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第9話
日本侵攻作戦


サブタイトル
「日本侵攻作戦」


【シナリオデモ開始】
ホワイトベース ブリッジ
ブライト「なんとか敵の防衛線は突破できた。後はこれからの事だが…」
セイラ「航路図、出します」
〔キーボードを叩く音〕
〔モニターの開く音〕

シロー「現在位置は東太平洋か…」「ここから南東に進めば、ジャブローは目と鼻の先だというのに…」
リュウ「随分と大回りをするはめになったなあ…」
ミライ「そうね。でも、南側は完全にジオンに抑えられているし…」
ブライト「このまま西へ向かって太平洋ルートを横断する方が安全だろう」「海を越えれば、連邦の極東基地で補給と修理ができる」
シロー「極東基地か…。ワッ太や光珠にとっちゃ自宅に帰れるわけだし、悪くありませんね」
ブライト「ああ…。日本が安全だとわかれば、みんなにも休暇を出すつもりだ」
リュウ「サイド7からこっち、ずっと緊張の連続だったからな。みんな喜ぶだろう」
ブライト「では、太平洋を横断する航路を取るという事で異存はないな」「各員、持ち場に戻ってくれ」

数日後、日本

獣戦機隊基地
〔滑空音〕

基地 格納庫
〔スイッチを押す音〕
〔パネルの開く音〕
〔空を切る音〕
〔人の着地音〕

忍「ぷあっ! 飛行訓練、終了っと!」「さて、お次は戦闘シミュレーションでもするか」
〔歩み寄る足音〕
忍「ん? 何だ?」

シャピロ「…いずれ、チャンスが来る。わかってくれるな、沙羅?」
沙羅「何があっても、私はあなたについていくわ…」

忍「なんだ? あの二人、この忙しい時ににイチャイチャしやがって!」

シャピロ「沙羅、俺は必ずやる。それまで待て…」
沙羅「ええ…」
〔歩み寄る足音〕
忍「何かの悪巧みかい? お二人さん!」
沙羅「忍!」
シャピロ「落ち着け、沙羅…」「藤原、さっきの着陸では合格点はやれんな」「『獣戦機隊』のメンバーとしては、あまりにもお粗末だ」
忍「うるせんだよ!」「そっちこそ、基地内のラブシーンには気をつけてくれなきゃ!」
沙羅「忍! 隊長に対して、なんて口の利き方だい!」
シャピロ「ふん…操縦だけは抜群と言われて、有頂天になっているな?」「私から見れば、お前のは曲芸飛行に過ぎん」「戦士としては、まだまだ未熟!」
忍「なにぃっ! 俺が未熟だと!?」
シャピロ「今のお前では私に及ばない…。すべての面でな…」
忍「なら、試してみるがいいさ!」
〔走り寄る足音〕
忍「うおおおおお!」
〔足音〕
〔空を切る音〕

シャピロ「ふん…」
〔空を切る音〕
シャピロ「ハァッ!」
〔人の倒れる音〕
〔画面、振動〕

忍「うわああっ!?」「つっ…てて…!」
沙羅「ふふ…いい気味」
シャピロ「行くぞ、沙羅」「藤原! 貴様もつまらん言いがかりをつけてる間に訓練を怠らぬ事だ!」
〔歩き去る足音〕
忍「ちっ!」

亮「フ…シャピロ教官相手に、また負けるケンカをふっかけたのか?」
忍「なんだと!」
雅人「まあまあ、落ちついてよ!」「それより、忍。獣戦機隊に辞令が下ったよ」
忍「なんだって!?」
雅人「俺達もうすぐホワイトベースの一員になるんだってさ!」
忍「ホワイト…?」「ああ、極秘開発されたっていう連邦軍の新鋭艦か…」「で…あいつも一緒なのか?」
雅人「ああ、シャピロ教官? もちろんだよ」
忍「ちっ…つまんねえ話だぜ」
〔警報〕
〔画面、点滅〕

忍「スクランブル警報!」
亮「落ち着け、忍!」「獣戦機隊は秘匿部隊だ。よほどの事でない限り出撃はない」
〔通信のコール音〕
イゴール長官「みんな、その場で聞いてくれ! 敵の大部隊が太平洋側より日本列島に接近している!」「目標はおそらく沿岸部の都市だが、悪い事にホワイトベースの予定ルートと重なっている」「獣戦機隊はただちに出撃。ホワイトベースを支援する! 以上だ!」
〔通信のコール音〕
雅人「要はホワイトベースの進路を守れって事か…」
亮「フッ…獣戦機隊の秘密よりホワイトベースの方が連邦にとっては大事というわけだな」
忍「ゴチャゴチャ言ってんじゃねえ!」「ちょうど、訓練ばかりで飽き飽きしていたところだ!」「ひと暴れしてやるぜ!」
亮「単純馬鹿が…」

