TOP PAGEへ

No.19
みんなの正義

【シナリオデモ開始】
人革連
タクラマカン砂漠

  ~マクロスクォーター ブリーフィングルーム~
葵「…随分とそっちは楽しい任務だったみたいじゃないの」
アルト「え…」
朔哉「いいよなぁ…。フロンティア船団来訪記念映画『BIRD-HUMAN』の撮影協力…」「おまけにS.M.Sの色男はシェリル・ノームの個人レッスンを受けて、新人アイドルとキスしたって聞くぜ」
アルト「誰に聞いた!?」
ミシェル「そう怒るなよ、アルト。ランカちゃんとのキスは、お前が彼女の相手役のスタントマンをやったから…」「つまり、映画の中のお芝居なんだろ」
ルカ「ランカちゃんのお兄さんであるオズマ隊長は、複雑そうな顔をしてましたけどね…」
ジョニー「残念ですね。そういう華やかな任務が待っていたなら、僕も表部隊を志願すればよかったですよ」
いぶき「もしかして、ジョニーってアイドル好き?」
ジョニー「そういうわけではありませんよ。ただサラリーマン時代には、アイドルを起用したプロジェクトも動かしてましたからね」「船団来訪というイベントチャンスにおけるビジネスシーンに興味があっただけです」
青山「さすがは元広告代理店勤務のエリート。目の付け所が違うな」
ジョニー「そう言えば、表部隊が日本に立ち寄られた際、青山さんの辞表提出騒ぎがあったとお聞きしましたが…」
青山「否定はしないさ」
赤木「あの時は大変だったな。コクボウガーの挑戦から始まって、ヘテロダインの出現もあってさ」
くらら「何なの? そのコクボウガーって…」
いぶき「ダイ・ガードの兄弟機よ。日本の安全保障軍のロボットで、パイロットは赤木君の教官だった人なの」
赤木「城田さんは俺達をZEXISから外して代わりに軍のコクボウガーを送り込もうとしたんだ」
葵「何のために、そんな事を?」
青山「城田さんはガチガチの軍人だからな。民間人の俺達が危険な任務に就いている現状を苦々しく思っていたのさ」
赤木「でも、俺は言ってやったんだ。サラリーマンだって平和を守れるんだ…ってな」
ジョニー「いい台詞ですね。十分にキャッチーなコピーです」
青山「そうやってゴネる赤木を黙らせるために城田さんはダイ・ガードとコクボウガーを勝負させたんだ」
朔哉「結果は?」
いぶき「ダイ・ガードのボロ負け」
赤木「仕方ないじゃないですか…! コクボウガーのパイロットの飯塚さんは俺の防衛大学時代の先生だったんですから…!」
青山「その後、新宿にヘテロダインが出現したんだが、それに取り込まれちまったんだ」
赤木「最後はダイ・ガードの新兵器ノットパニッシャーでコクボウガーは救われ、ヘテロダインも倒されたけどな」
いぶき「その結果、城田さん達も赤木君を認めて私達もZEXISに引き続き参加する事になったのよ」
ジョニー「青山さんの方はどうなったんです?」
青山「赤木の無茶な操縦に対応出来る機関士は俺しかいないからな。退社の話は引っ込めざるを得なかったさ」
赤木「息子自慢の肝っ玉母さんに免じてそういう事にしといてやるよ」
くらら「何の事?」
青山「こっちの話さ」
ルカ「その後、東京の危機が去ったって事で日本とフロンティア船団の国交樹立イベントも無事開催されました」
カミナ「お…! いよいよ俺様の大活躍の話か!」
朔哉「コンサート会場でシェリルを守って、獣人相手に大立ち回りだってな」
カミナ「俺にとっちゃ、朝飯前よ。それにシモンも気合入ってたしよ」
シモン「俺は…ランカさんに勇気をもらったから」
カミナ「それを言うなら、シェリルにもだろ? ありゃ度胸の据わったいい女だったぜ」
ミシェル「どうする、アルト? あの二人…新たなファン層を開拓してるぜ」
アルト「俺には関係ない」
ミシェル「そっけないな。それとも余裕のなせる業か?」
アルト「…知るかよ」
ルカ「でも、あの時の戦闘はかなりの激戦だったんですよ」「イベント会場にはギシン星人や獣人、おまけに機械獣まで現れて」
葵「随分とカオスだったみたいね」
ジョニー「もしかして、彼等もシェリル・ノームに惹かれたのかも知れませんね」
ミシェル「銀河の妖精の人気なら不思議じゃないな」
アルト「笑えない冗談だぜ」
カミナ「ま…そんな奴等も俺とシモンの熱い魂の新必殺技で片付けてやったがな」
葵「へえ…そんなのがあるんなら、この後のWLFとの戦いも期待出来そうね」
カミナ「任せとけ! 他人様に迷惑かけて喜んでるような連中は天が許しても、この俺が許さねえからな!」
くらら「あいつらを放置しといたら、世界中が迷惑するわ。そろそろ徹底的に叩いておくべきね」
