第43話
歪む宇宙
サブタイトル
「歪む宇宙」
【シナリオデモ１開始】
地球軌道上
ホワイトベース ブリッジ
ミライ「ブライト、もうすぐ合流予定の宙域よ」
ブライト「ああ…」
クワトロ「艦長、一度皆を集めて状況の説明をしておいた方がいいだろう…」
ブライト「そうだな。フラウ、皆を作戦室に集めてくれ」
フラウ「わかりました」
ホワイトベース 個室
〔キーボードを叩く音〕
フェアリ「やっぱり…」「レジアーネの攻撃を防いだ時…一時的にリミッターを越えるパワーが『ＸＥＮＯＮドライブ』から出ている…」「元の値に戻ったからいいものの…」「もし暴走していたらとんでもない事になっていたわ…」「制御プログラムに修正が必要ね…。念のためリミッターを２重構造にして、オーバーフローに対処しておかないと…」
〔キーボードを叩く音〕
光珠「フェアリさん、いる？」
フェアリ「ええ、どうぞ光珠様」
〔扉の開閉音〕
光珠「フェアリさん、仕事中？」
フェアリ「いえ…この作業はいつでもできますから」「それより何かご用ですか？」
光珠「ジークとサリーが部屋にいないの。どこに行ったか知らない？」
フェアリ「サリーは医務室で休んでいるはずです。ジークはそのお見舞いに行ったのでは？」
光珠「なんだ、そうだったんだ」「ねえ、フェアリさん。私達も行ってみない？」
フェアリ「ええ、いいですよ」
ホワイトベース 医務室
サリー「兄さん…私はもう大丈夫だよ…」
ジーク「そのようだな…」「まあ、久しぶりにゆっくりできたんだ。もう少し休ませてもらえ」
サリー「うん…」
〔扉の開閉音〕
〔歩み寄る足音〕
光珠「やっほーっ！ お見舞いに来たよ、サリー」
サリー「光珠…」
ジーク「なんだ…またお前か…。もう少し間を置いて来れんのか」
光珠「だって心配なんだもん！」
ジーク「子供じゃあるまいし…」「サリーには俺がついている。お前は他にもやる事があるだろ！」
光珠「あなた達との話し合いの方が大事よ！」「明日には…何が起こるかわからないんだから…」
サリー「…………」
フェアリ「サリー…ふさぎ込まないで話を聞いて？」
光珠「サリー、私達はあなたに戦って欲しいなんて思ってないわ」「ただ、私達のやっている事を理解して欲しい…それだけなのよ」
サリー「光珠…」
ジーク「地球人のお前に俺達の気持ちがわかるものか！」「お前はまだ地球を守って戦う事ができる…」「だが、俺達は…」
サリー「…………」
フェアリ「光珠様…そろそろ作戦室でブリーフィングがあります。先に行っておいてもらえませんか？」
光珠「え？ でも…」
フェアリ「同じガディソード人だけで話がしたいんです…」
光珠「そうね…わかったわ」「じゃあ、また後でね！」
〔歩き去る足音〕
〔扉の開閉音〕
サリー「フェアリ…私達はガディソードのみんなが安心して暮らせる世界がほしいの…」
フェアリ「母星を失った私達の気持ちを地球の人にわかってもらうのは無理でしょうね…」
ジーク「そうだろう。あんたが地球になじめたのも、たまたま運が良かったんだ…」
フェアリ「そうね…」
ジーク「…それにガディソード人も普通の人間だ」「皆があんたのように聡明なわけじゃない」
サリー「現実の世界では弱小の異文化は排他されるのが世の常…」
フェアリ「地球の人だっていい人ばかりじゃないわ」「でも…誰かが始めの一歩を踏み出さなければ、２つの世界は閉ざされたまま…」「いつまでも文化の融合を避けていては、これからの時代にそぐわないのではないかしら？」「だからガディソード人に勇気をもってその一歩を踏み出してもらいたいの」「私は同じ民として心からそう思っているわ」
ジーク「フェアリ…俺は直感で生きているような男だ。だから理屈じゃ動けない」「ただ、ハッキリした事がある」「それは、あんたが俺達の知っているフェアリだって事だ」「しばらくはあんたらの戦いってのを見せてもらうさ…」
ホワイトベース 通路
光珠「艦が動き始めた…」
〔歩み寄る足音〕
クリス「あら、光珠じゃない！」
セイラ「あなたも作戦室に行くところ？」
光珠「うん！ 一緒に行こうよ」
セイラ「そうね」
クリス「あら？ 今日はフェアリさんと一緒じゃないの？」
光珠「フェアリさんはジーク達と話をしてるわ」
クリス「ガディソードのパイロットね…。あなたも知り合いなんでしょ？ 話しに行かないの？」
光珠「ジークってのがいちいち私に噛みついてくるのよ」「だからしばらくはフェアリさんにお願いする事にしたの」
セイラ「あの２人…この後どうするつもりなの？」
光珠「このまま連れて歩くわ。外宇宙の事情にも詳しいだろうし。いずれ協力してもらわないとね！」
セイラ「うまくいくかしら…？ 一応、向こうでは将校だったわけでしょ？」
光珠「うん…ちょっと時間かかるかもしれない」「でも、きっとわかってもらえるわ！」
クリス「ほんと、光珠ってプラス思考でいいわね」
光珠「フフ！ それだけが取り得だもん！」
セイラ「さ、行きましょう。遅れるといけないわ」
ホワイトベース 作戦室
