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第51話
銀河の虎ガスコン


サブタイトル
「銀河の虎ガスコン」


【シナリオデモ開始】
ペンタゴナ グラドス国境宙域

ホワイトベース ブリッジ
フラウ「ホワイトベース隊はまもなくグラドスの国境に差し掛かります」
リンダ「今のところ敵は捕捉していません」
デビッド「いよいよグラドスか…」
シモーヌ「そうね…」
クリス「グラドス軍と戦闘になるのでしょうか?」
クワトロ「我々は領空侵犯しようとしているんだ。当然、迎撃してくるだろう…」
シロー「外交交渉でなんとかならないんですか?」
ライラ「それが理想よね。でも今の情勢では難しいんじゃない?」
シュテッケン「ペンタゴナには新政府ができるだろうが、グラドス政府がそれを正式なものと認めるには時間がかかるだろう」「少々強引だが、こちらから扉をこじ開けてでもグラドスと交渉を始める必要がある」
アイザック「こちらにはダバとミト王子がいるいくら非公式とは言え、向こうもそれなりの対応をせざるを得まい」
カイ「ま、あちらさんとしちゃペンタゴナが星間連合から脱退するってのは気に入らねえ現実だろうがな」
ハヤト「けど、ポセイダルだって星間連合の軍事行動に全面参加してたわけじゃないでしょう?」
アラン「いや、経済面や技術面における協力もそうだが、世論の形成に果たしていた役割は大きい」
エイジ「グラドスでは議会が一定の力を持っています。国民の総意として現状の政策が支持されているに過ぎません」「異次元同盟との戦争が終結し、周辺国との平和的共存が可能となれば、政策を変更する可能性は充分あります」
アムロ「そこがザールやムゲとの違いですね。話し合いの余地はあると思います」
アラン「そうだ。ある意味、グラドスの拡大政策は外宇宙の情勢の中では必然だったと言える」
葉月博士「だがこれからはエドンとペンタゴナに地球を加えた勢力が中心となってこの宇宙に新たな秩序が生まれる」
ブライト「世界を構築するルールが変わるというわけですな」「我々の果たすべき役割は大きい。まずはグラドス人の信用を得る事から始めなければな」
アムロ「そうですね…」

ホワイトベース デッキ
アム「あ~あ…もうペンタゴナから離れちゃったのよね。戻って来たばっかだってのにさ」
キャオ「なぁ、ダバ。反乱軍の連中だけで大丈夫なのかよ?」
ダバ「ポセイダルの圧政にも耐え抜いてきた人達だ。彼らを信じよう」
レッシィ「私が手がけた組織よ。そんなにやわじゃないわ」
キャオ「へいへい」

ホワイトベース 食堂
光珠「エイジさん、グラドス政府となら交渉の余地があるって言ってたけど、本当かな?」
ケーン「グラドス人は地球人と大差ないって話じゃん。ジオンやギガノスとだって和平が結べたんだし、大丈夫だろ」
ライト「政治形態も似たようなもんだし、上層部同士で話をつけられれば、軍の連中も文句は言うまいさ」
光珠「そうか…今まで私達が相手をしてたのは、グラドスの遠征軍だけだもんね…」
フェアリ「それに私達はグラドスに降伏を迫りに行くわけではありません。しばらく情勢を静観するよう頼みに行くのです」「ジュリアさんとの約束を忘れてはなりませんよ」
光珠「そうね。私達は宇宙の平和を託されたんだから、できるだけ戦いは避けなきゃ」
早苗「アール博士…ザールの人達とは本当に話し合う事はできないんですか?」
アール博士「ドルメン大帝を倒さぬ限り、和平を持ちかける余地はあるまい」「奴の野望は全宇宙を支配下に置く事…」「最終的にはゴラドスやロボット帝国をも併呑する気に違いない」
柿小路「ですが、ザール帝国の支配下の星々には普通の人々も住んでいるのではありませんか?」
シノブ「その通りです。ドルメン大帝の圧政に、今も多くの民が苦しんでいます…」
ロック「抵抗組織はないのかよ」
バーディ「表立った動きは今のところないみたいね」
アール博士「無理もなかろう…」「ドルメンは反抗する者があれば見せしめのために容赦なく民族ごと、惑星ごと滅ぼして来た」「今までにどれだけ多くの命が失われてきた事か…」
弾児「その恐怖で民衆を押さえつけてるってわけか…」
剣人「ああ…俺達と同じような目にあった奴らも大勢いるに違いないぜ」
田之助「うう…」
次郎「くそ…ザール帝国め…!」
おちゃめ「早く助けてあげないとダメでちゅ」
剣人「そうだな。俺達が助けに行かねえとな」
アール博士「しかし剣人様。ザール帝国は広大ですぞ。民を解放するのは時間がかかります」
ビート「ま、確かに俺達だけじゃな…」
ミト王子「何かいい方法はないのか?」
スケード「ポセイダルの時のように頭を潰そうにも、ドルメンの本拠地にたどり着くまでに多くの星域を通過しなければなりませんからな」
カークス「やはり現地に協力者がいないと一筋縄ではいかぬか…」
シノブ「希望はありますよ。今は表立った動きはありませんが、抵抗組織の基盤はあります」
ミト王子「シノブさん、本当かい!?」
シノブ「はい。彼らにはエドン国を通じて密かに物資を供給しています」
アール博士「おお、そうであったか!」「これはいけるかもしれませんぞ、剣人様!」
剣人「なんだよ、じいさん。急に元気になったな…」
アール博士「さあ、もうすぐグラドスに到着します。ブリッジに参りましょう」

