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イベント
そんなこんなな数日間

[予告]
どうも、カタリーナ・カンパーニです

ソリスの訓練施設を視察しに来た、上層部の皆さん。
彼らの目的は私たちの練度を見ることだったようですが、
まあいつもの調子でひっちゃかめっちゃかに。

そんな様子に激怒した彼らは、
纏まりをつくるために私たちの中から、
リーダーを選出するように言ってきます。

こんなことを言われたら、
やたらと張り切っちゃう人が約2名いるわけで…。
はぁ~、真面目な私の運命はどうなっちゃうのでしょうか?

次回、スーパーロボット大戦X-Ω「そんなこんなな数日間」

ピロローンと見ちゃってくださいね?


どちらか一方を選ぶことなどできない、
                純情な乙女心ですよ


[ストーリー概要]
火星調査団『ソリス』。
火星で起きた謎の事件の調査、解決するべく、
地球連邦によって設立された組織である。

機動部隊の練度が
どれほど上がったのかを確認するべく、
上層部の面々が訓練施設を視察しに来ることに。

緊張を隠せないオリーヴをフォローするように、
いつもと変わらぬ実力を発揮するカタリーナ。

視察はこのまま上手く終わるかに思われたが、
ことはそう簡単にいくはずもなく…


[真面目にやってたのに]
【シナリオデモ開始】

オリーヴ「敵機を発見! カタリーナさんの方に追い込みます!」
カタリーナ「大丈夫ですよ。こっちからも既に見えてますので」
オリーヴ「す、すみません! 索敵が遅れちゃって!」
カタリーナ「今日はなんだか調子が悪そうですね。風邪ですか?」
オリーヴ「いえ、体調が平気なんですけど、なんだか緊張しちゃって…」
カタリーナ「ほへ~? なんでです?」
オリーヴ「だって…」
男(中年)「………」
男(中年)「………」
オリーヴ「ソリスの偉い人たちが、私たちの訓練を観に来ているんですよ? やっぱり緊張しちゃいます」
カタリーナ「そういえばそうでしたね。すっかり忘れていました」
オリーヴ「こんな大事なこと、忘れないでください!」
ベルタ「そうだぞ、カタリーナ!これは一世一代の大チャンス! 我々の有能さを奴らに見せつけてやるのだ!」
オリーヴ「ベルタさん!?」
カタリーナ「なんでここにいるんですか、ベルタ。あなたは向こうで待機のはずでは?」
ベルタ「待機などしていられるか! 冥王13柱のひとりであるこの我が、全ての敵を葬り去ってくれるわ!」
アヤメ「そんな真似はさせません!」
ベルタ「なッ!?」
〔斬撃音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔爆発音〕

ベルタ「我の敵を勝手に倒すなッ!」
アヤメ「勝手なのは、ベルタの方です! なぜチームワークを乱して、敵を倒そうとするのですか!」
カタリーナ「もしかして、私のツッコミ待ちだったりします?」
アヤメ「む…?」
カタリーナ「む? じゃないですよ。アヤメも向こうで待機のはずですよね?」「なにベルタにかこつけて、攻撃してるんですか」
アヤメ「そ、そうでした…」
カタリーナ「お偉いさんが見てるんですからね、しっかりやってくれないと困っちゃいますよ?」「ここは、私とオリーヴさんに任せて、ふありは早く戻ってください」
オリーヴ「新しい敵が来てます!」
ベルタ「なに!?」
アヤメ「新手…!」
カタリーナ「反応しなくていいですから。早く待機場所に戻ってください」
ベルタ「クゥ~クックックッ! あの獲物は我の物だ!」
アヤメ「させませんよ、ベルタ!」
〔滑空音〕
オリーヴ「…ふたりとも行っちゃいましたね」
カタリーナ「仕方ないですね。私たちは、ふたりのバックアップに回りましょう」
オリーヴ「わかりました!」
カタリーナ「まぁ、できたらの話ですけどね」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

