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第16話
宇宙へ


サブタイトル
「宇宙へ」


【シナリオデモ開始】
地球軌道上
ミライ「ホワイトベース、大気圏を抜けます!」
ブライト「よし、軌道調整に入れ」
ミライ「了解」

ホワイトベース ブリッジ
フラウ「各ブロック、点検を始めてください」
シャピロ「オペレータ、索敵はどうなっている!」
オスカ「南米方面よりこちらを追尾する形で1隻上昇してきます」
マーカー「おそらくザンジバル級です」
シャピロ「予想通りだな…。だが、問題はここからだ」「後続の主力艦隊の動きに気付かれんよう敵の目を引き離す必要がある」
ブライト「ミライ、予定通りのポイントで加速だ」
ミライ「了解! そうすればホワイトベースは月に向かうように見えるわね」
ブライト「そういう事だ。敵の注意をこちらに引き付ける」
〔機体の発進音〕
〔画面、振動〕


ホワイトベース 食堂
次郎「うわーっ! 宇宙だ、宇宙だよ、アニキーっ!」
おちゃめ「すごーい! お兄ちゃーん!」
トン助「ブヒー!」
剣人「こらこら、あんまりうるせえと降ろされちまうぞ」
アール博士「まあ、良いではありませぬか。はじめて宇宙に出て感動せぬ者などおりますまい」
剣人「そ、そりゃそうだけどさ…」
アール博士「民に寛大な心を持つ者も王として大切な素養ですぞ」
剣人「また、それかよ…。なんでもそっちに結びつけるなよ」
弾児「それにしても宇宙から見た地球ってのはきれいなもんだな…」
剣人「ああ…これで戦争さえなけりゃな…」
早苗「さ、みんな、お仕事よ。これから艦内の見回りよ。異常がないかチェックするの」
アール博士「うむ、宇宙と地上で環境が大きく違うのじゃ。これは重要な任務じゃぞ」
早苗「みんな、手伝ってくれるわね?」
田之助「オラ、手伝うだ!」
おちゃめ「おちゃめも手伝うでちゅ!」
次郎「よーし、やるぞー!」
トン助「ブヒー!」
早苗「じゃ、行きましょう」
〔複数の金属板の上を走り去る足音〕
まなぶ「アール博士、僕は博士のお手伝いをします」
アール博士「そうじゃな、君は優秀じゃ。これからたっぷり勉強してもらうぞ」
まなぶ「よろしくお願いします、博士!」
剣人「はあ…勉強しろって言われて喜ぶかよ…」
弾児「頼りにしてるぞ、まなぶ」
まなぶ「任せてください!」

ホワイトベース 個室
キッド「本当か、セイラ! ジャブローで兄さんに会ったのか?」
セイラ「ええ…あなた方が言っていた通り、シャアは私の兄でした…」
お町「お兄さんの所へは行かないの?」
アイザック「我々には独自のルートがある。君が望むなら連邦軍から抜けさせてやれるが…」
セイラ「私はホワイトベースを降りる気はありません…」「今の兄と…同じ場所には立てませんから…」
お町「ま、兄妹そろって仮面を付けるわけにもいかないわよね」
ボウィー「おっと、そいつは見てみたいかもだよ」
キッド「茶化しなさんなよ、お二人さん」
セイラ「いいんです…。話ができて少し気持ちが落ち着きました」
キッド「困った時は言ってくれ。いつでも力になるぜ」
セイラ「ありがとう…」

地球軌道上
ジオン兵「大気圏離脱用ブースター排除。本艦はこのまま作戦行動に入ります!」
シャア「ジャブローから木馬が上がってきているはずだ」
ジオン兵「観測範囲内に、それらしき反応を確認!」
シャア「よし、奴らの針路を洗い出せ」
ジオン兵「了解!」

