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「コードギアス 亡国のアキト」コラボイベント
歴史の狭間で輝くモノ

[ストーリー概要]
   地球連邦政府が設立される少し前の頃…。

     長い間、ユーロ・ブリタニアとの
      戦闘状態にあったAEUは、
      その確執を消すことができず、
    ブリタニアに奪われた領土奪還の為に、
  大規模な進軍作戦を実行に移そうとしていた…。

   だが、正規軍への被害拡大を恐れるAEUは
     外国人の傭兵によって構成された
     『wZERO部隊』を中心とした
        作戦を実行する…。

        だが、その作戦は
   生還率の限りなく低い危険な作戦であった。

     wZERO部隊の指揮官であり、
   この作戦の参謀でもあるレイラ・マルカルは
   部隊への被害を減らす為、施設軍事顧問組織
    『ピースマーク』へ救援を依頼した…


[狩りの始まり]
【シナリオデモ開始】

????「ようこそ、お客さん」「時空の狭間、並行世界の吹き溜まりにようこそ」「おやおや、冴えない顔をしちゃって。なにか良くない事でもあったのかな?」「って、こんな場所に来たんだ。楽しい気分になれって方が酷だよね」「そのお詫びってわけでもないけどさ、僕が面白い話をしてあげるよ」「アナタが本来知るはずのなかった、とっておきの物語をね」「そこで…」

ズィー「聞こえるか、オズ? 目標の部隊がうまく誘いに乗ってくれたみたいだぜ」
オルフェウス「了解した。こちらの準備はすでにできている」
ズィー「ちょっと数が多いからな。大丈夫だとは思うが、注意はしておけよ」「俺もここを片付けたら、そっちへ向かう」
〔通信の閉じる音〕
オルフェウス「獲物に狩られる狩人がいるものか」
〔警報〕
オルフェウス「来たか…」
ブリタニア騎士「見つけたぞ、ピースマークのオズ…!」「1機でこんな所に現れるとはな! 私の管轄区に現れたのが運の尽き! ここで貴様を確実に仕留めてくれる!」
オルフェウス「ここがお前の管轄区だと…? 違うな…」
〔ダメージ音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

ブリタニア騎士「がはっ…!」「狙撃を受けた…!? 馬鹿な、いつの間にあんな武器を…!」
オルフェウス「ここはすでに俺の狩り場だ」「弱者という餌に群がるブリタニアのイヌ共! 力によって蹂躙される恐怖と屈辱! 貴様らにもそれを教えてやる!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

ブリタニア騎士「馬鹿な…! 私の部隊が全滅っ…! こんな…こんなああぁぁぁーっ!」
オルフェウス「これが…俺の牙だッ!」
〔画面、発光〕
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

〔歩み寄る足音〕
ズィー「よお、終わったみたいだな」
オルフェウス「ズィーか」
ズィー「お疲れさん。と言いたいところだけど、早速、ミス・エックスから新しい依頼が来てたぜ?」「今回も御多分に漏れず、厄介な内容だ」
オルフェウス「依頼内容は?」
ズィー「AEUとユーロ・ブリタニアが戦争状態にあることは知っているよな?」
オルフェウス「ああ、あのふたちの国には建国以来の因縁があるからな」「地球連邦政府の設立が検討されている今でも、国境付近での小競り合いは続いているぐらいだ」
ズィー「その因縁、故にか。かつて奪われた領土を取り戻す為に、AEUがデカい作戦を行うつもりらしいんだ」「今回、俺たちへの依頼はその作戦への協力だ」
オルフェウス「AEUからの依頼だというのか?」
ズィー「いや、正確にはその作戦参謀でもある、レイラ・マルカルというwZERO部隊の指揮官さんからだ」
オルフェウス「wZERO部隊…。外国人の傭兵のみで編成されたAEUの特殊部隊だったか」「独自開発したKMFを活用した神出鬼没な戦術はブリタニアからも『ハンニバルの亡霊』と恐れられているという」
ズィー「ああ、だが、その実は正規軍への被害をいやがるAEUが弾よけに組織した部隊だって話だ」「多大な戦果ってのも、生還率が極端に低い過酷な任務ばかりを回されてきた結果らしい」
オルフェウス「嫌なやり方だ。自分たちで戦いを仕掛けておきながら、自分たちの血を流す気はないとはな」
ズィー「同感だ…。それはこのレイラって女もなんだろうな」
オルフェウス「部隊の性質上、正規軍からの救援は期待できそうにもない。だから、俺たちなどに依頼をしてきた」「部下想いなのか、ただ甘いだけなのか…」
ズィー「どうする? ここからじゃ今から行っても作戦開始までに間に合うかはギリギリ」「それに向かえば、地獄を見ることになるのは間違いない。今なら断ることもできるが…」
オルフェウス「ピースマークがそんな理由で依頼を断れるものか」「それに過酷なミッションということはそれだけ多くのブリタニアを駆逐することができるしな」
ズィー「はぁ…。まったくミス・エックスの満足そうな顔が目に浮かぶよ」
オルフェウス「そうと決まれば油を売っている時間はない。次へ向かうぞ」「作戦開始に間に合わせる為、多少、強行なコースを取ることになる。覚悟はしておけ」
ズィー「はいよ、了解」
オルフェウス「あとはクライアントがそれまで生き延びているかだな」「ハンニバルの亡霊…果たしてどの程度の実力か…」
【シナリオエンドデモ終了】


