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トールギスIII/ゼクス・マーキス
平和への礎

長く続いた地球と宇宙の戦争の末、
地球をひとつにまとめるために、
創られた中央政府。

しかし、創られて間もないその組織には、
各国に強制力を及ぼすほどの力がなかった。

その中で、中央政府の外交官である
リリーナ・ドーリアンは、
現状を変えようと各方面に働きかけるが、
それをよく思わない者たちがいた…

[Ep.1]
【シナリオデモ開始】

エンゲ「こんな寒い中…なんで俺たちが、こんなことしてなきゃいけないんだ…?」
ジャボリ、だから、さっき説明したでしょ。ドームポリスのピープルの暴動に見せかけて、リリーナ・ドーリアンを殺す必要があるって」
ケジナン「なんでそのリリーナ・ドーリアンを、俺たちが殺さなきゃいけないんだよ」
ジャボリ「だからぁ! リリーナ・ドーリアンが、ピープルを温暖地域に引っ越せるように活動しているからでしょ!」「シベ鉄の利益を守るためには、ピープルを連れ出す人権はなんて、排除するのが一番なんだから!」
ケジナン「でもよぉ…こんなことして、なにか問題になったりしないのか?」
ジャボリ「中央政府なんて、どうせ形だけの組織なんだから、知らぬ存ぜぬで通せばいいのよ」「シベ鉄と直接やりあうだけの力なんて、向こうにはないんだから」
エンゲ「俺、リリーナ様好きなんだよな…。優しげな雰囲気とキツイ眼差しのギャップ…。それにスラっとしたプロポーション…」
ジャボリ「そのリリーナ様がピープルを連れ出せばぁ! 連中から税金を取れなくなって、私たちの給料も出なくなるかもしれないのよ!?」
エンゲ「そ、それは困る!」
ジャボリ「だったらさっさと準備! もうすぐ作戦が始まるんだから!」
〔通信のコール音〕
ケジナン「おい、なんかレーダーに反応があるぞ? 隊長がもう来たのか?」
ジャボリ「そんなわけないでしょ。隊長はあくまで、万一のために後方で待機していてって…」「本当に反応がある!?」
エンゲ「しかもこの速度…! 通常の2倍…いや、3倍に近い速さ!?」
〔画面、フラッシュ〕
〔爆発音〕

ケジナン「うわあああぁぁぁぁ…! や、やられたあぁぁぁ…!」
ジャボリ「やられていないわよ! 今のは単なる威嚇射撃!」
〔通信のコール音〕
ゼクス「そちらの所属不明機に告げる。お前たちが中央政府への反乱を、企てていることは分かっている」「大人しく投降せよ。こちらの指示に従わない場合、敵対行為と見なし、攻撃させてもらう」
ジャボリ「あら…紳士的な殿方の声」
ケジナン「って! 言ってる場合か! このまま何もしなかったら、俺たちは中央政府に捕まっちまうぜ!」
エンゲ「そんなことになったら、給料どころの話じゃなくなる…!」
ケジナン「やってやる…! やってやるぜ! ここで功績をあげれば、きっとボーナス間違いなし!」
ゼクス「どうやら、退く気はないようだな」「ならば、少々痛い目を見てもらおう…!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ケジナン「つ、つよい…! 化物みたいな強さだ…!」
ゼクス「力の差は理解したはずだ! 今すぐ降伏し、武装を解除せよ!」
エンゲ「ど、どうします? やっこさんに落とされる前に、大人しく降伏した方が…」
ケジナン「はいそうですかって、認められるわけないだろう!?」
ジャボリ「けれど、私たちだけじゃ、あの白いモビルスーツに勝てそうもないし…」
????(アスハム)「いったい何を手間取っているのかと思えば…これほど有名な方がいるとは驚きじゃないか!」
エンゲ「隊長!」
ゼクス「敵の増援…どうやら、あれが指揮官機のようだな」
アスハム「いったい、ここで何をしているんだ? ええ? ライトニング・カウント、ゼクス・マーキス!」
【シナリオエンドデモ終了】


