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No.16B
接触

【シナリオデモ1開始】
AEU
フランス パリ OZ本部

  ~OZ総帥 執務室~
ゼクス「…標的はZEXISと…?」
トレーズ「そうだ。彼等を刺激する事で世界はより大きなうねりを見せるだろう」
ゼクス「それは理解していますが、国連平和維持理事会の直下にある彼等を攻撃する事は、余計なトラブルの元では?」
トレーズ「それについては問題はない。ZEXISは現在、部隊を二つに分けている」「陽の当たる場所に生きる者達と世界の裏に住まう者達の二つにだ」
ゼクス「表と裏というわけですか」
トレーズ「君が攻撃するのは、その裏の部隊の方だ。エルガン・ローディックとしても何も言う事は出来まい」
ゼクス「ですが…」
トレーズ「無論、これが罠だというのは承知の上だ」「彼等は愚か者ではない。先日のPMCトラストの一件から、己の敵を見極めようとしているだろう」「それ故に敢えて攻撃を受けやすい状況を作り、こちらを誘っている」
ゼクス「そこまで承知の上であるならば、せっかくの招待です…。謹んで受けるとしましょう」
トレーズ「さすがだよ、ゼクス。それでこそライトニングバロンの名を持つに相応しい男だ」「だが、彼等は手強い。そこで君には有能な副官を用意した。…入りたまえ」
〔ドアノブを回す音〕
ノイン「失礼します」
ゼクス「ノイン…」
ノイン「久しぶりです、ゼクス特尉。1年と22日ぶりですね…」「ライトニングバロンの勇名は私の所にも聞こえています」
ゼクス「噂の先行は好きではない。敵には目標とされ、味方には実力以上の結果を期待される」「しかし、ノイン…君はビクトリア基地で宇宙戦用のパイロットの幼生をしていたはずでは…」
ノイン「戦争を嫌う私ですが、宇宙は好きなのです。…ですが、もうその夢も終わりました」「ビクトリア基地はコロニーのガンダムの襲撃を受けて、壊滅しました」
ゼクス「何…?」
トレーズ「そのガンダムはZEXISへの参加は確認されていないが間違いなくコロニー製のものだろう」
ノイン「私は教え子達の無念を晴らすためにもガンダムという存在を追うつもりです」「そして、ゼクス…あなたの力となるために」
ゼクス「わかった…。また頼りにさせてもらう」
トレーズ「ゼクス…部隊の編成は君に任せる。なお、この作戦には協力者がいる」
ゼクス「と言われますと?」
トレーズ「それについては後ほど指示する。健闘を祈らせてもらうよ、ゼクス」
ゼクス「了解です。では、失礼します」
〔ドアノブを回す音〕
トレーズ「さあ…どう動くかな、ZEXIS? 我が友と互角に戦えないようでは世界を変える事は出来ないだろう」

