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第48話
出撃前夜


サブタイトル
「出撃前夜」


【シナリオデモ開始】
≪1回目≫

反乱軍基地
〔ベルトコンベアの稼働音〕
反乱軍兵士「7番ドックに補給艦が到着しました!」
反乱軍兵士「よし! 到着したヘビーメタルはBブロックに回せーっ!」
〔通信のコール音〕
セムージュ「同志諸君! 作業をしながら聞いてくれ!」「先程の戦いでホワイトベース隊は、正規軍に大勝利を収めた!」「風は我々に追い風だ! 決戦に向け、備えを万全としようではないか!」
反乱軍兵士「おおーっ!」

≪1回目≫
ホワイトベース 食堂
剣人「反乱軍の連中、盛り上がってきてるな」
弾児「ああ…」
アール博士「長年、ポセイダルの圧政に苦しんできた民にとっては、世紀の大決戦ですからな」
まなぶ「各地から続々と援軍が集まって来ています」
アール博士「エリオスの朋友たるカモン王家の復活はぜひとも成し遂げたいところです」「剣人様、我らも全力で協力いたしましょう」
剣人「そのつもりだぜ。王家がどうのとかは、俺には関係ねえけどな」「それより、じいさん。ダルタニアスを、もっとパワーアップしようぜ」
アール博士「剣人様。ダルタニアスはパワーアップしたばかりではありませんか!」「無理なパワーアップは、かえって害になりますぞ?」
まなぶ「そうですね。これ以上のパワーアップはかえって効率が悪いと思います」
アール博士「今はまず新しい武器を使いこなす事が重要ですぞ」
剣人「確かに、必殺の火炎剣は強力になったし、キャノンキュービックは使える武器だ」「けどよ、使える武器は多い方がいいじゃねえか」
弾児「まぁ待てよ、剣人。同じ武器でも使い方次第だ。新しい戦法を編み出すってのはどうだ?」
まなぶ「さすがは弾児さん。それなら考える余地がありそうです」
剣人「じいさん、どうだ? 何は手はねえか?」
アール博士「はあ…別の使い道と言われましても…簡単には…」
まなぶ「博士、あれは? 『超空間エネルギー』を利用する手は!?」
アール博士「馬鹿もん! あれは武器とは言えん!」
剣人「おいおい、何だ!?」「なあ、じいさん!? 超空間エネルギーってのをどうするんだ?」
アール博士「はあ…いえ…しかしそれには危険が…」
剣人「なんだよ、教えてくれよ。多少の危険があったって構わねえ。俺にできる事があるんなら知っときたいんだよ」
アール博士「…超空間エネルギーを放出すれば、機体の周囲に粒子エネルギーのバリアを形成する事ができます」「確かに、この方法ならば敵の攻撃を弾き返しながら進む事ができるやもしれません…」
まなぶ「つまり、ダルタニアスが自らが弾丸となって敵陣に突っ込むという戦法です」
弾児「なるほど…攻守を兼ね備えた特攻技って訳だな」
次郎「すげえ! まるでレイズナーのV-MAXみてえじゃんか!」
剣人「へっ! おもしれえじゃねえか! 気に入ったぜ!」
アール博士「しかし、問題があるんです」「ダルタニアス自身がどこまで放出した超空間エネルギーに耐えられるかという問題です」
剣人「考えたからって解決する事でもないだろ?」
アール博士「ですから機体の強度と熱量の…」
剣人「やってみた方が早いって!」「早速、次の戦いで試そうぜ!」
アール博士「そんな…剣人様!」
〔戦艦の警報〕
〔画面、点滅〕

剣人「へへっ! おあつらえ向きに敵さんが来たじゃねえか!」「行くぜ、弾児!」
弾児「おう!」
〔複数の金属板の上を走り去る足音〕
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

〈出撃準備〉

レッシィ「偵察部隊から報告があったのはこのあたりの宙域ね」
オスカ「敵部隊捕捉!」
〔敵ユニット出現〕
※※1回目の場合のセリフ※※
剣人「ブライトさん! お先に行かせてもらうぜ!」
〔味方ユニット出現〕
シロー「なんだ? 剣人の奴、やけに張り切ってるな…」
クリス「何か秘策でもあるのかしら…」
アール博士「勝手に飛び出してしまい申し訳ない。剣人様は新しい戦法を試すつもりなのです」
ブライト「そうでしたか」
ダバ「艦長、このままダルタニアスを先行させた迎撃態勢で行きましょう」
ブライト「そうだな」
剣人「弾児! 例の戦法を試すぜ!」
弾児「おう! いつでも来い!」
〔剣人、MAP兵器「超空間エネルギー解放」使用〕
〔敵ユニット撃破〕

