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強敵イベント
真春の昼の夢

[夢の中へ…]
【シナリオデモ開始】

ベルタ(私服)「…おい。このつまらん映画はいつまで続くのだ?」
オリーヴ(私服)「えぇと…1時間ぐらい経ったので、残り6時間ほどですね」
ベルタ(私服)「長いわ! まだ半分も終わってないではないか!」
アヤメ(私服)「仕方ないでしょう。ジャンケンに勝ったカタリーナがこの映画を見たいと言ったのですから」
ベルタ(私服)「くっ! あの時パーを出していれば、『冥王作戦ゼロランナー』を見られたというのに!」
オリーヴ(私服)「それは次の機会にしましょう。見たい映画があるのは、みんな一緒なんですから」「それにほら、カタリーナさんはこんな楽しそうに…」
カタリーナ(私服)「すぴ~」
ベルタ(私服)「寝ているではないか!」
アヤメ(私服)「まあ、ここまで起伏がない映画ならこうもなりますか…」「それに…実は、私も…」
オリーヴ(私服)「ふわぁ…ですよ…ね…」
アヤメ(私服)「………」
オリーヴ(私服)「………」
ベルタ(私服)「お、おい! ふたりまで寝てしまったのか?」「ひとりでは寂しいではないか! 我も寝るぞ! 寝るったら寝るぞー!」「………」
カタリーナ(私服)「………」「これは寝言ですが、ほわんほわんほわわ~ん」
〔画面、発光〕

〔軍の警報〕
男(若者)「大変だ! 宇宙海賊だ! 宇宙海賊が攻めてきたぞ!」
男(若者)「こんな辺境の宙域にだと!?」「もしや狙いは、この艦にいるスペースプリンセスか!?」
????(ベルタ(水着))「クゥ~クックックッ! そうだ! その通りだ!」「さあ、攻撃されたくなければ今すぐ停戦するのだ!」
男(若者)「海賊船から通信!? 誰だ!」
????(ベルタ(水着))「なんだ我に気づいていないのか? どうやら名だけが独り歩きしているようだな」
ベルタ(水着)「我こそは、かの有名な宇宙海賊冥王ベルタ・ベルンシュタインである! どうだ、今更ながら恐怖が襲ってきたであろう?」
男(若者)「ベルタ・ベルンシュタイン…? 知ってるか?」
男(若者)「いや、知らんけど?」
ベルタ(水着)「なんだとー! 我はこの星の海を統べる冥王であるぞ!」「こらー! ベルタ様に無礼だぞ! お前たちはこの『星喰いのネプト』が丸呑みにしてやるー!」
男(若者)「えっ? 腹話術?」
ベルタ(水着)「腹話術ではない! こいつは我の忠実なる僕だ!」「そうだそうだ! その証拠に、ベルタ様の口は動いてないだろー!」
男(若者)「いや、思いっきり動いてるぞ。もう少し上手くでき…」
ベルタ(水着)「ええい! それ以上つっこむことは許さん! 攻撃してやるから覚悟しろ!」
男(若者)「仕方ない、迎撃するぞ! 総員配置につけ!」
ベルタ(水着)「クゥ~クックックッ! 貴様らを星屑に変えた後、ゆっくりと姫を頂くとしよう!」
????(アヤメ(私服))「その必要はありません!」
ベルタ(水着)「なに!?」
アヤメ(私服)「あなたの狙いはスペースプリンセスであるこの私のはず! 他の者には指一本触れさせません!」
男(若者)「いけません、姫様! ここは私たちに任せて下さい!」
アヤメ(私服)「いえ、私は守られるだけのお姫様になる気はありません!」「民を守るのは王族の義務! 私も共に戦います!」
ベルタ(水着)「ほう、その意気や良し。我を恐れぬのなら、かかってくるがよい!」
アヤメ(私服)「みなさん、いきましょう! そして我らの手に勝利を!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

ベルタ(水着)「クゥ~クックックッ! 雑魚がいくら出てこようと無駄だ! 身の程をわきまえさせてやろう!」
アヤメ(私服)「行きましょう、みなさん! 宇宙海賊に正義の鉄槌を!」
男(若者)「はい! 姫様の身は俺が生命に代えても!」
男(若者)「いや、それは俺の役目だ!」
男(若者)「おいおい、俺を忘れてもらっちゃ困るぜ」
男(若者)「お、俺だって…」
ベルタ(水着)「ええい! さっさとかかってこんか!」

