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第56話
ガディソード前衛要塞


サブタイトル
「ガディソード前衛要塞」


【シナリオデモ1開始】
ホワイトベース ブリッジ
プラート博士「フェアリくん、ガディソードの位置は特定できたかの?」
フェアリ「ジークがくれた座標データから、多少補佐する必要があります。ほとんど誤差範囲内だとは思いますが…」
ブライト「何か問題でもあるのか?」
フェアリ「なにしろ宇宙嵐のひどい所ですから…」「異次元ゲートの出口が少しでもずれたら、艦隊に被害をおよぼす危険があります」
ジーク「ガディソードがあるのは、『7色の宇宙』と呼ばれる不安定な空間だ…。航行可能な領域は驚くほど狭い」「一歩間違えれば宇宙嵐に巻き込まれ、艦隊は消滅するだろう」
クリス「なぜ、そんな危険なところに本拠地が?」
ジーク「本拠地を特定されにくい上に、宇宙嵐が敵の侵入を阻止してくれるからだ」「今のガディソードは、いくつかの小惑星を改造した小規模なコロニーでしかないからな…」
プラート博士「ふむ…念のため、もっと細かく計算した方が良いようじゃな」
フェアリ「お願いします」

ホワイトベース 通路
光珠「…………」
ジーク「ん? どうした、光珠…」
光珠「ジーク…あなたよく落ち着いていられるわね」「こうしてる間にもサリーがひどい目にあってるかもしれないのに!」
ジーク「平静さを失えば、救出成功の可能性も遠のく。今はそういう時だ」
光珠「そりゃ、焦った方が負けだっていうのはわかるけど…」
ジーク「光珠…お前がサリーの事をそんなに心配してくれるとはな…」
光珠「当たり前じゃないの!」
ジーク「そうか…。お前が心配してくれる分だけ、俺は冷静でいられるのかもしれんな…」
光珠「ジーク…ごめん。私、誤解してた…。一番つらいのはジークだもんね」
ジーク「いや…気にしないでくれ…」「お前達と共にいると、俺は孤独じゃないと実感できる…」「俺自身の士気を支える上で、この感覚は大きい…」
光珠「ジーク…」

ホワイトベース デッキ
スリーJ「やぁ、やぁ、やぁ、やぁお待ちどおさんでやす」「バクシンガーのスペアマシンが、完成したでやすよ!」
シュテッケン「ご苦労だったな、スリーJ」
スリーJ「ええ、どうにかこうにか約束の日時だけは守れやした」
シュテッケン「よく艦内の資材だけでまとめられたもんだな…」
スリーJ「そりゃ、事前にしこたま資材を積んでおきましたからね」「ま、段取り次第って事でやしょ?」
シュテッケン「ところで、オートシンクロンシステムは取り付けてあるんだろうな?」
スリーJ「ええ、ええ、もちろんでさぁ!」
ディーゴ「ともあれ、これでバクシンガーが2体…」「オートシンクロンを使えば、5人が分散しても戦えるってわけか」
シュテッケン「みんな、いいか。緊急時は誰でもオートシンクロンできるようにマスターしといてくれ」
士郎「ええ、バクシンガーを使いこなせるのはこの5人だけですからね」
佐馬「承知した」
ライラ「OK!」
〔通信のコール音〕
フラウ「これより艦隊はガディソードに向けて出発します!」「各自の機体の固定装置の確認をお願いします!」
ディーゴ「また敵の本拠地に殴り込みか」
シュテッケン「戦いは終局に近づいている! 勝ちに行くぞ!」
ライラ「イェーイ!」

ホワイトベース ブリッジ
フェアリ「いよいよ…ガディソードへ…」
光珠「フェアリさんにとっては、数年ぶりなんだよね…」
フェアリ「ええ…」(ヴォート…私は帰ってきたわ…)

数年前…

ヴォート「すまん…フェアリ…。君だけで行ってくれ…」
フェアリ「ウォート、どうして? 一緒に行きましょう!」
ヴォート「この機体と開発者である君をヘルルーガの手に渡す事は絶対に阻止しなければならない」「だから、わかってくれ! この機体は君が持ち去って、なんとか完成させてほしい」「こいつは渾沌の世界に平和をもたらす希望の剣として使われなくてはならないんだ」
〔空間転移音〕
〔画面、発光〕