太平洋

  ~プトレマイオス ブリッジ~
デュオ「…で、裏部隊の俺達は具体的に何をすりゃいいんだ?」
スメラギ「エルガン代表の指示は好きにしろ、との事よ」
ロックオン「じゃあ、今まで通りに戦争に介入したり、三大国家の基地を襲撃したりするのもOKって事か…」
デュオ「国連の人間が、それを認めるってのはまずいんじゃないか?」
スメラギ「あの人にはあの人の考えがあるようね…。今はそれに乗らせてもらいましょう」
ゼロ「もっとも、我々にそのようは時間はないだろうがな」
デュオ「どういう事だ?」
ゼロ「我々は表舞台に対する陽動役のようなものだ」「我々が積極的に動かずとも、いずれ何者かが、こちらに対して仕掛けてくるだろう」
カトル「そして、それはおそらく…」
スメラギ「三大国家…または、それに匹敵するだけの力を持った組織ね」
カトル「では、僕達は敵の襲撃に備えつつ、独自の道をいきましょう」
ロックオン「ティエリア…ヴェーダは何て言っている?」
ティエリア「ここ数週間の情勢から、やはり、WLFを危険視している」
デュオ「なあ…前から気になってたんだが、どうして、パイロットのあんたが、そうやって戦略に口を出す立場にあるんだ?」
スメラギ「ソレスタルビーイングのミッションは量子演算システム、ヴェーダによって決定されるの」
ロックオン「無論、それについて実行部隊である俺達は提案、検討する権利を持っているがな」
スメラギ「そして、そのヴェーダにアクセスするには特別な資格が必要で、ティエリアはそれを持っているのよ」
ティエリア「………」
ゼロ「何故、マイスターの中で君だけが特別なのだ?」
ティエリア「機密事項だ。答えるわけにはいかない」
ゼロ「了解だ。そう言われれば、それ以上は詮索はしない」
ロックオン「互いにスネに傷持つ身ってのは、話が早いな。余計な手間が省ける」
ゼロ「ここはそういう人間の集まりだ。信頼も絆もなく、ただ同じ目的のために我々は行動を共にしているに過ぎない」
デュオ「ドライなもんだ…。ま…本来ならば、俺達は敵対していてもおかしくない間柄だからな」
カトル「だけど、今はこうして共に戦っている…。このめぐり合わせを僕は大切にしたいよ」
ゼロ「では、ミス・スメラギ…ヴェーダの推奨もある以上、まずはWLFに対して攻勢に出るという事でよろしいか?」
スメラギ「こちらに異論はないわ。…デュオ達は?」
デュオ「ああ、いいぜ。あの連中をのさばらせておくと、余計な被害が広がるからな」
ゼロ「では、私からリクエストを一つ。可能であれば、エリア11を戦場としたい」
スメラギ「自分の正当性をアピールするのに私達を利用するわけね?」
ゼロ「ここまで来れば、隠す必要もない。あなたの指摘通りだ」
スメラギ「…いいわ。それ位の役得はあってもいいでしょう」「ティエリア…ヴェーダにアクセスし、エリア11でのWLFの活動状況の調査を」
ティエリア「了解した」
カトル「世界解放戦線WLF…。各地で活動していたテロリスト達を集め、戦力としているようだね」
ロックオン「下衆な戦争屋の集まりだ。思想や理念もとってつけたようなお題目を並べているに過ぎない」
デュオ「そういう連中が力を持ってるってのはかなりヤバいな」
ゼロ「WLF…。寄せ集めのテロリスト集団が、何故ここまで勢力を拡大させる事が出来たのだ…」
〔通信モニターの開閉音〕
イアン「取り込み中にすまん。ブリーフィングルームの方が随分と騒がしいようだぞ」
スメラギ「騒がしいって?」
イアン「元々バラバラの連中だ。揉め事が起きてるらしい」