男(若者)「む、無念…姫様…どうか、ご無事で…」「ばたんきゅ~」
ベルタ(水着)「フ…なんとも耳心地のよい断末魔よ」「さあ、貴様を守る者はもういない。大人しく降伏しろ」
アヤメ(私服)「…わかりました」
ベルタ(水着)「それでいい。我が海賊船『ダークノワール』で存分にもてなしてやるぞ、スペースプリンセス」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ベルタ(水着)「…我からの要求は以上だ」「スペースキングよ、我は待つのが大嫌いだ。せいぜい急ぐことだな」
〔通信の閉じる音〕
アヤメ(私服)「私と引き替えに父上を脅迫するとは…。なんて卑怯な!」
ベルタ(水着)「卑怯? 宇宙海賊冥王である我にはただの褒め言葉でしかないわ」「これで宇宙の半分は我のもの! クゥ~クックックッ! 笑いが止まらぬわ!」
アヤメ(私服)「笑えるのも今のうちです! そのような無茶な要求、父上は絶対に受けいれません!」
ベルタ(水着)「どうかな? あの男の猫可愛がりぶりは、我の耳にも届いている」「その娘のためならば、宇宙のひとつやふたつ喜んで差し出すだろう」
アヤメ(私服)「くっ…! かくなる上は…!」「ふんッ!」
〔画面、フラッシュ〕
ベルタ(水着)「なに!? 縄を引きちぎっただと!? お前、本当に姫か!」
〔走り寄る足音〕
アヤメ(私服)「覚悟ぉー!」
ベルタ(水着)「ま、待て! 我に攻撃したらこの星喰いのネプトが黙っていないぞ!」「そうだー! お前なんか丸呑みだぞー!」
アヤメ(私服)「なっ!」
ベルタ(水着)「フッ…ネプトのあまりの恐ろしさに身が凍ったようだな」
アヤメ(私服)「カ、カワイイ」
ベルタ(水着)「は?」
アヤメ(私服)「これを私に貸して下さい。お願いします」
ベルタ(水着)「いや、貸すとかそういうのないから! ネプトは我の忠実な僕だから!」
アヤメ(私服)「なら、その子をくれたら宇宙の半分をあげます。それならどうです?」
ベルタ(水着)「なぜお前が交渉している!? というかいいのか! その条件で!?」
アヤメ(私服)「はい、構いません!」
ベルタ(水着)「即答!? で、でも…え、えぇと…」「やっぱりダメー! ペプトも宇宙の半分も我のもの! どっちも我のものなのー!」
アヤメ(私服)「でしたら、宇宙の半分に加えて…」
ベルタ(水着)「言うなー! これ以上我を悩ますなー!」
【シナリオエンドデモ終了】


[夢見る人魚]
【シナリオデモ開始】

〔震動音〕
〔画面、震動〕

オリーヴ「急がなきゃいけないって時に、重力場に捕まっちゃうなんて…」「ハインヘルムの力じゃ脱出できそうにもないし、もうどうしたら…」「って、弱気になってる場合じゃないですよね。任務のためにもなんとか方法を探さなきゃ!」
????(カタリーナ(水着))「ようやく人を見つけました。これで一安心ですね」
オリーヴ「えっ? なんで重力場の中に人が!?」
カタリーナ(水着)「初めまして。私はスペース人魚族のカタリーナと申します」
オリーヴ「人魚族!? 宇宙でも希少な種族がどうしてここに…? って、気にしている場合じゃないですね」「私はオリーヴと言います。カタリーナさん、この重力場から抜け出す方法、なにか知りませんか?」
カタリーナ(水着)「オリーヴさんと言うのですか。素敵な名前ですね」「じゃあ結婚しましょう」
オリーヴ「なぜ突然!? 文脈と全然関係ないじゃないですか!」
カタリーナ(水着)「説明しましょう。スペース人魚族の人魚は成人になると、伴侶を捜しに宇宙を旅しなくてはならないのです」「長旅になるかと思っていましたが、旅を始めて1時間で見つかるなんて、とってもラッキーでした」
オリーヴ「あのー、喜んでいるところ悪いのですが、今はそんなことを聞いてる状況じゃなくて…」
カタリーナ(水着)「あー、確かに大変そうですね。あ、ジュース飲みます?」
オリーヴ「話聞いてました!?」
カタリーナ(水着)「説明しましょう。スペース人魚族の人魚は海以外の所にいる場合、水分を取らないと干からびてしまうのです」
オリーヴ「そういうのはいいから、助けてください!」
カタリーナ「じゃあ助けたら、結婚してくれます?」
オリーヴ「えっ!? それは…」
〔レーダー反応〕
オリーヴ「レーダーに艦影!? しかもこの反応は…!」
カタリーナ(水着)「ほへ~? なんかこっちに来ますね」
オリーヴ「あっ! 艦から弾が…!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