アルト「…そう言えば、スメラギさんはどうした? 合流してから、姿を見てないけど」
デュオ「あの人なら、個人的な用があるって出かけてる」
ミシェル「もし、デートだとしたら、少しばかり…いや、かなりショックだな」
クラン「お前と言う奴は、どこまでナンパなら気が済むんだ…!」
ルカ「でも、ソレスタルビーイングの一員である以上、プライベートはあってないようなものだと思いますが…」
葵「だけど、生まれた時からソレスタルビーイングで活動していたわけじゃないんだろうから…」「組織に入る前にはそれぞれの生活があったと思うな」
朔哉「もしかすると、スメラギさん…そういう昔の知り合いに会いに行ったのかも知れねえな」
ジョニー「ZEXISの正式な招集日は明後日ですからね。それまでには、お戻りになるでしょう」
中原「………」
青山「中原ちゃん…何か心配ごと?」
中原「ええ…まあ…」
大山「私達でよければ、聞くわよ。話してみて」
中原「その…」「…やっぱり、21世紀警備保障はZEXISに協力を続けるんですよね…」
大山「え、ええ…」
赤木「それがどうかしたのか?」
中原「………」
いぶき「その気持ち…わかるな」
赤木「ちょっと! いぶきさんまで何を言い出すんスか!?」
いぶき「あんたって、本当に単純ね。もうちょっと私達のおかれた状況について考えてみたら?」
赤木「状況って…ZEXISで戦う事に不満でもあるんスか?」
いぶき「やっぱり、全然考えてないのね…」
田口「確かに、このZEXISは国連の平和維持理事会の管轄で人類共通の利益のために動いているけど…」「その内実はソレスタルビーイングやコロニーのガンダム、黒の騎士団が在籍している」
赤木「それが何なんだよ?」
石塚「わからないかな? 彼等は一般にはテロリストとして認識されているんだよ」「つまり、それと一緒に行動している僕達もテロリストって思われてる可能性が高いんだよ」
赤木「え!?」
伊集院「ノー・プロブレムどころか、トゥー・マッチ・トラブルなんだよ」
赤木「でも、ソレスタルビーイングの連中だって今は武力介入を控えているんだし…」
田口「だからって、これまでやってきた事も無罪放免ってわけにはいかないさ」
石塚「それに彼等の使用している革新的な技術は各国にとってノドから手が出るくらい欲しいものだしね」
谷川「って事は、テロリスト退治の名目で今でもソレスタルビーイングって狙われてるって事!?」
伊集院「裏部隊の話を聞いても、そう判断するのが妥当だろうな」
中原「表部隊の時は赤木君の言う正義の味方だったけど…」
入江「今は世界の敵のテロリスト一味…。ああ…親にも友人にも言えない裏街道を歩んでいく…
赤木「ちょ、ちょっと! 入江ちゃんまで!」
青山「………」
クロウ「話に加わんねえのか、青山? お前も、そういうの気にするタチだろ」
青山「そこらは、もう吹っ切れたさ。…俺としては、槍玉に上がっているソレスタルビーイングの意見を聞きたいな」
ロックオン「そこで俺に振ってきたか」
青山「実際、どう思う? 平和に慣れた日本から来た一般的なサラリーマンの意見は」
ロックオン「あのメガネの彼女が気にするのももっともな話だ」「彼女が俺の妹なら、こんな裏道に足を突っ込むなって説教するだろうな」
青山「つまり…?」
ロックオン「俺達、ソレスタルビーイングはこのZEXISで活動する事に意味を見出している」「だが、そうでない人間に一緒にやっていく事を強要するつもりはない」
クロウ「ニュートラルな奴だぜ」
ロックオン「そこらはあっちこっちをフラフラしてるお前と似たり寄ったりだ」
青山「だが、ロックオン…お前のお仲間はうちのツレにご不満のようだ」
ティエリア「………」
大山「な、何かしら…?」
ティエリア「不愉快だ」
大山「え…」
ティエリア「戦う覚悟が出来ていない人間と行動を共にする事は俺達の不利益となる」「そのような人間は即刻、ZEXISから脱退してもらいたい」
赤木「待てよ…! 俺達はちょっと悩んでるだけで…」
ティエリア「それが覚悟が出来ていないと言うんだ」
赤木「何っ!?」
〔ドアの開閉音〕
横沢「あれ…珍しいね。君達がソレスタルビーイングの人達を話をしてるのは」
赤木「仲がいいわけじゃないっスけどね」
横沢「じゃあ、赤木君…ちょっとダイ・ガードを動かしてもらうよ」
赤木「何かあったんですか!?」
横沢「本社からの指示で、広報2課はボランティア活動に参加する事になったんだ」
赤木「ボランティア!?」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「みんなの正義」