ザンジバル ブリッジ
シャア「機動巡洋艦ザンジバルか…。キシリア様は良い艦を回してくれたな」
トクワン「大佐、それだけではありません。私のビグロ隊、それにエルメスなどの新兵器も配備されました」
シャア「戦力的には大幅にアップしたな。それだけキシリア様の期待が大きいという事か…」「ところでプラート大尉の様子はどうだ? ジャブロー戦で機体が損傷したようだが…」
トクワン「ファルゲンの修理は完了したそうです。今は最終調整を行っています」
シャア「フ…そうか。ならば、大尉とプラクティーズは戦力と考えていいな…」
〔ハッチの開閉音〕
〔歩み寄る足音〕

ララァ「シャア大佐。ジーク様とサリー様をお連れしました」
ジーク「ガディソードより参りました。ジーク・アルトリートです」
サリー「同じく、サリー・エーミルです」
シャア「改めて自己紹介とは、恐れ入るな…」
ジーク「作戦行動を共にするのは今回が初めてですから、ケジメはつけませんとね」「それに私達は木馬追跡の件を大佐にお願いした立場です」
シャア「まあ、そう堅くなるな。今は同志なのだ。もっと楽にしてくれ」
サリー「はい!」
ジーク「ところで、大佐。木馬が宇宙に上がったとか…」
シャア「うむ。今、部下に調べさせている」
ジオン兵「木馬の推定コースが出ました。このままですと月へ向かいます!」
シャア「月だと? まさかな…」
ララァ「木馬はサイド6に向かいます」
シャア「なるほど…木馬は囮か。今頃ジャブローからは連邦軍の主力艦隊が出撃している頃だ…」
ジオン兵「ならば転進してそれを!」
シャア「正気か?」
ララァ「私たちが背中を向ければ木馬は攻撃してきます…」
シャア「その通りだ」「それに我々の目的は木馬だ。連邦の主力艦隊はドズル中将の軍にお任せする」「この近くにいる艦隊は?」
ジオン兵「キャメル・パトロール艦隊がいるはずです」
シャア「ほう、あのドレンか」
ララァ「大佐のお知り合いの方ですか?」
シャア「戦友だよ。頼れる男だ」
ララァ「そうですか…」
シャア「交信できるか?」
ジオン兵「航路をトレースしてますから…できます!」
シャア「呼び出せ!」
ジオン兵「はっ!」
〔通信のコール音〕
ドレン「ご無沙汰しています、大佐」
シャア「元気そうだな。また貴様の手を借りたいのだ」
ドレン「私にできる事であれば」
シャア「木馬を追っている。ちょうど貴様の艦隊の位置なら木馬の頭を押さえられる」
ドレン「ご縁がありますななあ、木馬とは…」「わかりました、やりましょう。ですが追いつけますかな?」
シャア「私を誰だと思っている」
ドレン「申し訳ありません、大佐。やはり大佐は宇宙の方がお似合いですな」
シャア「お世辞か?」
ドレン「はっはっはっはっ! では、後ほど!」
〔通信のコール音〕
ララァ「…………」
シャア「ん? どうした、ララァ…」
ララァ「少し嫌な予感がします…。戦闘宙域に急ぎましょう」
シャア「無論、そのつもりだ」
トクワン「大佐、キャメル艦隊援護のため先行する許可をいただけませんか?」
シャア「行けるのか?」
トクワン「実験機ではありますが、ビグロなら行けます。やらせてください!」
シャア「わかった、許可する」
トクワン「では出撃します!」
〔金属板の上を走り去る足音〕
〔ハッチの開閉音〕

シャア「操舵士、我々も全力で木馬を追うぞ!」
ジオン兵「了解!」
〔機体の発進音〕
〔画面、振動〕

【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

〔味方戦艦出現〕
〔敵ユニット出現〕

ジオン兵「ドレン大尉! まもなく木馬との交戦距離に入ります!」
ドレン「よし、仕掛けるぞ! リックドム全機発進!」
〔敵ユニット出現〕
ジオン兵「大尉! ノーマルスーツを着用してください!」
ドレン「バーカ! 指揮官が真っ先にノーマルスーツを着られるかよ!」(兵士達を怯えさせてどうなる…)「各機、最大戦速!」
〔敵全機、前進〕
〔戦艦の警報〕

