TOP PAGEへ

エンペランザ/ゲイン・ビジョウ
ケリはつける!

オーバーデビルを倒し、
ヤーパンへのエクソダスを続ける一行。

だが、一行のエクソダスを阻もうと、
ゲイン・ビジョウを恨むアスハム・ブーンが、
幾度となく戦いを仕掛けてくるのであった。

[Ep.1]
【シナリオデモ開始】

ゲイン「今回のお前の作戦も、失敗に終わりそうだな、アスハム」
アスハム「ふざけるな! まだ決着はついていない!」
ゲイン「部隊の半分をやられても諦めない、そのガッツには感心するがね」「だが、ユニットを潰そうと、裏でコソコソと動かしていた部隊も、先程、片付いたという話だぜ?」
アスハム「くっ…! 別働隊の動きまで、読まれていたというのか…!」
ゲイン「そういうことだ。いい加減、俺たちのエクソダスの邪魔は、諦めたらどうだい?」
アスハム「貴様がぁ! いつまでも逃げ回っているからだろう!」
ゲイン「なあ、いい加減休戦といこうぜ、アスハム」「俺はお前がエクソダスを見逃してくれるんなら、お前と一緒にロンドンに帰ってもいいかなって…そう思っているんだぜ?」
アスハム「そんなことを言って、油断をさせるつもりかぁッ!」
ゲイン「ま、その通りなんだがね」
アスハム「ゲイィンッ! 貴様だけは、私の手で倒すッ!!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

アスハム「ええい…! 撤退せざるを得ないか…!」「この借りは必ず返すぞ、ゲイン・ビジョウ!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

サラ「シベ鉄は撤退したみたいですけれど…。あの人、またきっとやって来ますよね?」
ゲイナー「いつまで、この状態を続けるんですか?」
ゲイン「しょうがないだろ。奴がいつまでも追い掛けてくるんだからよ」
ゲイナー「そういうことじゃありませんよ」
ゲイン「なに?」
ゲイナー「あのアスハム・ブーンって人は、あなたを追う為に、戻って来たんですよ? 一度、ロンドンに戻ったにも関わらず…」「それって、普通のことじゃないって言ってるんです」
ゲイン「お前だって知っているだろう? アイツの妹のお腹には、俺の子供がいるから、責任を取らせるために、奴は追ってきたんだよ」
サラ「でも、その話はケリがついたから、あの人はロンドンに帰ったんでしょう?」
ゲイン「なら、ここに来るまで、奴も色々と苦渋を味わわされたからな。ケリをつけるまで、引くに引けないんだろう」
ゲイナー「そんな建前で、僕たちが納得すると思っているんですか」
ゲイン「できれば納得していただいて、そこを通して欲しいんだがね」
ゲイナー「はぐらかそうとしてもダメです。これは妹とか、エクソダスとか、そういう話じゃない!」「ゲイン・ビジョウとアスハム・ブーン! ふたりの男の問題なんじゃないかって、僕たちは聞いているんですよ!」
ゲイン「ゲイナー、お前…!」
アナ「八つ当たりはいけませんよ、ゲイン!」
ゲイン「………」「奴とは…そう…互いの本音を話して、青臭いことを言い合ったりするような、そんな関係だった…」
サラ「親友、だったんですか?」
ゲイン「いや…。そんな言葉で、互いを呼ぶことはなかった」「ただ…共感できる志っていうのは、持っていたな…」
アナ「志?」
ゲイン「ロンドンIMAで出世してやる。ロンドンIMAを変えてやる…」「奴はそう言っていたよ。ふたりでやれば、出来るはずだ…ってな」
サラ「でも、あなたは…」
ゲイン「ああ…。知っての通り、俺はその期待に応えなかった」
ゲイナー「…なら、尚更でしょう」
ゲイン「ん?」
ゲイナー「あなたは、あの人と決着をつけないと」
ゲイン「あのな…。もう奴との決着はついてるんだ」「妹のことも含めてな!」
〔通信の開く音〕
ガウリ「ゲイン、こっちに来てくれ。さっきの戦闘で、シルエット・マンモスが何機かやられたようだ」
ゲイン「ああ…今行く」
〔通信の閉じる音〕
ゲイナー「僕には、あの人との間にある問題が、すべて解決したとは思えませんけれどね」
ゲイン「何が言いたいんだ」
ゲイナー「エクソダスは、逃げ出すための口実じゃないってことですよ」
ゲイン「………」
〔歩き去る足音〕
アナ「ゲイン…」
ゲイン「…痛いところを突いてくれるぜ、まったく」
【シナリオエンドデモ終了】