ベルタ「なぜ我の邪魔をするんだ、お前は!」
アヤメ「邪魔をしたのは、ベルタの方ではないですか!」
オリーヴ「ふたりのフォロー、結局できませんでしたね…」
カタリーナ「まあ、想定通りですけどね」
メカニック「上層部のお偉いさんが、お前たちのことを呼んでたぞ。早く来いってさ」
カタリーナ「むーん」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

カタリーナ「こんなに長く怒られたのは、久しぶりですよ」
オリーヴ「2時間もお説教されちゃいましたね」
アヤメ「申し訳ありません。ご迷惑をおかけしました…」
カタリーナ「本当ですよ。私とオリーヴさんは真面目にやってたのに」
アヤメ「返す言葉もありません…」
カタリーナ「罰としてアヤメは毎朝、私のことを起こしに来て下さい」
アヤメ「それは、自分で勝手に起きてください」
カタリーナ「全然、反省してないですよ、この人」
オリーヴ「まぁまぁ、私たちはチームですから。怒られるときも連帯責任ですよ」
ベルタ「そんなことよりだ!」
カタリーナ「完成していないのが、ここにもひとりいましたね」
ベルタ「我々は今! リーダーを選出せねばならない! そうだろう!?」
カタリーナ「チームに纏まりを出すためこの中からリーダーを決めろって、命令されちゃいましたからね」
オリーヴ「でも、いきなりそんなこと言われても、正直どうしたらいいのか…」
ベルタ「なにも悩む必要などないぞ」
カタリーナ「その心は?」
ベルタ「銀河を統べる、冥王13柱がひとりであるこの我が、リーダーになってやるのだからな!」
カタリーナ「おおー、一瞬で決まりましたね。面倒がなくてよかったです」
〔拍手〕
オリーヴ「では、そう報告してきますね」
アヤメ「却下です」
カタリーナ「ほへ~?」
アヤメ「ベルタがリーダーになるのは、却下です」
ベルタ「なぜだ! なぜ却下する!」
カタリーナ「そうですよ。面倒なことはベルタに任せていいじゃないですか」
ベルタ「え…?」
カタリーナ「え?」
アヤメ「ベルタにリーダーが務まるとは、とても思えません」
オリーヴ「では、誰がリーダーになるのが、いいと思っているんですか?」
アヤメ「そうですね。僭越ながら私がリーダーになるのが、最善かと」
カタリーナ「では、それでいきましょう」
ベルタ「ふん! 随分と笑わせてくれるではないか」
アヤメ「どういう意味ですか?」
カタリーナ「アヤメがリーダーで決めちゃいますよ?」
ベルタ「お前のような万年突撃娘がリーダーになったあかつきには、部隊はあっという間に全滅すること間違い無しだ」
アヤメ「ベルタが指揮をするより、百倍はマシです」
ベルタ「なんだと?」
アヤメ「なんですか?」
オリーヴ「わわわっ!? ふたりともケンカはやめてください!」
カタリーナ「で、結局リーダーは誰がやるんですか?」
ベルタ「我だ!」
アヤメ「私です」
カタリーナ「はぁ~。これは面倒なことになりそうですね」
【シナリオエンドデモ終了】


