第39話
獣たちの目覚め
サブタイトル
「獣たちの目覚め」
【シナリオデモ開始】
防衛隊日本支部
連邦兵「ホワイトベース隊、大気圏を離脱！」「ルナツーより出撃した主力艦隊との合流地点に向かっています」
武田長官「うむ、まずは順調に事が進んでいるようだな」
足立長官「しかしな…月基地への攻撃は当初の作戦計画にはなかった」「マスドライバーを攻略後、そのまま敵の待ち構える『ア・バオア・クー』に向かう…」「いくらなんでも急ぎすぎじゃないのかね？」
イゴール長官「そこを何としてもやってもらわねばならんのだ」「ジオン、ギガノスとの決戦は、外宇宙への足固めをする上で避けて通れない戦いだ」「地球に戻って出直す余裕はない…」
武田長官「我々大人がこうして見送る事しかできんとは…」
イゴール長官「我々には彼らが帰る場所を守るという戦いがある」
足立長官「そうでしたな…」
ホワイトベース ブリッジ
ブライト「間もなく月の宙域に入る。どこから敵の奇襲があるかわからん。警戒を怠るなよ！」
オスカ「前方に艦隊を捕捉。連邦軍の宇宙艦隊です！」
ブライト「ワッケイン司令だ。予定通りだな」
ミライ「ホワイトベース、これより合流コースに入ります」
リンダ「…！？ 変ね…連邦軍の艦隊…隊列が乱れているわ」
ローズ「どうしたのかしら？」
プラート博士「うむ…何らかの攻撃を受けているようだな…」
連邦兵「岩礁接近！ 衝突コースです！」
ワッケイン「緊急回避！ ミサイル、てーっ！」
〔滑空音〕
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔画面、振動〕
連邦兵「か、回避成功…」
ワッケイン「むう…今のは近かったな…」
連邦士官「オペレータは迎撃状況を報告！」
連邦兵「ミサイル、すべての目標に命中を確認！」「新たな目標は確認できません！」
連邦士官「ようやく弾が切れたようですな」「これで、しばらくの間、マスドライバーのまとまった攻撃はないでしょう」
ワッケイン「こちらの攻撃で半数の岩は軌道を変えたようだが…いくつかは地球に落ちるな」
連邦士官「ええ…。地上の迎撃システムで更に数は減らせるでしょう」
ワッケイン「艦隊の被害は！？」
連邦兵「サラミスタイプが４隻大破、自力航行不能です」「その他、岩の破片などで多くの艦船が損傷を受けております」
連邦士官「艦隊としての被害は軽微ですが、隊列は大きく乱れています。少し航行速度を下げ、隊列を整えましょう」
ワッケイン「だめだ。船速は落とせん。ついて来れない艦とは後で合流する。マスドライバーの制圧が最優先だ」「全艦、全速前進！」
〔機体の発進音〕
月面資源基地
〔警報〕
〔画面、点滅〕
ギガノス兵「連邦艦隊！ なおも接近してきます！」
ジオン士官「廃材でも何でもいい！ マスドライバーで打ち出せる質量をかき集めて連邦軍にぶち込め！」「なんとしても連邦軍の足を遅らせるんだ！」
ギガノス兵「無理です！ 敵艦隊は移動しています！ 射界が取れません！」
ジオン士官「ええい！ 我が軍の艦隊は何をしているんだ！」「敵の大艦隊が向かってきているのだぞ！」
ジオン兵「ア・バオア・クーの防衛のため、動けぬとの事です…」
ジオン士官「く…我々だけで支えられるわけがない！」
ギガノス兵「上層部はマスドライバーを失っても良いと思っているのか…？」
ジオン士官「上からの命令はこの基地を死守せよ…だ。迎撃態勢を強化しろ！」
デスガイヤー戦闘母艦 ブリッジ
シャピロ「連邦軍が月を攻めるか…」
レジアーネ「フフフ…我々の計画も知らずせいぜい互いに食い合うがいいさ」
シャピロ「レジアーネ…お前の策だけが軍を動かしていると思うな」「すでに私の作戦で地球圏に残る星間連合の残党どもは一掃された！」「今や、ムゲ帝国の３将軍も俺の部下同然に動いている」「貴様の策に頼らずとも私のやり方で地球圏を制圧してみせる！」
レジアーネ「フフフ…それは頼もしい。ぜひ勝利の美酒を味あわせてもらいたねぇ…」
シャピロ「フ…まあ、見ていろ。いずれ私は世界をこの手に収める男になる！」
レジアーネ「お手並み、とくと拝見させてもらおうかねぇ…。クックック！」
〔通信のコール音〕
ブライト「ワッケイン司令、ホワイトベース隊、合流いたしました」
ワッケイン「ご苦労、ブライト中佐。早速だが作戦の説明をする」「これより、月の資源基地を攻略する。マスドライバーを制圧するためだ」「まず、作戦の第１段階として敵の駐留部隊の排除を行うが、これをホワイトベース隊に任せたい」「こちらは、ア・バオア・クーの敵艦隊を警戒するため、艦隊の半数を月軌道上に残し、残りの半数を予備兵力として逐次投入する」「地表の部隊を一掃した後、作戦は第２段階へ移行。陸戦隊を降下させ、一気に敵基地を制圧する！」
ブライト「了解しました」