アダルス基地
アール博士「剣人様、お待ちください!」
剣人「知らねえよ! 俺はあんたの言う何とかいう星の王子様じゃねえってば!」
アール博士「何をおっしゃいますか!」「アトラウス、ベラリオス、そしてガンパーが合体できた事こそ、何よりの証…」「あなたこそ、ハーリン王子の忘れ形見、エリオスの王となられる方に違いありません」
弾児「そうは言うけどな、じいさん。こいつは俺達と同じ戦争孤児だぜ?」「そんな大したタマじゃあねえよ」
アール博士「無礼者っ! 王子に向かって何という事を…」「剣人様こそ、エリオス復興の鍵! ザール星間帝国を倒し、再び平和なエリオスを取り戻すのじゃ!」
田之助「でも、そいつらならこないだ倒したはずなんだな」
アール博士「あれはザール星間帝国の偵察部隊に過ぎん!」「すでにダルタニアス出現の報は本国に届いておるじゃろう…。奴らの本隊が攻めて来るぞ!」
早苗「でも、私達はまだ子供です。戦いは…」
〔警報〕
〔画面、点滅〕

アール博士「むっ! 何事じゃ!?」
まなぶ「博士、レーダーに反応! 敵が現れました!」
アール博士「ええい、言わんこっちゃない!」
次郎「アニキ…」
剣人「仕方ねえ! 弾児、行くぞ!」
弾児「おう!」
早苗「待って、剣人くん!」
弾児「大丈夫だ、俺達は負けやしねえよ!」
早苗「…………」「二人とも、無理はしないでね…」
剣人「わかってるよ!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

〔敵ユニット出現〕
〔味方ユニット出現〕

剣人「あいつら、性懲りもなく来やがって! いい加減にしろよな!」
弾児「剣人、街に被害を出すんじゃねえぞ!」
ベラリオス「ガォォォォォォンッ!」
〔監視ロボット、剣人へ攻撃〕
〔剣人にダメージ〕

アール「剣人様! 合体を!」
剣人「ようし、合体だっ!」「クロォォスイィーン!
〔剣人&ベラリオス&弾児、フォーメーション〕
[デモムービー「ダルタニアス合体」]
〔剣人、合体〕
剣人「ダルタァァニアス!
<戦闘開始>

<2PP・味方援軍1&敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
〔監視ロボット、剣人へ攻撃〕
〔剣人にダメージ〕

弾児「うわっ! 剣人、てめえ、気をつけろ!」
剣人「うるせえ! こっちも出たとこ勝負だ!」「まだよく操縦がわからねえんだよ!」
〔味方ユニット出現〕
雅人「忍、あのロボット、胸にライオンの顔つけてるけど…お仲間かな?」
忍「何、のん気な事言ってやがる!」「おい、そこのロボット! どこの所属だ?」
弾児「な、何だ! 誰だ、お前ら?」
忍「俺達は連邦軍特殊部隊、獣戦機隊だ!」
剣人「お前ら、軍人か?」
亮「そうだ」
剣人「だったら、手助けなんざいらねえ!」「俺は、お前らみたいな軍隊が一番鼻持ちならなくて大嫌いなんだ!」
忍「なんだと!? この野郎!」
沙羅「やめなよ、忍! 任務が優先だよ!」
忍「へっ! シャピロの前だとおとなしいんだな、沙羅!」
沙羅「なんだって!?」
雅人「仲いいね、お二人さん!」
亮「フッ…」
〔通信のコール音〕
シャピロ「そこのロボットは敵ではない。勝手にやらせておけ!」「まもなくホワイトベースが戦闘空域に入る! 無駄口を叩いている暇はないぞ!」

<3PP・味方援軍2出現>
〔味方戦艦出現〕
ブライト「なにっ! 戦闘中だと!?」
リュウ「ようやく太平洋を越えたと思ったらとんだお出迎えだな!」
沙羅「あれが、ホワイトベースね」
〔通信のコール音〕
忍「ホワイトベース! 聞こえるか!?」「こちらは本日付でホワイトベースに配属される事になった獣戦機隊だ!」「あんたらを守るために来た!」
ブライト「獣戦機隊? では君達が連絡にあった軍の特殊部隊か!」
フェアリ「連邦があんなに巨大な機動兵器を開発していたなんて…驚きですね」
光珠「それじゃ、あなた達は味方なのね?」「じゃあ、そっちの機体は?」
忍「生意気な奴だが、少なくとも敵じゃないらしい!」「後で色々聞かなきゃならんがな!」
剣人「黙って聞いてりゃ、偉そうに!」
弾児「相手にするな、剣人」
剣人「く…わかってるよ…」
ワッ太「のんびり話してないでさ、まずは目の前の敵に集中しようよ!」
光珠「そうね!」
ブライト「各機、発進せよ! 獣戦機隊と共に敵を撃退する!」
〈出撃準備〉

