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第30話
激闘、ダブルマジンガー


サブタイトル
「激闘、ダブルマジンガー」


【シナリオデモ1開始】
地獄城
Dr.ヘル「はるか昔…ギリシャ人の先祖、ミケーネ人は胸から火を噴く巨人を使い、バードス島を守ったという…」「バードス島の巨人伝説! ワシはこの巨人をロボットと考え、遺跡を研究、調査、そして発掘した」「そして発見したのだ! この機械獣軍団を!」「機械獣軍団を率い、世界征服をするのはワシの夢じゃ! ワシの野望じゃ!」「しかし、それを邪魔する奴が現れた…」「兜甲児のマジンガーZ、そしてグレートマジンガー!」「だが、今やそんなものなど恐るるに足らず!」「あしゅらよ…やつらを完膚なきまでに破壊せよ!」
あしゅら男爵「はっ! Dr.ヘル、お任せを!」

防衛隊日本支部

武田長官「なんだと! 機械獣軍団に防衛線を突破されただと!?」
連邦兵「我々の海上兵力ではこれ以上阻止できません!」
足立長官「上陸を許したのか…」
イゴール長官「…………」
〔通信のコール音〕
弓教授「光子力研究所の弓です」
武田長官「おお、弓教授…! すまない…。機械獣軍団に上陸を許してしまった」
弓教授「こちらでもキャッチしています」「すでにマジンガーZとグレートマジンガーを迎撃に向かわせました」
足立長官「申し訳ない。連日の出動で休む間もないだろうに…」
弓教授「大丈夫です。所員の士気は衰えていません」「この極東地区は連邦の…いえ、人類最後の砦ですから」
イゴール長官「北米を出発したホワイトベースがもうじき日本に戻って来るはずだ。それまで持ちこたえてくれ」
弓教授「わかりました。彼らが戻って来れば何とかなりでしょう。では、これより戦闘指揮に入ります」
〔通信のコール音〕
足立長官「厳しい戦いだが…我々がくじけてしまったらすべてが終わる」
イゴール長官「悪い事ばかりではない。ガンドールが帰ってきた事で、外宇宙との連携が取れそうだ」「ジャブローから撤退した連邦軍をはじめ、世界中から味方の部隊が極東アジアに集結しつつある」
足立長官「反撃の準備は着々と整いつつある…というわけですな」
武田長官「しかし、度重なる戦闘で攻撃を受けやすい沿岸部の都市の多くが潰滅してしまった…」「残された各地の都市も避難民を受け入れ、飽和状態…」「ライジンオーの基地、陽昇学園も今では難民キャンプになっている」「あれでは満足に出動もできないだろう…。我々、大人が不甲斐ないばかりに…」
イゴール長官「そう…我々はあの子達に頼りすぎている…。だが、今はあてにするしかない」

地球防衛組
勉「武器、パワー、スピード…敵は日増しに強くなっていますね」
マリア「それに数も多過ぎるわ…」
勉「ええ…。このままでは、いくらライジンオーでも対処しきれません」
マリア「何とかしないと…」
勉「戦力の強化が必要ですね」「実はその事で、前から気になってる事があるんです」
マリア「何かあるの?」
勉「いいですか? 見ててください」
〔足音〕
マリア「え? なに?」「コマンダーを黒板に押し付けて…どうなるの?」
勉「まあ、見ててください」
〔コンピュータの動作音〕
〔モニターの開く音〕
〔画面、「バクリュウオーのアイコン」を表示〕

マリア「あ…何か表示されてる。これって…」
勉「ライジンオーとは全く異なるロボット…」「これが何かわかれば、僕達は新しい力を手に入れる事が出来るかもしれない…」
マリア「凄いじゃない! 早速調べましょう!」
〔教室の扉の開く音〕
〔歩み寄る足音〕

仁「よーっ、やっとるね? ご苦労、ご苦労!」
マリア「なあに、仁? 私達、忙しいんだけど…」
仁「実はさ、まだ宿題が出来てなくてさ…」「だから頼む! 宿題見せてくんない?」
マリア「忙しいのはみんな同じでしょ? 自分でやんなさいよ!」
仁「なぁ、そんな事言わないでさぁ…頼むよ、マリア」「よっ、マリア様、仏様!」
マリア「そんなこと言っても、見せてあげませーん!」
仁「ちぇっ! いいよ、いいよ! マリアのケチンボ!」
マリア「なんですってーっ!」
仁「うお、おっかね…」「なぁ、勉?」
吼児「ねえ、仁くん…忙しそうだから後にしようよ」
仁「勉はマリアみたいに冷たい事言わないよな?」「な、ちょこっとでいいから宿題見せてくんない?」
勉「それどころじゃありません! 今のライジンオーでは敵の攻撃を支えきれないんですよ?」
仁「何だと!? バカ言うなよ! ライジンオーはぜってぇ負けねえよ!」
マリア「二人ともやめなさい!」
〔通信のコール音〕
武田長官「防衛組の諸君、聞こえるかね?」
マリア「あ…はい、どうしました?」
武田長官「邪悪獣が現れた! 至急、対処してくれ!」
マリア「わかりました!」「防衛組、出動よ! 勉くん、みんなを呼び出して!」
勉「は、はい!」
マリア「体育館に放送! 避難民の人達を退避させて!」
仁「飛鳥が来るまで待ってられるか! 剣王で先に出るぞ!」
吼児「仁くん! 待ってよ!」
〔走り去る足音〕
【シナリオデモ1終了】

