進撃イベント
波荒れるビーチリゾート
［絶交宣言］
【シナリオデモ開始】
ナイアーラ「こんにちは、お客さん。並行世界の吹き溜まりにようこそ」「さて、今日のお話の主人公は少し前にも触れたことのあるひとりの少女だ」「彼女は『自分にしかできない何か』を見つけるため、色々と頑張っていたようだけど…それもそろそろ限界のようだね」「そんな彼女がこの話で迎える結末とは？ フフ…いったいどんなものなのだろうね」
秋葉「あーもう！ 今日という今日はホントに頭きた！ あのバカパルド、何様のつもりよ！？」
下山「あ、あれていますね、獅子堂さん…」
秋葉「これが怒らないわけにはいかないって、いつきちゃん！」
下山「あの…一応変装しているので下山むつみという名前で呼んでほしいのですが…。ＩＣＰの人間が特定の個人の家に…」
ほのか「そんなことはどうでもいい」
下山「そんなことって…」
ほのか「それより秋葉。レオパルドのパーツ探しをどうしてやめるの？」
葵「やめる？ そうなの？ 秋葉」
秋葉「そうです！ あたし今日もあいつに言われた通り、パーツを探しに行ったっていうのに…」「それが見つかったのは偽物！ それだけならまだ良かったんですけど、よりにもよってあいつ…あいつ！」「あー！ バカパルドーーー！！ あんたなんかとはもう絶交よ！」
葵「これは相当みたいね」
イモちゃん「お嬢様に八つ当たりしたんですよ。僕にこんな偽物を身につけさせるつもりかって。信じられません！」
ほのか「秋葉は宇宙をかける少女。パーツ探しをやめてはダメ。レオパルドには秋葉が必要」
秋葉「あっちには必要でもあたしには必要ないの！」
葵「はいはい。そこまで。あなたが本気で頭にきてるのは充分わかったわ」「…なんにせよちょうど良かったわ。気分転換に一緒に海にでも行かない？」
秋葉「海…ですか？」
葵「正確にはリゾートコロニーだけどね。風音の友達が建設を進めていたらしくて、それがもうすぐ完成するらしいの」「それで開演前のお披露目会の招待状が風音相手に届いたんだけど、本人は行けないから代わりに行ってほしいって」
下山「それで獅子堂さんを？」
葵「いいえ、みんなも一緒でと思ってるわ。特に何人までとは言われてないらしいから」「というわけでどうかしら？ ひとまずパーツ探しのことは一度忘れて、ね」
秋葉「行く！ 行きます！ いつまでもあいつのせいでイライラするのも馬鹿みたいですから！」「あっ、火星のホノカに声をかけてもいいですか？ 前に海へ行きたいなって話をしてたんです」
葵「もちろん、人数多い方が楽しいしね」
秋葉「わかりました。あとで連絡しておきます」
ナミ「うっさいわね…。いったい何なのよ、秋葉」
秋葉「ナミ。秋葉じゃなくてお姉ちゃんと呼びなさい」
イモちゃん「ナミお嬢様も一緒に行きませんか？ 私たちと海」
ナミ「行くわけないでしょ、日焼けしたくないし」「っていうか、あんたたちも相当暇みたいね。わざわざそんな場所に行くなんてさ」
秋葉「そういう言い方しないの。イモちゃんはあんたを思って…」
葵「秋葉から聞いてた通りね、ナミ」
ナミ「葵…さん…」
葵「久しぶりね。もうモデルに復帰する気はないの？」
ナミ「ッ！ あんたには関係ない」
〔歩き去る足音〕
秋葉「あっ、ナミ」
葵（…なるほど。これは相当根が深そうな感じね）
秋葉「あー…えっと、そうだ。ほのかちゃんといつきちゃんも行くよね、海？」
下山「そう…ですね。ウルから溜まった有給を減らすように言われていたことですし」
ほのか「…レオパルドのパーツはそこにない。海にはいかない」
秋葉「ほのかちゃん…」
葵「こっちもか…。でも、これ以上人数減らしたくないのよね」「よし、ほのか。気分転換にお姉さんとデートでもしましょうか？」
秋葉「デ、デート！？」
ほのか「なして？」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
高嶺「インベーダーの残党…！ 見つけたわよ、アレイダ！」
アレイダ「あなたでしたか。よく私の居場所がわかりましたね」
ミス・エックス「私の情報力を舐めないで欲しいわね、アレイダ」「あなたが奪ったギアス嚮団の遺産…！ 返してもらうわよ！」
高嶺「インベーダーごとアレイダを叩きます！ ミス・エックス、少し揺れますが我慢して下さい！」
高嶺「インベーダーは全滅させた！ 次はあなたよ！」
アレイダ「さすがというべきでしょうか」「…ですが残念でしたね。アレはすでに私の手を離れました。そして必要な者の所へ…」
高嶺「なんですって！？」
アレイダ「後は時が経つのを待つのみ。では…」
ミス・エックス「…逃げられちゃったわね。けど今は嚮団の遺産を取り返すのが先決だわ。急ぎましょう」
高嶺「ええ…」（今度は何を企んでいるの、アレイダ…）
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
ホノカ「お久しぶりです、秋葉さん」
秋葉「うん、久しぶり。ごめんね、急に誘っちゃったりして」
ホノカ「いえ、いいんです。せっかくの友人からのお誘いですから」
秋葉「…ところでホノカのお兄さんは？ 連れてくるっていう話だったんじゃ…」
ホノカ「…兄さんは急な仕事が入って火星に残っています」
秋葉「あ、そうなんだ。会いたかったからちょっと残念」
ホノカ「別に残念がる必要はありません。妹の私より金髪のあの人との仕事を選ぶような残念な兄ですから」