<敵半数・味方援軍3&敵増援2出現>

忍「ホワイトベースの連中、結構やるじゃないか」
亮「そのようだな…」
〔通信のコール音〕
シャピロ「新たな脅威が接近中だ。態勢を整えろ」
〔敵ユニット出現〕
あしゅら男爵「ククク…これは面白い場面に出くわしたものよ」「あはははは…ふははははは!」「聞け! 愚かなる人間ども!」「不死身の破壊者にして無敵の殺戮兵器…」「天才科学者Dr.ヘルが創りたもうた芸術品…」「我が機械獣達が間もなく、この日本を征服する!
忍「あれは、機械獣! このタイミングで現れるかよ!」
剣人「出てきた奴はブッ潰す! ビビってんなら引っ込んでな!」
忍「上等じゃねえか! やってやるぜ!」
あしゅら男爵「行け、機械獣よ! 奴らをバラバラにしてしまえ!」
甲児「待ちな! そうは問屋が卸さねえぞ!」
〔味方ユニット出現〕
甲児「やいやいやい! あしゅら男爵!」「お前達の好きにはさせないぜ!」
あしゅら男爵「むむう…来たか、兜甲児! 鉄(くろがね)の城、マジンガーZ! そして…グレートマジンガー!」
鉄也「そう…偉大な勇者だ!」
〔通信のコール音〕
ボス「ちょっと待ったぁ!」
〔味方ユニット出現〕
ボス「じゃんじゃじゃーん! 正義の味方、ボスボロット参上!」
さやか「甲児くん! 置いてくなんて、ひどいじゃないの!」
甲児「さやかさんもボスも、俺達の邪魔だけはしないでくれよな?」
さやか「失礼ね! 邪魔とは何よ!」
ボス「そうだぞ! 俺達は、お前らの助っ人に来てやってるんだ!」
鉄也「フ…そうだったな」「さあ、俺達も行くぞ!」
甲児「OK!」「見てろよ、機械獣め!」

<味方援軍2出現の次PP>
光珠「久しぶりね、甲児君」
甲児「おう、元気だったか、光珠。はじめての宇宙はどうだった?」
光珠「それが結構大変だったのよね。危うく大気圏で燃え尽きそうになったし…」
甲児「お前、いったい何やってきたんだ?」「まぁいいや」「土産場話は今度ゆっくり聞くとして今はこいつらを片付けようぜ」
光珠「は~い!」

<味方援軍2出現の2ターン後PP・味方援軍4&敵増援3出現>
〔味方ユニット出現〕
仁「お待たせ! 地球防衛組、見参!」「…って、あれ? ずいぶん賑やかだな」
飛鳥「仁、少しは場の空気を読もうぜ?」
吼児「すいません。遅くなりました…」
ワッ太「防衛組! お前ら無事だったのか!」
仁「あたぼうよ! お前らが宇宙に行ってる間、誰が日本を守ってたと思ってんだ!」
光珠「そうよね。こんなに敵が攻めてくるんじゃきっと大変だったでしょう?」
仁「まあな!」「だけど、防衛組がいる限り奴らの好きにはさせないさ!」
あしゅら男爵「ええい、次から次へと!」「機械獣よ、蹴散らしてしまえ!」
〔敵ユニット出現〕
仁「吼児、飛鳥、行くぜ!」「ライジンオー無敵合体!」
〔仁&飛鳥&吼児、フォーメーション〕
[デモムービー「ライジンオー無敵合体」]
〔仁、合体〕
弾児「あれが噂のライジンオーか…」「確か、操縦してるのは地球防衛組とかいう小学生だぜ」
剣人「へえ…ライオンが合体するとこなんてなんか俺達に似てねえか?」
吼児「え!? そっちにもライオン型のロボットがいるの?」
剣人「ああ。ベラリオスってんだ」
吼児「獣王以外にもライオン型ロボットがいたなんて…」
仁「この調子だと他にもいそうだよな」
飛鳥「キリマンジャロあたりに眠ってたりして…」
吼児「宇宙ライオンとかもいるといいな」
仁「いいんじゃねえの? 5体くらいライオン型ロボットがいたら合体して人型になるかもしれねえしな」
吼児「仁くん…それはちょっと…」

