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第11話
黒騎士


サブタイトル
「黒騎士」


【シナリオデモ1開始】
≪1回目≫

ホワイトベース デッキ
〔雑踏の音〕
アムロ「ハヤト、133番の交換パーツを取ってくれないか?」
ハヤト「ああ…」「あれ?」
アムロ「ないのか?」
ハヤト「ああ、さっきので最後だ」
アムロ「そうか…まだ交換しなくても使えるけど、D級消耗パーツだから信頼性が落ちちゃうよ」
ハヤト「どこかにしまってないかな…。ブライトさんに聞いてくる」
アムロ「僕も行く。他の部品の事もあるし」

≪1回目≫
ホワイトベース ブリッジ
ブライト「整備用の部品が足りないだと?」「日本で調達したばかりのはずだ」
リュウ「今確認したが、いくつかのパーツは完全に品切れだな」
厚井「共用部品は需要が多い。かといって、節約するわけにもいきませんからな」
シャピロ「敵は我々の部隊を目標にしてきている。連日の戦闘とあっては、この程度の消耗は仕方あるまい」
ハヤト「戦闘による消耗がこんなに激しいなんて…」
アムロ「どうにかならないんですか?」
シャピロ「補給計画はある。今はそれを待つしかない」
アムロ「わかりました。ありあわせの部品でなんとかしてみます」
ミライ「ホワイトベースのエンジンも状況は深刻よ。このままでは完全に動かせなくなってしまうわ」
ブライト「わかっている…」

≪1回目≫
ホワイトベース 通路
アムロ「補給計画か。マチルダさんの部隊が来るのかな」
ハヤト「どうだろう…」
〔ハッチの開閉音〕
フラウ「あら、アムロ」
アムロ「やあ」
ハヤト「こんにちは」
フラウ「まあ!」
アムロ「な、なんだよ?」
フラウ「あんた達、臭いわね」「2人ともシャワーぐらい使いなさいよ」
アムロ「そんな暇ないよ」
ハヤト「そ、それじゃ! まだ仕事が残ってるんだ」
〔金属板の上を走り去る足音〕〕
フラウ「ん、もう、不潔人間!」

≪1回目≫
ビッグトレー 会議室
レビル「ほう…ホワイトベースがジオンの新型兵器と戦闘になったか」
マチルダ「ホワイトベースは何かと狙われているようですね」
レビル「彼らはその苦難を跳ね除けている。それでこそ最新兵器を渡している甲斐があるというものだ」「マチルダ中尉。彼らに提供したい新型がある。補給物資と共に運んでくれ」
マチルダ「少し彼らをあてにし過ぎではありませんか?」
レビル「ジオンとギガノスは彼らに注目し、より大きな戦力を投入して来る…。そう考えれば当然の処置だろう」「あとは君の部隊がいかに早くホワイトベースのエンジンを直してやれるかだ」
マチルダ「全力を尽くします」
レビル「頼んだぞ、マチルダ中尉」

≪1回目≫
ジオン軍 前線基地
ジオン士官「マ・クベ司令、連邦の輸送部隊が中央アジア方面に動いたとの報告が届いております」
マ・クベ「その方角にいる連邦の部隊は木馬だったな…」
ジオン士官「はい…」
マ・クベ「輸送部隊の規模は?」
ジオン士官「取るに足らない小部隊ではありますが、一艦を支援するにしては、輸送規模は大であると思われます」
マ・クベ「なるほど…レビルは木馬をオデッサ作戦に参加させるつもりらしい…」
ジオン士官「…といいますと?」
マ・クベ「おそらく積荷は補給物資だけではあるまい。新たな機動兵器と整備用パーツ一式といったところか…」
ジオン士官「相手があの木馬なら考えられます」
マ・クベ「フフ…連邦軍め、しびれを切らしたな。この戦い、先に動いた方が負ける」
ジオン士官「ですが我が軍も前線から大規模な戦力を割くわけにはいきません。敵輸送部隊への対処、いかが致しましょう」
マ・クベ「フ…我々は情報を握っているのだよ」「連邦の新兵器が輸送されていると知れば食指を動かす連中はいくらでもいる」
ジオン士官「なるほど。我々以外の勢力に叩かせるのですね?」
マ・クベ「そういう事だ」「しかし、敵新兵器の情報は収集しておきたい。モビルスーツ一個戦隊を送り込んでおけ」
ジオン士官「わかりました。オデッサの戦線に影響の少ない部隊を敵輸送部隊にぶつけます」
マ・クベ「護衛戦闘機も付けてな」
ジオン士官「はっ!」
【シナリオデモ1終了】

