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第52話
敵陣突破!


サブタイトル
「敵陣突破!」


【シナリオデモ開始】
≪1回目≫

ホワイトベース 食堂
〔ざわめき〕
仁「なあ、あきら。次の休憩時間、グランド確保できたか?」
あきら「格納庫はだめだ。やたら騒がしくてさ…。サッカーなんて、やらせてくれそうにないよ」
ワッ太「ケーンさん達も参加できないってさ。なんか軍曹さんに鍛えられてるみたい」
次郎「他の事やるしかないか…」
プル「え~、つまんな~い」
吼児「しょうがないよ。みんな忙しそうだし」
勉「星間連合との決戦が控えてますからね」
まなぶ「僕も授業が終わったらすぐにダルタニアスの武器を調整しに行きます」
リィナ「次の授業、フェアリ先生だね」
ポテト「フェアリ先生って美人だし、キリッとしてるよね」
ゆう「私達もいつかあんな大人になれるのかな」
美紀「あこがれよね~」
ひろし「みんな静かにしよう。そろそろ先生が来る時間だよ」
〔扉の開閉音〕
〔歩み寄る足音〕

光珠「は~い、みんな席について~!」
ひろし「あれ?」
仁「光珠じゃねえか。何しに来たんだよ」
光珠「え~、フェアリさんが来れないから、今日は私が授業をすることになったの」「みんな、よろしくね♪」
仁「出たよ…つまんねえギャグが…」
ワッ太「いや…多分、本気だよ」
ひろし「光珠さん、まだ高校生ですよね?」
光珠「ま、状況としては非常時だしね。そこはご愛嬌って事で♪」
あきら「マジなのかよ!?」
ひでのり「大丈夫かな…」
プルツー「フッ…私は構わないよ」「やってもらおうじゃないか。本当にできると言うのならな」
光珠「アハハ…これでも緊張してるんだからプレッシャーかけないでよ…」
勉「どうして光珠さんが授業する事になったんです?」
光珠「ほら、みんな戦いの準備で忙しいじゃない。それで待機中の私にお声がかかったってわけ」「最後はフェアリさんに押し切られちゃってね。教える側の立場に立ってみるのもいい勉強になるって」
きらら「光珠さんってフェアリさんには弱いんですね」
光珠「頭あがらないのよ、これが…」
仁「俺達の勉強はどうなるんだぁ~!」
マリア「仁、あんたは始めっから真面目に勉強する気なんてないくせに。よく言うわよ…」
ワッ太「やっぱり無理だよ。高校生で先生なんて…」
ラブ「ワッ太くんだって社長で小学生じゃない」
ワッ太「まあ、そうなんだけど」
きらら「いいじゃない。もしかしたら将来は先生になるかもよ」
仁「いや、無理だろ」」
ゆう「そうかなぁ。親しみやすいし、向いてるかも…」
リィナ「期待してますよ。光珠さん!」
プル「光珠の授業、面白そう!」
クッキー「うん! なんかワクワクする」
ときえ「がんばって、光珠先生!」
光珠「ありがとう。女子はみんな私の味方ね」
マリア「そうです! がんばってください、光珠先生!」
光珠(ハハ…そのまっすぐな眼差し、結構プレッシャーかも…)
まなぶ「うーん…ですがデータを見る限りは…」
勉「そうですね…」
光珠「え、何?」
勉「失礼ながら…今の光珠さんの成績では教育免許を取るのは厳しいですね」
光珠「ええーっ!?」「しょぼーん…」
あきら「おい、勉…何もそこまで言う事はないだろ」
ヨッパー「あーあ、泣いちまうぜ」
光珠「フン、泣くもんですか!」「さ、ビシバシ行くわよ!」
マリア「先生、強い!」
秋い「長い艦内生活だもん。男子のツッコミには慣れたわ」「そして今日は私が先生の立場なのよね~」「男子には宿題いっぱい出してあげるね!」
吼児「え~っ!?」
仁「いくらなんでも横暴だぞ!」
ワッ太「職権乱用だぁ~!」
光珠「男子諸君! 次からはお友達同士、年上に対する礼儀ってものを教えておいてね」
飛鳥「同じ男子だからと言って、仁達と同じにされるのは心外です」
勉「宿題は構いませんが、生徒を男女でひとくくりにするのは教育上、問題がありますね」
光珠「わたし~、教員免許ないしぃ~」「文部省とかぁ~、PTAとかぁ~関係ないしぃ~」
仁「む、無茶苦茶だ…」
光珠「さあ、時間ないんだから! とっとと始めるわよ!」

≪1回目≫
ホワイトベース デッキ
フェアリ「光珠様、授業はうまく行きましたか?」
光珠「うん、勉強になったよ」「つたない授業だったけど、みんな何か学んでくれたかな?」
フェアリ「ええ。きっと何かを残せたはずですよ」「授業内容はモニターしていますので、足りない部分はちゃんと補習しておきます」
光珠「ほんと、何事もぬかりないよね」
ジーク「おい、光珠!」
光珠「ん?」「なあに? ジーク」
ジーク「ザール帝国の本拠地に近づき敵の警戒も厳しくなっている。頭を戦闘態勢に切り替えておけよ」
光珠「うん、そうだね」「ジーク、あなたも気負いすぎないでね」
ジーク「ザール帝国は強大だ。なめてかかるな!」「整備は済んだ。俺はシミュレータをやりに行く」
〔歩き去る足音〕
〔扉の開閉音〕