ブライト「ア・バオア・クーでの戦いの後、ジオン、ギガノスと地球連邦の間で停戦協定が結ばれようとしている」「ムゲ・ゾルバドス帝国軍も撤退し、地球圏から大きな脅威は無くなった」「だが、新たな異次元ゲートの存在が明らかになった以上、外宇宙の脅威が完全になくなったわけではない」
隼人「そういう事だ。我々はただちに次なる任務に向けて行動を開始しなければならない」「速やかに外宇宙に進出し、敵対勢力との決着をつける」
ブライト「前にも話した通り、外宇宙に向かうにはクスコの刻印が必要だ」「これより我々は刻印の護衛につく」
ケーン「刻印の護衛？ 敵はもういないんじゃないの？」
クワトロ「各地で小規模な部隊が残っている。連邦軍で対処できるレベルだが、刻印の護衛は我々でないと無理だ」
プラート博士「なにせ、異次元ゲートは宇宙空間で開く事になっておるからな。刻印も宇宙に上げねばならんのじゃ」
タップ「刻印を打ち上げるのか？ …どうやって？」
葉月博士「ジュリアくんの話だと刻印は自力で大気圏を離脱できるらしい」
プラート「刻印は予定宙域への最短コースを取る。我々は途中で合流するわけだ」
ライト「なるほど…」
葉月博士「目的の宙域に着いたら、ガンドールにホワイトベースを固定する作業に入る」「光珠の機体はガンドールの中心に置き、刻印との共鳴効果により異次元ゲートを開放する」
光珠「あ、そっか！」「私の機体に積んである『ＸＥＮＯＮドライブ』を利用するんだっけ」
アール博士「秋水殿の機体に我らの命運がかかっておるのじゃ！ しっかりしてくだされ！」
仁「こいつ、お嬢だからフェアリさんがいないとてんでダメなんだぜ」
光珠「ぷぅーっ！ 生意気！」
シュテッケン「やれやれ…。これでは先が思いやられる」
光珠「あ…すみません…気をつけます…」
ボウィー「ま、いいじゃないの。守り甲斐があるって事で」
士郎「フフ、そうですね」
ワッ太「ヘヘっ！ 俺がちゃんと守ってやるよ」
光珠「うう…なんか私、すごく情けなくない？」
ホワイトベース デッキ
シモーヌ「刻印で閉じたはずの宇宙がこんなにも早く破られてしまうなんて…」
クリス「一難去ってまた一難…」「なかなか休ませてもらえないものね…
ルー「でもさ、刻印の効果がなくなったわけじゃないみたいよ」「敵の侵攻は一応、止まっているわけだし」
クリス「それはそうなんだけど…」
クワトロ「敵も外宇宙と自在につなげるにはまだ何か制限があるのだろう…」「問題は…奴らがどうやって異次元ゲートを開いたかだ…」
アムロ「例の『ＸＥＮＯＮ』を敵が使って来たのかもしれません…」
カイ「『ＸＥＮＯＮ』ってえと…光珠の機体に搭載されてる例の動力源の事か？」
アムロ「はい。僕達がこれからやろうとしているのと同じ手法を使ったんじゃないでしょうか…」
クワトロ「確かに…現時点で考えられる唯一の方法だからな…」
アラン「このまま地球圏にいたのでは敵情をつかむことはできない」「やはり我々が一刻も早く外宇宙に赴く必要がある」
シモーヌ「そうね…」
エイジ「アランさん。僕がクスコに行って、刻印の準備を手伝います」
アラン「そうだな。刻印を動かすのはジュリアさんだ。君が行くのが一番いいだろう…」
クワトロ「頼むぞ、エイジ」
エイジ「はい。では行って来ます」
〔金属板の上を走り去る足音〕
ホワイトベース 食堂
アイザック「『ＸＥＮＯＮ』による異次元ゲートの開放…そこに見え隠れするガディソードの影…か…」
士郎「今までは目立たない存在でしたが、いよいよ動き出したようですね…」
シュテッケン「母星が破壊され、一度は滅んだ勢力だ…。大した力はないと思っていたが…」
ブルース「勢力が衰えた分だけ狡猾になったという事でしょう」
ディーゴ「奴らも天下取りの期をうかがってるってわけか…」
シュテッケン「ああ…今や全銀河に動乱の風が吹き荒れている」「俺達の戦いもこれからが本番だぜ！」
ディーゴ「ああ…まったくだ」
クスコ 遺跡
ジュリア「刻印を創りし、偉大なる先人の方々…」「私はこの刻印をあなた方の意図に反して使わねばなりません…」「どうか私の行為を許してください…」
エイジ「姉さん、刻印の準備はどうだい？」「必要な物があれば何でも言ってくれ」
ジュリア「ありがとう…エイジ。でも、もう準備は済みました」「これより刻印を大気圏から離脱させます」
エイジ「頼んだよ、姉さん」
アステロイド
〔通信のコール音〕
ムゲ帝国軍兵士「シャピロ様！ 地球圏に残る残存兵力の集結はほぼ完了致しました」
シャピロ「うむ、ご苦労！」「ただちに全部隊を再編成し、戦闘準備を整えさせろ！」
ムゲ帝国軍兵士「シャピロ様…ゾルバドス星に連絡を取りますか？ ムゲ帝王様に…」
シャピロ「いらんっ！」「援軍は来ない…そう言ったはずだ！」「現にゾルバドス星との交信は不可能であろうが！」
ムゲ帝国軍兵士「は…はい…」
シャピロ「現有戦力で地球人を制圧せよとの命令だ！ 貴様は指示通り動け！」
ムゲ帝国軍兵士「はっ！」
〔通信のコール音〕
