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No.31Ｂ
私はデュミナス・・・

【シナリオデモ開始】
ネェル・アーガマ　ブリッジ
サラ「間もなく、送信施設が目視できます」
ブライト「・・・妙だな。あれから敵の攻撃がない」
號「つまんねえの。てっきりサテライトキャノンの攻撃がくると思っていたのによ」
ビューティ「攻撃の期待なんかしないでよね」
レイン「こ、これは！？」
チボデー「どうした？」
レイン「見て、施設のあちこちに・・・」
ドモン「あれは、ＤＧ細胞！？」
ブライト「急いで分析しろ！」
レイカ「分析結果出ました・・・すごい・・・この施設の半分以上、ＤＧ細胞に侵されているわ」
ジャミル「何ということだ」
※※ランスローが仲間にいる場合、セリフ追加※※
ランスロー「これは、悪夢か・・・？」
ビューティ「ちょっと見て、あそこ！」
ジャック「あれはデビルガンダム！」
クワトロ「そう簡単に、中に入れてはもらえんということか」
ブライト「各機発進！　邪魔者を叩く！！」
【シナリオデモ終了】

サブタイトル
「私はデュミナス・・・」

【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
〔味方戦艦出現〕
隼人「あのデビルガンダム、様子がおかしいな」
カリス「施設とほとんど一体化しているんです。おそらく、施設の機能のほとんどを掌握しているんでしょう」
ウィッツ「要するに、あいつを倒さねえと施設への侵入は無理って事か」
＜＜ラウル＞＞
ラウル「デビルガンダムがいるって事は、デスピニスか他の連中がいるってことか！？」
＜＜フィオナ＞＞
フィオナ「デスピニスは、いないの？」
※※東方不敗が仲間にいない場合、セリフ追加※※
東方不敗「うう・・・ドモン・・・」
ドモン「師匠！」
シャギア「悲しき師弟の再会というところか」
オルバ「お涙頂戴の話っていうのは嫌いじゃないけどね」
ドモン「貴様らぁっ！　覚悟しろ！」
サラ「ネオ・ジオンの戦艦、接近！」
ブライト「何だと！？」
〔敵ユニット出現〕
ザイデル「おのれ！　オールドタイプなどにＤ．Ｏ．Ｍ．Ｅ．はわたさん！」
シャギア「ザイデルか。この期に及んで、まだニュータイプにこだわるか」
オルバ「僕たちの力、思い知るがいい」
〔シャギア、マイクロウェーブ受信〕
〔シャギア、マップ兵器「サテライトランチャー」使用〕
ザイデル「わしは、まだわしは！」
〔敵ユニット撃破〕
ガロード「貴様らーっ！」
シャギア「奴はここに来て、なおニュータイプにこだわった。だから攻撃した」
オルバ「ニュータイプは僕らにとって天敵だからね。もちろん君たちも同じだよ」
万丈「交渉の余地はないということか」
號「上等だ。そんなもんで俺たちが止められると思ったら大間違いだぜ！」
ドモン「行くぞぉぉっっ！」
〔味方ユニット出現〕
〈出撃ユニット選択〉
デスピニス「・・・急がないと・・・」
＜戦闘開始＞

≪まだデビルガンダム健在≫
＜敵が８機以下・敵増援１出現（１回目）＞
ちずる「みんな、あれを見て！」
〔敵ユニット出現〕
號「いくら出たところでかまわねえ。片っ端から叩きつぶしてやる！」

＜敵増援１出現後、敵が８機以下（２回目）＞
パーラ「うわっ！　また増えたぜ！」
〔敵ユニット出現〕
レイン「そうだわ！　デビルガンダムよ！　デビルガンダムが生み出しているんだわ！」
ジュドー「それって、あいつを倒さない限り、終わらないってこと？」
＜＜ラウル＞＞
ラウル「冗談じゃねえぞ！」
＜＜フィオナ＞＞
フィオナ「消耗戦になったら不利よ」