光珠「ねえ、フェアリさん? ジークがザール軍に固執する理由ってわかる?」
フェアリ「かつてガディソードが星間連合に最後の決戦を挑んだ時、敵の主力部隊はザール軍でした」「ですから、サリーとジークはザール軍に特別な感情を抱いています」
光珠「じゃ、やっぱりフェアリさんも?」
フェアリ「ええ…。ですが、あの子達ほど思い入れはないと思います」「私は何年か地球で暮らしたせいでガディソードの悲劇の記憶が薄らいでいるのかもしれません…」「でも、あの子達は…母星をもたないまま今に至っているのですから…」
光珠「私には想像もできない…。どんな気持ちなんだろう…」
フェアリ「ガディソードの人達は今も悲劇の記憶の上に暮らしています…」「そんな人々の気持ちを踏みにじるヘルルーガは許せません」
光珠「母星を滅ぼされた悲しみはヘルルーガだって同じはずなのに…」
フェアリ「私も当初はそう思っていました…」「ですからヘルルーガが多少強引な政策を進めても、すべてはガディソード復興のためと働いていたのです」「おそらく、多くのガディソード人が当時の私と同じ気持ちで働いているはずです」「ただ私は科学者ゆえ、ガディソード星崩壊の原因に常に疑問を抱いていました」
光珠「疑問?」
フェアリ「惑星の崩壊は『XENON』の暴走が直接の原因です」「確かにガディソードの記録ではザール軍の攻撃で『XENON』の研究施設が暴走した事になっています」「ですが私にはザール軍が『XENON』を暴走させたとはとても思えないのです」
光珠「それじゃあ、いったい誰が?」
フェアリ「ヘルルーガ自身ではないかと…」「確証は持てませんが…」
光珠「う~ん…いくら悪い人でも、自分の星を滅ぼすかなぁ?」
フェアリ「当時の『XENON』の研究レベルでは、仮にザール軍の攻撃で施設を破壊されても暴走にはつながりません…」「誰かが意図的に『XENONドライブ』を起動させない限り、外的要因だけで暴走につながる事はありえないのです」「そしてヘルルーガは当時『XENONドライブ』開発の中心にいた人物です」
光珠「う~ん…確かに、その方がそれっぽいね…」
フェアリ「すみません…。少し話がそれてしまいましたね」
光珠「ま、とにかくジークが熱くなりすぎないように気をつけるとして…サリーはどうしようか?」
フェアリ「あの子の事はジークに任せましょう」
〔警報〕
〔画面、点滅〕

光珠「あ…敵襲!?」
フェアリ「行きましょう、光珠様!」
光珠「うん!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

〈出撃準備〉

オスカ「敵部隊を捕捉! 戦闘宙域に入ります!」
〔敵ユニット出現〕
ブライト「敵戦線の突破を優先する! 一気に叩くぞ!」
〔カーソル、離脱エリアを指定〕
〈出撃準備〉
<戦闘開始>

<敵4機以下・敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕

<敵6機以下・敵増援2出現>
〔敵ユニット出現〕

<敵7機以下・敵増援3出現>
〔敵ユニット出現〕

<敵8機以下・敵増援4出現(6回まで)>
〔敵ユニット出現〕

<敵全滅orブライトor葉月博士が脱出エリアへ到達・勝利条件達成>
※※敵全滅の場合、セリフ追加※※
〔ブライトor葉月博士、脱出エリアへ移動〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※

オスカ「針路グリーン! 敵戦線の突破に成功しました!」
ブライト「ザール本星への進撃を急ぐ! 全機着艦しろ!」
〔味方ユニット離脱〕
〔ブライトor葉月博士、マップ端へ移動〕

【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

≪1回目≫

ホワイトベース 個室
サリー「兄さんがなんと言おうと、次の作戦には参加するわよ!」
ジーク「急に何言ってやがるんだ。駄目だと言ったら駄目だ!」
サリー「どうして!?」
ジーク「何度も言っているだろう? ザール本星が近いからといって感情をむき出しではな…」
サリー「そう言う兄さんはどうなのよ!?」
ジーク「相手が俺達の母星を滅ぼしたあのザール星間帝国となりゃ、自然と力は入る…」「だが、俺はすでにこの船の連中と一緒に何度も出撃している」「部隊間の慣らしも済んでいるし、多少感情がからんでも作戦に影響する程ではない」
サリー「屁理屈よ! そんなの!」「だいたい私が出ようが出まいが自由じゃない!」
ジーク「とにかく、出撃は許可しない。絶対に駄目だ!」
〔歩き去る足音〕
サリー「あっ! 待って!!」
ジーク「このドアには鍵をかけておく!」
サリー「な、なんでよ!? なんで兄さんがそんな事!」
ジーク「お前の性格は俺が一番良く知っている。しばらく頭を冷やしていろ」
〔扉の開閉音〕
サリー「あっ、待ってってば!」
〔物音〕
〔金属板の上を走り去る足音〕
〔扉を叩く音〕

サリー「待ってよ! 話を聞いてよ!」
〔扉を叩く音〕
サリー「兄さん! 兄さーん!」
【シナリオエンドデモ終了】


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