<甲児と鉄也が隣接して戦闘>
甲児「鉄也さん! ダブルマジンガーが揃ったらどうなるか、奴らに見せてやろうぜ!」
鉄也「ああ!」
甲児「いくぞ、機械獣どもめ! 俺達の必殺パワー、その身で受けてみろ!」

<さやかが戦闘>
さやか「さあ、このアフロダイAが相手よ! どっからでもかかってらっしゃい!」
〔通信のコール音〕
弓教授「さやか、アフロダイAは本来、救助用ロボットであって戦闘ロボットではない」「無理な戦闘は避け、甲児くん達のバックアップに専念するんだ」
さやか「心配しないで、お父様。私には私の役割があるんだもの。無茶なんかしないわ」

<さやかが戦闘(戦闘後)>
光珠「アフロダイAを見る度に思うんだけど、本当に女の子っぽいデザインよねぇ」「…………」「ねえ、フェアリさん。この子にもあんな胸、つけられないかなぁ?」
フェアリ「さ、さあ、それは陣風さんに相談してみないと…」
光珠「そっか! じゃあ今度戻ったら聞いてみようっと!」
フェアリ(まさか本気ではありませんよね? 秋水様…)

<ボスが戦闘>
ボス「全国5千万のボロットファンの皆さん、お待たせしましたぁっ!」「ようやくボロットの活躍を見せる時がやってまいりました!」「ヌケ、ムチャ! 全国の皆さんに恥ずかしいところは見せられねえ!」「気合入れて行くぜっ!」

<ボスが戦闘(戦闘後)>
光珠「こんにちは、ボスくん。相変わらず相棒のボロットと一緒に頑張ってみたいね!」
ボス「あたぼうよ! 兜にばっか、いいカッコさせるわけにはいかねえからな!」
光珠「え~? ボロットは充分かわいいと思うけどなぁ」
ボス「かわいいじゃ駄目なのよ! カッコイイじゃなきゃ!」
光珠「ふ~ん。ボスくんも微妙な年頃なのねぇ」
ボス「何言ってやがる。お前だって大して年は変わらねえだろが…」

<ボスがさやかと隣接して戦闘>
ボス「さやか、俺とボロットの勇姿、よ~く見てくれよな!」
さやか「はいはい。あんまり期待しないで見せてもらうわ」

<忍が戦闘>
忍「いくぜ、みんな! 俺達の野性、奴らにぶつけてやろうぜ!」
雅人「OK、忍! 獣戦機隊のデビュー戦だ! 張り切っていこう!」
沙羅「シャピロ教官も見てるんだ! しっかりやんなよ!」
忍「シャピロなんか関係ねえ! 戦場じゃ上の命令より現場の判断が第一だ!」
沙羅「忍! あんた!」
亮「やめておけ、沙羅。戦場に出ちまえば俺達の野性を縛る事は誰にも出来ねえ…」「それが誰だろうとな」
沙羅「亮!」
雅人「それに忍の命令違反は今に始まった事じゃないしね」
忍「へっ、わかってるじゃねえか、亮、雅人」「要はこいつら全員、ブッ壊しちまえばいいんだろう!」「やあってやるぜっ!」

<剣人(ダルタニアス搭乗)が戦闘>
剣人「こいつら、好き勝手に暴れやがって!」
弾児「ふざけやがって! これ以上、俺達みたいな戦災孤児を増やしてたまるかよ!」
剣人「てめえら、絶対に許さねえ!」
弾児「やれ、剣人!」
剣人「おう!」

<甲児がダメージ>
さやか「甲児くん、危なくなったら修理してあげるから無理に戦わないで私の近くに来てね」
甲児「了解だ、さやかさん。いざという時は頼んだぜ!」

<光珠vsあしゅら男爵>
光珠「そんなズン胴の飛行機で私達に勝てると思わないでよ!」
あしゅら男爵「この飛行要塞グールを馬鹿にするとは…」「許さんぞ、小娘!」

<アムロvs機械獣ガラダK7or機械獣ダブラスM2>
アムロ「これが機械獣か…」「こんな高度な兵器、いったいどうやって製造したんだ?」

<甲児vsあしゅら男爵>
甲児「この俺とマジンガーZがいる限り、世界をてめえらの好きにはさせねえ!」
あしゅら男爵「おのれ、兜甲児め! 我が主、Dr.ヘルの邪魔ばかりしおってからに!」「だが、それも今日で最後だ! その鉄の城ごと貴様を砕いてくれる!」
甲児「それはこっちのセリフだ! てめえらは塵1つ残さず消滅させてやるぜ!」