[Ep.2]
【シナリオデモ開始】

ゲイン「エクソダスは逃げる為の口実じゃない、か…」
〔歩み寄る足音〕
アナ「先日、ゲイナーに言われたこと、まだ気にしているのですか?」
ゲイン「おや、これは姫様。独り言を聞かれるとは、恥ずかしいところを」
アナ「悩みはどんな人にだってありますよ、ゲイン」「それに大人の殿方の場合、素直になるのは難しいとも聞きますから」
ゲイン「お心遣い、感謝いたします」「それよりも姫様、ここには何か用事があって、いらしたのでは?」
アナ「そうでした! 興奮した毛長象の群れが、ユニットの足を止めているんです!」
ゲイン「興奮した毛長象?」

ゲイン「確かに…毛長象の行列で、ユニットが移動できていませんな…」
アナ「ね? 言った通りでしょう?」
ベロー「今、キングゲイナーにどうにかして、どかしてもらおうとしていますよ」
ゲイン「………」
アナ「何を考えているんです?」
ゲイン「興奮した毛長象の群れが、ユニットの進行を塞ぐなんて変でしょう?」「毛長象の恐怖するモノが、ユニットよりも他にあるってことになる」
アナ「ああ…! 動物って自分より大きいモノから、逃げ出すのが普通ですものね」
ゲイン「こいつは間違いなく、奴の仕業だ…」
ベロー「奴?」
ゲイン「俺が奴なら、キングゲイナーが毛長象の対処に出てくるまで待つ…そして…」
〔通信の開く音〕
アスハム「出てこい、ゲイン・ビジョウ! 今日こそ貴様に、地獄への引導を渡してやる!」
アナ「これって、シベ鉄からの公開通信ですよね!」
ベロー「あのアスハム・ブーンって人、また懲りずに来たのかよ!」
ゲイン「まったく…! タイミングが良いんだか、悪いんだか、分からん奴め…!」
アナ「出るのですか、ゲイン!」
ゲイン「奴の狙いは俺です。俺が行かなければ、余計な被害が出るだけでしょう」
アナ「ゲイン!」
ゲイン「はい…?」
アナ「言葉は言葉です。ゲインにはゲインの考えがあるというのは、お忘れなく!」
ゲイン「ご厚情、痛み入ります、姫様」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アスハム「ぐっ…! ゴレームのボディ・アーマーが…!」「だが、まだ戦える!」
ゲイン「俺の狙いがそれた…? いや、奴の動きが上回ったのか…!」「今日は気合いの入り方が違うじゃないか! ええ! アスハムよ!」
アスハム「いつまでも貴様に負け続けるのは、私のプライドが許さん…!」「私は今日! 必ず貴様を、この手で倒すという覚悟でここにいるのだ!」
ゲイン「いつまでも続く因縁にうんざりしていたのは、奴も同じということか…!」
ゲイナー「無事ですか、ゲインさん! 今、援護を!」
ゲイン「! ゲイナー!」
アスハム「くっ…! 時間を掛けすぎたか…!」「だが、たとえ相手が増えようとも…!」
ゲイン「手を出すな、ゲイナー!」
アスハム「!」
ゲイン「奴は俺と決着をつける為にここにいる…」「なら俺も、奴と決着をつける為に戦わせてもらう!」
ゲイナー「ゲインさん…」
アスハム「よくぞ言った…! ゲイン・ビジョウッ!」「今日まで続く私たちの因縁に、決着をつけようとはないかッ!」
【シナリオエンドデモ終了】