【戦闘マップ1開始】

〔敵ユニット出現〕
〔味方ユニット出現〕

あしゅら男爵「フフフ…さすがのダブルマジンガーもこの猛攻に耐え切る事はできまい」「機械獣達よ! 思う存分、暴れまわるが良い!」
〔マップ上に爆発〕
〔画面、振動〕

あしゅら男爵「フハハハハ! もっと燃やせ! 破壊しろ! フハハハハハハハハハ!」
甲児「この野郎ぉぉっ!」
〔甲児、「ブレストファイヤー」使用〕
〔敵ユニット撃破〕
〔機械獣ガラダK7、甲児へ攻撃〕

[イベント戦闘「甲児vs機械獣ガラダK7」]
〔甲児に爆発〕
〔画面、振動〕

甲児「うわああああ!」
さやか「甲児くん、大丈夫!?」
甲児「お、おう!」「行くぜ…機械獣!」
〔甲児、機械獣ガラダK7へ接近〕
ボス「お、おい兜ぉ、そりゃあ無茶だぜ!」
鉄也「兜! そのままじゃもたないぞ!」
甲児「俺のマジンガーZがこれしきの事で負けるかよ!」
〔通信のコール音〕
弓教授「甲児くん! 一旦、引き揚げるんだ!」
甲児「何を言ってるんです! 街を見捨てて逃げるなんて、俺にはできませんよ!」
あしゅら男爵「ククク…もはや貴様らなど虫ケラ以下…」「行け! 憎っくき兜甲児にとどめの一撃を!」
〔敵ユニット出現〕
<戦闘開始>

<甲児が戦闘(戦闘後)>

さやか「このままじゃやられるのを待つだけよ! ここはお父様の言う通り、撤退しましょう!」
甲児「冗談じゃないぜ! ここまで街を破壊されて黙ってろってのか!?」「俺は嫌だぜ! あいつらに背を向けるなんてよ!」
さやか「甲児くん…」

<甲児vsあしゅら男爵>
あしゅら男爵「今まで散々、煮え湯を飲まされてきたが、それもここまでだ…」「マジンガーZ共々、ここで朽ちるがいい!」
甲児「うるせーーーっ! 俺はてめえらの野望を食い止めるまでやられるわけにはいかねえんだよ!」

<鉄也vsあしゅら男爵>
鉄也「数でいくら押してこようと、お前さえ潰せば方がつく!」
あしゅら男爵「口だけは立派なようだな、剣鉄也」「だが、現実はそう甘くはないぞ!」

<4PP・敵増援1出現>
〔甲児、あしゅら男爵へ接近〕
甲児「へへ…まだ、やれるぜ!」
あしゅら男爵「フフフ…しぶとい奴だ。その闘争心は認めてやろう」「だが…あがいても無駄だ、マジンガーZ!」
〔敵ユニット出現〕
〔機械獣ガラダK7群、甲児へ接近〕
〔機械獣ガラダK7、甲児へ攻撃〕

[イベント戦闘「甲児vs機械獣ガラダK7」]
〔甲児に爆発〕
〔画面、振動〕

甲児「ち、ちっくしょう!」
鉄也「脱出するんだ、兜!」
甲児「何言ってやがるっ! 戦いは…これからだぜ!」
〔システムダウンの音〕
甲児「くっ…マジンガーZ! 動け! 動いてくれ!」
〔通信のコール音〕
弓教授「甲児くん、聞こえるか? 残念だがマジンガーを放棄するんだ!」
甲児「嫌だ!」「このマジンガーZはおじいちゃんの残してくれたロボットなんだ!」「マジンガーZ! 俺に力を貸してくれ!」
〔甲児、分離〕
甲児「な、なんだ!? パイルダーが分離した!?」「どうしたってんだ! マジンガーZ!」
〔マジンガーZにスパーク〕
甲児「うわああああああぁっ!」
〔甲児、前進〕
甲児「…………」
〔通信のコール音〕
弓教授「どうしたんだ!?」「甲児くん! 脱出したのなら返事をしてくれ!」
〔甲児、前進〕
甲児「…………」
さやか「甲児くん、どうしたの!?」「甲児くん! 甲児くーん!」
〔甲児、マップ端へ移動〕
〔味方ユニット離脱〕

さやか「ああ! 甲児くーん!」
〔通信のコール音〕
弓教授「大丈夫だ、さやか。おそらく脱出時のショックで気を失っているだけだ」
さやか「でも、お父様…」
弓教授「さやか! 甲児君の捜索は連邦軍に任せるんだ!」
さやか「お父様…」
あしゅら男爵「フハハハハハ! やった、やったぞ!」「ついに、にっくき我が宿敵、マジンガーZを討ち取った!」「さあ、機械獣よ! マジンガーZの残骸を回収するのだ!」
〔マジンガーZ&機械獣ガラダK7群、後退〕
ボス「あ、あいつら! マジンガーZを!」
鉄也「させるか!」
〔鉄也、機械獣ガラダK7へ接近〕
〔機械獣ガラダK7群、、鉄也へ隣接〕