<鉄也vsあしゅら男爵>
あしゅら男爵「マジンガーZを越える新たなマジンガー、グレートマジンガー!」「貴様さえ…貴様さえいなければ!」
鉄也「あいにく泣き言を聞いている暇はない。その続きは地獄の閻魔様に聞いてもらうんだな」
あしゅら男爵「たかが人間の分際でミケーネ人の私に戯言をほざくな!」
鉄也「なめるなよ…」「俺は、貴様らを滅ぼすために偉大な勇者を託された戦闘のプロだぜ!」

<ワッ太vsあしゅら男爵>
あしゅら男爵「我が軍団に入る気はないか、小僧? そうすれば望むだけの金をくれてやるぞ」
ワッ太「お断りだね!」「竹尾ゼネラルカンパニーが金だけで動く企業だと思ったら大間違いだ!」

<仁vsあしゅら男爵>
仁「あしゅら男爵! お前さえ倒せば、出撃回数が減るってもんだ! 今日こそ覚悟してもらうぜ!」
あしゅら男爵「覚悟するのは貴様らの方だ、小僧ども!」「マジンガーだけではない! 貴様らも葬らなければ、日本の征服は実現せんのだからな!」
仁「そういうの、邪悪獣なみに迷惑なんだよ!」

<あしゅら男爵撃破>
あしゅら男爵「ぬおっ! ぬおおおおお! な、なんという事だ!」「マジンガーの他にもこれほどの力を持つ者どもがいようとは!」「ぬうう! Dr.ヘルにこの事態を報告せねば!」
忍「逃がすか、変態野郎!」
〔忍、あしゅら男爵へ接近〕
あしゅら男爵「お、おのれ…覚えておれよ!」
〔敵ユニット離脱〕
忍「ちっ! 逃がしたか…!」
亮「フッ…逃げ足だけは一流のようだな」
甲児「へっ、おととい来やがれってんだ!」

<敵全滅・勝利条件達成>
仁「よっしゃあ、いっちょ上がり!」「それにしてもワッ太、○○○! 久しぶりだなあ!」
吼児「帰って来てたんなら、連絡くれればいいのに…」
ワッ太「今、着いたばっかりだよ。帰って来たと思ったら、いきなり敵だもんな」
仁「ハハ! そりゃ、大変だったな」
光珠「でも、マジンガー軍団まで出迎えてくれるとは、思わなかったわ」
甲児「なぁに、困った時はお互い様さ。それじゃあ俺達は引き上げるぜ。仁、お前も戻るんだろ?」
仁「おっといけね! まだ学校の途中だった!」
鉄也「縁があったらまた会おう!」
仁「じゃあ、またな」
〔味方ユニット離脱〕
〔通信のコール音〕

イゴール長官「ホワイトベース、聞こえるか?」
ブライト「はい、こちらホワイトベース艦長、ブライト・ノアです」
イゴール長官「私は、獣戦機隊を預かるロス・イゴールだ」「君達の船は、このまま極東基地に入港してもらう」「あとは誘導に従ってくれ」
ブライト「了解しました。よろしくお願いします」
剣人「けっ、俺達も帰るぜ!」
弾児「おう!」
〔忍、剣人へ隣接〕
忍「おおっと!」
剣人「てめえ、何の真似だよ?」
忍「お前達にも来てもらうぜ。俺達の基地で詳しい話を聞かせてもらう!」
剣人「勝手な事を!」
〔通信のコール音〕
アール博士「剣人様、今日はこの方々のおかげで助かったようなものです」「ここは素直に従うのが寛容ですぞ」
剣人「チッ…わかったよ」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

戦闘母艦
クロッペン「何? ダルタニアスを取り逃がしただと!?」
カブト将軍「も、申し訳ありませぬ、クロッペン総司令官殿…」
ネシア将軍「しかし、エリオスの滅亡直前に行方不明になっていた幻のロボがこの惑星に現れるとは…」
クロッペン「ダルタニアスの破壊はドルメン大帝直々のご命令だ。わかっておろうな!」
カブト将軍「ははーっ!」
ボイダー将軍「カブト将軍。敵はダルタニアスだけではなかったそうだな…」
カブト将軍「ぬうう…まさか辺境惑星のロボットどもに我が偵察部隊が全滅させられるとは…」
クロッペン「うろたえるでない! 我々の邪魔をした者どもはすべて消えてもらうだけの事!」「ザール星間帝国の名にかけて、奴らともどもダルタニアスを葬り去れ!」
ボイダー将軍「ははーっ!」
ネシア将軍「仰せのままに…」