フェアリ「ヴォートーーーーー!」

フェアリ(ヴォート…もう私は悲しまない…)(あなたが私に託した希望の剣は今、地球の若者によって命を吹き込まれているから…)
光珠「…ん?」「フェアリさん、どうしたの?」
フェアリ「いえ、なんでもありませんよ」
光珠「そう?」「じゃあ、そろそろ行きましょう♪」
フェアリ「ええ!」
〔複数の金属板の上を走り去る足音〕
〔扉の開閉音〕

ブライト「ホワイトベース隊、ガディソードに向けて発進!」
〔機体の発進音〕
〔画面、振動〕

【シナリオデモ1終了】

【戦闘マップ1開始】

〈出撃準備〉

〔カーソル、前衛要塞イズベルガを指定〕
光珠「あれが…ガディソードの本拠地?」
ジーク「いや…あれは違う…」「あの要塞はガディソードの門番…『前衛要塞イズベルガ』だ」
フェアリ「あそこを抜けないとガディソードには行けません…」「私がいた時はまだ建造中でしたが…」
ジーク「今はほぼ完全な状態だ。手ごわいぞ…」
號「へっ、望むところだぜ! 倒し甲斐があるってもんよ!」
セイラ「でも、私達はガディソードに戦いを挑みに来たわけではないわ」「謎の軍団を操るヘルルーガの真意を探るのが目的よ。できれば無益な争いは避けるべきだわ」
甲児「そうだな…あんまり派手に暴れてガディソード人に被害が出ちゃ今後の和平交渉の余地もなくなっちまうぜ」
フェアリ「それは大丈夫でしょう。あの要塞は半自動化された自動要塞として設計されていたはずです」「ガディソードの人口は激減しましたから…。防衛力の多くは自動兵器に頼っているのです」
ジーク「その通りだ。あれは基本的には無人でも稼働する要塞だ」
シュテッケン「それなら遠慮はいらねえな」
ディーゴ「ああ…」
クワトロ「よし。一気に叩いて本拠地への道を開くぞ!」
アムロ「了解!」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

ジーク「サリーが俺達と別れてからそんなに時間は経っていない」「あの要塞のどこかにアリーが拘束されている可能性が高い」
フェアリ「そうね…状況から考えてサリーが本部まで移送されたとは思えないわ」
光珠「だとしたら、助け出すしかないわね!」「だけど、どうやって探せばいいんだろ…? 私、方向音痴だしなぁ…」
ジーク「それに、あの要塞にはレジアーネが待ち構えているだろう…。そう簡単にはいくまい…」
光珠「ジーク…大丈夫。絶対、助けられるわよ!」
プル「あたし感じる! サリーお姉ちゃん、あそこにいるよ」
ジュドー「プル、本当か?」
プル「うん、助けを呼んでる…」
光珠「よかった…。とにかく無事なのよね」
ジーク「待ってろ、サリー…。必ず助け出してやる!」
〔複数の金属板の上を走り去る足音〕
ジュドー「プル、俺達も光珠と一緒に行こう!」
プル「うん、そうだね!」
〔複数の金属板の上を走り去る足音〕
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔戦闘マップ1から継続〕
〔味方ユニット出現〕

〈出撃準備〉
【戦闘マップ2終了】

【シナリオデモ3開始】

レジアーネ「フフフ…ホワイトベース隊め…。ろくな準備もせずに慌てて来たようだね」「サリー、ご覧よ。無鉄砲なお仲間が来たよ」
サリー「ああ…兄さん…」
レジアーネ「残念だがサリー…お前を改造してる暇はなさそうだよ」
サリー「じょ…冗談じゃないわ! 改造されてたまるもんですか!」
レジアーネ「フン…多少、性能は落ちるが仕方がない…」「事前にお前の精神を改造してから複製人を生産するつもりだったが…」「このまま複製人の母体になってもらうよ!」
サリー「複製人…!?」
レジアーネ「フフ…そのままの意味だよ。人や物を複製する技術さ。クローンと違って育てる時間も必要ない」
サリー「複製…人間…」
レジアーネ「これもヘルルーガ様の研究の成果さ」「『XENON』の放つ莫大なエネルギーが必要だったから、完成には手間取ったけどね」「今から、お前とお前の機体を複製して奴らにぶつけてやるよ!」
サリー「う…や…やめて…」
レジアーネ「さあ、いくよ!」
〔光線の放射音〕
〔画面、フラッシュ〕

