただきましょう。お言葉通り、凰牙を」
スバル「くそっ、なんだ!? ゼロ、これはなんだ?! 勝手に動くぞ!」
ゼロ「あなたの機体は凰牙と接触して自爆いたします。あなたでもこれならば確実に凰牙を倒せます」
スバル「なんだと・・・ゼロ、僕を」
ゼロ「スバル様におかれましても、その身と引き換えにご使命を果たされますこと、陛下もさぞやお褒めくださいますでしょう」
スバル「ゼローッ!」
ゼロ「凰牙もパイロットも、我らが使えぬのであれば意味がないのです」
北斗「スバル、どうしたんだよ、スバルーっ!」
〔スバル、北斗へ隣接〕
スバル「逃げろ、北斗!」「・・・爆弾がある・・・それで、凰牙を倒せと・・・僕はガルファの・・・」
北斗「スバル、飛んで! 僕、受け止めるから、早く!」
スバル「でも、僕は・・・君の・・・」
北斗「友達だろ! だから飛んで! 早く!」「飛べーっ、スバルーっ!!」
スバル「!」
北斗「今だ!」
〔北斗、スバルへ攻撃〕
〔敵ユニット撃破〕

スバル「う、うう・・・」
北斗「スバル・・・」
甲児「あいつら、なんてことしやがる!」
日吉「ひどすぎるよ! スバルを使い捨ての道具にするなんて!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔アミューズメントパークに爆発〕
〔画面、振動〕

ユリカ「本部が!?」
フィオナ「ラージ、ミズホ!」
ゼロ「我らガルファ、同じ過ちを繰り返すつもりはありませんのでね」
渋谷「いかん! 総員及びメテオを退避、GEAR本部を放棄する!!」
〔アミューズメントパークに大爆発〕
〔画面、振動〕

デュオ「本部が!?」
ルリ「・・・GEAR本部、消滅を確認・・・」
リョーコ「ちっくしょぉぉぉぉっっ!」
〔敵ユニット出現〕
ティス「さて、もらうもんはもらったし、退散しますか」
フィオナ「それは!?」
ティス「そうよ、あなた達が研究していた時流エンジンの予備・・・そしてこの二人」
ミズホ「・・・」
ラージ「・・・」
フィオナ「ラージ! ミズホ!!」
ティス「悪いとは思うけど、デュミナス様が必要としているのよ、それじゃね!」
ゼロ「ティス、少しぐらい手駒をおいていってもらいたいですね」
ティス「もちろん、ちゃんと準備してあるわよ。出てきなさい! デビルガンダム!!」
ゼロ「来れ、機士達よ!」
〔敵ユニット出現〕
ティス「じゃあね!」
〔敵ユニット離脱〕
※※まだラリアー健在の場合、セリフ追加※※
ラリアー「待ってよ、ティス! 僕も連れてってよ!」
〔敵ユニット離脱〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

フィオナ「待ちなさい! 二人は渡さないわ!」
ゼロ「ラウンドナイツよ。すぐに片を付けてやる。すべてな」
※※東方不敗が仲間にいる場合、セリフ追加※※
東方不敗「待てい!」
〔味方ユニット出現〕
東方不敗「まだわしとの決着がついておらんぞ!」
〔東方不敗、気力130〕
〔東方不敗、精神コマンド「熱血」使用〕

ゼロ「人間ごときが・・・」


<銀河vsゼロ>
銀河「よくも本部を!」
ゼロ「電童か・・・ちょうど良い。ここでお前を倒させてもらう!」

<北斗vsゼロ>
北斗「お前がスバルを、よくも!」
ゼロ「スバルはお前の敵のはず・・・これだから人間というのは」

<主人公vsゼロ>
フィオナ「一体何のつもりよ!? 時流エンジンと二人に何の用があるのよ!」
ゼロ「さてな。直接デュミナスに聞くが良い・・・出来ればの話だがな!」

<勝平vsブッチャー>
勝平「てめえ、いつのまにかガルファやデュミナスとつるみやがって!」
ブッチャー「ほーっほっほっほっ。デュミナスはともかく、人類の抹殺と言う点で、ガルファとは目的が一致するでな」

<ブッチャー撃破or30%以下>
ブッチャー「ほう、なかなかやりおるな。ここは下がるとするか」
〔敵ユニット撃破or離脱〕

<ゼロ撃破>
ゼロ「おのれ、人間めぇっ!」

<敵全滅・勝利条件達成>
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

Yナデシコ ブリッジ
鉄也「敵を倒しはしたが・・・」
ユリカ「・・・本部が・・・」
健一「くそっ! ガルファの奴らめ!」
〔振動音〕
〔画面、振動〕

銀河「な、なんだ?」
デュオ「地震か?」
ルリ「・・・違います。地下から巨大な物体が上がってきます」
ノイン「何が起こっているというのだ!?」
リョーコ「わ、わわわわわ、なんだこりゃーっ!?」
北斗「また敵なの?」
ガイ「それとも秘密兵器か!?」
ゼクス「これは・・・宇宙船!?」
〔モニターの開く音〕
渋谷「その通り。これが宇宙船『メテオ』だ」
ジュン「メテオって、確か本部のメインコンピューターの名前」
渋谷「もともと、本部はこの宇宙船の上に作られたものだ」

