クシャトリヤ／マリーダ・クルス
帰るべき場所
ネオ・ジオンで造られた強化人間のひとり、
プルトゥエルブ…。
彼女は本来のマスターの下を離れ、
ガランシェール隊への配属を命じられた。
だが、これまでの部隊とは違う
新たな環境で彼女は馴染むことが
できずにいた。
そんな中、
ガランシェール隊に対して
ティターンズの残党狩りが
命じられる…
［Ｅｐ．１］
【シナリオデモ開始】
プルトゥエルブ「出撃の準備ができました、マスター」
ジンネマン「その呼び方はやめろと言ったはずだ。俺はお前のマスターじゃない」
プルトゥエルブ「いえ、私は閣下よりキャプテンをマスターとして行動しろとの命令を受けております」
ジンネマン「その態度、気に入らんな…」
プルトゥエルブ「………」
ジンネマン（ったく、ニュータイプ部隊のプルシリーズといえば我が軍でも有数のエリートだ）（それをこんなはぐれ部隊に預けるとは、いったい上は何を企んでいやがる…）
プルトゥエルブ「マスター…命令をお願いします」
ジンネマン「ああ…そうだな…」「我々が制圧している宙域に残留している連邦軍の部隊のことは知っているな？」
プルトゥエルブ「はい。ティターンズの残党が今も抵抗活動を続けていると」
ジンネマン「今回はその部隊の排除だ」「孤立しながらも俺たちに抵抗し続ける執念深い連中だ。下手なことをされる前に片付けろ」
プルトゥエルブ「了解です、マスター」
ジンネマン「………」
プルトゥエルブ「プルトゥエルブ！ クシャトリヤ出ます！」
〔機体の起動音〕
〔バーニアの噴射音〕
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
プルトゥエルブ「邪魔な奴…！ 落ちろッ…！」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
ジンネマン「大した強さだ。精鋭と言われるだけのことはある」「しかし、それがあんな小娘とは…。生きていれば、アイツとそう変わらん年頃だろうに…」
〔爆発音〕
〔画面、震動〕
ジンネマン「ぐっ…！ 何だ…！？ ガランシェールが攻撃を受けている…！？」
【シナリオエンドデモ終了】
［Ｅｐ．２］
【シナリオデモ開始】
プルトゥエルブ「マスター…！」
ジンネマン「迂闊だったな…！ こちらの位置が敵に気付かれたらしい…！」「民間船に偽装していても、奴らはそんなのお構いなしか…！」
プルトゥエルブ「すぐに戻ります！」
ジンネマン「いや、必要ない！」
プルトゥエルブ「え…？」
ジンネマン「こっちは一年戦争からの強者揃いだ！ これぐらいの状況は何とかできる！ お前は命じられたことをしていればいい！」
プルトゥエルブ「しかし…！」
ジンネマン「命令だ。プルトゥエルブ！」
プルトゥエルブ「…！ 了解です…マスター…！」（いいのか…！ ここでマスターを失えば…私は…！）
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
ネオ・ジオン兵「チッ…！ この程度の数を振り切れんとは、俺たちもヤキが回りましたかねえ…！」
ジンネマン「さすがに無茶だったな。しかし、あそこでプルトゥエルブを戻せば、あいつがいい的にされていた…！」
ネオ・ジオン兵「そういう判断をするキャプテンだから、俺たちもその無茶に乗る気になれるってもんです！」
ジンネマン「すまんな…」
〔レーダー反応〕
ネオ・ジオン兵「正面に回り込まれたか…！ マズいな、こいつは…！」
ジンネマン「くっ…！」
プルトゥエルブ「マスターは…やらせない…！」
〔爆発音〕
ジンネマン「プルトゥエルブ…！ 何故、お前が…」
プルトゥエルブ「………」
【シナリオエンドデモ終了】
［Ｅｐ．３］
【シナリオデモ開始】
ジンネマン「なぜ戻ってきた…！ いや、それよりもなぜ俺たちをかばった…？」
プルトゥエルブ「…分かりません」
ジンネマン「分からない、だと？」
プルトゥエルブ「私にとってマスターの命令は絶対。でも、それよりも私はマスターに死なれたくなかった…」
ジンネマン「つまりお前の好きでやったってことか…」
プルトゥエルブ「…処罰は覚悟しています
ジンネマン「そのことはもういい。お前が好きでやったんなら、最後までとことんやれ」「いいな、プルトゥエルブ？」
プルトゥエルブ「了解です！」「マスターを危険に晒す者は私が全て倒す！」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
プルトゥエルブ「申し訳ありませんでした」
ジンネマン「一歩間違えれば、死んでいたのはお前だった。それは分かっているな？」
プルトゥエルブ「それは…覚悟の上でした…」
ジンネマン「ふん…。お前はもうこの艦のクルーだ。以後、勝手に死ぬ事は許さん」
プルトゥエルブ「え…？」
ジンネマン「マリーダ・クルス…」「お前の名前だ。この艦ではそう名乗れ。プルトゥエルブというのは気に入らん」
マリーダ「あ…」
ジンネマン「分かったな、マリーダ」
マリーダ「りょ、了解です…。マスター…」
ジンネマン「フン…」
〔歩き去る足音〕
マリーダ「クルー…私も…」「マリーダ…クルス…。ふふ…」
【シナリオエンドデモ終了】
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