＜敵増援１出現後、敵が８機以下（３回目）＞
小介「また出てきました！」
〔敵ユニット出現〕
エニル「ちょっと！　早いとこ何とかしなよ！」

＜ドモンvs東方不敗＞
ドモン「師匠！　師匠の望みはわかっています。今こそ、あなたに永遠の眠りを！」
東方不敗「うう・・・」

＜東方不敗orデビルガンダム撃破＞
〔敵ユニット撃破〕
※※東方不敗が仲間にいない場合、セリフ追加※※
〔敵ユニット出現〕
東方不敗「ぐぐ・・・」
カミーユ「ま、まだ動くのか！？」
カリス「これが、自己再生・・・」
東方不敗「ド、ドモン・・・」
ドモン「・・・師匠・・・」
東方不敗「こやつの動きは何とか止める・・・その間に、わしに石破天驚拳を・・・」
ドモン「師匠・・・」
東方不敗「わしが生きている限り、デビルガンダムは動き続ける。そして、わしの体の一部でも残っていれば、デュミナスはわしを甦らせるだろう。それでは何の解決にもならん・・・」「わしの体の細胞を、ひとつも残さず滅ぼすのだ。それしか道はない！」
ドモン「・・・わかりました！」
〔ドモン、気力１５０〕
〔ドモン、東方不敗へ隣接〕
東方不敗「ふ・・・死ぬというのは、何度やっても慣れぬものよ・・・」
ドモン「師匠、不肖の弟子ながら・・・まいります！」
東方不敗「流派・東方不敗は！」
ドモン「王者の風よ！！」
東方不敗「全新系裂！」
ドモン「天破侠乱！！」
東方不敗「見よ、東方は赤く燃えているぅぅぅぅぅぅっっ！！」
［イベント戦闘「ドモンvs東方不敗」］
東方不敗（・・・これで、やっと・・・）
〔敵ユニット撃破〕
ドモン「師匠・・・お別れは言いません。師匠はいつでも俺のそばにいるのですから」
レイン「おかしいわ、グランドマスターガンダムが消えない」
※※東方不敗が仲間にいる場合のセリフ※※
ルー「やったぁ！　これで勝ったも同然ね！」
レイン「・・・おかしいわ。グランドマスターガンダムたちが消えない」
トニヤ「デビルガンダムは倒したはずなのに」
レイン「デビルガンダムの他に、敵を操るものが存在するというの？」
※※東方不敗が仲間にいる場合のセリフ※※
＜＜ラウル＞＞
ラウル「いるとしたら、そいつは・・・」「出てこい、デュミナス！！」
＜＜フィオナ＞＞
フィオナ「そんな事ができるのは・・・出てきなさい、デュミナス！！」
※※東方不敗が仲間にいない場合のセリフ※※
ドモン「いるとしたら、そいつは一人だけだ！」「いいかげんに出てこい！　デュミナ ス！！」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
〔マップ上、発光〕
〔敵ユニット出現〕
ブライト「出たな・・・」
チボデー「あ、あれが・・・」
○○○「間違いない・・・デュミナス！！」
デュミナス「私の名はデュミナス・・・存在自体が間違いだといわれたもの・・・」
アムロ「なぜだ？　邪気はあるが・・・悪意はない・・・」
アストナージ「なんだあれは？　生き物なのか？　機械なのか？」
デュミナス「・・・その質問には答えられない。なぜなら、私自身も知らないからだ」
隼人「知らないだと！？」
デュミナス「そう、私は知らないのだ・・・私は生き物なのか、機械なのか、それとも別の何かなのか・・・」「わかっていることは、私がデュミナスだということだ」
万丈「どういうことだ！？」
デュミナス「デュミナス・・・地球の言葉に訳せば『間違い』『失敗』『誤り』・・・私はそう呼ばれた。だから私はそう名乗っている」
カリス「誰がそう呼んだのです！？」
デュミナス「私の親、私の創造主・・・この世に生まれた私に対し、創造主はこう言った・・・」「『お前を生み出したのは間違いだ。お前は存在していること自体が間違いなのだ。デュミナスなのだ！』」「・・・だから、私はデュミナスなのだ・・・」
ブライト「貴様の目的は何だ！？」
デュミナス「それは・・・私が求めているものに他ならない。ラウンドナイツに質問する。私の目的は何だ？」
號「な、なに言ってんだこいつ？」
デュミナス「答えられぬか？　ならば、私は答えを求める。私が存在するために・・・デスピニス！」
デスピニス「・・・はい」
ラージ「え？」
ミズホ「な？」
〔ブライトに爆発〕
〔敵ユニット出現〕
ブライト「どうした！？」
トニヤ「居住区に爆発！　侵入者がいたようです！！」
〔デスピニス、デュミナスへ隣接〕
ミズホ「・・・う・・・」
ラージ「・・・うう・・・」
○○○「ラージ！　ミズホ！！」
デュミナス「私はこの二人を必要とする。デスピニス、二人と共に去るがよい」
デスピニス「はい」
＜＜ラウル＞＞
ラウル「待て！　二人を返せ！」
＜＜フィオナ＞＞
フィオナ「二人をどうする気なの！　返しなさい！！」
〔主人公、デュミナスへ隣接〕
[イベント戦闘「主人公vsデュミナス」]
＜＜ラウル＞＞
ラウル「うわぁぁぁぁっっっっ！」
＜＜フィオナ＞＞
フィオナ「きゃぁぁぁぁぁっっっ！」
豹馬「○○○！」
デスピニス「デュミナス様、私は二人を連れて・・・」
デュミナス「ゆくがよい」
〔敵ユニット離脱〕
＜＜ラウル＞＞
ラウル「く、くそぉ・・・待てぇ・・・」
＜＜フィオナ＞＞
フィオナ「ラージ・・・ううっ・・・」
ドモン「貴様ぁ！」
デュミナス「私と戦うか・・・」
號「あったりめえよ！　ぶっとばしてやる！」
デュミナス「ならば私も戦おう・・・私は存在したいのだ・・・」
○○○「こ、このぉぉぉっっ！」
〔主人公、精神コマンド「ド根性」使用〕
〔主人公、気力＋３０〕

＜ガロードvsシャギア＞
ガロード「お前たちは、また人間同士の戦争を繰り返そうっていうのか！」
シャギア「人類の歴史は戦争の歴史という・・・ならば、戦争を起こすのはごく自然なことではないか」
ガロード「勝手な理屈を言うな！」

＜ガロードvsオルバ＞
ガロード「サテライトシステムをもてあそんで、どんなことになるかわかっているのか！」
オルバ「わかってるさ。戦争が起きるんだ。そして世界が滅ぶのさ」
ガロード「わかっていて、なぜ！」
オルバ「僕たちを中心とする世界を作るためさ」
ガロード「どうしたらそんなことが出来るんだよ！」
オルバ「僕たちをこうしたのは、この世界だからだ！」

＜シャギア撃破＞
シャギア「馬鹿な、こんな馬鹿なぁっ！」

＜オルバ撃破＞
オルバ「に、兄さーんっ！」

＜デュミナス撃破＞
デュミナス「お前たちも、私の存在を消そうとする。私の存在が間違いだから・・・」「だが、私は存在したいのだ・・・」
〔敵ユニット撃破〕
ブライト「やったか！？」
ギャリソン「いえ、爆発はダミーですな。どうやら逃げられたようです」
號「なんでぇ、大したことねえじゃんか」
ジャック「ネクストでジ・エンドね」
○○○「ラージ・・・ミズホ・・・」