[闇より聞こえる声]
【シナリオデモ開始】

男(若者)「お前は…何のために戦っている…? アキト…」
アキト「俺が…戦う理由…。俺は…俺は…」
〔歩み寄る足音〕
レイラ「やはりこちらにいらしたんですね、日向中尉」
アキト「マルカル司令…」
レイラ「今は参謀です…。今回は中央司令部が主体となる作戦」「それに当たって私も司令の任を解かれました。これまでの作戦で無茶をし過ぎましたね…」
アキト「…失礼しました」
レイラ「いいえ、構いません」
アキト「あの、何か用が…?」
レイラ「出撃前に少し話がしたくて…中尉は出撃前、よくここを訪れていますから」
アキト「話をしていたんです」「ここはこの部隊で死んでいった者たちの墓。ここに来れば彼らと話すことができる」
レイラ「以前に言われておりましたね。亡くなられた方々の声が聞こえると…」
アキト「ええ…。今も聞こえています」
レイラ「私も彼らと話がしたい…」
アキト「マルカル参謀…?」
レイラ「…彼らに謝りたい。私たちAEUの民の為に犠牲にさせてしまったこと…」「無謀な作戦にばかり送り込んでしまったことを…」
アキト「参謀が気に病むことはありません。私たちはこの部隊がそういうところだと知った上で戦ったのですから」
レイラ「そうだとしても…自国の民を守る為にあなた方の生命を犠牲にする…」「そんな私たちの行いが恥知らずなものであることに変わりはない。それなのに次の作戦でも私たちは…」
アキト「次の作戦…主力部隊を越境させるため、囮となってブリタニア軍を攻撃する」「規模、内容から考えてもこれまで以上に厳しい戦いになるでしょうね」
レイラ「いつまでAEUはこんなことを続けるつもりなんでしょう…」「自ら撃たれる覚悟もない者が、他者を犠牲にして、その利だけを得る。そんなこと、間違っているはずなのに…」
アキト「間違ってなどいませんよ」
レイラ「え…?」
アキト「この世界では、それが現実であるべき姿なんですから」「でも、それが嫌だと言うのなら、いつか私が消して差し上げますよ。この世界の全てを…」
レイラ「アキト…」
アキト「そろそろ行きます。作戦の準備もありますので…」
〔歩き去る足音〕
アキト「そうさ…。全て消えればいい…。その為に、俺は…」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ブリタニア騎士「ハンニバルの亡霊! こんなところまで来るとはな…!」「だが、これ以上は進ません! ここでお前たちを…!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

男(若者)「ダメだ…! こんな数、俺たちだけで戦えるわけがない! もう終わりだ…!」「うわああぁぁぁーっ…!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

アキト「ぐっ…! またひとり死んだ…」
クラウス「囮に引っかかってくれたのはいいですけど、少し連れ過ぎましたね。これじゃあ全滅も時間の問題…」
レイラ「ピースマークからの援軍は…?」
クラウス「まだ何も…! 何せ急な依頼でしたからね…!」
レイラ「そうですか…。何とか持ち堪えてくれればよいのですが…」
アキト「ここで死ぬならそれでいい…。だが、その前に俺は…」
【シナリオエンドデモ終了】