[たぶんムリだと思います]
【シナリオデモ開始】

ベルタ「リーダーになるのは、この訓練で多くの訓練機を倒した者。それで問題ないな?」
アヤメ「訓練に私情を挟むのは、あまり感心できませんが…」
ベルタ「今から負けた時の言い訳か? ならば勝負の方法を変えてやっても良いぞ。お前が得意なものに、な」
アヤメ「誰がやらないと言いましたか。いいでしょう、その勝負受けて立ちます」
カタリーナ「うーむ、こうなっちゃいましたか」
オリーヴ「どうしましょう…」
カタリーナ「どうしようもないですね。あのふたりと止められると思いますか?」
オリーヴ「難しいですかね…?」
カタリーナ「難しいんじゃなくて、ムリですね」
オリーヴ「うーん…」
カタリーナ「あれれ? この方法を使えばあのふたりを止められなくないかも?」
オリーヴ「どんな方法ですか?」
カタリーナ「オリーヴさんが、一番になればいいんですよ」
オリーヴ「ん? どういうことです?」
カタリーナ「つまり、オリーヴさんがリーダーになって、アヤメとベルタに争うなって命令すればいいんですよ」
オリーヴ「いやいや! 私がリーダーになるなんてムリですよ!」
カタリーナ「そうですかね? 結構向いてると思いますよ」
オリーヴ「ムリ、ムリです!」
カタリーナ「そんなに否定しますか。リーダーになると寿命が縮む呪いにでもかけられているとか?」
オリーヴ「そんなことはないですけど、皆さんに比べたら私なんてまだまだなので…」
カタリーナ「大差ないと思いますけどね」
オリーヴ「そんなことないです!」
カタリーナ「まあ、いいですけど。そうなると止める方法がないので、気が済むまでやらせておきますかね」
オリーヴ「大丈夫ですかね、ふたりとも」
カタリーナ「大人ですしね。分別はつくと思いますよ、普通は」
オリーヴ「ですよね!」
カタリーナ「でも、アヤメとベルタは普通ではないので、たぶんムリだと思います」
オリーヴ「ですよね…」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アヤメ「またく同じスコアになるとは…」
ベルタ「くっ…! あと一歩というところで…!」
オリーヴ「スゴいです! カタリーナさんが一番ですよ!」
カアリーナ「いや、そんなつもりじゃなかったのですが」
オリーヴ「リーダーはカタリーナさんに決定ですね!」
アヤメ「………」
ベルタ「………」
アヤメ「おめでとうございます、リーダー」
ベルタ「良かったな、リーダー」
カタリーナ「おめでたさが全く伝わらないどころか、怨嗟が込められた言葉、ありがとうございます」「でも、私はリーダーなんてやりませんよ」
オリーヴ「ええ~!?」
カタリーナ「面倒くさ…もとい、自分がリーダーに向いていると思いませんから」
アヤメ「ということは…」
ベルタ「初めからやり直さないといけないな! な!?」
オリーヴ「そうなりますね」
カタリーナ「私が言うのもなんですが、チョロリンと素早く決めちゃってくださいな」
アヤメ「そういうわけにはいきません。リーダーというのは人の上に立つ立場なのですから」「しっかりと議論を重ね、皆を纏めるに相応しい人物が選べばれるべきです」
カタリーナ「競争で選ぼうとしていた人のセリフとは、とても思えませんね」
アヤメ「うっ…!?」
カタリーナ「細かいことは置いといて、ジャンケンで勝った方がリーダー、とかでいいじゃないですか?」
ベルタ「そんな方法は断固反対するぞ! 我は運が悪いんだからな!」
カタリーナ「知らないですよ、そんなこと」
オリーヴ「やっぱり、カタリーナさんがやった方が、いいんじゃないですか?」
カタリーナ「では、リーダー命令です。私をリーダーにするのは禁止!」
オリーヴ「矛盾が発生しちゃってます…」
カタリーナ「とにかく、お偉いさんも焦れてると思いますし、早いところ決めちゃいましょうよ」
ベルタ「もう一度やるぞ、アヤメ! 次こそはお前の撃墜数を超えてやる!」
アヤメ「望むところです!」
オリーヴ「あの、違う方法にした方がいいのでは…?」
ベルタ「うおおおおッ!」
〔走る足音〕
オリーヴ「ふたりとも行っちゃいましたね…」
カタリーナ「これって、私たいtもいかないとダメだと思いますか?」
オリーヴ「たぶん?」
カタリーナ「そうなりますよね。はぁ~」
【シナリオエンドデモ終了】


