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ランスロット・グレイル/オルドリン・ジヴォン(水着2016夏)
皇女と筆頭騎士

度重なる戦いによって、
地球各地に住む人々は心身共に傷つき、
それは神聖ブリタニア帝国管轄の地域でも
同様であった。

ブリタニアは国力の回復を図るため、
各地で戦災復興施策を推し進めており、
グリンダ騎士団が参加することとなった
被災地での1対多の公開模擬戦も
その一環だった。

しかし模擬戦に参加する
グリンダ騎士団のオルドリンには、
思わぬ条件での参加が求められていた…

[Ep.1]
【シナリオデモ開始】

オルドリン(画面オフ)「………」
ソキア「オズ、いつまでそんな所に隠れてるのさー?」
マリーベル「そろそろ出てきてもらえないかしら? 今日の公開模擬戦の主役はあなたなのよ」
オルドリン(画面オフ)「…戦災復興の一環として、ブリタニアの力強さを誇示するため、私がひとりで模擬戦するのは構わないわ」
オルドリン「けど、どうして水着を着て戦う必要があるのよ!?」
ソキア「そこは、ほら、グリンダ騎士団のナイト・オブ・ナイツとしてよりアピールの必要があるってやつよ」「言うなれば、スターに宿命?」
マリーベル「今回のイベントは化学繊維企業のプロモーションも兼ねているのよ」「その服も一見水着に見えるけど、最新技術のシースルー素材で覆われていて、防御面の方は問題ないわ」
オルドリン「一見水着に見えるのが問題なの!」「それでも我慢しろって言うなら、いっそマリーがこれを着て戦ってみてよ! マリーベル皇女が戦うっていうなら、民衆も…」
マリーベル「ふふ…『イヤ』よ」
オルドリン「うっ…」
ティンク(マリーベル皇女、顔は笑っているが、あれは明らかに拒絶しているな)
ソキア「諦めて筆頭騎士の勤めを果たしてきた方がいいにゃー」
レオンハルト「ああ、あの笑顔が曇らないうちに…」
マリーベル「頑張ってね、オルドリン。私の剣」
オルドリン「…ええ、頑張ってくるわ…」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

オルドリン「はああぁぁぁぁぁーっ!!」
〔ローラーダッシュの走行音〕
〔破裂音〕
〔画面、フラッシュ〕

男(中年)「あんなに多くのKMFを、たった1機で…」
女(若者)「ナイト・オブ・ナイツ、オルドリン様…凛々しくて、素敵…」
男(若者)「強さの方も確かにすごいけどよ…なぁ?」
男(若者)「ああ、あのモニター越しに見える水着姿のオルドリン…いいよなぁ…」
レオンハルト「今回の模擬戦用に取り付けた特別モニター、好評ではあるみたいですね」
ソキア「予想はしてたけど、あの格好じゃ、そういう目で見る人たちも出て来ちゃうよねー」
ティンク「まあ…一応盛り上がってはいるし、今回のイベント趣旨に沿ってはいるから、致し方ないと見るところだろうね」
マリーベル「………」
【シナリオエンドデモ終了】


[Ep.2]
【シナリオデモ開始】

マリーベル「………」
レオンハルト「な、なんだ…マリーベル様から出ているあの無言のプレッシャーは…?」
ソキア「あのー、マリーベル様…」
マリーベル「ふふ、なにかしら?」
ソキア「ひょえ! 何でもありません!」(うぅ、聞かなくても分かってる。あんな風になってる原因は…)
〔ローラーダッシュの走行音〕
オルドリン(これもブリタニアの威信を保つため、そして何より、被災した人々を勇気づけるため、それは分かっているけど…)(やっぱり恥ずかしいものは恥ずかしい!)
男(若者)「見たか、今の表情!?」
男(若者)「ああ! あの凛々しさの中に垣間見える微妙な気恥ずかしさ、そそられるぜ!」
男(中年)「最高だー! ナイト・オブ・ナイツ、オルドリン・ジヴォン!」
マリーベル「オルドリン、随分な人気ね。主に殿方たちから」
ティンク「え、ええ…まあ…」
ソキア(笑顔が怖いにゃー、マリーベル様。後で面倒なことにならないといいけど…)
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

オルドリン(ふぅ…これで模擬戦も終わり。ようやくこの格好で戦うことから解放…)
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