[死の淵に立つ者]
【シナリオデモ開始】

アキト「俺にはまだやることがある!」
〔KMFの走行音〕
ブリタニア騎士「ふ、ヤケにでもなったか? ひとりで突っ込んで来るとはな!」「各機、突出した敵KMFに攻撃を集中! 奴は死に急いでいる! お望み通りあの世へ送ってやれ!」
〔KMFの走行音〕
〔画面、フラッシュ〕

アキト「遅い!」
ブリタニア騎士「かわした!? 馬鹿な…!」「うわああぁぁぁーっ!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

ブリタニア騎士「な、何だ…!? 今の動きは…!」
アキト「死んでやるさ…。お前たちの望み通りに…だが、その前に」「お前たちが死ね!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アキト「死ねッ!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

ブリタニア騎士「つ、強過ぎる…! 他の奴らとはまるで違う…! これがハンニバルの亡霊!」
アキト「死ねぇぇぇッ!」
ブリタニア騎士「うわああぁぁぁーっ!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

ブリタニア騎士「ええい、何が亡霊だ! たかが1機にいつまで手間取っている!」「他の奴らはいい! まずは奴に攻撃を集中しろ!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

アキト「くっ…!」
レイラ「アキト…!」
クラウス「あれではいくら彼でも…!」
ブリタニア騎士「ふふふ、ハンニバルの亡霊ども! ここで地獄へと返してくれる!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

ブリタニア騎士「がはっ…! なんだ、今の攻撃は…!?」
オルフェウス「何とか間に合ったようだな」
ブリタニア騎士「! あの機体は…まさか!」
アキト「ピースマークのオズ…」
オルフェウス「さあ、ミッションを開始しよう」
【シナリオエンドデモ終了】


[白き炎]
【シナリオデモ開始】

ズィー「堂々と敵中横断! しかもあれだけの激戦の中をか! いきなり楽しませてくれるぜ…!」
オルフェウス「だが、おかげで無駄足にならずに済んだ」
ズィー「あの突出した1機が持ち堪えてくれていたようだな」
アキト「………」
ブリタニア騎士「ピースマーク…!? 奴らが何故、こんなところに…!? まさかAEUはテロリストと組んだとでも…!」「それならそれで都合がいい!」「ハンニバルの亡霊とピースマーク…! ブリタニアに仇為す者どもをまとめて葬り去るチャンスだ!」「全軍! 奴らを何としても仕留めるのだ!」
ズィー「お、敵さん向かってくるみたいだぜ」
オルフェウス「そこの白い機体のパイロット、お前達がwZERO部隊だな?」「一度、後退しろ。ここからは俺たちが引き受ける」
アキト「問題ない。俺はまだ戦える」
オルフェウス「その状態で戦おうとは、無茶な奴だな」「いいだろう。それなら最も簡単な方法で依頼を遂行させてもらうまでだ」
アキト「最も簡単な方法?」
オルフェウス「速やかに、そして圧倒的な力で全ての敵を殺す」「覚悟しろ、ブリタニア…! 貴様らは悲鳴をあげる間もなく、俺が咬み砕いてやる!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アキト「俺だけがまた…」
〔歩み寄る足音〕
オルフェウス「何をやっている…?」
アキト「あんたはピースマークの…」
オルフェウス「オズだ」
アキト「さっきは助けられた」
オルフェウス「それが仕事だ。気にすることはない」「…墓を作っていたのか?」
アキト「そういう約束をしていた。生き残った者が死んだ者の墓を作ると」
オルフェウス「…墓はせめて自分を知る者の手で。駒として死ぬことを強要した世界へのささやかな抵抗だな…」
アキト「ああ…。でも、あいつらはこの世界を恨んではいない」「ただ嘆いているんだ。俺がこんな世界でしか生きられないことをな…」
オルフェウス「まるで話をしているようだな」
アキト「俺には聞こえるんだ。死んでいった仲間たちの声が」
オルフェウス「死者の声か…」
アキト「おかしいか?」
オルフェウス「いや…。俺にも気持ちは分かる」「だから、お前が戦場に立っていることも」
アキト「ああ、そうだ。俺は死ぬ為にここにいる…」
オルフェウス「お前、その目は…」
〔画面、赤にフラッシュ〕
アキト「何だ…?」
オルフェウス「いや、何でもない。邪魔をしたな」
アキト「………」
〔歩き去る足音〕
オルフェウス「あいつの目…。あれは…もしや…」
【シナリオエンドデモ終了】