鉄也「くっ!」
あしゅら男爵「フハハハハ! マジンガーZは頂いて行くぞ!」
〔味方ユニット離脱〕
鉄仮面兵「マジンガーZ、グールへの格納作業、完了しました!」
あしゅら男爵「よし! グールは一旦地獄城に帰還する! 残りの機械獣達を発進させよ!」
〔敵ユニット出現〕
あしゅら男爵「フハハハハ! 後は任せたぞ、機械獣達よ!」
〔敵ユニット離脱〕
鉄也「おのれっ! あしゅら男爵っ!」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

弓教授「むうう…いかん。このままでは…」
〔通信のコール音〕
イゴール長官「弓教授、戦況は聞いた。甲児くんの探索は軍に任せてくれ」
弓教授「はい…ですが、敵の攻撃はまだ続きます…」
イゴール長官「もうすぐ防衛組が現場に到着するはずだ。もう少し、がんばってくれ!」
弓教授「わかりました。最善を尽くします」
イゴール長官「健闘を祈る!」
〔通信のコール音〕

〔機体の飛行音〕

吼児「もうすぐ目的の街に着くよ、仁くん!」
仁「おう!」「へへっ! 今行くからな、もう少し待っててくれよ」
〔通信のコール音〕
マリア「仁、聞こえる?」
仁「なんだよ、マリア!」
マリア「マジンガーZがやられたわ! 急いでちょうだい!」
仁「うそだろ…? あのマジンガー軍団が負けたのかよ…」
勉「まだ負けたわけじゃありません。我々の救援を待って防衛戦に徹しています!」
吼児「でも、それだけ押されてるって事だよね…」
マリア「今回の敵は強力みたい。二人とも、気をつけて」
仁「飛鳥はどうしたんだ?」
マリア「飛鳥くんなら、ちょっと前に出動したわ。少し遅れて到着するはずよ」
仁「あの野郎…肝心な時に…」
マリア「仁! 3人揃うまで無茶はだめよ!」
仁「わかってるよ!」
〔機体の飛行音〕

ブライト「フラウ、日本の状況は?」
フラウ「太平洋側の沿岸地域が敵の攻撃を受け、苦戦しているそうです」
クワトロ「数箇所が同時に叩かれている…。連邦軍は各戦線の収拾で手一杯だろう…」
マーカー「イゴール長官より入電! 敵の主力に対応していたマジンガーZがグールに奪われたそうです!」
隼人「なんだと!? パイロットは無事なのか?」
マーカー「脱出はしたものの現在、行方不明との事です」
シロー「艦長、急ぎましょう! 彼らを見殺しにはできない!」
ブライト「ミライ、船足を速められるか?」
ミライ「ええ…やってみるわ」
ブライト「よし! ホワイトベースは戦場に急行する! 機動兵器はスタンバっておけ!」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔戦闘マップ1から継続〕
鉄也「くそっ! 奴ら、調子に乗りやがって!」
さやか「でも、あと少しだけ…もうすぐ援軍が来てくれるはずよ」
ボス「このまま負けてたまるかよ! ボスボロットが相手してやるぜ!」

<5PP・味方援軍1&敵増援2出現>
〔敵ユニット出現〕
デスガイヤー将軍「こんな極東の小国に我が軍が攻め入るなど…」「ジャブローに戦力を集中しておれば、星間連合などに明け渡さずに済んだのに!」
シャピロ「それは違うなデスガイヤー将軍」
デスガイヤー将軍「なにぃ!」
シャピロ「ジャブローは囮だ。連邦軍の本隊は極東に移っている」「外宇宙からの攻撃が激化した時、連邦の基地を極東に移す計画になっていたのだ」
デスガイヤー将軍「フン! なぜ貴様にそんな事がわかるのだ?」
シャピロ「フ…私は地球連邦軍の中核にいたからな…」「そして極東の守りの要が奴ら、マジンガー軍団だと言える。デスガイヤー将軍、これはチャンスだぞ」
デスガイヤー将軍(く…シャピロ・キーツ…! のうのうと我が軍の参謀ヅラしやがって!)(ムゲ帝王のご意向がなければ、貴様など…とうに殺しておるわ)「ゼイ・ファーを発進させろ! 奴らの息の根を止めるのだ!」
〔敵ユニット出現〕
ファルゼブ「ムゲ帝国軍も来たようね」
ベルゼブ「ムゲ帝国との共同戦線も悪くはない…」「指向性に欠ける邪悪獣をうまくフォローしてくれる…」
ファルゼブ「でも、ベルゼブ…ムゲ帝国の連中雄を手助けする事になってない?」
ベルゼブ「まあな…。しかし、星間連合を牽制するのに今のところ、奴らは好都合なのだ」
ファルゼブ「確かにそうかもね…。地球制圧には邪魔者が多すぎるわ」
タイダー「…ベ、ベルゼブ様! いらっしゃっていたのですか?」
ベルゼブ「タイダー…お前は未だに日本を制圧できていないようだな?」
タイダー「はわわ…お許しを…!」「ライジンオーの奴が邪魔ばかりするんです」「どうか、ベルゼブ様! お力をお貸しください…!」
ベルゼブ「フン! タイダー、お前に今一度チャンスをやろう」「まだ持っているだろう? アークダーマを貸せ!」
タイダー「は、はいですダー!」
〔草をかき分ける音〕
ベルゼブ「おお…これだ! アークダーマ…これが必要なのだ」
タイダー「どうするんですダー?」
ベルゼブ「ふふ…こうするのさ…」「ライジンオーは迷惑だ…」
アークダーマ「メ・イ・ワ・ク…ライジンオーハ、メ・イ・ワ・ク…」
ベルゼブ「さあ、出でよ! ジャークライジンオー!」
〔敵ユニット出現〕
〔ジャークライジンオー、「ファイヤー」使用〕
〔マップ上に爆発〕
〔画面、振動〕

