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第54話
ヌビアの狂乱


サブタイトル
「ヌビアの狂乱」


【シナリオデモ1開始】
ホワイトベース ブリッジ
マーカー「航路上に障害物ありません。このままの針路で直進できます」
ブライト「艦隊速度は落とせない。これ以降も障害物への監視は怠るな」
マリア「クッキー、ひでのり君、頼むわね」
クッキー「うん、頑張る」
ひでのり「任せてください!」
ダイン「防衛組のおかげで、艦隊の索敵能力が高まっているわね」
ミライ「おかげで航海順調よ。思ったより早く目標宙域に着けそうね」
リンダ「ええ、このまま行けば、予定より数時間早く到着できます」
隼人「もうじき、先行部隊を発進させる宙域にさしかかるな」
クワトロ「先行する選抜隊の編成も終わっている。艦長、いつでも出れるぞ」
ブライト「選抜リストの中にジークの名があったが…奴を使うのか?」
クワトロ「異次元同盟の戦術に詳しいだろうからな。それに機体の航続距離も長い」
ローズ「光珠ちゃんとのコンビネーションもいいと思いますよ」
プラート博士「機体の特性が似ておるからな。当然といえば当然じゃろう」
隼人「だが、信用できるのか? 選抜部隊に入れるとなると、監視はおろそかになるだろう」
クワトロ「信用できない者を戦場には出さんよ」
シロー「すでにジークは部隊の一員です」

ホワイトベース デッキ
フェアリ「ジーク…次は異次元同盟との戦いよ」「もしかしたら、ガディソード人と直接対決する事になるかもしれない…。それでもあなたは戦えるの?」
ジーク「そうだな…」「だが、覚悟はできている…」
光珠「本当にいいの? 先行して出撃するのは少数の部隊よ。急に戦わないなんて言ったらみんな迷惑するわ」「無理して先行部隊に入らずに今回は船に残って様子を見たらどう?」
ジーク「お前は状況をまるでわかっていないな…」「この作戦が失敗したら、すべてが終わっちまうんだぞ。先行部隊は1機でも多い方がいい」
光珠「それはそうだけど…」
ジーク「それに、お前達と共に戦って来て、少しずつ状況が見えてきた」「お前達の陣営とは話し合いで解決できる余地が多々あると思う」「ヘルルーガがどう出るかわからんが、俺はお前達となら未来を共有できると感じた」「俺は、その直感を信じる事にしたんだ…」
光珠「直感ね…」「いいんじゃない? あなたらしいし!」「それに、なんかうれしいよ。ジークはずっと私達の気持ちを理解しようとしてくれてたんだね!」
ジーク「あ、いや…」
光珠「あらためてよろしくね、ジーク!」
ジーク「ああ…」

ホワイトベース ブリッジ
ブライト「では、作戦内容を確認する」「本作戦の目的は太陽の破壊を阻止する事だ」「だが、敵がどのタイミングで太陽を破壊するのかはわかっていない」「したがって我々は一刻も早く戦闘を仕掛け、敵の計画を阻止ないしは遅延させるしかない」
クワトロ「先鋒は航続距離の長い機体で編成した先行突撃部隊だ。まずは、この部隊で敵に奇襲をかける」
シロー「太陽を破壊する仕掛けを早期に発見し、装置の位置を本隊に報告してほしい。その後、本隊の合流を待って一気にそこを叩く!」
隼人「あとは時間との勝負だ」「先行突撃部隊はただちに発進! 目標宙域に向かえ!」
ジーク「了解!」
光珠「さ、いくわよ! ワッ太くん!」
ワッ太「おうっ!」
ブルース「我々も参りましょう」
シュテッケン「いよいよ討ち入りだ。久々に血が騒ぐぜ」
アイザック「いくぞ! J9、出動!」
お町「イェーイ!」
〔複数の金属板の上を走り去る足音〕
【シナリオデモ1終了】

【戦闘マップ1開始】

〔敵ユニット出現〕
〔味方ユニット出現〕

フェアリ「目的の宙域に到着しました。まもなく敵部隊との交戦域に入ります」
ワッ太「うわ…太陽が近い…。燃えたりしないよな…」
雅人「心配ないよ。見た目より距離あるから」
沙羅「それより恒星を破壊する装置ってのはどこのあるんだい?」
忍「とっとと見つけてブッ壊しちまおうぜ!」
士郎「ですが、見た感じそれらしい装置は見あたりませんね」
佐馬「てっきりバカでかいもんがあると思ってたがな…」
フェアリ「おそらく、どこかの船に搭載されていると思います」
ロック「なら、全部沈めりゃわかるってこったな?」
アイザック「だが、目の前の部隊は、敵の前哨部隊に過ぎない…」「敵艦隊は、この宙域全体に展開している」
ブルース「その通り。我々には全艦を沈める時間も兵力もない」
ワッ太「そりゃ、そうだけど…」
フェアリ「少し時間を下さい。場所を特定します!」
バーディ「どうやって?」
フェアリ「装置を作動させれば事前にそれ相応のエネルギー反応をキャッチできるはずです」「もし『XENON』の共鳴反応があれば、より正確な位置を特定できます!」
光珠「今のところ、センサーにこれといった反応はないわ」「まだ装置は作動していないみたいね」
ブルース「なるほど…ここは彼らに任せた方が良さそうだ」
キッド「じゃ、俺達はひと暴れと行きますか!」
ディーゴ「よし、突入だ! 敵陣を蹴散らすぞ!」
シュテッケン「おうっ!」
ライラ「イェイ!」
〔味方全機、前進〕
〔敵ユニット出現〕