サリー「うっ…」「いやあああああああああ!」
〔光線の放射音〕
〔画面、発光〕

【シナリオデモ3終了】

【戦闘マップ3開始】

〔戦闘マップ2から継続〕
〔敵ユニット出現〕

ジーク「チッ…またかよ!」「なんでガディソードにあんな連中が配備されてんだ!」
フェアリ「ヘルルーガは何らかの方法で強力な軍隊を復活させようとしている…」
光珠「ジークやフェアリさんも知らない事…これがヘルルーガの陰謀なの…?」
フェアリ「ええ…彼の計画の一部なのでしょう…」
ジーク「く…ヘルルーガめ…」「奴が腹黒い事はわかっていたが、まんまと出し抜かれたぜ…」
〔敵ユニット出現〕
光珠「まだ出てくるの!?」
ジーク「あ…あれは、クロイツ・ヴァールハイト! サリーの機体だ!」
ジュドー「プル、サリーが乗ってるか、わかるか?」
プル「うん…お姉ちゃんが乗ってる…」「でも、何か違う…!」
ジーク「く…! 接近してみるか…」
アムロ「気をつけてください! あの機体からは何か邪悪なものを感じます!」
ジーク「わかっている…」
〔ジーク、クロイツ・ヴァールハイトへ接近〕
〔敵ユニット出現〕

ジュドー「おい、また出て来たぞ!」
プル「ちがう! やっぱり…サリーお姉ちゃんじゃない!」
レジアーネ「さて…お前の精神が壊れる前にいくつ複製が作れるかな?」
サリー「うう…や…やめて…」
レジアーネ「フフフ…面白いだろう? あんたの複製人が戦っているのを見るのはさ!」「アーッハッハッハッハッハ!」
〔光線の放射音〕
〔画面、フラッシュ〕

サリー「ううう…うわああああ!」
〔光線の放射音〕
プル「ああ! サリーお姉ちゃんが苦しんでる! 早く助けに行かないと!」
ジュドー「そうだな、プル」「ジーク、秋水! 俺達だけで要塞に突っ込もう!」
ジーク「待て! 要塞のどこにいるか、正確な場所がわからないんだぞ!」
プル「心配しないで。あたし、わかるよ!」
フェアリ「本当?」
プル「ほら、あそこだよ!」
〔カーソル、ジェネレーターブロックを指定〕
光珠「中央の建物…? あそこにサリーが?」
プル「うん!」
ジュドー「時間がない! 急ごう!」
〔光珠&ジュドー&プル&ジーク、前衛要塞イズベルガへ移動〕
リンダ「ジュドーと光珠達が要塞中央に向けて突撃しようとしています!」
ブライト「ジュドーめ…。また勝手な事を…」
〔秋水&ジュドー&プル&ジーク、ジェネレーターブロックへ移動〕
〔機体の拘束音〕
〔画面、振動〕

光珠「よぉし! 取り付いたわよ!」
ジュドー「プル、大丈夫か?」
プル「うん!」
ジーク「突入するぞ。他の者は周囲を警戒してくれ!」
アムロ「了解!」
レジアーネ「フフフ…よく来たね、歓迎するよ!」
ジーク「レジアーネ! この要塞はまもなく制圧される! サリーを解放しろ!」
レジアーネ「クク…この要塞の機能をもっと高く評価してもらいたかったねぇ…」
〔画面、発光〕
〔前衛要塞イズベルガにバリア発生〕

光珠「えっ!? 何なの、これ!?」
フェアリ「高エネルギーバリアです! 触れると機体が破壊されます!」
ジュドー「俺達、閉じ込められたのか!?」
プル「え~っ! これじゃ出られないよ~!」
ジュドー「慌てちゃだめだ。俺達だけでなんとかするしかない!」
プル「うん…」
プラート博士「むう…いかんな…。完全に戦力を分断されてしまった…」
ブライト「光珠達を救出する! 全機突入!」「要塞の施設を破壊してあの障壁を消すんだ!」
レジアーネ「ククク…無駄だ! あんた達の相手はこいつらがするよ!」
〔敵ユニット出現〕
ダバ「要塞から敵の機動兵器が…!」
キャオ「このままじゃやばいぜ、ダバ!」
レッシィ「甘えなさんな! やるしかないでしょ!」
アム「そうね…!」
ダバ「こんなところで負けるわけにはいかない! いくぞ、みんな!」
アム「ラジャー!」
<戦闘開始>