タイダー「おお! こ、これはすごいですダー!」
ベルゼブ「このジャークライジンオーなら、ライジンオーと互角以上に戦えるはずだ」
ファルゼブ「タイダー、もう失敗は許されないよ?」
タイダー「頑張りますダー!」
鉄也「チッ! ムゲ帝国にジャーク帝国まで来やがったか…」
ボス「くっそぉ…いくらなんでも多すぎだぜ」
さやか「弱気になっちゃダメ。もうすぐ地球防衛組が来てくれるはずよ」
〔味方ユニット出現〕
仁「おまたせ! 剣王、参上!」
〔通信のコール音〕
弓教授「おおっ! 防衛組の諸君か!」
ボス「バカ野郎! 来るなら早く来やがれい!」
吼児「ご、ごめんなさい…」
鉄也「いや、助かった。敵が多くて困っていたところだ」
仁「やっぱ、早目に飛び出してきて良かったぜ!」
吼児「じ、仁くん…! ライジンオーみたいなのが暴れてるよ!」
仁「ハッハッハ! なんだありゃ? ライジンオーに似せりゃ勝てると思ったんじゃねーの?」「行くぞ、吼児! あんんあお返り討ちにしてやろうぜ!」
吼児「うん!」

<6PP・味方援軍2&敵増援3出現>
〔味方ユニット出現〕
飛鳥「ごめん、みんな! 待たせた!」
吼児「飛鳥くん!
仁「おっせーぞ、飛鳥!」
飛鳥「宿題やってないやつに言われたくないよ! 僕は塾の途中だったんだぞ!」
仁「おまえなあ…! 今は勉強なんて後回しなんだよ!」
飛鳥「僕らはまだ子供なんだ! もっと勉強して賢く戦えるようにならなきゃ負けちゃうんだよ!」
仁「くそっ! 屁理屈ならべやがって!」
吼児「言い争ってる場合じゃないよ! 早くやっつけなきゃ!」
〔通信のコール音〕
マリア「吼児くんの言う通りよ! 仁! ライジンオーを合体させるわ!」
仁「わかってらい!」
〔吼児、仁へ隣接〕
〔敵ユニット出現〕

仁「うおっ! なんだ!?」
ベルゼブ「フフフ! 合体などさせるものか!」「ワルーサ皇帝より授かったこの『ジャークサタン』で、お前達の息の根を止めてくれる!」
〔ベルゼブ、仁へ攻撃〕
[イベント戦闘「仁vsベルゼブ」]
〔仁に爆発〕
〔画面、振動〕

仁「うわああーっ!」
吼児「仁くん!」
飛鳥「仁! くそ…こいつ、強いぞ!」
〔通信のコール音〕
勉「謀られました!」
マリア「どういう事なの!?」
勉「敵は剣王、鳳王、獣王を合体させない作戦です!」
クッキー「このままじゃみんな、やられちゃうよー!」
勉「そうだ…! 例のコマンダーの秘密が解ければ…!」
〔キーボードを叩く音〕
仁「そういえば出撃前に勉とマリアが何か調べてたな…」
吼児「本部に何かあるらしいね…」
飛鳥「敵の数が多い…。しばらく合体は諦めて3機で戦おう!」
仁「おう!」

<敵30機以下の次PP・敵増援4出現>
〔敵ユニット出現〕
飛鳥「く…! この分じゃ、まだまだ敵が来るぞ!」
仁「勉! まだなのかよ! 何かあるってんなら早くしてくれーっ!」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオデモ3開始】

〔キーボードを叩く音〕
勉「も、もう、だめです! 最後の起動コードが見つかりません!」
マリア「勉くん!?」
勉「ううう…悔しいけど、僕にはわからない…うう…」
マリア「しっかりして、勉くん。あなただけが頼りなのよ」
勉「うう…どうせダメなんです…。やっぱり僕なんかじゃ…ううう…」
マリア「あんた、それでも男なの!?」「途中で諦めないで、男なら最後までやってみせなさいよ!」
勉「うう…マリアさん…」
マリア「わかった!?」
勉「う…うん…」
〔キーボードを叩く音〕
ひろし「頼むぞ、勉!」
ヨッパー「仁達が待ってんだ!」
あきら「お前なら、きっとできるぜ!」
ゆう「がんばって!」
ときえ「しっかり!」
ラブ「勉くん!」
きらら「がんばってーっ!」
勉「うう…みなさん…」
〔通信のコール音〕
マリア「仁、吼児くん、飛鳥くん! もう少し持ちこたえて!」
仁「勉! お前にかかってんだからな! しっかりやれよ!」
勉「はい! 頑張ります!」
〔キーボードを叩く音〕
【シナリオデモ3終了】

【戦闘マップ3開始】

〔戦闘マップ2から継続〕

<敵増援4出現の次PP・味方援軍3出現>
〔味方戦艦出現〕
仁「ホワイトベース…」「来てくれたのか!」
吼児「これで何とかなりそうだね!」
飛鳥「気を抜くな! 敵はまだ沢山いるんだ」
〔味方ユニット出現〕
光珠「ハ~イ! 久しぶりね!」
仁「ちっ、光珠か…。けど、今回ばかりは助かったぜ!」
光珠「まったく! あいかわらず生意気子ねえ…」「それにしても…私達が日本に帰ってきたら、いつも戦いにになってるような…」
フェアリ「私達が旅立った時と比べると…かなりの被害が出ているようですね」
光珠「うん…ちょっと心配…」
ブライト「再会のあいさつは後だ。各機発進! 敵部隊を一掃する!」「対空監視、怠るなよ!」
〈出撃準備〉