ソキア「移動中あれだけ文句言ったのにまだ怒ってるの？ 素直に一緒に来たかったって言えばいいじゃないのさ」
ホノカ「なっ…」
下山「あなたは？ いや…その制服は確かグリンダ騎士団の…」
ソキア「おっと、さすがにご存じかにゃ」「そう、あたしはソキア・シェルパ！ 君の言った騎士団の一員であると同時に、ホノカのお兄ちゃんの代わりに同行した親友さ！」
ウル「グリンダ騎士団？ いつの間に火星に進出していたんだ？」
ソキア「うちの団長は手広くやっているからね。ま、色々と頑張ってるってことで」
ホノカ「適当過ぎませんか、ソキア？ それに親友だなんて…」
ソキア「えー？ あたしたち、親友じゃないの？」
ホノカ「そ、そういうわけでは…」」
ソキア「じゃあやっぱり親友でいいじゃん！」
ホノカ「大声で言わないで下さい…。恥ずかしいです…」
秋葉（ふふ…良かった。火星で寂しくしてないか心配だったけど、大丈夫みたいだね）
〔歩み寄る足音〕
カナコ「ようこそ、皆さん。わたくしのリゾートコロニーへ」
イモちゃん「お嬢様、ご挨拶を！」
秋葉「あっ、初めまして！ 死指導風音の妹の獅子堂秋葉です！」
カナコ「そう、あなたが…。風音さんからよく話は聞いているわ」「今日はこのコロニーで思う存分羽を伸ばしていってちょうだい。若いのだから青春は謳歌しないとね」
秋葉「は、はい…」」
ウル（データではワタナベ・カナコの年齢は彼女たちと大して変わらなかったはずじゃ…）
シモーヌ「…失礼ですが、伺っていた人数と来られた方の数が合わないようですが…」
秋葉「あー…それなんですけど、あとふたりはどこかに寄り道してから来るらしくて…」（と言いつつも、あたしもどこに寄り道しているかは聞いてないんだよね。どこ行ったんだろう？）
レオパルド「こんばんは、ラジオレオパルドの時間です。これはレオパルドのレオパルドによるレオパルドのための番組です」「本日はなんとコロニー評論家のレオパルドさんに…」
〔ハッチの開閉音〕
葵「ああ、いたわね。それじゃさっさと行くわよ」
レオパルド「お、お前は確か枯れ葉と一緒にいた…！」
葵「細かい話は移動しながら説明するわ。ガタガタ言うなら特大のプラズマをお見舞いするからそのつもりで」
ほのか「抵抗しない方がいい。さすがのレオパルドも壊れる」
レオパルド「なにぃ！？」
葵「時間がないの。ほら、モタモタしてるんじゃないわよ」
レオパルド「や、止めろー！ 僕はデリケートなんだぞぉぉぉぉぉぉ！！！」
【シナリオエンドデモ終了】
［打ち寄せる白波］
【シナリオデモ開始】
カヲル「海はいいね…。眺めているだけで、人の心を癒やしてくれる」
マリ「でも眺めるだけってのはねぇ。折角招待されたのに、海に入らないのは勿体ないと思うけどな」
カヲル「それもそうだね。じゃあ向こうで泳ごうか」
シンジ「うん。この先は入っちゃいけないみたいだしね」
シモーヌ「こちらのロープの設置終わりました」
ベニオ「こっちもね。これで他の客は入ってこないでしょ」
下山「すみません。隠してあるとはいえ、これだけ機体が集まってしまったので」
ジョージ「気にすんなよ。タダで招待してもらった手前、これくらいはな」
ベニオ「じゃあ私たちは途中でテツヤつかまえて、例のエリアに行くから」
カナコ「ええ。楽しんでもらえると思うわ」
〔歩き去る足音〕
ウル「最近の若者にしては礼儀がなってるな。ボーイ＆ガール」
カナコ「ふふ…そう、今はね」
ウル「…？」
秋葉（※画面オフ）「このぉぉ馬鹿ぉぉぉぉぉぉ！」
下山「今のは…」
ウル「やれやれ、まだやっているのか…」
秋葉「だからこの前のはあんたの情報が間違って立って言ってるでしょ！ このバカパルド！」
レオパルド「僕は信頼できる情報を持ってきたと言っているだろう！ 何時間ネットの海を泳いだと思っている！」
ホノカ「そんな不確かな情報を信じたんですか」
レオパルド「僕はその精査ができるのだよ。お前の頭と一緒にしてもらっては困るな。フハハハハハッ！」
ホノカ「…相変わらずの傍若無人ですね」
秋葉「久しぶりの再会なのにホノカに失礼で…っしょ！」
〔衝撃音〕
〔画面、フラッシュ〕
レオパルド「こ、こら蹴るな！ 僕はデリケートなんだぞ！」
秋葉「じゃあさっさと壊れちゃいなさいよ！ このバカパルド！」
ほのか「…葵、仲直り上手くいってない」
葵「はぁ、連れてきたのは失敗だったかもね」
秋葉「みんな、こんな奴ほっといて早く海入ろ」
ソキア「う、うん…」
レオパルド「ちょっと待て！ こんな日差しが強い場所に僕を放置する気か！」「僕のボディは黒いんだぞ！ せめて日焼け止めを塗っていくんだ！！」
ソキア（塗る必要あるのかな…？）
ナミ「…何なのよ、秋葉も葵も！ あたしの樹も知らないで…！」「こんなにあたしが苦しんでるのに。アイツらばっかり楽しんで…！」
〔通信のコール音〕
ナミ「なに？ このメール？」
〔通信の開く音〕
秋葉（※水着）「みんなー！ 早く早く！」
ホノカ（※水着）「待って下さい、秋葉さん」
葵（※水着）「ほら、走ると危ないわよ」
ナミ「…なんなのよ、これ」「嫌がらせのつもり！？ そんなにあたしをイライラさせたいの！？ バカにしてぇぇぇ！」「あんたたちなんかひどい目に遭えばいいのよ！！」
〔転移音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔転移音〕
〔画面、フラッシュ〕
？？？（※画面オフ）「その願い、聞き届けましょう」