シャピロ「…………」「いいだろう…。この私が最後の命令を聞いてやろう」「だが、ここで地球人を滅ぼした後、次に滅ぼされるのは、ゾルバドス！ お前達であることを知るがいい！」「この私に…神に向かって楯突いた事を宇宙の藻屑になってから後悔するがいい！」「フハハハハ…ハハハハハハハ！ ハーッハッハッハッハ！」
【シナリオデモ１終了】
【戦闘マップ１開始】
〔味方戦艦出現〕
フラウ「クスコの刻印、無事に大気圏を離脱しました」
シロー「すごい…あんな巨大な構造物があっという間に大気圏を離脱できるなんて…」
まなぶ「どんな原理で飛んでいるのか…興味がそそられます」
ミライ「なんて速度…。ホワイトベースで追いつくのが精一杯よ…」
ブライト「悔しいが、刻印の方がこちらの速度に合わせてくれているようだ…」
〔味方戦艦出現〕
葉月博士「こちらガンドール。今のところ、周辺の宙域に異常はない」
ブライト「了解です。こちらも偵察機を飛ばし、周囲の哨戒を続けます」
〔味方ユニット出現〕
オスカ「サラミス確認！ 連邦軍の護衛艦です」
連邦士官「こちら護衛艦隊。これよりホワイトベース隊の支援に入ります」
ブライト「よろしく頼みます」「全艦、刻印を中心に輪形陣を展開！」
〔ブライト、刻印へ接近〕
〔葉月博士、刻印へ接近〕
〔サラミス改隊、刻印へ接近〕
〔味方ユニット出現〕
〈出撃準備〉
シュテッケン「外宇宙のどこに行くか、こちらで指定できるのか？」
フェアリ「はい。目的地の空間の詳細なデータがあれば、ある程度は…」
剣人「それで…とりあえず、どこに行くんだよ」
アール博士「もちろんエドン国に向かいますじゃ。外宇宙で唯一の友好国ですからな」
ミト王子「エドン国か…。データはあるのかい？」
シノブ「ええ、すでに伝達済みですわ」
ミト王子「さすがシノブさん！ 頼りになるなぁ」
シノブ「とんでもありません。臣下として当然の事です」
〔戦艦の警報〕
ミト王子「お？ なんだ？」
オスカ「未確認の熱源を多数確認！」
ブライト「敵か！？ 識別を急げ！」
マーカー「味方の識別信号を出していません。おそらく敵の機動兵器です」
〔敵ユニット出現〕
甲児「おお？ なんだ？ 結構まとまった戦力じゃないか」
號「どこぞの残党どもだろ？ 俺達に挑むなんざ、いい度胸だぜ！」
剣人「いったい、どこのどいつだ！？」
〔カーソル、グラドス軍新型巨大宇宙空母を指定〕
エイジ「う…！ まさか…あれは…」
シモーヌ「間違いないわ、グラドスよ！」
デビッド「くそ！ まだ残ってやがったのか！」
〔敵ユニット出現〕
ル・カイン「エイジ！ 決着をつけに来たぞ！」
エイジ「ル・カイン！」
ル・カイン「エイジ、その中にはジュリアがいるのだな？」
エイジ「だったらどうした！ 姉さんには指一本触れさせないぞ！」
ル・カイン「フ…ならば腕ずくで奪うまで！」「お前も私を倒せば、望みはすべて叶う！ ハッハッハッハッハ！」
エイジ「く…！」
ル・カイン「兵士達よ、聞けい！」「あの刻印を奴らから奪うのだ！ そうすればグラドスに帰れるぞ！」
グラドス兵「おおーっ！」
グラドス兵「グラドス、万歳っ！」
グラドス兵「やってやる！ 下等な地球人ども！」
〔ブレイバー隊＆ターミネーターポリス群、前進〕
ル・カイン「フフフ…死に物狂いで戦う者の力、とくと味わうが良い！」
＜戦闘開始＞
＜２ＰＰ＞
【戦闘マップ１終了】
【シナリオデモ２開始】
エイジ「ル・カイン、なぜ戦う！ お前はすでに敗れたはずだ！」
ル・カイン「フン…確かに私の甘さがクスコでの敗北を招いた…。その事は認めよう」「だが私は己が夢と理想を諦めてはいない！」「ゆえに私は、この日のために方々に散っていたグラドス兵を集めたのだ！」「耐えがたい屈辱に耐えながらな！」
エイジ「すでに体勢は決している！ また無駄な血を流すのか！」
ル・カイン「フッ…そのような台詞はこの私を倒してから言うのだな！」「勝負！」
【シナリオデモ２終了】
【戦闘マップ２開始】
〔戦闘マップ１から継続〕
＜３ＰＰ・敵増援１出現＞
〔敵ユニット出現〕
シャピロ「愚かな地球人どもよ！ この私がお前達を裁いてくれるわ！」
雅人「うっ！ あれはムゲ・ゾルバドス軍じゃないか！」
沙羅「忍！ シャピロだ！ 手負いの狼が来たよ！」
亮「なめてかかるな！ 敵はシャピロだけじゃない！」
忍「わかってるよ！」「それに…相手がシャピロなら油断はできねえ…」「奴は何をしでかすかわからねえからな！」
＜４ＰＰ・敵増援２出現＞
ル・カイン「フフフ…愚かな…。この私が何の策もなく攻めていると思うのか？」「出でよ！」
〔敵ユニット出現〕
エイジ「あれは！ ターミネーターポリス！」
ワッ太「わわっ、なんて数だ…！」
プラート博士「なるほど…ル・カインめ！ 無人兵器を大量に隠し持っていたというわけか」
ル・カイン「フフフ…」「この宇宙を奴らの血で染めるのだ！」「行けいっ！」
＜敵１２機以下・敵増援３出現＞
※※まだシャピロ健在の場合、セリフ追加※※
シャピロ「フフフ…いかに抗おうとも神である私に勝つ事はできぬ！」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