[本当にどうでもいいので]
【シナリオデモ開始】

ベルタ「今日という今日こそは、お前に引導を渡してくれるわ!」
アヤメ「できるものなら、やってみなさい。もっとも勝利するのは、この私ですが」
オリーヴ「これまで4回戦って、全部引き分け。白熱していますね!」
カタリーナ「白熱とか本当にどうでもいいので、いい加減、決めちゃってくれないですかね?」
ベルタ「安心しろ、カタリーナ。此度の訓練で決着をつけてやる!」
カタリーナ「それ、毎回聞いているような気がするのですが?」
ベルタ「5度目の正直だ!」
カタリーナ「付き合わされる方の身にもなって欲しいですね。なんで、毎日訓練をしないといけないのか」
オリーヴ「アヤメさんとベルタさんが争っていなくても、訓練なので毎日やらないとダメなのでは?」
カタリーナ「そういえば、そうでしたね」
オリーヴ「ダメですよ、訓練をサボろうとしちゃ」
カタリーナ「ほへ~?」
ベルタ「今日は我々の邪魔をするなよ、カタリーナ。リーダーになるかどうかの分水嶺なのだからな」
カタリーナ「普通に訓練してるだけなんですけどね。というか、ベルタはなんでそんなにリーダーになりたいんですか?」
ベルタ「そんなこと決まっているだろうが!」「格好いいからだ!」
カタリーナ「格好いいですかね?」
ベルタ「なにを言っている! リーダーと言えば赤! 赤と言えば格好いい!」「これは万物に共通する、唯一無二の真理だぞ!」
カタリーナ「なにを言っているのか、全然わかりませんね」
アヤメ「そんなくだらない理由で、リーダーになろうとしていたのですか」
ベルタ「なんだと!?」
オリーヴ「どーどーですよ、ベルタさん!」
カタリーナ「そういうアヤメは、なぜリーダーになりたいと?」
アヤメ「規律を正すためです。乱れに乱れた我々4人の規律を正し、あるべき姿に戻すのです!」
カタリーナ「こっちはこっちで、リーダーになったら面倒そうですね」
アヤメ「なにか言いましたか?」
カタリーナ「ん? 空耳じゃないですか?」
アヤメ「まあ、いいです。それでは行きますよ、ベルタ!」
ベルタ「望むところだ!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

カタリーナ「5度目の正直ではなく、4度あることは5度あるでしたね」
オリーヴ「これだけ同点が続くって、ある意味スゴですよ!」
ベルタ「凄くても意味がない! 勝たないと駄目なんだ!」
アヤメ「もう一度です! もう一度、勝負をしますよ!」
カタリーナ「ストップストップ。また同じ結果になるのは目に見えてますから、別の方法を考えましょう」
ベルタ「なにに変えると言うんだ?」
カタリーナ「考えてないですけどね」
アヤメ「適当なことを言わないでください…」
オリーウ「だったら、投票で決めるっていうのはどうですか?」
ベルタ「投票?」
オリーヴ「これなら戦わなくてもいいですし、平和的に解決できます!」
ベルタ「どれ程、人心掌握ができているかと計るというわけか」
アヤメ「確かに人を動かすうえで、必要なスキルではありますね」
オリーヴ「いや、あの…そこまで深く考えていたわけじゃ…」
ベルタ「クゥ~クックックッ! 面白い、その案に乗った!」
アヤメ「私も異論はありません」
カアリーナ「どうでもいいんですけど、これって私とオリーヴさんがどっちを選ぶかって話になりますよね?」
ベルタ「そうなるな」
アヤメ「ですので、投票は後日にしましょう。考える時間が必要でしょうから」
ベルタ「そう、考える時間がな…」
オリーヴ「わかりました! 一生懸命、考えます!」
カタリーナ「うーん」
オリーヴ「どうしたんですか、カタリーナさん?」
カタリーナ「なんだか余計、面倒なことになったような気がして」
オリーヴ「そうですか? 平和が一番だと思いますけど」
カタリーナ「平和だったらいいんですけどね」
【シナリオエンドデモ終了】