獣戦機隊基地

基地 司令室
イゴール長官「ふむ…あのロボットは『ダルタニアス』というのか…」
アール博士「左様。我がエリオスの科学力の結晶じゃ」
シャピロ「先ほどの戦闘では機械獣とは別の勢力が展開していたが…あれが『ザール軍』なのか?」
アール博士「いかにも…。我が故郷エリオスはザールによって滅ぼされたのじゃ」「ワシはザール星間帝国からエリオスを守るため、ダルタニアスを造った」「しかし…完成した時には、すでに手遅れ…」「王も亡くなり、エリオスは奴らの手に…」「その後、ワシはハーリン王子と共にこの地球へ逃げ延び、エリオス再興の時を待つ事にしたのじゃ」「だが…地球に降りる前に隕石に接触し、ハーリン王子を見失った…」「そのハーリン王子の忘れ形見がこちらの剣人様だ」
忍「ほう…こいつが王子様の子孫だってか?」「ハハ…見えねえなあ!」
剣人「うるせええ! ガラじゃねえ事は俺自身が一番良く知ってんだよ!」
シャピロ「アール博士。それが遠い銀河の彼方で本当にあった話だと?」
アール博士「そうじゃ」
イゴール長官「にわかには信じがたい話ですが…」
アール博士「じゃが事実じゃ。先ほどの攻撃を見れば、わかるじゃろ?」「あれは奴らの、ほんの一部に過ぎん」
イゴール長官「宇宙からの侵略者か…」「だとすると、我々は共通の敵を相手にしているのかもしれません」
アール「ほう…? それはどういう意味ですかな?」
イゴール長官「我が獣戦機隊は、異星人の来襲に対抗するために作られた秘密組織なのです」「その点において我々は、ジオンやギガノスと戦う連邦軍とは一線を画しています」
アール博士「おお…ならば、我らに力を貸していただけると!?」
イゴール長官「我々としても外宇宙の事情に詳しいあなたの協力を得たい」
アール博士「ふむ、悪くない話じゃな…」
剣人「おいおい、勝手に進めんなよ! 俺は行かねえぞ!」
弾児「珍しく気が合うな。…俺もだよ」
おちゃめ「剣人兄ちゃん…」
早苗「弾児くん…」
剣人「何の関係もない人達が、この戦争で命を落としてんだ」「ここにいる俺の仲間は、多かれ少なかれそうなんだよ!」「ザールとかも関係ない! 軍隊に協力する気もない!」
イゴール長官「気持ちはわかる。だが、さっきの話が本当ならば、君達は敵に狙われている」「元の街に戻れば、それこそ周りの迷惑になるのではないかね?」
弾児「…!」
剣人「くっ…!」
忍「へっ…お前、本当は戦うのが怖いんじゃねえのか!?」
剣人「な、何だと!」
亮「やめろ、忍!」
雅人「ゴメンね…。ウチのリーダーは口の利き方を知らないんだ」
亮「まあ、こいつなりにお前達を心配しているのさ」
剣人「大きなお世話だ!」
亮「こんな状況下だ。お前達だけで仲間を守りきれると思うか?」「だったら逆に、俺達を利用するんだ。生き延びるためにな…」
剣人「…………」

ブライト「ホワイトベース艦長、ブライト・ノア中尉、出頭しました!」
イゴール長官「連邦軍極東基地…通称、獣戦機基地の基地司令を務めるロス・イゴールだ」
葉月博士「技術主任の葉月考太郎です」
シャピロ「参謀士官のシャピロ・キーツです」
イゴール長官「ブライト中尉、北米での苦難は聞き及んでいる。よくここまでたどり着いたな」「我が獣戦機基地は、貴艦の補給及び修理に関して全面的な協力を約束しよう」
ブライト「ありがとうございます」
イゴール長官「それと、もう1つ…獣戦機隊とダルタニアスを君たちの部隊に編入する」
ブライト「機動戦力まで、提供していただけるのですか?」
イゴール長官「その通りだ」
ブライト「ですが、なぜそこまで我々に便宜を…?」
イゴール長官「我々はホワイトベースにいる避難民を引き取ることができない…。軍の機密に触れたという理由でな」「今できることは、戦力を提供する事だけなのだ」「それに、本格化しつつある外宇宙からの脅威をジャブローに伝える意味もある」
ブライト「確かに…先ほどの敵もジオンやギガノスとは違いましたね」
シャピロ「連邦の上層部はジオンへの対応に必死で、他の脅威への認識が甘い」「こちらから働きかけねば、状況は好転しないという事だ」
ブライト「わかりました。我々も出来る限り協力いたします」
イゴール長官「頼むぞ、ブライト中尉」