[Ep.3]
【シナリオデモ開始】

ゲイン「お互い、逃げはなしにしようぜ、アスハム…! この戦いで、すべて終わりにするぞ!」
アスハム「逃げるなだと…?」「貴様が…! 貴様がそのようなセリフをぉッ!!」
〔銃声〕
〔画面、フラッシュ〕

ゲイン「ぐっ…! アスハム…!」
アスハム「ロンドンIMAから…! カリンから…私から逃げておいて! よくもッ!」
ゲイン「オーバーデビルの時にも言っただろう! 腐りきったロンドンで出世したところで、何も変わりはしないと!」
アスハム「だから、逃げ出したと言うのか!」
ゲイン「愛想が尽きたんだよ! ロンドンIMAという古い体制にな!」
アスハム「そんなものは! 逃げ出した側の勝手な理屈でええぇ!」
ゲイン「…そうだな。確かに、逃げ出したのかもな」
アスハム「ゲイン…?」
ゲイン「ロンドンIMAから逃げなくとも、俺は…」「だが…! だからこそ…! 決着をつけてやる、アスハム・ブーン!」「逃げずに向き合って、未練を振り切ってこそのエクソダスだ!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

ゲイン「終わりだ、アスハム!」
アスハム「ゲイィィィン!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ終了】

アスハム「ぐっ…!」「私は…なぜ…生きて…」
ゲイン「これは驚いたな、アスハム」
アスハム「ゲイン…!」「チィ…! そういうことか…!」
ゲイン「おたくの悪運も、相当なもんだね」
アスハム「黒いサザンクロスと呼ばれた、銃の名手がよくもヌケヌケと…! そうやって、私の情けをかけたつもりか!」
ゲイン「逃げる奴は撃たない主義なんでな」「お前がこのまま逃げ帰るってんなら、好きにさせるさ」
アスハム「私は貴様の…! そういう人を見下した態度が、気にくわんのだ!」
ゲイン「知ってるさ、アスハム」
アスハム「くっ…! 私に止めを刺さなかったこと、必ず後悔させる!」
ゲイン「…なぁ、アスハム」
アスハム「なんだあッ!!」
ゲイン「エクソダス、するかい?」
アスハム「!」「私が…エクソダス、だと…?」
ゲイン「ああ」
アスハム「………」「ゲイン…」「…ビジョォオウッ!!」
〔打撃音〕
〔画面、フラッシュ〕

ゲイン「ぐっ…!」
アスハム「ふざけたことをぉ…! 貴様は必ず、私の元に連れ戻す!」「貴様のエクソダスを阻止するのは、この私だということを、よく覚えておけ!」
〔走り去る足音〕
ゲイン「フ…。頑固で、頑なで、融通の利かない…。そういう奴だったな、アスハムよ」
ゲイナー「いいんですか、あの人をこのまま行かせて」
ゲイン「いいんだよ。ホントについて来られたら、たまったもんじゃないだろ?」
〔歩き去る足音〕
ゲイナー「分からない人だ…。決着をつけるって言ったり、見逃したり…」「結局、なにがしたかったんだが…」
ゲイン「行くぞ、ゲイナー。続けるんだろ、俺たちのエクソダスを」
ゲイナー「………」「ええ、続けますよ。僕たちのエクソダスを」
【シナリオエンドデモ終了】


● ユニットシナリオ「オーバーマンキングゲイナー」 へ戻る


◆ 「ユニットシナリオ」 へ戻る

◆ 「スーパーロボット大戦X-Ω」 へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。