ナミ「…！」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
秋葉（※水着）「さてと、充分泳いだし。次は…」
〔ＫＭＦの走行音〕
下山「…！ あのＫＭＦは？」
カナコ「うちで揃えたアトラクション用のやつね。けど、出すなんて命令したかしら？」
ウル「おいおい！ こっちに突っ込んで来るぞ！」
下山「あのままでは獅子堂さんが…！ 迎撃します！」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
秋葉「さっきはびっくりしたー。いきなりＫＭＦが突っ込んでくるんだもん」
下山「ですが良かったです。皆さんに怪我がなくて」
ウル「悪いな、ミセス。ＩＣＰ交戦規定が成立したとはいえ派手にやっちまった」
カナコ「いいのよ、刑事さん。むしろ救ってくれたことにお礼を言わないとね」
シモーヌ「奥様、先ほどの無人機を調べましたが、誤作動の原因はわかりませんでしった」
カナコ「やっぱり旧式の安物にすべきじゃなかったわね。ヴィンセントに揃え直そうかしら？」
ソキア「一個人で第７世代を…。金持ちは違うにゃ…」
葵「けど原因不明っていうのは、なんか不気味ね…」
秋葉「そうですね…」
ナミ「…なんなの今の？ 画面が光ったと思ったら、秋葉たちの所に…」
〔通信の開く音〕
？？？（※画面オフ）「次は何を望みますか？」
ナミ「え？」
？？？（※画面オフ）「望んで下さい。あなたのやりたいことを…」
ナミ「やりたいこと…じゃあさっきのは…」「…それなら」
【シナリオエンドデモ終了】
［漂流］
【シナリオデモ開始】
シモーヌ「妹子さん、次の角を右に曲がっていただけますか？」
イモちゃん「わっかりました！ 果樹園行き急行バス、右に曲がりま～す」
カナコ「ごめんなさいね。ビーチを移動することになってしまって」
秋葉「いえいえ、全然気にしないでください」
カナコ「お詫びってわけではないけど、果樹園にスイカ割り用のスイカを貰いに行きましょう」
ホノカ「スイカが採れる場所があるんですか？」
カナコ「ええ、このコロニーには色々なものがあるから」
シモーヌ（確かに色々とあるにはあるけど、あの果樹園にスイカはないんじゃ…）
下山「ところで、獅子堂さん。本当にあれでいいんですか？」
秋葉「ん？ なにが？」
レオパルド「おぴ、枯れ葉ァッ！ 僕をこんな雑に扱っていいと思っているのかッ！」
秋葉「あんたなんて、それで充分でしょ？」
レオパルド「充分なわけがあるかッ！ ロープに身体をくくりつけられて、引きずられているんだぞ！？」
ウル「まるで、旧時代の拷問だな。ヒストリー」
イモちゃん「左に曲がりま～す」
レオパルド「あだッ！？ あだだッ！？ やめろ、僕の玉のお肌に傷付いたらどうする！」
ほのか「大丈夫、レオパルドは頑丈」
レオパルド「その通り！ 僕のボディは大気圏突入にも耐えうる…って、そういう問題ではない！」
秋葉「仕方ないでしょ。あんたを乗せるスペースがないんだから」
レオパルド「スペースがないだと…？ だったら、その後部座席に乗っている巨大なカカシを降ろせばいいだろうが！」「そもそもなぜそんなものを乗せているんだ！」
ソキア「まあまあ。細かいことは気にしない気にしない」
〔銃声〕
〔画面、フラッシュ〕
レオパルド「いだっー！ おい、もっと優しく運転しろ！ 煮っ転がし！」
イモちゃん「だーれが煮っ転がしですか！ そんなに言うなら、思いっきりドリフトして…」
葵「イモちゃん、前！」
イモちゃん「え…」」
〔ＫＭＦの走行音〕
ホノカ「ＫＭＦ…」
カナコ「………」
秋葉「こっちに向かってくるんですけど！」
イモちゃん「と、とりあえず横道に入ります！」
レオパルド「なんだ、なにが起こってるんだ！？ おい誰か僕に説明しろおおお！」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
イモちゃん「駄目です！ 追いつかれちゃいます！」
秋葉「どうしよう、誰も機体持ってきてないのに…」
ソキア「大丈夫、あたしに任せて！」
ホノカ「ソキア？」
ソキア「実はこんあ事態を想定して…ＫＭＦをカカシに偽装させてたんだにゃー！」
〔機体の起動音〕
ウル「いや、偽装させる必要がないだろ…」
下山「なんという危機管理能力なのでしょう。私も見習わなければ…」
ウル「見習わなくていい」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
ソキア「ふう、なんとか上手くいったね」
ホノカ「お見事です、ソキア」
レオパルド「なにが見事だ！ 起動する時、僕を踏んづけただろ！」
ソキア「あれ、そうだったかにゃ？」
秋葉「いちいち細かいわね。だいたい、いつもあたしに蹴られて慣れてるでしょ？」
レオパルド「慣れてたまるか！ というか、僕を蹴るんじゃない！」
葵「そんなことより、このＫＭＦも誤作動を起こしたっていうの？ ちょっと偶然が重なりすぎじゃない？」
カナコ「誤作動以前に、この辺りにＫＭＦは配置していないわ」
下山「それでは、これはいったい…」
〔ＫＭＦの走行音〕
ウル「ちっ！ まだ残ってやがったか！」
ソキア「みんな下がって！」
ほのか「秋葉！」
秋葉「ッ！？」
〔ＫＭＦの走行音〕
〔銃声〕
〔画面、フラッシュ〕
秋葉「うわあああああああ！」
レオパルド「うおおおおおおっ！？」
イモちゃん「秋葉お嬢様ぁぁぁぁぁ！！」