ギルドローム将軍「フフフフ、バカな奴らめ…。誘いに乗ってのこのこと地獄の入口に出向いて来おったわ」「太陽と共に消滅などさせんよ。このワシの手で灼熱の溶鉱炉に葬り去ってくれるわ!」
ジーク「この布陣…ムゲ帝国軍のギルドローム将軍だ」「奴が自ら陣頭指揮をとっているとは…お前達はよほど恨みを買っているようだな」
忍「地球でムゲ野郎どもを散々叩いたからな」
〔通信のコール音〕
ギルドローム将軍「フフフフ…ジークよ、聞こえておるか?」
ジーク「ギルドローム!」
ギルドローム将軍「フフフ…貴様についてはガディソードから特別に依頼を受けているぞ。裏切り者を抹殺せよとな!」
ジーク「チッ! やはり、そういう事になっているか!」「まあいい…!」「相手がお前らムゲ帝国なら気にせずやれるからな!」
ギルドローム将軍「フ…やはりな。ガディソード人の本音が出おったわ!」
ジーク「貴様らこそ、ガディソード人と対等に共存していく気などないだろう!」
ギルドローム将軍「フハハハ、無論だ」「ガディソードなど、ムゲ帝国の戦力に守られていなければ、とうに滅んでおったわ!」「ムゲ帝王のご慈悲により、生き永らえているだけの種族が我らと対等に扱われるはずがあるまい」
ジーク「くっ…」
ギルドローム将軍「ジークよ。貴様はすべての希望を失い、ここで虫けらのように死ぬのだ!」
忍「うるせえっ! このハゲ野郎!」「こいつの国の未来は、俺達がまとめて面倒みてやらぁ!」
光珠「そうよ! 種族がどうだとか、力関係とか、そんなの関係ないでしょう!」
ワッ太「人間はみんな平等なんだぞ! 授業で習わなかったのか?」
ギルドローム将軍「弱者ゆえの理論だな。負け犬の遠吠えにしか聞こえぬわ!」
雅人「あ~あ…よくいるんだよね。大きな組織に所属してるってだけで、自分の力でもないのに偉そうにする奴」
沙羅「ギルドローム、あなたの事だよ。悔しかったら、あたし達をあんただけの実力で倒してみな!」
ギルドローム将軍「フハハハ、愚か者め! 幾度かの勝利を掴み、図に乗っておるようだな…」「だが、貴様らの勝利はつかの間の夢でしかない」「その夢が実は悪夢の始まりであった事がこの戦いでわかるだろう」「フハハハハハハ! ハッハッハッハッハ!」
<戦闘開始>

<忍vsギルドローム将軍>

ギルドローム将軍「来たな、ダンクーガ。ここをお前の墓場としてくれる!」
忍「やれるもんならやってみな、1つ目の化け物め!」「俺達の前に立つってんならてめえをブチ抜いて進むだけだぜ!」

<ギルドローム将軍HP60%以下・敵増援1出現>
〔ギルドローム将軍にスパーク〕
ギルドローム将軍「フフフ…さすがやホワイトベース隊よ」「だが、悪夢を見るのはこれからだ」
〔ギルドローム将軍、気力上昇〕
〔ギルドローム将軍、回復〕
〔敵ユニット出現〕

ギルドローム将軍「フフフフ…お前達はすでに我が術中にある」「あがき、苦しみ、そして死ぬのだ!」

<ギルドローム将軍撃破>
〔ギルドローム将軍にスパーク〕
ギルドローム将軍「ぬうおおおおおおおお!」「ば、バカな! こんなバカなっ!」「このワシが…敗れるというのか…!」
〔ギルドローム将軍に爆発〕
ギルドローム将軍「て…帝王様…! どうかお許しをーっ!」
〔敵ユニット撃破〕
〔画面、振動〕

ジーク「やったか…!」
アラン「ギルドローム…恐ろしい相手だった…」
ワッ太「結構、しぶとかったね」
忍「最後まで得体の知れねえ野郎だったな…」
亮「ああ…」
フェアリ「光珠様、ギルドロームを失い、ムゲ部隊は混乱しています!」
光珠「そうみたいね! 一気に片付けるわ!」

<敵全滅・味方援軍1&敵増援2出現>
忍「敵はもういねえのか?」
シュテッケン「とりあえず終わったようだな」
アラン「いや…ギルドローム配下の部隊が壊滅しただけだ。油断はするな」
〔敵ユニット出現〕
光珠「フェアリさん、新しい敵部隊よ!」
フェアリ「敵の主力部隊の一翼です。まもなく後続の敵集団も来ます!」
アイザック「我々の目的はカーメン・カーメンの企みの阻止だ! 戦いはこれからだぞ!」
シュテッケン「全員、気合を入れろ!」「烈の精神を見せてやれ!」
士郎「了解!」
ディーゴ「銀河烈風、まかり通る!」
ブルース「さあ、行こうか!」
バーディ「イェイイェーイ!」
〈出撃準備〉
ブライト「これより戦闘宙域に入る! 機動兵器、発進スタンバイ!」
ディーゴ「本隊が到着したか」
ブルース「フッ、グッドタイミングで友軍登場だ」
アイザック「よし、いけるぞ!」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

隼人「先行した突撃隊はどうなっている!」
リンダ「戦闘継続中です!」
シロー「よかった…友軍は健在だ」
アイナ「ええ、健闘中のようですね」
プラート博士「状況を確かめよう。フェアリくんに専用通信を繋いでくれ」
ローズ「了解!」
〔通信のコール音〕
ブライト「フェアリさん、目標の装置は発見できましたか?」
フェアリ「いえ…装置の位置は特定できていません。まだ装置は稼働していないようです」
ブライト「そうですか…」
隼人「敵にはめられたか…」
葉月博士「いや…装置を稼働させた時の高エネルギーを観測できていないのなら、まだ時間があるという事だ」
鉄也「先発隊の奇襲攻撃で、奴らの予定が多少狂ったのかもしれないな」
仁「とにかく出ようぜ!」
號「おう! 邪魔する連中は片っ端から掃除してやる!」
甲児「そうだな。そうすりゃ探しやすくなるってもんよ」
クワトロ「よし、敵にプレッシャーをかけるぞ!」

プル「う~ん…」
早苗「プル、どうしたの?」
プル「うーん…ちょっと待って…」「うう~ん…」
早苗「プル、気分が悪いの?」
プル「誰かが呼んでるみたいなの。だから今は出撃したくないな」
早苗(体調が悪いのかしら…)「わかったわ。艦長には私から伝えておくわね」
プル「うん、よろしくね♪」
〔金属板の上を走り去る足音〕
プル「プルプルプルプルプル!」
早苗「あ、待ちなさい! プル!」
プル「お風呂に入ってくる~♪」
〔金属板の上を走り去る足音〕
〔扉の開閉音〕

