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第31話
陽昇町の危機


サブタイトル
「陽昇町の危機」


【シナリオデモ1開始】
ホワイトベース 食堂
ディーゴ「なぁ、シュテッケン。この日本って国の歴史は面白えな」
シュテッケン「ああ、光珠に聞いちゃいたが、特に幕末と呼ばれる時期は興味深い」
ディーゴ「エドン星系の現状に驚くほど似ていやがる…」
シュテッケン「つまり俺達にとっちゃ貴重なシミュレート結果になってるってこった」
ディーゴ「むう…」
シュテッケン「だが、それだけじゃねえ。その後の国の在り方にしても、地政学的条件と世界情勢との関係性を抜きには語れねえ」「時代の流れってやつはそういうもんかもしれねえなぁ…」
ミト王子「うん、そうだね。エドン国も周辺国との関係の中で動乱の世が始まってしまったんだ」
スケード「今からでも遅くはありません。我が国の平和を維持するためには、志を同じくする友好国を増やす事こそ重要です」「国王陛下のおっしゃる通り、エリオスやカモン家、地球との交流は王子の治世の大きな力となってくれましょう」
カークス「拙者は難しい事はわかりませんが、民を傷つける国とは仲良くなれんでござる」
佐馬「同感だね。星間連合や異次元同盟とは意地張ってでも戦うしかねえだろ」
士郎「本当は話し合いで解決できればいいんですけどね…」
アム「無理無理。ポセイダルなんか聞く耳持ってないって!」
ダバ「ああ。奴は独裁者だ。自分の正しさを信じて疑っていない」
ロック「ならさ、賭けで決着つけるってのはどうよ? 平和的にさ」
ブルース「いや…ああいうタイプは勝負に乗ってこない」「平和的に解決したければ、なるべく被害を出さずに倒す方法を考えるしかないだろうな」
ビート「やれやれ、面倒なこって…」
ミト王子「だけど、それを探すのが僕達に役割なんだと思うよ」
シノブ「王子…」
ミト王子「まずはこの星の人達のために僕らに協力できる事から始めよう」
ディーゴ「我らはもとよりそのつもりです」
ダバ「僕もカモン家の一員として賛同します。共に平和を勝ち取りましょう」
カークス「これは心強い。我々も負けてはいられませんな」
ライラ「まっこと、まっこと♪」

ホワイトベース ブリッジ
ブライト「ホワイトベースはこれより西太平洋方面の哨戒活動に入る」「我々が日本を離れる前に、当面の脅威を排除しておくのが目的だ」
剣人「西太平洋ったってよ。えらく広いじゃねえか!」
フラウ「小笠原諸島付近に敵部隊が残留しているとの偵察情報が入っています」
セイラ「日本からそう離れるわけじゃないのね」
ミライ「しばらくホワイトベースの母港は極東支部に置くことになるわ」
クワトロ「本作戦は連邦軍の哨戒部隊との共同作戦だ。連邦軍が敵を見つけ、我々が叩く」
ベン「我々が攻撃の要となるのですな」
クワトロ「そういう事だ」
シロー「本作戦に参加する者のリストを作っておいた。各自、編成内容を確認しておいてくれ」「なお、獣戦機隊と最上重工、それにゲッターチームは日本に残ってもらう。機体の総合点検のためだ」
ワッ太「そっか、それで號兄ちゃん達がいないのか…」
柿小路「ゲッターチームは一足先に早乙女研究所に戻られたようですな」
ワッ太「きっとパワーアップして帰って来るんだろうなぁ…」
クワトロ「竹尾ゼネラルカンパニーは作戦に参加できるようだが、総点検はしなくてもいいのか?」
厚井「ご安心を。昨日のうちに、すべて終わらせました」
フェアリ「早いですね。あれほど大きな機体ですのに…」
柿小路「うちのは経済的なのが売りですからな」
ワッ太「働かないと、給料出せないしね」
光珠「ねえ、フェアリさん。私達の機体って…結構、お金かかってるの?」
フェアリ「まだ研究途上の機体ですし、部品も特注品ばかりです」「維持費だけでもざっと…」
ライト「光珠は聞かない方がいいと思うぜ? 1回飛ばすだけでなんぼの世界だからな…」
光珠「そ、そうかも…」「ところで私達の機体だけど、昨日、整備したんじゃない?」
フェアリ「工場の設備を使って精密検査を行います。まだまだこれからですよ」
光珠「そうなんだ…」
沙羅「獣戦機隊も同じだよ。基地の設備で総チェックさ…」
忍「けどよ、連邦軍の戦況は楽じゃないんだろ?」
シロー「まあな…。だが、機体を長く使っていくにはフルメンテナンスは必要な事だ」
忍「機体が使えなくてもパイロットは動ける。戦闘機を貸してくれりゃ存分に暴れてやるぜ」
シロー「無理するなよ。この機会に休んだらどうだ?」
忍「俺は元戦闘機乗りだ。久々にドッグファイトしてみたいんだよ」
雅人「駄目だよ忍。僕らの体も精密検査するんだから」
亮「俺達はダンクーガの部品の1つだからな」
沙羅「そういう事さね」
忍「だから嫌なんだよ!」「これから何日もつまんねえ検査に付き合わされるんだぜ? 実験動物みたいによ!」
雅人「色々とデータ取るんだから仕方ないよ」「ま、気分いいものじゃないよね…」
沙羅「ほら、行くよ!」
忍「チッ…しょうがねえな…!」
〔複数の金属板の上を走り去る足音〕
〔扉の開閉音〕

ケーン「そろそろドラグナーもパワーアップが必要だよな」
タップ「そうそう。コックピットのサウンド環境をもっと良くしてくれないと…」
ライト「ドラグナーの整備はどこでやるんですか?」
ベン「D兵器は重慶基地で整備する予定です。もう少し先になりますな」
ケーン「重慶?」
ブライト「重慶は中国の内陸部にある大都市だ。今は極東地区最大の連邦軍基地がある」
ケーン「へ~、そうなんだ…」
ブライト「とにかく今は作戦に集中してくれ。すぐに出航準備に入るぞ」
ベン「行きますぞ、准尉殿!」
ケーン「へい、へい!」

最上重工

最上重工 社長室
瑞雲「ホワイトベースが太平洋方面に向けて出港したようだな…」
フェアリ「連邦軍の哨戒部隊との共同作戦です。小笠原からマリアナ諸島あたりでの掃討作戦になるかと…」「光珠様には機体の総点検という名目でこちらに残ってもらいました」
瑞雲「予定通りだな…」「こちらの作業状況は?」
フェアリ「ラボへの搬入は完了しました。これより計画の最終段階に入ります」
瑞雲「『XENONドライブ』のリミッター解除か…」
フェアリ「はい…」「解除が無事完了した後、光珠様にテストしていただきます」
陣風「いよいよだな、フェアリさん」
フェアリ「ですが…リミッターの解除には危険を伴います」「万が一、失敗をすると最上重工が敷地ごと消滅するかもしれません」「できればこの作業は宇宙空間でやりたかったのですが…」
瑞雲「制宙権がない現状で、ここの設備と同等のものを宇宙に運び出すのは難しい…」「周辺地域の戦況も切迫している。敵の攻撃に対抗していくためには、少しでも早く研究を進める必要があるのだ」
フェアリ「相応のリスクは負わねばなりませんね…」
瑞雲「危険な作業だ…。光珠にはギリギリまで伏せておけ。あいつは反対するに決まってるからな」
フェアリ「わかってます…」「ですが、今ここでパワーアップしておかないとこれからの戦いで光珠様の身に危険が及びます」ですから、この作業は必ず成功させます。どんな結果になっても、その責任は、すべて私が負います…」
瑞雲「フェアリ君、君は一人ではないぞ。我々も皆、同じ気持ちだという事を忘れないでくれ」
陣風「そうとも! スタッフ全員、覚悟はできてるぜ」
フェアリ「感謝します…」