〔敵ユニット出現〕
マーカー「新たな敵部隊が戦闘エリアに侵入！」
ブライト「迎撃！ 弾幕！ これ以上敵を近づけさせるな！」
＜光珠vsシャピロ＞
光珠「あなたと戦うのもこれで最後よ！ シャピロ・キーツ！」
シャピロ「私は負けん！ 神が敗北する事などありえんのだ！」
＜光珠vsル・カイン＞
光珠「何度も何度も仕掛けてくるわね…」「根性があるのは認めるけど、いつまでも負けを認めないのは男らしくないわ！」
ル・カイン「何とでも言うがいい。しかし、私のプライドにかけてこれ以上、負けはせん！」
光珠「なら、二度と仕掛けてこられないよう、そのプライドごと叩き折ってやるんだから！」
＜アムロvsシャピロ＞
シャピロ「いいぞ、アムロ・レイ。お前の力は戦いによって目覚めつつある」「私と共に来い。私ならお前の力をもっと有効に使える場を用意してやる事もできよう」
アムロ「僕は…ニュータイプはお前の野望や戦争の道具じゃない！」「僕は…僕は…僕の信じるもののために戦う！」
＜アムロvsル・カイン＞
アムロ「司令官を倒せば戦いは終わるんだ！ この男を倒せば…！」
ル・カイン「確かにお前の実力は認めよう、地球人！」「だからといって、むざむざとやられてやるわけにはいかん！」
＜ブライトvsシャピロ＞
シャピロ「ブライト・ノアか…。貴様ごとき一介の軍人がこの私を止められると思うなよ」
ブライト「その軍人の本義を忘れた男が何を言うか！」
＜クワトロvsル・カイン＞
ル・カイン「貴様なぞに用はない！ 私が用があるのはジュリアだけだ！」
クワトロ「この男…すでに司令としての責務を忘れている…」「そのＳＰＴの輝きもメッキだったという事か…！」
＜カミーユvsル・カイン＞
カミーユ「もう勝敗は決している！ なのに、なぜ戦おうとする！？」
ル・カイン「地球人ごときに降伏するぐらいなら誇り高きグラドス人は死を選ぶ！」「それにお前達を倒し、刻印さえ手に入れれば戦局を変える事もできよう！」
カミーユ「そうやって無駄な戦いをする者が軍を率いているから！」
＜カミーユvsシャピロ＞
カミーユ「この男…もう周囲の言葉など聞こえていないのか…！」
シャピロ「神は誰の言葉も聞く必要はない。だが、すべての人間は神の言葉を聞かなくてはならないのだ！」
カミーユ「その傲慢さ…許すわけにはいかないな！」
＜ジュドーvsシャピロ＞
ジュドー「夢を見るのは勝手だけど、それを理由に他人の幸せを踏みにじるような奴は許せないんだよ！」
シャピロ「力を持つとはいえ、所詮、貴様も大宇宙の真理を理解できぬ愚者にすぎんようだな…」
＜ジュドーvsル・カイン＞
ジュドー「生まれた星の違いで人を差別してちゃいつまで経っても戦いは終わらないんだ！ なぜ、それがわからない！？」
ル・カイン「同じ星の人間同士で争っている貴様達が言えた台詞か！」
ジュドー「確かに俺達もバカな争いを繰り返してきた。けど、どっかでその繰り返しを断ち切んなきゃいけないんだよ！」
ル・カイン「くどい！ ならば私を倒してみろ！物事を成し遂げるのは力だ！」
ジュドー「このわからず屋め！ なら、俺だって戦うことをためらいやしないぞ！」
＜クリスvsシャピロ＞
クリス「まだ、これだけの戦力が残っていたなんて…」
シャピロ「冥土の土産に覚えておくがいい。切り札は隠しておくからこそ効果が大きいのだ」「さあ、最後の宴を始めよう」
＜クリスvsル・カイン＞
ル・カイン「私の誇りにかけても貴様達を外宇宙へは行かせはしない！」
クリス「私達にも負けられない理由がある！ あなたを倒して、ここは通らせてもらうわ！」
＜シローvsシャピロ＞
シャピロ「この期に及んでまだ私に逆らうか！」
シロー「当然だ！地球の脅威を残したままで外宇宙に行くわけにはいかないからな！」
＜シローvsル・カイン＞
ル・カイン「お前達が外宇宙へ行くというのならその前にすべての決着をつける！」
シロー「くそっ！ やはりこの男を倒さなければグラドスとの戦いは終わらないのか！」
＜甲児vsル・カイン＞
ル・カイン「あの遺跡は元々グラドスのもの…。返してもらうぞ！」
甲児「くそっ！ ただの成金趣味のお坊ちゃんかと思ったがここまでしぶといとはよ！」
＜甲児vsシャピロ＞
甲児「都合のいい夢ばっか追っかけてるてめえなんぞに俺達は負けねえよ！」
シャピロ「夢だと？ 違うな！ 私が望む事はすべて現実となる。なぜなら、私は神だからだ！」「ただの人間である貴様には理解できんだろうがな！」
甲児「うるせえよ！ てめえの大嘘はもう聞き飽きた！ 続きは地獄の鬼にでも聞かせやがれ！」
＜號vsシャピロ＞
號「神様ごっこもここまでだぜ！ 念仏唱えながら死に仕度でもしやがれ！」
シャピロ「バカめが！ 命乞いをしても遅いぞ！ 神を冒涜した罪、その命で償うがいい！」
＜號vsル・カイン＞
號「来やがれ、グラドスの大将！ 今度こそ、二度と浮かび上がれないようにボッコボコにしてやるぜ！」