ホワイトベース ブリッジ
ブライト「我々は、エドンとペンタゴナを星間連合の圧力から解き放つ事に成功したわけだが…」「これからは広大な宙域を守るために、大きな兵力と強力な組織が必要になる」
クワトロ「そのためには求心力のある人物を集め、組織の中心に置く必要がある」
ライラ「とは言っても、ミト王子やダバのような人物は、簡単に見つかるわけではないわよ?」
クワトロ「そこまで大きく考える必要はない。地域単位に限定してもいい」
プラート博士「誰か心当たりの人物を知らんか?」「なにしろワシらは、こちらの文化圏の事がさっぱりわからんからな…」
葉月博士「まあ、そういう事だ」
アイナ「アール博士、どなたかご存知ではありませんか?」
アール博士「う~む…そうですな…」「では、ガスコン殿はいかがかな?」
剣人「ガスコン?」
ディーゴ「おお! 『銀河の虎』の異名を持つ、あのガスコン殿か!」
ブルース「なるほど…あの者ならば、広く銀河に名が知れ渡っている」
シュテッケン「あの男の協力を得られれば多くの武人に影響力がある」「新惑星系の不平分子や元ポセイダル正規軍との間に残るわだかまりもいくらか減るだろう」
剣人「ガスコンって…そんなにすごい奴なのか?」
アール博士「そうですとも! 銀河系広しと言えど、彼ほど武勇に秀でた者はなし!」「味方になってくれれば、百万の軍団を手に入れたも同然ですぞ」
剣人「へぇ~そうなのか」
弾児「どんな男か会ってみたいもんだな」
ミト王子「ねえ、スケさんは知ってた?」
スケード「ええ、ガスコン殿なら存じております」「度々、エドン国にもやってきて悪質なアウトロー達を成敗していると聞きます」
カークス「どの勢力にも属さず、勝手気ままに飛び回っているようですが、決して悪い者ではござらん」
ミト王子「へぇ~そんな人がいたのか…」
スケード「まあ、気まぐれな武人ですから…エドン国の法律に触れる事もあって公にはできなかったんですよ」
シノブ「国王陛下もガスコンさんの行為は世のためになるとすべて黙認されていたんです」
ミト王子「な~んだ…。知らないのは僕だけかぁ」
アール博士「ガスコン殿は神出鬼没の豪傑。いつ戦場で出会うとも限りません」「剣人様! その時はくれぐれも失礼のないようにするのですぞ」
剣人「わかったって! できれば味方になって欲しいもんな!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

〈出撃準備〉

ミライ「グラドスの領空に侵入します!」
ブライト「監視要員は警戒を厳にしろ!」
エイジ「…………」
〔ブライトor葉月博士、前進〕
オスカ「前方に熱源発生!」
〔敵ユニット出現〕
カミーユ「グラドスの自動兵器か…」
忍「出やがったな、人形ども!」
〔敵ユニット出現〕
剣人「見ろよ…ザールの監視ロボもいるぜ」
弾児「ザール帝国…こんなとこまで網を張ってやがったか…」
ルー「近づいた途端にこの反応…さすがはグラドスの本拠地ね」
エイジ「グラドスの無人警戒網だ。あれとやり合っている間にグラドス軍の有人部隊が駆けつける」
アラン「我々は非公式に訪問している。どの道、交渉をするなら、有人部隊と接触するしかない」
號「早い話が派手に暴れてやりゃ本命が出て来んだろう?」
甲児「なら、手っ取り早く目の前の木偶人形を片付けちまおうぜ!」
隼人「よし、出撃だ! 思う存分、暴れて来い!」
〔味方ユニット出現〕
〈出撃準備〉
※※ジーク出撃の場合、セリフ追加※※
ジーク「ジーク・アルトリート! 発進する!」「星間連合の無人兵器どもか…。それなら気兼ねなくやれるぜ」
光珠「嬉しいわ、ジーク。私のために戦ってくれるのね?」
ジーク「勘違いするな! サリーを守るためだ!」
光珠「サリーを…?」
ジーク「ああ! それに休んでると腕がなまるからな」
光珠「そっか…私の事はどうでもいいんだ…」
ジーク「あ…当たり前だ…。お前を守る理由など…ない…」
光珠「そうなんだ…」「…………」
ジーク「お…な、なんだよ…突然…」
光珠「だって…う…ううう…」
ジーク「お、おい…!」
フェアリ「光珠様、戦闘前です。あまりジークをからかわないで下さい」
光珠「あ~ん、もうフェアリさ~ん!」
ジーク「こ、この野郎…!」
フェアリ「ジーク、あなたの話術では光珠様には敵わないわ」「今は戦闘に集中しなさい」
ジーク「…冷静さでは、あんたには敵わねえよ」
光珠「ふふっ、ありがとジーク。おかげで緊張がほぐれたわ!」
ジーク「くっ…」
光珠「じゃ、また後でね」「がんばってね、ジーク♪」
ジーク「…………」