【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現済み〕
大山「この辺りでも次元獣が暴れたんですね…」
横沢「あれの出現は世界中いたる所で確認されてるからね」
谷川「日本にしか現れないヘテロダインの方がまだマシだね」
田口「それで次元獣の被害にあったこの街に日本政府が救援物資を送って…」
石塚「それを受け取って、現地で配る役が近くにいた僕達に回ってきたってわけか」
中原「でも、どうしてわざわざ21世紀警備保障に依頼が来たんでしょうね」
入江「やっぱり、広告塔のせいじゃない?」
伊集院「ザッツ・ライト。その通り」
城田「ダイ・ガードは純国産のスーパーロボットだからな」日本政府にとってもその存在をアピールするのは大いに意味があるのだ」
いぶき「………」
青山「まだ気にしてるのか、いぶきさん?」
赤木「ティエリアの言った事なんて受け流してればいいんスよ」「それにほら、こうして俺達は世のため、人のために働いてるんですから」
いぶき「ZEXISの存在については私だって納得してるわよ」「でもね、やっぱり、あのソレスタルビーイングの人達の事がうまく消化できなくて…」「赤木君はどうなの?」
赤木「どうって…」
いぶき「レジスタンスをしている黒の騎士団やデュオ達の活動は、賛成反対は別にしてその目的はわかる…」「でも、あのソレスタルビーイングの人達はどうしても理解できない」
青山「唯一の意思表明であるイオリン・シュヘンベルグって爺さんの宣言もかなりぶっ飛んでいたからな」「実際、連中は人類共通の敵の侵攻が収まったら、また武力介入に戻るらしい」
赤木「またあれをやるのか…!?」
青山「中原ちゃん達もあいつらの真意が読めないから、今の状況が不安なんだろうな」
いぶき「気がかりなのは、それだけじゃない…。このままZEXISで戦うなら、テロリストなんかとも戦わなきゃならない」
赤木「みんなの平和を守るためなんですから…」
いぶき「それはわかってる。…でも、やっぱり、人間が乗っているメカと戦うのは…」
青山「いくらコックピットを狙わないっていっても、やっぱり、いい気持ちはしないな」
赤木「それは俺だって、そうだけど…」
〔通信の呼出音〕
キャシー「聞こえますか、ダイ・ガード!?」
赤木「あれ、キャシーさん…何か、あったんスか?」
キャシー「先程、そちらの海岸から北に10キロの地点で界震が発生し、ヘテロダインが出現しました」
いぶき「え!?」
青山「界震は日本周辺特有の現象じゃなかったのか」
キャシー「詳しい状況は不明ですが、そちらにヘテロダインが向かってます。注意して下さい」
いぶき「赤木君、あれを!」
〔敵ユニット出現〕
〔ヘテロダイン、前進〕