オルドリン「!? なに!?」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

男(若者)「全員その場から動くな!」
男(若者)「我々は『愛国解放大戦隊』! この国をブリタニアの支配から解放する者たちだ!」
オルドリン「テロリスト…!」
ティンク「ずいぶんと用意周到な連中だね。ここを含む周辺の警備部隊が完全に無力化されている」
ソキア「格納庫の方も押さえられちゃってるみたい。これじゃ私たちのKMFも使えない」
レオンハルト「かといって手をこまねいているわけには。おそらく、ここを押さえた奴らの目的は…」
男(若者)「この場にいる多くの市民諸君! 大人しくしてくれさえすれば、我々は君たちに危害を加えることはない!」
男(若者)「我々の目的はただひとつ!」「あそこにいる神聖ブリタニア帝国第88皇女、マリーベル・メル・ブリタニアの身柄を確保することだ!」
オルドリン「…!」
マリーベル「………」
【シナリオエンドデモ終了】


[Ep.3]
【シナリオデモ開始】

マリーベル「私の身柄を確保する、ですか」「もし従わなければ、この場にいる観客たちを人質に?」
男(若者)「我々は愛国者だ。先程も言ったように、こおにいる市民たちを傷つける気は一切ない」「それにお前を守るKMFは、そこにいる水着姿のお飾りの筆頭騎士ひとり、強硬手段を取る必要もあるまい」
オルドリン「言ってくれる…」
男(若者)「マリーベル・メル・ブリタニア、お前に選択権は用意されていない。大人しく我々と共に来てもらおう」
マリーベル「…ふふふ」
男(若者)「何がおかしい?」
マリーベル「『たかが』その程度の数を揃えた程度で、自分たちの要求を通せうと思い込んでいる。これをおかしいと言わず、何と言うのかしら」
男(若者)「負け惜しみを…!」
マリーベル「よく聞きなさい! 私たち神聖ブリタニア帝国は、テロリストには屈さない!」「我が剣、オルドリン・ジヴォンよ! マリーベル・メル・ブリタニアが命じます! 目の前の愚かな者たちを断罪なさい!」
オルドリン「イエス・ユア・ハイネス!」
男(中年)「なっ…マリーベル皇女は本気なのか?」
女(若者)「いくらオルドリン様でも、あれだけの数を相手にするのは無茶よ…。模擬戦とは違うのに…」
男(若者)「どうやら完全に丸裸にしなければ、自分のおかれた状況が分からないらしいな! なら…!」
オルドリン「はああああぁぁぁーっ!!」
〔ローラーダッシュの走行音〕
〔斬撃音〕
〔画面、フラッシュ〕

男(若者)「なっ…!?」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

オルドリン「我が名はオルドリン・ジヴォン! グリンダ騎士団のナイト・オブ・ナイツにして、マリーベル皇女の振るう断罪の剣なり!」「我が敗北を以て、皇女に無力を示そうというのならば、その行いは為せぬものと知れ!」
男(若者)「不意打ちで仕留めた程度で何を…!」
男(若者)「ナイト・オブ・ナイツなど、我々の手で叩き潰してくれる!」
オルドリン「いくぞッ…!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

男(若者)「し、信じられん…あれ程の数の差を覆されるとは…」
オルドリン「お前たちの負けだ! 愚かな行いをした罪を償うがいい!」
男(若者)「くっ…」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ティンク「テロリストたちは無事鎮圧完了。当初の想定とは違ったものの、これはこれでブリタニアの強さを誇示することができた」「できはしたんだけどねぇ…」
ソキア「まさか、マリーベル様とオズのふたりの仲が、民衆の間で半ば公認になっちゃうなんてさー。といっても、あの地域一体だけど」
レオンハルト「人々には、雄々しき英雄皇女と、それに使える凛々しき筆頭騎士の絆が、自分たちを救ったと映ったらしいですからね」
ソキア「まったく、オズの水着がどうとかなんてどこ行っちゃったんだって感じですよー」
ティンク「まあ、どこかの言葉に、人のうわさも何とかやらっていうのもあるし、その内に落ち着くんじゃないかな」「たぶん、だけどね…」

マリーベル「テロリスト鎮圧、ご苦労だったわね。あなたならやってくれると信じていたわ」
オルドリン「マリーが私を信じてくれたんだもの。その信頼を裏切るわけにはいかないわ」
マルーベル「ふふ…」「あ、そうそう。今回着てもらった水着だけど、今後は着なくて済むように広報へ働きかけておいたわ」
オルドリン「? それは嬉しいけど、なんでまた急に?」
マリーベル「もう…言わないと分かってくれないのね」「…あなたの水着、良く似合っていたわよ」
オルドリン「マリー…」
マリーベル「これからも側にいてちょうだいね、オルドリン…」
オルドリン「ええ…」
【シナリオエンドデモ終了】


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