葉月博士「戦場では混戦が予想されます。ガンドールは後方に待機させ、主力艦隊との情報伝達を支援しましょう」
ワッケイン「では、武運を祈る！」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
ジオン兵「あ…ああ…上空が連邦軍の艦隊で埋め尽くされています！」
ジオン士官「全ミサイルで軌道上の艦隊を攻撃しろ！ 長距離ミサイルは一発も残さず撃ち尽せ！」
ギガノス兵「敵艦隊の先鋒が降下を開始っ！」
ジオン士官「迎撃機発進！」
〔敵ユニット出現〕
〔味方ユニット出現〕
〔味方戦艦出現〕
ブライト「よし！ 機動兵器を発進させろ！」
〔味方ユニット出現〕
〈出撃準備〉
＜戦闘開始＞
＜敵９機以下・敵増援１出現＞
ギガノス兵「敵の攻撃が苛烈です！ とても止められません！」
ジオン士官「泣きごとを言うな！ 動ける機体はすべて出せ！」
〔敵ユニット出現〕
アムロ「出てこなければ、やられずに済むのに…！」
クワトロ「敵も必死だな…。廃棄処分直前の機体まで持ち出しているようだ…」」
カミーユ「たまりませんね…」
エマ「でも、気は抜けないわ…」
クリス「そうね…。機体は旧式でも、相手はベテランパイロットよ！」
＜敵全滅・敵増援２出現＞
隼人「地表での抵抗はなくなったようだな…」
プラート博士「あとは基地に乗り込んでマスドライバーを押さえるだけだ」
シュテッケン「直接、斬り込むなら烈風隊が買って出るぞ？」
ブライト「いや、ここは作戦に従い、陸戦隊に任せる」
〔通信のコール音〕
ブライト「ワッケイン司令。こちらの敵は片付きました」
ワッケイン「よくやってくれた。これより陸戦隊を乗せた艦をそちらに降下させる」「ホワイトベース隊はそのまま警戒にあたってくれ」
ブライト「了解！」
〔味方ユニット出現〕
〔サラミス改隊、基地へ移動〕
ギガノス兵「艦隊が着陸した…」
ジオン士官「基地内に乗り込んで来るぞ！ 総員、陸戦用意！」
〔味方ユニット撃破〕
ジオン士官「な、なんだ？」
〔敵ユニット出現〕
ヘルマット将軍「フフフフ…停止した戦艦など射撃の的だ！ すべて仕留めよ！」
〔味方ユニット撃破〕
連邦士官「うわっ！ いかん、早く離脱するんだ！」
ヘルマット「クックック…逃がすか！」
〔敵増援、基地へ接近〕
〔デスグロームII、「ミサイル」使用〕
〔基地に爆発〕
〔画面、振動〕
〔味方ユニット撃破〕
連邦兵「ああ…！ 母艦がやられた…。これでは陸戦隊が戻れんぞ！」
連邦士官「落ち着け！ マスドライバーの制圧は中止！ 撃沈された艦の生存者を救助する！」
連邦兵「了解！」
ブライト「敵の奇襲だと！？」
葉月博士「あ…あれはムゲ帝国軍！」
隼人「なんて素早い展開だ…」
クワトロ「まるで、こちらの手の内が見えているかのようだな…」
忍「くそっ！ やってくれるぜ！」
アラン「ムゲ帝国軍め…漁夫の利を得ようというのか」
〔敵ユニット出現〕
シャピロ「ジオンとギガノスの部隊は壊滅した！ 連邦軍の上陸部隊が取り付く前にマスドライバーを奪取する」「この資源基地を地球圏における我が軍の拠点とするのだ！」「全軍、突撃せよ！」
〔通信のコール音〕
ヘルマット将軍「ケッ！ 貴様に言われるまでもなく、すでに叩いておるわ！」
シャピロ「さすがはヘルマット将軍。これで私の仕事も楽になる」
ヘルマット将軍「ハッ！ 知った事か！」「デスグローム隊！ 連邦のハエ如きに時間を使うな！ 一気に蹴散らせぃっ！」
〔敵ユニット出現〕
忍「上等じゃねえか！ 返り討ちにしてやろうぜ！」
アラン「これ以上、奴らの好きにはさせられん！」
＜敵増援２出現の次ＰＰ＞
ヘルマット将軍「ケッ！ 木馬にダンクーガか！」
〔通信のコール音〕
ヘルマット将軍「シャピロ、どうする？ お前の教え子がまだ生きてるようだが？」
シャピロ「侮るなよ…。奴らは連邦軍の数個艦隊に匹敵するぞ」
ヘルマット将軍「フン…言われんでもわかっておるわ！」
〔通信のコール音〕
デスガイヤー将軍「チッ！ ダンクーガはそっちか！」
ヘルマット将軍「悪いな、デスガイヤー将軍。木馬とダンクーガを血祭りにあげるのはこの俺だ！」「お前は連邦の雑魚と戯れていろ！ クーックックック！」
デスガイヤー将軍「ぬうう…くそぉっ！」
〔通信のコール音〕
ギルドローム将軍「ダンクーガなど大事の前の小事」「デスガイヤー将軍。我らは目の前の敵主力艦隊を片付ける」
デスガイヤー将軍「ぬうう！ わかっておるわ！」
〔通信のコール音〕
ワッケイン「ブライト中佐！ こっちにもムゲ帝国軍が押し寄せている！」「そちらに兵力を回す余裕がない！」
ブライト「わかりました！ 現有戦力で持ちこたえます！」
ワッケイン「頼む…」
＜敵増援２出現の２ターン後ＰＰ・第３軍増援１出現＞
〔第３軍ユニット出現〕
マイヨ「お前達、このままついて来て構わんのか？ 私はギガノスのお尋ね者なのだぞ？」