＜敵全滅・勝利条件達成＞
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】
ネェル・アーガマ　デッキ
サイ・サイシー「ひっでえなあ、デスピニスの奴。二人をさらっていったばかりか、新型フレームまでぶっ壊していきやがった」
クワトロ「気がつくべきだったな」
隼人「やつが時流エンジンを必要とするならば、開発者であるラージたちにも手を伸ばしてくる・・・か。考えてみれば当然だ」
＜＜ラウル＞＞
ラウル「くそぉ！　二人とも、絶対に助け出してやる！！」
パーラ「そうこなくっちゃ」
アムロ「とにかく、施設の中を一通り調べよう」
＜＜フィオナ＞＞
フィオナ「・・・そんな・・・二人とも・・・」
パーラ「ちょっと、なに落ち込んでんのよ。そんな暇があったら、二人を取り戻すことを 考える方が先でしょ！」
ジャミル「その通りだ。とにかく、施設の中を調べよう」
ちずる「そうね。デュミナス達の手がかりがあるかも知れないわ」
＜＜ラウル＞＞
ラウル「ようし、行くぞ！」
＜＜フィオナ＞＞
フィオナ「そ、そうね、わかったわ」

マイクロウェーブ施設　格納庫
アレンビー「ちょっと、あれって脱出用の小型艇じゃない？」
※※ランスローが仲間にいる場合、セリフ追加※※
ランスロー「型から見て、サダラーンのものだ」
トニヤ「ってことは、ザイデルはまだ生きているって事！？」
翔「落ち着け！　たとえ生きていても、今のあいつには大したことは出来まい」
〔モニターの開く音〕
アムロ「・・・ん？」
カミーユ「・・・これは・・・前にも・・・」
ティファ「・・・Ｄ．Ｏ．Ｍ．Ｅ．・・・」
ジュドー「・・・俺たちを呼んでいるのか？」
※※プルが仲間にいる場合、セリフ追加※※
プル「ジュドー、こっちだよ！」