[戦場を染める紅]
【シナリオデモ開始】

レイラ「国境を越えたAEUの部隊はこれから領土奪還の為に市街地へと入ります」「おそらくすでにユーロ・ブリタニアの部隊が展開しているはずです」
オルフェウス「だから、本隊が戦闘に入る前に、この部隊で後方の敵本陣を強襲。敵に混乱を起こすか…」
ズィー「俺たちだけで敵本陣を強襲とは…なるほど、この部隊らしい作戦だぜ」
クラウス「一応、本隊からも援軍は送られることにはなっています」「ですが、特殊装備に換装する為に到着が遅れるとのことなのであまり期待はできないでしょうな」
レイラ「特殊装備…? そんな話、私は何も…」
クラウス「私もそれが何かまでは…。参謀は今回の最高司令官と折り合いが悪いですから」「故意に情報を降ろされていない可能性はありますね」
レイラ「………」
アキト「作戦なら、私たちだけでも実行します。それがいつもの私たちのやり方ですから」
レイラ「日向中尉…」
オルフェウス「…日向アキト。昨日、ひとつ言い忘れたことがあった」
アキト「何だ…?」
オルフェウス「お前は死ぬつもりなのかもしれないが、それなら他の作戦の時にしてもらう」「俺たちのミッションはお前達の護衛だ。ピースマークのオズの名にかけて、お前たちを死なせるつもりはない」
アキト「…了解だ」
ズィー「ふ、何があったか知らないが随分、面倒見がいいじゃないか?」
オルフェウス「そんなことはない。普段通りだ」」
ズィー「そうだったかな。まあ、お前は不愛想に見えて…」
オルフェウス「無駄話が過ぎるぞ、ズィー」
ズィー「はいはい」
レイラ「もうじき作戦エリアに入ります。私の言える立場ではないことは分かっています」「それでも願います。皆さん、どうか無事に帰還してください。以上です」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ティンク「AEUと我が軍の交戦が始まったよ。状況は部隊の展開が遅れた為、ややあちらが優勢といったところかな」「これだけ早く国境を突破してくるとはユーロ・ブリタニアも予想外だったようだね」
レオンハルト「僕たちがサンクトペテルブルグに来ていて、ラッキーだったよ」「足の速いグランベリーなら、充分も救援へ向かえる」
ソキア「でも、グランベリーはどうして逆方向に向かっているにゃ?」
マリーベル「それは敵が本陣を狙って奇襲作戦を行なおうとしているからです」
オルドリン「マリー…」
マリーベル「これだけ早く国境が突破されたのも、恐らく機動力に長けた特殊部隊がいるため」「そうであれば、敵は必ずそれを活かした作戦を取ってくるはずです」
レオンハルト「我々の任務はその奇襲を阻止すること」
マリーベル「敵はユーロ・ブリタニアを苦しめてきたハンニバルの亡霊でしょう」「そして、そこには恐らくピースマークも…」
オルドリン「ピースマークのオズ…! あの男がいるならば、今度こそ私は…!」
マリーベル「オルドリン…」
オルドリン「大丈夫よ、マリー。どんな相手だろうと、私は決して負けない」「それがこのグリンダ騎士団の筆頭騎士として、マリーの剣たる、私の役目だもの」
マリーベル「ええ…そうね…。そう、信じるわ」
ティンク「オズだけではありませんよ」
レオンハルト「このグリンダ騎士団は皆、陛下の命とあれば、如何なる血を浴びる覚悟はできている」
ソキア「この赤はその為の証」
オルドリン「命令をして、マリー私たちはいつでも戦う準備はできている」
マリーベル「よろしい! ならば、神聖ブリタニア帝国第88皇女!」「遊撃機甲部隊グリンダ騎士団団長! マリーベル・メル・ブリタニアの名において命じます!」「我が国を脅かす奸賊を、鋼鉄の箒を以て全てなぎ払いなさい!」
オルドリン「イエス! ユアハイネス!」
【シナリオエンドデモ終了】