ダン「我々はギルトール元帥閣下の目指す理想に付き従う者です。それはすなわち、大尉殿の抱く理想！」
カール「その通り！ ドルチェノフになど、我らの忠誠はありません！」
ウェルナー「それに大尉殿は友軍に追われる身になった今でも、この基地に残る将兵を救おうとしておられます」
マイヨこの基地は、本隊から見捨てられたのだ…。もはや勝ち目のない戦…」
ダン「この基地に残されたメンバーはどうも上官に憶えの良くない輩が多いようですからね…」
ウェルナー「しかし、そういった輩こそ救うに値する男達かもしれません」
マイヨ「その通りだ。ここで死なせるのは、あまりにも惜しい…」「ゆくぞっ！」
〔マイヨ＆カール＆ウェルナー＆ダン、基地へ接近〕
ジオン士官「おい、見ろ！ あれは味方機じゃないのか！？」
ギガノス兵「そこのメタルアーマー！ 友軍なら応答してくれ！！」
マイヨ「私はマイヨ・プラート！ 基地に残された将兵のため、力を貸したい！」
ギガノス兵「おお！ プラート大尉！ ギガノスの蒼き鷹が来てくれたぞ！」「いや、しかし…大尉はギルトール元帥暗殺を…」
マイヨ「すべて事実無根だ！ この私が最も敬愛していた元帥閣下を害すはずがなかろう！」「よく考えてみよ！ 元帥閣下はマスドライバーの使用を制限していたはずだ」「だが、今の状況はどうだ？」
ギガノス兵「…………」
マイヨ「私には見える…ギルトール閣下の無念が…」「いま…今はそんな事はいい。私はただ、お前達を無駄死にさせたくないだけだ！」
ギガノス兵「大尉…」
マイヨ「すぐに基地を放棄して脱出しろ！ 諸君らの退路は私が守る！｝
ジオン士官「プラート大尉…！ いくらなんでもそれは無茶だ！」
マイヨ「シャトルがあるはずだ！ マスドライバーで射出すれば戦場を抜けられるぞ！」
ジオン士官「なるほど…やってみましょう…！ しかし、大尉は！？」
マイヨ「私の事はいい！」「急げ！ チャンスは一瞬しか作れんぞ！」
ジオン士官「わ、わかりました…」
ギガノス兵「ご武運を！ 大尉！」
ブライト「今頃、ギガノスの増援だと！？」
プラート博士「まさか…あの機体…」「いや…考えすぎじゃな…。あいつはギガノスから追われる身じゃ…」
リンダ「お父様…」
＜敵全滅orマイヨ撃破or第３軍増援１出現の２ターン後ＰＰ＞
ギガノス兵「プラート大尉！ 脱出準備、整いました！」
マイヨ「くっ！」「何をしている！ 早く行け！」
ジオン士官「大尉…」「総員！ プラート大尉とプラクティーズの勇姿に敬礼！」
ギガノス兵「シャトル発進！」
〔敵ユニット出現〕
〔シャトル、マップ端へ移動〕
〔敵ユニット離脱〕
オスカ「基地からシャトルが出ました！ 敵兵が脱出した模様です！」
ブライト「彼らに戦闘意志はない！ 放っておけ！」
マイヨ「皆、無事か！？」
ウェルナー「ええ、なんとか…」
カール「この若さではそう簡単に死ねないものです」
マイヨ「自力で脱出できるか？」
ダン「いえ…存分にやりましたからね。弾薬も月を脱出するだけのエネルギーも残っていません…」
マイヨ「フ…私も同じだ…」「我々の戦いは終わった…。連邦に投降しよう」
〔マイヨ、ブライトへ接近〕
リンダ「艦長！ メタルアーマーが、投降サインを発しながら接近してきます」
ブライト「投降サイン…？」
プラート博士「間違いない…。ギガノスの投降サインじゃ！」
フラウ「通信入ります！」
〔通信のコール音〕
マイヨ「私はマイヨ・プラート。元ギガノス軍大尉だ」
ブライト「ギガノスの蒼き鷹か！」
リンダ「兄さん！」
プラート博士「おお…なぜじゃ…。なぜ、お前がここに…」
マイヨ「落ち着いて聞いてください」「まもなく、この基地は爆破されるかもしれません」「ギレンとドルチェノフが何かを画策しています」
ブライト「そんなバカな！」「マスドライバーは奴らの切り札だ。それを自ら捨てると言うのか！？」
マイヨ「この基地はすでに見捨てられたのです…」
プラート博士「…あいあつの言う事に間違いはなかろう…」「マスドライバーは連邦と外宇宙勢力をおびき寄せる餌というわけじゃ」「一刻も早く基地から遠ざかった方がいい！」
ブライト「全艦隊に緊急通報！ 基地から部隊を撤退させるように呼びかけるんだ！」
マイヨ「英断に感謝する！」
プラート博士「マイヨ！ それに、お前達も早く着艦しろ！」
マイヨ「了解した！」
〔マイヨ、ブライトへ隣接〕
〔第３軍ユニット離脱〕
ダン「さあ、俺達も行くぞ…」
ウェルナー「仕方あるまい…」
〔カール＆ウェルナー＆ダン、ブライトへ隣接〕
〔第３軍ユニット離脱〕
ケーン「ありゃりゃ…金魚のフンもついて来やがった！」
ダン「うるさい！ 我々は貴様に負けたわけではないならな！」
ライト「おいおい…こいつら着艦させて本当に大丈夫か？」