  ~プトレマイオス ブリーフィングルーム~
玉城「だから、いったい何なんだよ、お前は!?」
刹那「………」
玉城「俺達は日本を解放するためにブリキ野郎と戦ってんだ! それに文句があるのかよ!?」
刹那「それは正しいやり方なのか?」
玉城「じゃあ、聞くがよ…! ソレスタルビーイングのやり方はどうなんだ!?」「世間じゃお前等だって、テロリスト扱いされてんだぞ!」
刹那「………」
玉城「だいたいよ! お互いの組織について詮索しないのが、ここのやり方じゃなかったのかよ!」「それでもやるってんなら、相手になってやるぜ、おら!」
刹那「………」
クロウ「止めなくていいのか、アレルヤ?」
アレルヤ「先にタブーを破ったのは、刹那だからね。あちらの彼が起こるのも無理ないよ」
武蔵「そんなに気になるんなら、お前が止めろよ、クロウ」
クロウ「冗談じゃない。1Gの得にもならない事に手出しする程、俺はお人好しじゃねえんだ」
武蔵「1Gの得になる事だったら?」
ウロウ「フ…その時は命懸けでやらせてもらう」
くらら「出たわね、守銭奴発言が」
クロウ「ま…当分の間は、こn面子でやってくんだ。ぶつかるんなら、とっととやりゃいいさ」
竜馬「わかってるじゃねえか。奴等がマジでやりあうってんなら、俺が見届け人をやってやるさ」
朔哉「しかし、刹那って変な奴だぜ…。他人に無関心かと思ったら、自分からケンカを売るような真似するしよ」
葵「この間のこともそうだけど、彼の場合、他人にはわからないスイッチがどこかにあるみたいね」
カレン「スイッチって…?」
葵「彼の中の行動判断の基準みたいなものね。それが反応すると、状況なんてお構いなしに行動に出るのよ」
ジョニー「それを言うのなら、こちらの部隊にはそういった独自のスイッチを持っている方が多いようですね」
トロワ「………」
ヒイロ「………」
アレルヤ「納得だ…。でも、一番読めないのは彼かな…」
キリコ「………」
カレン「キリコか…」
くらら「カレンさん…あなたは彼と過ごした時間が長いのでしょう?」
カレン「うん…。でも、あいつについては何にも知らないって言ってもいいかも…」「あいつはあたし達のグループと付き合いのある武器商人のおっさんの子飼いで、傭兵って形で一緒に戦って来たんだ」
朔哉「あの様子じゃ、こっちから話しかけても意味なさそうだな」
ジョニー「しかし、彼は何のために戦っているのでしょうね…」
武蔵「借金返済のためって感じじゃねえな」
クロウ「そうだな。そんな不幸な人間は俺ぐらいでいい」
隼人「フ…お前さんを見てると、そうも悲惨には見えないがな」
クロウ「そうでもないぜ。今、この瞬間も将来に対して絶望的な気分になってる」「国連直属とは言うが、色んな組織に恨みを買ってる裏部隊の一員なんてルートに進んじまったからな」
竜馬「笑わせんな。お前にはお似合いの境遇だぜ」
隼人「竜馬の言う通りだ。それにお前はこっちの部隊を自分で選んだんだからな」
クロウ「おっしゃる通りで…」
葵「…ちょっと興味あるわね…。キリコが何を考えているかって…」
カレン「え…まさか、葵って…」
葵「あ…誤解しないでね。ほら…さっきの刹那もカレンもデュオ達もみんな、目的を持って戦ってるじゃない…」「でも、あたし達、チームDにはそれがない。選ばれたからって理由で戦ってる…」
隼人「つまり、お前さんはキリコの戦う理由ってのを知りたいわけか」
竜馬「奴の雇い主の武器商人ってのに聞いてみたらどうだ?」「そいつは後で補給のためにこの艦に来るらしいぜ」
葵「そこまでする気はないわ。ちょっと気になっただけだから」
武蔵「結局はそれかよ。相変わらず冷めた奴だぜ」
〔ドアの開閉音〕
扇「みんな、出撃の準備をしてくれ」
玉城「敵が来たのか、扇!?」
扇「いや…。これから俺達は日本の…エリア11のWLFを攻撃する」
カレン「テロリスト退治か…。あいつらを放っておいたら、日本人も巻き込まれるものね」
朔哉「へへ…これだけの戦力があるんだ。何が相手でも負けるかよ」
扇「だが、油断は出来ないぞ。日本のWLFはレッドショルダーを雇っているらしい」
キリコ「…その話は本当か?」
扇「あ、ああ…」
カレン「話…聞いてたんだ…」
くらら「あの反応…何かが彼のスイッチを刺激したようね」
キリコ「………」

キリコ(エリア11…レッドショルダー…。二つの単語が俺の中で結びついた…)(今はまだ予感に過ぎない…。だが、結ばれた線をたどれば、きっと行き着く。俺はそれを信じる事にした…)(俺の運命を変えた女…。小惑星リドで遭遇したあれが何だったのか、その答えがそこにあると…)
【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
「接触」


【戦闘マップ1開始】
〔敵ユニット出現済み〕
テロリスト「くそっ…! 我々のアジトが発見されていたとは!」
テロリスト「こちらにはレッドショルダーもいる…! 返り討ちにしてやるまでだ!」
テロリスト「来るぞ…!」
〔味方戦艦出現〕
〈出撃準備〉
〔味方ユニット出現〕
カトル「いたよ、WLFだ…!」
トロワ「情報通りだな。レッドショルダーもいる」
クロウ「またあいつらと戦う事になるとは。どれだけ金があるか知らんが、WLFは厄介な連中を雇ったもんだぜ」
竜馬「だが、数は多くねえ…! 蹴散らしてやるまでだ!」
キリコ「………」
カレン「珍しいね、キリコ。あんたが自分から出撃するなんて」
キリコ「ああ…」
葵(リアクションを期待しても無駄みたいね)
ゼロ「各員へ。我々の戦いは正義を成すためのものだ。存分に戦うがいい」
デュオ「正義ね…。それの踏み台にされるWLFとしちゃいい迷惑だろうな」
刹那「だが、奴等の存在は許されない」
ロックオン「その通りだ。遠慮する必要はないぜ」
ゼロ「攻撃開始…! 速やかにWLFを殲滅せよ!」
<戦闘開始>