【戦闘マップ1開始】

≪1回目≫
〔味方ユニット出現〕
連邦士官「ホワイトベースとの会合地点まで100。飛行計画の9割まで来ました」
マチルダ「敵の制空圏内だ。対空監視を怠るな!」
連邦士官「各機に通達します」
〔通信のコール音〕
アイザック「ミデア隊、聞こえるか? 敵の警戒ラインを突破する。編隊を密にしてくれ」
マチルダ「あなた方だけが頼りです。お願いしますね」
お町「中尉もこんな作戦、よくお受けになりましたね」
マチルダ「意味のある作戦です。不服はありません」
キッド「立派だよ、あんたは」
〔警報〕
連邦士官「マチルダ中尉! 前方に大型の移動物体をキャッチしました!」
マチルダ「あと一息というところで…ジオンか?」
連邦士官「いいえ。ジオン軍でもギガノス軍でもありません!」
〔敵ユニット出現〕
マチルダ「各機、戦闘用意。このままの陣形を崩すな」「通信士、ホワイトベースにSOS信号を」
連邦士官「はっ」
〔敵ユニット出現〕
あしゅら男爵「フハハハハ! 連邦の新兵器は我々がいただく!」「貴様らの新技術は我ら機械獣軍団に活かされるであろう!」
アイザック「あしゅら男爵だと!?」
ボウィー「どこで情報をつかんだのやら…」
キッド「ま、そこは人の世。いろいろルートはあるわけよ」
お町「狙いは積荷てわけね」
キッド「そうは問屋が卸しませんがね」
アイザック「そういう事だ。奴らを輸送機に近づけるな」
〔カーソル、離脱エリアを指定〕
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

≪1回目≫
〔戦艦の警報〕
〔画面、点滅〕

ブライト「どうした! 敵襲か!?」
オスカ「ミデア輸送隊からのSOSをキャッチしました!」
シャピロ「輸送部隊が敵に捕捉されたらしい。すぐに支援に向かった方がいいな」
ブライト「しかし、補給を受けるまではホワイトベースは動けない…」
ミライ「それに連日の戦闘と不眠不休の整備でみんな疲れているわ」「こんな状態じゃ母艦から離れての戦闘は無理よ…」
シャピロ「その点は心配ない。獣戦機隊の連中は休ませている。奴らを現地に向かわせよう」

≪1回目≫
〔ボタンを押す音〕
雅人「はい、忍の番だよ」
忍「へっ、これで終わりだ! もうお前の金は逃げらんねえぜ!」
〔ボタンを押す音〕
亮「ほう…忍と雅人で将棋のサシ勝負か。忍も少しはできるようになったようだな」
沙羅「いや…話にならないね」
雅人「じゃ、僕はこう動くよ」
〔ボタンを押す音〕
忍「あ、待った! 待った!」
雅人「またぁ?」
忍「いいじゃないの」「硬い事言わないで、戻して戻して」
〔モニターの動作音〕
忍「こう行けばどうだ!」
〔ボタンを押す音〕
雅人「へへ…」
〔ボタンを押す音〕
雅人「王手!」
忍「ええっ!?」
雅人「さ! 今度こそ待ったなしだよ」
忍「むうう…」
〔戦艦の警報〕
〔画面、点滅〕

亮「ん、敵が来たのか?」
忍「残念だったな」「さて、お仕事、お仕事!」
〔モニターを閉じる音〕
忍「ほら、いくぜ! 雅人!」
雅人「あ、ずるい!」
〔複数の金属板の上を走り去る足音〕
〔ハッチの開閉音〕

≪1回目≫
〔戦艦の警報〕
〔画面、点滅〕

アムロ「マ、マチルダさんの部隊が攻撃を!?」「すぐに救出に行かないと…」「ハヤト、ガンダムを出すぞ!」
ハヤト「ちょっと待ってくれ。まず代用したパーツで慣らしもしていないんだ!」
アムロ「そんな事、言っていられるか!」
忍「おっと! アムロ、お前は留守番だ。おとなしく整備を続けるんだな」
アムロ「ですがこのままでは…マチルダさんもホワイトベースも両方…」
忍「安心しろ。マチルダ中尉は俺達がきっちり守ってやるからよ」
雅人「それに船の守りも大事だよ、アムロ」
亮「そういう事だ。ここの防衛は任せたぞ」
アムロ「あ…はいう…」
沙羅「なにモタモタしてんだい! すぐに出るよ!」
忍「おう!」
〔金属板の上を走り去る足音〕
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