<戦闘開始>

<敵全滅・敵増援1出現>

クワトロ「よし、無人部隊は片付いた」
甲児「見たか! 俺達の強さを!」
さやか「甲児くん。相手は無人機なんだから、聞いちゃいないわよ?」
甲児「ははははは! そう言うなよ、さやかさん!」
アムロ「気をつけてください。すぐに次が来ます!」
セイラ「今のうちに態勢を整えましょう」
オスカ「新たな敵部隊、捕捉!」
リンダ「左右に展開しながら急速接近中です」
〔敵ユニット出現〕
ブライト「来たか…」
フラウ「通信、入ります!」
グラドス士官「我らはグラドス軍所属の国境警備隊だ!」「侵入者に告げる! 速やかに停船し、我々の査察を受け入れよ!」
エイジ「艦長、停戦してください。こちらから和平を呼びかけるんです」
ブライト「わかった。敵との距離を保ちつつ、艦隊を現宙域に固定する」
〔エイジ、前進〕
エイジ「僕は元グラドス兵のエイジだ! 地球人とグラドス人の血を引く者として和平を訴えに来た!」
グラドス士官「元グラドス軍のエイジ…? グラドスを裏切った、あのエイジ・アスカか!?」
エイジ「確かに僕は軍を脱走した…。そう思われても仕方がない…」「だが、それは地球との和平のため…。僕は祖国を裏切ったつもりはない!」「頼む! 話を聞いて欲しい!」
グラドス士官「何を言うか! 貴様の言葉など聞く耳を持たん!」
アラン「待ってくれ! 非公式ながら我々は地球の代表としてここにいる」「せめて政府の外交官と掛け合い、政治的判断を下して欲しい!」
アール博士「左様。この艦にはエドン国のミト王子をはじめ、各勢力の代表者がおる」「国境警備隊のそなたが判断を下せるような方々ではありませぬぞ!」
グラドス士官「ぬうう…」
グラドス兵「た、隊長…これは本部に問い合わせた方が…」
グラドス士官「わかっている…」
〔敵ユニット出現〕
ガスコン「おっと、それは待たれよ!」
グラドス士官「な、何者だ!?」
エイジ「…!?」
ガスコン「がははははは! わーっはっはっはっは!」「貴様らがホワイトベース隊か! ペンタゴナを滅ぼした上、グラドスの国境で好き勝手に戦いおって!」「そんな貴様らが和平だと!? ぬけぬけとまあ言えたものよな」
アール博士「まさか、あれはガスコン殿!?」
スケード「あの特異な機体のシルエット…間違いない!」
剣人「噂をすればってか?」
ミト王子「でも、なんだか様子が変だ…」
ガスコン「騙されてはならんぞ、グラドスの諸君!」
グラドス士官「貴様こそ何者だ! お前も勝手に国境をまたいでいるではないか!」
ガスコン「わっはっはっは! ワシはガスコンだ!」
グラドス士官「ガ、ガスコン…!? 銀河の虎、ガスコンか!?」
ガスコン「いかにも! クロッペン総司令との盟約により、グラドス軍に加勢させてもらう!」
グラドス士官「なんと! クロッペン殿はガスコン殿をも味方にしたのか!」
ガスコン「わっはっはっはっは」「その通りだ! じきにザールの援軍も到着する!」「さあ、共に戦おうぞ! 目の前のホワイトベース隊こそ、地球から来た侵略者だ!」
グラドス士官「やはりそうであったか!」
ガスコン「グラドスの地球遠征部隊を全滅させたのも奴らだ!」「地球を攻められた腹いせにグラドス本星に逆襲しに来たんだろうよ!」
グラドス士官「く…地球人どもめ…仕返しのつもりか!」
グラドス兵「奴らを本星に行かせたら何をされるかわからない…」
ガスコン「わっはっはっはっは!」「正義を騙る悪党ども! このガスコンが成敗してくれる!」
アール博士「ガスコン殿、誤解ですぞ! クロッペンの言う事など信用してはなりませぬ!」
エイジ「グラドスの人々と戦う気はない! 頼む! 話を聞いてくれ!」
グラドス兵「裏切り者が何を言うか!」
エイジ「確かに地球はグラドス人によって深刻な被害を受けた…。グラドスを憎む人も大勢いる」「だが、少なくとも僕達はグラドスに復讐しようとは思っていない!」
ミト王子「エイジの言っている事は本当だ! 信じて欲しい!」
ガスコン「惑わされてはならん! これは奴らの常套手段だ!」「そうやって油断したところを奇襲するのが奴らの手口!」「あのスヴェートもそれで陥とされたのだぞ!」
グラドス士官「全機に告げる! 奴らをグラドスに近づけてはならん!」「ターミネーターポリス発進! 奴らを叩きのめせ!」
〔敵ユニット出現〕
ローズ「敵部隊、突っ込んできます!」
エイジ「く…どうして…!」
シロー「戦うしかないのか…」
クワトロ「小さな誤解から戦端が開かれる…。軍事的緊張状態においては、よくある話だ」
ジュドー「くっそー! あのガスコンってのが出てこなけりゃ…!」
剣人「おい、じいさん! あのガスコンって野郎…聞いた話と随分違うじゃねえか!」
アール博士「おおお…なんという事…」「あの誇り高きガスコン殿が事もあろうにザール軍の手先に成り下がっていようとは…!」
ディーゴ「俺には信じられん…。あれほどの男がクロッペンの軍門に下るなど」
シュテッケン「時代が一人の漢(おとこ)を変えちまったようだな…」

≪敵増援3出現前≫
<光珠vsガスコン>

ガスコン「どこからでもかかって来るがいい! このガスコン、逃げも隠れもせんぞ!」
光珠「上半身が人間で下半身が虎…。え~と、もしかして…ガスコン大公とか?」
フェアリ「ス、ストップです、光珠様!」

≪敵増援3出現前≫
<剣人vsガスコン>

剣人「噂を聞いた限りじゃ、骨のある漢(おとこ)だと思ってたのに、ザールの味方なんかしやがって!」
ガスコン「お前程度のこわっぱがこのワシを味方にしようなど片腹痛いわ!」
剣人「ザールのどこを気に入ったか知らねえが、その選択が間違いだったと思い知らせてやらあ!」

≪敵増援3出現前≫
<ミト王子vsガスコン>

カークス「ガスコン殿ともあろうお方が、何ゆえザールに味方するのです!?」
スケード「やむにやまれぬ理由でもあると言うのですか!?」
ガスコン「真の正義はザールにあるとわかったからこそ、ワシは帝国についたのだ!」「それにおぬし達の侵略をこれ以上、放っておくわけにはいかぬからな!」
カークス「侵略ですと!?」
スケード「何をおっしゃっておられるのです!? 侵略を行っているのはザール帝国の方ではありませぬか!」
ミト王子「スケさん、カクさん、もういい…ガスコン殿の真意が聞いての通りなら、これ以上の問答は無意味だ」「しかし、ガスコン殿! どうしても我々の道を塞ぐというのであれば力で押し通らせてもらおう!」

≪敵増援3出現前≫
<忍vsガスコン>

忍「せっかくの獣メカだ! 捕獲して葉月博士への土産にさせてもらうぜ!」
ガスコン「面白い! では、こちらは猛獣狩りと洒落込もうか!」

≪敵増援3出現前≫
<士郎vsガスコン>

ディーゴ「あんたを倒せば、その武勇を慕う者達を敵に回す事になるかもしれねえ…」
シュテッケン「だが、俺達の前に立ち塞がるってんなら斬るしかねえぜ」「例え百万の敵が増える事になろうとな!」
ガスコン「面白い! 噂の銀河烈風隊の実力がいかほどのものか、確かめさせてもらおう!」