オリーヴ「きゃあっ!」
カタリーナ(水着)「ほへ~」
オリーヴ「だ、大丈夫ですか!? カタリーナさん!」
カタリーナ「ウロコが1枚剥がれました…もう…駄目かもしれません…」
オリーヴ「生身で爆風を受けてそれだけ!? で、でもマズいみたいですね」
カタリーナ「はい…だから最後のお願いに…」「私と…結婚して下さい…」
オリーヴ「…大丈夫みたいですね」
〔武器の発射音×2〕
オリーヴ「艦載機まで出してきましたか…! でも爆風で重力場から抜けられた今なら…」「あの機体は私が相手をします! カタリーナさんは安全な所に避難して下さい!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

ベルタ(水着)「おい! なに勝手にボタンを押している!?」
アヤメ(私服)「ボタンがあったら押したくなる…それは人の性です」
ベルタ(水着)「ドヤ顔で言うことか! ようは我慢できなかっただけだろう!」「ええい! 人質は大人しく座っていろ!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

オリーヴ「ああー! 海賊船があんな遠くに…」「こうしちゃいられません! すぐに追わないと…!」
カタリーナ(水着)「待ってください。ちゃんと約束を守ってくださいよ」
オリーヴ「約束?」
カタリーナ(水着)「助けたら結婚するって約束したじゃないですか。あの愛の言葉は嘘だったんですか?」
オリーヴ「いえ、約束してないし、自力で助かったんですが…」
カタリーナ(水着)「そうも約束を拒むほどの理由があの艦にあるんですか?」「まさか、私という人魚がいながら、すでに宇宙クジラや宇宙ヒラメに浮気を?」
オリーヴ「全部人間じゃない!?」「違いますよ! 私はあの艦に捕らわれている姫様を助けるためにやってきたエージェントなんです!」
カタリーナ(水着)「そうだったんですか。ドロドロの三角関係にならなくて良かったです」「じゃあ、早速私の星で愛を育みましょう」
オリーヴ「なんでそうなるんですか!?」「そんな状況じゃないんです! 早く姫様を助けないと、この宇宙の半分が宇宙海賊冥王のものになってしまうんですよ!」
カタリーナ(水着)「そんなの知りません。私にとっては目先に結婚の方が大事ですから」
オリーヴ「…わかりました」「なら、姫様を助け出すことに協力してくれたらあなたの望みを叶えます。それならどうです?」
カタリーナ(水着)「え~重力場から助けた時点で結婚条件はクリアのはずなんですけど…」「仕方ないですね。その条件でのみましょう」
オリーヴ「ありがとうございます! カタリーナさん!」
カタリーナ(水着)「ええ。木っ端微塵に破壊して、結婚記念日の花火にしちゃいましょう」
オリーヴ「あ、あくまで目的は救出ですからね! 救出!」
【シナリオエンドデモ終了】