マイクロウェーブ施設　Ｄ．Ｏ．Ｍ．Ｅ．
號「・・・なんだここは？　殺風景な部屋だな」
レイン「プラネタリウムみたい」
ザイデル「きっ、貴様らは！」
パーラ「ザイデル！」
ドモン「おっと！　こいつは預からせてもらう」
ザイデル「おのれ、銃を返せ！　オールドタイプが！」
十三「まだ言うか、このアホンダラ！」
ザイデル「貴様達は、偉大なるファースト・ニュータイプをこんな姿にしただけでは飽きたらないのか！？」
ジャミル「それでは！？」
ザイデル「ここはＤ．Ｏ．Ｍ．Ｅ．の制御室。そして、このＤ．Ｏ．Ｍ．Ｅ．が、いや、この基地のシステムすべてが、ファースト・ニュータイプそのものなのだ！」
カリス「・・・一種の生体コンピューターということですか？」
ザイデル「だが、デュミナスたちやＤＧ細胞に侵された結果、システムのほとんどはＤ．Ｏ．Ｍ．Ｅ．の手を離れてしまった」
ジャミル「Ｇビットが我々に攻撃してきたのはそのためか」
ザイデル「貴様達オールドタイプは、ニュータイプを利用することで、己の内にある恐怖を乗り越えようとしたのだ。力無きものの妬みが、人の歴史を狂わせたのだ」
十三「この野郎！　黙って聞いてりゃ、いい気になりよってからに！」
ジャミル「ザイデル、ニュータイプは神ではない。主義主張を語る道具でもない。ましてや、オールドタイプに利用されるべき存在でもない！」
アムロ「それにニュータイプはあなたが期待するほど器用じゃない」
ザイデル「ニュータイプは、宇宙に洗礼されし人の革新、それはまごうことなき・・・」
ジャミル「黙れ！」
クワトロ「ニュータイプを貴様の選民思想に利用するな。それでは人はいつまでも同じ事を繰り返すことになる」
カリス「歪んだ力は、すべてを狂わせます」
〔モニターの開く音〕
ティファ「・・・！」
アムロ「まただ・・・」
ジュドー「おい、Ｄ．Ｏ．Ｍ．Ｅ．とか言ったな。いるんなら出て来い！　あんたのおかげで、話がややこしくなってんだぞ！」
〔画面、発光〕
ちずる「何、これ！？」
アルゴ「幻覚か・・・」
？？？「・・・」
クワトロ「・・・君がＤ．Ｏ．Ｍ．Ｅ．か・・・」
Ｄ．Ｏ．Ｍ．Ｅ．「私はＤ．Ｏ．Ｍ．Ｅ．・・・かつてニュータイプと呼ばれた者・・・」
ティファ「あれがＤ．Ｏ．Ｍ．Ｅ．・・・肉体を失ってもなおも存在する、ファースト・ニュータイプと呼ばれるものの意思」
Ｄ．Ｏ．Ｍ．Ｅ．「よくここまでたどり着いたね、ティファ・アディール。そして多くのニュータイプと呼ばれる者たちよ」
ティファ「みんながわかってくれたから・・・でも、戦争はまだ続いている・・・」
Ｄ．Ｏ．Ｍ．Ｅ．「・・・戦争か・・・よくも飽きずに続けるものだ」
ザイデル「人類の革新のためには必要なことなのだ」
Ｄ．Ｏ．Ｍ．Ｅ．「人類の革新か。そのために僕たちは、いや、正確にはニュータイプという言葉は利用され続けた」
ザイデル「私が、ニュータイプを利用しているというのか」
Ｄ．Ｏ．Ｍ．Ｅ．「ニュータイプを自分に都合のいいように解釈し、その力を利用する。その点では、みんな同じなんだ」
ザイデル「ファースト・ニュータイプ自らが、なぜそのようなことを言う。利用するも何も、現にあなたにはこのような力があるではないか」
ジャミル「この力こそ、人の革新、ニュータイプと呼ばれる力ではないのか？」
Ｄ．Ｏ．Ｍ．Ｅ．「違う。人を越えた力と人の革新とは別のことなんだ。戦争で自信を失った人々の中に、特別な力を持つ者が生まれ、人は彼らをニュータイプと呼んだ。力の内容は関係なくね」
万丈「確かに、初期のニュータイプには漠然とした定義しかなかった」
隼人「ニュータイプは超能力と同一視されていた時期もある」
Ｄ．Ｏ．Ｍ．Ｅ．「そして、人々はニュータイプに過度の期待と恐怖を持ってしまった。だから人々はニュータイプを戦争に利用したり、幽閉してその力を使わせないようにするしかなかった」
ザイデル「ニュータイプは、我々の未来ではないのか」
Ｄ．Ｏ．Ｍ．Ｅ．「ニュータイプでなくても、未来は作れるよ。ラウンドナイツを見てみたまえ。マジンガーチーム、ゲッターチーム、電童を操る少年たち、超電磁のロボットを操る若者たち。彼らはニュータイプではない。しかし、彼らには未来を作る力がある」
万丈「Ｄ．Ｏ．Ｍ．Ｅ．、君の例は不適切だな。戦士ばかりが未来を作るのではない」
Ｄ．Ｏ．Ｍ．Ｅ．「そうだね、誰でもみんな未来を作ることが出来るはずなんだ」「しかし、ニュータイプという言葉に固執した人は、それ以外の人間をみんな排除してしまう」
ザイデル「私にとってニュータイプとは、信じるべきものなのだ。今になって否定しろと言われても、それは不可能だ！」
Ｄ．Ｏ．Ｍ．Ｅ．「君自身がそこから抜け出さない限り、スペースノイドにも未来はない」
ジュドー「ニュータイプを否定しろって言ってるんじゃない。ニュータイプにこだわるなってことさ」
Ｄ．Ｏ．Ｍ．Ｅ．「ティファ・アディール」
ティファ「はい」
Ｄ．Ｏ．Ｍ．Ｅ．「君は、ガロードと出会って、初めて自分の力を認めたね。強くなりたいとすら思った」
ティファ「ガロードと生きる未来を、悲しい時代にしたくなかったから」
Ｄ．Ｏ．Ｍ．Ｅ．「いまも自分の力を認めているかい」
ティファ「仕方のないことだと思います・・・でも、出来ることなら普通の人間として暮らしたい」
Ｄ．Ｏ．Ｍ．Ｅ．「ならば、ニュータイプという言葉を捨てればいい・・・」
ティファ「あなたが私たちを呼んだのは・・・」
Ｄ．Ｏ．Ｍ．Ｅ．「ニュータイプと呼ばれる人が、そのために縛られたり、翻弄されたりする姿を見たくなかっただけさ」「未来は、君たち自身が作らなければならない。ニュータイプという言葉がその邪魔をするならば、ニュータイプなどない方がいい」
＜＜ラウル＞＞
ラウル「それよりも聞きたいことがある」
＜＜フィオナ＞＞
フィオナ「それよりも聞きたいことがあるわ」
Ｄ．Ｏ．Ｍ．Ｅ．「デュミナスのことだね。彼らはずっと前からここを占拠していた。私が何もできなかったことは、お詫びを言いたい」
＜＜ラウル＞＞
ラウル「いまさら謝られてもしょうがない。奴らはどこにいる？」
＜＜フィオナ＞＞
フィオナ「いまさら謝られてもそれより、あいつらはどこに行ったの？」
Ｄ．Ｏ．Ｍ．Ｅ．「わからない」
ザイデル「ファースト・ニュータイプであるあなたがわからないのか？」
Ｄ．Ｏ．Ｍ．Ｅ．「私にだってわからないことがある」
＜＜ラウル＞＞
ラウル「奴らの正体は！？　目的は？」
＜＜フィオナ＞＞
フィオナ「じゃあ、デュミナスの正体は！？　目的は？」
Ｄ．Ｏ．Ｍ．Ｅ．「わからない・・・彼ら自身もそのようだった。彼らに悪意はないんだ。ただ、自分の親に自分の存在を否定されたことが、デュミナスをああしてしまった」
ドモン「悪意はないだと！　悪意がなくて、師匠にあんな事が出来るか！」
Ｄ．Ｏ．Ｍ．Ｅ．「純粋な心は、時として残酷なものだよ」
カミーユ「他人の痛みがわからないんだ。子供が興味本位で虫を殺すみたいにさ」
Ｄ．Ｏ．Ｍ．Ｅ．「ガロード、ティファ、それにみんな。古い時代はこれで終わりだ。未来は君たちが作ってくれ。これでお別れだ」
ザイデル「行かないでくれ！　ニュータイプがいなければ、我らはどうなる！？」
※※ランスローが仲間にいる場合のセリフ※※
ランスロー「おやめなさい。ニュータイプがいなければ成り立たない世界なんて、必要ないんです」
※※ランスローが仲間にいない場合のセリフ※※
ジャミル「どうもならない。ただ、今を生きるだけだ。今の世代が、次の世代が生きるために・・・」