[双貌、相まみえる]
【シナリオデモ開始】

男(若者)「ダメだ…! こ、これ以上は…!」「か、母さんっ…! うわああぁぁぁぁーっ…!」
〔撃破音〕
〔画面、フラッシュ〕

アキト「また…ひとり…」
〔画面、赤にフラッシュ〕
アキト「ぐっ…なんだ…? 今のは…」
オルフェウス「AEUの者たちにも動揺が広がっているな…」
ズィー「無理もねえ。こんな規模の戦闘をするのは、久しぶりだからな…!」「俺たちだってヤバいんだ! それが自分たちの国とは無関係な組織ってんなら、尚更だろう!」
レイラ「皆さん、気をつけてください! 作戦区域に向かって高速で接近するKMF部隊があります!」
オルフェウス「なに…?」
レイラ「そのうちの1機はランスロット・タイプと確認されています!」
ズィー「ランスロット…! まさか…!」
オルフェイス「ああ、間違いない奴だ…!」
〔KMFの走行音〕
〔画面、フラッシュ〕

オルドリン「この世界を炎に染める者は私が討ち果たす! それがマリーの剣たる私の役目だから…!」「いくよ、ランスロット・グレイル!」
オルフェウス「やはり貴様か…! オルドリン・ジヴォン…!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

オルドリン「はああぁぁぁーッ!」
オルフェウス「フ、ベジャイアで戦った時よりは腕を上げたようじゃないか…!」
オルドリン「ええ! あなたを倒す為にね! ピースマークのオズ!」
ズィー「オズッ…!」
ソキア「いかせないにゃ!」
ティンク「お前の相手は俺たちだ!」
〔機関銃の銃声〕
〔画面、フラッシュ〕

ズィー「チッ、邪魔をしやがって…!」
レイラ「グリンダ騎士団! 対テロリスト用に組織された特殊部隊…!」「まさか彼らがここに来ていたとは…!」
クラウス「この数を相手にしながらというのは、さすがにマズいですね…!」
オルドリン「オズ! お前を生かしておけば、より多くの民が苦しむことになる!」「マリーの求める正しき世界の為に、お前はここで倒す!」
オルフェウス「よく言えたものだな! 他国を侵し、平和を乱しているのはブリタニア自身だというのに!」
オルドリン「それも正しき世界を拡げる為だ!」
オルフェウス「貴様という女はどこまで…!」
ブリタニア騎士「各機はグリンダ騎士団に続け! ランスロットを援護しろ!」
〔機関銃の銃声〕
〔画面、フラッシュ〕

オルフェウス「くっ…! 奴の相手をしながら、ザコまで相手にするのはいささか骨が折れるな…!」「だが、これだけ敵がいては、以前のようにゲフィオン・ブレイカーは使えない…。どうする…!」
オルドリン「オズッ! その生命、もらい受ける!」
〔剣の交わる音〕
〔画面、フラッシュ〕

オルドリン「何…!?」
アキト「認めない…!」「紅いKMF! 俺は…お前を認めない!」
【シナリオエンドデモ終了】


[歪みの中で蠢くモノ]
【シナリオデモ開始】

ソキア「ごめん、オズ! アイツ、速すぎる! 抑えきれなかった…!」
オルドリン「アレクサンダ・タイプ…! 想定以上の機動性があるようね!」
アキト「オズ…。アイツは俺にも相手をさせろ」
オルフェウス「どういうつもりだ?」
アキト「奴は正しい世界の為に戦っていると言った」「だが、そんなものはどこにもない。奴はそれを知るべきだ」
オルフェウス「…分かった。なら、奴を抑えるのは任せる」
アキト「了解だ」「お前たちも知るがいい。奪われるだけの世界がどんなものかを!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

オルドリン「腐敗したAEUの政治では民に真の平和は訪れない!」「それはその政治の犠牲者でもある、あなたたちが一番よく分かっているはずだ! だからこそ、私たちは…!」
アキト「正しき世界を創るか?」「笑わせてくれる。高いところから見下ろすだけで、何も見えていないブリタニア人が!」
オルドリン「違う! マリーは民のことを想って、正しい世界を…!」
オルフェウス「そんなものは存在しないと言っている!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

レオンハルト「オズの援護に行かないと…!」
ズィー「おっと…! 今度はこっちの番だぜ!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