赤木「ヘテロダイン!」
青山「お台場に現れたのと同じタイプか…!」
大杉「聞こえますか、赤木君! 我々で街の皆さんを避難させます! 君達は…」
赤木「わかってます! ヘテロダイン退治は俺達の仕事です!」
いぶき「うん…!」
青山「だが、無理はするなよ、赤木。ZEXISもこちらに向かっているんだからな」
赤木「だけど、これはダイ・ガードの仕事だ…! やるぞ!」
<戦闘開始>

<ヘテロダインHP既定値以下or2PP・敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
いぶき「ヘテロダインに気を取られて、接近に気付かなかった…!」
赤木「何だ、あいつらは!?」
青山「バラバラの編成…WLFか…!」
赤木「国際テロリストが俺達の応援に来たのか?」
テロリスト「よし…! 各機は今のうちに街を制圧しろ!」
〔街に爆発〕
市民(青年・男)「うわあっ!」
市民(青年・女)「きゃあっ!」
赤木「やめろ! まだ街には人がいるんだぞ!」
青山「言っても無駄だ、赤木! あいつらは騒ぎに乗じて、この街を手に入れるつもりらしい!」
赤木「そんな火事場泥棒みたいな真似を…!」
いぶき「どうするの、赤木君!?」
赤木「俺達が止める!」
青山「止めるってヘテロダインとWLFをか!?」
いぶき「無茶よ! ヘテロダインの相手だけでも精一杯なのに!」
赤木「無茶でもやるんスよ! ヘテロもテロも、どっちも放っておくわけにはいかないんです!」「いきますよ、いぶきさん、青山! ここで俺達がやらなければ、被害はどんどん広がるんだ!」
いぶき「赤木君…」
赤木「もちろん、コックピットは狙いません! 俺達は俺達のやれる方法であいつらを止めましょう!」
青山「…わかったよ、赤木。俺だって、あんな無法を目の前でやられちゃ、見逃すわけにはいかない」
赤木「青山…!」
青山「いぶきさん、攻撃市を相手のメカの関節部に限定してあげてよ」
いぶき「わかったわ…! タイミングがシビアになるけど、頼むわよ、赤木君!」
赤木「了解です、いぶきさん! やると言ったからには、やってみせます!」

<ヘテロダインHP既定値以下or戦車型ジェノサイドロンと戦闘or敵増援1出現の次PPor3PP・味方援軍1出現>
テロリスト「あのロボット…民間企業の所属のくせに我々の邪魔をしてくれるとは…!」「ジェノサイドロン前進! 奴に我等の力を見せ付けてやるぞ!」
〔地上空母型ジェノサイドロン、前進〕
いぶき「赤木君! 大型のメカが動いた!」
赤木「待った! あいつの足元には…!」
少女「!」
中原「きゃあっ!」
青山「中原ちゃん!」
〔味方ユニット出現〕
ハロ「ロックオン、狙イ撃テ! 狙イ撃テ!」
ロックオン「駄目だ…! ここで奴を撃てば、足元にいる人間も巻き込まれる!」「突っ込むぞ、ハロ!」
〔ロックオン、地上空母型ジェノサイドロンへ接近〕
テロリスト「ソレスタルビーイングのガンダム! 正面から向かって来るとは愚かな!」
〔ロックオンの周囲に爆発〕
〔ロックオンに爆発〕