<敵全滅or4PP・敵増援1出現>

※※敵全滅の場合、セリフ追加※※
フェルト「敵の全滅を確認しました」
リヒティ「軽いもんっスね」
クリス「待って! こっちに高速で接近してくる機体があるわ!」
〔敵ユニット出現〕
カレン「あいつは…!」
デュオ「シンジュクで戦った謎のATか…!」
???(ファンタムレディ)「………」
キリコ「奴か…」
〔キリコ、 ???(ファンタムレディ)へ接近〕
ゼロ「何をしている、キリコ! 勝手な行動は許さんぞ!」
〔???(ファンタムレディ)、マップ端へ移動〕
〔敵ユニット離脱〕
「キリコ、マップ端へ移動〕
〔味方ユニット離脱〕

扇「行ってしまった…」
玉城「どうすんだよ、ゼロ…!? 追うのか!?」
ゼロ「待て…! まだ何か来る!」
※※※4PPの場合のセリフ※※
クリス「熱源多数接近! 長距離からの攻撃です!」
スメラギ「各機は回避を!」
〔マップ上に爆発〕
〔敵ユニット撃破〕

朔哉「何だ? 援軍か!?」
くらら「違うわ! さっきの攻撃は私達も狙っていた!}
ジョニー「気をつけて下さい…! 来ます!」
※※※※※※※※※※※※※※※※

〔敵ユニット出現〕
アレルヤ「AEU…!」
ヒイロ「だが、正規軍ではない。奴等はOZだ」
ゼロ「AEU内の特殊部隊か。どうやら我々を標的としているらしい」
カトル「別方向からも接近する部隊あり…! これは…!?」
〔敵ユニット出現〕
扇「ブリタニア・ユニオン…!」
ゼロ「ブリタニア・ユニオンとOZ…。それぞれの部隊がここにいるのは偶然か。それとも…」
ダリル「まさか、我々がAEUと合同で作戦に当たるとはな」
ハワード「今回の任務は特命だ。複雑な事情があるのだろう」
グラハム「僚友はOZのライトニングバロン。そして、敵はガンダム…。心躍るな」
ノイン「協力者がブリタニア・ユニオンとは驚きました」「さらにブリタニア・ユニオンの領土であるエリア11への侵入も許されるとは」
ゼクス「OZは正規軍とは別管轄で動いている。これもトレーズ閣下の魔法だろう」
グラハム「だが、これはあくまで偶然の遭遇戦…」
ゼクス「エリア11内での特別演習に参加した我々と哨戒任務中の彼等は偶然にもテロリストの一団を発見…」
グラハム「よって、それぞれの賊を殲滅するべく部隊を展開させたという筋書きだ」
ゼロ「ミス・スメラギ! 連中は互いを無視して、我々のみを標的とする気だ!」
スメラギ「そのようね。これはもう偶然と片付けるわけにはいかないわ。
隼人「フ…裏部隊が動いたら、早速獲物が掛かったか」
クロウ「見事に釣れたってわけか。俺達は余程魅力的なエサらしいぜ」
※※敵全滅の場合のセリフ※※
カレン「どうするの、ゼロ…!?」
ゼロ「決まっている…! 我々はブリタニア・ユニオンとOZを迎え撃つ!」
※※4PPの場合のセリフ※※
カトル「気をつけてください…! さらに高速で接近する機体があります!」
〔敵ユニット出現〕
カレン「あいつは…!」
デュオ「シンジュクで戦った謎のATか…!」
???(ファンタムレディ)「………」
キリコ「奴か…」
〔キリコ、 ???(ファンタムレディ)へ接近〕
ゼロ「何をしている、キリコ! 勝手な行動は許さんぞ!」
〔???(ファンタムレディ)、マップ端へ移動〕
〔敵ユニット離脱〕
「キリコ、マップ端へ移動〕
〔味方ユニット離脱〕