最上重工
光珠「フェアリさん、日本に戻ってからはほとんど会社に詰めっぱなしだよね…」「機体の点検ってそんなに時間かかるのかな…」「フリータイムもらえたのはいいんだけど、なんか学校のみんなとは連絡取れないし…日曜日だから授業もないのよね…」「ま、いいか…。学校に行けば誰か来てるかもしれないし、久しぶりに行ってみよっと!」

住宅街
光珠「あ…あそこの家も壊れてる…」「こうして歩いてみると、街の被害が増えてるのを実感できるわね…」「私の学校、無事だといいけど…」

学校
光珠「よかった。とりあえず校舎は無事みたい」
〔エンジン音〕
〔ざわめき〕

民間人女(市民・女)「はい、皆さん下がってください! 軍からの支援物資が届きました!」
民間人男(村人・男)「オーライ、オーライ!」
避難民女(村人・女)「あの…ボランティアの方…子供のミルクはもらえるのかね?」
民間人女(市民・女)「安心して、おばさん。今度のリストにはちゃんと入ってたから」
避難民女(村人・女)「おお、そうかい。いやぁ…助かるよ」
避難民男(市民・男)「おーい! 男どもは積み下ろしを手伝えーっ!」
光珠「…………」「学校が避難所になってる…」「よし、お手伝いしよっと!」
〔走り去る足音〕
光珠「あの、すみませーん!」「私、この学校の生徒なんですけど何か手伝えませんか?」
民間人男(村人・男)「君は何ができるんだい?」
光珠「ちょっとだけ医療の心得が…。それに車の免許も持ってます」「トラックだって運転しちゃいますよ!」
民間人男(村人・男)「じゃあ、スクーターは乗れるな?」
光珠「ええ、もちろん!」
民間人男(村人・男)「なら、ちょうどいい。俺の代わりに陽昇学園に行ってくれ」
光珠「陽昇学園に?」
民間人男(村人・男)「この医薬品を届けてほしいんだ。向こうは人手も足りないらしい。手伝ってきてくれ」
光珠「わかりました。陽昇学園なら場所も知ってます」
民間人男(村人・男)「じゃあ頼むよ。ほら、バイクのキーだ! 夜までに返してくれりゃあいい」
光珠「じゃ、借りてきまーす!」
〔車のキーを回す音〕
〔バイクの疾走音〕


陽昇学園
〔エンジンが止まる音〕
光珠「バイク便でーす! 医薬品、届けに来ましたー!」
ゆう「ありがとうございます」「あ…光珠さん?」
光珠「えっと…確か防衛組の…」
ゆう「泉ゆうです」
光珠「ああ、ゆうちゃんね」「今日は学校休みじゃないの?」
ゆう「ボランティア活動です。家をなくした人達が学校に避難してますから」
光珠「そうだったの…」
ゆう「これ、受け取りますね」
光珠「あ、うん。ちょっと重いわよ」
〔物音〕
ゆう「はう…」
光珠「大丈夫? 私が運ぼうか?」
ゆう「あ、いえ…平気ですから」
光珠「頑張ってるのね、ゆうちゃん」
ゆう「いえ…」
光珠「ねえ、私も何か手伝えないかな?」
ゆう「あ、はい…」「保健室に姫木先生がいます。そこでお仕事をおもらってください」
光珠「わかったわ」「じゃ、行ってくるね!」
〔走り去る足音〕

陽昇学園 保健室
〔走り寄る足音〕
光珠「すみませーん! 私、お手伝いに来ましたー!」
姫木先生「あら、光珠さんよね? 手伝ってくれるの?」
光珠「はい、オフをもらえたので」
姫木先生「助かるわ。じゃあ、この荷物をあそこの建物に届けてもらえないかしら」
光珠「わかりました!」
姫木先生「頼んだわよ」
光珠「は~い!」

民間人避難施設
〔物音〕
光珠「ふう…これでよしっと!」「さ、次行くぞー!」
〔足音〕
〔画面、振動〕

奈穂子「きゃっ!」
光珠「あ、ごめんなさい!」
奈穂子「いいえ。こちらこそ、よそ見してて…」
光珠「あっ!」「わーい、奈穂子ちゃーん! 奈穂子ちゃんも陽昇学園に手伝いに来てたんだ」
奈穂子「光珠ちゃん? 光珠ちゃんなの?」
光珠「うん、そうだよ」「久しぶりだね!」
奈穂子「うん!」「ねえ…光珠ちゃん、今までどこに行ってたの?」
光珠「うん…実はいろいろとね…」
麻里「そうよね。光珠は最上重工の御令嬢だもの…」
光珠「あ、麻里じゃない!」「元気だった?」
麻里「私は運が良かったからね…」
光珠「ねえ…何があったの…?」
麻里「何って…見てわからないの?」「あ、そうか…光珠は安全なところに避難してて、この辺りの事情も知らないんだ」
光珠「そ、そういうわけじゃ…」「確かに日本にはいなかったけど…いろんなところに行かされてて、ようやく戻って来れたんだよ」「でも、まさか学校がこんな風になってたなんて…」「みんな、ずっとお手伝いしてるの?」
奈穂子「うん…私は誰かの助けになる事がしたいから…」「忙しければ…嫌な事も忘れられるし…」
光珠「嫌な事って…」
麻里「本当に何も知らないのね…。クラスのみんながどうなったか…」
光珠「え?」
麻里「やっぱ、お金持ちは違うのよね!」「さ、奈穂子、仕事に戻るわよ!」
奈穂子「う、うん…」
光珠「あ、待って…!」
麻里「忙しいのよ! 邪魔しないで!」
〔物音〕
〔画面、振動〕

光珠「あっ!」
麻里「…………」
〔走り去る足音〕
奈穂子「ごめんね、光珠ちゃん…」
〔走り去る足音〕
光珠「あ…」「うう…」「私がいない間に…何かあったんだ…」

獣戦機基地
〔警報〕
〔画面、点滅〕

連邦士官「敵集団が日本に向け侵攻中!」「主力はムゲ帝国軍と判明! これまでにない大規模な攻撃です!」
イゴール長官「攻撃目標は特定できるか?」
連邦士官「光子力研究所と獣戦機基地を目指している模様!」
イゴール長官「く…奴らめ。こちらの拠点に一斉攻撃をかける気か」
葉月博士「イゴール長官…現在、ホワイトベース隊は太平洋で作戦中です」
イゴール長官「こちらの作戦が裏目に出たか…」「すぐに防衛隊極東支部に連絡を!」

防衛隊日本支部

イゴール長官「…というわけだ。足立長官は各地の防衛隊の兵力を作戦地域に集結させてほしい」
足立長官「むう…敵を撃退したばかりで、すぐに大規模な攻撃はないと思っていたが…」
イゴール長官「我々の戦術パターンを読まれているのかもしれん…」
武田長官「詮索は後にしよう。今は迎撃態勢を検討するのが先だ」
イゴール長官「我が獣戦機基地はダンクーガの他に独自の防衛部隊を運用できるが、光子力研究所には援軍が必要だろう」
武田長官「では陽昇町の防衛部隊とライジンオーを光子力研究所に向かわせましょう」
イゴール長官「よろしく頼む」
足立長官「獣戦機基地に援軍は必要ないのですか?」
イゴール長官「いざという時は、私に考えがある。武田長官は陸戦部隊を指揮し、民間人の避難を優先していただきたい」
武田長官「わかった。任せてくれ!」
イゴール長官「では!」
〔通信のコール音〕

ホワイトベース ブリッジ
イゴール長官「…以上が、敵の動きだ。ホワイトベース隊はできるだけ早く日本に戻ってきてほしい」
ブライト「こちらの敵は陽動だったのですか?」
イゴール長官「それはわからんが、日本本土に別の敵部隊が接近しているのは確かだ」
ブライト「わかりました。最善を尽くします」
イゴール長官「うむ、頼んだぞ」
〔通信のコール音〕
ブライト「クワトロ大尉、戦況はどうか!」
クワトロ「敵の布陣は薄い。追撃を受けても対処できそうだ」
ブライト「よし、では日本に戻るぞ」
ミライ「了解。180度回頭します!」