ロックオン「ぐっ!」
赤木「無茶だ、ロックオン!」
ロックオン「無茶だろうと…!」
〔ロックオン、地上空母型ジェノサイドロンへ隣接〕
〔地上空母型ジェノサイドロン、爆発しながら後退〕

テロリスト「うおあっ!」
ロックオン「狙い撃つ!」
〔ロックオン、地上空母型ジェノサイドロンへ攻撃〕
〔地上空母型ジェノサイドロンに爆発〕

テロリスト「う、うわあああっ!!」
〔敵ユニット撃破〕
ロックオン「大丈夫か、中原さん?」
中原「は、はい!」
ロックオン「その女の子を連れて、早く逃げるんだ」
ハロ「逃ゲルンダ! 逃ゲルンダ!」
赤木「サンキュー、ロックオン! 助かったぜ!」
ロックオン「別にお前達を助けたわけじゃないさ」「それに他の連中も来たぜ」
〔味方戦艦出現〕
〈出撃準備〉
甲児「すまない、赤木さん! 待たせちまった!」
ワッ太「だけど、俺達が来たからにはもう大丈夫!」
葵「あれが日本の嫌な名物、ヘテロダインね」
カミナ「怪物退治なら慣れたもんだ! 人の迷惑を考えねえ悪党とまとめてとっととぶちのめしてやるぜ!」
赤木「みんな…」
ゼロ「各機はダイ・ガードをフォローし、速やかにヘテロダインとWLFを殲滅せよ」
竜馬「了解だぜ。場所をわきまえない害虫野郎はとっとと退散してもらう!」
赤木「よっしゃ! 俺達もやろうぜ、いぶきさん、青山!」

<ロックオンvsヘテロダイン>
ロックオン「市民を巻き込む無差別テロ…。お前等の言う崇高な理想の前には多少の犠牲もやむ無しなんだろうな」「だが、そうやって失われたものは戻ってこない! それをお前達の生命で償わせてやる!」

<赤木vsヘテロダイン>
赤木「ここがどこだろうとヘテロダインはダイ・ガードが相手をする!」「行くぞ! この街は俺達が守るんだ!」

<赤木vsテロリスト>
赤木「世の中に良いテロリストと悪いテロリストがいるなんて言うつもりはないけど…!」「お前達みたいに関係ない人達を巻き込むようなやり方は許せない!」
いぶき「赤木君…」
赤木「やるぞ、ダイ・ガード! サラリーマンだって平和を守れる…いや、守るために戦うんだ!」

<ヘテロダイン撃破>
〔敵ユニット撃破〕
赤木「よし! フラクタル・ノットを破壊したぞ!」
青山「しかし、これからヘテロダインが世界中に現れるようになったら、面倒な事になるな」
赤木「その時はその時だ。俺達とZEXISでヘテロダイン退治に行こうぜ」
いぶき「…あんたのそのポジティブさ、見習いたいわね…」

<敵全滅・勝利条件達成>
ギジェット「敵対勢力の全滅を確認しました」
レントン「すごい…! これがZEXISの力なんだ!」
タルホ「怪物もテロリストも放っておけば、この国の軍が鎮圧したでしょうにね…」
ケンゴウ「だが、初動の遅れによって被害は広がっただろうな」
ハップ「どうやら、ここの連中は本当に世界の平和のために戦うらしい」
ホランド「…ご苦労なこったぜ…」
アルト「あのWLFとかいう連中、どこにでも出て来るな」
オズマ「俺達の次の作戦は奴等の拠点に仕掛ける事になる」「そのためにZEXISの召集場所がタクラマカン砂漠になったそうだ」
いぶき「でも、こんな所で界震が発生するなんて…」
タケル「これも次元境界線が不安定になってる影響かも知れませんね」
クロウ(次元境界線…次元震…。界震と次元震は、よく似た現象だと聞く…)(まさか、あのアイムとかいう野郎が今回も関係しているのか…)
赤木「うん…うん…! やっぱり、ZEXISってのはこうじゃなくちゃな」
青山「ちゃんとヒーローをやれて、お前は満足なようだな」
クロウ「そう茶化すなよ、青山。とりあえず、悪の手先よりは精神衛生上も健全だぜ」
ロックオン「その通りだな」
ティエリア「ロックオン・ストラトス…。あなたに話があります」
ロックオン「ティエリア…」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