扇「行ってしまった…」
カレン「どうするの、ゼロ…!? キリコを追う!?」
ゼロ「そのような余裕はない。我々はブリタニア・ユニオンとOZを迎え撃つ!」

スメラギ「各機はそれぞれの部隊の隊長機に攻撃を集中させて!」
ゼクス「確かめさせてもらうぞ、ZEXIS…」
グラハム「君達が私の想いを受け止めるに足る存在であるかどうかを…!」

<クロウvsゼクス>
ゼクス「軌道エレベーターで見たアクシオンの新型…! やはり、かなりの高性能な機体のようだな!」
クロウ「噂のライトニングバロンのお墨付きをもらったとなれば、うちのチーフも喜ぶな」「ついでにそいつを落としたとなりゃ、特別ボーナスも期待できる…。悪いが、いただく…!」

<ヒイロvsゼクス>
ゼクス「ガンダム…! 私の部下を倒したお前はこの手で討つ!」
ヒイロ「アフリカで戦った男か…!」
ゼクス「機体の性能は技術でカバーする…! 私とて、伊達にライトニングバロンの名をもらっているわけではない!」

<ヒイロorデュオorトロワorカトルvsノイン>
ノイン「ビクトリア基地を襲ったガンダムはいないか…!」「だが、ガンダムに対する屈辱と怒りはガンダムに返す! 教え子達の仇を討たせてもらうぞ!」

<デュオvsゼクス>
ゼクス「ジャミング機能を持ったガンダムか…! だが、目視出来る状況なら、その利は意味を成さない!」
デュオ「言っとくが、俺だって奇襲だけでやってきたわけじゃないんだぜ」「さてと…死神の姿を見ちまったあんたにはあの世に行ってもらうとするか!」

<トロワvsゼクス>
トロワ「動きが他の機体と違う…。点ではなく面での攻撃を要するか」
ゼクス「高火力による制圧戦を目的とするガンダムか…! 相手にとって不足は無しだ!」「懐に飛び込み、その火力を使わせる前に勝負をつける!」

<カトルvsゼクス>
カトル「部隊の指揮官か…! この機体を落とせば、OZは後退するはず!」
ゼクス「私に狙いを定めたか。それなりの戦術眼を持っているようだな」「相手は重装甲の格闘戦型のガンダムか…! ならば、手数で圧倒する!」

<刹那vsグラハム>
グラハム「ご無沙汰だったな、ガンダム…! 元気そうで何よりだよ!」
刹那「この男、何なんだ…?」
グラハム「改めて名乗ろう! 私はグラハム・エーカー! 君に心奪われた男だよ!」

<ロックオンvsグラハム>
ロックオン「ユニオンの指揮官か…! こいつを落とせば、勝負は決まるが…」
グラハム「スナイパー型のガンダムか! 私の変幻自在、天衣無縫の動きを追いきれるかな!」
ロックオン「ちっ! 俺の狙いを甘く見るなよ!」

<アレルヤvsグラハム>
グラハム「可変型か…! だが、空中での機動性ならば、このフラッグも!」
アレルヤ「速い…! それにこの独特な動き…かなりの腕のパイロットだ!」
グラハム「このフラッグは私が育てた機体だ…! 相手がガンダムだろうと、やってみせるさ!」

<ティエリアvsグラハム>
グラハム「小回りならば、こちらが上だ…! 死角からアプローチする!」
ティエリア「ガンダムマイスターに敗北は許されない…! 身を以って、それを示す!」
グラハム「その気高き意志、受け取った! 返礼として君に初めての敗北を贈ろう!」

<ゼロvsグラハム>
グラハム「この機体…噂のゼロのものか!」
ゼロ「私に狙いを定めたか…。当然の戦術だな」「だが、それ故に読みやすい! 各機は私を守り、敵指揮官を落とせ!」
グラハム「キングを守る駒を呼ぶか…! だが、鉄壁の守りを破ってこそのチェックこそプレイヤーの醍醐味!」「決めさせてもらおう! 黒の騎士団へのチェックメイトを!」

<カレンvsグラハム>
グラハム「いけないな。KMFはブリタニア・ユニオンのものだ。君達が乗っていいものではない」
カレン「こいつ…速い!」
グラハム「だが、君は私と戦うに足る戦士のようだ…! ならば、相応の扱いをさせてもらう!」
カレン「空中から攻撃する、その一瞬を捉える…! 行くよ、紅蓮!」