【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔戦闘マップ1から継続〕
〈出撃準備〉
リンダ「機動部隊、出撃完了しました!」
ブライト「よし、戦闘開始だ!」
〔敵ユニット出現〕
カーメン「フフフ…奴らの本隊が到着したようだな」「彼らの勇気に敬意を表し、我が最強部隊でお相手しようではないか!」
〔敵ユニット出現〕
カーメン「さあ、来るが良い! 我が砲火によって美しく散らせてくれようぞ!」
ボウィー「何だぁ? エドン国の戦闘ロボットにヘビーメタルまでいるぜぇ!?」
キッド「どーなってんの?」
アイザック「おそらく、あれはヌビア教徒だ」
シュテッケン「ああ、間違いねえな…」
アイザック「エドン国、ペンタゴナ、グラドス、そして地球圏…ヌビアは人知れずあらゆる勢力に根を張っている」「世界を混乱させて争いを起こす事で人心を惑わし、信者を増やしてきたのだ」
士郎「終末思想ですか…。カルト宗教にありがちな手段ですね」
お町「そんな…。んじゃ、あれ全部ヌビアってわけ?」
ヌビア教団員(ゾルダグ兵)「カーメーン…カーメーン…
ヌビア教団員(ポセイダル兵)「カーメーン…カーメーン…
アイザック「どうやら、やるしかないようだ」「いくぞっ!」

<敵増援1出現の次PP>
【戦闘マップ2終了】

【シナリオデモ3開始】

サリー「相手はガディソードの同盟勢力…私はどうすれば…」「私には…兄さんのように決められない…」
〔ノックの音〕
サリー「え? 誰?」
プル「プルだよ、サリーお姉ちゃん!」
サリー「いったいどうしたの? こんな所に来て…」
プル「うふふ、お姉ちゃんここから出してあげるね!」
サリー「それって艦長の命令なの?」
プル「ううん、あたしが感じたの。もうすぐ、お姉ちゃんが必要になるって」
サリー「え…?」
〔扉の開閉音〕
プル「はい! 開いたよ」

サリー「ありがとう…プルちゃん」
プル「出番だよ、サリーお姉ちゃん!」
サリー「私が必要とされているって…兄さん達…苦戦しているの…?」
プル「じゃあ、頑張ってね! サリーお姉ちゃん♪」
〔金属板の上を走り去る足音〕
プル「プルプルプルプルー!」
サリー「ああ、待って!」「ど…どうしよう」「そういえば…私のクロイツ・ヴァールハイト…どこに保管されているのかな…」
〔金属板の上を走り去る足音〕

サリー「クロイツ・ヴァールハイト…フェアリが直してくれてたんだ」「待っててね、今調整してあげるから」
【シナリオデモ3終了】

【戦闘マップ3開始】

〔戦闘マップ2から継続〕

<キッドorボウィーvsカーメン>
カーメン「ハッハッハッハ。J9、私を倒す事は永久にできんぞ。この勝負、私の勝ちだ」
お町「そう決め付けるのは少し早いんじゃないかしら?」
ボウィー「俺ちゃん達を甘く見てると、あんたの信じてるアトゥームのもとに行けないぜ」
アイザック「さあ、どうするかね、キッド?」
キッド「イェイ! 勝負!」

<キッドvsカーメン(2回目)>
カーメン「異次元への旅立ちを越えて生き残るのは選ばれしヌビアの民のみ」「消えゆくお前達が歴史の転換点を彩るために最後の華を咲かせるのだ」
アイザック「貴様の思い通りにはさせん! ヌビアだけが選ばれた人類ではない!」

<カーメン撃破(1回目)>
〔カーメンにスパーク〕
カーメン「ハハハハハハハ! ハハハハハハハハハハハ!」
〔敵ユニット撃破〕
キッド「なんだ? 案外、あっけないな…」

<敵全滅・敵増援3出現>
カーメン「フフフフフ! ハハハハハハハハハハ!」
ボウィー「うっ…この声は…!」
〔敵ユニット出現〕
カーメン「フフフフフ! 私は永遠に不滅…!」
アイザック「さっきのはやはり影武者か…!」
ボウィー「今度のは本命であって欲しいねえ」

<カーメン撃破(2回目)・味方援軍2&敵増援4出現>
カーメン「ハハハハハハハ! ハハハハハハハハハハハ!」
〔敵ユニット撃破〕
ディーゴ「やったか…!」
士郎「いや…まだです!」
〔敵ユニット出現〕
カーメン「ハハハハハハハハ! なかなかやるではないか」「だが、私の計画を妨げる事は不可能だ」「ハハハハハハハハ!」
〔敵ユニット出現〕
キッド「おい! ものすごい集団だぜ!」
ボウィー「いよいよ本隊かもな…」
〔光珠、発光〕
光珠「え? なにこれ!?」
フェアリ「『XENON』の共鳴反応です」
光珠「これって、前にもあったわよね…」
フェアリ「やはりカーメンは『XENON』を使うつもりのようですね…」
光珠「じゃあ今度こそ本物ってわけ?」
フェアリ「間違いありません。あの艦には『XENON』を利用した装置が積み込まれています」
ブライト「フェアリさん! 目標の特定ができたのですか?」
フェアリ「ええ…やはり目標の装置はカーメンの旗艦にあるようです」
〔カーソル、カーメンを指定〕
キッド「結構、結構! もう影武者じゃないって事だな!」
ボウィー「仏の顔も3度までってね!」
アイザック「よし、集中攻撃で一気に片付ける!」
お町「イェーイ」
フェアリ「待ってください! 稼働状態の『XENON』をむやみに破壊するのは危険です!」「もし途中で暴走したら、大惨事になるかもしれません」
ジーク「そうだな…。ガディソードの母星が破壊された時と同じ事が起こるかもしれない…」「星が消えるだけじゃ済まない…。この星系の空間は、すべて消滅するだろう…」
マリア「いくらなんでも…そんな…」
プラート博士「カーメンの計画は太陽をまるごと使うと言っておる…。そのくらいの規模になっても不思議はない」
シュテッケン「ならば、艦内に斬り込んで直接、装置を止めるしかないな」
〔敵ユニット出現〕
隼人「また援軍か…」
ブライト「く…敵の数が多い…。これではカーメンの旗艦内に戦力を投入できる余裕がない…」
アール博士「援軍が来ればなんとかなるかもしれんが…」
マリア「なら、ブライト艦長! 援軍が来るまで粘ってみてはどうですか?」
勉「いえ…マリアさん。それでは間に合いません!」「援軍が来るまでにカーメンはオシリス計画を実行するかもしれないんです!」
マリア「じゃあ、どうしろって言うのよ!」
勉「そ、それは…」
サリー「ブライト艦長! サリー・エーミル、出ます!」
ブライト「なっ! 君は!?」
プル「いけーっ! サリーお姉ちゃん!」
〔味方ユニット出現〕
光珠「サリー!?」
ジーク「サリー、お前…なんで出て来れたんだ!」
サリー「プルちゃんが、出してくれたのよ」「もう二度とあの悲劇は起こしたくない…。いえ、起こさせない!」
〔サリー、後退〕
光珠「ちょっと! 待ちなさいよ、サリー!」
フェアリ「あ、光珠様!?」
〔光珠、サリーへ接近〕
ジーク「あいつら、面倒かけやがって!」
〔ジーク、光珠へ接近〕
シュテッケン「待て、ジーク!」「もうサイは投げられた。我々は彼女達の援護に回る!」
キッド「OK! ここは専門家にまかせるとしましょ!」
ボウィー「そゆこと!」
ジーク「くっ!」
ブライト「みんな、聞いてくれ! これからサリーと光珠がカーメンの旗艦に取り付く!」「我々は周囲の敵を攻撃して、カーメンの旗艦を孤立させるんだ!」
アイザック「了解した!」
ジーク「あの2機に敵は近づけさせん!」
フェアリ「サリー、あなたが前衛よ!」
サリー「わかってるわ! 露払いは任せて!」
〔サリー、前進〕
〔サリー、MAP兵器「ツインキャノン」使用〕
〔敵ユニット撃破〕