レオンハルト「がはっ…! あのスナイパー、厄介だな…!」
〔レーダー反応〕
ティンク「レーダーに反応!? マズい、敵の援軍か…!」
レイラ「中央司令部からの援軍…」
クラウス「アレクサンダ・タイプ…。ですが、この装備は…?」
マリーベル「もしかして、あれは…!」「各機、一時後退を…!」
ソキア「え…!?」
〔撃破音〕
〔画面、発光〕

ソキア「きゃあああぁぁぁぁーっ!」
【シナリオエンドデモ終了】


[地に墜ちた翼竜]
【シナリオデモ開始】

レオンハルト「じ、自爆した…!?」
オルドリン「みんな、無事…!?」
ソキア「ティンクのおかげで、な、何とか生きてはいるけど…機体は使い物にならないにゃー…」
ティンク「こっちも…同じくだ…」
レオンハルト「まさかAEUが…こんな手を…」
オルドリン「次が来るわ! 避けて、レオンハルト…!」
レオンハルト「くっ…!」
〔撃破音〕
〔画面、フラッシュ〕

アキト「くっ…まただ…! 何だ、これは…!」
レイラ「どういうことですか、これは…! こんな作戦、私は司令部に提案した覚えも、司令部から聞かされた覚えもありません!」
クラウス「恐らく司令部の独断で背負うな。KMF1機の損失で、敵を3機倒せれば上々と…」「恐らくあれに乗っているのも、この部隊と同じ外国人ばかりでしょうな」
レイラ「こんなこと、即刻やめさせるべきです!」
クラウス「無駄でしょう。参謀が何も聞かされていなかったことから考えても、取り合っちゃくれませんよ」
レイラ「そんな…!」
ズィー「チッ、どこまで腐ったことを考えるんだよ、AEUって奴らは…!」
アキト「ぐっ…うぅ…」
オルフェウス「どうした、日向アキト?」
アキト「いや、大丈夫だ。気にするな」
オルドリン「許せない…」
レオンハルト「オズ…」
オルドリン「こんなことをする奴らを許してはおけない!」「レオンハルトはティンクとソキアを回収して撤退して! 私は奴らを倒す!」
〔KMFの走行音〕
ズィー「ちっ、この状況でも退がっちゃくれねえか!」
オルフェウス「やるしかあるまい! どの道、ここの敵を倒すまでこの作戦は終わらんのだろうからな!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

男(若者)「うわああぁぁぁ!」
〔撃破音〕
〔画面、フラッシュ〕

オルドリン「また…自爆を…!」
ズィー「ちっ、胸くそ悪い状況だぜ! 本当によ!」
オルドリン「これが人間のすることか! これが…!」
オルフェウス「くっ…!」
オルドリン「間違っている…! お前たちはぁぁぁ!」
〔画面、フラッシュ〕
アキト「そうだ…間違っているんだ…」
オルフェウス「日向アキト…?」
レイラ「このバイタルは…!」
アキト「消えなくちゃならない…。こんな世界は…」
〔画面、赤にフラッシュ〕
アキト「だから…死ねッ!」
〔撃破音〕
〔画面、フラッシュ〕

ズィー「ぐわっ…! 何だ、奴ら…! こっちにまで攻撃を…!?」
男(若者)「死ねェェェッ!」
〔撃破音〕
〔画面、フラッシュ〕

ズィー「急に敵、味方の見境いすらなく…!」
オルフェウス「ああ、それにwZERO部隊のものまで、俺たちを…!」「何だ、これは…! いったい何が起こっている…!」
アキト「ククククク…死ねッ!」
【シナリオエンドデモ終了】


[憎しみの炎は世界を焦がす]
【シナリオデモ開始】

〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

ズィー「くそっ…! 敵味方の見境なく仕掛けて来やがる…! 何がどうなってんだよ…!」
クラウス「恐らくブレイン・レイド・システムの暴走…!」
オルフェウス「ブレイン・レイド・システム…?」
レイラ「アレクサンダに搭載されている、搭乗者同士の脳波を並列化させるシステムです」「そのシステムを介して、搭乗者同士の精神が干渉し合い、この暴走を引き起こしてしまったようです」
オルフェウス「そんなことが起こり得るのか?」
クラウス「通常であればあり得ません。このシステム自体、適性がなければ起動しませんから…」「しかし、ここにそのシステムに対して、極度に適正の高い搭乗者がいる」
オルフェウス「日向アキトか…」
レイラ「はい…。彼の脳がハブ的機能を果たして、搭乗者たちの脳波を繋いでいるようです…!」「そして、彼の精神と搭乗者たちの恨みと恐怖が混ざり合い…」
ズィー「この暴走を引き起こしたってわけか…!」
アキト「死ねェェェッ!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