[夢の代償]
【シナリオデモ開始】

ベルタ(水着)「まったく! 人質のくせに勝手なことをしおって!」
アヤメ(私服)「仕方ないじゃないですか。暇なんですから」
ベルタ(水着)「そんなお理由になるか! 艦載機も弾もタダじゃないんだぞ!」「ファミレスや事務、ペットボトルに沈殿物が浮いてないか確認するバイト…我がどれだけ苦労してお金を貯めたか…」
アヤメ(私服)「…なんか、すみません」
ベルタ(水着)「謝っても遅いわ! 使った分は身体で祓ってもらうからな!」
アヤメ(私服)「か、身体!? そういうのは…その…」
ベルタ(水着)「お前に拒否権などあると思っているのか。やってもらうぞ…」「沈殿物が浮いているか確認するバイトをな!」
アヤメ(私服)「…あ、はい」
ベルタ(水着)「クゥ~クックックッ! その身体がボロぞうきんになるまでこき使ってやるわ!」
アヤネ(私服)「…そんなことより、ひとつ質問があるのですが?」
ベルタ(水着)「なんだ? 確認の仕方を聞きたいのか?」
アヤメ(私服)「違います。なぜ父上への要求で宇宙の半分をよこせと言ったのです?」「どうせなら、宇宙の全てをよこせと要求した方が見返りが大きいと思いますが?」
ベルタ(水着)「我を見くびるなよ。半分ん位したのにはしっかりとした理由があるわ」
アヤメ(私服)「理由?」
ベルタ(水着)「宇宙全部だと広すぎるだろう? さすがの我にも手に余るのだ」
アヤメ(私服)「…半分でも充分大きいと思いますが」「というか、その問題なら人を雇えば事足りると思いますが?」
ベルタ(水着)「それも考えた。冥王四天王、冥王八人衆、そして冥王十傑集…名前を考えるほどにな」「だが、名前を考えた後、重大な欠点を見つけてしまった!」
アヤメ(私服)「欠点?」
ベルタ(水着)「こっちはひとり、向こうは複数人! 裏切られた時、これではやられてしまうではないか!」
アヤメ(私服)「裏切られるのが前提なんですね…」
ベルタ(水着)「この完璧な理論によって導かれたのが、宇宙の半分という答えだ! どうだ、反論の余地はあるまい!」「そして、まもなくそれが現実のものとなる! クゥ~クックックッ! 笑いが止まらんわ!」
アヤメ(私服)(私は、こんな浅はかな考えの者にさらわれたのですね…)
〔震動音〕
〔画面、震動〕

ベルタ(水着)「何だ!? 今の震動は!?」
アヤメ(私服)「もしや、救助隊が?」
ベルタ(水着)「ええい! ここからでは状況がわからん! 誰でもいい、状況を報告しろー!」
アヤメ(私服)「…と言いましても、ブリッジには私たちしかいませんが…」
ベルタ(水着)「うぅ…そうだった。お金、ないから…」「ええい、ならば我が直々に見てやる!」「監視カメラ! スイッチ、オーン!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

カタリーナ(水着)「ふつ~に艦内に入ることができましたね」
オリーヴ「全然普通じゃないですよ! こんな派手に入る必要あったんですか!?」
カタリーナ(水着)「う~ん…ノリってやつですかねぇ」「あ、敵が来てますよ。どうして潜入がバレたんでしょうね?」
オリーヴ「…知ってて言ってますよね?」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

オリーヴ「なんとか敵を倒せましたね」
カタリーナ(水着)「じゃあついでに、動いてない無人機も破壊しておきましょうか」
オリーヴ「だ、駄目ですよ! 誘爆して艦が吹き飛んだら元も子もないんですから!」
カタリーナ(水着)「でも、あとから私たちを襲ってくるかもしれませんよ?」
オリーヴ「その時は私が倒します!」
カタリーナ(水着)「心強い言葉ですねー。わかりました」
オリーヴ「では行きましょうか」
カタリーナ(水着)「うっ!」
〔人の倒れる音〕
カタリーナ(水着)「………」
オリーヴ「カタリーナさん!? 突然どうしたんですか!?」
カタリーナ(水着)「せ、説明しましょう…スペース人魚族は水がない場所では呼吸ができないのです…」
オリーヴ「今までずっと水なかったですよね!?」
カタリーナ(水着)「もうダメだー死ぬわー」
オリーヴ「とりあえず何とかしないと…! このジュースを飲んで元気を出して下さい!」
カタリーナ(水着)「もうコップを持つ力もありません…」
オリーヴ「持ってますよ、コップ!」
カタリーナ(水着)「口移しじゃないとむりだわー死ぬわー」
オリーヴ「く、口移し!? 無理ですよ! 無理!」
カタリーナ(水着)「じゃあチューだけでいいです」
オリーヴ「水関係なくなった!」
〔武器の発射音×2〕
オリーヴ「ああー! 向こうからまた艦載機が!」「起きてください、カタリーナさん! こんなことしている場合じゃないですよ!」
カタリーナ(水着)「ちぇ、チューまでもう少しだったのにー」
オリーヴ「いえ粘ってもしませんでしたよ…」
カタリーナ(水着)「決死の覚悟でつくったチューの機会を奪ったことは許せません! みんなまとめて成敗しましょう!」
オリーヴ「だからチューはしませんから!」
【シナリオエンドデモ終了】