<敵9機以下・敵増援1出現>

レジアーネ「どうだい? おあつらえむきの闘技場だろ? 気に入ってくれたかい?」
フェアリ「わざわざこんな戦術を…」
レジアーネ「クク…誘い込んだんだよ。餌につられて入ってくるあんた達をね!」
フェアリ「く…!」
レジアーネ「それにね、フェアリ…」「ここはあたしがあんたを取り逃がした屈辱的な宙域なんだよ」
フェアリ「なんですって…」
レジアーネ「思い出しな! あんたがガディソードを捨てた時の事をね!」
フェアリ「…………」
〔画面、発光〕
【戦闘マップ3終了】

【シナリオデモ4開始】

フェアリ「もう少し…もう少しでこの7色の宇宙から抜け出せる…」「でも…私はもうガディソードには戻れないかもしれない…」「ヴォート…どうして私と一緒に来てくれなかったの…」
〔機体の航行音〕
レジアーネ「ククク…追いついたよ、フェアリ!」
フェアリ「ああ…っ!」
レジアーネ「逃亡とはバカだねえ…。あたしから逃げられるとでも思ったのかい?」
フェアリ「そ、そんな…じゃあ、ヴォートは…!」
レジアーネ「フフフ…奴の行動は事前につかんでいた。その上で、わざと泳がせておいたのさ!」「あんたらがおとなしく『XENON』の研究をしてりゃよかったんだけどねぇ…」
フェアリ「間違った事に力を貸すなんてできないわ!」
レジアーネ「フン…ヘルルーガ様のご命令でお前を殺せないのが口惜しいね!」「だが、無傷で捕獲する必要はない…」「少しは楽しませてもらうよ!」
〔武器の発射音×3〕
〔爆発音〕

フェアリ「ううっ!」
レジアーネ「ククククク…! 諦めちまったのかい? もう少し楽しませておくれよ」
フェアリ「だめ…一人では制御しきれない…!」
〔武器の発射音×6〕
レジアーネ「アハハハハ! ほらほら! もっと必死になって逃げな!」
〔機体の航行音〕
ヴォート「そこまでだ! レジアーネ!」
レジアーネ「なにっ!? ヴォート…貴様…いつの間に!」
ヴォート「貴様の部下は俺が倒した! フェアリにはこれ以上触れさせはせん!」
レジアーネ「ククク! あたしの精鋭部隊を突破したってのかい?」「やるねえ…。さすがだよ…ヴォート!」
ヴォート「レジアーネ! あとは貴様だけだ!」
レジアーネ「フッ…笑わせんじゃないよ!」「満身創痍のその機体で私の相手をしようってのかい?」
ヴォート「フェアリをやらせはせん! 刺し違えてでも貴様を倒す!」
〔機体の航行音〕
レジアーネ「むっ!」
〔機体の航行音〕
〔機体の拘束音〕
〔画面、振動〕

レジアーネ「く…っ! 貴様…何をする!」
フェアリ「ヴォート!!」
ヴォート「フェアリ…生きてくれ…!」
レジアーネ「まさか…自爆する気か!?」
ヴォート「消えろ! レジアーネ!」
レジアーネ「くっ!」
フェアリ「やめてーっ!」「ヴォートーーッ!」
〔爆発音〕
【シナリオデモ4終了】

【戦闘マップ4開始】

〔戦闘マップ3から継続〕
フェアリ「…………」
レジアーネ「思い出したかい? おかげであたしも生死の境を彷徨ったさ…」「フェアリ…今度は逃がさないよ」「お前にはあの時の仕返しをさせてもらう!」「オーダイ、起動!」
〔敵ユニット出現〕
レジアーネ「ヴォート! こいつらを抹殺しろ!」
ヴォート「はい…レジアーネ様」
フェアリ「えっ!?」
ヴォート「フェアリ・ファイアフライ…貴様を抹殺する…」
レジアーネ「ヴォート…お前はあの時、あたしの顔に深い傷をつけた…」「その代償はその体でたっぷり支払ってもらうよ!」
フェアリ「レジアーネ…! どういう事なの!?」
レジアーネ「ハーッハッハッハ! かつて、その身に代えて守った女を自らの手で葬り去るがいいさ!」
フェアリ「う…うそよ…」
光珠「どうしたの、フェアリさん! しっかりサポートして!」
フェアリ「あ、はい…」
光珠「…………」

<敵増援1出現の2ターン後PP・敵増援2出現>
ライト「ん? これは…!」「新たな敵影をキャッチしたぞ!」
ケーン「なんだって!?」
〔敵ユニット出現〕
タップ「おいおい…どうなってんだよ…」
シロー「周囲のアステロイドに隠れていたんだ…」
シュテッケン「やるな…見事な用兵だ」
ディーゴ「あのレジアーネという女…ただの戦バカではないようだな…」