陽昇学園
吼児「はい、おばあちゃん。食事を持ってきたよ」
民間人女(村人・女)「いつも、ありがとう。本当に助かるよ」
吼児「いえ、大した事ないです」
民間人女(村人・女)「情けないよ…。こんなかすり傷で歩けなくなっちまうなんてね…」
吼児「すぐに治るよ。元気出して、おばあちゃん」
仁「おーい、吼児! サッカーの試合、始まるぞ!」
吼児「僕はまだ手伝いが…」
仁「何言ってんだよ! 今日は避難キャンプの奴らとの試合だぜ」
民間人女(村人・女)「早く行っておいで」
吼児「でも…」
民間人女(村人・女)「孫達も朝から楽しみにしてたんだ。だから遊んでやっておくれよ。私もあの子達の笑顔が見たいんだよ」
吼児「うん、わかったよ」
〔警報〕
マリア「緊急連絡です。防衛組に出動要請が来ました」「みなさん、校舎から離れて近くの安全地帯に退避してください」
仁「ちっ! これからって時に…」
あきら「勘弁してくれよな、まったく…」
吼児「試合を楽しみにしてる人がいるんだ。帰って来てからやろうよ!」
仁「そうだな」
大介「賛成ーっ!」
ひろし「先生、グランドの事なんですが…」
篠田先生「ああ、いいだろう。大人達への話は先生がつけておく。お前達は安心して行って来い!」
ひろし「選手のみんな、聞いてくれ! 戦いが終わったら試合開始だ!」
あきら「それまで待っててくれよ!」
仁「よし、行くぜ!」
〔複数の走り去る足音〕
【シナリオデモ1終了】

【戦闘マップ1開始】

マリア「今日は日曜日だし、全員は集まってないわね…」
勉「ええ、たまたま学校に手伝いに来ていた人達はいますが…」
きらら「自宅にいる人は軍隊の人達が迎えに行ってくれたわ」
ヨッパー「みんなすぐに来れるってさ」
ときえ「今、グランドにひでのり君のヘリが着いたわ」
ひろし「なんとかなりそうだね」
仁「よーし、剣王、発進だ!」
〔味方ユニット出現〕
吼児「獣王、発進!」
〔味方ユニット出現〕
飛鳥「鳳王、発進!」
〔味方ユニット出現〕
マリア「続いて、バクリュウオー発進!」
〔味方ユニット出現〕
れい子「マリア! ゆうが来ないよ!」
ラブ「おかしいわね…学校に来てるはずなのに…」
マリア「きっと手が離せないのよ…」
あきら「おい! 合体できなきゃ勝てないぜ!」
マリア「わかってる!」「仁達は先に現地に向かって!」
ひろし「泉さんは僕が探しに行ってくるよ」
マリア「お願い! たぶん救護所にいるわ!」
ひろし「わかった!」
〔走り去る足音〕
〔教室の扉の開く音〕

飛鳥「よし、行くぞ!」
〔味方ユニット離脱〕
仁「手っ取り早く片付けるぜ! この後、サッカーするんだからな!」
〔味方ユニット離脱〕
吼児「獣王、行くよ!」
〔味方ユニット離脱〕
マリア「行くわよ、バクリュウオー!」
〔味方ユニット離脱〕
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

光珠「ゆうちゃん。点滴、持って来たよ」
ゆう「ありがとうございます」
避難民男(村人・男)「うう…く、苦しい…」
ゆう「必ず良くなります…。頑張って下さい」
〔教室の扉の開く音〕
ひろし「泉さん、早く司令室に! 光子力研究所が襲撃されてるんだ!」
ゆう「でも、手が離せなくて…」
ひろし「君が司令室にいないとライジンオーは合体できないんだ!」
ゆう「ごめんなさい…。あと3分待って!」
光珠「ゆうちゃん、ここは私に任せて早く行って!」
ゆう「…すみません、光珠さん。じゃあ私、行きます!」
〔走り去る足音〕
光珠「どこかで戦闘が始まったんだわ…」(光子力研究所も襲われてるって言ってたわね…。私も戻って発進準備しないと…)
奈穂子「光珠ちゃん…防衛組の人と知り合いなの?」
光珠「え?」「ま、まあね…」
麻里「そりゃあ、大企業の令嬢だもの。特別にご交流があるんでしょうよ!」
光珠「そ、そんなんじゃないよ!」「とにかく、お願い…ここを代わってほしいの! 私、行かなきゃ!」
麻里「行くって…どこに行くの? 自分だけシェルターにでも入るつもり?」
光珠「違うわ!」
麻里「どう違うの!?」
光珠「それは…」
奈穂子「光珠ちゃん…」
光珠「…………」「お願い…!」
麻里「…………」「いいわ、行きなさいよ…」「この人達は私が守るわ…。あんたはどこへでも逃げなさいな!」
光珠「…………」
奈穂子「光珠ちゃん…行かないよね…?」
光珠「ごめん…」
〔走り去る足音〕
奈穂子「光珠ちゃん!」
麻里「あんな子、ほっときなさいよ!」

〔バイクの疾走音〕
光珠「私…今まで何やってたんだろう…」「一生懸命戦って来たつもりなのに…みんなを守れなかったなんて…」
〔バイクの疾走音〕

瑞雲「陣風! ソウルガンナーを出すぞ!」
陣風「今は各部のデータを取得中だ! すぐには動かせん!」
瑞雲いいから、早く動かせ!」
陣風「無茶言うな!」
フェアリ「陣風さん、なんとかなります。ハンガーから外して再調整に入りましょう」
陣風「今、ソウルガンナーを外したら、『XENONドライブ』が暴走したりせんのか?」
フェアリ「その心配はありません。リミッター解除作業の一番危険な工程は終わりました」「今はレベルBの範囲内で安定しています。あとは陣風さん達にお任せできます」
陣風「しかし、今から実戦用に調整したのでは…」
フェアリ「今回で使い捨てのつもりで扱えば、即席の調整でも戦闘力を発揮できます!」
瑞雲「よし、ソウルガンナーを出撃させ、その間に陣風はもう1機を間に合わせろ!」
陣風「やむをえんな…」
フェアリ「これより、ソウルガンナーの出撃準備に入ります!」「陣風さんはソウルランサーの最終調整をお願いします!」
陣風「よし、任せろ!」
瑞雲「あとは光珠か…」
〔扉の開閉音〕
〔金属板の上を走り寄る足音〕

光珠「フェアリさん、準備できてる?」
フェアリ「あと10分待ってください。光珠様はコックピットへ!」
光珠「了解!」

〔通信のコール音〕
足立長官「最上重工、至急応答せよ!」
瑞雲「こちら最上重工。どうしました、長官!」
足立長官「光子力研究所に接近していた敵が途中で二手に分かれた!」「どうやら敵の主目標は陽昇町のようだ」
瑞雲「陽昇町ですと!?」「しかし、ライジンオーは…」
足立長官「光子力研究所で戦闘が始まった。ライジンオーはしばらく戻れない」
武田長官「陽昇町防衛の戦闘部隊は、ほとんど向こうになってしまった。このままでは、とても守りきれん!」
瑞雲「わかりました。こちらの機体を陽昇町に向かわせます!」
足立長官「こちらもできる限りの手を尽くす。とにかく時間を稼いでくれ」
瑞雲「お任せください、長官!」
足立長官「頼みましたぞ!」
〔通信のコール音〕
瑞雲「ああは言ったが…光珠だけではあまりに戦力不足だ…」「だが、どう言ったところで状況が変わるわけではない」「ならば、無用な不安を作らず、我々にできる最善を尽くすまで!」