〔波の音〕
レオパルド「ううぅ…ここ、は…？」「爆風に巻き込まれて、こんなところまで飛ばされたのか…」「しかし、さすがは僕！ 傷ひとつ負っていない！ まさに完全無欠のレオパルド！ フハハハハハ！」「…ん？」
秋葉「………」
レオパルド「なんだ、お前も飛ばされていたのか。身体も濡れてまさに濡れ葉だな」「まあいい。おい、濡れ枯れ葉、早く僕を助けろ」
秋葉「………」
レオパルド「ん？ 気絶しているのか？ こんな時になにを呑気な…」「あれ…息をしていないような…？ お、おい、枯れ葉…？」
秋葉「………」
レオパルド「マズい…マズいぞこれは…！ なにか早く手を打たなくては…って、ああ！？」「待てよ待てよ待てよ…！ このシチュエーション、ネットで見たぞ…」「砂浜…気絶した女…たったひとりしかいない男…。これは…」「僕が人工呼吸する流れじゃないかぁぁぁぁ！？」
【シナリオエンドデモ終了】
［流されて…］
【シナリオデモ開始】
レオパルド「落ち着け、僕はどんな時でも動じないレオパルドだ！ これくらいのこと何でもない！」「そもそもこれは人助けのための手段であって、僕に不純な意識は欠片もない！ よって、迷うことなど…！」
秋葉「………」
レオパルド「…本当にやっていいのか？ どんな理由を付けようと、僕は濡れ葉と肉体的な接触を持つんだぞ！？」「つまり僕は、濡れ葉とキキキキキ…」「ええーい！ 考えるのはやめだ！ 僕は、やってやるぞぉぉぉぉ！！！」
？？？？（※ＯＶＡ）「何をしようとしているんですか！」
〔衝撃音〕
〔画面、フラッシュ〕
レオパルド「な、なんだお前は！？」
？？？？（※ＯＶＡ）「寝ている女の子にそんなにも近づいて！ いたずらなんて許しませんよ！」
レオパルド「いたずらなどではない！ 僕は生死の狭間を彷徨う濡れ葉を救おうと…」「へっ？ 寝てる？」
秋葉「ふぁ～、よく寝た～」「あれ？ ここどこ？」
ＯＶＡ「気がつきましたか、秋葉さん。あたしはＯＶＡ、あなたを迎えに来ました」
秋葉「迎え？ そっか、あたし爆発に巻き込まれて飛ばされちゃったんだっけ」
ＯＶＡ「でもまだ油断はできません。このロボットは危険です！」「さっきも秋葉さんにいたずらしようと…。あっ、まさかキスしようとしていたんじゃ…」
秋葉「キス！？」
レオパルド「ま、待て！ 僕はあくまで人工呼吸を…」
秋葉「なーにが人工呼吸よ、この…」「エロパルド！」
レオパルド「エロ！？」
〔崩落音〕
〔画面、震動〕
レオパルド「僕の持つ崇高さ、凛々しさ、高貴な魂、そのすべてを台無しにしてしまう言葉、エロ…誰よりも男らしい僕がエロ…」「そんな不名誉な称号を与えられたら、僕はただのスケベな鉄くずじゃない…。僕は助けようとしただけなのに…」
秋葉「えっ？ 助ける？」
ＯＶＡ「そういえば、秋葉さんの身体は濡れてますし、もしかして水を飲んだと勘違いしたのかも…」
秋葉（じゃあ本当に…。でもいつもこき使われてるし、謝るのもなぁ…）
〔ＫＭＦの走行音〕
秋葉「…！ この音って！？」
ＯＶＡ「カナコさんが言っていたＫＭＦ！ こんなところにまで…」
秋葉「どうしよう、今度こそ何もないよ！？」
？？？？（※アーニャ）「見つけた…」
ＯＶＡ「あっ！ あれは…」
アーニャ「救助、開始…」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
アーニャ「敵ＫＭＦ…破壊…」
〔撃破音〕
〔画面、フラッシュ〕
秋葉「うわああっ！？ こんな近くでミサイル！？」
ＯＶＡ「アーニャさん！ もう少し手加減してください！」
アーニャ「無理。避けて」
秋葉「ちょ、ちょっと！ あの人、助けに来たんですよね！？」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
秋葉「はぁ…はぁ…おかげさまで…。もう少しで消し炭になるところだったけど…」
ＯＶＡ「でもアーニャさんが来てくれて助かりました。これであの方を運ぶことが…」「…！ ああ、さっきの衝撃で岩が！ 秋葉さん！ すぐに逃げて下さい！」
秋葉「うわぁぁぁぁぁ！？」
？？？？（※ジェレミア）「はっ！」
〔破砕音〕
〔画面、フラッシュ〕
秋葉「た、助かったの？」
？？？？（※ジェレミア）「君怪我はないかね？」
秋葉「おかげさまで。あなたは…？」
？？？？（※ジェレミア）「私は…」
ジェレミア「通りすがりの農場主だ」
【シナリオエンドデモ終了】
［揺れるオレンジ］
【シナリオデモ開始】
レオパルド「おお…こ、この味は…」
ジェレミア「如何でしょうか。私の淹れた紅茶の味は？」
レオパルド「ふ、ふんん、まだまだだな！ こ、この程度では紅茶マイスターである僕を満足させることはできん！」「…だが、お前は僕に対する礼儀をわかっている。それを忘れなければ必ず腕は上がる！ 今後も精進するのだ、ジェレミア！」
ジェレミア「イエス！ マイ・ゲスト！」
秋葉「…何やってるの、あれ？」
ＯＶＡ「なんでも、知り合いに似ているらしくて、ジェレミアさんが丁重にもてなしたいと…」
秋葉（まあ、元気になったからいいか…）
イモちゃん「秋葉お嬢様ぁー！」
ホノカ「秋葉さん！」
秋葉「イモちゃん！ それにみんな！」
イモちゃん「とっても心配しました！ イモは、イモはぁ…」
秋葉「ごめんね、イモちゃん。でもこの通りピンピンしてるから」
ほのか「秋葉もレオパルドも無事で良かった。はい、これ」