ブライト「各機、出撃準備!」
オスカ「メカニックマンは退避急げ!」
厚井「社長! 久しぶりの宇宙です。気をつけてください」
ワッ太「へへっ! 任せてよ!」
柿小路「社長! ご無事で! 無駄遣いはしないで下さいよ!」
ワッ太「もう! かっこ悪いなあ!!」
剣人「へへっ! お互い、じいさんには苦労するな」
弾児「後ろがつかえてんだ! とっとと出ろ!」
ベラリオス「ガオォォン!」
剣人「へいへい! わかりましたよ!」
〔味方ユニット出現〕
フェアリ「久しぶりの宇宙です。慣らしもしていませんが、大丈夫ですか?」
光珠「平気、平気!」「だって細かいミスはフェアリさんがフォローしてくれるでしょう?」
フェアリ「そんな、いい加減な…!」
光珠「へへ! 頼りにしてるよ、フェアリさん!」「秋月 光珠、いきます!」
〔味方ユニット出現〕
ベン「カイ少尉! 戦果を期待してます!」
カイ「おう、まかされて!」
ケーン「まかせていいのかあ…」
カイ「うるせえ! 俺は生まれ変わったんだよ!」「カイ、出るぜ!」
〔味方ユニット出現〕
タップ「じゃ、次は俺達の番だ」
ライト「準備完了、行こうぜ!」
ケーン「ドラグナー隊、発進だぜ!!」
〔味方ユニット出現〕
アムロ「宇宙か…。帰ってきたんだな…」「アムロ、いきます!」
〔味方ユニット出現〕
セイラ「慣れていくのね…自分でもわかる…」「セイラ・マス、出ます!」
〔味方ユニット出現〕
スレッガー「発進スタンバイ!」
連邦兵「待ってください、スレッガー中尉! 第2エンジンがちょっと咳き込むんですよ!」
スレッガー「わかってるって言ったでしょ」「離れんとブッ飛ばされるぞ!」
連邦兵「あ、はい…」
スレッガー「スレッガー、出るぜ!」
〔味方ユニット出現〕
スレッガー「どうも、ご婦人のお尻に付くってのは僕の趣味じゃないんでね…」
〔スレッガー、前進〕
スレッガー「ええい、やってみるか!」
〔スレッガー、「ビーム・キャノン」使用〕
〔マップ上に爆発〕

スレッガー「チッ、外れたか!」
カイ「スレッガーさんかい!? 早い、早いよ!」「こういう時、慌てた方が負けなのよね!」
〈出撃準備〉
シャピロ「みんな、よく聞け。後方から接近する敵艦は速い。もうじき追いつかれるだろう」「挟み撃ちにされる前に前方の艦隊を殲滅するのだ!」
ブライト「ミライ、戦闘中の回避運動は任せる」
ミライ「わかりました」
ブライト「全機、攻撃開始!」
<戦闘開始>

<ドレンへダメージor3PP・敵増援1出現>

〔戦艦の警報〕
オスカ「後方から急速接近する物体を捕捉!」
マーカー「敵艦から発進したモビルアーマーと思われます!」
〔敵ユニット出現〕
ブライト「後方、弾幕を張れ! 敵機を近づけさせるな!」
〔ブライト、
〔トウワン&ビグロ隊、散開〕
〔トクワンの周囲に爆発〕
〔画面、振動〕

トクワン「フ…当たるかよ! ビグロの機動性をなめるな!」「野郎ども、仕掛けるぞ!」
ジオン兵「了解です!」
〔ビグロ隊、前進〕
トクワン「木馬など一撃で沈めてくれる!」