<ノイン撃破>
〔ノインに爆発〕
ノイン「まだだ…! 私にはゼクスの副官として、すべき事がある!」
ゼクス「無理をするな、ノイン。我々とガンダムの戦いは始まったばかりだ」
ノイン「しかし…!」
ゼクス「君は最後まで出来の悪い指揮官を補佐してもらわねばならない。ここで散る事は許されない」
ノイン「…わかりました。ゼクス…あなたも無理をなさらぬように」
〔敵ユニット離脱〕
ゼクス「無理か…。だが、通常のやり方では、彼等に勝つ事は出来ないな…」

<ゼクス撃破>
〔ゼクスに爆発〕
ゼクス「くっ…! ガンダムと戦うにはリーオーでは限界があるか!」「各機、後退しろ。このままでは無駄に犠牲を増やすだけだ」
〔敵ユニット離脱〕
※※まだグラハム健在の場合、セリフ追加※※
グラハム「さすがのライトニングバロンも、ここまでか。では、ガンダムの首級をあげる栄誉はこのグラハム・エーカーがいただこう…!」


<ダリル撃破>
ダリル「すみません、隊長! 後は頼みます!」
〔敵ユニット撃破〕

<ハワード撃破>
ハワード「く…! 次こそ、フラッグファイターの矜持を…!」
〔敵ユニット撃破〕

<グラハム撃破>
〔グラハムに爆発〕
グラハム「フラッグが私の操縦について来られんだと…! ここが潮時か!」「また会おう、ガンダム! 会えない時間が我々の間の想いを育てると信じて!」
〔敵ユニット離脱〕
※※まだゼクス健在の場合、セリフ追加※※
ゼクス「音に聞こえるグラハム・エーカー中尉も機体の性能差は如何ともし難いか…」「だが、それは私も同じ。このリーオーで果たして、どこまでやれる…」


<敵全滅・勝利条件達成>
フェルト「OZ、ブリタニア・ユニオンの全滅を確認しました」
スメラギ「早速、大物が掛かったわね」
ゼロ「OZはAEU内の特殊部隊だ。それを秘密裏にエリア11に入国させたという事は…」「今回の共闘はAEU、ブリタニア・ユニオン共に非公式なものだろう」
デュオ「逆に言えば、それだけの事を独自にやってのけるだけの力を持った人間が黒幕ってわけか」
ロックオン「想像以上に俺達の敵ってのは厄介な奴のようだ」
ゼロ「我々の影響力を世界が認めつつある結果だ。フフ…喜んでもいい」
葵「…悪いけど、あたし達はそこまでポジティブには考えられないわ」
竜馬「まあいい。裏から手を回してコソコソと仕掛けてくる奴に遠慮は要らねえからな」
カレン「ゼロ…キリコを追おうよ。あの赤いATは並の腕じゃない」
玉城「それを言うなら、キリコもだ。あいつなら心配要らねえよ」
スメラギ「クリス…キリコのATの反応は?」
クリス「ここから南西に10キロの地点です」
ゼロ「では、迎えにいくとしよう。私の指示に従わなかった理由を詰問するためにもな」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

〔味方ユニット出現済み〕
〔敵ユニット出現済み〕

???(ファンタムレディ)「………」
キリコ(目の前のATは確実に俺を標的にしている…)(小惑星リド…エリア11…レッドショルダー…。その流れの中に、このATもいるのなら、こいつを倒せば何かがわかる…)
〔キリコの周囲に爆発〕
キリコ(どの道、こいつは俺を逃がす気はないようだ。ならば…)
<戦闘開始>

<???(ファンタムレディ)撃破or4PP・勝利条件達成>

〔???(ファンタムレディ)に爆発〕
キリコ「やったか」
???(ファンタムレディ)「………」
〔???(ファンタムレディ)、出力上昇〕
キリコ「こいつ…!」
〔???(ファンタムレディ)、キリコへ隣接〕
〔???(ファンタムレディ)へ攻撃〕