光珠「さすが、やるわね!」
サリー「光珠、フェアリ! 最後はあなた達が装置を止めるのよ!」
光珠「うん! がんばろうね、アリー!」
カーメン「聖なる神アトゥームよ。我は神の意志により、新しい世界を築かん」「汚れ無き新しい世界にヌビアの繁栄を築かん!」
ヌビア教団員「ヌビアの夜明けは近い! カーメン・カーメンに栄光あれーっ!」

<光珠がカーメンへ隣接>
〔機体の拘束音〕
〔画面、振動〕

光珠「よ~し! 取り付いたわ!」「サリー! 早く援護に来て~!」
サリー「わかってるわ! 今すぐ行くから、ちょっと待ってて!」
フェアリ「光珠様。『XENON』の共鳴反応でエネルギー制御が不安定になっています」
光珠「この艦に間違いないって事ね? 取り付いちゃえば、こっちのもんよ!」「あとはサリーが来るのを待つだけね!」

<サリーがカーメンへ隣接>
〔機体の拘束音〕
〔画面、振動〕

サリー「艦に取り付いたわ!」「光珠! なにモタモタやってるのよ! 私を殺す気?」
光珠「ぷぅ~!」「こっちだって急いでるんだから、少しはおとなしく待ってなさいよ!」
フェアリ「光珠様。カーメン艦に近づくにつれ、エネルギー制御が不安定になっています」「『XENON』の共鳴反応かと思われます」
光珠「つまり、あの艦に間違いないって事ね? そうとわかれば、あとは取り付くだけね!」「サリー! もうちょっとだけ我慢してね!」

<光珠&サリーがカーメンへ隣接・敵増援5出現>
〔機体の拘束音〕
〔画面、振動〕

※※光珠が後にカーメンへ隣接した場合のセリフ※※
光珠「よ~し! 取り付いたわ!」
※※サリーが後にカーメンへ隣接した場合のセリフ※※
サリー「艦に取り付いたわ!」

光珠「よ~し! フェアリさん、準備OKよ!」
サリー「早速、内部に突入よ!」
フェアリ「待って、サリー! 『XENON』の共鳴反応を利用して装置の制御室を絞り込みます!」「クロイツ・ヴァールハイトの性能とあなたの正確な射撃なら、制御室までの突破口を作れるはずよ!」
サリー「わかったわ! こっちにデータを回して! 外壁に穴を開けて最短ルートを作ってあげる!」
〔コンピュータの動作音〕
フェアリ「解析完了! 今、送ったわ!」
サリー「ここね…」「いくわよ!」
カーメン「フン…蚊トンボが…全対空砲火で撃ち落とせ!」
〔カーメン、サリーへ攻撃〕
〔サリーにダメージ〕
〔サリーに爆発〕
〔画面、振動〕

サリー「きゃああああ!」
光珠「サリー!」「この対空砲、接近戦に対応できるの!?」
〔光珠、サリーへ隣接〕
カーメン「フフフ…包囲殲滅せよ!」
〔敵ユニット出現〕
〔アプシン隊、前進〕

フェアリ「敵の迎撃機です!」
光珠「ここまで来て…やられるもんですかっ!」
〔光珠、発光〕
フェアリ「『XENON』の共鳴反応!?」「いえ…それだけじゃない…」
光珠「フェアリさん! 防御フィールドのエネルギーを最大にして!」
フェアリ「は、はい!」
〔光珠、発光〕
カーメン「フフフ…一斉射撃で仕留めよ!」
〔アプシン、「ビーム」使用〕
〔光珠に爆発〕
〔画面、振動〕

