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エヴァ2号機/真希波・マリ・イラストリアス
日陰を歩くのは

NERVユーロ支部にて
テストパイロットとして活動するマリ。

彼女はエヴァの訓練用プログラム作成の為に、
エヴァ2号機のデータを使用した
銭湯シミュレーションを行っていた。

仮想世界での戦いの中で、
自らの悦びを見出そうとするマリ。

まだ本来の目的からは遠く、
その入り口で佇む彼女は、
何を思うのか…

[Ep.1]
【シナリオデモ開始】

マリ「えー、今日もエヴァに乗せてもらえないの?」
加持「そうやって結果ばかり求めるのは、若者の悪い癖だ」「自分の目的を叶えたいなら、こういう地道な努力を続けていかないとな」
マリ「だからって、毎日シミュレーターばかりじゃ嫌になっちゃうな」
加持「これだって大事な仕事なんだぞ? このデータを元にエヴァの訓練データが作られていくんだからな」「お前の頑張りが、エヴァのパイロット、みんなの役に立つってわけだ」
マリ「私は今、他人の事より、自分の事の方が大事なの」
加持「お前は問題児だと思われてるからな」「ひとまず成果を挙げて、偉い人に認めてもらうのが、一番の近道でもあるんだよ」
マリ「はぁ…。大人の理屈に付き合わされると疲れるな」「ま、駄々をこねても仕方なしか。しょうがない、やってあげるよ」
加持「すまんな。ここはひとつよろしく頼む」
マリ「ベースの機体はこれか。せっかくだから楽しませてよ、エヴァ2号機…」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

加持「ファーストミッションクリア。相変わらずの腕前だな」
マリ「これぐらいならバッチグーよ。この2号機もいい子みたいだしね」
加持「正式採用と言われるだけのことはあるってことか」
マリ「そういえば、この2号機の正式パイロットってどんな子なの?」
加持「そういえば俺もまだ会ってないな。確か元ユーロ空軍のエースって話だったが…」
マイ「わお…。やっぱり正規パイロットはエリ選り抜きのエリートかぁ」
加持「ああ、しかも女の子らしい」
マリ「へえ、きっとかわいいんだろうな。気が強くってさあ」
加持「さあ…。そこまではな」
マリ「あ! ねえ、ひとつお願いがあるんだけど…」
【シナリオエンドデモ終了】


[Ep.2]
【シナリオデモ開始】

加持「本当にやるのか…?」
マリ「あったりまえよ!」「そんなエリートが使うかもしれないんだもん。生半可なもん作ってもしょうがないじゃん」
加持「だからっていきなり敵のレベルを最大まで上げようとはな」
マリ「どーせなら、これぐらいはやっておかないとね」
加持「ま、やる気になってくれたんなら、止める理由もないか…」「あとで後悔するなよ?」
マリ「ばっちこいだよ」「さぁて、ワクワクして来たぞ!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

マリ「くうっ…! やっぱレベル最大はきっついなぁ!」
加持「まだまだ弱音を吐くのは早いぞ。何せ最大だからな。敵はいくらでもいる」「どうする? 止めにするか?」
マリ「冗談! これから面白くなって来るんだからにゃ」
【シナリオエンドデモ終了】


[Ep.2]
【シナリオデモ開始】

マリ「おりゃあああぁぁぁー!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

マリ「はぁ…はぁ…。おお、出てくる出てくる。さすがだねぇ…!」
加持「よくやるよ、お前も。シミュレーションでは不満だって言ってたのに」
マリ「だってさ、いつまでもふて腐れてたって楽しくないじゃん?」「今は今しかないんだし、どうせやるしかないなら、楽しんでやらないとね」
加持「気持ちを切り替えて、前を見れるのは若者の特権だな」
マリ「よくないよ、そういうおじさん臭いのさ」
加持「これは失敬」
マリ「さて無駄話もこれぐらいにしておかないと、そろそろこっちがやばいかな」「どれ、本気出してみますか!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

加持「お疲れさん。おかげでいいデータが取れたって技術部も喜んでたぞ」
マリ「それはどうも。けっこう楽しめたし、私も満足かな」「これで楽しんでもらえるといいな、他のパイロット君たちも」
加持「どうかな。悲鳴を上げるかもしれないぜ?」「エヴァに乗るのが好きな子ばかりじゃないからな」
マリ「へえ、そんな子もいるんだ。ま、私の仕事はここまでだから、あとは大人に任せるよ」
加持「はいよ」
マリ「あーあ、早く本物のエヴァを動かしてみたいな」
加持「そうなるのは、その内かな? 気長に待っていてくれよ」
【シナリオエンドデモ終了】


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