ル・カイン「私に退路はない…！ 私の進む道は前にしかないのだ！」
＜剣人vsシャピロ＞
シャピロ「貴様達に未来も勝利もない！ あるのは絶望という名の闇だけだ」
弾児「とうとう最後まで他人を上から見下す性格は変わらなかったみてえだな！」
剣人「絶望がお似合いなのは俺達とあんたのどっちか。今、俺達が力づくで教えてやらあ！」
＜剣人vsル・カイン＞
ル・カイン「貴様もエイジ同様、２つの母星を持つ者だそうだな」「自分の中の地球人の血を呪うがいい！」
剣人「何言ってやがる！ てめえなんかに俺の生まれをどうこう言われてたまるかよ！」
＜ミト王子vsシャピロ＞
シャピロ「恐れよ！ そして、おののけ！ 王であろうと神に逆らえば神罰が下るだけだ！」
ミト王子「人を苦しめるだけの存在など神とは呼べぬ！」「真の神とは苦しんでいる人に手を差し伸べる存在だと知るがよい！」
＜ミト王子vsル・カイン＞
ミト王子「無駄に命を捨てるでない！ おぬしには敗軍の将としての責務が残っておろう！」
ル・カイン「エドン国の王子よ！ 確かに私には将としての務めがある…」「だが、その前に一人の男として受けた屈辱は晴らさねばならんのだよ！」
＜ワッ太vsシャピロ＞
ワッ太「しつっこいんだよ、あんたは！ いい加減、自分が普通の人間だってのを認めなよ！」
シャピロ「黙れ、小僧！ この神に歯向かうというのなら、子供とて容赦はせんぞ！」
ワッ太「なに子供相手に本気になってんだよ！ 大人のくせにみっともないんだよ！」
＜ワッ太vsル・カイン＞
ワッ太「いい加減にしろよな！ もうあんた達は負けたんだから無駄な戦いはやめろよ！」
ル・カイン「子供には男の誇りはわからんようだな。お前もあと数年経てば、今の私の戦いが理解できよう」
ワッ太「わざわざ他の星まで戦いに来るような奴の気持ちなんかわかるもんか！」
＜ダバvsシャピロ＞
シャピロ「凡人にはわかるまい！ この私を包む大いなる宇宙の意思の存在が！」
ダバ「そんなもの、わかりたくもないね！ あんたの妄想につきあってる暇はないんだ！」「消えろ、シャピロ・キーツ！ 見果てぬ夢に抱かれたまま！」
＜ダバvsル・カイン＞
ダバ「自分を敗者と認めたのなら、見えるものだって変わったはずだ！」「なら、今後自分が成すべき事だって、わかったはずなのに！」
ル・カイン「確かに私は敗者かもしれん…」「しかし、弱者にまでなった覚えはない！ 私は今でも強者だ！」
ダバ「そのおごりが戦いを生む事がなぜわからない！」
＜ケーンvsシャピロ＞
シャピロ「私にこれだけの屈辱を味わわせたのだ！ それなりの覚悟は出来ているだろうな！？」
ケーン「勝手に敵に寝返っといて自分の足場がやばくなったら人のせいかよ…」「ふざけんじゃねえぞ、この野郎！ 今日こそ完全に叩きのめしてやるぜ！」
＜ケーンvsル・カイン＞
ケーン「負け惜しみもいい加減にしな、大将！ 金ピカのＳＰＴが泣いてるぜ！」
ル・カイン「このザカールは私の誇りそのものだ！ 最後の時まで輝きはあせぬわ！」
ケーン「言ってくれるぜ！ だったら、俺とドラグナーが引導を渡してやる！」
＜忍vsシャピロ（１回目）＞
シャピロ「沙羅！ おまえか！」
沙羅「言っただろう、シャピロ！ 必ずあたしがあんたの命を奪うって！」
シャピロ「ぬうっ！？」
沙羅「もう、話す事は何もなかったね、シャピロ…」「あんたと付き合ってひとつだけ喜びを見つけたよ」「あたしが…あたしがあんたを殺すというね！」
シャピロ「フハハハハ！」
沙羅「何がおかしい！」
シャピロ「フフ…お前ごときが、この私が殺せるものか！ 私は神なのだぞ！！」
沙羅「神だって？」「笑わせるんじゃないよ！ 覚悟しな、シャピロ！」
＜忍vsシャピロ（２回目）＞
シャピロ「私は神になる存在のはず…。そうだ…そうでなければならない…」
忍「シャピロ！ いい加減、目ぇ覚ましやがれっ！」「てめえも俺達同様、ただの人間にすぎねえんだ！ とっととそいつを認めちまいな！」
シャピロ「ふざけるな！ 大宇宙の意思を聞く事のできる私は選ばれた存在！」「その私がお前達と同じだと！？ バカも休み休み言え！」
沙羅「バカはあんたさ！ そんな幻聴を本気で信じて神になろうなんて考えるんだからね！」
亮「忍、沙羅、これ以上、奴に構うな！ ここまで来たら、もう言葉は必要ない！」
忍「わかったぜ、亮！」
雅人「さあ、これであんたも最期だ！」
忍「この一撃で…シャピロ！ てめえとの因縁を断つ！」「やぁぁぁぁってやるぜっ！」
＜葉月博士vsシャピロ＞
シャピロ「外宇宙に行けば、お前達を待つのは死のみだ。ならば、ここで死んでも同じ事だ！」
葉月博士「そうはいかん。我々は何としても進まねばならんのだ！」
＜アランvsシャピロ＞
アラン「シャピロ・キーツ！ 外宇宙へ旅立つ前にお前との決着をつける！」
シャピロ「いいだろう！ 私の唯一の汚点である貴様達の存在、ここで完全に消し去ってくれる！」
＜エイジvsシャピロ＞
シャピロ「貴様達を滅ぼした後、あの遺跡は私が有効活用してやろう」「あれは宇宙の意思の体現者である私こそが所有者に相応しいものだ」