光珠「くううううううう!」
サリー「光珠ーっ!」
フェアリ「サリー、大丈夫よ! 『XENONドライブ』のパワーで防御フィールドを形成しているから」
サリー「でも、そんな状態じゃ動けないじゃない!」
光珠「敵の攻撃は私が受けるわ! サリーはカーメンの旗艦に風穴を開けてちょうだい!」
フェアリ「サリー、あなたの正確な射撃が頼りなのよ!」
サリー「わかったわ!」「いくわよ、クロイツ・ヴァールハイト!」
〔サリー、「ロングライフル」使用〕
ヌビア教団員「うおお、隔壁閉鎖! 空気の流出を防げ!」
カーメン「うろたえるでない。あの程度の攻撃では本艦は沈まぬ」
サリー「艦の中央部への通路を通したわ! 中のエアが抜けてるから、しばらく安全に通れるはずよ!」
光珠「さっすが! ちょうどいい穴ね!」
フェアリ「艦内に突入しましょう。対空砲を避けられます!」
光珠「防御フィールド解除! 突っ込むわよ!」
〔味方ユニット離脱〕
カーメン「奴は船体の穴に逃げ込んで攻撃を避ける気だ。機動兵器でシラミつぶしにしてやるが良い」
〔敵ユニット出現〕
※※ブライサンダーorブライスターの場合、セリフ追加※※
〔キッド、変形〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔キッド、カーメンへ隣接〕
キッド「おっと、邪魔はさせねえぜ!」
〔士郎、カーメンへ隣接〕
ディーゴ「お前達の相手は俺達がしてやる!」
※※J9III号の場合、セリフ追加※※
〔ロック、変形〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔ロック、カーメンへ隣接〕
ブルース「こちらも降りるわけにはいかない勝負でね」「さあ、お相手を願おうか」
カーメン「フフフ…いいだろう。まとめて逝くが良い!」
【戦闘マップ3終了】

【シナリオデモ4開始】

〔機構の動作音〕
光珠「なるほど~。隔壁が閉鎖されてエリアが孤立してるのね」「これなら敵に出会わなくて済むかもね」
〔通信のコール音〕
フェアリ「サリー! 万が一、私達が捕まったらソウルランサーを持って帰って!」「『XENONドライブ』は絶対に敵に渡しちゃだめよ!」
サリー「わかってるわ! 入り口から侵入する敵は私が相手するから、あなた達は早く行って!」
光珠「頼んだわよ、サリー」「フェアリさん、行きましょ!」
フェアリ「はい、光珠様!」
〔複数の金属板の上を走り去る足音〕

ヌビア教団員「何者かが艦内に侵入した模様です!」
カーメン「フン、奴らの狙いは『XENON』か…潜入して装置を止めようというのだな」「ただちに射殺せよ!」

ヌビア教団員「これより侵入者を排除する! 制御室の隔壁を解除し、武装兵士を送り込め!」
〔複数の金属板の上を走り去る足音〕

光珠「これが制御装置ね…フェアリさん、作業状況は?」
〔キーボードを叩く音〕
フェアリ「もうすぐ終わります…」
〔キーボードを叩く音〕
フェアリ「完了です。引き揚げましょう」
光珠「早っ!」
フェアリ「ソフトウェアの書換えだけで対処しました」「光珠様をこれ以上危険にさらすわけにはいきませんから」「さ、脱出しますよ」
光珠「了解!」
〔複数の金属板の上を走り寄る足音〕
ヌビア教団員「待て、貴様ら!」
フェアリ「光珠様!」
〔銃声×2〕
ヌビア教団員「むう!」
〔人の倒れる音〕
フェアリ「さ、光珠様、走りますよ!」
光珠「う、うん!」
〔複数の金属板の上を走り去る足音〕
ヌビア教団員「待て! 逃がさんぞ!」
〔複数の金属板の上を走り去る足音〕

〔物音〕

ヌビア教団員「くっ、機動兵器に乗り込まれたか!」「グレネードでコックピットを狙え!」
光珠「危ないわよ! おじさん達!」
〔滑空音〕
ヌビア教団員「うわああ! た、退避ーっ!」
【シナリオデモ4終了】

【戦闘マップ4開始】

〔戦闘マップ3から継続〕
〔味方ユニット出現〕

サリー「フェアリ、うまくいったの?」
フェアリ「ソフトウェアを書換えたわ。彼らは異常に気がつかないはずよ」
サリー「そう…よかった…」
フェアリ「光珠様、通信を傍受されるといけません。すぐに船に戻って報告しましょう!」
光珠「了解!」
〔光珠&サリー、後退〕
カーメン「『XENON』と装置は無事なのか?」
ヌビア教団員「起動プログラムがリセットされていましたが、ただちに復旧できます」「予定より多少遅れますが、計画の進行には問題ありません」
カーメン「うむ…ご苦労であった。念のため護衛の兵を増やしておけ」
ヌビア教団員「はっ!」

<光珠がブライトor葉月博士へ隣接>
〔味方ユニット離脱〕
ブライト「フェアリさん。どうなりました?」
フェアリ「制御装置のプログラムの書換えを書換えました」「『XENON』エネルギーを太陽に照射するプロセスに入った時点で起動する仕掛けです」「太陽エネルギーを利用せずに高次元へのジャンプを行ないますので空間転移規模は大幅に縮小されます」
隼人「太陽は…この星系は助かるんだな?」
フェアリ「はい…」「ですが、戦闘宙域は空間の歪みに巻き込まれてしまいます」
葉月博士「この宙域に展開する艦隊は消滅してしまうという事か…」
フェアリ「ブライト艦長、すぐに母艦を安全圏まで後退させてください!」
ブライト「わかりました」「全部隊に告げる! これより本艦は現宙域から離脱する!」
〔味方ユニット出現〕
〔カーソル、脱出エリアを指定〕


<光珠がブライトor葉月博士へ隣接の3ターン後PP・敵増援6出現>
カーメン「む…奴らめ後退するつもりだな」「すでに諦めたのか…それとも何か作戦でもあるのかな?」
ヌビア教団員「カーメン様、どういたしましょう?」
カーメン「逃すな! 殲滅せよ!」
ヌビア教団員「ははっ!」
〔敵ユニット出現〕

<光珠がブライトor葉月博士へ隣接の4ターン後PP>
リンダ「敵艦のエネルギー反応増大! いつ空間転移が始まってもおかしくありません!」
ブライト「機関出力最大! なんとしても振り切るんだ!」

<光珠がブライトor葉月博士へ隣接の5ターン後PP>
カーメン「この勝負、すべてのおいて私の勝ちだ! ハハハハハハハハハハ!」「エネルギー照射開始! オシリス計画を完遂する!」
〔カーメン、太陽へ移動〕
ブライト「しまった! 間に合わなかったか!」
ヌビア教団員「カーメン・カーメンに栄光あれーっ!」
〔敵ユニット撃破〕
〔画面、振動〕
〔画面、発光〕