[Ep.2]
【シナリオデモ開始】

ケジナン「ゼ、ゼクス・マーキスって…!」
ジャボリ「それってもしかして、元OZのエースでもあり、元ホワイトファングのリーダーでもあった、ミリアルド・ピースクラフトですか!?」
エンゲ「でも確か、地球とコロニーの戦争で死んだはずなんじゃ…」
アスハム「あの動きが出来る奴が、他にいるものかよ! 奴は間違いなく、ゼクス・マーキス本人だ!」
ゼクス「人違いだ。私はただのプリベンターのパイロット」「中央政府を…平和を望む者たちを支える、ただの影にすぎん」
アスハム「なぁらぁば、プリベンターのパイロット殿。中央政府は我々に、エクゾダスなどという野蛮な風習を認めると…そう言いたいのか?」
ゼクス「生きとし生けるものの誰もが、未来をより良いモニにするために生きている。それは、何者にも止められるべきではない」
アスハム「ご高説をどうもありがとう! しかしだ、それは内政干渉というやつだろぉ?」「それになぁ…そんなものを認めてしまったら…! 『ヤーパンの天井』を追う大義名分が、無くなってしまうだろうが!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

ゼクス「くっ…!」
アスハム「だいたいなぁ、洒落臭いんだよぉ! そういう気取った態度と声が、私のカンにさわるんだ!」
ケジナン「俺からしたら、どっちも同じように聞こえますけどね…」
アスハム「貴様ぁ! 何か言ったかッ!!」
ケジナン「いえ! なにも!!」
アスハム「フン…小隊! 私の指示で動け! 数の有利を生かし、奴を追い詰めるぞ!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ゼクス「数を増やそうとも、私を捉えることはできない!」
アスハム「果たして、それはどうかなあ!」
ゼクス「なに…!?」
〔金属音〕
〔画面、震動〕

ゼクス「くっ…! これは…!」
アスハム「速度では勝てないが、数を使えば貴様の動きを限定できる」「あとはタイミングさえ間違わなければ、このように!」
ジャボリ「やった! 隊長のゴレームが、あの白いモビルスーツに取り付いた!」
エンゲ「そのままゴレームのパワーで、そいつをすり潰しちゃってくださいよお!」
アスハム「言われるまでもない!」
〔画面、フラッシュ〕
〔スパーク音〕

ゼクス「くっ…!」
アスハム「ハハハハハハッ! ざまあないなぁ、ゼクス・マーキス!」「「このまま潰れたヒキガエルのように、情けない叫び声を上げさせてやるよお!」
〔画面、フラッシュ〕
〔スパーク音〕

ゼクス「ぐぅっ…!」
アスハム「ヒィハハハッ…! なぁ、墓標にはどちらの名を刻んでほしいぃ?」「ミリアルド・ピースクラフトかぁ? それとも、ゼクス・マーキスかぁ?」
ゼクス「そのどちらでもない…!」
アスハム「あぁ…?」
ゼクス「今の私は火消しの風…! プリベンター・ウインドだ!」
〔画面、フラッシュ〕
〔バーニアの噴射音〕

アスハム「こ、これはぁ…!?」
【シナリオエンドデモ終了】


[Ep.3]
【シナリオデモ開始】

〔画面、フラッシュ〕
〔バーニアの噴射音〕

アスハム「ぐあああぁぁぁ…!」「な、なんだ、この…! 殺人的な加速はぁッ…!?」
ゼクス「離すのなら、今の内だぞ」
アスハム「ふざ…けるなあ! この程度で、音を上げるものか!」
ゼクス「そうか…ならば!」
アスハム「な…! まさか貴様…!」「ま、待って…!」
〔バーニアの噴射音〕
〔画面、震動〕

アスハム「ぐええぇぇぇぇぇぇ…!」「もう…! 限界…だ!」
〔金属音〕
ジャボリ「ああ、隊長!」
アスハム「まさか…このような方法で、ゴレームを振りほどくとは…!」「貴様ぁ…! なぜそんな機体に乗っている! 自殺願望でもあるのか!」
ゼクス「すでに一度死んだ身…生命を惜しいとは思わん。それが完全平和への道に繋がるのであれば…」
アスハム「そうかよ! ならぁ、その生命を捧げてもらおうか!」
ゼクス「そうさせてもらうさ。すべてを終わらせた後でな!」
【シナリオデモ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アスハム「もはや、作戦続行は不可能か…!」
ゼクス「これ以上の戦いは無意味だ。指揮官としての正しい判断を期待する」
アスハム「ぐぅぅぅ…! この私に恥をかかせたこと、忘れはしないぞ! ゼクス・マーキス!」「作戦は中止だ! 全機、撤退せよ!」
ジャボリ「ま、待って下さーい! 隊長ー!」
ゼクス「生命を奪う必要はなし、か…」「だが、リリーナの生命を狙う輩は、これからも現れ続ける…。私が必要とされる日々は続いていくだろう」「私が死人に戻る日は、まだまだ遠いようだな…トレーズ」
【シナリオエンドデモ終了】


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