マイクロウェーブ施設　格納庫
アストナージ「オーライオーライ」
豹馬「ありゃＧビットじゃねえか・・・あんなもん、どうする気だ？」
キッド「Ｄ．Ｏ．Ｍ．Ｅ．用のＧビットを改造して、ＧＸ、ＤＸ用として使うのさ」
※※ランスローが仲間にいる場合のセリフ※※
ランスロー「しかし、これを使うためのフラッシュシステムは、ニュータイプでなければ発動しない」
カリス「そうなると、僕かランスローさん、後はジャミルさんですか」
※※ランスローが仲間にいない場合のセリフ※※
ウィッツ「けどよ、こいつを使うにはニュータイプ能力が必要なんじゃねえのか？」
カリス「ええ。僕かジャミルさんが乗るしかないでしょうね」
ティファ「大丈夫、私がサポートします・・・そうすれば、ガロードも使える」
ガロード「ティファ・・・」
万丈「いいのかい？　Ｇビットを使うということは、君も戦争に参加することになるんだ」
ティファ「・・・ガロードが生き残るためなら、私に出来ることをしたい」
剴「くーっ！　いいねぇ。そんなセリフ、俺も言われてみたいねえ」
ガロード「ティファ、無理することはないんだぞ」
ティファ「大丈夫です」
エニル「とすると、あたしたちでもティファを乗せればＧビットが使えるって事か？」
パーラ「無理無理、ティファがガロード以外のパイロットに協力するはずないだろ」
ロアビィ「そりゃそうだ」

ネェル・アーガマ　ブリッジ
パーラ「ザイデルはどうなるんだい？」
ブライト「地球に連れて帰って、デキムと一緒に裁判を受けさせることになるだろう」
ロアビィ「あいつはあいつで、気の毒とも言えるがな」
万丈「一番気の毒なのは、○○○かもしれないな・・・」

ネェル・アーガマ　デッキ
＜＜ラウル＞＞
ラウル「・・・ちくしょう・・・」
アストナージ「おい、いつまで見ていてもライトニング・フレームが直るわけじゃないぞ」
ラウル「ちくしょう、どうすりゃいいんだ！　二人がさらわれたってのに、ライトニングがこの有り様じゃあ・・・」
＜＜フィオナ＞＞
フィオナ「・・・はぁ・・・」
チボデー「なんだありゃ？　すっかりふぬけになっちまってるじゃねえか」
剴「二人がさらわれたのが、よほどこたえたんだろうな」
アストナージ「新型のエターナル・フレームも今やスクラップだからな」
小介「ここまで壊れると、僕らではどうしようもないですね」
アストナージ「もともとエクサランスに関しては、あの二人に任せてたしな」
レイン「私も時流エンジンは専門外だわ」
アストナージ「あきらめるしかないってことか・・・」
※※主人公がフィオナの場合、セリフ追加※※
キッド「しゃねえなぁ。おい、この壊れたフレームだけどよ、廃棄していいか？」
フィオナ「廃棄って・・・エターナルを捨てるって言うの！？」
キッド「このまま置いといたって、しょうがないだろ。それなら、バラして他の機体の交換パーツにした方がいい」
フィオナ「・・・」

ネェル・アーガマ　一室
クワトロ「ニュータイプだけが未来を作れるわけではない・・・か」
アムロ「そうさ。ティファやガロード、北斗や銀河のような子供たちが作っていくものなんだ。俺たちの役目は、彼らの未来を信じて世界を守っていく事なんじゃないのか？」
クワトロ「この戦いが終わったら考えてもみよう。だが、そうなると私はまた自由を失ってしまうな」
アムロ「こんな大仕事に一人や二人の人身御供は要るよ」
クワトロ「私は人身御供か？」
アムロ「人身御供の家系かもな・・・」

メテオ　通路
ビューティ「すっごぉい、これがメテオ！？」
エリス「ガルファ本星から、ベガ副司令と電童を乗せてきたものよ」
隼人「そして、ＧＥＡＲ本部の土台となっていた宇宙船か」
ユリカ「どうです？　驚きましたか？」
ブライト「ああ、我々の想像を超えているな。さすがは異星人の宇宙船だ」
カミーユ「これ、動くんですか？」
ルリ「今は動きません。現在修復中です」
小介「でも、動くようになれば、ナデシコとネェル・アーガマを係留したまま、外宇宙にだって行けるそうです」
キッド「本当かよ！？　すっげえパワーだな」

メテオ　司令室
キッド「なんだ、ＧＥＡＲ本部そっくりじゃねえか」
愛子「そりゃそうです。もともとＧＥＡＲ本部のほうが、このメテオを模したものなんですから」
ビューティ「こっちのほうが元祖ってわけね」
渋谷「おかえり。事情はレイカ君から聞いている。大変だったそうだな」
ブライト「ええ。そちらの方はいかがでしたか？」
渋谷「ガルファは撃退したが、本部もこの通りだ」
勝平「けどよ、ガイゾックもしっかりぶっ倒してきたぜ！」
ブライト「犠牲は大きかったが、それだけのことはあったようですね」
ノイン「それから、先ほどアナハイムから連絡があった。新造戦艦と、新たなモビルスーツを送ってくるそうだ」
プロスペクター「ネルガルからも、新型のエステバリスが大量に届く手はずになっています」
渋谷「うむ。敵が打撃を受けて攻撃できぬ間に、こちらの戦力を整えねばな」