<仁(剣王搭乗)vsベルゼブ>

ベルゼブ「ライジンオーに合体できぬ貴様を倒す事など、赤子の手をひねるも同然!」「覚悟!」
仁「くそっ! このままじゃ!」

<仁(剣王搭乗)vsジャークライジンオー>
仁「ライジンオーに似せれば強いわけじゃねえんだ!」

<飛鳥vsジャークライジンオー>
飛鳥「そんな姿で暴れて、僕達にあらぬ疑いがかかったらどうするんだ!」

<吼児vsジャークライジンオー>
吼児「合体できないからって偽者なんかに負けるもんか!」

<敵25機以下の次PP・味方援軍4&敵増援5出現>
〔敵ユニット出現〕
ギルドローム「シャピロの策に乗るのはシャクだが…ムゲ帝王のご意向なれば致し方ない」「ここで私が戦果を上げておかねば、ますます奴の増長を許す事になる」「戦闘部隊を発進させろ!」
〔敵ユニット出現〕
飛鳥「また新しい敵が出て来た!」
仁「勉! マリア! まだなのか!?」
【戦闘マップ3終了】

【シナリオデモ4開始】

マリア「勉くん!?」
〔キーボードを叩く音〕
勉「頼みます! 動いて…!」
〔ボタンを押す音〕
〔モニターの開く音〕

勉「あ…こ、これは!」
〔画面、「バクリュウオーのアイコン」を表示〕
〔プログラムの動作音〕

クッキー「何これ…」
マリア「コマンダーに写っていた絵だわ!」
〔扉の開閉音〕
〔機構の動作音〕

マリア「私の机に何か出てきたわ! なんなの? このレバー…」
勉「マリアさん! そのレバーを引くんだ!」
マリア「わかったわ! 引けばいいのね?」
〔レバーを引く音〕
〔機械の稼働音〕
〔機体の拘束音〕
〔機械の稼働音〕
〔機体の拘束音〕
〔機械の稼働音〕
〔機体の拘束音〕
〔画面、発光〕

勉「おお…! これは…!」
マリア「いったい何が起こったの!?」
きらら「わっ! 校舎から大っきなロボットが出て来たわ!」

れいこ「ほ、ほんとだ…」
〔プログラムの動作音〕
勉「コントロール画面に…文字が…こ、これは…」「バクリュウオー! このロボットの名前はバクリュウオーです!」
ひろし「バクリュウオー!」
ひでのり「わああ!」
ときえ「うっそー!」
ヨッパー「すっげええ!」
マリア「バクリュウオー…これが、新しい味方!」「…勉くん! どうすれば動いてくれるの? 急がないと仁達が危ないわ!」

〔キーボードを叩く音〕
勉「この司令室から操縦できるみたいです!」
マリア「操縦って…私達が!?」「あ! このボタン! これを押せばいいんだわ!」「バクリュウオー、発進スタンバイ」「発進!
〔秒を刻む音〕
【シナリオデモ4終了】

【戦闘マップ4開始】

〔戦闘マップ3から継続〕
〔味方ユニット出現〕

マリア「ここから先は、このバクリュウオーが相手よ!」
仁「マリア! その声はマリアか!?」
マリア「そうよ、仁! 私達がコントロールしてるのよ」
〔ドル・ファー群、バクリュウドラゴンへ接近〕
【戦闘マップ4終了】

【シナリオデモ5開始】

きらら「早速、敵機接近よ!」
マリア「勉くん! 何か武器はないの?」
勉「攻撃の担当はあきらくんです!」
あきら「お、俺かよ!」
【シナリオデモ5終了】

【戦闘マップ5開始】

〔戦闘マップ4から継続〕
〔バクリュウドラゴン、ドル・ファーへ攻撃〕

[イベント戦闘「バクリュウドラゴンvsドル・ファー」]
〔敵ユニット撃破〕
仁「す、すっげえパワー…!」
吼児「あれが…僕達の新しい力…」
勉「そうです! 防衛組の新しい力、バクリュウオーです!」
飛鳥「バクリュウオー!?」
吼児「やったね! 勉くん!」
勉「いえ…。皆さんが励ましてくれたおかげです!」
ヨッパー「俺にも何かやらせてくれよ」
〔ボタンを押す音〕
勉「な、何を!?」
吼児「ああ、見て! バクリュウオーが!」
〔バクリュウオー、変形〕
あきら「わああ…人型になった!」
仁「変形したぜ…!?」
マリア「勉くん!」
勉「はい! 武器はバクリュウカノンです!」「あきらくん!」
あきら「おう!」
〔バクリュウオー、ドル・ファーへ攻撃〕
[イベント戦闘「バクリュウオーvsドル・ファー」]
〔敵ユニット撃破〕
仁「す、すげえ…!」
マリア「ほらあっ! ボーっとしてないでチャッチャとやっつけなさい!」
仁「おう! 行くぜ!」
〔仁&飛鳥&吼児、フォーメーション〕
マリア「みんな! 合体よ!」
仁「ライジンオー! 無敵合体!
[デモムービー「ライジンオー合体」]
〔仁、合体〕
ベルゼブ「くっ! 合体されたか! 余計な邪魔が入ったせいで…」
タイダー「あんなの初めて見ましたダー!」
ファルゼブ「むう…まさか、ライジンオーの新しい力ではあるまいな?」
ベルゼブ「こうなれば、まとめて片付けてやる!」