[丁重にお断りします]
【シナリオデモ開始】

カタリーナ「準備も終わりましたし、そろそろ訓練に向かいますかね」
〔ハッチの開閉音〕
ベルタ「入るぞ、カタリーナ」
カタリーナ「普通、そういうことは入る前に言うんじゃないですかね。着替えてる最中だったら大変ですよ?」
ベルタ「女同士なのだから、なにも問題ないではないか」
カタリーナ「いやいや、大事ですよそういう恥じらいも」「それで、こんな朝早くからなんの用事ですか?」
ベルタ「実は、お前に頼みがあってな」
カタリーナ「丁重にお断りします」
ベルタ「まだ、なにも言ってないだろうが! せめて話くらいは聞け!」
カタリーナ「いやー、面倒そうな雰囲気をジュルジュル感じてしまったもので」
ベルタ「ジュルジュル…?」
カタリーナ「ジュルジュルです」
ベルタ「ま、まぁ、いい。それで話なのだが、カタリーナよ、我に票を入れてくれ」
カタリーナ「また、あからさまにズルをしてきましたね」
ベルタ「ズルではない、知略だ」
カタリーナ「知の欠片も見えない戦略ですけど?」
ベルタ「能ある鷹は爪を隠す! 能ある冥王は、知略を隠すのだ!」
カタリーナ「なんでもいいですけどね」「そもそも私は、ベルタがリーダーになっても大丈夫なのかなと、疑問なんですよ」
ベルタ「なぜだ! 我以上にリーダーに相応しいヤツなどこの世にはいない!」
カタリーナ「そんなことはないですけど」「あの、リーダーというのは、柔軟な判断力が必要だと思うのですよ。ベルタにそれができますか?」
ベルタ「無論だ!」
カタリーナ「それじゃあ、普通の女の子っぽい口調になってみましょうか?」
ベルタ「なに!? それが柔軟な判断となんの関係があるんだ!」
カタリーナ「理屈とか考えている時点で、思考が固いですね。やっぱり、ベルタにはムリかと」
ベルタ「待て! いや、待って! ちゃ、ちゃんとやり直すから!」
カタリーナ「お?」
ベルタ「ふふふ! 我…じゃなかった私が本気を出せば、こんなこと朝飯前でしてよ!」
カタリーナ「なんか口調がおかしくないですか?」
ベルタ「おかしくなんてありませんわ! さあ、これで私に票を入れてくださるのよね!?」
カタリーナ「まだ判断できないですね。とりあえず、その口調のままで格納庫まで行きましょうか」「訓練も始まっちゃいますし」
ベルタ「なんだと!?」
カタリーナ「あれ? いつもの口調に戻ってませんでした?」
ベルタ「おほほほ! イヤですわ、カタリーナさんたら。それは気のせいでしてよ」
カタリーナ「ですよね。それじゃあ向かいましょうか」
ベルタ「ぐぬぬ…カタリーナめ! だがこれも、全てはリーダーになるため…!」
カタリーナ「なにか言いましたか?」
ベルタ「ただの勘違いでしてよ。ほーほっほっほっ!」
カタリーナ「やっぱり普通じゃないですよね、それ」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アヤメ「すみません。訓練が終わったばかりだというのに、呼び出してしまって」
カタリーナ「それじゃいいんですけど、そんなに改まってどうしたんですか? もしかして告白とか?」
アヤメ「告ッ!? ち、違います!」
カタリーナ「じゃあなんですか?」
アヤメ「言いにくいのですが…。私に票を入れてくれないでしょうか?」
カタリーナ「ほう」
アヤメ「こんな卑怯は手を使いたくないのですが、ベルタをリーダーにするわけにはいきません。ですから…」
カタリーナ「別にベルタがなってもいいと思いますけどね。そんなに嫌いなんですか?」
アヤメ「いえ、そんなことはありません」
カタリーナ「ん?」
アヤメ「ベルタには素晴らしい部分がたくさんあります。そんな彼女を嫌うはずがないでしょう」
カタリーナ「では、なんでそんなに反対するんです?」
アヤメ「彼女は集中してしまうあまり、視野が狭くなってしまうことが多々あります」「ですから、リーダーに向いていない。それだけの話です」
カタリーナ「アヤメって、面倒くさい性格ですよね」
アヤメ「なぜそんな話に?」
カタリーナ「まあ、いいですけど」
アヤメ「では、私に入れてくれますか…?」
カタリーナ「うーん。正直、アヤメを選んで良いのか迷っているんですよ。私のこと嫌ってそうですし?」
アヤメ「そんなことありません。カタリーナも大切な仲間です」
カタリーナ「本当ですか?」
アヤメ「本当です」
カタリーナ「だったら、私をどれだけ大切に想っているか、聞かせてもらっても良いですか。告白っぽい感じで」
アヤメ「なぜ、告白っぽい感じなのですか!?」
カタリーナ「やっぱり、私のことが嫌いなんですね」
アヤメ「だから、そうではないと!」
カタリーナ「では、お願いします」
アヤメ「なんだか、はめられたような気が…」
カタリーナ「早く早く」
アヤメ「ああ、えぇと…。くっ…! 告白などしたことがないから、言葉が出てこない…」
カタリーナ「それじゃあ、そろそろ行きますね」
アヤメ「あ、ああ…!」
〔ハッチの開閉音〕
オリーヴ「あ、カタリーナさん。ここにいたんですね、捜しちゃい…」
アヤメ「カタリーナ! 好きです、愛しています!」
オリーヴ「へっ!?」
アヤメ「ッ!?」
カタリーナ「あーらら」
オリーヴ「ご、ごめんなさい! なにも聞いていませんから!」
〔ハッチの開閉音〕
アヤメ「待ってください、オリーヴさん!」
カタリーナ「行っちゃいましたね」
アヤメ「………」
カタリーナ「では、私も行きますね。アヤメを選ぶかは、ちゃんと考えておきますので」「あ、ストレートな告白、なかなか良かったですよ?」
〔ハッチの開閉音〕
アヤメ「………」「ああああああッ!」
【シナリオエンドデモ終了】