[覚めない夢]
【シナリオデモ開始】

ベルタ(水着)「くぅ~! 我の艦載機をよくも…!」「おい、ここに映っている奴は何者だ!?」「ぼ、ボクにもわからないよ! ごめんなさい、ベルタ様」
アヤメ(私服)「ではかわいいネプトに私が教えてあげましょう」
ベルタ(水着)「知っているのか!?」
アヤメ(私服)「………」
ベルタ(水着)「おい! なぜ答えん!?」「あっ」「ぼ、ボクとベルタ様に教えてくれないかい、アヤメ?」
アヤメ(私服)「ええ、喜んで!」
ベルタ(水着)「態度変わりすぎだ!」
アヤメ(私服)「では、良く聞いて下さい。彼女は…」
ベルタ(水着)「彼女は?」
アヤメ(私服)「人魚ですね」
ベルタ(水着)「………」「そうだな、人魚だな。見ればわかるな…」
アヤメ(私服)「人魚が歩いている姿を初めて見ました。予想外に気持ち悪いですね」
ベルタ(水着)「ああ、子供が見たら泣き出すような移動方法だな…」「って、そうじゃない! アイツらはお前を助けに来たのかと、聞いているのだ!」
アヤメ(私服)「全然知りませんね。見たこともありません」
ベルタ(水着)「なにぃ? 本当だろうな!?」
アヤメ(私服)「ほ、本当です。ヒュ~ヒュヒュ~♪」
ベルタ(水着)「口笛吹けてないし! 嘘が下手か!?」「ええい! もういい! 我を怒らせたらどうなるか教えてやる!」
アヤメ(私服)「ヒュ~ヒュヒュ~♪」
ベルタ(水着)「その口笛は止めろ!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

カタリーナ(水着)「どうやらここは無限湧きっぽいですね。このまま留まってレベルを上げ続けますか?」
オリーヴ「無限湧き? なんの話ですか?」
カタリーナ(水着)「でもあんまりレベル上げると、ラスボスがワンパンでつまらなくなるから、ギリギリのところで止めたいですよねー」
オリーヴ「だからなんの話なんですか!?」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