秋葉「ん？ これ、ミカン？」
シモーヌ「このジェレミア果樹園で取れたものです。見ての通り、この平野一面オレンジですから」
ソキア「でもこんな所にナイトオブシックスやジェレミア卿がいるなんて、びっくりだよ」
アーニャ「コロニーの方が、いっぱい育てられるから」
ジェレミア「ですが申し訳ありません、ミセス・ワタナベ。御覧の通りここにあるのはオレンジのみ。ご希望のスイカは栽培しておりません」
カナコ「そう、仕方ないわね。それにもう、スイカ割りとか、言っている場合ではないしね…」
ホノカ「あの、向こうにスイカみたいのがあるんですけど」
ジェレミア「そんなはずは…。スイカなど植えておりません」
ホノカ「でも、これって」
ジェレミア「いえ、これはスイカではありませんん。これは…石！？」「皆さん、お下がりください！」
秋葉「なになになに！？ 石が空から降ってきてる！？」
葵「隕石よ、これ！ すぐにこの場から離れないと！」
ジェレミア「アーニャ！」
アーニャ「わかってる。オレンジは、必ず守る」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
アーニャ「なんとか被害を抑えられた」
シモーヌ「奥様、これは…」
カナコ「…ええ、確定したわね」
イモちゃん「なんの話ですか？」
カナコ「もし本当に隕石が落ちてきたら、コロニーに穴が空いて、今頃大変なことになっているはず」「だけど、そんな様子もない。手段はわからないけど、今までのことも含めて誰かが、わたくしたちのみを狙っているのよ」
秋葉「あたしたちが、狙われている…？」
〔歩み寄る足音〕
？？？？（※高嶺）「そんなことになっているなんてね…」
秋葉「え…」
高嶺「来て正解だったわね。大丈夫だった、秋葉？」
秋葉「高嶺お姉ちゃん！」
高嶺「色々危ない目にあったみたいだけど、私が来たからにはもう安心して。さあ、安全な場所に行きましょう」
秋葉「うん、わかった」
葵「待ちなさい、秋葉」
秋葉「どうしたの、葵さん？」
葵「来てくれて助かったわ、高嶺。でも、どうやって私たちのいる場所が、わかったのかしら？」「誰も連絡していないのに」
ホノカ「…！」
下山「まさか…」
高嶺「………」「フッ…フフフ…」「ピギャァァァ！！」
秋葉「あ、あれって！？」
【シナリオエンドデモ終了】
［忠義の嵐］
【シナリオデモ開始】
高嶺（※偽）「ピギャァァァァ！！」
高嶺（※偽）「キシャァァァァ！！」
高嶺（※偽）「グォォォォォォン！！」
ソキア「なんかすごい増えてるけど、あれ全部、秋葉ちゃんの姉妹なの！？」
秋葉「そんなわけないでしょ！ あれはインベーダーっていうのが化けてるの！」
下山「あれは本物ではないので構いません！ アーニャさん！」
アーニャ「…出来ない。オレンジに当たる」「でもこのままじゃ…」
高嶺（※偽）「ピギャァァァァ！！」
レオパルド「や、止めろ！ 僕を溶かすつもりか！？」
ジェレミア「私のゲストに手出しは…」
シモーヌ「ジェレミアさん、あれを…」
高嶺（※偽）「ピギャァァァァ！！」
〔画面、赤にフラッシュ〕
ＯＶＡ「ああ…あたしたちのオレンジの木が食べられている…」
ジェレミア「わ、私のオ、オ、オ…」「おのれぇぇぇぇぇぇぇ！！」
〔画面、震動〕
葵「なに！？ 地震！？」
ほのか「地面が割れる」
ジェレミア「いでよ！ 我が忠義！」
〔バーニアの噴射音〕
秋葉「でっかいオレンジが出てきた！？」
アーニャ「オレンジじゃない。ジークフリート…」
ジェレミア「このオレンジは我が忠義の証！ それを汚した貴様らは万死に値する！」「その身に受けよ！ 忠義の嵐ぃぃッ！」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
ソキア「敵だけをハーケンで狙うなんて…さすがジェレミア卿！」
ジェレミア「これぞ我が忠義！」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
ＯＶＡ「敵を倒したのに、ジェレミアさん降りてきませんね」
アーニャ「まだ残ってないか警戒してる。大切なオレンジだから」
葵「アイツらが出てきたってことは、誰の仕業なのか判明したわね」
ほのか「アレイダ…」
下山「彼女は獅子堂さんを狙っています。今回もおそらく…」
秋葉「あたしが原因…なんだ…」
ホノカ「秋葉さん…」
葵「対抗する手段を持たないとね。すぐに機体のある浜まで戻りましょう！」
ソキア「それは難しいみたいだよ。そっち方面に敵がウジャウジャいるみたい」
カナコ「なら、地下から行きましょう。ジークフリートの発進口は地下通路に繋がっているから」「それにどうしてこんなことが起こるのかもわかるかも知れないわ」
ウル「用意周到なことだな。ミセス」
アーニャ「私たちは残る。地上の敵を倒したら助けに行く」
レオパルド「私も残ることにしよう。こちらの方が安全な気が…」
イモちゃん「レオパルドさんはこっちです。もう用意も出来ましたし」
レオパルド「なんだその縄は！？ また引っ張るつもりなのか！？」
葵「ところで、ソキア。敵がウジャウジャいるって言ってたけど、もしかしてそれって…」
ソキア「ん？ 全部あの高嶺って人だよ？」
葵（本人が見たらショックを受けるわね…）
高嶺「くしゅんっ！」
ミス・エックス「なに、もしかして風邪ひいてたの？」
高嶺「ううん、ちょっと寒気がしただけ」「それよりどう？ 嚮団の遺産の位置は？」
