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エヴァ初号機(マゴロク・E・ソード)/碇シンジ
戦う意味は

いくつかの戦いを経て、
エヴァのパイロットとして
NERVに残ることを決めた碇シンジ。

だが、彼はそれがどういう意味を持つのかを、
理解していなかった。

繰り返される訓練と戦い。
その中で己の無力さを思い知らされる。

[Ep.1]
【シナリオデモ開始】

シンジ「また新装備のシミュレーションですか?」
ミサト「ええ、そうよ。今回は新たに開発された格闘戦用の装備…」「その適性試験を兼ねた、シミュレーションを行うわ」
シンジ「前にもシミュレーションをやったばかりなのに…」「どうしてそんなに、新しい武器が必要なんですか?」
アスカ「そんなこともわからないなんて、ほんとバカね、ナナヒカリは…」
シンジ「え…?」
ミサト「敵はどんな形で攻めてくるかわからないわ。だから、あらゆる事態に備えて、様々な装備を用意しておく必要があるの」「人類を守る為にはね…」
シンジ「人類を守る…」
ミサト「まだシンジ君には少し、難しい話だったかもしれないわね」「まずはひとつひとつの訓練に慣れていって頂戴」
シンジ「………」
レイ「葛城一佐…」
ミサト「さ、話はこれぐらいにして、シミュレーションを始めるわよ。3人とも準備をして」「色々、覚えることが多くて大変かもしれないけど、頑張ってね」
シンジ「はい…」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アスカ「ヒドい有様ね。さっきのシミュレーションの結果は」「エコヒイキはまだいいとしても、ナナヒカリの敵性度合いなんか、見られたもんじゃないわね」
レイ「………」
シンジ「初めてやったんだもの。軍隊にいた式波みたいに、うまくできるわけないじゃないか」
アスカ「…ミサトが言った言葉の意味、なんにもわかってないのね」
シンジ「え…?」
アスカ「私たちは、敵を倒す為にエヴァに乗ってるの! 人類を守る為にね!」「その為には、常に完全な状態でエヴァを扱えるようにしておかないといけないのよ!」
シンジ「それは…言われなくても…」
アスカ「わかってないわよ! だから、あんな結果を出しても、言い訳なんかできるのよ!」「あんたみたいのが、同じパイロットだと思うと腹が立つわ!」
シンジ「………」
アスカ「ミサトはフォーメーションを重視してるみたいだけど、あんたみたいな半人前じゃ背中も預けられないわよ」「ホント無自覚な奴…」
〔歩き去る足音〕
シンジ「なんで、あんなに怒るんだ…」
レイ「ひとりだから…」
シンジ「え…?」
レイ「2号機の人は、そういう気持ちでエヴァに乗ってるから…」
シンジ「ひとり…。僕の…せいなのか…?」
【シナリオエンドデモ終了】


[Ep.2]
【シナリオデモ開始】

アスカ「敵が出現したですって?」
ミサト「ええ、堕天翅族の機動兵器が多数、市街地へと出現したわ」「軍の救援が来るまではまだ時間が掛かる。それまでは、あなたたちだけで迎撃をお願いすることになるけれど…」
アスカ「ふ、アイツらの相手なんか、飽きるぐらいやってるのよ? 私ひとりいれば、充分だわ」
ミサト「頼もしいわね。けど、残念。今回の作戦も3人よ」「それともうひとつ、今回の作戦では先日、試験を行った格闘戦用の武器を装備して行って頂戴」
シンジ「え…? あの武器をですか?」
アスカ「何、考えてるのよ!? 扱えない武器を持って行ったって、しょうがないじゃない!」
リツコ「技術部からの申請よ。今後の為に、実戦データが欲しいらしいのよ」
アスカ「大人の都合に振り回されるのも、たまったものじゃないわね」
ミサト「当然、そんなことであなたたちを危険に晒すつもりはない。形だけ付き合っておけばいいわ」「オフェンスはアスカに、シンジ君たちは装備だけ携行して、後方からバックアップをお願い」
シンジ「わかりました…」
アスカ「エヴァで戦うってことが、どういうことか、よく見せてあげるわ」
シンジ「………」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アスカ「おりゃああああぁぁぁぁーッ!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

ミサト「さらに1機撃破。順調と言いたいところだけど…」
リツコ「ええ、マズいわね、これは…」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

アスカ「くっ…! 今度は後ろから…!」
レイ「2号機の人…」
シンジ「アイツら、式波ばかりを狙ってる…!?」
リツコ「ここの所、アスカを中心とした作戦パターンが多かったものね。敵に作戦を読まれても不思議じゃないわ」
アスカ「やっと敵も私の実力を認めたってことかしらね…! ぐっ…!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

ミサト「アスカ…!」「フォーメーションを変更すれば、相手の狙いを防ぐことはできる…。でも、そうすれば…」
アスカ「ここで半人前に来られても邪魔なだけよ!」「私はエリートだもの! これぐらいの状況…私ひとりで乗り切ってみせる…!」
ミサト「無茶よ…!」
アスカ「無茶じゃない! 私はエヴァのパイロットなんだから!」
シンジ「式波…」「くっ…!」「僕だって…僕だって…」
レイ「碇君…」
シンジ「うわああぁぁぁぁー!」
〔斬撃音〕
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

アスカ「ナナヒカリ…!?」
【シナリオエンドデモ終了】


[Ep.3]
【シナリオデモ開始】

アスカ「なんのつもりよ!? あんたが前に出てきても、いい的になるだけよ!」
シンジ「わかってる…!」
アスカ「だったら、バックアップに回りなさいよ!」
シンジ「嫌だ…!」
アスカ「あんたねえ…!」
シンジ「僕は確かに式波みたいにうまく戦えるわけじゃない…。でも…」「僕だって…僕だって…エヴァに乗ってるんだ!」
アスカ「ナナヒカリ…あんた…」「ミサト…フォーメーションを変更。私とナナヒカリがオフェンスでいくわ」
ミサト「できるのね、ふたりとも?」
シンジ「やります…!」
アスカ「言っておくけど、あんたのフォローをしてる余裕はないからね!」「パイロットだって言うなら、自分の身は自分で守りなさい!」
シンジ「わかってる…!」「僕だってここにいるんだ…! だったら、やってみないと…!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

レイ「碇君…無事…?」
シンジ「うん…。なんとかやれたから…」
レイ「そう…」
〔歩み寄る足音〕
アスカ「あんなお粗末な戦い方で、よく生きて帰って来れたもんだわ」「ホントに、奇跡みたいなもんだってことは自覚しておきなさい」
シンジ「ごめん…」
アスカ「…でも、今回の頑張りだけは認めてあげるわ」
シンジ「式波…」
アスカ「フン…。これ以上、認めて欲しければせいぜい精進することね」「ナナヒカリなんて言われたくなければ…」
〔歩き去る足音〕
シンジ「エヴァに乗れるだけじゃ、ダメなのかもしれない…」
レイ「碇君…?」
シンジ「僕にはエヴァに乗る理由はないけど…。でも、乗ると決めたのなら、僕も…」
【シナリオエンドデモ終了】


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