[純情な乙女心ですよ]
【シナリオデモ開始】

ベルタ「カタリーナは、絶対に渡さないんだから!」
アヤメ「いいえ。カタリーナは私のものです。そうですよね?」
カタリーナ「うーん、どうですかね?」
アヤメ「告白までしたのに!?」
ベルタ「告白?」
アヤメ「い、いえ、なんでもありません!」
〔歩く足音〕
オリーヴ「おはようございます…って」「なんでカタリーナさんを引っ張り合ってるんですか…?」
ベルタ「アヤメが、私のカタリーナを勝手に引き込もうとしたのよ! だからこうやって、取り戻そうとしてるの!」
オリーヴ「ええと、あの…。ベルタさんの言葉遣いがいつもと違うような?」
ベルタ「す、好きでこんな喋り方、してるんじゃないんだからね!」
カタリーナ「キャラまで変わっちゃってますよ?」
アヤメ「カタリーナは私のものです。言いがかりはやめてください!」
オリーヴ「状況が全然わからないです…」
カタリーナ「勧誘しに来たふたりがかち合いまして、私を奪い合って大げんか、というわけです」
オリーヴ「わかるようなわからないような…」
カタリーナ「とにかく、そんなわけですよ」
アヤメ「いい加減、カタリーナを離してください! 裂けたらどうするんですか!」
ベルタ「そう思うんだったら、アヤメが離しなさいよ!」
カタリーナ「ほら、ケンカはそこまでですよ。そろそろ訓練を始めないと」
ベルタ「なぜ我が、ここまでしないといけないのだ…」
アヤメ「リーダーになるためとはいえ、屈辱的です…」
カタリーナ「ふたりとも、なにか言いましたか?」
ベルタ「言ってない! なんにも言ってないから!」
アヤメ「わ、私も言ってないよ!」
カタリーナ「結構影響されやすいですよね、アヤメって」
オリーヴ「よくわからないですけど、今日も訓練を頑張りましょう!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