人革連
タクラマカン砂漠

  ~プトレマイオス ブリーフィングルーム~
ティエリア「どういう事か、聞かせてもらいましょうか」
ロックオン「何をだ?」
ティエリア「スメラギ・李・ノリエガが不在である以上、今回のミッションは我々マイスターは不参加とするべきだった」
ロックオン「俺達も今はZEXISの一員だ。隊が動いたのだから、無視を決め込むわけにもいかねえだろ」
ティエリア「ボートマンの誘いに乗った時に決めたはずだ我々に不利益な事態が生じた場合、協力を拒否すると」
アレルヤ「君は今夏のミッションはそれに当たると?」
ティエリア「このエリアでの界震の発生は想定外の事態だ」「我々はスメラギ・李・ノリエガの…いや、ヴェーダの判断を待つべきだった」
ロックオン「………」
ティエリア「あなたは独断で出撃しただけでなく、自分の身を敢えて危険に晒すような真似までした」
ロックオン「そうする必要があると判断したまでだ」
ティエリア「それはマイスターの職務から、明らかに逸脱している」
ロックオン「ダイ・ガードだけでヘテロダインとWLFの両方を相手にするのは無理だった…!」「お前は一般人が犠牲になる事を何とも思わないのかよ!」
ティエリア「それは我々以外のZEXISが対応すれば、いい事だ」
ロックオン「貴様っ…!」
ティエリア「どうしたんですか? いつもひょうひょうとしているあなたらしくない態度ですね」
ロックオン「うるせえぞ、この野郎!」
ティエリア「そんなにテロが憎いのですか?」
ロックオン「悪いか!」
ティエリア「世界からみれば、我々も立派なテロリストだ」
ロックオン「テロが憎くて悪いか…!」
刹那「…WLFはテロという紛争を起こした」
ロックオン「刹那…」
刹那「ならば、その紛争を武力で介入するのがソレスタルビーイング…」「行動するのは、俺達、ガンダムマイスターだ」
アレルナ「…刹那の言う通りだね」
ロックオン「ああ…」
ティエリア「…刹那・F・セイエイ…」
刹那「………」
ティエリア「さっきの言葉…命令違反を繰り返す君が言っていいものではない」
〔ドアの開閉音〕
アレルヤ「ティエリア…」
ロックオン「放っておけよ」
刹那「………」
〔ドアの開閉音〕
アレルヤ「ティエリアを追っていったわけじゃ…ないよね…」
ロックオン「それはありえねえな」
アレルヤ「でも、ティエリアの疑問ももっともだ。ロックオン…あなたはテロを…」
ロックオン「そこまでにしてくれ、アレルヤ。俺にも、それなりに事情があるんでな」
〔ドアの開閉音〕
中原「あ、あの…」
ロックオン「21世紀警備保障のメガネちゃんか」
青山「普通に名前を呼べばいいだろ? あの時みたいに」
ロックオン「………」
中原「あの時は助けていただいてありがとうございました」
ロックオン「…それを言うためにわざわざテロリストの俺に会いにきたのか?」
中原「あ、あなた達はテロリストかも知れませんが、今は私達の仲間です」
ロックオン「仲間…」
赤木「そっちが話してくれない以上、ソレスタルビーイングの事情ってのはわからないけどよ…」「今日の戦闘で俺は確信したぜ。お前達も俺達と同じだって」
アレルヤ「僕達が正義の味方って事?」
ロックオン「よしてくれ。俺達は、そんな柄じゃねえ」
青山「いいじゃないか。正義ってのは、人それぞれなんだし」
ロックオン「人それぞれの正義…」
いぶき「でも、その言葉は、やっぱり、ちょっと気恥ずかしいな」「別の言い方をすれば、信じてるもの、守りたいものってところね」
ロックオン「信じてるもの…か」
中原「私もわかりました。その人それぞれの正義が私達とあなた達で重なっている所があるって」
ロックオン「…ありがとうな、中原さん。そう言ってもらえると、俺達も少しは気が楽になる」
青山「やっぱり、中原ちゃんの名前、覚えてるじゃないか」
ロックオン「それだけじゃねえよ。大山さんも谷川さんも入江さんもちゃんと覚えている」「ちょっと照れくさくて、今までは呼べなかったけどな」
中原「じゃあ、これからは遠慮しないで名前で呼んで下さいね、ロックオンさん」
ロックオン「了解だ、中原さん」
アレルヤ「あの体格のいい三人組の名前は時々わからなくなるけどね」
赤木「そっちはしょうがない。気にするなよ」
中原「あーっ! ひどいな、赤木君は!」
赤木「あの三人にはナイショな!」
ロックオン(父さん、母さん、エイミー…。これが俺の新しい仲間だ)(きっと、いつかは俺も裁きを受ける。でも、それまでは戦うさ)(ガンダムマイスターとして、ソレスタルビーイングとして、そして、ZEXISとしてな…)