ミス・エックス「問題なし、詳細な場所まで特定できたわ」
〔通信の開く音〕
ミス・エックス「ここよ、この場所に嚮団の遺産はある」
高嶺「…！ ここは…」
【シナリオエンドデモ終了】
［いつか思い出になる日々］
【シナリオデモ開始】
ナミ「ああもう！ なんでいつもいつも上手くいかないの！」「それになんなのよ、秋葉の奴！ 誰かに頼って、助けられて、自分は何もしてないじゃない！」「あたしのことは、誰も助けてくれないのに…！」「不公平よ！ もっと苦しめてあたしと同じ目に遭わせてやる！！」
シモーヌ「ここまでくれば後は道なり。目的のエリアまではもう少しです、妹子さん」
イモちゃん「わかりました！」
下山「ここまで敵が現れなかったのは幸いでしたね」
ウル「ああ、俺の戦闘ユニットとＫＭＦ１機じゃさすがに心細かったからな」「だが、とんでもない有給休暇になっちまったぜ。デンジャラス」
秋葉「………」
ホノカ「…さっきからずっとそんな顔ですね、秋葉さん」
秋葉「…そう、かな？ ごめん」「…ほのかちゃん。アレイダが絡んでるってことはやっぱり…」
ほのか「狙いは秋葉だと思う。秋葉は、宇宙をかける少女だから」
秋葉「あたしのせいで、みんなが危険な目にあってるんだ…」
イモちゃん「秋葉お嬢様…」
カナコ「そう深く考えなくていいんじゃないかしら？」
秋葉「え…」
カナコ「少なくても、あたしはこの状況を楽しんでいるわ。久しぶりの刺激的な経験だもの」「それにこういう経験は、後に素敵な財産になる。人生を彩る素敵な思い出にね」
秋葉「思い出…」
葵「それに、ここにいるみんな誰も迷惑だなんて思ってないわよ」
ホノカ「はい、苦労を分かち合うのも友達の役目です」
ソキア「友達の友達は友達にゃ！」
下山「守らせてください、獅子堂さんのこと…」
秋葉「みんな…」
カナコ「フフ、大変だけと楽しみなさい。あなたの青春をね」
秋葉「…はい」（大変を愉しむ…か。そういえば、こういうことが始まったのは…）
レオパルド「ん？ 何を見つめている？ 僕はそんな青春トークには参加しないからな！」
秋葉（こいつと出会ってからだったかな…）
〔銃声〕
〔画面、フラッシュ〕
インベーダー（※画面オフ）「キシャァァァァーッ！！」
秋葉「わわっ！ 壁からインベーダー！？」
ソキア「って、なにこの数！？ さすがにあたしだけじゃ無理だよー！」
葵「戦いながら逃げるわよ！ イモちゃん！ 運転代わって！」
イモちゃん「は、はい！」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
ソキア「駄目！ 倒しても倒してもきりがない！」
葵「どこまで走ればいいの！ このままじゃ追いつかれるわよ！」
カナコ「目的の場所はその扉の向こうよ！ シモーヌ、入ったと同時にロックを！」
葵「いっけぇぇぇぇぇ！！」
〔自動車のブレーキ音〕
秋葉「な、なんとか逃げ切れた？」
カナコ「ええ、ロックをかけたから、奴らもそう簡単には入って来られないはずよ」
〔歩み寄る足音〕
？？？？（※スカーレットキス）「ったく、相変わらず無茶するわね」
秋葉「だ、誰！？」
〔画面、発光〕
プロフェッサー・シルバー「ようこそ、リゾートコロニーの地下アトラクションエリアへ」
ホノカ「地下アトラクションエリア？」
カナコ「素敵でしょ？ ここはわたくしの趣向に合わせて、作らせてもらったの」
下山「綺羅星十字団のアジト…」
プロフェッサー・シルバー「ほう、よくご存じで」
ウル「ＩＣＰの情報網を舐めるなよ？」
プロフェッサー・シルバー「これは失礼を」
スカーレットキス「挨拶はあとよ。色々とやらなきゃいけないことがあるからね」
カナコ「ええ、そうね。早速始めるとしましょうか」
スカーレットキス「フフフ…」「綺羅星！」
【シナリオエンドデモ終了】
［動き出す青春］
【シナリオデモ開始】
プロフェッサー・シルバー「…これは興味深い現象だ」
秋葉「何かわかったんですか？」
プロフェッサー・シルバー「これまでに起きた不可思議な現象の数々。それは、君の周りで起こった、因果律の乱れによるものだ」
ホノカ「あの、よくわからないのですが…」
プロフェッサー・シルバー「全ての物事には、原因があって結果がある…世の中はその法則によって成り立っている」
秋葉「は、はぁ…」
プロフェッサー・シルバー「だが、君の周囲ではあり得ないことが、次々と起こってしまうのだよ」
ウル「因果律が乱れたせいで、隕石やらインベーダーが、どこからともなく湧いて出てきたってことか」
レオパルド「つまり、全て枯れ葉の責任ということか！」
プロフェッサー・シルバー「いや、君も同罪だよ。君の周囲の因果律もまた乱れているからね」
レオパルド「なんだとぉぉぉ！？」
レイジングブル「原因はどうでもいい。重要なのは、どうやって解決するかだろ」
プロフェッサー・シルバー「残念ながら、私にはお手上げだ。分野が違いすぎる」
スピードキッド「おいおい、なんとかならないのか？」
プロフェッサー・シルバー「無理だとしか、返しようがない」
スカーレットキス「こんなことなら、プロフェッサー・グリーンを連れて来るんだったわね…」
下山「…あの」
スカーレットキス「なにか、解決方法を思いついたの？」
下山「いえ、そうではないのですが…」「あなたたちは、浜辺でロープを張るのを手伝ってくれた、ベニオさんたちですよね…？」
スカーレットキス「なっ！？」