<敵増援2出現の次PP>
フェアリ「ヴォート…もうやめて!」
プル「ちがうよ! この人はヴォートって人じゃない!」
ジーク「フェアリ! こいつはもう、お前の知っている男じゃない!」
光珠「フェアリさん!!」
ジュドー「くっ! このままじゃジリ貧だ!」「なんとかあのバリアを取っぱらって味方戦力と合流しないと…」
ジーク「光珠、お前が行け!」
光珠「え!?」
ジーク「フェアリでないとバリアシステムの事はわからん!」「光珠! お前がフェアリを連れて内部に突入するんだ!」
光珠「でも…」
ジーク「フェアリがそんな状態ではかえって足手まといだ!」「俺がこの場を守る! お前とフェアリは内部に突入するんだ!」
プル「早く行って! 時間がないよ!」
光珠「わかったわ! 頼んだわよ!」
ジュドー「まかせとけって!」
フェアリ「あ…光珠様…私は…」
光珠「行くよ! フェアリさん!」
フェアリ「あ…!」
〔光珠、ジェネレーターブロックへ移動〕
〔味方ユニット離脱〕

ヴォート「フェアリ…どこへ行く…」
〔ヴォート、ジェネレーターブロックへ接近〕
〔ジュドー&プル、ジェネレーターブロックへ移動〕

ジュドー「おっと! あんたの相手は俺達だぜ!」
プル「ここから先は行かせないよ!」
ヴォート「我を阻む者には死あるのみ…。我がオーダイの力の前に果てるがいい…」
ジーク「敵は強力だ! 無理をせず、粘って時間をかせぐんだ!」
ジュドー「わかってるよ!」
ジーク「光珠、頼んだぞ!」

<敵増援2出現の2ターン後PP>
【戦闘マップ4終了】

【シナリオデモ5開始】

フェアリ「申し訳ありません…光珠様。先ほどは取り乱してしまって…」
光珠「少し落ち着いたみたいね?」
フェアリ「ええ…」
光珠「じゃ、まずはサリーを救出しないとね!」
フェアリ「端末からアクセスして位置を特定します」
光珠「頼んだわよ、フェアリさん!」
〔複数の走り去る足音〕
【シナリオデモ5終了】

【戦闘マップ5開始】

〔戦闘マップ4から継続〕

<敵増援2出現の3ターン後PP>
【戦闘マップ5終了】

【シナリオデモ6開始】

〔走り寄る足音〕
フェアリ「光珠様! この部屋です!」
光珠「えーい! 飛び込んじゃえーっ!」

〔扉の開閉音〕
〔走り寄る足音〕

光珠「とりゃああっ! 手をあげろーっ! ホールドアーップ!」
〔銃を構える音〕
光珠「あ…あれ?」
フェアリ「誰もいない…?」
サリー「うう…」
光珠「あ! サリー!」
サリー「光珠…」
光珠「ひ、ひどい…何されたの? 妙な装置に入れられて…」「待ってて! 今、外してあげる!」
〔金属音〕
サリー「うう…光珠…。あなたが…助けて来てくれるなんて…」
光珠「私だけじゃない! あなたのために、みんなが必死で戦っているわ!」
サリー「うん…そうだね…」
フェアリ「サリー…レジアーネはどこへ行ったの?」
サリー「この区画にはいないわ…。格納庫へ行ったみたい…」「ガーディアル・ブラッドで出撃する気よ…」
フェアリ「光珠様、サリーを頼みます!」「私はコントロールルームへ行き、バリアを停止させなければなりません!」
光珠「わかったわ。こっちは任せて!」
〔走り去る足音〕
〔扉の開閉音〕

光珠「サリー、歩ける?」
サリー「ええ…なんとか…」
光珠「さ、行きましょう」
【シナリオデモ6終了】

【戦闘マップ6開始】

〔戦闘マップ5から継続〕
ジーク「光珠…まだか!」
〔通信のコール音〕
光珠「ジーク! サリーを助け出したわ! 今から機体へ戻るとこ!」
ジーク「フェアリはバリアを止めに行ったんだな?」
光珠「ええ、そうよ」
ジュドー「おいおい! 敵兵がいたらどうするんだよ!」
プル「大丈夫、敵はいないよ」「後はフェアリお姉ちゃんがうまくやってくれる!」
ジーク「そ…そうか?」
ジュドー「よぉし! もうひとふんばりだ!」