[イベント戦闘「キリコvs???(ファンタムレディ)」]
〔味方ユニット撃破〕
???(ファンタムレディ)「………」
キリコ(何故、とどめを刺さない…?)
???(ファンタムレディ)「………」
〔コックピットの開く音〕
キリコ「ハッチを開けただと…」
???(ファンタムレディ)「………」
キリコ「女…」
〔味方戦艦出現〕
フェルト「敵ATを確認…! キリコ機は撃墜された模様です!」
スメラギ「各機は出撃を! 急いで!!」
???(ファンタムレディ)「………」
〔敵ユニット離脱〕
スメラギ「退いた…?」
カレン「見てゼロ! キリコは無事みたいよ!」
ゼロ「あのAT…キリコを狙っておきながら、とどめを刺さなかっただと…?」
キリコ「………」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

キリコ(薄れていく意識の中、俺はあのATのパイロットの事を考えていた…)(小惑星リドで見た女とATのパイロット…。俺の中で、その二人は一つに重なった)(俺の運命を変えた女…。それに生命を狙われたにも関わらず、俺は奇妙な満足感を感じていた…)

太平洋

  ~OZ輸送機 格納庫~
ゼクス「…協力に感謝します、グラハム・エーカー中尉」
グラハム「いえ…結局は彼等にしてやられた以上、お互いに礼を述べている場合ではありませんね」
ゼクス「言い訳めいていますが、やはり機体の性能差は如何ともし難いでしょう」
グラハム「OZの新型機は間に合わないのですか? 確か、トーラスという名だと聞いていますが」
ゼクス「…何故それを?」
グラハム「それなりの情報は私にも流れてきますよ。…正直に言えば、我が隊に技術主任であるレイフ・エイフマン教授から聞いたのです」「教授の人脈ならば、それ位の情報を手に入れる事はそう難しくはありません」
ゼクス「エイフマン教授…。機械工学、物理学…そして兵器開発の第一人者であるあの方が…」
グラハム「おそらく教授ならば、今日の交戦データからガンダムに対抗しうる機体を用意してくれるでしょう」
ゼクス「………」
グラハム「先程の失礼のお詫びと言っては何ですが、教授から聞いた面白い話をお聞かせしましょう」
ゼクス「面白い話…?」
グラハム「OZには歴史の陰に葬られた伝説のモビルスーツが存在するそうです」「その機体はあまりに協力であるため、搭乗するパイロットへの負担が大きく…」「結局、量産機であるリーオーはそれをデチューンする形になったそうです」
ゼクス「そんな機体が存在していたとは…」
グラハム「教授は、コロニーのガンダムもその機体から派生したものだと推測しています」「そのモビルスーツの名は…トールギス」
ゼクス「トールギス…」
グラハム「ゼクス・マーキス上級特尉…ソレスタルビーイングを追うために結成された我々の部隊とあなた方OZは…」「今後も共闘する事があるでしょう」
ゼクス「………」
グラハム「私は政治的な動きはよくわかりません。ですが、一人の戦士として、ガンダム打倒に生命を懸けるつもりです」
ゼクス「それは私も同じです」
グラハム「あなたとは国を越えた僚友になれそうです。では、またお会い出来る日を楽しみにしています」
ゼクス「ありがとうございます、グラハム中尉。聞かせていただいた話、無駄にはしません」
グラハム「では、ゼクス特尉…次の機会には互いに新たな力を得ている事を祈ります」
〔通信の閉じる音〕
ゼクス「…トールギスか…」
ノイン「ゼクス…まさか、その機体を…」
ゼクス「今の私は藁にもすがる思いだよ。…オットー二級特尉…貴官にトールギスの捜索を命じる」
オットー「了解しました」
ゼクス(待っているがいい、ガンダム…。対等の力を手に入れた時、お前との戦いの決着をつけよう)