フェアリ「光珠様。状況が変わったようです。私達は陽昇町の防衛に向かいます」
光珠「ライジンオーが戻ってきてないのよね…。私達だけで迎撃するしかないって事?」
フェアリ「そのようですね…」
光珠「でも、やるしかないわ。フェアリさん、発進よ!」
フェアリ「了解!」
光珠「赤月 秋水、行きます!」
〔機体の発進音〕
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔敵ユニット出現〕
クッキー「ああ、敵が来たーっ!」
きらら「私達は光子力研究所の敵と戦ってるのよ。とても手を抜けないわよ!」
マリア「そうね…今はライジンオーもバクリュウオーも戻れない…」
あきら「くそ! 敵は攻めて来てるってのに!」
ときえ「どうするの?」
ひでのり「もし司令室がやられたらライジンオーは…」
勉「敵がこの司令室の事を知っているとは思えません」「仁くん達が戻るまで、敵がこちらに気が付かないのを祈るだけです…」
大介「それじゃ…町はどうなるんだ…」
マリア「…………」
〔敵全機、陽昇学園へ接近〕
ポテト「なんか…こっちに近寄って来てるよ…」
マリア「まさか、陽昇学園の事が知られてるの?」
〔敵ユニット出現〕
ラブ「敵の増援ね…」
クッキー「うわーん、マリア-! どんどん来るよ~!」
きらら「このままじゃ間に合わない…。ライジンオーだけじゃ手に負えないかも…」
れい子「どうしよう…」
マリア「弱気にならないで! 私達にはバクリュウオーだっているんだから!」「みんあ、集中して! 目の前の敵が気になるかもしれないけど、向こうの戦いを一刻も早く終わらせなきゃ!」
〔味方ユニット出現〕
フェアリ「防衛組は健在です。まだ本格的な攻撃は受けていない様子です」
光珠「あそこには避難民のキャンプがあるのよ!」「やらせてたまるもんですか!」
ゆう「光珠さんが来てくれた!?」
ひろし「よかった…これでなんとか…」
ひでのり「でも、たった1機じゃ…」
〔通信のコール音〕
光珠「みんな、無事みたいね! 敵は私が食い止めるわ!」
マリア「光珠さん!」
光珠「ごめん! 忙しくなるから通信終わり!」
〔通信のコール音〕
光珠「いくわよ、フェアリさん!」
フェアリ「はい!」
〔光珠、気力+20〕
<戦闘開始>

<3PP>
【戦闘マップ2終了】

【シナリオデモ3開始】

麻里「この街が戦場になるなんて…」
避難民女(村人・女)「ここは大丈夫なのかい…?」
〔衝撃音〕
〔画面、振動〕

奈穂子「きゃあ!」
篠田先生「今のは遠い! 大丈夫だ!」
麻里「先生! 外の様子はわからないんですか?」
篠田先生「別の部屋のモニターで見れるが…」
麻里「なら見せてください! ライジンオーを応援させてください!」
姫木先生「今戦っているのはライジンオーではないわよ?」
麻里「構いません! ここでじっとしてなんかいられません!」
篠田先生「わかった。こっちに来てくれ」
奈穂子「あの…私も行きます」
〔複数の走り去る足音〕
【シナリオデモ3終了】

【戦闘マップ3開始】

〔戦闘マップ2から継続〕
篠田先生「見えるかい? 今は最上重工のロボットがここを守っている」
奈穂子「そんな…たった1機で!?」
【戦闘マップ3終了】

【シナリオデモ4開始】

麻里「あの機体なら知ってるわ…。ここしばらく見てなかったけど…」
姫木先生「さあ、みんなで応援しましょう!」
麻里「最上重工は…ちょっと…」
奈穂子「とにかう応援しようよ。一生懸命戦ってくれてるんだから」
【シナリオデモ4終了】

【戦闘マップ4開始】

〔戦闘マップ3から継続〕

<4PP>
【戦闘マップ4終了】

【シナリオデモ5開始】

〔機体の歩行音×3〕
〔機体の稼働音〕

仁「おりゃあああああ!」
〔武器を振るう音〕
〔衝撃音〕
〔機体の拘束音〕
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔画面、振動〕
〔爆発音〕

仁「どうだ! いっちょあがり!」
〔通信のコール音〕
マリア「調子よさそうね、仁」
仁「へへ、楽勝だぜ!」
吼児「はは…そんなに楽じゃないけど…バクリュウオーがいてくれるから心強いよ」
飛鳥「マリア。しばらく通信が切れてたみたいだけど、そっちで何かあったのか?」
マリア「なんでもないわ…気にしないで」
勉「ちょっとした通信障害ですよ。かなり距離がありますから…」
飛鳥「そうか…」
マリア「さ、一気にいきましょう!」
【シナリオデモ5終了】

【戦闘マップ5開始】

〔戦闘マップ4から継続〕

<5PP・敵増援1出現>
〔敵ユニット出現〕
ヘルマット将軍「フン…シャピロめ…陽動作戦などと姑息な手段を使いおる!」「だが、我がヘルマット艦隊にそのような策など不要!」「地球連邦軍だろうがなんだろうが、邪魔する輩は、すべて食い破ってくれる!」
ムゲ帝国軍兵士「ヘルマット将軍! ここが目的のエリアです!」
ヘルマット将軍「なに? ここがライジンオーとやらの本拠地だと? ただの田舎町ではないか!」
ムゲ帝国軍兵士「シャピロ様からの情報では、民間の学校に偽装された基地との事です」「今、座標を送ります!」
〔カーソル、陽昇学園を指定〕
ヘルマット将軍「馬鹿な! あんなちっぽけな施設が基地だとでも言うのか!」
ムゲ帝国軍兵士「間違いありません!」
ヘルマット将軍「地下にも施設があるかもしれん。表層部を制圧した後、ジェノサイドの絨毯爆撃で根こそぎ叩く!」
ムゲ帝国軍兵士「了解! 戦略爆撃隊を準備させます!」
ヘルマット将軍「制圧部隊発進! 敵の抵抗をすべて排除しろ!」
〔敵ユニット出現〕
光珠「敵の増援…!」「このままじゃまずいかもね」
マリア「光珠さん! 光子力研究所の戦いは目途がつきそうです!」
勉「もう少し頑張ってください!」
光珠「さすが防衛組ね! 私も頑張るわ!」

<6PP>
【戦闘マップ5終了】

【シナリオデモ6開始】

〔画面、フラッシュ〕
連邦兵「敵部隊の誘引に成功しました! 獣戦機隊は脱出に成功した模様です」
イゴール長官「うむ。獣戦機基地そのものを囮とするこの作戦。うまくいったようだ…」「あとの戦いは自動砲台に任せ、我々は撤収する」
連邦兵「了解! 各部隊に撤収を通達します!」
イゴール長官「獣戦機隊…あとはお前達の仕事だ。任せたぞ」
【シナリオデモ6終了】

【戦闘マップ6開始】

〔戦闘マップ5から継続〕
光珠「フェアリさん…残りの敵の数は?」
フェアリ「後方に敵の本隊が控えています。今は射程内の敵に集中してください!」
光珠「まだまだって事ね…」
フェアリ「無理をせず、1機ずつです」
光珠「うん、そうだね…」
【戦闘マップ6終了】

【シナリオデモ7開始】

〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕

仁「ふう…だいたい片付いたぜ…」
〔通信のコール音〕
マリア「仁、すぐにこっちに戻ってきて!」「陽昇町が攻撃を受けてて、光珠さんが一人で戦ってるの!」
仁「陽昇町がやられてるって!?」「なんで早く言わねえんだよ!」
鉄也「仁くん! あとは俺達にまかせろ!」
弓教授「こちらはもう大丈夫だ。君達はすぐに陽昇町に戻ってくれ!」
吼児「行こうよ、仁くん!」
仁「おう!」
飛鳥「鉄也さん! よろしくお願いします」
〔機体の発進音〕
〔画面、振動〕