※※1回目の場合のセリフ※※
〔戦闘マップ1から継続〕
あしゅら男爵「フハハハハ! もはや逃れる事はできぬぞ!」「ゆけ、機械獣よ!」
※※2回目以降の場合のセリフ※※
〔味方戦艦出現〕
オスカ「接近する熱源を確認! 敵です!」
〔敵ユニット出現〕
ブライト「ミライ! ホワイトベースは動けるか?」
ミライ「ええ、なんとか。でも出力が低くて…」
シャピロ「戦線離脱は不可能だな。敵は全機迎撃し、殲滅するしかない」
ブライト「よし、動ける機動兵器を出せ!」
フラウ「各機、発進スタンバイです!」
〈出撃準備〉
※※※※※※※※※※※※※※※※※

<戦闘開始>

≪1回目≫
<3PP・敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
連邦士官「新たな敵部隊です! こ、今度はジオンです!」
マチルダ「ふう…こんな小部隊にもお目こぼしなしか…」「強行突破…いけるか?」
連邦士官「ハッ!」
ジオン兵「よーし、捕まえたぞ!」
ジオン兵「荷物で足の遅くなった輸送機なぞいちころだぜ!」
アイザック「それはどうかな?」
キッド「さあ、かかってきな! お前達の面倒もまとめて見てやるぜ」

≪1回目≫
<4PP・味方援軍1出現>

〔味方ユニット出現〕
雅人「もう戦闘が始まってる!」
沙羅「当たり前さ。敵だって寝ているわけじゃないんだからね」
亮「どうやらミデア隊は健在のようだな」
忍「よし、中央に斬り込む!」
〔忍、ミデアへ隣接〕
あしゅら男爵「新手のロボットだと!?」
鉄仮面兵「敵は1機のようです…」
あしゅら男爵「フ…愚かな。1匹や2匹増えたところで勝敗は動かぬわ!」
マチルダ「そこの機動兵器! ホワイトベースからの救援か!?」
忍「そういう事。あとは俺達、獣戦機隊にまかせな!」
アイザック「獣戦機隊か。噂は聞いている」
忍「おっと、こりゃ驚いたぜ」
沙羅「コズモレンジャーJ9がミデアの護衛とはね」
亮「ホワイトベースの一件で軍には愛想を尽かしたと思ってたがな」
アイザック「軍に協力するのは本意ではない。だが、この件に関しては特別だ」
雅人「ま、事情はさておき、ここは協力プレーといこうよ」
お町「あら、いい事言うじゃない?」
キッド「よろしくな、獣戦機隊」
ボウィー「んじゃ、第2ラウンドと行きますか」
忍「おう、やってやるぜ!」

≪敵増援2出現前≫
<あしゅら男爵撃破>

あしゅら男爵「フハハハ、無駄だ!」「この飛行要塞グール、その程度の攻撃では堕ちはせん!」
〔あしゅら男爵、回復〕

≪1回目≫
<6PP・敵増援2出現>

あしゅら男爵「フハハハハハ! お前達に逃げ場はないと言ったはずだ!」「我が機械獣軍団の恐ろしさ、とくと味わうがよい!」
〔敵ユニット出現〕
雅人「敵の数が多すぎる…」「このままじゃ守りきれないよ!」
亮「鈍重なミデアは射撃の的だからな」
沙羅「諦めるんじゃないよ! 弱音はやれるだけの事をやってから言いな!」
亮「フ…そうだな」
〔敵ユニット出現〕
忍「くそっ! まだ出やがる!」
〔味方ユニット出現〕
忍「ん? なんだあの機体は!」
アイザック「もしや、あれは…!」
〔???(黒騎士)、機械獣群へ接近〕
???(黒騎士)「ヒューマノイド・チェーンジ!」
〔???(黒騎士)、変形〕
[イベント戦闘「???(黒騎士)vs機械獣ダブラスM2」]
〔機械獣ダブラスM2に爆発〕
〔画面、振動〕
〔敵ユニット撃破〕