太平洋

  ~プトレマイオス 医務室~
キリコ「…う…」
ココナ「キリコ…!」
キリコ「ここは…」
ココナ「安心しな。プトレ何とかって戦艦の中だよ」
キリコ「何故、お前がここにいる?」
ココナ「ゴウトのおやっさんが黒の騎士団に資材を届けに来たんだよ。あたい達は、その手伝いさ」「そしたらさ…あんたが撃墜されたってんでびっくりしちゃったよ」
キリコ「そうか…」
玉城「つれねえ奴だなお、おい。ココナだけじゃなく、俺やカレンも心配したんだぞ」
キリコ「…ATはどうなった?」
カレン「え…あ…スコープドッグなら完全にスクラップだよ」
ココナ「大丈夫だよ、キリコ。今、バニラ達が予備パーツであんたのATを組み上げてるから」
キリコ「そうか…」
カレン「ちょっと待ちなよ! 身体のダメージだって、まだ抜けてないんだから」
キリコ「………」
ゼロ「聞く耳持たずか。…だが、今のお前は隊の一員だ。今日の勝手な行動の理由を聞かせてもらうぞ」
キリコ「理由は…ない」
ゼロ「どういうつもりだ?」
キリコ「………」
ゼロ「話す気はないというわけか」
キリコ「………」
ゼロ(この男…俺の想像以上に危険だ)(きっと、この男は誰の命令にも従わない。あらゆる権力や暴力に抗う何かをこいつは持っている…!)
クロウ「そこまでにしとけよ。…ふっかけてきたのは向こうだ。キリコはそれに応じただけだろうぜ」
ゼロ「では、質問を変える。あのATは何故お前を狙った?」
キリコ「…わからない」
ゼロ「………」
キリコ「………」
ゼロ「嘘ではないようだな。…いいだろう、キリコ。互いの事情を詮索しないのが、ここのルールだ」「今回の件も個人的な事情という事で不問とする。だが、我々に不利益を与える行動を取った場合は覚悟をしてもらうぞ」
キリコ「話は終わりか。…なら、行かせてもらう」
カレン「そんなにATが気になるの…」
クロウ「当然だ。AT乗りにとっちゃ、自分の棺桶だからな」

  ~プトレマイオス 格納庫~
バニラ「よう、キリコちゃん! やっぱり、くたばってなかったか!」
キリコ「………」
ゴウト「大したしぶとさだな。お前と契約したワシの目は間違ってなかったようだ」
キリコ「とっつぁん…ATの武装は持ってきてるか?」
ゴウト「おう…ミサイルランチャーにソリッドシューター、ガトリング砲…。何でもあるぞ」
キリコ「それを全て装備する兵装パターンを作る」
イアン「ちょっと待て。火力をアップさせるつもりだろうが、それじゃ機動性と運動性を犠牲にするぞ」
キリコ「構わない」
デュオ「イアンさんよ、こいつは口は重い分、一度言い出した事は絶対に退かない奴だ」
ゴウト「キリコ…お前さんがやりたいんなら、好きにすればいい。ドッグはもう組みあがってる」
バニラ「ついでだ。サービスしてやったぜ」
ココナ「あーっ! 肩が赤く塗ってある!」
バニラ「どうだい、キリコ…! この色はよ! 地獄の使者、レッドショルダーだ!」
キリコ「レッドショルダーの赤はもっと暗い血の色だ。それとマークは右肩だ」
バニラ「詳しいな、おい!」
デュオ「キリコ…あんた、前にレッドショルダーと戦った時、敵の隊長に狙われていたようだが…」
キリコ「奴は俺の元上官だ」
クロウ「って事は…!」
ゴウト「キリコ! お前、レッドショルダーだったのか!?」
キリコ「正式には『メルキア戦略機甲兵団特殊任務班X-1』。人呼んで『吸血部隊』だ」
バニラ「はは! こりゃすげえや! 道理で頼もしいと思ったぜ! お前となら地獄でもやってけそうだ!」
ゼロ「なるほどな…。自ら出撃したのは、レッドショルダーが来ると聞いたからか」
カレン「キリコにそんな過去があったなんて…」
玉城「お前よぉ! 何で今まで黙ってたんだよ!? 天下のレッドショルダーだってのによ!」
キリコ「聞かれなかったからだ」
クロウ(語りたくない過去ってやつか…。こいつも訳ありって事だな)
ゴウト「まいい。シンジュクに帰る前にもう一仕事だ」「組み上がったドッグにありったけの武装を組み込むぞ」
バニラ「あいよ! 元レッドショルダーのキリコちゃんが満足いくまで、やらせてもらうぜ!」
キリコ「………」

キリコ(レッドショルダーだった痛みはこいつらにはわかるまい…)(そう思いながら俺は戦いが続く事に心のどこかで感謝していた)(戦いになれば、嫌な事は忘れていられる。忘れるために戦い続ける。そして、いつかは…)
【シナリオエンドデモ終了】


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