【シナリオデモ7終了】

【戦闘マップ7開始】

〔戦闘マップ6から継続〕
光珠「うう…握力がなくなってきたよ…」
フェアリ「ここが正念場です! 集中してください!」
光珠「りょ、了解…!」

<8PP>
【戦闘マップ7終了】

【シナリオデモ8開始】

陣風「終わったぜ、瑞雲! あとは輸送機でこいつを運ぶだけだ!」
瑞雲「いや、こいつは俺達が操縦して運ぶ。輸送機で戦場に飛び込んだら墜とされる!」
〔金属板の上を走り去る足音〕
〔空を舞う音〕
〔人の着地音〕
〔扉の開閉音〕

陣風「馬鹿な真似はよせ! このマシンは化け物だ。俺達じゃ無理だ!」
瑞雲「他に方法はない! 行くぞ、陣風!」
〔エレベータの稼働音〕
〔機構の動作音〕

陣風「おい! 待て!」
瑞雲「リミッター限界まで飛ばすぞ!」
陣風「や、やめろ、瑞雲!」
瑞雲「発進!」
〔機体の発進音〕
〔画面、振動〕
〔画面、発光〕


陣風「ぐわっ!」
瑞雲「飛べぇーっ!」
〔滑空音〕
〔画面、発光〕

〔滑空音〕
〔画面、発光〕

瑞雲「ぬぐううううう! こ、これしきのGで…! 待ってろよ、光珠!」
陣風「もう少し絞ってくれ…! これ以上、俺には制御できん!」
〔システムダウンの音〕
瑞雲「のわあああ!」「何をやっとるんだ、殺す気かーっ!」
陣風「いいからスロットルを絞れ! 俺達には無理だ!」
〔通信のコール音〕
葉月博士「お困りの様子ですな。陽昇町へ行くなら、手助けしますよ」
瑞雲「は、葉月博士…なぜここに!?」
葉月博士「話は後です。今は一刻の猶予もありません」
瑞雲「わかった…よろしく頼む。すまんが、こいつを運んでくれ…」
葉月博士「承知しました」
【シナリオデモ8終了】

【戦闘マップ8開始】

〔戦闘マップ7から継続〕

<9PP・敵増援2出現>
〔敵ユニット出現〕
光珠「ダメ…みんな死んじゃう…死んじゃうよ~!」
フェアリ「光珠様! 出て来た時の威勢はどうしたんです! 弱音を吐かないで下さい!」
光珠「ううう…でも…このままじゃ…」「このままじゃ…みんなを守れない…私は…」
フェアリ「光珠様! 素との声を聞いてください!」
光珠「…………」
麻里「最上重工ーっ! もっと気合入れなさいよ! 負けたら許さないんだから!」
奈穂子「お願い! 私達を守って!」
姫木先生「がんばって! みんなが応援してるわ!」
光珠「み、みんな…」
フェアリ「私達はあの声に応えねばなりません」「光珠様…最後の手段を使います」
光珠「な、なにかあるの?」
フェアリ「モード変更します」「スーサイズモード発動!」
〔光珠、回復〕
光珠「なに? そんなモードあったの?」
フェアリ「各部の耐久性を犠牲にした一時的なパワーアップです」「戦闘後は稼働不能になります」
光珠「なるほど…どのみち、この子にとって最後の戦いってわけね…」「OK、やってやるわ!」
〔光珠、気力上昇〕

<10PP>
光珠「くっ…」「お願い…ソウルガンナー…」「あと少し、頑張って!」

<光珠(ソウルガンナー搭乗)が戦闘>
光珠「戦力が劣ってるからって、退くもんですか…!」「今、この街を守れるのは私だけなんだから!」

<光珠(ソウルガンナー搭乗)が敵撃破>
光珠「絶対にやらせない! 絶対に!」
フェアリ「どうしたんですか、光珠様! もっと冷静になってください!」「この戦いは支援部隊が戻ってくるまで持久戦で耐えなければなりません」
光珠「わかってるわ。でも、街に被害を出すわけにはいかないのよ!」

<11PP・味方援軍1&敵増援4出現>
ヘルマット将軍「ククク…敵ながら、よく持ちこたえたものだ…」「だが、これで終わりだ!」
〔ヘルマット将軍、前進〕
〔敵ユニット出現〕

ヘルマット将軍「目標、ライジンオー司令部! ミサイル一斉発射だ!」
〔ヘルマット将軍、「大型ミサイル」使用〕
〔ミサイルの発射音〕
〔滑空音〕

フェアリ「ミサイル、来ます!」
光珠「陽昇学園はやらせないわ!」「全部撃ち落とすわよ、フェアリさん!」
フェアリ「了解!」
〔光珠、陽昇学園へ接近〕
フェアリ「自動追尾モードオン! 迎撃を!」
光珠「ええーいっ!」
〔マップ上に爆発〕
フェアリ「数発が弾幕を突破!」
〔光珠に爆発〕
〔画面、振動〕

光珠「きゃああああ!」
フェアリ「大丈夫です! 学園には着弾していません!」
〔光珠にスパーク〕
光珠「でも…機体の方は限界みたい…」
フェアリ「そのようですね…」「でも、ライジンオーが帰って来ましたよ…」
光珠「そう…よかった…」
〔光珠に爆発〕
〔画面、振動〕
〔味方ユニット出現〕

飛鳥「ふう…やっと戻ってこれたな…」
吼児「ああ! ソウルガンナーがやられてる!」
仁「ちっくしょう! 光珠、無事なのかよ!」「光珠ーっ!」
吼児「ああ、仁くんダメだよ! 外に向けてしゃべったら、みんなに聞こえちゃうよ!」「光珠さんがパイロットなのは普通の人には秘密なんだよ!」
飛鳥「何言ってんだ! 今はそれどころじゃないだろ!」「光珠さん、フェアリさん! 無事なんですか? 返事をしてください!」
奈穂子「光珠!? あれに光珠ちゃんが乗ってるの?」
麻里「うそ! そんなわけないじゃん!」
マリア「光珠さん! 返事をしてーっ!」
光珠「大丈夫よ…。フェアリさんの設計はすごいんだから…」
仁「なんだよ、驚かせやがって」
フェアリ「光珠様、脱出を!」
光珠「ごめんね…ソウルガンナー…今までありがとう…」
〔味方ユニット撃破〕
〔画面、振動〕

フェアリ「光珠様、お怪我はありませんか?」
光珠「ええ…あちこち痛いけど、怪我はないわ」「うう、でも…せっかくの機体がバラバラになっちゃって…工場のみんなもがっかりするよね…」
フェアリ「そんな事はありません。多くの人のかけがえのない命を守ったのですから…」
光珠「そうだね…」
仁「よし、光珠! あとは地球防衛組にまかせろ!」
光珠「あなた達も戦って来て疲れてるんじゃないの?」
マリア「そうよ、仁! しばらく戦いはバクリュウオーに任せて…」
仁「へっ、若さが違うね! 光珠ほど疲れちゃいねえぜ!」
飛鳥「僕らは大丈夫。まだやれるさ!」
吼児「うん、僕も闘志が沸いて来たよ!」
マリア「わかったわ! 今度は私達が頑張る番よ!」
仁「おう!」「いくぜ! ライジンオー無敵合体!」
〔仁&飛鳥&吼児、フォーメーション〕
[デモムービー「ライジンオー合体」]
〔仁、合体〕
光珠「まったく…あの子達は…」
フェアリ「ここは甘えさせてもらいましょう。今は救護所で休んで下さい」
光珠「そうするわ…」「なんか眠いし…ふにゃふにゃ…」
フェアリ「もう! こんな所で寝ないで下さい!」
【戦闘マップ8終了】