(→ GAME OVER

<光珠vsカーメン>
カーメン「フフフフフ…わざわざ殺されに来るとはご苦労な事だな」
光珠「あなたの思い通りになんかさせるもんですか! 何とかって計画だって、私達が阻止してみせる!」
カーメン「そうはいかん。お前達を消滅させる事を条件に異次元同盟の全面協力を取り付けたのだからな」

<アムロvsカーメン>
アムロ「この戦いには銀河の未来がかかってるんだ! やってやるぞ!」
カーメン「オシリス計画を止めるのは不可能だ。歴戦の勇士たるお前達であろうとな」

<カミーユvsカーメン>
カーメン「愚かな…。残り少ない命を自ら縮めに来るとは…」
カイーユ「それは違う! 俺達は、すべての生命を守るために来たんだ!」「カーメン・カーメン! お前はここで倒す!」

<ジュドーvsカーメン>
カーメン「無駄なあがきは見苦しいぞ。おとなしく消え去るがいい」
ジュドー「無駄かどうかはもうすぐわかる! 消えるのはあんたの方だぜ!」

<クリスvsカーメン>
カーメン「ヌビアの民以外はこの太陽と運命を共にするがいい」
クリス「なんて身勝手なの…! そんな事は絶対にさせない!」

<シローvsカーメン>
カーメン「新たな世界に必要なのはヌビアの民のみ。お前たちのような者は必要ない」
シロー「お前に人の生死を決める権利はない! 俺達はすべての人を守ってみせる!」

<甲児vsカーメン>
カーメン「大アトゥームの啓示は絶対だ…。何人たりとも止められはせぬ」「フフフフフ…ハハハハハハハ!」
甲児「くそっ! 聞けば聞くほど頭の痛くなる笑い声だぜ!」「その笑い声とお前達の無茶苦茶な計画。この兜甲児様が今すぐ止めてみせるぜ!」

<號vsカーメン>
カーメン「ヌビアだけの新しい世界にお前達は不要だ。ここで死ぬがいい」
號「ヌビアだか何だか知らねえが、そんな奴らだけの世界に興味はねえな! お前らの方こそ、この世界から消してやるぜ!」

<剣人vsカーメン>
カーメン「この世界と共に散るが良い。それがお前達の運命よ」
剣人「冗談じゃねえぜ! やっとザールのアホタレどもを倒したんだ! そんな運命なんざ、クソくらえだ!」

<ワッ太vsカーメン>
カーメン「聖なる神、アトゥームよ。我は神の意思により新しい世界を築かん」「穢れなき新しい大地を生み、ヌビアの繁栄を築かん」
ワッ太「よ、よくわかんないけどとりあえず、お前の好きにはさせないぜ!」

<ミト王子vsカーメン>
ミト王子「これまでの数々の悪行に加え、この度の暴挙…もはや許しがたい!」「いざ、神妙に裁きを受けい!」
カーメン「裁きだと? 私は大アトゥームの使徒…。アトゥーム以外の者に私を裁く権利などない」

<ダバvsカーメン>
カーメン「ヌビア・コネクションの力はお前ごときが考えもつかないところまで浸透している」「そう…お前の隣にもヌビアはいるのだ」
ダバ「確かにお前達の軍勢を見ればその言葉も嘘ではないだろう」「だが、お前達の自己満足の幸福にこの銀河を巻き込ませはしないぞ!」

<ケーンvsカーメン>
ケーン「てめえが旅立つのは新しい世界じゃねえ! おっかねえ鬼どもが待つ地獄の底だぜ!」
カーメン「フフフ…我らヌビアの魂は大アトゥーム神のもとに召されるものと決まっておる。お前達では望むべくもないがな」
ケーン「うるせえ! 頼まれたって、そんなとこに行くかよ!」

<忍vsカーメン>
カーメン「神の使徒である私に刃を向ける愚か者よ、その罪を悔いるがいい」
雅人「神を自称する奴がこんなところにもいるとはね!」
沙羅「その上、太陽を破壊して新しい世界を築こうなんて考えてるんだから、ある意味、シャピロよりタチが悪いよ!」
亮「どうやらこの男にも気付かせてやる必要があるようだな…!」
忍「いくぜ、インチキ手品師! てめえらヌビアの悪事もここまでだ! やぁぁってやるぜっ!」

<エイジvsカーメン>
エイジ「お前達ヌビアの暴挙…許しはしない!」
カーメン「大アトゥームに歯向かう愚か者め。ここまで来たことを後悔するがいい」

≪敵増援2出現後≫
<キッドorボウィーvsカーメン>

カーメン「ハハハハハハハ! ハハハハハハハハハハハ! J9の諸君、ようこそ!」「私の懐に飛び込んで来るとは見上げたものだな!」
アイザック「カーメン・カーメン!」「銀河には多くの生物が生きているにもかかわらず、はばかる事なく彼らを滅ぼし… 」「…あまつさえ人類をも顧みぬ暴挙! 許すわけにはいかん!」
キッド「決着をつけてやる! カーメン!」

<士郎vsカーメン>
ディーゴ「世に混乱をもたらす者は烈風隊が討つ!」
カーメン「J9と同じ志を持つ者がここにもいたか…」「しかし、お前達などに大アトゥームが決めし、オシリス計画を止められると思うでないぞ」
シュテッケン「止めてみせるぜ! てめえに殺されたオズマとナーカのためにもな!」
佐馬「ついでにあんたの命も頂戴する」
ライラ「さあ、ヌビア・コネクションも今日で最後よ!」
士郎「銀河烈風バクシンガー! 参る!」

<ロックorビートvsカーメン>
カーメン「この世に生きるものはすべからく大アトゥームの真意を学ばなければならぬのだ」
バーディ「残念だけど、ヌビアの理想を学んだところで世の中が面白くなるとは思えないのよねぇ」
ビート「そうそう。実際、育ってるのはあんたみたいな悪党だけみたいだしな」
カーメン「大アトゥームに無礼を働く愚か者めが…。この宇宙の闇に消え去るが良い」
ロック「そうなるのはてめえの方だ!」
ブルース「それが我々のためでもあり、あなた方のためでもあるのですよ」