カタリーナ(水着)「はぁ…無駄に広い艦ですね。疲れてきたし、もう壊しちゃいましょうか?」
オリーヴ「駄目ですよ! 姫様を救出するのが第一だって前も言ったじゃないですか!」
カタリーナ(水着)「無駄だったってことでいいじゃないですか」「その悲しみを乗り越えた私たちは結婚。人魚の星で101匹の子人魚に恵まれ、幸せに暮らしました。めでたし、めでたしー」
オリーヴ「勝手に終わらせないで下さい!」
????(ベルタ(水着))「クゥ~クックックッ! そうだ! そんなエンディング、我が許さん!」
オリーヴ「…! 誰ですか!」
ベルタ(水着)「ここだ! 銀河を股にかける宇宙海賊冥王! ベルタ・ベルンシュタインはここにいる!」
オリーヴ「おかしい…! 声は聞こえるのに姿が…」
ベルタ(水着)「おい、ここだ! ここだってば!」
オリーヴ「どこにいるんですか! 出てきてください!」
〔機体の歩行音〕
ベルタ(水着)「うわ!?」
オリーヴ「あっ! こっちの方から声が…!」
〔機体の歩行音〕
ベルタ(水着)「バカー! もっと足下をよく見ろ! 踏み潰す気か―!」
オリーヴ「あっ、すみません…」
カタリーナ(水着)「アナタがラスボスですね。早く姫さんを返してくれませんか?」
ベルタ(水着)「ふん! 返せと言われて返す奴がどこにいる!」「そうだー! ベルタ様は譲歩なんてしないんだぞー!」
カタリーナ(水着)「サメさんもああ言ってますので、帰りましょうか」
オリーヴ「簡単に諦めすぎです、カタリーナさん!」「それに無事に救出できなかったら、あの話はなしですからね!」
カタリーナ(水着)「アナタは死んで下さい。今すぐ、ここで」
ベルタ(水着)「怖っ! なんだその急変ぶりは!?」
オリーヴ「宇宙海賊冥王ベルタ! 姫様を返してもらいます!」
ベルタ(水着)「ええい! ふざけおって! やられるのは貴様らの方だ!」
〔機体の歩行音〕
オリーヴ「まだあんなにも機体が!」
カタリーナ(水着)「だからあの時に壊しておこうと言ったんですけどね?」
ベルタ(水着)「ここまでだな! 我の汗と涙とバイトの結晶で冥府へと落ちよ!」「さらばだ!」
〔走り去る足音〕
オリーヴ「わわっ! どんどん出てきますよ!」
カタリーナ(水着)「これはマズそうですねー」
【シナリオエンドデモ終了】


[悪夢]
【シナリオデモ開始】

〔斬撃音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔撃破音〕

オリーヴ「駄目です! 倒しても倒しても敵が湧いてきます!
カタリーナ(水着)「1匹いれば100匹いるっていうアレ並ですね…」
オリーヴ「このままじゃ、いずれ数で押し潰されちゃいます…」「そしたら、姫様が…」
カタリーナ(水着)「…仕方がありませんね。ウロコカッターとハタキじゃ限界ですし…」「アレを使いますか」
オリーヴ「アレ?」
カタリーナ(水着)「じゃじゃじゃじゃじゃわ~ん!」「カモン! ハインヘルム!」
〔時空の歪む音〕
〔画面、フラッシュ〕

オリーヴ「突然ハインヘルムが!? ど、どうやったんですか!」
カタリーナ(水着)「重力場の応用ですよ。まあ、あまり気にしないで下さい」
オリーヴ「気にするなって…ん? 重力場?」「もしかして、私が捕まった重力場って…!」
カタリーナ(水着)「………」「話している場合じゃありませんね、敵を撃退しましょう!」
オリーヴ「ごまかさないでくださーい!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

〔斬撃音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔斬撃音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔撃破音〕

カタリーナ(水着)「今の出最後ですか。無限湧きと思いましたけど、違いましたね」
オリーヴ「でもまだ宇宙海賊冥王ベルタが残っています。気を抜かずに行きましょう」
〔パネルの開閉音〕
カタリーナ(水着)「都合よくドアが開きましたね」
オリーヴ「きっとこの先に、ベルタと姫様が…」
????(ベルタ(水着))「貴様ら…」
ベルタ(水着)「よくも…よくも! 艦内で暴れまわってくれたな!」
オリーヴ「現れましたね! 宇宙海賊冥王ベルタ!」
カタリーナ(水着)「オリーヴさん、あの後ろにいる機体は…?」
????(アヤメ(私服))「………」
オリーヴ「あれは、姫様のハインヘルム!?」「姫様! ご無事だったのですね! すぐに助けますから、待ってて下さい!」
アヤメ(私服)「…フフ、その必要はありません」「覚悟してください! オリーヴさん!」
オリーヴ「姫様!?」
ベルタ(水着)「スペースプリンセスは、我の忠実なる僕となった! どうだ、これでは攻撃できまい!」「我が艦を荒らし回ってくれた代償、たっぷりと受け取ってもらう!」「そうだ…艦を荒らしまわった…代償を…」「うわ~ん! よくも艦をめちゃくちゃにしてくれたな! 絶対に許さないんだからなー!」
カタリーナ(水着)「どっちも普通の状態じゃないみたいですね。どうします?」
オリーヴ「私が姫様を説得します! カタリーナさんはベルタを!」
カタリーナ(水着)「ほいほ~い」
【シナリオエンドデモ終了】