エイジ「黙れ、シャピロ・キーツ！ お前のような男に刻印も姉さんも渡してなるものか！」
＜デビッドvsル・カイン＞
デビッド「お前に虐げられた人々の怒り、俺が代わってぶつけてやるぜ！」
ル・カイン「どうやらまぐれの連続にうぬぼれているようだな…」「貴様ごときが、この私に挑んだ事が間違いだったと知るがいい！」
＜シモーヌvsル・カイン＞
シモーヌ「倒せないまでも、せめて足止めくらいはしてみせる…！」
ル・カイン「死にたくなければそこをどけ！ 地球製のＳＰＴなど私とザカールの敵ではないわ！」
＜キッドorボウィーvsシャピロ＞
アイザック「シャピロ・キーツ！ お前の野望もここまでだ！」
キッド「一度は共に戦った事のある縁だ…。てめえの始末は俺達、Ｊ９がつけてやる！」
シャピロ「面白い！ 神に牙をむく暴挙、あの世で後悔するがいい！」
＜キッドorボウィーvsル・カイン＞
アイザック「敗戦の将が戦線に復帰したところでこの勝負の結末は変わりはしない」
お町「そっ。またまた私達の勝ちよ」
ル・カイン「果たしてそうかな？ 地球には三度目の正直という言葉があると聞くぞ」
ボウィー「こりゃ、ビックリ！ グラドスのお坊ちゃんがそんな言葉を知ってるとはね！」
キッド「そんじゃ、二度ある事は三度あるって言葉も覚えさせてやるぜ！」
＜士郎vsシャピロ＞
シャピロ「さあ、祈れ。さすれば苦しまずに黄泉の世界へ送ってやる」
士郎「僕が祈る相手はあなたではありません。それに志半ばで死ぬつもりもありません」
シュテッケン「てめえみてえな偽者の神様にゃ天に代わって俺達が成敗してやるぜ！」
＜士郎vsル・カイン＞
ル・カイン「私はここから這い上がってみせる！ そして、再びグラドスが地球に君臨するのだ！」
ライラ「あらあら…敗者復活戦のつもりかしら？」
佐馬「でも、そのためには拙者達に負けないくらいの力がないとね」
士郎「真の力が何なのか…あなたはまず、そこから学ぶべきです！」
＜ロックorビートvsシャピロ＞
ブルース「その並外れた能力を正しく使えばあなたは本当の英雄になれたかもしれない…」「しかし、悪魔に魂を売り渡した時点で同時に地獄へのパスポートも手に入れてしまったのですよ」
シャピロ「勘違いするなよ、貴様。私は悪魔に魂を売り渡したのではなく、悪魔を使役する立場となったのだ」「そして、同時に神へと至る階段を昇り始めたのだ！」
ビート「駄目だ、こりゃ。完全に自分の世界に旅立ってらぁ」
ロック「可哀想にな。その旅ここいらで終わらせてやろうぜ」
バーディ「その意見に大賛成！ ロック、やっちゃって！」
＜ロックorビートvsル・カイン＞
ル・カイン「私の進むべき覇道の邪魔をした貴様達だけは生かしてはおけん！」
ブルース「元々、その道自体がまがい物だったのですよ」
ビート「ちなみにこれからあんたが進む道はただの道じゃないぜ！」
ロック「三途の川へ続く暗い道だ！」
バーディ「今までの罪をよ～く噛み締めながら進みなさい！」
＜仁vsシャピロ＞
仁「あんたみたいな悪人を残したまま外宇宙に行けるかってんだ！ 今日こそきっちり決着をつけてやる！」
シャピロ「愚か者め！ お前達の短い人生も今日で終わりだ！」
＜仁vsル・カイン＞
飛鳥「あなたみたいに自分勝手な人間は本当に迷惑なんだ！」
吼児「あなたが地球人を支配しようとするなら僕達は最後まで戦います！」
ル・カイン「状況も理解できない子供が何を言う！」「子供といえども私の邪魔をするのなら容赦はしないぞ！」
仁「望むところだぜ！ こっちだって悪党相手なら手加減なしだ！」
＜シャピロＨＰ５０％以下＞
シャピロ「おのれ！」「この私に…」「神であるこの私に！」「許さん、許さんぞ！ 神を冒涜する者ども！ 地獄の業火で焼き尽くしてやる！」「さあ、来い！ 来い！ この私に向かって来るのだ！」「おそれ多くも、神が自らの手で焼き尽してやるぞ！ フハハハハハ！」
〔シャピロ、気力上昇〕
〔シャピロ、回復〕
＜ル・カインＨＰ５０％以下＞
ル・カイン「フフフ…敵ながら見事な戦いぶりだ」「だが…我が闘争本能はこの程度の事ではおさまらんわ！」
〔ル・カイン、気力上昇〕
〔ル・カイン、回復〕
ル・カイン「ゆくぞっ！」
＜シャピロ撃破＞
シャピロ「バカな…！ こんな…こんな事が…」「フハハハハ…ハハハハハハハ！ ハーッハッハッハッハ！」「フハハハハ、天よ、砕けろ！ 宇宙よ、お前は再び暗黒の世界に姿を隠すがよい」「神は今ここに誕生し、そして神が、自らの裁きでこの世界を無のものとする」「よいか、よいか、宇宙よ…。今こそ神の足下にその永遠なる魂をゆだねるがいい」「フハハハハ…ヒャハハ、ヒャハハハハハ！」「ヒャハハハハハ！ さあ宇宙よ、何をためらう事があるというのだ！」「今こそ、今こそ…この神のもとへ！」
〔敵ユニット撃破〕
〔画面、振動〕
沙羅「シャピローッ！」
忍「沙羅…」
沙羅「ううう…シャピロ…バカだよ…バカだよ…あんた…」
＜ル・カイン撃破＞