<仁vsカーメン>
カーメン「ヌビアの民の繁栄のためならば、こんな不完全な世界がどうなろうと大した問題ではないのだよ」
仁「好き勝手言いやがって! これ以上、世界をお前達の好きにさせてたまるかってんだ!」

<ブライトor葉月博士が脱出エリアへ到達・勝利条件達成>
ブライト「よし! なんとか追撃を振り切ったぞ!」「これより戦線を離脱する! 各部隊、集結しろ!」
〔味方ユニット離脱〕
〔味方戦艦離脱〕

カーメン「つまらぬ…」「腰抜けどもめ、勝てぬとわかって逃げの一手とは…。いささか奴らを買いかぶっていたようだ」「お前達には私を倒す事は永久にできんだろう…」「この勝負、すべてにおいて私の勝ちだ! ハハハハハハハハハ!」「エネルギー照射開始! オシリス計画を完遂する!」
ヌビア教団員「カーメン・カーメンに栄光あれーっ!」
カーメン「ハハハハハハハ! ハハハハハハハハハハ!」「我が名はカーメン・カーメン! 聖なる神アトゥームの意志を受け継ぐ者なり!」「これより私は聖アトゥーム神と一体になる」「私のすべてを聖アトゥーム神に捧げ、新たなる宇宙を創世する!」「さらばだ、人類よ! さらばだ! ハハハハハハハハハハ!」
〔カーメン、太陽へ移動〕
リンダ「カーメン・カーメン旗艦、まっすぐ太陽に向かって行きます!」
〔カーメン、前進〕
ディーゴ「む…奴め、何をする気だ」
シロー「あのままでは艦が燃えてしまうぞ」
アイザック「奴は死して太陽と共に新たな世界の父となる気だ!」
お町「じゃ、玉砕するわけ?」
アイザック「ああ…」
ブライト「時間だ! これより現宙域を離脱する!」
〔味方戦艦離脱〕
カーメン「ハハハハハハハ! ハハハハハハハハハ!」
〔画面、振動〕
〔画面、発光〕
〔敵ユニット消失〕

リンダ「爆発のエネルギー、おさまりつつあります」
アイザック「どうやら…太陽は破壊されずに済んだようだ」
ブライト「カーメンの旗艦は消滅したのか?」
オスカ「それだけじゃありません。先程まで近くの宙域に展開していたヌビア船団の艦影もなくなっています!」
フェアリ「おそらく彼らは装置の発動によって異次元同盟すら触れる事のできないはるかな高次元へ旅立ったのでしょう…」
シュテッケン「カーメン・カーメン…奴も自らの信じる義に殉じたと言うのか…」
ディーゴ「最後まで読めぬ男だったな…」
アイザック「ああ…」
【戦闘マップ4終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ホワイトベース ブリッジ
ボウィー「はあ…やれやれ。ともかく人類ちゃんはかろうじて救われたわけよね」
キッド「ヌビア・コネクションも滅んだと見ていいな…」
ゲイル「ザールとヌビアが消滅した事で、グラドスに戦争を強要してきた組織はほぼ完全になくなった」
エイジ「じゃあ、グラドスは…」
ゲイル「グラドス政府は世論に押され、一気に平和路線に傾くはずだ。あとは反乱組織に任せておけばいい」
隼人「これで星間連合の問題は片付いた。次に我々がどうするかだが…」
アール博士「残った勢力は異次元同盟ですな…」
アラン「ムゲ帝国、ジャーク帝国、それにガディソードか…」
サリー「…………」
光珠「う~ん…そうね…」「先にムゲ帝国との戦いを終えれば、ガディソードとは戦わずに済むんじゃない?」
サリー「何か根拠があるの?」
光珠「なんとなくなんだけど…」
ジーク「俺は光珠の意見に賛成だ。俺もそれを考えていた…」
サリー「え…兄さん!?」
ジーク「今のガディソードに総力戦ができるほどの戦力はない…」「ヘルルーガが徹底抗戦を主張したところで、現実問題として停戦するしかなくなる」
フェアリ「そうね…。今回の戦いで、ムゲ帝国はギルドローム将軍を失ったわ」
ジーク「残るはデスガイヤー将軍のみ…。今ならムゲ帝国の本陣を叩ける!」
葉月博士「だが…敵の本拠地は通常空間ではない。異次元ゲートをコントロール出来ない以上、異次元同盟の本拠地を突くのは難しい…」
アラン「敵が来るのを待つしかないという事か…」
フェアリ「その事ですが、なんとかなりそうです」「ゲイル中尉からいただいたデータとカーメン艦に侵入した時にコピーしたプログラムにヒントを得ました」「異次元ゲートはソウルランサーの『XENONドライブ』でコントロールする事が可能です」
隼人「すぐに実用できるのか?」
フェアリ「実験はしていませんが理論的には問題ないはずです」「移送先のデータさえあれば、どの宇宙へでも跳躍できます」
ジーク「ムゲ帝国へ行くなら俺がデータを持っているぞ」
忍「そいつはすげえや! これでムゲの本拠地に攻め込めるぜ!」
ブライト「他に道はなさそうだな…」
クワトロ「皆、特に異存はないだろう。早速、行動に移るべきだ」
ブライト「決まりだな。準備が出来次第、艦隊はムゲ帝国への侵入を試みる」「各員、持ち場に戻ってくれ!」
フェアリ「ジーク、データを入力するから一緒に来てちょうだい」
ジーク「ああ…」
〔複数の金属板の上を走り去る足音〕
光珠「サリー、私達も行ってみましょう?」
サリー「私はいい…。機体を整備しに行くわ…」「しばらく、あの子の面倒を見てあげてなかったから…」
光珠「そうね…その気持ちわかるよ」「ねえ、私にも手伝わせてよ」
サリー「え…?」
光珠「ね? いいでしょ?」
サリー「うん…お願い…」