<アムロvsドレン>
ジオン兵「木馬の白い奴が!」
ドレン「何ぃ? 聞こえないぞ!」
ジオン兵「ガンダムがいないそうです!」
ドレン「そんなはずはない…。ガンダムはいるはずだ。どこなんだ?」
ジオン兵「ああっ! ゼロ方向から接近するものがあります!」
ドレン「何だ?」
ジオン兵「モビルスーツらしきもの! 高熱源体接近!」
ドレン「ガ、ガンダムだ…。あの白いモビルスーツだ…」

<アムロvsトクワン>
トクワン「このモビルアーマーのビグロなら、高速戦闘力に関しては敵はいない!」
アムロ「なめるなよ! 動きが速ければその分、狙いも正確でなくなるはずだ!」「そこを突きさえすれば!」

<號vsトクワン>
號「ったく…ジオンも次から次にけったいな新兵器を出してくるぜ」
トクワン「貴様には理解できまい…この無駄のないデザインがな」
號「んなもん知るか!」「だがな…俺が勝って、てめえが負けるって事だけはよ~く理解してるぜ!」

<剣人vsトクワン>
トクワン「まず、貴様を地獄に送ってから木馬をスクラップにしてやる!」
剣人「そうはいくか! あの船にゃ早苗達が乗ってんだ!」「絶対に落とさせやしねえぞ!」

<キッドorボウィーvsトクワン>
トクワン「このビグロの動きについて来れるかな?」
ボウィー「あらま! 俺の子猫ちゃんもビックリの凄い鉤爪だこと!」
キッド「しかもあのスピード…こりゃボウィーさん好みの機体だな」
お町「浮気はダメよ、ボウィー」「女を怒らせると怖いわよ~」
ボウィー「ご安心めされよ。こう見えて俺ちゃん一途なタイプなのよ」
アイザック「それは初耳だな。ならば、奴を倒して証明してもらおうか」

<ドレン撃破>
〔ドレンにスパーク〕
ドレン「な、なんて奴らだ…。大佐と合流するまでもたんのか…」「あの木馬がこれほど強くなっていようとはな…」「うおあああああ!」
〔敵ユニット撃破〕
〔画面、振動〕


<トクワン撃破>
トクワン「ビグロの火力をもってしても木馬を墜とせんとは…」「だが、次は仕留めてみせる!」
〔敵ユニット離脱〕

<敵全機・敵増援2出現>
フェアリ「敵部隊、全滅しました」
光珠「すごい…。みんな戦いに慣れてきたのかな…」
フェアリ「そうですね」「では、背後から接近中の敵に向かいます!」
光珠「了解!」
〔敵ユニット出現〕
ジオン兵「大佐…キャメル艦隊は…全滅です…」
シャア「あのドレンが、私の到着まで持ちこたえられんとはな…」
サリー「心中お察しします…」
ジーク「あの部隊の戦闘力は連邦軍の中でも飛びぬけているようだ…」「シャア大佐、木馬の強さには何か秘密があるはずです」
シャア「そうだな…。それを知るためにも、もう一度奴らに挑まねばならん」
ララァ「私が出ます」「大佐はザンジバルをいつでも離脱できるようにしておいてください」
シャア「この戦い…勝てないというのか?」
ララァ「今は木馬を沈める時ではありません」
シャア「そうか…。私は焦りすぎていたようだ」
ララァ「では!」
〔敵ユニット出現〕
シャア「各機! ララァのエルメスに続いて発進!」
〔敵ユニット出現〕
マイヨ「マイヨ・プラート大尉、出撃する!」
〔敵ユニット出現〕
ダン「俺達も行くぞ! 大尉に続け!」
カール「了解!」
ウェルナー「発進する!」
〔敵ユニット出現〕
ジーク「行くぞ、サリー!」
サリー「兄さん、お先に失礼!」「クロイツ・ヴァールハイト、発進します!」
〔敵ユニット出現〕
ジーク「クラウド・ハーケン、出るぞ!」
〔敵ユニット出現〕
ジーク「サリー、無理はするなよ。ここは俺達の戦場ではない」
サリー「ええ、わかっているわ」
シャピロ「この熱源…モビルアーマー? いや…新型の機動兵器か…」
ブライト「各機、敵の新型機を数機確認した! 警戒しつつ迎撃しろ!」
フェアリ(あの機体…まさか…)
シャア(アルテイシア…)(あの時、アルテイシアは連邦軍の制服を着ていた…)(争い事を人一倍嫌っていたはずのアルテイシアが…)「フフフ…再び宇宙戦艦に乗り込むなどありえんな」「火力を集中させろ! 攻撃の手をゆるめるな!」