<敵増援2出現の4ターン後PP>
【戦闘マップ6終了】

【シナリオデモ7開始】

光珠「さ、もう少しで着くわよ。あとはフェアリさんの帰りを待ちましょう」
サリー「私…なんにもわかってなかった…」「勝手に飛び出したりして…みんなに迷惑かけて…」
光珠「ドンマイ、ドンマイ。それより少し休みましょ。歩くのもやっとじゃない」
サリー「うん…」
〔走り寄る足音〕
フェアリ「光珠様、ご無事ですか!?」
光珠「ええ、大丈夫よ。フェアリさんの方はうまくいったの?」
フェアリ「もうじきバリアへのエネルギー供給が停止します!」
光珠「やった! なら、すぐに脱出ね!」
サリー「待って! この近くのブロックに私の機体があるの!」「そこに連れて行って!」
光珠「無茶言わないで!」
サリー「私のクロイツは戦力になるはずよ…。回収しておいた方がいいわ!」
光珠「だめよ! サリーはひどく弱ってるもの!」
サリー「戦闘は無理でも、母艦に着艦する事くらいできるわ」
フェアリ「光珠様、サリーを乗せたままでは満足に戦えません」「自力で飛んでくれた方が護衛しやすいのでは?」
光珠「そりゃ、そうかもしれないけど…」」
サリー「心配してくれて…ありがとう…」「でも、大丈夫…なんとかしてみせるわ!」
光珠「わかったわ…」「サリー、機体のところに案内してくれる?」
サリー「ええ…こっちよ」
【シナリオデモ7終了】

【戦闘マップ7開始】

〔戦闘マップ6から継続〕

≪味方援軍1出現前≫
<ヴォートHP50%以下>

〔ヴォートにスパーク〕
ヴォート「…………」
ジーク「やったか…」
〔ヴォート、回復〕
ヴォート「攻撃目標を捕捉、戦闘を開始する」
ジュドー「くそっ、なんて奴だ!」

<敵増援2出現の5ターン後PP・味方援軍1&敵増援3出現>
【戦闘マップ7終了】

【シナリオデモ8開始】

光珠「どう? サリー、行けそう?」
サリー「操縦系統に問題なし。いつでもいいわ!」
光珠「じゃ、離脱するわよ!」
【シナリオデモ8終了】

【戦闘マップ8開始】

〔戦闘マップ7から継続〕
〔味方ユニット出現〕

ジーク「光珠、サリー!」
光珠「お待たせ! サリーも無事よ!」
プル「よかった…お姉ちゃん…」
サリー「ありがとう、プルちゃん」
フェアリ「そろそろバリアが解けます! 私達はサリー機を護衛して一旦、艦に戻ります」
ジーク「わかった、援護する!」
ジュドー「了解!」
〔画面、フラッシュ〕
オスカ「艦長! 要塞のバリアに変化があります!」
リンダ「あ! 見て!」
〔画面、フラッシュ〕
〔前衛要塞イズベルガのバリア消失〕

ブライト「障壁がなくなったのか!?」
プラート博士「そのようじゃな…」
フラウ「光珠機がサリーの救出に成功! 着艦を希望しています」
ブライト「よし、各機! 光珠とサリー機を援護しろ!」「光珠達が着艦したタイミングで全部隊を一旦集結させる!」
隼人「分断された部隊を合流させ、体勢を整えるんだ!」
クリス「了解!」
リンダ「敵機動兵器、要塞から発進してきます!」
〔敵ユニット出現〕
ブライト「迎撃しろ! 敵を近づけるな!」

<光珠vsヴォート>
ヴォート「フェアリ、今行くぞ…」
フェアリ「そ…そんなはずない…。ヴォートは…私の目の前で…!」
ジーク「フェアリ、しっかりしろ! あれはもうヴォートではない!」
フェアリ「でも…ヴォートが語りかけて…」
ジーク「光珠! お前がしっかりリードするんだ!」
光珠「そんな事言っても…!」
フェアリ「す、すみません…光珠様…」
光珠「フェアリさん、とにかく落ち着いて!」

<アムロvsヴォート>
アムロ「機体を停止させればパイロットを殺さずに済む…! やってみせるさ!」

<カミーユvsヴォート>
カミーユ「記憶を消すだけでなく、意思まで奪うなんて…! こんな事が許されるものか…!」

<ジュドーvsヴォート>
ジュドー「人間を道具みたいに使いやがって! なんだってこんなむごい真似ができるんだよ!」

<クリスvsヴォート>
クリス「フェアリさんの声が聞こえなかったの!? もし聞こえているのならすぐに戦闘をやめなさい!」
ヴォート「…………」
クリス「反応がない…。やはりこのパイロット、操られている…!?」