ル・カイン「お…おのれぇ！ 地球人の分際で！」「こうなったら…刻印を完全に破壊し、奴らの目論見を崩してやる！」
〔ル・カイン、刻印へ接近〕
エイジ「させるか！」
〔エイジ、ル・カインへ接近〕
ル・カイン「邪魔はさせん！ 私の夢、私の理想！」「貴様ごときに！ 血の汚れた貴様ごときにぃっ！」
エイジ「貴様のその思い上がりを俺は許さない！」「ここで本当の決着をつけてやる！」
ル・カイン「こしゃくなっ！」
〔刻印、発光〕
エイジ「な、何だ！ 刻印が光を…！」
〔刻印、発光〕
エイジ「うわああああ！」
〔エイジ、刻印へ接近〕
〔味方ユニット離脱〕
ル・カイン「うおおおおおお！」
〔ル・カイン、刻印へ接近〕
〔敵ユニット離脱〕
〔画面、発光〕
【戦闘マップ２終了】
【シナリオデモ３開始】
エイジ「…こ…ここは…どこなんだ…」
ジュリア「エイジ…ル・カイン様…あなた達の戦いは、終わったのです」
エイジ「ああ、姉さん！」
ル・カイン「ジュ、ジュリア…！」「では…ここは！？」
ジュリア「そう…刻印の中です」
ル・カイン「フン、ならばジュリアよ！ 今すぐ空間の遮断を解くのだ！」
〔機体の稼働音〕
ル・カイン「私の命令が聞けぬのなら撃つ！」
エイジ「ル・カイン、姉さんに手を出すな！ 手を出せば容赦しない！」
ジュリア「エイジ、心配はいりません」「ここでは誰も力を振るう事はできません」「たとえル・カイン様といえども…」
ル・カイン「なんだと！？ そのうようなでたらめで私が騙せると思っているのか！」
ジュリア「ル・カイン様…あなたのお好きなようにどうぞ…」「ご自分の無力に気付かれるだけです」
ル・カイン「何を言うか！ 父の遺言通り、始末してやるっ！」
〔光線銃の銃声〕
〔画面、赤くフラッシュ〕
ル・カイン「む！ どうした！？」
〔光線銃の銃声×２〕
〔画面、赤くフラッシュ〕
ル・カイン「どうしたというのだ…これは！」「エネルギーが…刻印に吸収されている…だと？」
ジュリア「ここではいかなる武器も効力はありません」
ル・カイン「バ、バカな…こんなバカな事が！」
ジュリア「ル・カイン様、心をお静め下さい」
ル・カイン「ぬう…ジュリア…！」
〔画面、発光〕
【シナリオデモ３終了】
【戦闘マップ３開始】
〔戦闘マップ２から継続〕
＜敵全滅・勝利条件達成＞
オスカ「敵部隊、壊滅しました！ 残りのグラドス部隊は降伏するそうです」
フラウ「新たな船影を捕捉。連邦軍の支援部隊です」
〔味方ユニット出現〕
連邦士官「こちら第３３２特務部隊。病院船を連れてきている。救助活動は任せてくれ！」
フラウ「ありがとうございます！」「あの…敵味方関係なく、できるだけ多くの人を助けてくださいね？」
連邦士官「わかってるよ、お嬢さん！」「そっちはこれから外宇宙に行くんだろう？ 俺達の分も頑張ってくれよ！」
フラウ「はい！」
連邦士官「じゃあな。頼んだぞ！」
〔サラミス改＆シャトル隊、前進〕
オスカ「早速、救助活動が始まったようです」
ブライト「彼らはレスキューのプロだ。救助活動は彼らに任せよう」「我々は目的の宙域に急ぐぞ」
隼人「全機、帰艦せよ！」
〔味方ユニット離脱〕
〔画面、発光〕
【戦闘マップ３終了】
【シナリオデモ４開始】
ル・カイン「く…！ あの時…お前に慈悲を与えるのではなかった…」
エイジ「ル・カイン！ もうお前の思うようにはできないぞ！」
ジュリア「エイジ、もういいのです。あなたは仲間と共に行きなさい…。私はル・カイン様とここに残ります」
ル・カイン「…………」
エイジ「何を言ってるんだ姉さん！ 僕達と一緒に行こう！」
ジュリア「いいえ、私はル・カイン様と残されたグラドス人のため、やらねばならない事があります」「刻印よ、エイジとレイズナーを外へ…！」
エイジ「姉さーん！」
〔画面、発光〕
【シナリオデモ３終了】
【戦闘マップ４開始】
〔戦闘マップ３から継続〕
〔味方ユニット出現〕
エイジ「姉さん…」
〔通信のコール音〕
デビッド「エイジ、今までどこにいたんだ！ 大丈夫か！？」
エイジ「ああ…大丈夫だ…」「それより準備を始めよう」
シモーヌ「あ、そうね…」
〔味方ユニット離脱〕
葉月博士「まず、竜の足でホワイトベースを固定する！」「ガンドールを変形させるぞ！」
〔ブライト、刻印へ接近〕
〔葉月博士、刻印へ接近〕
ブライト「各機体の固定作業を急げ！ 船体の損傷チェックも忘れるな！」
【戦闘マップ４終了】
【シナリオデモ４開始】
ガンドール 格納庫
光珠「機体の固定、完了したよ！」「フェアリさん、そっちは？」
フェアリ「ええ、準備完了です」「今はシノブさんから頂いた外宇宙データを元にシミュレーターを作っています」「うまくすればゲート開放の仕組みを解析できるかもしれません」「今はゲートを開くために封印のサポートが必要ですが、最終的にはこちらで制御したいですからね」
光珠「うーん…手伝えそうにないな…」
フェアリ「どうか、お気になさらずに」「ゲート開放シーケンスはほとんどこちらでサポートしますが光珠様の操作も必要です」「シミュレーションを入れてありますので操作に慣れておいてください」