メテオ　格納庫
ベガ「そう・・・それで、このレバーが」
北斗「スバル、何してんの？」
スバル「ああ、セルファイターやバルハラの操縦を習っているんだ」
北斗「大丈夫かい？」
スバル「うん、今までは、みんなに迷惑をかけっぱなしだったからな。これくらいはやらなくちゃ」
カリス「あの子は？」
甲児「スバルか？」
健一「アルテア同様、ガルファに利用され戦わされていた子だ。もっとも、今は俺たちの味方だけどな」
アブゾルート「スバル様、お茶が入ったダワ」
グルメイ「入ったバリ」
ウィッター「入ったジャン」
ロアビィ「なんだ、あいつらは？」
鉄也「スバルのおまけだな」
宇宙太「よく知らねえけど、スクラップになるのは嫌だってんで、一緒に俺たちに投降してきたんだ」
ジュン「今じゃラウンドナイツの雑用係よ。正直、助かってるわ」
リョーコ「おい、そこの３バカ。自動販売機の補充はどうした？」
アブゾルート「忘れてたダワ」
グルメイ「急いでやるバリ」
ウィッター「在庫はどこジャン！？」
アルテア「やれやれ、迷惑をかけるな」
クワトロ「アルテアか、体の方はもういいのか？」
アルテア「ああ、かなり良くなった・・・パイロットをするほどではないがな」
ガイ「来た来た、これが新型のエステバリス・カスタムだ！」
ウリバタケ「今までのエステバリスより機動性が大幅にアップしている。もっとも、その分操縦は難しくなったがな」
リョーコ「大丈夫だって。乗りこなしてみせるさ」
ウリバタケ「そして、エステバリスを武装強化したやつだ。その名もスーパーエステバリス！」
ガイ「うおっ、燃えるネーミングじゃねえか！ よーし、決めた。こいつは俺が乗るぜ！」
ウリバタケ「そいつはご自由に」
ヒカル「ねぇ、この黒い追加装甲は？」
イネス「それはアキト君のエステバリス・カスタムにつける追加装甲よ」
プロスペクター「まだ試作用に一機分作っただけですけどね」
ウリバタケ「こいつの特徴は、装甲に小型の相転移エンジンを内蔵していることだ」
ルリ「つまり、ナデシコから離れてもエネルギー切れの心配がない」
ウリバタケ「その通り！　エステバリスのエネルギー問題を解決させる装甲なのだ！」
イネス「それだけじゃないわ。これ単独でのボソンジャンプもいずれは可能になる」
トロワ「つまり、この機体はどんなに遠い戦場でも一瞬で現れて、単独での作戦行動が可能ということか？」
イネス「残念だけど、そこまで便利じゃないわ。今のところは、ボソンジャンプを利用しての回避が可能って程度ね」
ウリバタケ「ま、しばらくはデータ収集と思って我慢しろってことだ」
アキト「なんで俺の機体なんです？」
イネス「あなたが生体ボソンジャンプの可能性を秘めたパイロットだからよアキトくん・・・」
アキト「そんなの俺には出来ませんよ！」
イネス「今は出来なくてもいいわ、今はね」
ウリバタケ「しかし、こいつをエステバリス・カスタムにつけると、かなりごっつくなるぞ」
イネス「ブースターなども追加するから機動性に問題はないそうよ。ちなみに、コードネームは『ブラックサレナ』」
ゼクス「ブラックサレナ・・・黒百合か・・・」
※※No１でナデシコルートを選択した場合、セリフ追加※※
ウリバタケ「ちなみに、さらに高機動ユニットも追加できるぞ。その気になれば、単体での奇襲も可能だな」
※※九十九の撃墜数が１０機以上の場合、セリフ追加※※
ウリバタケ「さらにもう一機、ブラックサレナの開発過程でできた機体、その名は『アルストロメリア』だ」
ゼクス「アルストロメリア・・・こちらは夢百合草か・・・」
イネス「この機体も小型相転移エンジンを内蔵しているから短距離ボソンジャンプが可能よ」
ガイ「こいつは接近戦が得意そうな機体だな、腕のクローがイカスぜ！」
アキト「この機体にはいったい誰が乗るんだ？」
イネス「アルストロメリアには、白鳥くん、あなたが乗って」
九十九「わ、私ですか？　しかし、私は木連の人間・・・」
イネス「でも、ボソンジャンプできる人間は、アキトくん以外あなたしかいないわ」
九十九「・・・わかりました。この機体で、地球との和平のためにがんばります」
ブライト「たいしたものだな、機動兵器を一新するとは」
ウリバタケ「なに、アナハイムほどじゃないですよ。なんでも、新造戦艦を用意してきたっていうじゃないですか」
ブライト「ラー・カイラムのことか」
アストナージ「ＺＺ用の追加アーマーもあるぞ」
ジュドー「これでＺＺもフルアーマーになるってわけか」
アストナージ「別にブラックサレナに対抗したってわけじゃないだろうが」
ファ「それに、新しいガンダムとかも入りましたしね」
クワトロ「νガンダムとサザビーか」
ルー「２機ともファンネルを搭載したニュータイプ専用機だものね。新型のエステバリスにだって負けないわよ」
サラ「そういう兵器の開発競争をあおるような言い方はやめなさい」
※※No１でラー・カイラムルートを選択した場合、セリフ追加※※
キッド「艦長、このνガンダムもどきはなんだ？」
アムロ「νガンダムもどきはひどいな。これは、νガンダムの量産型だよ」
ファ「もっとも、まだ試作に一機作っただけみたいだけど」
アストナージ「フィンファンネルをインコムに換装すれば、ニュータイプでなくても使える」
キッド「ちっ、そういう改造だったら、俺様に任せてくれりゃあいいのに」
＜＜ラウル＞＞
ラウル（・・・新型はどれも、俺たちの時代の最新型・・・この時代に作られるはずのない物だ・・・）（宇宙太と恵子も生き残った・・・）（・・・間違いない・・・もう、俺たちの歴史はここでは通用しない・・・）「くそぉ！　・・・どうすればいいんだ！？」
万丈「君のやりたいようにやればいいさ」
ラウル「万丈さん！？」
万丈「君は過去を変えることを恐れているんだろうが、その考えは間違っている」
ラウル「な、何のことですか？」
万丈「深く追究はしないよ。未来はわからない方が楽しいからね。でも、君にひとつだけ言っておきたいことがある」
ラウル「え？」
万丈「現在っていうのは、僕たちが生きているこの時間の事じゃないのかい？」
ラウル「・・・」
万丈「現在を必死に生きて、その結果、未来が変わるのは当たり前のことさ。もしそれが最悪の結果に終わっても、何もしないで黙って待つよりはずっといい」「遠慮はいらない。君の全ての力を使って、二人を助け出せばいい・・・」
ラウル「助け出せばって・・・どうすれば・・・」
万丈「まあ、じっくり考えてみればいいさ」
ラウル「・・・そうは言っても、肝心のライトニングはこのザマか・・・」
ウリバタケ「しかし、ミズホにも新型のエステバリスを見せたかったな」
ラウル「・・・あいつ、そんなに新型に興味があったのか？」
キッド「データのことでさ」
ラウル「データ？」
ウリバタケ「ああ。ミズホのデータの中にあったいろいろな機体のアイデア、そいつを本社に提案しといたんだ」
アムロ「いくつかは採用になったらしいな」
ラウル「・・・ちょっと待て・・・なんだそのデータってのは？」
キッド「・・・もういいか。これを見てくれ。ミズホが作ったらしい、新型のアイデアだ」
ラウル「な！」（こいつは・・・ミズホが新型フレーム用にと打ち込んでいた未来の機体のデータ・・・これのせいで、技術の前倒しが起こったのか・・・）
アストナージ「どうした・・・真っ青だぞ」
ラウル「・・・なんてこった・・・あいつが、このことを知ったら・・・」
ビューティ「ねえ、それはそうと、あれ、いつまで置いておく気？」
井上「エクサランスの新型フレームの残骸ですか」
小介「ラウルさんには気の毒ですけど、破棄するしかないでしょう」
パーラ「なんかもったいない気もするけど」
ウリバタケ「そう言うなよ・・・ただでさえ、場所が狭くなってんだからな」
ラウル「ちょっと待ってくれ！」
隼人「ラウル、気持ちは分からんでもないが、スクラップをほったらかしにするほど、ここには余裕がない」
ラウル「スクラップなんかじゃない！」
ウリバタケ「・・・お前まさか、あのフレームを・・・」
ラウル「ああ、俺が直す」
號「正気かよ、あんな鉄クズを」
ラウル「ミズホが残した設計図がある。俺だって時流エンジンの素人じゃないし、修理は可能なはずだ」
＜＜フィオナ＞＞
メテオ　一室
フィオナ（νガンダム・・・ブラックサレナ・・・どれも本来この時代ではまだ作られていないはずのもの・・・）（・・・完全に変わってしまっている・・・私達のせい？）（ラージ・・・）
ギャリソン「こちらでございましたか」
フィオナ「ギャリソンさん・・・」
ギャリソン「ラージ様から、これを預かっております」
フィオナ「これは・・・記録ディスク・・・」
ギャリソン「中身は存じません・・・ですが、どうもあの方は自分が狙われることを予感していたようです・・・」
フィオナ「・・・ラージ・・・」
ギャリソン「それでは、私はこれで・・・」
フィオナ「いったい何が記録されてるのかしら・・・」「これは！？　時流エンジンの設計図と改良案！」「どうして、私宛にこんなものを残していったの！？」「別のメッセージがあるわ・・・これ・・・」「ラージからの・・・」「・・・『あなたなら、できます』・・・」「・・・どういうこと？」「自分に何かあったときのための・・・遺言代わり？　何考えてんのよ、あいつは！？」「私に出来るわけないじゃない！　私は時流エンジンの研究から降りたのよ！　落ちこぼれたのよ！」「・・・」「・・・決めた・・・」