ブライト「みんな聞いてくれ！ 状況が一変した！」「我々は基地攻略を断念し、撤退する！」「しかし、基地中央には撃沈された艦の乗組員が取り残されている」「まずは彼らを救助し、その後、再び敵戦線を突破して脱出する！」
〔カーソル、月面基地を指定〕
ケーン「んな、無茶な！」
タップ「とっとと、逃げた方がいいんじゃない？」
シロー「いや、やるんだ！ 取り残された兵士の気持ちを考えろ！」
ケーン「そりゃそうだけどさ…。リンダ達や子供達も乗ってるんだぜ？」
リンダ「この船に乗る時に覚悟しているわ。あなた達だけ勝手に死なせたりはしないわ！」
ローズ「多分、みんな同じ気持ちだと思うよ」
隼人「そういう事だ！ とっとと作業にかかるぞ！」
號「へっ！ ようやく面白くなってきたぜ！」
＜敵全滅orブライトが月面基地へ到達・味方援軍１＆敵増援３出現＞
※※敵全滅の場合、セリフ追加※※
〔ブライト、月面基地へ移動〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※
ミライ「救助予定地点に着陸！」
隼人「生存者の収容を開始しろ！」
ブライト「各機！ 敵の砲火が来ないようにしっかり護衛を頼むぞ！」
クワトロ「了解した！」
〔味方ユニット出現〕
マイヨ「我々も、手伝わせてもらうぞ！」
ケーン「げ！ 何であいつらが出て来るんだよ！」
プラート博士「応急修理と補給をしてやった。その分、しっかり働いてもらわんとな！」
タップ「おいおい、逃げちまわねえか？」
マイヨ「フン！ 私が実の妹を死なせると思うのか！？」
ケーン「てめえ！ 今更！」
マイヨ「ケーン・ワカバ！ リンダは私が守る！ 貴様にはまだやれんな！」
ケーン「なにを！」
ウェルナー「おい、雑魚は引っ込んでいろ！」
ダン「お前達の突破口は俺達が作ってやる！」
カール「ありがたく思うんだな！」
ケーン「こ、こいつら…」
ライト「…相変わらず口の減らない奴らだな…」
ディーゴ「ほう…えらく生意気な捕虜だな…」
シュテッケン「フ…確かにな。だが、ああいう奴らの方がいざという時は頼りになるもんさ」
シャピロ「フフフ…」「奴らの退路を塞げ！ 包囲を完全にするのだ！」
〔敵ユニット出現〕
〔シャピロ、前進〕
シャピロ「ククク…貴様らは私の術中にある。もう逃げられんぞ！」
≪ファイナルダンクーガ合体前≫
＜シャピロ撃破＞
シャピロ「む…私とした事が出過ぎたようだな…」「ここは一旦、退こう」
〔敵ユニット離脱〕
＜敵全滅or味方援軍１出現の３ターン後ＰＰ・敵増援５出現＞
フラウ「生存者の収容、完了しました！」
ブライト「よし！ 緊急発進だ！ 全力で戦線を離脱する！」
ヘルマット将軍「おのれっ！ 逃がすものか！」
※※既にシャピロ撃破の場合、セリフ追加※※
〔敵ユニット出現〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
シャピロ「フフフ…安心しろ、ヘルマット将軍」
ヘルマット将軍「シャピロ！ どうするつもりだ！」
〔敵ユニット出現〕
〔敵増援、前進〕
ヘルマット将軍「なに！？ このような大部隊を…なぜ貴様が指揮している！」
シャピロ「デスガイヤー、ギルドローム、両将軍から戦力を借り受けた。戦功は３将軍で分けられるが良い」
ヘルマット将軍「チッ！ 余計な事を！」
シャピロ「ホワイトベース隊は今後の憂いとなる。よって、ここで叩き潰す！」「私が望むのはそれだけだ…。手段は選ばん！」
ヘルマット将軍「ぬうう…」
リンダ「ムゲ帝国軍が多数接近！ 完全に包囲されています！」
マーカー「後続部隊も多数確認できます！ 包囲は何重にも及んでいます！」
隼人「俺達だけに総攻撃ってわけか。高く評価されたもんだな」
ミライ「敵の布陣…分厚いようね…。突破できるかしら…」
ブライト「フラウ！ 基地が爆破されるとムゲ軍に呼びかけたのか！？」
フラウ「やっています！」「ですが、こちらの呼びかけにまるで応じようとしません！」
プラート博士「ハッタリだと思っておるのじゃろう…」「奴らの方が圧倒的に有利じゃからな」
クワトロ「時間がたてば基地の爆発に巻き込まれる…。これでは持久戦に持ち込むわけにもいかんな…」
ブライト「万事休すか…」
忍「ガタガタ言っても仕方ねえ！ 敵の包囲陣を正面から食いちぎってやるぜ！」
〔忍、前進〕
〔アラン、前進〕
アラン「お前達は下がっていろ！」
忍「何！？ アランか！？」
アラン「今、ホワイトベース隊を失うわけにはいかない…」「地球の…そしてこの宇宙の未来のために…」
〔アラン、前進〕
アラン「親父…あんたの生き方を精一杯否定してきたが…俺にも同じ熱い血が流れていたようだな」「カエルの子はやはりカエルだ…」「イゴール長官…親父！ 俺の戦い方を見てくれ！」
沙羅「あいつ、何しようってんだい！？」
雅人「まさか、アランさん…特攻する気じゃ！？」
忍「あの野郎…無茶しやがって！」