メテオ 司令室
愛子「わぁ、本部の司令室にそっくり」
渋谷「本部の司令室の方が、ここを模して作られたのだからな」
井上「運用の基本システムも一緒ですから、すぐに使いこなせますよ」
北斗「・・・母さん、これに乗って地球にきたの? 一人で?」
ベガ「ええ、電童と一緒にね。メテオは私たちを守る船だったの」
渋谷「GEARが存在していれば、メテオはここに戻ることはない。だから、この船が再び動くときは・・・」
ゼクス「本来なら、動いてはならぬ船・・・最後の砦か」
ベガ「メテオ、船体の状況は?」
メテオ「火器管制システム及び自動航行システムに異常」
渋谷「いまは地上に出るのがやっとか」
愛子「すごい! メテオのレーダーレンジ、ムチャクチャ広い! 月軌道までカバーできる!」
プロスペクター「我が社としては是非とも独占契約をお願いしたいですな」
メグミ「どうしてこれ、普段から使ってないんですか?」
渋谷「メテオキューブの問題もあるが、我々の理解を越えたシステムに依存しすぎるのも危険なのでな」
吉良国「偵察衛星があれば、ある程度はカバーできるからね」
ルリ「この月に向かっているのは、ネェル・アーガマみたいです」
甲児「なんで月に行くんだ?」
ノイン「補給か追撃だろうな。考えたくはないが、敗走しているのかもしれん」
愛子「あれ・・・長官、バンドックです!」
勝平「何だって!? まだ近くでうろついていたのかよ!?」
愛子「いえ、遠いんですけど、動きが変です」
日吉「本当だ。スピードがかなり遅いよ」
ヒイロ「エンジンにトラブルでも起こしたか」
勝平「長官、すぐに出撃しようぜ! 今ならガイゾックにとどめをさせる!」
さやか「けど、あたしたちだって基地をなくしたばかりなのよ」
井上「メテオはまだ動けませんよ」
勝平「だから行くんじゃねえか! まさか向こうだって、基地をなくした俺たちが追撃してくるなんて思わないさ」
デュオ「だな、相手の隙を突くってのは戦いの常道だぜ」
渋谷「・・・」
勝平「長官!」
渋谷「わかった。各機の補給が済み次第、Yナデシコでガイゾック追撃に向かう!」

メテオ 格納庫
フィオナ「そんな・・・どうして・・・」
ウリバタケ「ひっでえな。エクサランスの新型フレーム、ボロボロじゃねえか」
井上「修理しようにも、設計したミズホさんがいないと、どこをどういじって良いのやら・・・」
フィオナ「どうすんのよ・・・私じゃフレームも作れないし、時流エンジンだって・・・」
デュオ「自分に出来ることをやるしかねえんじゃねえの?」
フィオナ「え・・・?」
めぐみ「そうよ、二人がいなくても、あなたに出来ることはあるはずよ」
フィオナ「私に出来ること・・・でも、私には・・・」
銀河「なに言ってんだよ! 出来ないと思ったら、本当に何も出来なくなるぞ」
北斗「そうだよ! バイパーウィップの時、僕たちを守ってくれたじゃないか」
アキト「木連の自爆メカの時だってそうだ。大丈夫、君ならできるよ」
銀河「『力は心なり!』ってね。母ちゃんの受け売りだけどさ」
ヒイロ「心を持たぬ奴に力はない・・・二人を助ける力が欲しくば、助けるという心を持つことだ」
フィオナ「・・・みんな・・・」「・・そうね、考えてみるわ。私に何が出来るか・・・」

メテオ 司令室
アルテア「スバルの様子はどうですか?」
渋谷「体の方は大丈夫だ。一通り簡単な検査もしたが、なんの心配もないそうだ」
アルテア「そうですか」
愛子「・・・でも、全然しゃべらないんです。食事も、水以外一切口にしようとしなくて」
めぐみ「それじゃあ、そのうち倒れちゃうわよ」
アルテア「・・・そうですか」
ベガ「兄上が声をかければ、あるいは」
さやか「そうね。スバルはアルテアさんをお兄さんだと思っているんでしょう?」
渋谷「頼めるかね?」
アルテア「しかし、あの子に今の私がわかるかどうか・・・ガルファは、私はずっとマスクをつけたままでしたから」
ゼクス「それに、ゼロに裏切られたことにより、ガルファのもの全てに不信感を抱いている可能性もある」
アルテア「・・・だが、本当の兄弟ではないといっても、私はやはりあの子の兄と思っている・・・ベガ、お前もそれでいいな」
ベガ「ええ」

