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ブルーティッシュドッグ/フィアナ
ラビドリードッグ/キリコ・キュービィ
戦いの先に

アストラギウス銀河で起きた百年戦争の末期…。

戦争を裏で操っていたワイズマンを
苦労の末、殺すことに成功した
キリコ・キュービィ。

ワイズマンの部下である
ジャン・ポール・ロッチナは
銀河を支配する力を手放したキリコに対し、
惑星クエントを自爆させることでその生命を断とうとする。

愛するフィアナと共に逃げのびるため、
キリコはワイズマンの秘密基地にあった
転移装置を使おうとするが…

[Ep.1]
【シナリオデモ開始】

キリコ「う…ここは…」(俺は…たしかクエント星の爆発から逃れるために転移装置の中に飛び込もうと…)(だがその寸前に、フィアナと共に炎に飲み込まれて…)「! そうだ、フィアナ…! どこにいる、フィアナ!」
フィアナ「………」
キリコ「フィアナ!」
〔画面、発光〕

キリコ(画面オフ)「フィアナ…俺の生きる理由。めて出会った時から…めてその名前を呼んだ時から…」
キリコ「フィアナーッ! 大丈夫か!?」
フィアナ「ええ、なんとか…」「さっき…フィアナって…呼んだわね…」
キリコ「え…?」
フィアナ「あれ、私につけてくれた名前ね?」
〔画面、発光〕

キリコ(画面オフ)「同じ時間を過ごす内に、フィアナへの想いは増していった…、次第に…しかし、確実に…」
フィアナ「静かだわ、とても…。どこへ連れて行く気なのかしら、この船」
キリコ「どこへ行こうとも、俺だけはそばにいる」
〔画面、発光〕

キリコ(画面オフ)「だが、それはワイズマンの策略だった。俺は奴の掌の上だったのだ」
ワイズマン(画面オフ)「かつてお前が戦場で生死をさまよった時、私はいくつかの操作をお前に施した…意識の底に」「例えばフィアナもそのひとつだ。彼女との出会いは私によって運命づけられていた」
キリコ「嘘だ!」
〔画面、発光〕

キリコ(誰かの意志なんかではない…! たとえ…フィアナとの出会いが他の者に決められたことだとしても…!)(俺は、自分自身の意志で…フィアナを…!)「フィアナッ!」
フィアナ「キリ…コ…?」
キリコ「ああ…! フィアナ…!」
フィアナ「ごめんなさい…。あなたに心配をかけたみたいね…」
キリコ「いいんだ…。俺の方こそ…君を傷つけ、あんな…」
フィアナ「いいの、キリコ…。あなたの心は全部わかってるわ…」
キリコ「フィアナ…」「これから先…。お前を離しはしない…フィアナ…」
【シナリオデモ終了】


[Ep.2]
【シナリオデモ開始】

フィアナ「…これからどうするの、キリコ?」
キリコ「…俺たちはこれまで、戦いの中だけで生きてきた」「君はPSとして生み出され、俺はワイズマンが仕組んだ戦争を必死にくぐり抜けてきた…」
フィアナ「ええ、その通りね…」
キリコ「もう戦うことには飽きた。生きるのなら、戦争のない世界で生きてみたい」
フィアナ「そうね…私も、あなたと一緒に平和に暮らしてみたい…」「だけど、そんな世界が本当にやってくるというの?」
キリコ「戦争を裏で操っていた神であるワイズマンは死んだ」「だが…たとえ神が死んでも、すぐに戦争がなくなるということはないだろう」
フィアナ「ええ…」
キリコ「しかし…いつかは、戦争のない世界というものがやってくるかもしれん」
フィアナ「…そんな世界が来るとしても、きっと何十年…何百年も後の話ね…」
キリコ「ああ、そうだな…」「だからその日が来るまで、コールドカプセルで宇宙をさまよいながら、眠りにつくのもいいかもしれない」
フィアナ「…誰も私たちを起こすことはできないわね」
キリコ「ああ…この広い宇宙の中で眠りにつくんだ…」
フィアナ「キリコがそうするのなら、私もついていくわ…」「あなたと一緒なら、なんだって怖くはない…」
キリコ「俺もそうだ、フィアナ…。君が側にいてくれるのなら、他には何もいらない…」「他には…なにも…」
【シナリオデモ終了】


[Ep.3]
【シナリオデモ開始】

キリコ「久しぶりだな。シャッコ、ココナ、バニラ、ゴウト」
ル・シャッコ「元気そうでなによりだ」
バニラ「連絡を受けた時は驚いたぜ…。軍艦を奪おうだなんて、いきなり言い出すもんだからよ
フィアナ「ごめんなさい…みんなを付き合わせてしまって」
ゴウト「なあに、辺境の星へ行くまでの足がちょうど欲しかったのさ」「俺も戦争を食い物にする商売から足を洗って、修理屋でもやりたいと思っていたところだしな」
ココナ「もう歳だもんね、おやっさんも」
ゴウト「うるせぇよ!」
キリコ「お前達は、どうする気なんだ?」
バニラ「ん?」
ココナ「どうするって…そ、それは…」「えへへ…ねえ?」
バニラ「どうするってお前…なあ?」「わかってるだろうが…! ヘヘッ…!」
キリコ「フ…」
ル・シャッコ「俺たちのことよりも、お前たちだ」「決意は…変わらないんだな?」
キリコ「ああ…」
フィアナ「私たちはコールドカプセルで眠りについて、宇宙をさまようことにするわ…」
ゴウト「ワイズマンはいなくなったんだぜ? 考え直してもいいんじゃねえか?」
キリコ「神が消えたとしても、世界はすぐには変わらないだろう…」「戦争がある限り、利用される。俺たちは、この時代に生きるべきじゃないんだ」
バニラ「…あると思うのか? 戦争のない世の中が」
キリコ「ああ…」「どんなものにも、休息は必要なのだから…」
ココナ「キリコ…フィアナ…」
フィアナ「大丈夫…私たちは信じているの。いつかこの世界も、きっと平和になる」「PSも異能者という言葉もない…。そんな世界でなら、きっと私たちも…」
ゴウト「…お前たちの意志はよーくわかった! だったら、俺たちがすることはたったひとつだ!」
ル・シャッコ「ああ…ふたりの新しい門出だ」
バニラ「いっちょ、派手に送り出してやるとしますか!」
オコナ「それがキリコとフィアナへの、最後の贈り物だもんね…!」
フィアナ「ありがとう、みんな…」
キリコ「………」(ココナ…ゴウト…バニラ…シャッコ…。みんなに会えたよかった…。そして…)
フィアナ「………
キリコ「フィアナ…」
【シナリオデモ終了】


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