ホワイトベース 食堂
光珠「ねえ、ケーン? 久々に、休みが出るってほんと?」
ケーン「ああ! しかも、外出許可に自由行動付きだぜ!」
タップ「今回は、楽しめそうだよな」
ライト「ああ、今までみたく宇宙や荒野じゃないからな」
ケーン「○○○、お前達も一緒に休暇、取るんだろ?」
光珠「もっちろん! 久しぶりに帰ってきたんだもん! 思いっきり羽をのばすわよ~」
フェアリ「そういうわけには参りません。私達は最上重工で機体のメンテナンスを行ないます」
光珠「え~、そんなあ~!」
フェアリ「光珠様は自分の家に帰れるんです。我慢してください」
光珠「うう~」

翌日…

最上重工
光珠(久々に自宅で寝てスッキリしたし、今日くらい、お父さんの話をまじめに聞いてあげようかな…)

最上重工 廊下
光珠「ん?」(お父さん達…何かもめてるわね…。廊下まで声が聞こえるわ…)(あ、この声…フェアリさん…?)

フェアリ「…私は、もう耐えられません。みんなに黙ったままなんて…」
瑞雲「そうは言ってもな…。彼らは生き残る事で精一杯だ」「敵の全容がわからんうちは、話しても仕方なかろう…」
陣風「つらいだろうが、我々自身が選んだ道だ」
フェアリ「ですが、せめて○○○様には!」

光珠(なに? 私の事? でも…こんな感情的なフェアリさん、はじめて…)

瑞雲「あいつは感情に走ると周りが見えなくなるからな…。戦力が整うまでは言わん方がいい」
陣風「ソウルランサーの調整も、もうすぐ終わる…」「あと少しの辛抱だよ、フェアリさん」
〔ドアノブを回す音〕
光珠「私のいない所で何の話?」
フェアリ「○○○様…!」
瑞雲「お、お前、いつからそこに?」
光珠「今来たとこ! 聞きたくなかったけど、聞こえちゃったわよ!」
瑞雲「まだお前には関係ない!」
光珠「大ありよっ!」
フェアリ「光珠様…何も聞かなかった」「そうですよね?」
光珠「え?」「でも、フェアリさん…私に何か伝えたい事はあるんでしょう?」
フェアリ「今はまだ教える事はできません!」「失礼します!!」
〔走り去る足音〕
〔ドアノブを回す音〕

光珠「あ…フェ、フェアリさん」
瑞雲「盗み聞きはよくなかったな、光珠」
陣風「フェアリさんは、お前に隠し事がしていた事が自分でも許せないんだ」「それを…こんな形で知られてはな…」
光珠「わかってる…。そこが、フェアリさんのいいとこだもん…」「私が悪かったわ…」「お父さん! この件については、しばらく聞かなかった事にしといてあげる」「勘違いしないでよ。フェアリさんに免じて、だからね!」
瑞雲「ふん、いい心がけだ。戦場をくぐり抜けて少しは成長したようだな」
光珠「まったく、もう! それが娘に言う言葉?」
瑞雲「ここは、戦場だ。私を親だと思うな!」
光珠「あー、もう! わかってるわよ!」
〔走り去る足音〕
〔ドアノブを回す音〕