<ガスコン撃破・敵増援2出現>
〔ガスコンにスパーク〕
ガスコン「むうう…! クロッペン総司令のおっしゃる通り、侮れん奴らだ…」「だが、総司令は奴らの戦力を正確に分析した上で作戦を練られている」「ここは作戦通り、一旦引き揚げるとするか!」
〔敵ユニット離脱〕
〔敵ユニット出現〕

グラドス士官「なんと…ガスコン殿がやられたのか!?」
グラドス兵「いえ、シグナルは生きていました。一旦、修理に向かわれたのでしょう」「おそらくザールの援軍が近くに来ているのです」
グラドス士官「よし! ならば押しの一手だ! こちらも増援を出す!」
〔敵ユニット出現〕
ワッ太「わっ! また新しいのが出て来た!」
エイジ「グラドスの兵力は、こんなものじゃない…。まだまだ来るぞ!」
ブライト「く…交渉にならない以上、このまま戦う意味はない」「機を見て一旦、後退するぞ!」
リンダ「ああ…背後に敵部隊が!」
〔敵ユニット出現〕
グラドス士官「グラドスの軍事力をなめるな! ペンタゴナのようには、やらせんぞ!」
グラドス士官「奴らは袋のネズミだ! 全機、かかれーっ!」
エイジ「やはり…来たか…」
プラート博士「退路を断たれたな…。さすがはグラドス軍…機動力が違うわい…」
隼人「撤退も至難の業か…」
號「へっへっへ、上等だ! 実力で食い破るしかねえな、こりゃあ!」
剣人「かかって来やがれ! まとめて相手してやらあ!」

<敵10機以下・敵増援3出現>
剣人「まだまだ! 勝負はこれからだぜ!」
〔敵ユニット出現〕
〔ターミネーターポリス群、前進〕
〔敵ユニット出現〕

ガスコン「おお…! ホワイトベース隊とやらが、グラドス軍とドンパチしておる!」「やっとる、やっとる! わっはっはっはっは! クロッペンからの情報通りだ」
〔カーソル、剣人を指定〕
ガスコン「ほう…あのロボットを操縦しておるのがパルミオン皇帝の血を引く楯剣人とかいう者か…」
剣人「おらおら! 次はどいつが相手だ!」
〔剣人、ターミネーターポリスへ攻撃〕
[イベント戦闘「剣人vsターミネーターポリス」]
〔敵ユニット撃破〕
ガスコン「ほ~う! なかなかやるのう!」
〔剣人、ターミネーターポリスへ攻撃〕
〔ターミネーターポリスにダメージ〕
〔敵ユニット撃破〕

ガスコン「ほれ! そこだ! 思い切ってゆけぇっ! いや、一発食らわせろ!」
〔ターミネーターポリス、剣人へ攻撃〕
〔剣人にダメージ〕

ガスコン「ガーンとやれ、やれぇい!」
〔剣人、ターミネーターポリスへ攻撃〕
〔ターミネーターポリスにダメージ〕
〔敵ユニット撃破〕

ガスコン「いや、こりゃいかん…。このままでは、ただの潰し合いだ」「戦いをやめさせねば…!」
〔ガスコン、前進〕
ガスコン「両者とも退け退けぃ! この勝負、ワシが預かる!」
ブライト「な、なんだ!?」
剣人「おい、ガスコン! さっきはよくもやってくれたな!」
ガスコン「ん? 何の事だ?」
剣人「うおおおおおおおお!」
〔剣人、ガスコンへ隣接〕
〔剣人、ガスコンへ攻撃〕

[イベント戦闘「剣人vsガスコン」]
〔ガスコンに爆発〕
〔画面、振動〕

ガスコン「むおおお!? な、何をする気だ!?」
剣人「何をする気かだと?」「自分の胸に聞いてみろってんだ!」
ガスコン「う~む…」「いや…わからんぞ?」
剣人「とぼけやがって! タコ入道! 銀河の虎だかなんだか知らねえが、ザールの手下になりやがって!」「てめえなんかタコ焼きになるのがオチだ!」
ガスコン’ふうむ…奴はワシがクロッペンから情報を得た事が面白くないと見える)「見損なったぞ、こわっぱ! パルミオン皇帝の血を受け継ぐ男と聞いていたが…」「もう少し骨のある奴だと思ったぞ!」
剣人「なんだと?」「お前の方こそ銀河の虎とか格好つけてザールに肩入れしやがって!」
ガスコン「フン! ぬかしおったな!」「虎は群れを作らず!」「10万光年の世界を一人で生き抜いてきた男の恐ろしさを見せてやるわい!
剣人「お前が銀河の虎なら、俺や焼け跡の雑草よ!」「焼けた野原ですっからかんよ!」「そいつの恐ろしさも知ってもらおうじゃねえか!

≪敵増援3出現後≫
<剣人vsガスコン>

ガスコン「クロッペンに会ったくらいで目くじらを立てるとはとんだ大コケ者だな、これは」
剣人「うるせえ! 銀河の虎だか何だか知らねえが、てめえの方こそ骨なしクラゲ!」「よりにもよってザールの奴なんかに尻尾振りやがって!」
ガスコン「ふははははは! やはりそれか、攻撃する理由は!」「どうしても戦うというならば手加減はせぬぞ、こわっぱ!」
剣人「望むところだ、タコ入道!」

≪敵増援3出現後≫
<剣人vsガスコン(戦闘後)>

ガスコン「肝っ玉の小さい男よ」
剣人「な、なんだと? 俺達の命を狙いやがったくせに!」
ガスコン「ん? 今なんと言った? ワシには覚えの無いことだ!」
剣人「とぼけた事言いやがって! しらばっくれる気か!」
ガスコン「ぬう! ワシを本気で怒らせたな」「いわれもないことを言われ、話も聞かぬとは!」

<ガスコン撃破orHP50%以下・敵増援4出現>
〔ガスコンにスパーク〕
ガスコン「ぬあああ! し、しまった!」
〔剣人、ガスコンへ隣接〕
剣人「どうだ! 俺達の力を思い知ったか!」
ガスコン「ぬうううう! 確かにお前達はワシが出会ってきた中で最強よ!」「だが、まだ戦いが終わったわけではないぞ!」
剣人「へっ! そのメカに戦う力が残ってるのかよ?」
ガスコン「甘いぞ、こわっぱ!」「うおおおおおおおおお!」
〔ガスコン、剣人へ隣接〕
〔機体の拘束音〕