光珠「了解！」
ホワイトベース 食堂
ミト王子「やっとエドン国に戻れるのか」「いろいろあったけど、いい人達に会えてよかったよね？」
シノブ「ええ、そうですわね」
カークス「王子、きっと本国ではご馳走を用意してお出迎えの準備をしておりますぞ？」
スケード「あいかわらずおぬしは食い意地の方が先に来るようだな」
カークス「あ…いや…その」
ミト王子「アッハッハッハッハ！」
シノブ「フフフフフ！」
ホワイトベース 医務室
早苗「さ、もう大丈夫よ！ 動かしてみて？」
サリー「あ、はい…」
早苗「どう？ もう痛くないでしょ？」
サリー「ええ…すっかり治ったみたいです」
早苗「鍛えているだけあって丈夫に出来ているみたいね」
サリー「いえ…大した怪我じゃありませんから…」「あの…ありがとうございます」
早苗「どういたしまして。また何かあったら気軽に連絡してね？」
サリー「はい…」
〔扉の開閉音〕
〔金属板の上を走り寄る足音〕
おちゃめ「きゃはははははは！」
〔金属板の上を走り寄る足音〕
プル「プルプルプルプルーッ！」
〔金属板の上を走り寄る足音〕
トン助「ブヒーッ！」
〔金属板の上を走り寄る足音〕
次郎「ワハハハハハ！」
〔金属板の上を走り寄る足音〕
ファ「あーもう、あなた達！ いい加減になさいっ！」
〔金属板の上を走り寄る足音〕
リィナ「プル！ この子達よりお姉さんなんだから、ちゃんと面倒を見てよ！」
プル「だから一緒に遊んでるよ！」「きゃははははは！」
〔複数の金属板の上を走り寄る足音〕
〔扉の開閉音〕
ファ「あ！ 待ちなさーい！」
〔金属板の上を走り寄る足音〕
〔扉の開閉音〕
リィナ「あ、ごめんなさい。お邪魔しちゃって…」
早苗「ウフフ、いいのよ。あなた達もがんばってね」
リィナ「はい！」
〔金属板の上を走り寄る足音〕
〔扉の開閉音〕
サリー「…………」「あの…この艦では、よく子供達を見かけるんですけど…」
早苗「ああ、あの子達ね？ この艦のパイロットを慕って、ついて来たの…」
サリー「でも軍艦に乗るなんて変じゃないですか？」
早苗「降ろそうとした時もあったけど、結局、無理だったのよね…」「あの子達にとってはこの艦が家であり、家族がいるところなのよ」
サリー「そうなんだ…」
ホワイトベース 個室
サリー「ねえ、兄さん…やっぱり、この船…何か違うと思わない？」
ジーク「銀河烈風のリーダーにペンタゴナの反乱軍まで乗ってるしな…」
サリー「兄さん、いつの間に調べてたの？」
ジーク「ガディソードに興味があるってんで、いろんな奴が訪ねて来るんだ…」「これがまたみんなご丁寧に自己紹介していきやがる」「俺達の意思に関係なくお仲間扱いだぜ…」「俺達が逃げ出したらどうするつもりなんだろうな」
サリー「でも、さっきの戦闘…見てたでしょ？」「いざ戦いになると恐ろしいほど研ぎ澄まされた戦いをするわ…」
ジーク「そうだな…。艦内の視点から見ているとそれがよくわかる…」「小規模な艦隊に見えるが、その事態はかなり重厚な戦力だ…」「俺達は今までこんな奴らを相手にしていたんだな…」
【シナリオデモ４終了】
【戦闘マップ５開始】
〔戦闘マップ４から継続〕
葉月博士「ホワイトベース固定作業完了！ いつでもいいぞ、ブライト艦長」
ブライト「ジュリアさん、お願いします」
ジュリア「私はあなた達のために…今一度、刻印の力を使います」「でも、それは争いをいさめるためです。その事を忘れないでください」
ブライト「肝に銘じておきます」
ジュリア「では、始めましょう。光珠さん、フェアリさん、準備はいいですね？」
フェアリ「はい！」
光珠「いつでも、どうぞ！」
〔刻印、発光〕
フェアリ「シグナル確認！ 『ＸＥＮＯＮドライブ』刻印からの波動に同調させます」
〔エネルギーの放出音〕
光珠「来た来た！ すごい！ 速攻で臨界点を突破したわ！」「エネルギープラグ、ガンドールに接続！」
〔葉月博士、発光〕
フェアリ「ガンドール周囲に空間異常確認！ 異次元ゲート順調に拡大中！」
〔異次元ゲート展開〕
フェアリ「いけます！」
葉月博士「ガンドール、異次元ゲートに突入！」
〔ブライト＆葉月博士、異次元ゲートへ移動〕
エイジ「姉さん、行ってくるよ！」
ジュリア「エイジ…行きなさい…」「そして今度はグラドス人に平和を呼びかけるのです」「それができるのは二つの種族の血を引くあなただけなのです…」
エイジ「ああ…わかったよ、姉さん」
〔味方戦艦離脱〕
〔異次元ゲート消失〕
ジュリア「偉大なる先人達よ…私は希望の使者を送りました…」「願わくばこの行為が人々の希望とならん事を…」
ル・カイン「ジュリア…私は…」
ジュリア「ル・カイン様…心穏やかになられたようですね」
ル・カイン「ああ…」
ジュリア「ル・カイン様…今こそ私はあなたのために祈ります…」
ル・カイン「ジュリア…」「ありがとう…」
【戦闘マップ５終了】
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