<バクリュウオーorバクリュウドラゴンが戦闘>
マリア「これ以上、仁達だけに負担はかけないわ!」「ここから先は、このバクリュウオーが相手よ!」

<光珠vsベルゼブ>
ベルゼブ「ジャークサタンの力の前に屈服するがいい!」
光珠「ふざけないでよね! その高慢ちきな鼻、叩き折ってやるんだから!」

<アムロvsベルゼブ>
アムロ「何だ、あの機体? 材質はクリスタルのようだけど…」
ベルゼブ「フハハハハ! 貴様ら低俗な3次元人には理解できまい! 我ら5次元人の超科学はな!」

<カミーユvsベルゼブ>
カミーユ「貴様、ここは軍事施設じゃないんだぞ! わかっているのか!?」
ベルゼブ「それがどうした! 貴様らを倒すのに場所など選んでいられるか!」

<ジュドーvsベルゼブ>
ジュドー「ところ構わず仕掛けてくるあんたらみたいな奴は迷惑なんだよ!」
ベルゼブ「いいぞ、その調子でもっと迷惑がれ。それでこそ新しい邪悪獣が生まれるというものだ」

<クリスvsベルゼブ>
クリス「街中で戦闘をしては被害が…!」
ベルゼブ「この私を前にして、周りの被害の心配とはな…」「貴様に他人の心配をしている余裕はないぞ!」

<シローvsベルゼブ>
シロー「ジャーク帝国め! 世界に混乱を撒き散らすお前らを許しはしない!」
ベルゼブ「このジャークサタンの攻撃を受けてなお、同じセリフが言えるかな?」

<號vsベルゼブ>
ベルゼブ「こうなればライジンオーもろとも、まとめて倒してくれる!」
號「その意気込みは買うが、結果がついてこなきゃ意味ねえぜ!」

<剣人vsベルゼブ>
剣人「このギザギザ野郎が! ギッタンギッタンにのしてやらあ!」
ベルゼブ「バカが! 貴様ごときに傷つけられるジャークサタンではないわ!」

<ワッ太vsベルゼブ>
ワッ太「こんにゃろう! いつも好き勝手に暴れやがって!」
ベルゼブ「最近、見ないと思っていたがまだ生きておったとはな!」

<ミト王子vsベルゼブ>
カークス「控え、控えおろう!」
スケード「ここにおわす方をどなたと心得る!」「このお方こそ、トクガー16世 エドワード・ミト王子なるぞ!」
ミト王子「……」
タイダー「か、かっこいいダー! まるで時代劇みたいですダー」
ベルゼブ「タイダー、貴様何を言っている!?」
ファルゼブ「まさかまた、地球の文化に毒されたんじゃないだろうね!?」
タイダー「そ、そんな事ないですダー」
ベルゼブ「ならば感心しておらずに、さっさと攻撃せんか!」
タイダー「了解しましたダー」

<ダバvsベルゼブ>
ダバ「これ以上、街に被害をだすわけにはいかない!」
ベルゼブ「ならば、貴様が盾となって防ぐがいい」「もっとも、こちらはそんなものに構わず攻撃させてもらうがな!」

<ケーンvsベルゼブ>
ケーン「5次元人の新兵器だろうが何だろうが、今の俺達の敵じゃねえぜ!」
ベルゼブ「どうやらまだ我らジャーク帝国の力がわかっていないようだな!」

<忍vsデスガイヤー将軍>
デスガイヤー将軍「貴様と再び出会えるとはな! 戦士として、これ以上の喜びはない!」
忍「あいにくこっちは嬉しかねえんだよ! そのうざったい面、さっさとひっこめな!」

<忍vsベルゼブ>
ベルゼブ「感情のままに暴れる下等な3次元人どもが! 我が力を思い知るがいい!」
忍「けっ! そんな台詞は俺達の怒りを受け止めてから言いな!」

<エイジvsベルゼブ>
エイジ「どこかに弱点があるはずだ。そこを狙いさえすれば…!」
ベルゼブ「そんな物、このジャークサタンにありはしない!」

<キッドorボウィーvsベルゼブ>
ベルゼブ「ワルーサ様からいただいたジャークサタンに勝てるなどと思わぬ事だ」
ボウィー「あらら、お約束な事言っちゃって…」
キッド「5次元人といっても、他の奴らと大差ないってこった」
お町「だったら、あたし達が負けるわけがないわね」

<士郎vsベルゼブ>
ライラ「ふ~ん…これが地球で暴れまわってる敵さんってわけね」
佐馬「しっかし、こりゃまた奇怪な姿だねぇ。まるっきりバケモノだぜ」
シュテッケン「奴がバケモノだろうと何だろうと世を乱す奴は許しちゃおけねえな」
士郎「さっさと退治してしまいましょう!」

<ロックorビートvsベルゼブ>
ベルゼブ「貴様達さえ現れなければライジンオーを倒せていたものを!」
ロック「おいおい、人のせいにするなよ」
ブルース「予想外の事が起きた程度で破綻する君の見通しが甘かったのではないかね?」