剣人「うわああああ!」
ガスコン「ふっはっはっは! これで貴様も動けまい!」
剣人「は、放せっ!」
ガスコン「油断したな、こわっぱ! このままひねり潰してくれる!」
〔締め付ける音〕
剣人「ぐあああああああ!」
ミト王子「ああ、ダルタニアスが!」
〔剣人にスパーク〕
アール博士「ああ! 剣人様!」
〔締め付ける音〕
〔画面、振動〕

剣人「ううううう…!」
〔剣人にスパーク〕
早苗「剣人くん!」
〔締め付ける音〕
〔画面、振動〕

次郎「アニキーッ!」
〔剣人にスパーク〕
剣人「ぬううううう…!」
ガスコン「こわっぱ! これが戦いよ!」
剣人「くっ…!」
〔敵ユニット出現〕
クロッペン「フフフフ…バカめ! 虎と獅子を噛み合わせる作戦にまんまとはまりおったわ!」
〔敵ユニット出現〕
偽ガスコン「ぬあっはっはっはっは! クロッペン様の前では、貴様らなど赤子同然だわい!」
アール博士「おおっ!? あれはガスコン殿!?」
ガスコン「ああ…あれは!?」「お、お、ワシのとそっくりの機体が!?」「ど、ど、どういう事だ、これは!」
偽ガスコン「驚いたか! 俺がお前に代わって楯剣人を攻撃しといてやった!! お前がいない間にな!」
ガスコン「なにっ!?」「さては貴様、謀りおったな!」
偽ガスコン「ふはははは! 今頃気付いても、もう遅い!」「とどめは俺がやる!」「俺が貴様の後を継ぎ、この銀河にその名をとどろかせてやる!」「安心してあの世にゆけい!」
ガスコン「ぬう、くうう! おのれぇっ!」
剣人「くそ~! さっきから聞いてりゃ…! みんな奴のせいだったのかよ!」「すまねえな、ガスコンさんよ! 俺の早とちりが原因で…」
ガスコン「ふふ! お互い様だ!」
クロッペン「ふははははは! 一気に押しつぶせ! 奴らを血祭りにあげろ!」
〔敵ユニット出現〕
〔偽ガスコン、ガスコンへ接近〕

偽ガスコン「邪魔だ! 死ね!」
〔偽ガスコン、剣人へ攻撃〕
〔剣人にダメージ〕
〔剣人に爆発〕
〔画面、振動〕

剣人「うわああああ!」
ガスコン「むうう!」
〔偽ガスコン、ガスコンへ攻撃〕
〔ガスコンにダメージ〕
〔ガスコンに爆発〕
〔画面、振動〕

剣人「ガ、ガスコン!」
ガスコン「なんのこれしき!」「早く、ワシのロボットに乗れ! 動くだけなら充分いけるはずだ!」
剣人「ありがてえ! これで船に戻れる!」
〔剣人、ガスコンへ隣接〕
偽ガスコン「逃がすか!」
〔鉄也、偽ガスコンへ隣接〕
鉄也「おっと! ここはたった今から通行止めだ!」
〔甲児、偽ガスコンへ隣接〕
甲児「さっきはよくも騙してくれたな!」
〔號or翔or剴、偽ガスコンへ隣接〕
號「俺達を怒らせちまったらおしまいだぜ、偽者さんよ!」
偽ガスコン「ぬうう…!」
剣人「すまねえな、みんな!」
ガスコン「いい仲間に恵まれているな、こわっぱ!」
剣人「おうよ! あとは、あいつらに任せようぜ!」
ガスコン「では参るぞ!」
〔剣人&ガスコン、ブライトor葉月博士へ隣接〕
ブライト「ダルタニアスが着艦する! メカマンは最優先で修理しろ!」
ガスコン「世話になるぞ、ホワイトベース隊の諸君!」「わーっはっはっは!」
〔味方ユニット離脱〕
〔敵ユニット離脱〕

シロー「さあ、敵が来るぞ! 母艦をみんなで守るんだ!」
アムロ「了解!」

<敵援軍4出現の次PP>
リンダ「未確認の大部隊が接近中です!」
マーカー「まもなく戦闘宙域に侵入すると思われます!」
ブライト「敵の増援が来るぞ! 各機、警戒しろ!」

<敵9機以下・味方援軍1&敵増援5出現>
クロッペン「フフフ…なかなか粘るではないか、ホワイトベース隊め」「ああ、出でよ! 奴らを絶望の底に沈めてやれ!」
〔敵ユニット出現〕
リンダ「ザール帝国軍の新たな部隊が戦闘宙域に侵入しました!」
ブライト「我々の動きが読まれていたのか…」
アール博士「ぬうう…クロッペン…恐るべし…」
オスカ「さらにグラドスの部隊を捕捉! 戦闘宙域に入ります!」
〔敵ユニット出現〕
グラドス士官「包囲網を崩すな! 1機残らず殲滅するのだ!」
〔敵ユニット出現〕
ライト「あらま…敵さん律儀に要所を押さえて来るねえ」
ケーン「ライト! 感心してねえで手伝えよな!」
ライト「前に出るのは俺の役目じゃないだろ?」
タップ「俺達が後ろからバッチリ支援してやっから、頑張れよな、ケーン!」
ケーン「あのなあ…」
〔味方ユニット出現〕
剣人「へっ! クロッペンだろうが何だろうが、俺達は負けるわけにはいかねえんだよ!」
甲児「剣人、大丈夫なのか?」
剣人「おう! 待たせたな! さぁて、第2ラウンド開始といこうぜ!」
〔剣人、回復〕
〔剣人、気力上昇〕


<光珠vsクロッペン>
クロッペン「この私が出てきた以上、今まで通りに事が進むと思うな!」
光珠「まったくもう…。どうして悪い人って、揃いも揃って黒い機体に乗りたがるのかしら?」「ま、まさかブラックウイングのアランさんも…」
フェアリ「光珠様…怒られても知りませんよ?」
光珠「やぁね。冗談よ、冗談」