亮「奴を追うぞ！」
〔忍、アランへ隣接〕
アラン「獣戦機隊！ ここは俺に任せろと言ったはずだ！」
忍「嫌だね！ あんただけに、いい格好はさせないぜ！」
雅人「僕らだってイゴール長官の息子同前なんだ！」
アラン「…………」
〔アラン、忍へ隣接〕
亮「ダンクーガのフルパワーで奴らの包囲陣の突破口を開く！」
沙羅「そういう事！ 全開で行くよ！」
忍「おう！ 行くぜ、みんな！」
〔忍、アランへ隣接〕
アラン「フ…わかった！」「共に行こう、ダンクーガ！」
忍「うおおおおおお！」
〔忍、発光〕
〔アラン、発光〕
アラン「む…！ なんだ！？」
雅人「この輝きの強さは普通じゃない！」
アラン「ダンクーガとブラックウイングの野性のパワーが…共鳴している！？」
〔忍、発光〕
〔アラン、発光〕
〔画面、明滅〕
沙羅「きゃあああああああ！」
亮「むううううううう！」
忍「くううっ！ なんだこのパワーは！ いつもと違うっ！」
アラン「うおおおおおおおお！」
〔忍、発光〕
〔アラン、発光〕
〔画面、明滅〕
[デモムービー「ファイナルダンクーガ合体」]
〔忍、合体〕
沙羅「あううう…」
忍「おい、みんな大丈夫か？」
沙羅「なんとかね…」「でも、何がどうなってるんだい？」
アラン「何だこれは！？ ブラックウイングとダンクーガが１つになった…」
雅人「え～っ！ どういう事さ？」
〔通信のコール音〕
葉月博士「どうやら、ブラックウイングに秘められた真の力が発動したようだな」
アラン「博士…これはいったい？」
葉月博士「お前達が真に志を同じくした時、ダンクーガは新たなる進化を遂げたのだ！」「藤原！ ダンクーガはこれでファイナルダンクーガとなった！ お前達が突破口が開くんだ！」
忍「ファイナルダンクーガか…」「へっ！ なんだかよくわからねえがパワーがみなぎるぜ！」
亮「ああ…これなら、やれる！」
アラン「藤原！ いけっ！ 断空光牙剣だ！」
忍「やぁぁぁぁってやるぜっ！」
〔忍、ＭＡＰ兵器「断空光牙剣」使用〕
〔敵ユニット撃破〕
忍「よおし、行くぜ！ 沙羅！ 亮！ 雅人！ アラン！」
亮「フッ…あまり調子に乗るなよ」
沙羅「さあ、このまま一気に行くよ！」
雅人「おう！」
シャピロ「ダンクーガにあのような力が眠っていたというのか…！」「いや…取り乱すまでもない…。あの程度では私の作戦は敗れん」
隼人「よし、隊列に隙ができた！ あそこから突破するんだ！」
〔カーソル、指定エリアを指定〕
ブライト「全機突撃！ 攻撃を集中し、敵の包囲を突き崩せ！」
シャピロ「奴らを逃がすな！ 包囲を縮めるんだ！」
〔敵ユニット出現〕
〔敵増援、前進〕
＜サラミス改撃破される・味方援軍２出現＞
〔サラミス改にスパーク〕
連邦兵「機関部損傷！ 高度を維持できません！」
連邦士官「本隊に増援の要請！」「総員退艦！ 脱出せよっ！」
〔味方ユニット撃破〕
オスカ「サラミス爆沈！」
光珠「ああ…味方の船が！」
ブライト「前線の部隊！ 気を抜くな！」
〔通信のコール音〕
ワッケイン「ホワイトベース隊、聞こえるか？ 今増援を送った！」
〔味方ユニット出現〕
連邦士官「両舷全速！ ホワイトベース隊を支援しろ！」
ブライト「各機に告げる！ 攻撃の手をゆるめるな！」
＜忍（ファイナルダンクーガ搭乗）が戦闘＞
忍「獣を超え、人を超え、神をも超える！ それが究極のマシン…ファイナルダンクーガ！」「もうてめえらの好きにはさせねえ！ やってやるぜぇっ！」
＜光珠vsヘルマット将軍＞
ヘルマット将軍「いい加減、私の前から消えろ！ カトンボが！」
光珠「そのカトンボを甘く見て、散々やられたのを忘れないでよね！」
＜アムロvsヘルマット将軍＞
アムロ「何度も倒してきた相手だ！ 今度だって！」
ヘルマット将軍「今までのようにいくと思ったら大間違いだぞ、小僧！」
＜カミーユvsヘルマット将軍＞
ヘルマット将軍「貴様達を駆逐した後、すべての月都市を壊滅してくれる！」
カミーユ「民間人を戦闘に巻き込むような真似をさせるかよ！」
＜ジュドーvsヘルマット将軍＞
ジュドー「どれだけ数を出そうと、ここは通すかよ！」
ヘルマット将軍「愚か者めが！ 勝敗は物量で決まるものよ！」
ジュドー「だったら、俺達は根性でそれをひっくり返してやるぜ！」
＜クリスvsヘルマット将軍＞
クリス「漁夫の利を狙うつもりでしょうが、そうはいかないわよ！」
ヘルマット将軍「そんなもの狙わずともこの戦い、勝ってみせるわ！」
＜シローvsヘルマット将軍＞
シロー「数で押される前に頭をつぶす！」
ヘルマット将軍「雑魚が何匹来たところで我らを止められると思うな！」
＜甲児vsヘルマット将軍＞
甲児「一人じゃ何も出来ないからって数に頼りやがって！」「そんな奴が俺達に勝てるわけがねえ！」
ヘルマット将軍「戦場において数とは力を意味するのだ。それがわからんとはな！」