オリーヴ「どちらに投票するか決めましたか?」
カタリーナ「正直、どっちでもいいんですけどね」
オリーヴ「そうなんですか? ふたりにスゴく好かれているから、もうどちらかに決めたのかと」
カタリーナ「どちらか一方を選ぶことなどできない、純情な乙女心ですよ」
オリーヴ「なるほど。選ばなかった方が可哀想ですもんね」
カタリーナ「まあ、私は最初からオリーヴさんが適任だと思っているのですが」
オリーヴ「だから、私はムリだって言ったじゃないですか!」
カタリーナ「オリーヴお姉ちゃん、お願い」
オリーヴ「そんな目で見ても、ダメです」
カタリーナ「むーん」
〔歩く足音〕
アヤメ「失礼します」
ベルタ「ご飯持ってきたから、一緒に食べようよ?」
アヤメ「いえ、カタリーナは私の作ったこの料理を食べるのです」
オリーヴ「アヤメさんの料理」
ベルタ「アヤメの料理なんか食べるわけないじゃない」
アヤメ「あれから私は血の滲むような特訓をして、料理の腕を磨き続けたのです! 見てください、この私の努力の結晶を!」
オリーヴ「こ、これは…」
ベルタ「料理、なのか…?」
カタリーナ「私には、怨霊を100匹ほど漬け込んだ毒の沼にしか見えませんね」
アヤメ「何を言っているのですか、これはコーンポタージュではないですか」
ベルタ「なにを言ってるんだはこちらのセリフだ! これのどこにコーンポタージュの要素があるのだ!?」
アヤメ「見た目はともかく、味は間違いありません。冷めないうちに食べてください」
カタリーナ「間違いなく食べたら、二度と目覚めない種類のヤツですよ、これは。丁重にお断りしておきます」
アヤメ「そ、そんな…」
ベルタ「ふふん。どうやら私の勝ちのようね。それじゃあ、一緒に食べましょ」
カタリーナ「いえ、もう食べたのでいいです」
ベルタ「なに!?」
オリーヴ「すみません。先にふたりで食べちゃいました」
ベルタ「大丈夫だ、気にするな。ほら、私が食べさせてやるから早く食え」
カタリーナ「いやいや、いいですって」
アヤメ「わ、わたしも食べさせてあげます!」
カタリーナ「そっちは本気でいらないですよ。変な煙が出てますし」
ベルタ「遠慮するな、カタリーナ」
アヤメ「どうぞ食べてください!」
カタリーナ「だから、いらないと言ってるのに」
オリーヴ「カタリーナさんは、本当におふたりから好かれてますね」
カタリーナ「羨ましいなら、変わりましょうか?」
オリーヴ「あ、遠慮しておきます」
カタリーナ「ですよね」
ベルタ「さあ!」
アヤメ「さあッ!」
【シナリオエンドデモ終了】


[それはですね…]
【シナリオデモ開始】

アヤメ「それでは、開票に移ります」
ベルタ「これで、リーダーが決まるのだな…」
カタリーナ「いつもの口調に戻っちゃったんですか?」
ベルタ「うるさい! 静かにしていろ!」
カタリーナ「投票をした途端これですよ。酷くないですか?」
オリーヴ「元気出してください、カタリーナさん」
アヤメ「では、いきます…。ベルタ…アヤメ…カタリーナ…」「え?」
ベルタ「お、おい! なんでカタリーナの名前があるのだ!?」
カタリーナ「誰かが投票したからじゃないですかね?」
ベルタ「そうではなく!」
アヤメ「ま、まあこれで同点はなくなったわけですし、いいとしましょう」
ベルタ「そ、そうだな! さあ、最後の票を開け!」
アヤメ「4票目は…」
オリーヴ「4票目は…!」
アヤメ「ッ!? ば、バカな…」
ベルタ「お、おい、まさか…?」
アヤメ「…カタリーナ」
オリーヴ「アヤメさん1票、ベルタさん1票、カタリーナさん2票ということは、リーダーはカタリーナさんで、決定ですね!」
カタリーナ「あれ?」
ベルタ「なんじゃそりゃああああッ!」
アヤメ「どういうことなのですか、これは! なぜ、カタリーナに2票も!」
カタリーナ「1票入れたのは私ですけどね?」
ベルタ「なぜ自分に入れているのだ! お前の言う通りにやったではないか!」
カタリーナ「いやいや、私が言ったのは、最初の1回だけですから」「そもそも、私がベルタに入れて、オリーヴさんがアヤメに入れたら、同点になっちゃうじゃないですか」
アヤメ「だから、自分に入れたのですか?」
カタリーナ「その通りです」
ベルタ「では、オリーヴ、お前はなぜ…」
オリーヴ「おふたりがカタリーナさんをすごく信頼しているようでしたので、リーダーはカタリーナさんをいいのかなって」
ベルタ「なんだったのだ…、あの恥辱に塗れた日々は…」
アヤメ「こんなことが、あっていいはずがありません…」
カタリーナ「仕方ないですね。不本意ですが、私がリーダーをやりましょう」
ベルタ「もう我慢の限界だッ! カタリーナ、お前を倒してリーダーの座を奪い取ってやる!」
アヤメ「そうですね。その方法しかないようです!」
カタリーナ「なんでですか?」
ベルタ「自分の胸に聞いてみろ! 行くぞ、アヤメ!」
アヤメ「はい!」
〔走る足音〕
オリーヴ「あんなにケンカしてたのに、ふたりの息がぴったりに…」「もしかして、カタリーナさんはこれを狙っていたんですか?」
カタリーナ「完全に計算外というか、私はただ巻き込まれただけなのですが」
オリーヴ「またまた謙遜しちゃって。こうなったら、私たちも手を組んで、一緒に頑張りましょう!」
カタリーナ「あれー?」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