≪敵増援2出現後≫
<光珠が戦闘(戦闘後)>

ジーク「む、あの機体は!」
サリー「日本で見た機体よね…。最上重工製の…」
ジーク「だが、あの運動特性はガディソードの技術によるものだ」
サリー「確かに…間近で見るとそう思えるわね…」「でも地球人があれを簡単にコピーできるはずが…」
ジーク「フェアリだ…。やはりフェアリが生きていた。そしてあの艦にいる!」
サリー「確かにフェアリが生きていればこれまでの調査結果にも説明がつくわ…」「でも、あの艦に乗ってるとは限らないじゃない」
ジーク「俺の直感がそう告げてるんだ! こいつが当たっているかどうかは奴らに直接聞けばわかるさ!」「サリー! 一気に敵の防衛ラインを突破するぞ!」
〔ジーク、前進〕
サリー「ああ、待ってよ!」
〔サリー、前進〕
サリー「もう! 兄さんは、私が見てないと無茶ばっかりするんだから!」
ジーク「ふっ、遅れるなよ!」
〔ジーク&サリー、前進〕

<ジークorサリーと戦闘(戦闘後)>
フェアリ「やはり、あの機体は…」
光珠「フェアリさん、知ってるの!?」
フェアリ「あ…いえ…」

<光珠vsララァ>
フェアリ「くっ…!」
光珠「何、この音? いったい何なの…?」
フェアリ「こ、これは!」
ララァ「……」
フェアリ「光珠様! どうやら発信源はあの機体のようです!」
光珠「良くわからないけど、早いうちにあの機体を倒さないと危険みたいね!」

<アムロvsシャア>
アムロ「この感じ…シャアか!」「なら、どうして出撃してこないんだ…?」
シャア「ほう…私の存在に気付いたか」「だが、ララァがああ言った以上、ここで私が出撃するわけにはいかんな」「君との決着は次の機会を待つとしよう」

<アムロvsララァ(戦闘後)>
〔ララァ〕
アムロ「な、なんだ!?」
ララァ「あなたは…」
アムロ「敵…なのか…?」
ララァ「あなたは倒すべき敵…。大佐を苦しめる…」
アムロ「大佐…」「シャア…」「シャアのことだな…?」
ララァ「ああ…でも…この人は…」
アムロ「ああ、待って!」
〔アムロ、ララァへ隣接〕
〔敵ユニット離脱〕

シャピロ「アムロ! 何をしている! 逃げた敵など追うな!」
アムロ「あ…は、はい!」(…………)(なんだったんだ…今の…)

<シローvsララァ>
シロー「また新型か…。確かに俺達は囮役にぴったりかもな」「けど俺達は、仲間を誰一人殺させはしない!」
ララァ「この人が隊長…? …強いはずだわ」

<ワッ太vsララァ>
ワッ太「トライダーよりサイズはでっかいみたいだけど、性能なら負けないよ!」
ララァ「こ…子供?」

<ケーンvsララァ>
ケーン「なんだ、この機体? 格闘戦をまったく考えてねえぞ」「こんなんで勝てると思ってんのかね」
ララァ「間合いに入らなければいいだけの事…」「見せてもらうわ、あなた達の力…」