＜鉄也vsヘルマット将軍＞
鉄也「この程度の戦力に屈すると思うなよ、ムゲ帝国！」
ヘルマット将軍「威勢だけはいいようだな。だが、貴様達には死あるのみよ！」
＜號vsヘルマット将軍＞
ヘルマット将軍「逃がしはせんぞ！ 貴様らはジワジワとなぶり殺しにしてやる！」
號「こっちもそのつもりだ！ 真ゲッターの力、たっぷりと受けやがれ！」
＜ワッ太vsヘルマット将軍＞
ヘルマット将軍「フハハハハハ！ あわれよのう、小僧！ ここで貴様の短い人生も終わりだ！」
ワッ太「そうはいくか！ 我が社の未来はいつだって前途洋々だ！」
＜ミト王子vsヘルマット将軍＞
ヘルマット将軍「エドン国のダイオージャといえど、これだけの数の相手は出来まい！」
ミト王子「この世に悪の栄えたためしはない！ 相手が誰であろうと、場所がどこであろうとそれが世の真理だ！」
＜ダバvsヘルマット将軍＞
ダバ「敵母艦を射程内に捕らえた！ 墜とす…！」
ヘルマット将軍「ええい！ 砲撃主は何をやっておるか！ 早くあいつを始末せい！」
＜ケーンvsヘルマット将軍＞
ケーン「てめえらがどんだけ来ようと関係ねえ！ 全部まとめてブッ倒してやる！」
ヘルマット将軍「あがけ、あがけ！ 貴様の必死の頑張りも数で押しつぶしてくれるわ！」
＜忍vsシャピロ＞
忍「ムゲ野郎がいくら現れたところで俺達の敵じゃねえんだよ！」
シャピロ「フッ。貴様達の腕がどれほど上がったか、確かめてやろう」
＜忍vsヘルマット将軍＞
ヘルマット将軍「よくここまで来たな、ダンクーガ。地獄と化した月で貴様も亡者の一人となるがいい！」
沙羅「残念だね。そうなるのはあんたの方さ！」
忍「いくぜ、コウモリ野郎！ 戦いで重要なのは量より質だって事を俺達が教えてやるぜ！」
＜アランvsシャピロ＞
アラン「母艦を墜とせば指揮系統が乱れる…。さすれば勝機ありだ！」
シャピロ「この機体…まさか私の知らない獣戦機か…！」
＜アランvsヘルマット将軍＞
ヘルマット将軍「カトンボ１機に何ができるわけでもない。あんな奴、放っておけ」
アラン「データによればあの艦の弱点は艦載機の発進口にある！」「そこを突けば勝機はある！」
＜エイジvsヘルマット将軍＞
ヘルマット将軍「我が軍団の前にギガノスと戦ったのだろう？ もうそろそろ限界ではないのか？」
エイジ「数で劣ろうとも俺達には負けられない理由がある！」
＜キッドorボウィーvsヘルマット将軍＞
キッド「てめえらムゲがどれだけ出てこようとひとまとめに片付けてやるぜ！」
ヘルマット将軍「これだけの数を前にしてそのような口がきけるとはな…」「貴様に本当の恐怖を教えてやろう！」
＜士郎vsヘルマット将軍＞
ヘルマット将軍「月を貴様らの墓標代わりにしてやろうというのだ。ありがたく思うがいい」
士郎「この月の荒野に眠る事になるのはあなたの方です…！」
＜ロックorビートvsヘルマット将軍＞
ヘルマット将軍「ククククク…この銀河の辺境を貴様らの墓場にしてやろう！」
ロック「バカ言ってんじゃねえよ！ 俺達のレールはまだ続いてるんだ。その上に立つってんなら蹴散らすだけだぜ！」
＜仁vsヘルマット将軍＞
仁「地球だけじゃなく、月の平和もライジンオーが守ってみせるぜ！」
ヘルマット将軍「ヒーロー気取りの小僧が！ 我らの邪魔をするでない！」
≪ファイナルダンクーガ合体後≫
＜シャピロ撃破＞
シャピロ「フ…一時後退する…」「フハハハ…ホワイトベース隊よ…せいぜいあがくがいい…」
〔敵ユニット離脱〕
＜ヘルマット将軍撃破＞
〔ヘルマット将軍にスパーク〕
ムゲ帝国軍兵士「艦の被害が限界を超えました！ 推力が得られません！」
ヘルマット将軍「なんだと！？」「ええい！ 主機関を停止して着底しろ！ この場で戦闘指揮を執る！」
ムゲ帝国軍兵士「了解！ 月面に着陸します！」「応急修理班はすぐに作業にかかれ！」
ヘルマット将軍「おのれ…！ 絶対に生かして帰さん！」
〔ヘルマット将軍、着地〕
＜敵全滅orブライトが指定エリアへ到達・勝利条件達成＞
※※敵全滅の場合、セリフ追加※※
〔ブライト、指定エリアへ移動〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※
オスカ「敵包囲、突破！」
マーカー「前方進路、グリーン！」
ミライ「いけるわ！ ブライト！」
ブライト「全機着艦！ 月の重力圏を離脱する！」
〔味方ユニット離脱〕
〔ブライト、マップ端へ移動〕
〔敵ユニット出現〕
シャピロ「おのれ！ 逃がしはせん！」
〔シャピロ、ブライトへ攻撃〕
[イベント戦闘「ブライトvsシャピロ」]
〔ブライトに爆発〕
〔画面、振動〕
〔シャピロ、ブライトへ隣接〕
〔機体の拘束音〕
〔画面、振動〕
リンダ「ああ！ 本艦に敵機が張り付きました！」
ブライト「ミライ！ 振り落とせ！」