メテオ　格納庫
キッド「おーい、まだフィオナは来ないのか？」
エリス「すぐに来るって言ってはいたけど」
ウリバタケ「どうする？　俺たちで勝手に処分するか？」
井上「エクサランスの新型フレームの残骸ですか」
小介「でも、彼女に一度見てもらわないと。もしかして重要な部品が残っているかもしれませんし」
アストナージ「そうだな。使える部品は残しておかないと」
デュオ「で、あとは廃棄か」
パーラ「なんかもったいない気もするけど」
ウリバタケ「そう言うな、ただでさえ、場所が狭くなってんだからな」
ビューティ「あ、来たわよ」
キッド「遅いぞ、さっそく選別するからな」
フィオナ「ちょっと待って！」
エリス「フィオナさん・・・？」
フィオナ「そのフレームは捨てさせないわよ。それはまだ使うんだから」
キッド「使うったってよぉ・・・」
ウリバタケ「まさか、お前、このスクラップを！」
フィオナ「直します！」
號「正気かよ。こんな鉄クズを」
フィオナ「大丈夫よ、エターナル・フレームはすでに８割方完成していたわ。ミズホが残した設計図もある」
エニル「あんた・・・」
＜＜ラウル＞＞
ラウル「そりゃあ、俺だけじゃ無理かも知れない」「でも、みんなが手伝ってくれたら・・・頼む、力を貸してくれ！！」「俺はこいつを、ライトニング・フレームを完成させる。そして、デュミナスから二人を取り返す！」
＜＜フィオナ＞＞
フィオナ「そりゃあ、私だけじゃ無理かも知れない・・・でも、みんなが手伝ってくれたら・・・」
キッド「俺たちに手伝いをさせようってのか？」
フィオナ「私はエターナルを完成させて、デュミナスから二人を取り返したいの！」
キッド「・・・どうする？」
ウリバタケ「新型のチェックもしなきゃなんねえが」
井上「出来ないことはないですね」
アストナージ「新型フレームがどれほどのものか、興味があるからな」
小介「決まりですね」
万丈「ギャリソン、家からメカマル達を持ってきてくれないか」
ギャリソン「かしこまりました」
＜＜ラウル＞＞
ラウル「ありがとう、みんな」（こうなったら・・・しょうがない。歴史が変わろうが、時空が歪もうが勝手にやってくれ）（俺はあいつらを取り戻す。あいつらが残していった、このライトニングで！）「よーし、やるぞ！！」
＜＜フィオナ＞＞
フィオナ「ありがとうございます、みなさん」
キッド「なぁに、いいってことよ」
フィオナ（ラージ・・・待ってなさいよ・・・）