【シナリオデモ9開始】

奈穂子「光珠ちゃん…今までもずっと戦ってたんだ…」
麻里「うそよ…だってあの子は私達と同じ…」
姫木先生「…あの子がパイロットだって事はクラスメートにも秘密にされていたの」「その事が広く知られたら、あなた達にも危害が加わるかもって…」
麻里「そんな…」
〔扉の開閉音〕
フェアリ「すみません。少しここで休ませてください」
光珠「よ、よろしく~」
奈穂子「ああ! 光珠ちゃん、大丈夫!?」
光珠「うう…」
フェアリ「心配ありません。少し疲れているだけです」
麻里「光珠…ごめんね…。私…あなたの事、誤解してたかも…」
光珠「ふにゃふにゃ…」
麻里「つーか、もう寝てるし…」
奈穂子「フフ…きっと安心して寝ちゃったんだね。光珠ちゃんらしいよ」
麻里「そうだね…天然だし…」
フェアリ「そうですね」
奈穂子「そんな…身もフタもない…」
麻里「先生、光珠には私達が付き添います!」
姫木先生「え、ええ…そうしてくれると助かるけど…」
フェアリ「お願いします。しばらく光珠様を見ててあげてください」
麻里「任せてください。秘書のお姉さんもゆっくり休んでくださいね」
フェアリ「ありがとうございます…」
【シナリオデモ9終了】

【戦闘マップ9開始】

〔戦闘マップ8から継続〕
仁「ムゲ帝国め! よくも俺達の街を叩いてくれたな! たっぷりお返ししてやるぜ!」
ヘルマット将軍「フン…あれがライジンオーか…。このまま踏み潰してくれる!」

<12PP・敵増援5出現>
〔敵ユニット出現〕
ヘルマット将軍「フハハハハ! 押して押して押しまくれ!」
仁「くそ…負けるかよ!」
あきら「仁! 終わったらサッカーだかんな!」
仁「おう!」

<13PP>
ひろし「みんな、頑張ろう! 光珠さんからもらったバトンをゴールに届けるんだ!」
飛鳥「フ…いい事言うじゃないか」
吼児「よーし!」

<14PP・味方援軍2&敵増援6出現>
ヘルマット将軍「むう…まだ陥とせんのか!」「総攻撃で一気に叩き潰す! 後続部隊を一気に投入しろ!」
〔敵ユニット出現〕
忍「もう遅いぜ、ムゲ野郎ども!」
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

マリア「あ、あれは!」
勉「獣戦機隊のガンドールです!」
葉月博士「間に合ったようだな、防衛組の諸君」
マリア「獣戦機隊の基地も攻撃を受けてたはずじゃ…?」
葉月博士「獣戦機基地は一旦放棄した! これより獣戦機隊は陽昇町を守る!」
亮「今頃、敵さんは空っぽの基地を叩いてるだろうぜ」
葉月博士「人を守らずして勝利はない。街を守るためなら、基地などいくらでもくれてやる…」
アラン「同感です、葉月博士!」
葉月博士「フ…これはイゴール長官の言葉だよ」
アラン「…………」
沙羅「フフフ…一本取られたね、アラン・イゴールさん?」
アラン「無駄口を叩くな! かかるぞ!」
忍「おう! やってやるぜ!」
〔忍&アラン、陽昇学園へ接近〕
〔葉月博士、陽昇学園へ隣接〕

【戦闘マップ9終了】

【シナリオデモ10開始】

葉月博士「光珠くんはいるか?」「最上重工から預かりものがある。ガンドールに来てくれ!」
麻里「なんか光珠を呼んでるよ?」
フェアリ「光珠様! 起きてください!」
〔つねる音〕
光珠「ふにゃふにゃ…」
麻里「ちょっと起きなよ、光珠!」
奈穂子「光珠ちゃーん!」
〔つねる音〕
光珠「ふにゃふにゃ…」
〔走り寄る足音〕
〔扉の開閉音〕

瑞雲「こらーっ! いつまで寝とるか、光珠!」
光珠「ひゃっ! お、お父さん!?」「どうしてここに…」
瑞雲「いいから、さっさと来い!」
光珠「きゃ! ちょ、ちょっと待って!」
〔複数の走り去る足音〕
麻里「あれが光珠のお父さん…?」
奈穂子「なんか、すごい…」

陣風「よう、光珠嬢ちゃん!」
光珠「陣風さんまで、どうして!?」
瑞雲「決まっておろうが。もうひと働きしてもらうためだ」
光珠「なんか嫌な予感…」
陣風「スタッフ一同から嬢ちゃんにプレゼントだぜ」
光珠「え? ほんと?」
陣風「よろこんでくれんかもしれんが…」
フェアリ「研究開発中だった装備です」
光珠「はは…やっぱり…」
陣風「ほら、こいつが『ソウルランサー』だ」
光珠「ソウルランサー?」
[イベントデモ「ソウルランサー登場」]
陣風「整備はバッチリしてある! 思う存分、ぶん回してくれよ!」
光珠「あ…はい!」
〔金属板の上を走り去る足音〕
〔空を舞う音〕
〔人の着地音〕

フェアリ「システム、オールグリーン! 発進OKです!」
光珠「うわっ、フェアリさん早っ!」「今乗るから、ちょっと待って!」
〔金属板の上を走り去る足音〕
〔空を舞う音〕
〔人の着地音〕

フェアリ「いいですか?」
光珠「OK!」「ソウルランサー発進!」
〔機体の起動音〕
〔機体の発進音〕
〔画面、振動〕

【シナリオデモ10終了】

【戦闘マップ10開始】

〔戦闘マップ9から継続〕
〔味方ユニット出現〕

光珠「わわっ! 危ない、危ない…」「さすが新型…デリケートね…」
フェアリ「光珠様、新型ではありません」「これは私が地球に来るときに乗っていた機体です」
光珠「え? そうなの?」
フェアリ「この機体は『XENONドライブ』搭載機でしたが、システムがまだ不完全だったのです」「ですから、ずっと地球で研究を続けていた機体なのです」
光珠「『XENON』搭載…? じゃあ、前のソウルガンナーは?」
フェアリ「ソウルガンナーはソウルランサーを地球の技術と融合するために作られたテスト機です」
陣風「ガンナーの戦闘データはそいつの中で生きてる! 嬢ちゃんの癖も覚えてるって事だ!」「光珠嬢ちゃん、そのマシンはハンパじゃねえ! 扱いには気をつけろよ」
光珠「はい! やっています!」
ヘルマット将軍「こしゃくな! けちらしてくれるわ!」

<17PP・味方援軍3&敵増援7出現>
〔味方戦艦出現〕
ブライト「オペレータ! 状況を報告しろ!」
オスカ「敵部隊多数確認!」
フラウ「味方はガンドールと数機の機動兵器です!」
クワトロ「街を守りながら、あれだけの戦力で、よく持ちこたえたものだ…」
カミーユ「そうですね…」
アムロ「ん? あの機体はなんです?」
厚井「あれはおそらく、最上重工の新型機ですな…」
ライト「これでまた、ホワイトベース隊に新戦力が加わったってわけか…」
柿小路「はあ…なんとうらやましい…」
ワッ太「なに言ってんのさ、専務。トライダーだってパワーアップしたじゃないか」
柿小路「おおっ、そうでしたな」
マーカー「後続の敵部隊、陽昇町に侵入!」
〔敵ユニット出現〕
ディーゴ「ほう…どうやら我々の獲物は残っているようだぞ、シュテッケン」
シュテッケン「フ…ひとつ脅かしてやるか!」
ブライト「突撃だ、ミライ! 陽昇町に群がる敵を一掃する!」
ミライ「了解!」
〔ブライト、陽昇学園へ接近〕
ワッ太「よぉし! トライダーG7、発進!」
〔味方ユニット出現〕
ワッ太「へへ! 光珠にもパワーアップしたトライダーの威力を見せてやる」
厚井「社長、もうお気づきかもしれませんが、新装備の『トライダールアー』が使えますぞ」
ワッ太「でも、あれは…」
厚井「確かにトライダールアーは攻撃用の武器ではなく、遠くの物を近くに引き寄せるための道具です」「ですが、使い道は様々です。例えば敵の陣形を乱したり、味方の射程内に敵を引き込む事もできます」
ワッ太「なるほど…そういう使い方があったのか…」「わかった。早速、試してみるよ」
柿小路「最上重工に負けてはなりませんぞ、社長!」
ワッ太「わかってるって!」
〈出撃準備〉