ミライ「上昇加速中よ！ 無理な機動はできないわ！」
忍「この野郎！ どきやがれっ！」
〔味方ユニット出現〕
〔機体の稼働音〕
シャピロ「むっ！ またしてもダンクーガ！」
忍「落ちろぉぉっ！」
〔忍、シャピロへ攻撃〕
[イベント戦闘「忍vsシャピロ」]
〔ブライトに爆発〕
〔画面、振動〕
〔シャピロ、後退〕
シャピロ「うおおおお！」
〔システムダウンの音〕
シャピロ「むっ、爆発の反動でコックピットのハッチが！」
〔システムダウンの音〕
雅人「敵のコックピットが開いた！」
亮「チャンスだ！ 体当たりするぞ、忍！」
忍「おうっ、行くぜ！」
〔忍、シャピロへ隣接〕
〔機体の拘束音〕
〔画面、振動〕
沙羅「あ、ああ…シャピロ！」
忍「なんだって！？」
沙羅「シャピロ…やっぱりあんたは裏切っていたんだ！」「薄々、感じていたさ…。ムゲの作戦に…あんたの匂いがしたから…」「わかってた…。わかっていたけど…！」
シャピロ「フ…沙羅…すっかり、ダンクーガの部品に成り下がったな！」
沙羅「黙れっ！ あんたは…あんたは私が撃つ！」
シャピロ「フ…沙羅…今からでも遅くはない」「私と共に来い！」
沙羅「だ、黙れっ！」
忍「沙羅！ 悪いが奴は俺が撃つ！」
沙羅「忍は黙ってな！ こいつはあたしが殺るよ！」
忍「く…沙羅！」
〔基地にスパーク〕
リンダ「基地の地下から、高エネルギー反応！」
プラート博士「い、いかん！ 基地が爆発するぞ！」
ブライト「ミライ！ 爆心地に対し、艦の面積が最小になるように姿勢制御しろ！」
ミライ「りょ、了解！」
〔基地に爆発〕
〔画面、振動〕
シャピロ「むう！」
沙羅「きゃあああああ！」
忍「ぐおおおおお！」
〔基地に爆発〕
〔画面、振動〕
シャピロ「バ、バカな…月面基地が…！」
ヘルマット将軍「どうなっている！ 早く浮上しろ！」
ムゲ帝国軍兵士「駄目です！ 間に合いません！」
ヘルマット将軍「な、なんだとっ！ バカな…こんな所で…！」「うわああああああああああ！」
〔基地に爆発〕
〔画面、振動〕
〔画面、発光〕
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
〔画面、フラッシュ〕
連邦兵「ワッケイン司令！ 月基地が！」
〔画面、フラッシュ〕
ワッケイン「月基地が爆発した！？ この光…核か！？」
連邦士官「かなり大規模な爆発です！ 月面に展開していた部隊が…」
連邦兵「衝撃波、および破片が来ます！」
〔衝撃音〕
〔画面、振動〕
デスガイヤー戦闘母艦 ブリッジ
〔衝撃音〕
〔画面、振動〕
デスガイヤー将軍「うおおおおお！」
ギルドローム将軍「むううううう！」
〔画面、振動〕
ワッケイン「く…被害報告を！」
連邦兵「りょ、僚艦がやられました！ その他、多くが破片で損傷した模様！」
ワッケイン「くっ…ギレンめ…なんという事を…！」
デスガイヤー戦闘母艦 ブリッジ
デスガイヤー将軍「ぬうう…何が起こったのだ！」「シャピロ！ シャピロはどうした！」
〔通信のコール音〕
シャピロ「作戦は…失敗した。速やかに撤収し、次の作戦に臨まねばならん…」
ギルドローム将軍「ヘルマットは！ ヘルマット将軍はどうしたのだ！」
シャピロ「戦死した…。爆発に巻き込まれてな」
デスガイヤー将軍「な、何という事だ…あのヘルマットが…！」
シャピロ「だが、連邦にもかなりの痛手を負わせる事に成功した。我らに勝機があるのは変わりはない」
ギルドローム将軍「…それはギレンとかいう地球人の策によるものだろう…。我が軍の損害は取り返しがつかぬぞ！」
シャピロ「…………」
ギルドローム将軍「フン！ ここでとやかく言っても始まらん…。この場は撤退するしかるまいて」
デスガイヤー将軍「なんだと！ おめおめと引き下がるのか！」
ギルドローム将軍「このまま戦えば、ますます奴らの思う壺だぞ？」
デスガイヤー将軍「ぬうう…！」
ギルドローム将軍「全機、戦闘停止！ 引き揚げだ！」
ホワイトベース ブリッジ
連邦兵「ワッケイン司令！ ホワイトベース隊から入電です！」
ワッケイン「なんだと！？」
〔通信のコール音〕
ブライト「ワッケイン司令、ホワイトベース隊は健在です」
ワッケイン「おお！ ブライト中佐！ 無事だったのか！」
ブライト「ギガノスの協力者のおかげで事前に敵の作戦を知る事ができましたので…」「ですが間一髪でした。本艦の被害が軽微で済んだのは幸運でした…」
ワッケイン「そうか…」「残存艦艇を率いて、すぐに合流してくれ。艦隊を再編成する必要がある」
ブライト「了解しました」
ホワイトベース ブリッジ
〔通信のコール音〕
ワッケイン「…受けた被害も大きいが、作戦はこのまま続行する」
ブライト「いよいよア・バオア・クーですね」