<忍vsララァ>
雅人「何だろう、この音?」
忍「へっ! 俺達をかく乱するつもりなんだろうよ!」「おあいにく様だったな! 俺達の野生はこんな小細工で衰えるほどやわじゃねえんだ!」
ララァ「不思議な感じ…。この部隊には面白い方が多いのね」

<シャア撃破or敵増援2出現の5ターン後PP>
※※シャア撃破の場合のセリフ※※
シャア「木馬の連中、実戦で腕を上げている…」
※※敵増援1出現の5ターン後PPのセリフ※※
シャア「そろそろ、引き時だな…」

シャア「ザンジバルを後退させる。合流ポイントへ向かうぞ」
ジオン兵「了解! 戦線を離脱します!」
〔敵ユニット離脱〕

<ララァ撃破orHP30%以下>
ララァ「思ったとおり…木馬は私達の手に負える相手ではない…」
シャア「ララァ、無理をするな。戦線を離脱しろ」
ララァ「データは取れました。そうさせていただきます」
シャア「では、合流地点で」
〔敵ユニット離脱〕

<マイヨ撃破>
マイヨ「む…ここで無理はできんな…」「こちらプラート大尉。後退する!」
〔敵ユニット離脱〕

<カール撃破>
カール「久々の宇宙戦で舞い上がりすぎたか…」「ここが引き際だな…」
〔敵ユニット離脱〕

<ウェルナー撃破>
ウェルナー「悔しいがここまでのようだ…」「後退するしかない…」
〔敵ユニット離脱〕

<ダン撃破>
ダン「これ以上は無理か…」「後退します!」
〔敵ユニット離脱〕

<ジークorサリー撃破orHP30%>
ジーク「そろそろ頃合だな」
サリー「引き揚げ?」
ジーク「ああ…」「だが、その前に!」
〔ジーク、ホワイトベースへ隣接〕
サリー「ああ、また無茶して!」
〔サリー、ホワイトベースへ隣接〕
オスカ「敵機、急速接近!」
ブライト「くっ!」「対空弾幕!」
シャピロ「いや、待て! を振っている…。攻撃意思はないようだ」
フラウ「通信、入ります!」
〔通信のコール音〕
ジーク「攻撃停止に感謝する。地球人にも礼儀をわきまえた軍人がいて助かる」
ブライト「地球人?」「お前達は何者だ! ジオンではないのか?」
ジーク「我々はガディソードの兵士だ。今はゆえあってジオンの作戦に参加している」
ブライト「ガディソードだと!?」
シャピロ「おそらく外宇宙の勢力だ…」
ブライト「…………」
ジーク「この艦にフェアリという女がいるだろう?」「偽名を使っているかもしれないが最上重工の関係者の中にいるはずだ」
ブライト「フェアリ…最上重工だと!?」
ジーク「とぼけても無駄だ」
サリー「我々の調査で最上重工の機体はガディソードの技術である事がわかっています」「フェアリ・ファイアフライはガディソード出身の者です」「貴艦に乗船しているのであれば私達に引き渡してください」
ブライト「…仮にいたとしても引き渡す事はできない」
ジーク「まあ、いきなりは無理だよな…」「次に会う時までに考えといてくれ。じゃあな!」
〔敵ユニット離脱〕
サリー「では、失礼します!」
〔敵ユニット離脱〕
シャピロ(フフ…あの二人…俺にムゲ帝国の情報をリークした連中だな…)「フッ…鮮やかなものだ…」
ブライト「感心している場合か!」「奴らは次も簡単に交渉ができると思っている!」「我々はなめられているんだぞ!」
シャピロ「パイロットというものは腕に自信があると大胆にもなれる…。あれはそういったものです」「それより敵を片付けた後、事実関係の調査が必要でしょうな」
ブライト「…………」