[夢で会えたら…]
【シナリオデモ開始】

カタリーナ(水着)「どうにもこれは、ぷきゅんぷきゅんに怒ってますねぇ」
ベルタ(水着)「覚悟しろ-! これはいっぱい壊された艦載機の分!」
〔斬撃音〕
〔画面、フラッシュ〕

ベルタ(水着)「これはめちゃくちゃにされたダークノワールの分!」
〔斬撃音〕
〔画面、フラッシュ〕

ベルタ(水着)「そしてこれが我の怒りだあああああッ!」
〔斬撃音〕
〔画面、フラッシュ〕

ベルタ(水着)「なぜ避ける! こういう時は人として受けるのがルールだろう!」
カタリーナ(水着)「すみません、自分人魚なんで…」
ベルタ(水着)「ええい! 余裕ぶっていられるのも今のうちだ!」
アヤメ(私服)「セイアァァァァァッ!」
オリーヴ「!」
〔衝撃音〕
オリーヴ「姫様! 目を覚まして下さい!」
アヤメ(私服)「ハアアアアアアッ!」
〔斬撃音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔爆発音〕

オリーヴ「くっ! なんでこんなことに…!」
アヤメ(私服)「終わりにしましょう、オリーヴさん…」
オリーヴ「なぜです、姫様! どうして私たちが戦わなければならないのです!」
アヤメ(私服)「それは…あの魔力のせいです…」
オリーヴ「魔力…? ベルタはそんな力を持っているのですか!?」
アヤメ(私服)「そう、あの魔力には逆らえない。ネプトのあの可愛さには…」
オリーヴ「ネプト?」
アヤメ(私服)「ベルタが乗っている、あの愛らしいサメのことです」
オリーヴ「…え?」
アヤメ(私服)「あなたたちを撃退すれば、あれは私のものとなる!」「オリーヴさん! ネプトのために死んでください!」
オリーヴ「私の生命はあのサメ以下なんですか―!?」
カタリーナ(水着)「ナルホドー。姫さんが攻撃する理由はそれですか」「なら…」
〔コックピットの開閉音〕
ベルタ(水着)「コックピットから出た!? 何をする気だ?」
カタリーナ(水着)「パパパキュ~ン!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

ベルタ(水着)「!」
〔機体の稼働音〕
ベルタ(水着)「ぷしゅ~~」「な…」「ネプトぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
アヤメ(私服)「ああ…あああ…」
オリーヴ「すごい…コックピットを貫いてあのサメを撃ち抜いた…」
カタリーナ(水着)「解説ありがとうございます」「これで姫さんが戦う理由はなくなって3対1。勝ったも同然ですね」
アヤメ(私服)「………」
オリーヴ「放心状態で動けないみたいですけど…」
ベルタ(水着)「貴様ら…よくもネプトを…」「許さん! ぜぇぇぇぇったいに許さんぞぉぉぉぉッ!」
〔オーラ力の発光音〕
〔画面、フラッシュ〕

オリーヴ「ベルタのハインヘルムからものすごいオーラが…!」
カタリーナ(水着)「説明しましょう。ベルタはネプトを失った悲しみと怒りによって、超絶宇宙海賊冥王へとパワーアップしたのです」
オリーヴ「なんで知っているんですか!?」
ベルタ(水着)「貴様らは我を怒らせた! もう許すことはできん!」「この超絶宇宙海賊冥王の力、その身で受けるがいい!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

ベルタ(水着)「震えよ! これが超絶宇宙海賊冥王の力だ!」
〔分身の音〕
オリーヴ「すごい…! 高速移動で機体が何体にも増えて見える!」
カタリーナ(水着)「こんな狭い所で器用ですね」
ベルタ(水着)「これで数は我らの方が上!」
ベルタ(水着)「我が僕、ネプトを討った罪…」
ベルタ(水着)「その身で償ってもらうぞ!」
カタリーナ(水着)「複数には見えますけど、ひとりで言ってるんですよね…」
オリーヴ「ここで負けるわけにはいきません! 勝負です、超絶宇宙海賊冥王ベルタ!」