<アムロvsクロッペン>
クロッペン「ザールが宇宙の覇者となるためには貴様らの存在は邪魔なのだ! ここで消えてもらうぞ!」
アムロ「勝手な事を! むざむざやられるためにここまで来たわけじゃないんだ!」

<カミーユvsクロッペン>
クロッペン「そのような機体でこのデスタークに挑むとは笑止千万!」
カミーユ「機体の性能差だけで勝てると思ったら大間違いだ! 人の意思が力となる事をお前にも見せてやる!」

<ジュドーvsクロッペン>
ジュドー「わざわざ替え玉まで用意するなんて御苦労様! それだけ俺達を恐れてるって事かな?」
クロッペン「威勢だけは一人前だな。その力、試させてもらうぞ!」

<クリスvsクロッペン>
クロッペン「この私が直々に相手をしてやろうというのだ。光栄に思うが良い!」
クリス「司令官が出てくるなんて…。向こうも総力戦を挑む気ね!」

<シローvsクロッペン>
シロー「ザールの司令官が相手だからって俺達が怯むと思うなよ!」
クロッペン「ならば、かかって来るがいい! 貴様らの進む先に待っているのは地獄だという事を教えてやろう!」

<甲児vsクロッペン>
甲児「ザール帝国の司令さんよ! 肩書きのわりには随分とセコい手を使ってくれたな!」「そんな野郎に負けてたまるかよ!」
クロッペン「私の力を侮るなよ。策など使わずとも貴様らごとき正面から叩き潰してくれるわ!」

<號vsクロッペン>
號「手下どもを見る限り、親玉のてめえの実力もたかが知れてるってもんだぜ!」
クロッペン「ならば、その身で私の力を試してみるがいい! そして己の甘さをあの世で悔いろ!」

<剣人vsクロッペン>
クロッペン「フハハハハハ! 楯剣人よ、会いたかったぞ!」
剣人「誰だ、てめえは? 俺達をはめた奴の親玉か?」
クロッペン「私はザール星間帝国銀河系外周星域総司令官クロッペンだ」
剣人「なんだと!? それじゃ…それじゃお前が俺達の街や日本中を滅茶苦茶にブッ壊した張本人か!」「ちっくしょう、そうだったのか…お前がやらせたのか…」「許せねえ…」「許せねえ! てめえのおかげでどれだけの目にあったか! 俺のおふくろも姉貴も!」「そればかりじゃねえ! 俺の仲間の親や兄弟も、みんなてめえのために吹っ飛ばされちまったんだ!」「絶対に許しゃしねえぞ!」
クロッペン「ハハハハハ! 楯剣人、エリオスの血を受け継ぐ貴様には消えてもらう!」「いざ、勝負!」
剣人「望むところだ! 俺達の恨みを思い知らせてやる!」

<ワッ太vsクロッペン>
クロッペン「デスタークの力を持ってすれば貴様など敵ではない!」
ワッ太「ロボット自慢なら俺のトライダーだって負けないぜ!」
クロッペン「面白い! ならば、操縦者の力の差を思い知らせてくれるわ!」

<ミト王子vsクロッペン>
クロッペン「エドワード・ミト! わざわざ出向いてきたのなら好都合!」「エドン王国攻略の第一歩に貴様の首を上げる事としよう!」
ミト王子「やはり、エドン王国に攻め込む気か…! お前達はどこまで権力を欲す!?」「民のため、銀河のためそなたらの野望、余が砕いてみせる! 行くぞ、クロッペン!」

<ダバvsクロッペン>
クロッペン「礼を言うぞ、カモン・マイロード。貴様がポセイダルを倒してくれたおかげで動きやすくなった」「ここで貴様らを駆逐した後、すぐにペンタゴナに攻め入って我が帝国の支配下においてくれるわ」
ダバ「やっとポセイダルを倒したんだ! ザール帝国軍を行かせるものか!」「そして、覚えておくがいい! 俺達の戦いは全宇宙の自由と平和のためである事を!」

<ケーンvsクロッペン>
ケーン「セコい罠を仕掛けてくるとはザールの司令官ってのも大した事ないな!」
クロッペン「我が軍の勝利を確実にするためだ。引っかかるお前達が愚かなのだよ」

<忍vsクロッペン>
忍「司令官が出てくるようじゃザールもいよいよ尻に火がついたようだな!」
クロッペン「何とでも言うがいい! ここで貴様達を倒せば、すべては片付くのだ!」

<エイジvsクロッペン>
クロッペン「SPTか…! 母星の近くであの世に行けるのだ! せいぜい私に感謝しながら死ぬがいい!」
エイジ「ザールがここまで来ているとは…! どうあってもグラドスを戦いに巻き込むつもりか!」

<キッドorボウィーvsクロッペン>
ボウィー「残念だったね! あんたの仕組んだ獅子VS虎の世紀のデスマッチはノーコンテストだ」
お町「引き続いてのショーは悪人VS始末屋の無制限一本勝負よ」
クロッペン「面白い奴らだ。だが、倒されるのは貴様達の方だ!」
キッド「そいつはどうかな? 獅子と虎が手を組んだんだ。お前の負けは決まりだぜ!」

<士郎vsクロッペン>
シュテッケン「俺達だけじゃなくガスコン殿まで罠にかけやがるとはな!」
ディーゴ「てめえのような汚い奴を許すわけにはいかねえぜ!」
クロッペン「好きなだけ吠えるがいい! それが貴様達の最後の遠吠えとなるのだからな!」

<ロックorビートvsクロッペン>
ブルース「なかなかの妙手でしたが、種明かしが早過ぎたようですね」
バーディ「急いては事を仕損じるってね。ご存じないかしら?」
クロッペン「バカめ、すでに我らの勝利は見えている。とどめは私自らの手でさしてやろう!」
ビート「やだねぇ、自信過剰でさ。せめて相手を見てからにしてほしいもんだね」
ロック「そんじゃ目覚ましがわりにドカンと一発お見舞いしましょうかね」