<シローvsヴォート>
シロー「パイロットはフェアリさんの元恋人なんだ。コックピットは避けなくては…!」

<甲児vsヴォート>
甲児「くそっ! 相手は操られてるだけかもしんねえってのに戦うしかねえのかよ!」

<號vsヴォート>
號「なめんなよ! 俺は向かってくる相手には容赦しねえぜ!」「そっちがやるってんならとことんまで相手になってやるぜ!」

<剣人vsヴォート>
剣人「てめえがどんだけのパワーを持ってるか知らねえが、こちとら逃げも隠れもしねえ!」「真っ向勝負だ! かかってきやがれ!」

<ワッ太vsヴォート>
ワッ太「ただでさえ数が多くて厄介だってのに敵の中にフェアリさんの知り合いがいるなんて…」「くそっ! どうすればいいんだよ!?」

<ミト王子vsヴォート>
ミト王子「人を人とも思わぬガディソードの行ない…許すわけにはいかぬ!」

<ダバvsヴォート>
ダバ「この人もクワサンと同じように操られてるというのか…?」

<ケーンvsヴォート>
ケーン「ちっきしょう! このままじゃこっちが殺られちまう…!」「くそっ! とっととこいつを止めなきゃまずいぜ!」

<忍vsヴォート>
忍「てめえとフェアリさんの関係がどうだろうと俺達の邪魔をするんなら容赦はしないぜ!」

<エイジvsヴォート>
エイジ「レイ! 攻撃箇所は機関部、コックピットを避ける! パイロットの生存を優先するんだ!」
レイ「レディ」

<キッドorボウィーvsヴォート>
アイザック「今の我々にはあなたを救う術も時間もない…」
ボウィー「てなわけで申し訳ないけど少し痛い目、見てもらうよ」
キッド「ま、俺達は戦場で出会っちまったんだ…。悪く思うなよ…」

<士郎vsヴォート>
シュテッケン「烈の精神をここで絶やすわけにはいかねえ!」
士郎「あなたとフェアリさんの間に何があったかが知りませんが、邪魔をするのであれば倒すまでです!」

<ロックorビートvsヴォート>
ブルース「悲劇の再会には同情する…」
ロック「けど、オイラ達もここで殺られるわけにはいかないんでね」
ビート「悪いがそこをどいてもらうぜ」

<仁vsヴォート>
仁「フェアリさんの知ってる人を倒すわけにはいかないってのに…!」「くそっ! いったい、どうすりゃいいんだよ…!?」

<ジークvsヴォート>
ジーク「ヘルルーガを止めるためにも俺は殺られるわけにはいかん!」「昔のヴォートに戻る保障がないというならば仕方ない。ここで倒すまでだ!」

<クロイツ・ヴァールハイト(西側)撃破・敵増援4出現(1回目)>
〔敵ユニット出現〕
ジーク「やはりな…どうやって造ったかは知らんが、こいつはサリーの機体ではない!」

≪味方援軍1出現後≫
<ヴォート撃破>

〔ヴォートにスパーク〕
ヴォート「損傷レベル、修復可能。戦闘を継続する」
〔ヴォート、回復〕
レジアーネ「待て、ヴォート」「作戦は次の段階に入った。お前はすみやかに撤退せよ!」
ヴォート「了解…」
〔敵ユニット離脱〕
光珠「あっ…! 待ちなさい、ヴォート!」
フェアリ「光珠様、追ってはいけません」
光珠「でも、フェアリさん!」
フェアリ「あのヴォートはレジアーネの人形です…」「あの人はもう…どこにもいない」「それを一番知っているのは…私ですから…」
光珠「フェアリさん…」
フェアリ「ここは任務の優先を!」
光珠「わかったわ」

<サリーがブライトor葉月博士へ隣接・勝利条件達成>
〔味方ユニット離脱〕
フラウ「サリー機の収容に成功しました!」
※※まだ敵健在の場合、セリフ追加※※
〔敵ユニット離脱〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