<仁(ライジンオー搭乗)vsベルゼブ>
ベルゼブ「あの新型さえ現れなければ後一息で貴様らを倒せたものを!」
仁「そいつは残念だったな!」「ライジンオーに合体できればこっちのもんだ! 今までの借り、まとめて返してやる!」

<デスガイヤー将軍撃破>
〔デスガイヤー将軍にスパーク〕
デスガイヤー将軍「ぬうう…何をしておるか! 我が軍が押されておるではないか!」
シャピロ「艦の被害も馬鹿になりません。ここはひとまず撤退の準備を…」
デスガイヤー将軍「おめおめと逃げ帰れるか!」
シャピロ「めに言ったはずだ。極東に連邦軍の主戦力が集まってくると…」
デスガイヤー将軍「く…!」
シャピロ「今回の攻勢で敵の布陣も読めてきた」「ここで作戦を立て直す方が現実的ではないかな?」
デスガイヤー将軍「わかっている! 後退だ!」
〔敵ユニット離脱〕

<ギルドローム将軍撃破>
ギルドローム将軍「こやつら…他の連邦軍とは一味違うようだ」「く…この戦闘で、シャピロの言葉を証明する事になるとは…」
ムゲ帝国軍兵士「ギルドローム将軍! これ以上ここに留まるのは危険です!」
ギルドローム将軍「わかっておる。旗艦を後退させろ!」
〔敵ユニット離脱〕

<ベルゼブ撃破>
タイダー「ありゃあ…やられてしまったダー」
※※味方援軍4出現以降の場合、セリフ追加※※
ベルゼブ「むうう…ライジンオーの奴らに…あのような武器があったとは!」
ファルゼブ「いったいなんなの!? あいつは!」

ベルゼブ「ええい! あと一息というところで!」
〔敵ユニット離脱〕

<敵全滅・勝利条件達成>
〔通信のコール音〕
弓教授「皆、よくやった。敵は撤退したぞ」
さやか「お父様! 甲児くんは!?」
弓教授「まだ行方不明のままだ…」
さやか「そ、そんな…!」
ジュン「パイルダーすら見つかっていないのよ…」
鉄也「パイルダーが見つかっていない? いったいどういう事なんだ…」「あの時、確かに戦場から離脱したはず…」
ボス「だったら大丈夫だ! あいつがそう簡単にくたばるかよ!」
弓教授「とにかく君達は光子力研究所に戻ってくれ…」
ジュン「次の敵が来るかもしれない。研究所で修理しなければ…」
鉄也「そうだな…悔しいが…捜索は他に任せるしかない…」
〔味方ユニット離脱〕
仁「ふう…やっと片付いたか」「よっ、勉! さっきは助かったぜ」
飛鳥「勉がバクリュウオーを見つけてくれたおかげだよ」
吼児「ほんと凄いよ、勉くん!」
勉「いいえ、もっと早くバクリュウオーの事がわかっていればよかったのですが…」
吼児「そんな事ないよ!」「勉くんがいなきゃ、バクリュウオーは動かせなかったんだもの!」
勉「皆さんのおかげです…。うう…僕は…」
マリア「ほら! しっかりしなさいよ!」「勉くんは防衛組の頭脳なんだからね!」
勉「は、はい!」
マリア「さ、みんな! 帰ってきて! 今日は特別に、軍から食べ物が支給されたわよ!」
仁「うお! マジ!?」
きらら「フフ! ちょっとしたパーティーの準備して待ってるわよ!」
あきら「おう、仁!! バクリュウオーの記念パーティーだ!」
れいこ「飛鳥くーん! おいしい料理作って待ってるからねー!」
美紀「そうよ! 私達、女子は飛鳥くんのために作るのよ!」
飛鳥「ありがとう。楽しみにしてるよ」
仁「チッ…やってらんね!」
吼児「はは…」
クッキー「ねえ、マリア…? 少し…お母さんに持って帰ってもいい?」
マリア「もちろんよ! 後で難民キャンプの人にも配ろうね」
クッキー「うんっ!」
仁「よし! 帰ろうぜ!」
〔味方ユニット離脱〕
ブライト「各機、着艦せよ! 本艦はすぐにドックに向かうぞ」
クワトロ「了解した」
【戦闘マップ5終了】

【シナリオエンドデモ開始】

最上重工

最上重工 社長室
〔ドアノブを回す音〕
〔木製の扉が閉まる音〕

光珠「相変わらず元気そうね、お父さん?」
瑞雲「ふふ…世の中の荒波にもまれて少しは成長したようだな?」
光珠「まったくもう! 太陽系どころか銀河の果てまで行くなんて思わなかったわよ!」
瑞雲「ふむ…少しは話を聞く素養は出来たようだな」
光珠「まあ、嬉しい! お褒めいただき光栄ですわ、お父様!」
陣風「まあ、そうつっかからんでやってくれ、光珠嬢ちゃん…。久しぶりに会ったんじゃねえか」
光珠「だって、お父さん…何にも変わってないんだもん…」「ねえ…それより、フェアリさんは?」
陣風「ああ…研究室に行ったっきりだ。いろいろやる事があるんだとよ」
瑞雲「彼女は必死だぞ、光珠。お前はもっと彼女を見習うべきだ」
光珠「わかってるわよ…」
瑞雲「…………」
光珠「ちょっと、行ってくるね」
〔走り去る足音〕
〔ドアノブを回す音〕
〔木製の扉が閉まる音〕