<敵全滅・勝利条件達成>
フェアリ「敵残存部隊、撤退します。戦場から脅威はすべて消えました」
光珠「ふう…やっと帰れる…」
フェアリ「…………」
光珠「ん? フェアリさん…?」
フェアリ「あ…すみません…」
光珠「あ、あの…なんかいろいろあったけど…。とにかく船に帰ろうよ」
フェアリ「はい…」
〔味方ユニット離脱〕
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ホワイトベース デッキ
シャピロ「どういう事だ? フェアリ・ファイアフライ…」「本当に最上重工の機体はガディソードとかいう勢力の物なのか?」
フェアリ「…………」「はい…」
光珠「フェアリさん…あれ、うちの工場で作った機体でしょう?」「私、陣風さんが部品を設計してたの見てたもん」
フェアリ「もちろん部品すべてがガディソード製ではありません」「ですが、中枢の部分に使われているのはガディソードの技術なんです」
シャピロ「そしてフェアリ…貴様は地球人ではない…」「そうだな?」
ファアリ「はい…」
シャピロ「これは重大な問題だぞ」
フェアリ「わかっています…」
光珠「フェアリさん、私にもよくわからないの…」「…説明して…くれるよね?」
フェアリ「今の我々には知る権利があります。ガディソードについて聞かせてください」
フェアリ「ええ…」「先ほどの通信記録にあった通り、私はガディソードの者です」「ですが、ガディソードの母星は突然始まった星間戦争のために滅びました…」「敵に『XENON』の研究施設を破壊され、そのエネルギー暴走によってこの宇宙から消滅してしまったのです」
シャピロ「『XENON』? 惑星をも破壊できるエネルギーだというのか?」
フェアリ「『XENON』は滅びを産み、新たに世界を創造する…。そう言われています」
シャピロ「フン…そんな、都合のいい物があるというのか?」
フェアリ「『XENON』は高次元の宇宙から無限のエネルギーを供給するホワイトホールのようなものと考えられています」「この宇宙全体でも希少な存在であるため、未知の部分も多く、制御方法をはじめ、全容はわかっていません…」「ですが、私達の母星が『XENON』の力によって破壊されたのは事実です…」
光珠「…………」
ブライト「話を続けてくれ…」
フェアリ「はい…」「その後、生き残ったわずかな同胞は敵の目を逃れながら異次元の狭間に安全な居留地を確保しました」「その地で新たな指導者となった『ヘルルーガ』は、再び『XENON』を手にいれたのです」「後は、いかに制御するか…。指導者ヘルルーガは皆に協力を要請しました」「『XENON』の力で戦争のない平和な世界を創出する…。皆、そう信じて彼に協力したのです」「でも、私は知ってしまった…」「『XENON』の力を使い全宇宙を支配しようとするヘルルーガの陰謀を…」

数年前…

ガディソード
〔警報〕
〔画面、点滅〕

ヴォート「準備はできたか、フェアリ」
フェアリ「ええ、準備OKよ。ヴォートも早く乗って!」
ヴォート「すまん…フェアリ…。君だけで行ってくれ…」
フェアリ「ヴォート、どうして? 一緒に行きましょう!」
ヴォート「俺達が開発した△△△△△△には、『XENON』が組み込まれている…」「、あだ不完全とはいえ、『XENON』の実相に成功した唯一の機体なのだ…」「この機体と開発者である君をヘルルーガの手に渡す事は絶対に阻止しなければならない」「だからわかってくれ! この機体は君が持ち去ってなんとか完成させてほしい」「こいつは混沌の世界に平和をもたらす希望の剣として使われなくてはならないんだ」
フェアリ「そんな事はわかってる! だからこそ二人で行くってあんなに約束したじゃない!」
ヴォート「俺はここに残ってやる事がある。皆が納得するだけの証拠を集めなくてはならない!」
フェアリ「一人じゃ無理よ! サリーやジークに相談を…」
ヴォート「失敗すれば命はない…。今の段階で教えるのは早すぎる…」「なあに、時が来れば彼らにも協力してもらう。そして必ず君を迎えに行く!」「頼んだぞ、フェアリ!」
〔機体の発進音〕
〔画面、発光〕