？？？　？？？
＜＜ラウル＞＞
ミズホ「ここは・・・？」
＜＜フィオナ＞＞
ラージ「・・・ここは・・・」
デュミナス「目覚めたな」
＜＜ラウル＞＞
ミズホ「だ、誰！？　ここはどこ！？」
＜＜フィオナ＞＞
ラージ「・・・お前は！？」
デュミナス「私の名はデュミナス・・・ラージ・モントーヤだな」
ラージ「ここはどこです？　僕たちをどうするつもりですか？」
デュミナス「質問はひとつずつするもの」
＜＜ラウル＞＞
ミズホ「・・・あ、あなたは誰ですか？」
デュミナス「私はデュミナス・・・」
ミズホ「デュミナス・・・あたしたちを、どうする気なんですか？」
デュミナス「私の望むことをすれば、命は保障する」
ミズホ 「望むこと？」
デュミナス「私は、エクサランスのフレームを望む。時流エンジンの流動システムを知りたい」
ミズホ「どうして？」
デュミナス「時流エンジンの力を手に入れるため・・・」
ミズホ「何のために！？」
デュミナス「・・・時を越えるため・・・」
ミズホ「そんなこと、出来るわけないじゃないですか！」
デュミナス「・・・あなたたちは時を越えてきた・・・私にもその力を分け与えるのです」
ミズホ「お断りします！　そんなことをしたら、あなたが地球圏にどんなことをするかわかりません！」
デュミナス「ならば取り引きを・・・協力してくれれば、私は地球圏から姿を消そう」
ミズホ「本当ですか？」
デュミナス「私の望みは地球圏そのものではない・・・」
ミズホ「でも・・・」
デュミナス「ラージは、すでに協力を約束、時流エンジン完全化の作業に入っている」
ミズホ「ラージさんが！？」
デュミナス「私の望みは時流エンジンがあれば叶えられる。私は完全を期するため、フレームのデータが欲しいのだ。しかし・・・」
ミズホ「無理をしてでも、手に入れようとは思わない・・・」
デュミナス「その通りだ・・・無理してあなたを生かす必要はない・・・どうする・・・？」
＜＜フィオナ＞＞
ラージ「・・・ここはどこです？」
デュミナス「その質問には答えられない。質問を続行しますか？」
ラージ「まぁいいでしょう・・・ではミズホさんはどこです？」
デュミナス「別室にいる」
ラージ「僕たちを連れ去った目的は？」
デュミナス「あなたの研究を完成させるため。タイムワープの研究を・・・」
ラージ「それで、時流エンジンまで奪ったというわけですね・・・」
デュミナス「その通り」
ラージ「断ったらどうします？」
デュミナス「ミズホ・サイキの命が尽きるだけ」
ラージ「・・・人質ですか・・・」
デュミナス「あなたは断れない。あなたが時流エンジンを作ったのは、エネルギー紛争による戦乱をなくすため・・・多くの人たちが平和に生きるため・・・人の命を奪う行為は、あなたにはできない・・・」
ラージ「・・・一人の命を救うために、数万人の命を犠牲にしかねない選択をしろというのですか？」
デュミナス「友人一人の命は、名も知らぬ数万人の命よりも価値のあるもの・・・違いますか？」
ラージ「・・・確かに・・・数万人を殺す兵器のボタンを平気で押せる人が、身内一人の死に涙するというのはよくあることです」
デュミナス「あなたにとって親しい友人一人の命と、あなたにとって顔も名前も知らない数万人の命、どちらを守りたいですか？」「数万人の死はあなたの仮定にすぎないが、友人の死は確実に訪れることも考えて結論することを期待する」
ラージ「・・・わかりました。研究しながら、数万人の命を救う方法でも考えるとしましょう」
デュミナス「あなたの選択は間違いではない」
□□□「・・・」

月面
オルバ「兄さん・・・僕たちはこれで終わってしまうのかい？」
シャギア「いや、クライマックスはこれからだ」
オルバ「じゃあ、次があるんだね」
シャギア「マイクロウェーブ送信施設はそのままだ・・・ラウンドナイツは大きなミスをした」
オルバ「連中も、ＤＸやＧＸのサテライトシステムが惜しかったんだね」
シャギア「ゆくぞオルバ、デスピニスたちが手を打っているはずだ」
オルバ「次のステージはどこだい、兄さん」
シャギア「・・・木連だ・・・」

メテオ　司令室
渋谷「先ほど政府から連絡がありました。木連との和平交渉を了承するそうだ」
九十九「本当ですか？　よかった！」
ノイン「時間がかかって済まなかったな」
九十九「いえ、事情はよくわかっていますから」
アムロ「これで、Ｄ．Ｏ．Ｍ．Ｅ．も少しは安心するんじゃないか」
パーラ「人間はそれほどバカじゃないってね」
九十九「良かった。本当に良かった・・・」
【シナリオエンドデモ終了】


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