<光珠(ソウルガンナー搭乗)が戦闘>
光珠「王子様とお姫様が目覚めたらどうなるか、今、教えてあげる!」「フェアリさん、試運転も済んでなくて悪いけど、最初からフルパワーで行くわ!」
フェアリ「了解しました!」「『XENONドライブ』、フルパワー!」「…出力安定確認! 光珠様、どうぞ!」
光珠「OK!」「やるわよ、ソウルランサー!」「ソウルガンナーの魂を継いだあなたと私達で街とみんなを守るのよ!」

<光珠(ソウルランサー搭乗)vsヘルマット将軍>
ヘルマット将軍「たかが1機で我らに向かってくるとはな。この街もろとも貴様も焼きつくしてくれる!」
光珠「そんな事、絶対にさせるもんですか!」

<アムロvsヘルマット将軍>
ヘルマット将軍「ええい、もう少しであの基地を叩けたものを!」
アムロ「それを阻止するために全速で戻ってきたんだ!やらせはしない!」

<カミーユvsヘルマット将軍>
カミーユ「いい加減にしろよ! 無差別攻撃ばかりしやがって!」
ヘルマット将軍「バカめ! 効率良く勝利を得られれば、それで良いのだ」

<ジュドーvsヘルマット将軍>
ジュドー「俺達の裏を書いたつもりだろうが、そこまでにしてもらうぜ!」
ヘルマット将軍「フン! かえって獲物が増えて好都合というものよ」

<クリスvsヘルマット将軍>
クリス「私達が戻ってきたからにはこれ以上、好きにはさせないわ!」
ヘルマット将軍「フン! カスがいくら集まったところで我々の作戦に支障はない!」

<シローvsヘルマット将軍>
ヘルマット将軍「今更戻ってきたところで無駄だ。この勝負、すでに我らの勝ちだ」
シロー「残念ながら、俺達は諦めちゃいない! 勝負はこれからだ!」

<剣人vsヘルマット将軍>
剣人「こっちの裏をかいたつもりだろうが、そうは問屋が卸さねえよ!」
ヘルマット将軍「フン! ここで貴様らをも倒すのがワシの作戦よ!」

<ミト王子vsヘルマット将軍>
ヘルマット将軍「ヒャハハハハ! お前達もまとめて地獄に送ってやるわ!」
ミト王子「すべてを破壊しつくす悪魔め、天の裁きを受けよ!」

<ワッ太vsヘルマット将軍>
ヘルマット将軍「そこをどけ! 貴様の相手は基地を潰してからじっくりとしてやる!」
ワッ太「陽昇学園にゃ、知り合いも避難してるんだ! やらせるもんか!」

<ダバvsヘルマット将軍>
ダバ「民間人を狙うなんて! 許せないな、そんな軍隊は!」
ヘルマット将軍「何を言っている? 貴様ら下等生物を相手にそんな区別をする必要がどこにある?」
ダバ「貴様ぁっ!」

<ケーンvsヘルマット将軍>
ヘルマット将軍「ククク…わざわざワシに殺されにきたか」
ケーン「そいつはこっちの台詞だぜ! 覚悟しろよ、ムゲ野郎!」

<忍vsヘルマット将軍>
ヘルマット将軍「来たか、ダンクーガ! その首、このヘルマットがいただく!」
忍「グダグダうるせえ!」「街の中で暴れまくった報い、その身で受けてもらうぜ!」

<エイジvsヘルマット将軍>
エイジ「人類を滅ぼそうとするお前達と戦う事に俺は何のためらいも覚えない!」
ヘルマット将軍「ヒャハハハ! そんな小型機で何が出来るというのだ

<キッドorボウィーvsヘルマット将軍>
ヘルマット将軍「ザコの相手にも飽きていたところだ。そろそろ楽しませてもらうとするか」
キッド「ここがあんたの墓場になるんだ。せいぜい楽しみながら死んでいきな!」

<士郎vsヘルマット将軍>
ディーゴ「俺達を誘い出して、その隙に奇襲とはやってくれるじゃねえか」
シュテッケン「このツケはてめえの命で払ってもらうぜ!」
ヘルマット将軍「バカめ! 返り討ちにしてくれる!」

<ロックorビートvsヘルマット将軍>
ヘルマット将軍「戦いに理屈など不要だ。圧倒的多数で攻め込めば、その時点で勝負はつく」
ブルース「やれやれ、勝負の機微も知らないとはとんだ無粋者ですね」
ロック「なら、俺達が教えてやろうぜ! 騙まし討ちしてくれたお礼にさ!」
バーディ「ウィウィ!」

<仁vsヘルマット将軍>
仁「よりにもよって陽昇町を襲いやがるなんて! 絶対に許さねえ!」
ヘルマット将軍「我が軍の情報網をなめないでもらおうか! 貴様らの基地がここにある事は先刻承知だ!」

<ヘルマット将軍撃破>
〔ヘルマット将軍にスパーク〕
ヘルマット将軍「むう! 被害状況は!」
ムゲ帝国軍兵士「機関に問題はありませんが、船体各部が大破しています!」
ヘルマット将軍「ぬうううう…なんという事だ…」「ええい! 旗艦を後退させろ!」
〔敵ユニット離脱〕

<敵全滅・勝利条件達成>
オスカ「戦闘空域の敵は、すべて撃墜しました!」
ブライト「警戒を怠るな! 後続の敵の動きに注意しろ!」
【戦闘マップ10終了】

【シナリオデモ11開始】

ムゲ帝国軍兵士「ヘルマット将軍…攻撃部隊が…ぜ、全滅しました!」
ヘルマット将軍「むうう…ホワイトベースとやらがこれほどの起動戦力を有しているとは…」
ムゲ帝国軍兵士「いかが致しますか、将軍。ジェノサイド爆撃隊の準備はできておりますが…」
ヘルマット将軍「制空権を掌握せねば爆撃機などカモだ…」「一旦、体勢を整える必要がある。全軍に撤退命令を出せ!」
ムゲ帝国軍兵士「了解、全軍に通達します!」
【シナリオデモ11終了】

【戦闘マップ11開始】

〔戦闘マップ10から継続〕
フラウ「後続の敵部隊、撤退していきます!」
ブライト「よし、警戒レベルを落とせ」
クワトロ「全機、すみやかに帰艦しろ!」
光珠「すごい…この機体…前とは次元が違う感じ…」「これって『XENON』の力を引き出した結果なの?」
フェアリ「『XENON』の力はこんなものではありません…。制御するのが大変なんです…」
光珠「そうなんだ…。なんか恐いね…」
フェアリ「まだまだ調整が必要です。すぐに最上重工本社に戻り、作業を始めますよ」
光珠「え? このまま会社に戻るの?」
フェアリ「ええ、もちろんです」
光珠「…………」
フェアリ「光珠様?」
光珠「あはは…了解!」
〔味方ユニット離脱〕
きらら「光珠さんが戻っていくわ」
マリア「そう…お礼を言いたかったのに…」
ゆう「本当に助かったわね…」
れい子「うん…」
〔通信のコール音〕
仁「おい、野郎ども! これからサッカーの試合だ!」
あきら「よーし! 校庭に集合だーっ!」
ヨッパー「おおーっ!」
勉「みなさん! 反省会はどうするのですか!?」
ひろし「みんなを待たせちゃいけない。反省会は後にしようよ」
マリア「しょうがないわね…そうしましょう」
ラブ「なら私も行こっと!」
クッキー「わーい、私も応援しに行くー!」
きらら「取材、取材っと!」
【戦闘マップ11終了】