ワッケイン「うむ…あの要塞がジオン、ギガノスとの決戦場になる」「これより、隊をいくつかに分け、進軍途中の敵拠点を制圧しつつ前進する」「各部の修理作業も進軍と並行して行なってくれ」
ブライト「了解しました」
ワッケイン「では、次は主戦場で会おう！」
〔通信のコール音〕
アイザック「ここでケリをつけておかんと外宇宙に行けんからな」
シュテッケン「そういう事だ。烈風隊も協力するぜ！」
ホワイトベース 個室
マイヨ「人は一度負けておく事が必要なのかも知れん…」「敗れてみて初めて人としての強さも弱さもわかるようになる」
ダン「大尉…」
マイヨ「ドルチェノフはただ勝つための戦争しか見えていない男だ」「このままでは、ギルトール閣下の愛した地球が汚されてしまう…」
ウェルナー「ドルチェノフを倒しましょう！ たとえ友軍と戦う事になっても」
カール「そうです。そしてギガノスの理想は…大尉、あなたが継ぐべきなのです」
ダン「ご命令下さい！ 我々はどこまでもついて行きます！」
マイヨ「すまんな…」「お前達のおかげで覚悟ができそうだ…」「だが、我等が討つべきはドルチェノフのみ！ 軽率に動く事だけは避けねばならん」
ダン「はい。良い機会が訪れるのを待ちましょう」
ホワイトベース デッキ
シュテッケン「いよいよ決戦だ！ みんな、気を引き締めてかかれよ」
ディーゴ「ア・バオア・クーか…。難攻不落の宇宙要塞ってとこだな」
ボウィー「まぁそんなところさ。あの辺りは危なっかしくてアウトローも近付かねえんだ」
お町「それだけジオンとギガノスの警戒が厳しいって事よ」
アイザック「地球の眺めに、あの要塞は不似合いだ。消すに限る！」
キッド「これで地球が平和に近づけばいいんだけどね」
シュテッケン「うむ…ひいては、それが外宇宙の平和を求める戦いに繋がっていく」
アール博士「まずはこの地球圏を治め、外宇宙へと前進する事が肝要」「さすれば我らは強力な後ろ盾を持つ事になります」
ライラ「なんだかんだ言っても後ろ盾がなきゃ戦えないものね！」
佐馬「まっこと、まっこと！」
ミト王子「今頃、エドン国はどうなってるんだろうなぁ」
シノブ「エドン国からの連絡では、星間連合の圧力が日増しに強くなっているそうです」
スケード「刻印が発動する前に来た情報か…」
シノブ「そうです…。ですから状況はその時より悪くなっているかもしれません」
カークス「ならば、こうしておれんではないか！ 早く本国に戻らねば！」
スケード「慌ててもどうにもなるまい」
カークス「しかしだな…」
シノブ「エドン国の存亡はここにいる皆さんの協力なしではもはや立ち行かない状況です」
ミト王子「そうだね…」「ダバ、向こうの宇宙に戻ったらいよいよ僕達の出番だな」
ダバ「ああ、そうだな」「だから今は地球のために俺達にできるだけの事をしよう」
アール博士「頼りにしておりますぞ、ダバ殿」
アイザック「よし！ では各自持ち場に戻り、決戦の準備だ！」
キッド「イェーイ！」
ホワイトベース 通路
カミーユ「フォウ…大丈夫なのか？」
フォウ「どうしたの、カミーユ？」
カミーユ「いや…君が無理してるように見えるからさ…」
フォウ「フフ…それはあなたも同じじゃない？」
カミーユ「そういう事じゃない！ 無理に強化されている分、あとの疲労が大きいだろ？」
フォウ「そうやって他人の心配ばかりしてると死ぬよ？」「じゃあ、私行くね！」
〔金属板の上を走り去る足音〕
カミーユ「ああ！ 待ってくれ、フォウ！」
ララァ「カミーユ…追ってはダメよ」
カミーユ「ララァさん…？」
ララァ「フォウは今、自分の行為に充足を感じているわ。それをわかってあげなさい」
カミーユ「だからって、何も戦う事はないんだ！」
ララァ「人にとって本当につらいのは自分の力で何もできない事…」「でも彼女は今、自分にできる事を通して新しい生き方を探しているのよ」
カミーユ「…………」
ア・バオア・クー
ギレン「我が忠勇なるジオン、ギガノスの兵士達よ！」「事ここに至って地球圏をまとめ、人類の明日を担うのは我らに与えられた責務である！」「先の作戦で連邦と異次元同盟の艦隊の半数が宇宙に散った！」「この輝きこそ我らジオンとギガノスの正義の証である！」「今、近づきつつある連邦軍にいかほどの戦力が残っていようとも、それらはすでに形がいである！」「あえて言おう！ カスである…と！」「それら軟弱の集団にこのア・バオア・クーを抜く事はできないと私は断言する！」「今こそ連邦の無能なる者どもに思い知らせてやるのだ！」「ジークジオン！」
ジオン士官「ジークジオン！」
ジオン兵「ジークジオン！」
【シナリオエンドデモ終了】
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● 第40話「宇宙要塞ア・バオア・クー」 へ進む
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