ホワイトベース デッキ
〔ざわめき〕
サリー「今にして思えば、兄さんのとった行動がガディソードのためには良かったのよね…」「星間連合を倒して異次元同盟を解体すれば、ガディソードとは戦わずに済む…」
光珠「私だってそうよ。まったく、ジークの直感には敵わないわ…」
サリー「フフ…そうね」「ねえ、光珠。私達がヌビア部隊の十字砲火を受けた時に展開していた防御フィールド…」「あれって『XENONドライブ』の力なんでしょ?」
光珠「うん、そうよ」「でも、いきなりパワーアップするから、どうやったらいいか、よくわからないのよね」
サリー「あきれた! 知らないで使っていたの?」
光珠「発生したエネルギーがリミッターを越えた時、いけるって思ったのよね!」「ほら、前にも一度あったでしょ?」
サリー「レジアーネが私達を撃とうとした時ね…」
光珠「『XENON』同士の共鳴反応が関係してるんじゃないかって思うのよ」「カーメンの旗艦にも『XENON』があったし…」「地球圏の時は、多分異次元ゲートの『XENON』エネルギーに反応してたんじゃないかな?」
サリー「なるほどね…あなたにしては冷静な分析じゃない」
光珠「あはは…フェアリさんがそう言ってたんだよね」
サリー「やっぱり…」
光珠「でも、リミッターを越えるなんて考えられないって言ってたわね…」
サリー「まさか、あなた…コックピットで妙な操作をしてるんじゃないでしょうね…」
光珠「う~ん…時々、そういう事あるかも…」
サリー「もっと気をつけなきゃだめよ! 『XENON』が暴走したら、自爆だけじゃ済まないわよ!」
光珠「うう…そう言われても、何を気をつければいいのか…」
サリー「はあ…あなたに言っても無駄ね…。フェアリに言っておくわ…」
光珠「ぷぅ~!」
〔扉の開閉音〕
〔歩み寄る足音〕

クリス「光珠、ここにいたのね」
光珠「クリスさん、どうしました?」
クリス「フェアリさんが呼んでるわよ。異次元ゲートを開く準備ができたみたい」
光珠「え…もう!?」
スレッガー「急いだ方がいいみたいだぞ」
サリー「光珠、私はもう大丈夫よ」
光珠「わかった。じゃ、行くね」
〔金属板の上を走り去る足音〕
スレッガー「フフ…今回はサリーちゃんも戦う気満々じゃないの」
サリー「ムゲ帝国が相手なら私も叩けるわ。星間連合が消滅した以上、彼らと手を組む必要なんてないもの」
クリス「ガディソードを通してもムゲ帝国とは話し合えないの? 一応、同盟国なんだし…」
サリー「それは無理よ…ムゲ帝国には人間と共に平和を享受しようなんて考えが始めからないの…」「ムゲ帝王に会えばわかるわ…」
スレッガー「やれやれ、気の重い話だぜ…」

葉月博士「ホワイトベース、ガンドールへの固定完了!」
リンダ「各ブロック、隔壁チェックOKです!」
ブライト「フェアリさん、準備はいいですね?」
フェアリ「はい!」
光珠「こっちもOKよ。いつでもどうぞ!」
フェアリ「『XENONドライブ』、起動します!」
〔エネルギーの放射音〕
〔画面、明滅〕

光珠「うん…いいわ…うまく行きそうよ!」「臨界点突破! エネルギープラグ、ガンドールに接続!」
フェアリ「ガンドール周囲に空間異常確認! 異次元ゲート順調に拡大中!」「いけます!」
葉月博士「ガンドール、エンジン出力最大! 異次元ゲートに突入!」
〔空間転移音〕
〔画面、発光〕


ムゲ宇宙
デスガイヤー「なに!? ギルドロームが討たれただと!?」
ムゲ帝国軍兵士「はい…カーメンの作戦は失敗し、ギルドローム将軍は壮絶なる最期を遂げられました」
デスガイヤー「おのれぇ…! ヘルマットだけでなくギルドロームまでも!」
ムゲ帝国軍兵士「なお、敵の艦隊が次元を越え、この宇宙に侵入した模様です!」
デスガイヤー「な、なんだと!? 奴らが自力で異次元ゲートを開いたと言うのか!」
ムゲ帝国軍兵士「は…事実であります…」
デスガイヤー「むうう…なんと言う事だ! すぐにムゲ帝王様にご報告にあがらねば!」

ムゲ城
ムゲ「デスガイヤー将軍…やはり最後に残ったのは我らだけのようだな…」
デスガイヤー「申し訳ありません、ムゲ帝王。この宇宙に奴らの侵入を許してしまいました…」
ムゲ「よい、デスガイヤー…。奴らの勢いもここまでの事…」「奴らは、この宇宙のすべてが私自身だと言う事をすぐに思い知るであろう」
デスガイヤー「では、あれを! あの戦法で戦いを!」
ムゲ「フフ…久しぶりにな」「デスガイヤー、貴様も獲物を思う存分獲物を可愛がってやれ!」
デスガイヤー「では、闘技場にはぜひとも『赤い宇宙』を!」
ムゲ「ふむ…赤い宇宙とな? よかろう!」
デスガイヤー「おおっ!」
ムゲ「この宙域に存在するすべての軍に出動命令を発するのだ!」「私も出陣し、全力で敵を迎え撃つ!」
デスガイヤー「はっ! 奴らを必ずや返り討ちにしましょうぞ!」
ムゲ「フフフ…デスガイヤーよ…。共に戦いに明け暮れていた日々…帝国創生の日々を思い出すぞ…!」
デスガイヤー「ははーっ! もったいなきお言葉!」「このデスガイヤー! 帝王にすべてを捧げ、戦いまする!」

ガディソード 本部
ヘルルーガ「ホワイトベース隊め…いよいよ、ムゲ帝国に攻め入ろうというのか」
レジアーネ「はい…フェアリが『XENON』による空間跳躍法を確立したようです」
ヘルルーガ「そうか…時間の問題だとは思っていたが、ついにやりおったか…」
レジアーネ「申し訳ありません。私がフェアリの抹殺に失敗していなければ…」
ヘルルーガ「済んだ事はもう良い…。それよりも、例の軍団の開発計画は進んでおろうな?」
レジアーネ「はい、あとは最終調整を残すのみとなっております」「もうじきガディソードの戦力は現在の数千倍になりましょう!」
ヘルルーガ「そうか…。だが、本格導入の前に実用性を試す必要があるな」「ムゲ帝国への援軍と称し、実験部隊を投入してみろ」
レジアーネ「はっ! 仰せのままに!」
【シナリオエンドデモ終了】


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