<仁vsクロッペン>
クロッペン「ノコノコやってきたのが運の尽きよ! 貴様らは二度と地球の土を踏む事はないわ!」
仁「勝手に決めんな! 地球には俺達の帰りを待ってる人達がいるんだ。悪党を倒してさっさと帰らせてもらうぜ!」

<クロッペン撃破orHP50%以下>
〔クロッペンにスパーク〕
クロッペン「ぬう…強い!奴らがこれほどとは…!」「く…これではガスコンを奴らの仲間に加えてやっただけではないか!」「憶えておれ…! この私に恥をかかせた事を後悔させてやる!」
〔敵ユニット離脱〕
ガスコン「わっはっはっはっは!」「クロッペンめ、尻尾を巻いて逃げおったわ!」
アール博士「その調子ですぞ、皆さん。あと一押しです!」

<偽ガスコン撃破>
〔偽ガスコンにスパーク〕
偽ガスコン「ぬおおおお! な、なんて奴らだ…!」「クロッペン総司令の作戦はすべてにおいて完璧だったはず…」「その完璧な…作戦が…」
〔偽ガスコンに爆発〕
〔画面、振動〕

偽ガスコン「ぐわあああああああ!」
〔敵ユニット撃破〕
〔画面、振動〕


<敵全滅・勝利条件達成>
オスカ「戦闘宙域の敵部隊、壊滅しました!」
仁「ふう…ようやく片付いたぜ」
マリア「こっちもへとへとよ…」
ブライト「すぐに新手が現れるぞ! 今のうちに部隊を後退させる!」
エイジ「出直すしかないのか…」
〔敵ユニット出現〕
デビッド「早速おいでなすったな!」
ブライト「相手にするな! 全力で後退する!」
グラドス士官「奴らを逃がすな! 敵の後方に部隊を回り込ませろ!」
グラドス兵「ですが隊長! 戦力に余裕がありません!」
グラドス士官「むう…」
〔敵ユニット出現〕
グラドス士官「おおっ! 友軍か!? これで勝ったぞ!」
グラドス兵「隊長、あれは違います! 友軍ではありません!」
グラドス士官「なんだと!?」
ゲール「私はアーマス・ゲイル! 元グラドス軍のパイロットだ」
エイジ「…!」「アーマス・ゲイル…」「まさか、ゲイル先輩…?」
ゲイル「全グラドス軍に告げる! ただちに戦闘をやめるのだ!」
グラドス士官「貴様、もしや…反対派勢力か!」
ゲイル「星間連合にくみして侵略戦争をする事がお前達の正義なのか!?」「これ以上、グラドスの同胞が傷つき、失われる事などあってはならない!」「我らグラドスは、勇気をもって星間連合を脱退し、平和と繁栄に力をそそぐべきだ!」
グラドス士官「黙れっ! 政府の決定に反するなど、言語道断!」「反対派の言う事に耳を傾けるな! ホワイトベース隊を追撃する!」
ゲイル「待て! 彼らは退こうとしている。わざわざ追撃し、いたずらに敵味方の損害を増やすつもりか?」「どうしても戦うつもりなら、こちらも容赦しないぞ!」
〔敵ユニット出現〕
グラドス士官「むっ、 奴らも反対派か!?」
グラドス兵「た、隊長! 敵の数が我々を上回っています!」
グラドス士官「く…これほどの大部隊が奴らの同調しているのか!?」
ゲイル「多くの兵士は戦いに疲れている。これが人々の本音だ」
〔敵ユニット出現〕
グラドス士官「おのれ…まだ出て来るのか…!」
グラドス兵「艦隊規模の戦力です…。付近に奴らのアジトがあるのかもしれません…」
グラドス士官「反対派勢力がこれほどとは…早急に対処せねばならん!」「本部に戻って対策を練る! 全機、撤退だ!」
〔敵ユニット離脱〕
オスカ「敵部隊の一部が撤退していきます!」
ブライト「では、残ったグラドス部隊は…」
フラウ「味方だと言ってきています!」
フェアリ「光珠様、グラドス部隊同士の通信を聞きましたか?」
光珠「ええ…グラドスにも反乱軍があったのね…」
フェアリ「そのようですね…」
仁「とにかく、助かったぜ」
飛鳥「そうだね。あのまま戦ってたらいつまで持ちこたえられたか…」
エイジ「あの機体はグライム・カイザル…ゲイル先輩の愛機だ…」「本当に…ゲイル先輩なのか…?」
シモーヌ「ゲイル中尉って、エイジが前に話していたお姉さんの婚約者よね?」
エイジ「そうだ…。だが、あの時の戦いで戦死したはずだ…」
デビッド「エイジがグラドスにいた頃の教官だって言ってたよな…」
エイジ「ああ…」
〔ゲイル、エイジへ隣接〕
ゲイル「久しぶりだな、エイジ」
エイジ「あ…ああ…」「ゲイル先輩、生きていたんですね!」
ゲイル「ああ…お前も元気そうだな」「しかし、こんな形で会えるとは思っていなかったぞ」
エイジ「僕もです、先輩…」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ホワイトベース ブリッジ
ブライト「では、ゲイル中尉。あなたの組織は我々に協力してもらえるのか?」
ゲイル「無論です」「我々の目的はグラドスを星間連合から脱退させ、侵略戦争をやめさせる事です」「今、グラドス国内は長引く戦争で疲弊し、戦争終結を望む声が高まっています」「私はこの闘争をグラドス人の手によって成し遂げるつもりです」
ダバ「ペンタゴナに続きグラドスが和平路線に向かえば、星間連合の力は大きく減衰する」
キャオ「そうなりゃ平和に一歩近づくってわけか」
アール博士「左様。あとは一刻も早く、話の通じぬ邪悪な者どもをこの宇宙から取り除く事です!」
忍「当然そのつもりだぜ、じいさんよ!」
ブライト「ゲイル中尉。我々に手伝える事は?」
ゲイル「あなた方には直接ザール星間帝国を叩いてほしい」「ザール帝国が衰えれば、星間連合の勢力は衰え、連合は有名無実となります」「そうなれば、グラドス政府も方針を転換せざるをえないでしょう」
アラン「なるほど…いい作戦だ」
ゲイル「今回の戦いでグラドスの正規軍は我ら反乱勢力の存在を無視できなくなったはず」「国内の体制を維持するために星間連合軍への援軍を供出する事はままならないだろう…」
シュテッケン「ザール帝国での戦いにグラドスからの援軍は来ないという事か」
ゲイル「我々はグラドスが他の星系に攻め込まぬよう、工作活動を展開する手はずになっています」
士郎「すでに反乱軍では綿密な作戦経過はできているようですね」
クワトロ「艦長、ここはその計画に乗って動くのも良いのではないかな?」
ブライト「そうだな…」「我々はただちにザール攻撃に向けて動く。早速、反乱軍の作戦プランを検討しよう」
プラート博士「まずは、どこから攻め込むかじゃな」
アール博士「ザール星間帝国の懐は広い…。いくつもの防衛戦を突破せねばなりませんぞ」
ゲイル「それに関してはご心配んかう。この近くの宙域に軍が廃棄した古いステーション衛星があります」「それを使えば、敵の前線を飛び越えてザール帝国の奥深くに侵入可能です」
葉月博士「ほう…それはすごい」
ゲイル「我々が諜報活動に使っている秘密ルートです。そこへご案内しましょう」
キッド「なるほど。奇襲攻撃にはもってこいだな」
シュテッケン「だが、急いだ方がいい。グラドスの正規軍に嗅ぎ付けられたら終わりだ」
葉月博士「よし、そうと決まれば準備に取り掛かるとしよう」