フェアリ「ヴォートーーーーー!」

光珠「それでフェアリさんはガディソードから逃げて地球に降りて来たのね…?」
フェアリ「ええ…」「そして瑞雲様、陣風様と出会った私はすべてを話し、ヘルルーガに対抗するために『XENON』の研究を続けてきたのです」
ブライト「今、片鱗が見え隠れしている外宇宙の勢力もガディソードと何らかの関係があるのか?」
フェアリ「わかりません」「例えば、アール博士の言うザール帝国は我々ガディソードとは敵対していた勢力です」「一方、日本に出現していた邪悪獣はガディソードと同盟を結んでいたジャーク帝国のものです」「現時点での関係がどうなっているのか…」「私が地球に来てから、もう何年も経っていますから、確実な事は言えません…」「ですが、彼らが現れた以上、地球が星間戦争に巻き込まれるのは時間の問題だと思います」
ブライト「しかしホワイトベースは連邦軍の作戦で動いている。外宇宙の事となると…」
シャピロ「いや…獣戦機隊、J9、それにダルタニアスが配備されているのは外宇宙を意識しての事です」
アイザック「そうだな、確かに我々は外宇宙の動向に主眼を置いている」
シロー「どういう事です?」
シャピロ「つまり我々は連邦軍にとってただの囮部隊ではないという事だよ」「無論、上層部でそのように考えているのは獣戦機隊のイゴール長官やレビル将軍など一部だろうがな…」
ブライト「わかった。この件に関してはシャピロ参謀士官に任せる」「我々はこれまで通り連邦軍の作戦を元に動くが、それでいいな?」
シャピロ「問題ありません。何か進展があれば本部のイゴール長官が動きを起こす手はずになっています」
ブライト「了解した」「最後に確認しますがフェアリさんの身柄はこれまで通りこの艦で預かって良いのですね?」
フェアリ「ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします」
ブライト「これまで協力していただいた恩もあります。我々に出来る限りのことはしましょう」「ではこの話は終りだ。各員、今聞いた事は他言無用だぞ!」

ホワイトベース ブリッジ
アムロ「ブライトさん…次の作戦はソロモンなんですか?」
ライト「いや、グラナダって線もあるぞ?」
ブライト「軍事機密だ…今は言えん。だが、経由地は決まっている」「これよりホワイトベースはサイド6へ向かう」
ミライ「サイド6…?」
ブライト「不満なのか、ミライ?」
ミライ「いえ…だってあそこは中立地帯でしょ?」
ブライト「ジオンもうかつに手を出せない。時間を稼ぐには都合のいい場所だ」
ミライ「わかりました。ホワイトベース、サイド6に向かいます!」
〔機体の発進音〕
〔画面、振動〕


ホワイトベース 個室
光珠「艦が動き出した…。次の寄港地はサイド6か…」「結構いいお店もあるって聞くしぶらっとお買い物なんかできちゃうかも!」「ね、フェアリさん?」
フェアリ「ええ…そうですね…」
光珠「ん? どうしたの?」
フェアリ「…ごめんなさい。これまで光珠様にお伝えする事ができなくて…」
光珠「そんな事、気にしないでよ。フェアリさんも今まで辛かったんでしょう?」
フェアリ「ですが、光珠様…」
光珠「フェアリさんは私の事、ずっと面倒見てくれてたし命がけで助けてくれる…」「秘密にしてたのも、私の事を思ってそうしてくれたんでしょ?」「フェアリさん。これからもいっぱいお世話になるけど、よろしくね?」
フェアリ「うう…ううう…光珠様…私…」
光珠「うそ…! 泣かないでよ、フェアリさん!」
フェアリ「す…すみません…。ずっと…黙っているの…本当に…つらかったから…」
光珠「ねえ、フェアリさん…。これからもずっと一緒だよ?」
フェアリ「はい…」
【シナリオエンドデモ終了】


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