瑞雲「あいつ…本当に、成長したな…」
陣風「当たり前だ…。俺達には想像もつかねえような修羅場をくぐって来たんだぜ…?」「ま、光珠嬢ちゃんはああいう明るい性格だから、そうは見えないだろうがな…」
瑞雲「ああ…」「…………」
陣風「ん? どうした、瑞雲?」
瑞雲「もう私が面倒を見てやる必要はないのかもしれんな…」
陣風「やれやれ…ようやく娘を持つ男親の自覚に目覚めたか…」
瑞雲「フ…そうかもな」

最上重工 研究室
〔扉の開閉音〕
光珠「フェアリさ~ん! フェアリさんいる~?」
フェアリ「光珠様、どうしました?」
光珠「フフ…ちょっと、覗き見」「ねえ、フェアリさん。あまり無理しないでね?」
フェアリ「お気遣い、ありがとうございます。でも、私は大丈夫ですよ?」
光珠「そんなぁ、今日はもう休もうよ」「夕食、付き合ってほしいな」
フェアリ「光珠様…戦時下ですし、贅沢なレストランは閉まっていますよ?」
光珠「そうなの?」
フェアリ「もう、この街だけ特別ではなくなっているんです」
光珠「…………」
フェアリ「これからはますます戦闘は激化していきます」「そして私達はすぐにでも出撃しなければならない…」「私がここで研究できる時間はあまりにも限られているんです」
光珠「フェアリさん…何か私に手伝える事…ないかな?」
フェアリ「これは私の仕事です。光珠様はお休みになるのが仕事ですよ?」
光珠「そんな…! フェアリさんだってそうじゃない! 私だけ休めなんて…!」「私達…これまでもずっと助け合って来たじゃない…」
フェアリ「光珠様…」「私は皆さんの想いに報いなければなりません」「瑞雲様と陣風さん…そして最上重工の沢山のスタッフ…」「みんなが私の機体に未来を託しているのです」「だから、私は…」
光珠「そうだよね…。私達の帰りを待ってみんなも戦ってたのよね…」「わかったわ、フェアリさん」「でも今日は私、最後まで付き合わせてもらうわよ」
フェアリ「光珠様! 困ります、そんな!」
光珠「フフ! お互い様よ!」「夜食を調達してくるわ!」「フェアリさんほど上手じゃないけど、手料理、作ってあげるね」
〔走り去る足音〕
〔扉の開閉音〕


最上重工
光珠「フェアリさんの頑固にも困ったものね…」「フフ…! だけど、たまにはこういうのもいいよね!」「…………」「この公園…そういえば…ジークとはここで会ったんだっけ…」「あの子達…今頃どうしてるかな…」

竹尾ゼネラルカンパニー
ワッ太「久しぶりに帰ってきてかおるちゃんに会ってきたけど…」「学校も街も、戦争の影響がいろいろ出てるみたいだね」
柿小路「私も町内会に久しぶりに出てきましたが…」「復旧作業や避難民への対応やらなにやら…。皆さん、疲れて果てておりましたなぁ…」
郁絵「こんなに状況が悪くなってるだなんて…」
木下「ねえ…このまま本当にホワイトベースに戻るんですか?」
柿小路「何を言ってるんですか? 戻らないと今月の給料すら払えませんよ」
木下「ええ~っ!?」
ワッ太「木下さん、地球を守るためなんだよ?」
木下「そりゃそうですが…」
柿小路「おうおう…ご立派ですぞ、社長!」
ワッ太「そんな…当たり前の事じゃないか」
厚井「そうですな…。ですが、少々スケールが大きくなり過ぎですなあ…」
郁絵「ええ…」
ワッ太「どうって事ないよ! ホワイトベースのみんなと一緒なんだからさ!」「ほら、ほら! みんな、元気出してよ!」
郁絵「はい、社長!」
厚井「ところで、社長。社長が学校に行っている間に、トライダーG7をパワーアップしておきました」
ワッ太「本当かい、鉄つぁん!」
厚井「防衛隊から高品質の部品が提供されたおかげです」
木下「トホホ…現物支給ですか…」
柿小路「贅沢を言ってはいかんよ、木下くん。防衛隊本部は善意で資材を提供してくれたのですよ」
厚井「おかげで部品交換にかかる費用がかなり安く済みました」「装甲やフレームも更新されとります。これによって総合的な性能アップが期待できるはずです」
ワッ太「よし! じゃあ、試運転といきますか!」
厚井「お願いします、社長!」

地獄城
鉄仮面兵「あしゅら男爵、到着されました!」
Dr.ヘル「うむ…」
あしゅら男爵「フフフ…お喜びください、Dr.ヘル!」「ついにマジンガーZを倒し、その捕獲に成功しました」
Dr.ヘル「おお! でかしたぞ、あしゅら男爵!」「あしゅら男爵! このマジンガーを我らに忠実なしもべとして復活させるのだ!」
あしゅら男爵「ははーっ! 仰せのままに!」
Dr.ヘル「次は光子力研究所を叩き、グレートもろとも奴らを全て始末するのだ!」
あしゅら男爵「はい。もうじき光子力研究所への攻撃の手はずが整いまする!」「このあしゅら男爵、必ずや朗報をお待ちいたしましょうぞ!」
【シナリオエンドデモ終了】


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