ホワイトベース デッキ
ガスコン「アール博士! このガスコン、ここに来た甲斐がありもうした!」
アール博士「それでは我らのお味方に!?」
ガスコン「もちろんですとも! 味方にでも何にでもなりましょうわい!」
剣人「ところで、おっさん! クロッペンのところに行ったのかよ」
ガスコン「いや~招待されればどこへでもぬけぬけと出かけて行くのが、ワシのまた可愛いところよ!」「うはっ! うはははははは!」
剣人「なんて野郎だ…」
號「へへ…こいつぁ敵わねえや…。俺よりイカれた根性してやがる!」
隼人「まったくだ。また馬鹿が一人増えるな」
アール博士「はわわ…神大佐まで…。ガスコン殿に失礼ではありませぬか」
ガスコン「わっはっはっ! 構わん、構わん! 皆、ワシと気が合いそうじゃわい!」
アール博士「ガスコン殿?」
剣人「ま、戦った男同士でなきゃわからねえ事だよな?」
ガスコン「わっはっはっはっは! その通りよ! わっはっはっはっは!」
剣人「ぬあっはっはっはっは!」
ガスコン「わはははははははは!」
號「へへへ…」

ホワイトベース 個室
光珠「ねえ、フェアリさん、空間跳躍に『XENON』を応用する研究、どこまで進んでいるの?」
フェアリ「理論的な事はわかっているのですが、きっかけが何かつかめなくて…」
光珠「ふ~ん…あと一歩ってとこ?」
フェアリ「ええ…」
〔ノックの音〕
フェアリ「はい…どうぞ」
〔扉の開閉音〕
〔歩み寄る足音〕

ゲイル「失礼する」
フェアリ「ゲイルさん!?」
光珠「ああ、エイジの先輩の…どうして私の部屋に?」
ゲイル「君達に渡したい物がある」
〔物音〕
フェアリ「データディスク…このディスクに何が…?」
ゲイル「古代グラドスの技術に関するあらゆるデータだ」「ここにあるデータは、まだ人類には過ぎた技術だ…」「だが、君達が調べている『XENON』の手がかりがあるかも知れない」
光珠「え…本当に!?」
フェアリ「『XENON』の事をご存知なのですか?」
ゲイル「ガディソードの件は我々も調査しているからな」
フェアリ「そうだったんですか」
ゲイル「では、私はこれで失礼する」「そのデータが人々の未来のために役立つ事を祈っている」
〔歩き去る足音〕
〔扉の開閉音〕

光珠「フェアリさん、これで『XENON』の解析が進むといいわね」「うまく行けば、刻印の力を使わずに空間跳躍できる方法が見つかるかもしれないんでしょ?」
フェアリ「そうですね…」「ですが、よく調べてみない事には…」

ホワイトベース 通路
エイジ「先輩、よくご無事で…」
ゲイル「我ながら運が良かったと思うよ」「撃破された機体と共に宇宙を何日も漂流していたのだが、運良く地球の民間輸送船に救助されてな」「その後も輸送船のクルーの手厚い看護を受け、命を取りとめる事が出来た」
エイジ「そうだったんですか…」「すみませんでした。僕はもう少しで先輩を…」
ゲイル「謝るのは私の方だ。エイジ、お前は間違っていなかった」「間違っていたのは、上の命令通りにしか行動できない私のような軍人だ」「民間人は地球人もグラドス人も変わらない…。戦いを望んでいるのは一部の権力者のエゴなのだと悟らねばならなかったのだ」
エイジ「先輩…」
ゲイル「どころでエイジ…ジュリアの事は何かわからないのか?」「私は傷が回復してすぐに本国に戻って今の活動を始めたゆえ、ジュリアの消息を追えなかったのだ…」
エイジ「安心してください。ジュリア姉さんは生きていますよ」
ゲイル「本当か!?」
エイジ「刻印を発動させ、グラドスと地球の空間を分けたのが姉さんなんです」
ゲイル「そうか…」「地球との連絡が途絶したのは、やはり刻印が原因なのだな?」
エイジ「先輩、刻印を知っているんですか?」
ゲイル「私がグラドスに戻ってから、現存する古い資料群を調べたのだが…」「その中に刻印の事が書かれていたのでな…」
エイジ「姉さんは今も僕とは違う方法で戦っています。人々に平和を呼びかける戦いを…」
ゲイル「そうか…彼女が…」
エイジ「ゲイル先輩、もしよかったら俺達と共に戦いませんか?」
ゲイル「そうだな。我々には星間連合との同盟関係を断ち切るという大仕事が残っている」「エイジ、私とお前の目指す道は同じだ。共にザールとの戦いに挑もう!」
エイジ「はい…全力を尽くします!」
【シナリオエンドデモ終了】


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