リンダ「敵部隊、後退します!」
オスカ「要塞の主要部に集結しているようです」
クワトロ「向こうも体勢を整えるつもりだな」
ブライト「よし、いいぞ。こちらも分散した部隊を合流させる!」
隼人攻撃は一旦中止だ。全機、母艦に集結しろ!」
ジーク「了解!」
〔味方ユニット離脱〕
【戦闘マップ8終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ホワイトベース ブリッジ
ブライト「すぐに機体の修理と補給を始める! スタッフは格納庫で待機!」
厚井「突貫作業になる! 手伝える者は格納庫に来てくれ!」
プラート博士「よし、ワシも行こう」
リンダ「お手伝いします」
まなぶ「僕も行きます!」
プラート博士「ああ、頼むぞ」
〔複数の金属板の上を走り去る足音〕

地球防衛組
ひろし「マリア、格納庫の作業スタッフが足りないらしいよ」
マリア「そうね…防衛組からもスタッフを出しましょう」「手のあいた男子は格納庫へ手伝いに行って!」
大介「よーし、行くぞ!」
あきら「おおーっ!」
マリア「レーダー、通信担当以外の女子は食事の運搬を手伝いましょう」
ときえ「OK、まかせといて!」
〔複数の金属板の上を走り去る足音〕

ホワイトベース デッキ
〔ざわめき〕
厚井「よし、トライダーは修理完了だ。次の機体を回してくれ!」
キャオ「オラオラ、もたもたすんな! 敵がいつ動き出すかわかんねえんだぜ!」
〔エレベータの動作音〕

ガンドール 格納庫
プラート博士「D兵器の装備点検を始める。補給作業と同時進行で行くぞ」
ベン「補給作業は任せてください!」
リンダ「電装系、チェック入ります」
モンド「こっちも弾薬を補給するぞ! 弾倉、間違えるなよ!」
次郎「わかってらい!」
〔エンジン音〕

ホワイトベース 倉庫
郁恵「パイロットの方は、戦闘食を受け取ってください!」
ダイアン「作業中のパイロットには、こちらから配りに行きます! 各自の作業を続行してください」
ときえ「いい? 戦闘食のパックを、みんなで手分けして配るのよ」
おちゃめ「りょーかいでちゅ!」
リリス「重そうだけど、がんばる!」
〔複数の金属板の上を走り去る足音〕
〔妖精の羽音〕


ホワイトベース デッキ
アンナ「戦闘直後だというのに、みんなよく働いてくれますね」
シロー「できればパイロットには、休んでもらいたいんだが…」
アラン「パイロットの多くがエンジニアを兼ねている。作業を短時間で終わらせるためには、総動員せざるを得ない…」
クワトロ「とりあえず、前線を張るパイロットを優先して休ませよう」
クリス「あとは敵の動き次第ですね…」
バーニィ「よし、俺も手伝いに行くか」
クリス「バーニィ、無理しちゃダメよ」
バーニィ「大丈夫さ。ジオン系の機体の整備なら俺に任せてくれよ」

ホワイトベース 医務室
光珠「サリー、どう? 気分は良くなった?」
サリー「まだちょっと頭が痛いかな…。でも、体には異常はないって…」
〔足音〕
ジーク「こら、まだ横になってろ!」
サリー「でも…兄さん…」
ジーク「わかっている…。だからこそ、無理せず少しでも早く回復してくれ」
サリー「兄さん…」
光珠「なあね、サリー。早く良くなってね」
サリー「うん…」

ホワイトベース 通路
〔扉の開閉音〕
光珠「サリー…眠ったみたいね」
ジーク「光珠…お前にはいろいろ借りができちまったな…」
光珠「何言ってんのよ! ジークは私の友達でしょ?」
ジーク「光珠…」
光珠「あ、そうそう! この戦いが終わったら私のとこに来なよ!」「うち、敷地広いし、あなた達の家を建てられるようにお父さんに頼んであげる」「ね、楽しそうでしょ?」
ジーク「な、なんの話だ?」
光珠「だって平和になったら地球で暮らすんでしょ?」
ジーク「そんな先の事…何も考えてもねえよ!」
光珠「ああ…もう! あんたって、ほんと目の前の戦いしか見えてないんだから!」
ジーク「当たり前だ! お前の方こそ能天気すぎるんだよ!」
光珠「フフフ…そうかもね!」
ジーク「…ほら、行くぞ! フェアリに機体の整備を任せっぱなしだろ?」
光珠「あ、そうだった! 早く手伝いに行かないと!」「ほら、走るよ! ジーク!」
〔金属板の上を走り去る足音〕
ジーク「まったく…世話のやける奴だ!」
〔金属板の上を走り去る足音〕
【シナリオエンドデモ終了】


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