【シナリオエンドデモ開始】

仁「よーし、まずは準備運動だ」
あきら「パス回しいくぜ!」
飛鳥「たまにはこういうのも悪くないな」
吼児「なんか、わくわくするね」
ワッ太「へへっ! 俺はお前達の敵で参加だ!」
仁「ワッ太!」「へっ! うまく話をつけやがったな」「いいぜ、勝負だ!」
篠田先生「元気だな…お前達…」
姫木先生「疲れてないの?」
仁「それはそれ、これはこれよ!」
ラブ「ねえ、私も仲間に入れてよ」
ひろし「うーん…女子はちょっと…」
仁「いいじゃねえか。ラブならそこらの男子より強ええぜ!」
ひでのり「そうだよ!」「…って僕の事?」
篠田先生「みんなでやろう。人数が多くなれば2チーム作ればいい」
マリア「なら、私も参加しちゃおっかな」
勉「マ、マリアさんまで…!」
マリア「見てなさい。男子なんかに負けないわよ!」
次郎「やい、やい、やい! 俺達も避難民側で参加させてもらうぜ!」
篠田先生「わかったわかった。小学生なら、みんな参加OKだ」
次郎「やったぜ!」「アニキー! 見ててくれよなー!」
剣人「おう! 頑張れよー、次郎ーっ!」
仁「よっしゃー! みんな、楽しもうぜ!」
次郎「おーっ!」
トン助「ブヒーッ!」
マリア「ど、動物はちょっと反則かも…」
ひろし「さあ、キックオフだ!」

最上重工

最上重工 社長室
〔ドアノブを回す音〕
〔木製の扉の閉まる音〕

光珠「お父さん、話があるの」
瑞雲「光珠か。新しい装備の調子はどうだ?」
光珠「とにかく、すごいわよ…」「でも、今はその事を話しに来たんじゃないの」
瑞雲「では、なんだ…?」
光珠「今の日本はどうなっているの?」「お父さん、私達の街の事…それに地球で何が起きたか…詳しく教えてほしいの」
瑞雲それを知って戦い続けられるのか?」
光珠「ええ…大丈夫よ」
瑞雲「お前は戦う事で多くの命を救ってきた。それだけは変わらん事実だ」「だが、戦闘をする事に嫌悪感を持つ者は多い」「民間人の立場から見れば、ただのとばっちりだからな」「住民感情が最上重工に必ずしも好意的でない事もわかるな?」
光珠「当然よね…。私だってそう思ってたもん…」
瑞雲「いいだろう。情報閲覧室のキーだ。戦いの記録と正面から向き合って来い」
光珠「ありがとう…お父さん…」
〔走り去る足音〕
〔ドアノブを回す音〕
〔木製の扉の閉まる音〕


最上重工 格納庫
〔バーナーの稼働〕
〔火花の散る音〕

フェアリ「陣風さん、3902番の部品を2つお願いします!」
陣風「わかった。すぐに持ってこさせる!」
〔バーナーの稼働〕
〔火花の散る音〕

光珠「やっほー! フェアリさーん!」
フェアリ「お疲れ様です、光珠様」「あら? 光珠様…」「…………」
光珠「ん?」「え? なに?」
フェアリ「なにやら光珠様が、大きく成長したように見えましたので…」
光珠「そ、そう? そういや今月も何ミリか伸びたっけ…」「も、もしかして横の事!?」「はう…やばい…! ワッ太くんとこのお菓子、食べまくってたし!」
フェアリ「フフッ! 心配いりませんよ。しっかり燃焼させてるじゃないですか」
光珠「そ、そうだよね!」
フェアリ「フフッ…光珠様ったら!」
光珠「それにしても、すごいわね…この機体…」
フェアリ「まだまだ性能は上がりますよ」「特に『XENONドライブ』に頼る部分は本来のポテンシャルをかなり押さえ込んで制御しています」
光珠「リミッターがかけてあるんでしょ?」
フェアリ「そうです。リミッターの解除は少しずつ行います」「光珠様の能力にあわせ、機体をレベルアップさせるのが私の仕事です。どうかお任せください」
光珠「私の練度が上がれば、それに見合って機体の性能が上がるのね…」
フェアリ「それだけ操作はデリケートになります。性能限界まで使いこなすようになるまでには、かなり時間を要しますよ」
光珠「そうみたいね。こりゃ大変だわ…」

南極地下 恐竜帝国本拠
ガリレイ長官「…以上が、ムゲ帝国軍と日本の防衛組織との戦いのすべてにございます、ゴール様…」
帝王ゴール「ぬうう…ムゲ帝国の攻撃に対し、ゲッターの動きが目立たぬとは…」
ガリレイ長官「奴らは早乙女研究所でよからぬ事をたくらんでおるやもしれませぬ」「おそらく、ネオゲッターのパワーアップかと…」
帝王ゴール「ならば、恐るるに足らん…」「だが…奴らは真のゲッターの力を目覚めさせるつもりかも知れぬ…」
バット将軍「ゴール様! このバットめにお任せください」
ガリレイ長官「良き策があるのか…? 研究所のゲッター線にどう対抗する?」
バット将軍「ぬかりはありません。この者達の力がお役に立ちましょう」
ニオン「我ら地竜一族! ゴール様の目指す恐竜帝国の栄光のため、この命をささげまする!」
帝王ゴール「うむ…そなら達の覚悟、しかと受け止めた!」
バット将軍「では、ゴール様。我らは出撃いたします!」「吉報をお待ちください!」

デスガイヤー戦闘母艦 ブリッジ
シャピロ「ヘルマット将軍…作戦開始時間を勝手に早めてもらっては困りますな」
ヘルマット将軍「日本の基地を叩き、ホワイトベース隊とやらをも血祭りに上げる絶好の機会と判断したまでだ!」
シャピロ「ヘルマット将軍の戦略眼は正しい」「ですが、それはこちらの損害を最小限にできればの話です」「日本の防衛組織の強さは事前に報告したはずです」
ヘルマット将軍「我が艦隊は主力を星間連合に向けている。今回の攻勢は戦力の一部しか投入しておらん!」「反復して攻撃すれば、すぐにでも陥とせるわ!」
シャピロ「力押しではこちらの消耗が激しく、得られる効果は薄いと言っているのです」「ホワイトベースや各防衛組織も基地を他に移されてしまえばそれまで…」
ヘルマット将軍「獣戦機基地のように尻尾を切って逃げるというのか…」
シャピロ「その通りです」
ヘルマット将軍「では、貴様はどう料理する気なのだ!」
シャピロ「ホワイトベースはピンポイントを押さえる火消し役であり、広域をカバーできる戦力ではありません」「ゆえに、我々の目標はあくまで連邦軍の主力。そちらを倒してしまえば彼らは母体を失い、戦闘力は半減するでしょう」
ヘルマット将軍「く…回りくどいわ…」
シャピロ「次の作戦計画が進行中です」「ヘルマット将軍の戦力は星間連合に対する上で欠かせぬ存在」「作戦が完了するまでの間、星間連合の本隊を米大陸に釘付けにしておいていただきたい」
ヘルマット将軍「まあ、いいだろう…」「今回の敗北は敵勢力に対する俺の読みが甘かったのが原因…。次の作戦は貴様の提案に従ってやる」
シャピロ「ご理解いただき、感謝する」
ヘルマット将軍「フン! 貴様の手並み、拝見させてもらうぞ!」
〔通信のコール音〕
シャピロ(フフ…ヘルマット将軍、駒にはそれぞれの使いようがあるのだよ…)(ムゲ帝国の将軍達には、我が野望のため存分に踊ってもらおう…)「フフフフ…ハーッハッハッハッ!」
【シナリオエンドデモ終了】


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