人革連
インド デリー

  ~デリー市街地~
ビリー「…わざわざ来てくれて嬉しいよ」
スエラギ「丁度、仕事で近くまで来ていたのよ」「それにあんな物騒なファイルを見せられたらね」
ビリー「それは失礼をしたね」
スメラギ「で、あのファイル…本物なの?」
ビリー「軍のシミュレートプランという事で納得してくれないかい?」
スメラギ「質的に劣るが、量的に勝る戦力で速やかに敵部隊を無力化する戦術…」「相手は噂のガンダムとでも言うつもり?」
ビリー「君の意見を聞かせてもらえないかな? 戦術予報士としての」
スメラギ「そうね…」
ビリー「君が作戦指揮官だとすれば、どうする?」
スメラギ「わかってるくせに」
ビリー「一対一の状況でガンダムに勝つのは困難だ。しかし、圧倒的物量で包囲戦、消耗戦に持ち込み、中にいるパイロットを疲弊させれば…」
スメラギ「機密保持のためにオートで動く可能性があるわ。最悪、自爆だって」
ビリー「さすがだね。君なりに分析していたんだ、ソレスタルビーイングを」
スメラギ「やめてよ、そういう言い方」
ビリー「ごめん」
スメラギ「ファイル…コポーも取ってないから安心して。っていうか、こんな情報を民間人の私に見せるなんて、あなた…軍人失格よ」
ビリー「もう君は軍に戻る気はないのかい?」
スメラギ「………」
ビリー「よかったら、ブリタニア・ユニオンに来ないか? エイフマン教授も君の事を心配していた」
スメラギ「ごめんなさい…。わたしにも今の生活があるから」
ビリー「待ってる人でもいるのかい?」
スメラギ「…いるとしたら?」
ビリー「穏やかじゃないね」
スメラギ「じゃあ…こっちでの仕事もあるから」
ビリー「いいさ、また会えるのなら」
スメラギ(ごめんなさい、ビリー。もう私はあなたの知るリーサ・クジョーではないの…)(今の私はソレスタルビーイングの一員…。あなたの敵なのよ)
【シナリオエンドデモ終了】


● 表部隊ルート → No18A「オープニング・ゲーム」 へ戻る

  裏部隊ルート → No18B「交差する明日」 へ戻る

● No20「砂塵に舞う悪意」 へ進む


◆ 「第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇」 へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。