鉄仮面兵「機械獣爆発! 包囲の一角に穴が開きます!」
あしゅら男爵「ぬうう! この私が不意打ちを喰らうとは!」
〔???(黒騎士)、忍へ隣接〕
忍「あんた…あんたいったい誰なんだ?」
沙羅「あの機体に騎士の紋章が…」
雅人「なるほど。いかにも黒騎士って感じだね」
忍「ちっ、何が黒騎士だよ!」「それがあんたの通り名だってのか?」
黒騎士「どう呼んでくれても構わん」「それより、お前達はそのマシンの能力を充分に発揮できておらんようだな」
忍「な、なんだと!?」
沙羅「喧嘩なら買ってやるよ! もともと礼を言う気はないんだ!」
黒騎士「君達からは目が離せない。危なっかしくてな…」「そろそろ自分自身で戦いの持つ意味を考えたらどうだ?」
忍「それくらい、わかってらぁ!」
黒騎士「そうかな…?」「君達のやり方は昔のままだ。上の言うがままに動いている」「自分自身の考えを持て!」
忍「余計なお世話だ!」
黒騎士「フッフッフッ…いずれわかる事だろう」「今は全力でミデアを守れ、獣戦機! 最後まで諦めるな!」
忍「チッ、言われるまでもねえ!」
黒騎士「フ…また会おう!」
〔黒騎士、変形〕
忍「まて! こいつ!」
キッド「アイザック、あの機体…例の…」
アイザック「ああ…やはりあの男、獣戦機隊に関係していたようだな」
お町「どうやら素性を知ってるのは私達だけみたいね」
アイザック「作戦任務上、秘匿性を重視しているのだろう」「まあ、いずれわかる事だ」
ボウィー「きっちり課題を残して行くとはね。残りの敵は俺達だけで倒せって事?」
アイザック「フ…自分の後輩とあって、なかなか手厳しい対応だな」

<ミデアが離脱エリアへ到達(1回目)>
連邦士官「本機はこれより戦闘空域を離脱します!」「皆さんの健闘を祈ります!」
〔味方ユニット離脱〕

≪敵増援2出現後≫
<あしゅら男爵撃破>

あしゅら男爵「ぬうう…うるさいハエめ! あの邪魔者どものおかげで輸送機を取り逃がす事になるとは…」「この屈辱は決して忘れんぞ!」
〔敵ユニット離脱〕

<敵全滅・勝利条件達成>
※※1回目の場合のセリフ※※
連邦士官「周辺の敵を撃破。敵の追撃を振り切りました!」
マチルダ「なんとか全滅は免れたか…」
連邦士官「あの機動兵器…ブライガーとダンクーガと言いましたよね?」
マチルダ「そのようね…」
連邦士官「あれを我が軍で量産できたら…」
マチルダ「あのパワー…おそらく扱う人間を選ぶ機体ね」「それに、あのようなオーダーメイドの機体は量産には不向きでしょうね…」
アイザック「敵はもう仕掛けて来ないな。あとはホワイトベースと合流するだけだ」
お町「さて、坊や達はどこに隠れてるのかしら?」
雅人「今は無線封鎖してますし、すぐには見つかりませんよ」
忍「安心しな。俺達が船まで誘導するからよ」
※※2回目以降の場合のセリフ※※
オスカ「敵部隊を全機撃破! 新たな敵影、ありません!」
ブライト「よくやった! 各機、着艦してくれ!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔味方ユニット離脱〕
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

≪1回目≫

ホワイトベース ブリッジ
ブライト「ミデア護衛任務、ご苦労でした」
アイザック「大気圏突入以来か…。皆、着実に成長しているようだな」
ブライト「まだまだベテランは足りません。よろしくお願いします」
シャピロ「ところで正体不明の機動兵器に助けられたとあったが…?」
アイザック「報告した通りだ。結果、物資は無事に届いた。それで良いのではないかな?」「今は補給と修理が最優先のはず」
シャピロ「確かにな…」
忍「お、シャピロ教官。今日は意外に素直じゃねえか」
シャピロ「藤原、まだいたのか。貴様は次の戦いに備えて待機していろ」
忍「へいへい」

≪1回目≫
ホワイトベース デッキ
マチルダ「ホワイトベースのエンジンの修理はオデッサ作戦全体に関わっている。作業員は今から不眠不休のつもりで励め!」
連邦士官「各員、かかれーっ!」
〔金属板の上を走り去る足音〕
アムロ「…………」
マチルダ「あら?」「アムロくん、あなたは待機中では?」
アムロ「あ、いえ…ここでやる事があるので」
マチルダ「これは?」
アムロ「ガンダムの補給用の備品です」「結局、修理は自分でやるようになりますから整理していたんです」
マチルダ「さすがですね」
アムロ「あの…」
マチルダ「ん? なに?」
アムロ「マチルダさんは…どうして補給部隊に?」
マチルダ「そうね…」「補給部隊にいれば、戦争という破壊の中でただひとつ…物をつくっていくことができるからかしらね…」
〔ハッチの開閉音〕
フラウ「あーっ、アムロ! こんなところにいた!」
アムロ「なんだよ」
フラウ「私の部屋のエアコン、直してくれるって言ってたじゃない!」
アムロ「そうだっけ?」
フラウ「ん、もう!」
【シナリオエンドデモ終了】


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