星見町 メテオ周辺
アブゾルート「ああ、スバル様がやつらに捕まってしまったダワ」
グルメイ「俺たち、これからどうなるバリ」
ウィッター「ゼロ様は死んだけど、また同じような奴が来たらどうなるジャン」
アブゾルート「スクラップにされるダワ」
ウィッター「スクラップはいやジャン」
グルメイ「だったら、どうするバリ?」
ウィッター「ひとつしか、道はないジャン」
アブゾルート「ラウンドナイツ~っ! ワタシらを保護して欲しいダワ!」
ウィッター「何でもするジャン!」
グルメイ「助けてほしいバリ!」
カトル「どうしました? 避難民の方ですか?」
北斗「あ、この人たち、スバルと一緒にいたガルファだよ」
甲児「じゃあ、敵じゃねえか。ようし、ぶっ飛ばしてやる!」
ユリカ「待ってください! ルリちゃん、あの人たち・・・もしかして?」
ルリ「はい、コンテストでメガノイドに捕まった時、助けてくれた変な人たちです」
ユリカ「やっぱり! すいませ~ん、メテオのハッチ、開けちゃってくださ~い」
トロワ「敵のスパイかもしれんぞ」
ユリカ「心配いりません。あの人たちは私たちの恩人ですから」
北斗「僕も、あの三人は大丈夫だと思うな」

メテオ 一室
アルテア「確かに、この3体は螺旋城の機将たちのチップだ」
ボス「チップって、ホテルとかでサービスに払うあれか?」
ウリバタケ「違うって・・・端末みたいなもんだろ」
アルテア「そうだ。3機将は自分のチップを情報収集のため、地球に送り込んでいた」
ベガ「でも、本体が消滅したのに動いているなんて」
アルテア「確かに珍しいケースだ。だが、メモリーのほとんどを失い、人間で言えば記憶喪失に近い。害はないだろう」
ユリカ「だったら決まりです。ラウンドナイツはあなたたちを受け入れます」
アブゾルート「助かったダワ」
グルメイ「スクラップにならずに済んだバリ」
ウィッター「ありがとジャン!」
リョーコ「おいおい、本当にいいのかよ」
ユリカ「アルテアさんも害はないって言ったじゃないですか」
アブゾルート「アルテア!?」
グルメイ「アルテア!!?」
ウィッター「アルテアーっ!!!?」
メグミ「ど、どうかしたの?」
アブゾルート「アルテアって名前を聞いた途端、なんだかむかついてきたダワ」
グルメイ「体がムズムズするバリ」
ウィッター「なんなんジャン!?」
アルテア「ふ・・・私は3機将からは嫌われていたからな。チップにも多少はその影響が出ていると見える・・・」

??? ???
ラージ「・・・ここは・・・」
デュミナス「目覚めたな」
ラージ「・・・お前は!?」
デュミナス「私の名はデュミナス・・・ラージ・モントーヤだな」
ラージ「ここはどこです? 僕たちをどうするつもりですか?」
デュミナス「質問はひとつずつするもの」
ラージ「・・・ここはどこです?」
デュミナス「その質問には答えられない。質問を続行しますか?」
ラージ「まぁいいでしょう・・・ではミズホさんはどこです?」
デュミナス「別室にいる」
ラージ「僕たちを連れ去った目的は?」
デュミナス「あなたの研究を完成させるため。タイムワープの研究を・・・」
ラージ「それで、時流エンジンまで奪ったというわけですね・・・」
デュミナス「その通り」
ラージ「断ったらどうします?」
デュミナス「ミズホ・サイキの命が尽きるだけ」
ラージ「・・・人質ですか・・・」
デュミナス「あなたは断れない。あなたが時流エンジンを作ったのは、エネルギー紛争による戦乱をなくすため・・・多くの人たちが平和に生きるため・・・人の命を奪う行為は、あなたにはできない・・・」
ラージ「・・・一人の命を救うために、数万人の命を犠牲にしかねない選択をしろというのですか?」
デュミナス「友人一人の命は、名も知らぬ数万人の命よりも価値のあるもの・・・違いますか?」
ラージ「・・・確かに・・・数万人を殺す兵器のボタンを平気で押せる人が、身内一人の死に涙するというのはよくあることです」
デュミナス「あなたにとって親しい友人一人の命と、あなたにとって顔も名前も知らない数万人の命、どちらを守りたいですか?」「数万人の死はあなたの仮定にすぎないが、友人の死は確実に訪れることも考えて結論することを期待する」
ラージ「・・・わかりました。研究しながら、数万人の命を救う方法でも考えるとしましょう」
デュミナス「あなたの選択は間違いではない」
ラージ「・・・」

Yナデシコ ブリッジ
愛子「Yナデシコ発進準備完了しました!」
渋谷「よし、ユリカ君!」
ユリカ「はい! これよりYナデシコは、ガイゾック追撃のために発進します。機動戦艦Yナデシコ、発進!!」
ルリ「Yナデシコ、発進」
勝平「ガイゾックめ、今度こそ正真正銘の決着の時だ!」
【シナリオエンドデモ終了】


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