レイジングブル「まさか、見抜かれただと！？ …南十字島ではほぼ隠し通せたのに」
下山「す、すみません！ やはり触れない方がよかったみたいですね」
スカーレットキス「か、構わないわ。昔のノリで着込んだだけだし」
葵「はいはい、話を戻すわよ」「因果律のこともそうだけど、襲ってくるインベーダーもなんとかしないと、いけないんじゃないかしら？」
秋葉「そのためには、みんなの機体があるあの巣花ママで戻らないとダメだよね。でも、どうやって戻ればいいんだろ？」
ほのか「カナコは戻れる方法があると言ってた。それを教えて」
シモーヌ「それが…奥様はああ言いましたが、私には見当が…」
ソキア「うーん、こいつはかなりのピンチだにゃあ」
シモーヌ「申し訳ございません。奥様のことですから、何か策があるとは思うのですが…」
秋葉「そういえば、カナコさんは？」
〔銃声〕
〔画面、フラッシュ〕
インベーダー（※画面オフ）「キシャァァァァーッ！！」
スピードキッド「出やがったな、化け物め！」
ホノカ「ソキア、お願いします！」
ソキア「期待に応えたいけど、もうエナジーフィラーが…」
〔歩み寄る足音〕
頭取「わたくしに任せなさい」
秋葉「えっ！？ カナコさん！？」
頭取「カナコではない。綺羅星十字団第４隊、おとな銀行代表。頭取だ」
ウル「なに言ってんだ、あのミセスは…」
下山「格好いいです…」
頭取「綺羅星！」
〔指パッチン〕
〔機体の起動音〕
スカーレットキス「ちょっと！ あれって…！」
レイジングブル「サイバディが、動いている！？」
頭取「動きなさい、我が青春！ ベトレーダ！！」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
スカーレットキス「なんで、サイバディを動かせるのよ！？」
頭取「これはサイバディではないわ。オリジナルを模して造った機械人形…」「わたくしの青春は形となって永遠に残る」
レイジングブル「ようは金持ちの道楽か！？」
頭取「フフフ…さあ、獣の悲鳴を聞かせてちょうだい！」
頭取「敵は全て倒したわ！ みんな少し離れなさい！」
秋葉「な、何する気なんですか！？」
頭取「この天井を破壊して、地上に出る！」
秋葉「ええっ！？」
頭取「はああああああああっ！！」
〔ダメージ音×３〕
〔爆発音〕
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
ナミ「なんなのよ！ いつもいつもいつも！ どうして思い通りにならないのよ！」「秋葉も葵も他のやつらも！ いい加減にしなさいよ！ 諦めなさいよ！！」「こうなったら、次はもっと…！」
〔歩み寄る足音〕
高嶺「…ナミ。あなたが原因だったのね」
ナミ「…！ 高嶺お姉ちゃん…」
【シナリオエンドデモ終了】
［迫る大波］
【シナリオデモ開始】
ナミ「な、なんだ帰ってきてたんだ。いるならいるって言ってよ」
高嶺「ナミ…自分が何をしているのか、わかっているの？」
ナミ「なにって…ゲームよ、ゲーム！ なんか、あたしのパソコンに送られてきてさ」
ミス・エックス「ゲームじゃないってわかっているんでしょ それはギアス嚮団が残した遺産をアイツが作り替えたもの…」「あなたがやったことは現実となってお姉さんを襲っている」
ナミ「し、知らないわよ、そんなこと！」
高嶺「知らないで済むような問題じゃないの。秋葉を殺す可能性だってあったのよ？」「妹のあなたが、どうして秋葉にこんなことを…」
ナミ「……さい」
高嶺「え…」
ナミ「うるさいのよ！ 秋葉、秋葉ってみんなで贔屓してさ！」「どうしてみんな秋葉ばっかりなのよ！ あたしがこんな苦しんでるのに！！」
〔転移音〕
〔画面、フラッシュ〕
高嶺「これは…！？」
ミス・エックス「パソコンがその子に反応してる！？ すぐに取り上げて！」
ナミ「高嶺お姉ちゃんなんか！ 大っ嫌い！！」
〔転移音〕
〔画面、発光〕
秋葉「なんとか地上に出られた…」
レオパルド「なにを呆けている！ お前だけの危機ならともかく、僕も危険な状況なんだぞ！」
秋葉「わかってるわよ！ すぐに機体に乗るから！」
〔転移音〕
〔画面、フラッシュ〕
高嶺 （※偽）「………」
高嶺 （※偽）「………」
高嶺 （※偽）「………」
ほのか「きた…」
下山「今度はＱＴアームズですか…！」
葵「みんな！ すぐ機体に乗って！」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
頭取「フフ…みんなさすがね。見ててゾウゾクしちゃう」
いつき「ＱＴアームズに乗り込めば、これくらい…！」
葵「ほら、何体でもかかってきなさい！」
秋葉「ホノカ、そっちは大丈夫？」
ホノカ「はい、地上には被害ありません。ですが…」
レオパルド「そうだ、戦え小間使いども！ 僕という唯一無二の高貴な存在を守るために全力で戦うのだ！」
ホノカ「…精神的な疲労が大きいです」
ソキア「そっちはそっちで大変なんだにゃ…」
〔通信の開く音〕
高嶺「秋葉、聞こえる？」
秋葉「高嶺お姉ちゃん！？」
頭取「今度のインベーダーは、通信までしてくると言うの？」
秋葉「違う、これは…」
イモちゃん「はい、本物の高嶺お嬢様です！」
ウル「姉妹だからわかるってやつか。シンパシー」
高嶺「状況は把握してるわ。よくここまで頑張ったわね、もう大丈夫よ」「あなたたちに仕掛けられた異常は、こっちで解決したから」
いつき「では、もう獅子堂さんに危険が及ぶことはないんですね！」
