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ランスロット・ハイグレイル/オルドリン・ジヴォン(サンタ2017冬)
クリスマスの贈り物

各地で猛威を振るう巨大武装ゲリラの
鎮圧に乗り出したグリンダ騎士団。

争いは当初、長期戦を予想していたものの、
陣頭指揮をとるマリーベルの考案した
電撃的な奇襲作戦により一気に鎮圧化される。

それから数日経った12月23日。

グランベリーでは明日催される
クリスマスパーティーの準備が
着々と進められていた…

[Ep.1]
【シナリオデモ開始】

オルドリン「これで飾り付けは終わり…っと」
ソキア「お~、ツリーも良い感じ。クリスマスって感じもしてきたにゃー!」
オルドリン「そうね。それにしても、こんな形でクリスマスを迎えられるなんて、少し前なら思いもしなかったわね」
ソキア「当初の予定では今も戦場にいたはずだもんね。マリーベル様が作戦変更しなかったら、きっとまだドンパチしてたと思うし…」「! もしかしてこのパーティーのために作戦変更したんじゃ…」
オルドリン「その程度の事で、マリーが手を変えるわけないでしょ。変なこと言ってないで、準備始めるわよ」
ソキア「それもそうだね。じゃあ、次は…」
〔歩み寄る足音〕
マリーベル「順調のようね、オルドリン」
オルドリン「マリー。ええ、明日には間に合いそうよ」
ソキア「ティンクによるレオン危機一髪ナイフスローイングの準備も問題なしです!」
マリーベルあら? それはプログラムになかったようだけど?」
ソキア「はい! パーティーを盛り上げるためにさっき考えましたから」
オルドリン「今格納庫で特訓中よ。レオンはずっと悲鳴あげてるけどね」
マリーベル「ふふ、じゃあ後で見に行こうかしらね」
オルドリン「…楽しそうね、マリー」
マリーベル「当然よ。この艦のみんなと聖なる夜を過ごすことができるのだもの」「それにこの前話してくれた、あなたからのクリスマスプレゼントも楽しみだしね」
オルドリン「うん、楽しみにしてて…」「えっ…?」
マリーベル「じゃあ、私は他にやることがあるから。引き続き準備をお願いね」
〔歩き去る足音〕
オルドリン「………」
ソキア「ん? どうしたの、オズ? 鳩が豆鉄砲くらったような顔して」
オルドリン「な、なんでもないわ。なんでも…」(マリーにプレゼントの約束!? 今年は準備してないし、何より話した記憶が全然ない!)(でも、あの嬉しそうな顔、とても嘘や冗談で言っているとは思えない。ということは…私が忘れているだけ!?)(必ず思い出さないと…! マリーの筆頭騎士である誇りにかけて!)
ソキア「こ、今度は百面相だにゃー」
【シナリオデモ終了】


[Ep.2]
【シナリオデモ開始】

ソキア「マリーベル様が喜ぶプレゼント?」
レオンハルト「パーティーにプレゼント交換はなかったはずだけど」
オルドリン「ぐ、軍学校の友達に相談されたの。マリーにクリスマスプレゼントを贈りたいって…」(言えないわよね。忘れてしまったプレゼントを思い出すきっかけがほしいだなんて…)
レオンハルト「そういうことですか。ならやっぱり、花や好きな食べ物なんかを贈るのがいいんじゃないですか?」
ティンク「レオン、マリーベル様が皇族であることを忘れてないかい?」
ソキア「それ以前にそんな無難なものを渡されても、普通の女の子だって喜ばないよ。女心がわかってないにゃー」
レオンハルト「そ、そこまで言わなくても…なら、ソキアは何がいいと思うんです?」
ソキア「あたしならこの前シュバルツァー将軍が言ってた対KMF戦の高等戦法を披露するね」
オルドリン「あの人間離れしたやつのこと!? ラウンズ並みの技量が必要じゃない!」
レオンハルト「そもそもKMFが必要な以上、一個人で贈れるプレゼントじゃないですよ」
ソキア「む~。いいと思ったんだけどな~」
ティンク「いざ考えてみると、なかなか難しいね。マリーベル様へのプレゼントは」
レオンハルト「やっぱりここは、オズがあげたいと思うものがいいんじゃないですか?」
オルドリン「私が?」
ソキア「マリーベル様を一番知ってるのはオズだもん。きっとオズが選んだものが一番喜ぶプレゼントだと思うよ」
オルドリン「そ、そう…ありがとう…」(それが思い出せないから困っているんだけど…)(ダメ、弱気になってる暇はない。なんとしてでも、明日までに思い出すんだ! マリーの笑顔のために…!)

マリーベル「皆さんと共にこの聖夜を迎えられること、わたくしマリーベル・メル・ブリタニアは嬉しく思います」「今宵だけは日々の戦いを忘れ、大いに祝い、楽しみ、今後の糧にして下さい。メリークリスマス」
〔歓声〕
ソキア「なんとか準備間に合ったね。後は思いっきり楽しむだけにゃー」
オルドリン「…そうね」
ソキア「あれ、元気ないね。その衣装、気に入らなかった?」
オルドリン「そういうわけじゃないけど…」(結局、プレゼントを思い出せなかった…どうしよう…)
マリーベル(ん? オルドリン…?)
【シナリオデモ終了】


[Ep.3]
【シナリオデモ開始】

マリーベル「とても楽しいパーティーだったわね。みんな喜んでくれたみたいだし」
オルドリン「うん…」
マリーベル「それにレオンとティンクの曲芸も良かったわ。来年もこういう形で祝うのもいいかもね」
オルドリン「うん…」
マリーベル「…どうしたの、オルドリン。パーティーからずっとそんな顔よ」
オルドリン「え…」
マリーベル「私が気づかないとでも思った? 何か心に詰まっているのくらいお見通し」「で、それがなんなのか、教えてほしいのだけれど?」
オルドリン「…ごめんなさい、マリー」「私、忘れてしまったの。ああんたにどんなプレゼントをあげるのか…」
マリーベル「え…」
オルドリン「最近忙しかったから…なんて、言い訳にならないものわかってる。でも、どうしても思い出せなくて…」「それなら代わりのものを…とも思たけど、こんなものくらいしか用意できなくて…」
マリーベル「これ、クランベリーのジャム…。あなたが作ったの?」
オルドリン「こんなの、代わりにならないわよね…」
マリーベル「オルドリン…」「もう、そういうところは抜けているんだから」
オルドリン「え…」
マリーベル「でも、素直に謝ったから特別に教えてあげる」「あなたからのプレゼントは『クリスマスの夜、ずっとお喋りに付き合う』でしょ?」
オルドリン「あっ! 一緒に寝た時!」
マリーベル「ふふ、あの時ウトウトしてたから、忘れちゃったのかしら? 私はとても楽しみにしていたんだけど」
オルドリン「うう…ごめんなさい」
マリーベル「謝ってもダメ、赦さない」「ちゃんと約束を守ってくれないとね」
オルドリン「マリー…」「…うん。その約束はちゃんと守る。今夜はとことん付き合うから」
マリーベル「ふふ…それでこそ、私の筆頭騎士ね」「じゃあまず夜食のパンを用意しましょう。美味しそうなジャムもあることだし」
オルドリン「ええ…。それとまだちゃんと言ってなかったわね」「メリークリスマス、マリー」
マリーベル「メリークリスマス、オルドリン」
【シナリオデモ終了】


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