ベルタ「アヤメ、お前は右から行け。奴らを挟み撃ちにするぞ!」
アヤメ「わかりました。遅れないでくださいよ、ベルタ!」
ベルタ「フッ…言ってろ!」
カタリーナ「そういう連係とか、本当にいらないんで。って、聞いてないですね」

ベルタ「きゅー」
アヤメ「無念です…」
オリーヴ「スゴいです! ベルタさんとアヤメさんを倒しちゃいました!」
カタリーナ「突進しか能の無いふたりですからね。そこを突いてやればいいだけなのですが」
メカニック「上層部のお偉いさんが、お前たちのことを呼んでたぞ」
カタリーナ「まあ、こうなりますよね」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

カタリーナ「書いても書いても、始末書地獄が終わりませんね…」
オリーヴ「ハインヘルムを私的に使っちゃったせいで、かなり怒られちゃいましたから…」
カタリーナ「どう考えても、アヤメとベルタのせいだと思うのですが?」
ベルタ「お前が、余計なことをしたせいだろうが」
カタリーナ「えー? 私、なにもしてないですよね?」
アヤメ「早く書かないと終わりませんよ。まだこれだけあるのですから…」
カタリーナ「ちょっと、オリーヴさんからもなにか言ってくださいよ」
オリーヴ「まあ、連帯責任ってことで。実際に戦っちゃってますし」
カタリーナ「ほへ~?」
オリーヴ「でもでも、さっきの訓練のおかげで、リーダーを決める必要がなくなったんだから、良かったじゃないですか」
ベルタ「リーダーを決めることで不仲になるなら、そんなモノはいらんという、どうしようもない理由だがな」
アヤメ「もっと真面目にやれと、釘を刺されてしまいましたし…」
カタリーナ「私たちは真面目にやってましたよね、オリーヴさん?」
オリーヴ「ははは…」
ベルタ「あーもう! やってられるかぁぁぁ!」
オリーヴ「わわわっ!? 始末書が…!」
ベルタ「あんな恥ずかしい思いをしたのに、なぜ結果がこれなのだ!」
カタリーナ「あのベルタの口調、結構可愛かったですよ?」
ベルタ「えっ? 本当にか…?」
カタリーナ「本当ですよ。ずっとあの口調の方がいいんじゃないですかね?」
ベルタ「そうか…。では、考慮してみよう…」「って、なるかああああッ!」
カタリーナ「ノリツッコミするとか、結構冷静ですね」
アヤメ「ベルタもカタリーナも、手を止めていないで早く書いて下さい」
カタリーナ「アヤメも真面目ぶっていないで、また告白してくれてもいいんですよ?」
アヤメ「ばっ!? それは言わない約束でしょう!」
カタリーナ「そんな約束していませんから」
ベルタ「なんだ告白とは?」
カタリーナ「それはですね…」
アヤメ「駄目です言ったら! 言ったら蹴りますよ!」
カタリーナ「では、私からではなく、オリーヴさんの口から…」
アヤメ「絶対に駄目です! 駄目といったら駄目です!」
ベルタ「我だけ仲間外れにするつもりか!? 寂しいだろうが!」
オリーヴ「やっぱり、こうでないと。みんな仲良しなのが一番ですよね」
カタリーナ「好きです、愛しています!」
アヤメ「駄目だと言ってるでしょうがあああッ!」
【シナリオエンドデモ終了】


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