ズィー「くっ…! 状況はだいたい分かった…!」「つまりこの状況を止めるには、この中心となっている奴を叩くしかないってわけだな…!」
レイラ「ええ、その通りです…。中尉のアレクサンダを停止させれば、互いの干渉は消え、暴走は治まる…」「だから…彼を…」
クラウス「参謀…」
レイラ「ううん…違う…。それでも無茶を承知でおふたりにお願いします」「アレクサンダを停止させ、彼を救ってください!」
ズィー「なっ…!? 本気かよ…!」
レイラ「この地獄を引き起こしたのは、私たちAEUの独善。彼はその犠牲者に過ぎません…」「本当はこんなことを頼める立場にないことも分かっています」「それでも彼にこれ以上、私たちの傲慢を背負わせたくはない…!」
ズィー「あんた…」
オルフェウス「…了解した。ミッションを引き受ける」
ズィー「オズ…!?」
オルフェウス「俺たちのミッションはもともとこの部隊の護衛だ。それに変更はない」
ズィー「それはそうだがよ…。この状況だぞ」
オルフェウス「状況が変わろうとピースマークに不可能なミッションはない。違うか?」
ズィー「ああ、もう分かったよ…! やってやるさ、こうりゃな!」
レイラ「…ありがとう…」
オルフェウス「ありがとうか…」「果たして奴自身が、救いを求めているのか、俺には分からんがな…」
アキト「死ね…死ね…!」
オルフェウス「だが、それを求めている者がいる! ならば、解放してやるさ! その亡者に連れ去られた魂をな!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アキト「死ね…! 死ねェェェッ!」
オルフェウス「くっ…速い…!」
ズィー「オズでさえ手に負えねえとは、いったいどうなってやがるんだ! あれもBRSってヤツの力なのか…!?」
オルフェウス(いや、それだけじゃない…。この力の源は恐らく…)
アキト「死ねっ…!」
〔撃破音〕
〔画面、フラッシュ〕

ブリタニア騎士「ぐうっ…! ええい、こんな状況では止むを得ん!」「各KMF部隊は一度、後退しろ! 態勢を立て直す!」
マリーベル「ソキアたちも撤退を完了したわ。もう充分よ、オルドリン! あなたも撤退なさい!」
オルドリン「でも、マリー…」
マリーベル「こんな馬鹿げた作戦に付き合う必要はない。敵が勝手に自滅してくれるのならば、放っておけばいいわ」
オルドリン「それは…そうなんだけど…」
ズィー「ブリタニアもAEUも撤退を始めたか! 当然といえば、当然か…!」「狙う標的が俺たちだけになれば、ますます手を付けられなくなるぞ…!」
オルフェウス「分かっている…! だから、そうなる前に抑えたいが…!」
アキト「死ねっ…!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

オルフェウス「がはっ…!」
ズィー「オズッ…!」
オルフェウス「大丈夫だ…。この程度の甘噛みでは俺は殺せない…」
ズィー「強がるな。今のは軽いダメージじゃねえ。どうする、このままじゃ時間の問題だぜ」
オルフェウス「…どうやら、なりふり構ってはいられないようだな…」
ズィー「オズ…?」
オルフェウス「聞こえているか、オルドリン・ジヴォン!」
オルドリン「これは…ピースマークからの通信…!?」
オルフェウス「この地獄を止める。その為に…俺に力を貸せ!」
オルドリン「何だと…!?」
【シナリオエンドデモ終了】