最上重工
光珠「はあ…ようやく帰ってきたのに、またお父さんとやり合っちゃった…」「でも、フェアリさんとまで気まずくなるとは思わなかった…」「あーもう、最悪! きぃ~っ!」
ジーク「なに、奇声をあげてんだ。恥ずかしい奴だな、お前は!」
光珠「ああっ!」「み、見たわね!」
ジーク「アホ! 注目の的だ!」
光珠「うう…!」
ジーク「それより、お前!」
光珠「な、何よ…」
ジーク「お前がここによく来るって言うから、俺は毎日のように来てたんだぞ!」「なのに全然出てきやしねえ…」
光珠「私を待ってたの?」
ジーク「そうだよ!」「よけいな時間、使わせやがって!」
光珠「あれれぇ? それってもしかして…」
ジーク「バ、バ、バカ野郎!」「お、俺はお前じゃなくて、最上重工に興味があるんだよ!」
光珠「最上重工に…?」
ジーク「そ、そうだ、怪しいもん造ってそうだしな…」
光珠「うう…そんな…ひどいよ…。ジークにとって…私って…」
ジーク「な…! い、いや…その」「少しは…心配だったんだぞ」「あれから爆撃もあったからな…。だから、その…」
光珠「く、く、く…あはははははは!」「あはははははは! く、苦しい…。面白いよ、ジーク…」
ジーク「こ、この野郎…ほんとに怒るぞ!」
光珠「あはは…ゴメン…」「最近、いろいろあってさ…なかなか笑えなかったんだ」「だから、ありがとう」
ジーク「…………」
光珠「心配しててくれたなんて…すごく嬉しいよ」
ジーク「そ、そうか…。とにかく無事でよかった」
光珠「うん…あなたもね、ジーク」
ジーク「あ、ああ…」「それより、お前…学校にも行ってないだろ?」「あのビルで何をやらされてるんだ?」
光珠「なっ! なんでそんな事、知ってるのよ?」
ジーク「…んなもん、同じ学校の人間に聞きゃわかる!」
光珠「そっか…ほんとに心配してくれてたんだね…」
ジーク「だから、何してたんだ?」
光珠「ゴメン…言えないの…それは…」
ジーク「おいおい、それじゃ友達できないぞ?」
光珠「はうっ!」「痛いところを突くわね…」「うちは色々事情があって…言いたくても言えない事が増えちゃったのよ!」
ジーク「まさか、お前…妙な兵器の実験台になってるんじゃ…」
光珠(ううっ! な、なんて鋭い…)(慌てちゃだめよ…光珠。男の子は武器とかに興味あるから、そんなふうに結びつけるのよ…)
ジーク「やはり、あのビルでは怪しい実験を…」
光珠「そ、そうよね。うちで造ってる商品に興味があるのよねぇ?」
ジーク「まあ、そうだな…。その中でも、以前の戦闘で見た人型兵器は特に興味がある」「そういや、ここんとこ見てないな…。あの機体、どうなったんだ?」
光珠(きつ~っ!)「ゴメン…私、そういうの詳しくないから…」
ジーク「チッ…なんだよ、使えねえな」
光珠「ハハハ…仕方ないでしょう?」
ジーク「で? 結局、お前は何してたんだ?」
光珠「ああーん、もう!」「出張よ、出張!」「時々、お父さんの出張について行くのよ!」
ジーク「怪しいな…。そんな事、秘密にするか?」
光珠「失礼ね。お父さんは一応、大企業の社長なんだから…」「外部に足取りとかつかまれたら危ないじゃない?」
ジーク「なるほど…確かに理には適っているな」
光珠「ああ、もう…これ以上は、ほんとにダメなんだからね!」
ジーク(こいつ…やはり何か隠しているな…)(まあいい…。少し、話題を変えてやるか)「わかった、わかった。悪かったな…家の事、色々と聞いたりしてさ」
光珠「え…? あ、そんなに気にしてないよ」
ジーク「そうか、ならいいんだが…」
光珠(うう…ほんとは私の事…もっと知って欲しいんだけどな…)
ジーク(ふん…今日はこのへんにしとくか)「おっと、そろそろ時間だ…」「俺はもう行くぞ」
光珠「あ…そう…」「また…会えるかな」
ジーク「ん?」「ああ、また会おうぜ!」
光珠「うん!」
〔走り去る足音〕
光珠「…………」「ジークって、なんかあっさりしてるよね…」「もうちょっとなんかないかな~」「『今、暇か?』」「とか…」「でも、心配してくれてたんだし。それだけでも嬉しいじゃない」「さ、嫌な事は忘れて、今日も頑張るぞ~! ファイト、ファイト~!」

裏路地
〔走り寄る足音〕
ジーク「光珠め…最上重工で何かしているに違いない…。あの人型の事も知ってそうだな…」「まあ、じっくり聞き出してやるさ」
サリー「ふーん…。兄さん、妙にあの子にこだわってるわよねぇ?」
ジーク「サリー、お前…盗み聞きしていたな?」
サリー「だって、危なっかしいんだもん」「こっちの素性、しゃべっちゃいそうじゃない…」
ジーク「そんなヘマやるかよ!」
サリー「ねえ、気がついてる?」「兄さん、あの子の前だと正常じゃないわよ?」
ジーク「う…そうかもな…あいつと離すとペースを狂わされる」
サリー「そう…一応、自覚はしてるみたいね」「なのに、どうして近づくの?」
ジーク「ま、俺があいつにこだわっているのは『直感』だな」「あいつは、最上重工に関する何か重要な情報を握ってるぜ…」
サリー「兄さんの直感は認めるけど…今回ばかりは、信用できないなぁ…」「兄さん…私達は『XENON』の調査を急がなければならないのよ?」「それに…フェアリの行方もね…」
ジーク「わかっている。まあ、見ていろ…」
【シナリオエンドデモ終了】


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