剣人「へえ、割と使えるじゃねえか」
アール博士「剣人様! ご無事ですか!」
剣人「安心しな、じいさん。ダルタニアスは期待に応えてくれたぜ」
まなぶ「案ずるより産むが易しですね」
アール博士「まさにその通り…。剣人様の判断が正しかったという事です」
剣人「何言ってんだよ。じいさんが手塩にかけたダルタニアスのおかげだぜ」
アール博士「剣人様…」
剣人「さてと! もうひと暴れさせてもらうぜ!」
ブライト「よし! 各機、ダルタニアスに続け!」
※※2回目以降の場合のセリフ※※
ダバ「よし、迎撃しよう」
ブライト「全艦、戦闘開始!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※

〈出撃準備〉
<戦闘開始>

≪1回目≫
<ダバが敵撃破>

ダバ「どうやら、クワサン・オリビーは、出てきていないようだ…」
レッシィ「ダバ、どうしたの? 動きが止まっているわよ!」
ダバ「ああ、大丈夫だ」
レッシィ「ダバ、弱い相手だからって気を抜いてはだめよ」
ダバ「すまない…レッシィ」
レッシィ「…………」

<敵全滅・勝利条件達成>
オスカ「敵部隊の殲滅に成功しました」
リンダ「周辺宙域にエネルギー反応ありません」
ブライト「よし、残存部隊を警戒しつつ速やかに基地へ撤収する」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

≪1回目≫

ホワイトベース 通路
ダバ「…………」
シロー「どうしたんだ? いつもの君らしくないな」
ダバ「戦いに私情を持ち込むつもりは…」
シロー「そうやって硬くなっているじゃないか」「私情だって大いに結構。妹さんの事は君にとって大切な事だろう?」
ダバ「…………」「迷いがない…と言えば嘘になるかな…」
シロー「妹さんの事も含めて仲間に託せばいい。そうすれば迷いなんてなくなるさ」
ダバ「仲間に託す…」
シロー「もっと仲間を信用しろって事さ」「心配ない。君の妹さんはきっと救い出せる!」「さあ、気持ちを切り替えていこう。すぐに作戦会議が始まるぞ」

≪1回目≫
ホワイトベース ブリッジ
クワトロ「正規軍の探索の網が狭まってきているな…」
レッシィ「ええ…反乱軍の本拠地が見つけられるのも時間の問題ね…」
ダバ「大丈夫。もうすぐこちらから打って出るんだ」「それに敵が反乱軍の捜索に兵力を割けば、それだけガストガルの防備が手薄になるかもしれない」
プラート博士「事実、そうなっておるだろう…。それが反乱軍の狙いだからな」
レッシィ「ええ、各地の同志からパトロールが増えたと報告があったわ」
セムージュ「現在、各地から続々と同志が集まっている」「彼らを待つ時間を少しでも稼げれば、その分、反乱軍の戦力を強化できる」
隼人「そのためには、この宙域に集まって来る正規軍を我々がどれだけ削れるかが勝負だ…」
沙羅「でも、ここを突破されて本命の基地を敵に見つけられたらアウトってわけね」
忍「チッ…面倒くせえな」
號「要するに、来た奴を片っ端からブッ倒しゃいいんだろ?」
クワトロ「ああ、そう考えてもらえばいい」
ブライト「リュウ、補給状況はどうなっている?」
リュウ「ほぼ順調だ。整備、補給作業に必要な人手も反乱軍から提供してもらっている」
セムージュ「腕の立つ者は少ないが、人数だけは確保できる。そこは指導してやってくれ」
リュウ「わかりました」

≪1回目≫
ホワイトベース デッキ
〔機体の整備音〕
キャオ「こう続けて出撃したんじゃ整備してる方は休む暇もないっての…」
〔機体の整備音〕
キャオ「あちゃ~このパーツも交換だな…」
反乱軍兵士「あの…キャオさん。次の作業はどうすれば…」
キャオ「3番と5番のチューブをつなげって言っただろ…急いでよ!」
反乱軍兵士「あ…は、はい!」
〔機体の整備音〕
キャオ「…ったく…」(…反乱軍のメカニックマンを貸してくれるのはいいけど、もっと優秀なのを回してほしいよな…)
〔機体の整備音〕
〔扉の開閉音〕
〔歩み寄る足音〕

アム「お疲れ様…お食事よ」
キャオ「おっ、サンキュー!」
アム「はい…どうぞ…」
〔物音〕
キャオ「ん?」「どうしたの、アム…しおらしいじゃないの?」
アム「そうかな…」
キャオ「そうだよ。キャンキャンしてなきゃ、アムらしくないぜ」
アム「うん…」「ちょっとね…緊張してるの…」「大勢の人に慕われてるダバの事を知ったら…独り占めしたいとかさ…そんな事しか考えなくて…」
キャオ「なーに言ってんの! 戦争やってりゃ気持ち真っ暗よ~?」「そんな時、アムの声を聞けりゃスーっとするんだぜ?」「お前さんは、それでいいの!」
アム「うん…」「ありがと、キャオ。やさしいのね!」
キャオ「そうよぉ~!」「どう? 今からでも俺に惚れ直したら? 大事にしますよ~!」
アム「そうねぇ…」「またにするわ!」
〔金属板の上を走り去る足音〕
キャオ「やっぱり…」
【シナリオエンドデモ終了】


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