[紅と白が交わる時]
【シナリオデモ開始】

ズィー「マジかよ、オズ! そいつは、俺たちの…!」
オルフェウス「奴の方が俺よりインファイトの技術は高い。あの機動性を抑えるには奴の力が必要だ」
オルドリン「ふざけるな…! 私はあなたの敵だ…!」
オルフェウス「奴らはこの世界が生み出した歪み、そのものだ」
オルドリン「世界が生み出した…歪み…」
オルフェウス「そうだ。強者が弱者を踏みにじり、弱者は生きることさえ許されない世界…」「そんな世界を容認してきた無関心さが、その世界で踏みにじられてきた者の怒りが、あの怪物を生み出した」
オルドリン「ブリタニアやAEUの…今の世界があれを生み出したと言いたいのか?」
オルフェウス「お前もそれを感じているからこそ、ここに残っているんだろう?」
オルドリン「………」
オルフェウス「お前が正しき世界を唱えるなら、まずその歪みを正してみせろ!」「その為に、俺に力を貸せ! オルドリン・ジヴォン!」
オルドリン「…私はマリーの剣だ…」
オルフェウス「………」
オルドリン「だが、それがマリーの為になるのなら、今一度だけ…この一時だけ…あなたと共に剣を振ろう!」
オルフェウス「それでいい」
アキト「死ね…!」
オルフェウス「いいか? 奴がこの状況を引き起こしている中心だ!」「お前があいつの動きを抑えろ! そうしたら、俺がなんとかする!」
オルドリン「任せていいんだな?」
オルフェウス「俺の実力なら、よく知っているはずだろう?」
オルドリン「…分かった。なら、後ろはあなたに任せる!」
オルフェウス「待っていろ、日向アキト! 今、俺たちがその呪いから解放してやる!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

オルドリン「動きは抑えた! 今だ、ピースマークッ…!」
アキト「死ねぇ…!」
オルフェウス「呪われた運命に弄ばれた存在…。お前も俺と同じだ…」「今、終わらせてやる! 俺の牙で!」
〔衝撃音〕
〔画面、フラッシュ〕

【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

クラウス「アキト機の機能停止を確認…。BRS解除…周囲のアレクサンダも機能停止していきます」
レイラ「アキトは…!?」
オルフェウス「心配はいらん…。奴なら無事だ」
アキト「………」
レイラ「良かった…」
〔歩み寄る足音〕
オルドリン「オズ…」
オルフェウス「オルドリン・ジヴォン…。借りをひとつ作ったな」
オルドリン「…それなら、忘れてくれて構わない。どちらが借りか、私にもよく分からないから」
オルフェウス「そうか…」
オルドリン「ブリタニアは態勢を立て直す為に撤退した。AEUもあれでは退がらざるを得ないだろう。今回のことはこれで終わりだ…」
オルフェウス「………」
オルドリン「だが、私はテロリストを許しはしない。次に会った時は…あなたと決着をつける。そのつもりでいろ!」
オルフェウス「ああ、そうだな…」
〔歩き去る足音〕
ズィー「行っちまったか。本当にオズとそっくりだな。いったい何なんだ、あの女は」
オルフェウス「…そのうち教えてやる」
ズィー「そうかい」「さて、さっさと帰ろうぜ。こいつを帰さないといけないしな」
オルフェウス「そうだな…」
ズィー「なあ…。こいつ、これからも戦うと思うか?」
オルフェウス「たぶん、そうだろうな」
ズィー「なら、また…」
オルフェウス「それはどうだろうな…」
ズィー「え…?」
オルフェウス「以前にガナバディが言っていた。相違う者はいずれ孤独になると…」「だが、こいつにはこいつを想う仲間がいる。ならば、俺は信じたい…」
ズィー「そう願いたいな…」
オルフェウス「ああ、いつかこの男が本当の意味で呪いから解き放たされる時が来ることをな…」

????「というわけで、運命を翻弄された3人の物語はこれでおしまい。どう、面白かった?」「今回のお話しでは奇しくも共闘する事になったけど、もし、もしもだよ?」「もし、敵として出会った場合、彼らの運命はどう転がっていたんだろうね」「そう考えると、なんだかワクワクしちゃうよね」「さて、もう時間のようだね。でもその前にひとつだけ」「お代はちゃんともらわないとね?」「お金なんてうらないよ。そんなもの、僕にとってなんの価値もない。欲しいのはキミの貌さ」「笑わなくていいよ。ただ恐怖に歪んでいてくれていればね。それじゃあ、さようなら…」
〔画面、赤に発光〕
【シナリオエンドデモ終了】


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