葵「お手柄ね。アレイダを捕まえるなんて」
高嶺「…いえ、そうではなくて…」
？？？？ （※アレイダ）「私がどうかしましたか？」
ほのか「…！ アレイダ！」
アレイダ「数多の苦難を超えて、よくここまで辿り着きましたね」
秋葉「なにが辿り着いたよ！ 全部自分で仕組んだくせに！」
イモちゃん「そうです！ お嬢様にひどいことをして！」
アレイダ「今は、そういうことにしておきましょう」
秋葉「なに言ってんのよ！」
アレイダ「宇宙をかける少女よ、これまでのけいけんを踏まえた上で改めて問います」「私たちの元へ来ませんか？ そこにいる、レオパルドを捨てて…」
秋葉「え…？」
レオパルド「へ…？」
【シナリオエンドデモ終了】
［嵐の後に…］
【シナリオデモ開始】
アレイダ「これまで共に居てわかったはずです。彼の性格、それに振り回されるクロウ、そして何も見返りがないということを…」「レオパルドといる限り、あなたに安息はない。この先にあるのは辛い世界のみです」
レオパルド「ふん、馬鹿め！ そんな誘いに枯れ葉が乗ると思っているのか！」
ウル「だが、的を得ているな」
ホノカ「はい、私が秋葉さんだったら…」
ソキア「あたしも即答にゃ」
レオパルド「なぜ敵の言葉に同意している！？」
アレイダ「フフ…人望がありませんね、レオパルド」
葵（こいつ、やけに詳しいわね…）
いつき「獅子堂さん…」
秋葉「…確かに、アレイダの言うとおりかもしれない」
ほのか「秋葉…！」
レオパルド「お、おい…。まさか僕を見捨てるつもりか…？」「お前もあの女と同じように、裏切る…」
秋葉「けどね…」「そんな誘いはお断りよ！」
レオパルド「え…」
秋葉「確かにあいつは卑屈で横柄でへそ曲がりっで、ネガティブ思考なのにプライドが高くて、一緒にいてもストレスがたまるだけの厄介者よ！」「だけどね、一度約束しちゃったんだもん！ あいつのパーツ探しに付き合うって！ それに…」「あなたといるより、あいつといる方が楽しいかもしれないじゃない！」
ほのか「秋葉…」
頭取「フフ…彼女、とても輝いているわね」
葵「これだけ言ってもらえるなんて、男冥利に尽きるんじゃない、レオパルド？」
レオパルド「う、うるさい！ 僕と一緒にいられるんだ、むしろ、光栄に思うべきだろうが！」
アレイダ「…それがあなたの答えですか。では…」」
〔転移音〕
高嶺（※偽）「………」
高嶺（※偽）「………」
アレイダ「少々、手荒にいかせてもらいますよ」
いつき「まだ、あれだけの数が…」
？？？？（※ジェレミア）「心配無用！」
秋葉「あれは…！」
ジェレミア「このジェレミア・ゴットバルト！ 義によって助太刀します！」
アーニャ「外の敵は片付けた。あとはここにいる分だけ」
ホノカ「ジェレミアさん！ アーニャさん！」
秋葉「これだけ集まれば、どんなことだって…！」「みんな！ 力を合わせて、アレイダをやっつけるよ！」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
秋葉「よし、残るはアレイダだけ！」
アレイダ「以前よりも成長しているようですね、宇宙をかける少女…。今回はここまでにしましょう」（当初の目的は達成できた。芽吹いた彼女の素質は、いずれ…）
葵「…退いたみたいね。少しあっさりし過ぎな気もするけど」
イモちゃん「ですが、今度こそお嬢様の危険はなくなりました！」
秋葉「うん！ あたしたち、勝ったんだ！」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
〔殴打音〕
ナミ「くっ…」
高嶺「姉さん、叩かなくても…」
〔歩き去る足音〕
高嶺「風音姉さん…」
ナミ「…みんなそうだ。みんな、秋葉ばっかり…」「あたしのことなんて、誰も見てくれないのよ！」
〔走り去る足音〕
ミス・エックス「自分の悪事を高嶺が隠してくれたのに…全然周りを見ようとしてないわね、あの子」「これでよかったの？」
高嶺「…仲の良い姉妹でいたいもの」（ナミ…）
シンジ「さっきはすごい音がしたね」
マリ「あっちはかなり賑やかみたいだねぇ。行ってみる？」
カヲル「止めておこう。彼女たちの時間は彼女たちのものだからね」
下山「インベーダーの反応ありません。やっと終わりましたね」
ウル「予想外のハプニングだらけだったがな」
葵「あー、でも汗びっしょり。早くお風呂に入りたいわね」
ソキア「なら目の前にでっかいのがあるよ！ ついでに遊べるしね！」
ホノカ「まだ海に入るのですか…？」
カナコ「ふふ、いいじゃない。もう騒動は解決したんだしね」
秋葉「そうですね、でもその前に…」「レオパルド」
レオパルド「なんだ？ 僕に言った暴言を取り消す気になったか！」
秋葉「するわけないでしょ。思ったことを言っただけだもん」
イモちゃん「反省するのはそちらの方ですよ、レオパルドさん！」
レオパルド「うぐぐっ…」」
秋葉「けどね、全部吐き出したおかげですごくスッキリした」「だから続けてあげる、あんたのパーツ探し」
ほのか「やっぱり、レオパルドには秋葉が必要」
レオパルド「…ふん。まあやることは理解しているようだな」「ならばこれからも僕の為に励むがいい！ フハハハハハッ！！」
秋葉「はいはい」「じゃあこれでケンカは終わり！ さあ、みんな海で遊ぼっか！」
【シナリオエンドデモ終了】
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