オリーヴ「これで終わりです! 超絶宇宙海賊冥王ベルタ!」
〔斬撃音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔爆発音〕

ベルタ(水着)うぅ…ここまでか…ネプトよ、仇を討てずに散る我を許せ…」「ううん、ありがとうベルタ様…」「ネプト!?」「さあ、一緒に行こう。冥府がボクたちを待ってるよ…」「うん。いつまでも一緒だよ、ネプト」
〔画面、発光〕
〔爆発音〕

【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ベルタ(水着)「ばたんきゅ~」
〔人の倒れる音〕
オリーヴ「超絶宇宙海賊冥王ベルタ…手強い相手でしたね」
カタリーナ(水着)「そっちは片付きましたけど、あちらは…」
アヤメ(私服)「………」
オリーヴ「立ったまま気絶している!?」「姫様! 起きてください、姫様!」
アヤメ(私服)「…ハッ! ここは? 私はなにを…」「うっ! 頭が痛い…。もしかしたら記憶の一部が欠如しているのかもしれません」
オリーヴ「記憶が!? ゆっくりと整理してみてください」
アヤメ(私服)「ええ…。私は姫で、船が襲撃されて、その後ベルタに誘拐され…」「そしてあなたたちに救出された。どうです? 間違っていましたか?」
カアリーナ(水着)「都合よく敵対したことは忘れているみたいですね…」
オリーヴ「ま、まあその方がいいかもしれませんね」
アヤメ(私服)「どうやら問題はないようですね」「ありがとう、オリーヴさん。あなたのおかげで、この宇宙の平和は守られました」
オリーヴ「いえ、私ひとりだけの力ではありません。カタリーナさんの協力あっての成功です」
カタリーナ(水着)「私は結婚相手を探していただけですけどね」
アヤメ(私服)「結婚相手? …そうですか、わかりました」
カタリーナ(水着)「ほへ~? なにがです?」
アヤメ(私服)「生命を懸けて救ってくれた者の頼みです…」「わ、私が…あなたと結婚しましょう…」
カタリーナ(水着)「あ、結構です」
アヤメ(私服)「なっ…」
カタリーナ(水着)「では、約束通り私と結婚して下さい。オリーヴさん」
オリーヴ「はい、わかりました」
カタリーナ(水着)「あら? 予想外に素直な反応ですね」
オリーヴ「だってそういう約束だったじゃないですか。カタリーナさんも頑張ってくれましたし」「一緒に楽しい家庭を作りましょうね、カタリーナさん!」
カタリーナ(水着)「はい。101匹の子人魚を生めるように精一杯頑張ります!」
〔画面、発光〕
カタリーナ(画面オフ)「こうしてふたりは、予想以上に生まれた1万1匹の子人魚と一緒にいつまでも幸せに暮らしましたとさ」「めでたし、めでたし…」

ベルタ(私服)「ハッ! 今のは…夢か?」「だが夢でよかった。冥王である我が負けるなど、現実には決してあってはならんことだからな」「なにより…」
アヤメ(私服)「ウフフ…ずっと一緒ですよ、ネプト」
オリーヴ(私服)「生みすぎです…カタリーナさん…」
ベルタ(私服)「このような者に負けるなど、我がプライドが許さんからな」「それにしても宇宙か。だいぶ訓練も積んだし、そろそろ我等が飛び立つ日も近いかもしれんな」
カタリーナ(私服)「むにゃむにゃ…オリーヴさーん」
ベルタ(私服)「!?」
カタリーナ(私服)「ぎゅー」
ベルタ(私服)「こ、こら! そんなくっつくな!」
カタリーナ(私服)「ふふふ…結婚しましたからねーもう話しませんよー」
ベルタ(私服)「どんな夢見てるんだ、お前は!」
カタリーナ(私服)「ふふ…ふふふ…」
ベルタ(私服)「お、おい…こら…やめろ…やめ…いや…」
カタリーナ(私服)「むちゅ~」

ベルタ(画面オフ)「みゃああああああああああ!?」
【シナリオエンドデモ終了】


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