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No.20
砂塵に舞う悪意

【シナリオデモ開始】
ブリタニア・ユニオン
ニューヨーク 国連本部

  ~国連本部 平和維持理事会~
シオニー「…で、ですので、国連に加入する一国として、また平和を求める人間の代表としてここに提案します」
トレーズ「………」
シュナイゼル「………」
シオニー「今日の国際情勢において、国家に所属しない施設武力集団による反体制的行動…」「いわゆるテロ行為は増加の一途をたどっています」
三島「………」
エルガン「………」
シオニー「WLF、ソレスタルビーイング、コロニーの過激派、黒の騎士団…」「それらの活動に対して国連の理念に基づき、各国の連合によって断固たる処置を行なう事を提案します」
エルガン(リモネシア共和国外務大臣、シオニー・レジス。言っている事は正論だな…)(これでまた世界は加速していくか…)

人革連
タクラマカン砂漠

  ~プトレマイオス システムルーム~
ティエリア(ソレスタルビーイングが行動を開始してから世界で行なわれた紛争の内、18件のレベルAクラスが終結した…)(しかし、新たに発生した紛争はレベルAクラスだけで25件が確認されている)(我々はヴェーダの計画予想水域は十分に満たしてきた。だが、事実として紛争は増加している…)(何故だ…。ヴェーダの予測以上のスピードで事態が変化しているためか…)(それとも、そこには何者かの意思が…)(だとしたら、タクラマカン砂漠のWLFの基地攻略…。急がねばならない)

アザディスタン王国

  ~アザディスタン王国 マリナ私室バルコニー~
マリナ「…そこにいるのは誰?」
刹那「………」
マリナ「刹那・F・セイエイ…! どうして、ここに…」
刹那「…何故、この世界は歪んでいる?」
マリナ「え…」
刹那「神のせいか? 人のせいか?」
マリナ「…神は平等よ。人だってわかり合える。でもどうしようもなく、世界は歪んでしまうの」「だから、私達お互いの事を…」
刹那「!」
マリナ「刹那…」
刹那「お前に会えば、答えがわかると思った…」「何が歪んでいる…? それはどこにある…?」
〔走り去る足音〕
マリナ「刹那…。あなたは何を求めているの…」「あなたは何のために戦うの…」

人革連
タクラマカン砂漠

  ~三大国家連合軍 輸送機格納庫~
パトリック「あんたが噂のオレンジ卿かい?」
ジェレミア「…貴様、何者だ?」
パトリック「三大国家の精鋭を集めた、この連合軍で俺の事を知らない奴がいるとは驚きだ」「覚えておきな、オレンジ卿。俺はパトリック・コーラサワー少尉。AEUの誇るスーパーエースだ」
ジェレミア「では、その自意識過剰な少尉殿に名乗ろう。私はジェレミア・ゴットバルト辺境伯…」「そのオレンジ卿なる呼び名は私に対する侮辱である…!」
パトリック「そいつは失礼。イカしたニックネームだと思ってたんだがな」「で、ここだけの話…例のオレンジってのはいったい何だ?」
ジェレミア「貴様という男は…!」
ヴィレッタ「おやめ下さい、ジェレミア卿…! ここで無用な争いを起こしてはコーネリア皇女殿下のお顔に泥を塗る事に…!」
ジェレミア「…そうだな。私は汚名返上の機会をお与え下さった皇女殿下にお応えせねばならん」
キューエル「滑稽だな、ジェレミア卿。このような寄せ集めの部隊で戦う事に何の誇りを感じる事が出来よう」
ジェレミア「何を言う、キューエル…!」
キューエル「見ろ! 全ブリタニアから、ここに派遣された騎士はエリア11の純血派のみ!」「さらには、名誉ブリタニア人も同じ任務に就くのだぞ!」
スザク「………」
ロイド「おんや~。聞き捨てならないね、キューエル卿」「君は皇女殿下のお与えになられた任務に不満があるのかなぁ?」
キューエル「それは…」
ロイド「残念でした~! もうここは前線なんだから、今さら不満を言っても無駄だよ」「それより、せっかくなんだからこの場を愉しもうじゃない」「ほら…そっちのソーダだか、サイダー少尉だかと友達になったりしてさ」
パトリック「俺はコーラサラーだ! いったいなんだ、この妙なテンションの男は!?」
セシル「お騒がせして、申し訳ありません。私達はブリタニア・ユニオンの特別派遣嚮導技術部です」
パトリック「とくべつはけんきょーどーぎじゅつぶ?」
ロイド「あ…面倒だったら、特派って覚えてよ」
セシル「私達は新兵器の研究ならびに評価試験を行う部門なんです」
ロイド「おめでと~、パトリック・コーラサワー少尉。君は我が特派のランスロットと共に戦う栄誉を授かったんだよ」「で、こっちがそのランスロットのデヴァイサー、枢木スザク准尉だ」
スザク「よろしくお願いします」
パトリック「あん? お前、ナンバーズか?」
スザク「ええ…」
パトリック「何だよ…! オレンジ卿にナンバーズとはブリタニア・ユニオンはやる気あんのか…!?」
〔歩み寄る足音〕
グラハム「聞き捨てならないな、その台詞は」
パトリック「何だよ、あんたは?」
グラハム「ブリタニア・ユニオン、オーバーフラッグス所属グラハム・エーカー上級大尉だ」
パトリック「あんたがグラハム・エーカーか。噂は聞いてるぜ」
グラハム「私は君の戦いぶりも見せてもらったよ、パトリック・コーラサワー少尉」「アフリカの軌道エレベーターでね」
パトリック「!」
グラハム「君のおかげでガンダムの恐ろしさを知る事が出来たよ」
パトリック「てめえ…!」
カティ「見苦しい真似はよせ…!」
〔平手で叩く音〕
パトリック「この女…! 漢の顔に何をしやがる!」
カティ「見苦しい真似はよせと言った…!」
〔平手で叩く音〕
パトリック「に、二度もぶった!」
カティ「AEU軍作戦部所属、カティ・マネキン大佐だ。今回の連合軍の作戦指揮官を務める」
パトリック(…いい女じゃないか)「申し訳ありませんでした、大佐殿!」
カティ「わかればいい、少尉。ブリーフィングまで控え室で待機していろ」
パトリック「了解であります!」(ホレたぜ…!)
カティ「…お恥ずかしい所をお見せして、申し訳ありません」
セルゲイ「気になさらないでいただきたい。元気があってよろしいではないですか」
カティ「ロシアの荒熊と恐れられるスミルノフ中佐にはうるさいだけのヒヨコでしょう」
セルゲイ「若さはそれだけで武器と言えましょう。先が楽しみなパイロットです」
ピーリス「中佐、全モビルスーツの搬入、完了しました」
セルゲイ「ご苦労だったな、少尉。紹介しよう…こちらが今回の指揮を執られるAEUのカティ・マネキン大佐だ」
ピーリス「人革連のソーマ・ピーリス少尉です。よろしくお願いします」
カティ「中佐の専属パイロットと聞いている。期待させてもらうぞ」
ピーリス「それにお応え出来るよう戦うつもりです」
カティ(この若さ…それに専用機…。この少女…人革連の研究している超兵か)
セルゲイ「我々、人類革新連盟だけでなくブリタニア・ユニオンとAEUも精鋭を派遣していますな」
カティ「その最右翼とも言える2名は既に顔見知りのようです」
セルゲイ「AEUのゼクス・マーキス特尉とブリタニア・ユニオンのグラハム・エーカー上級大尉ですか」
カティ「中佐…人革連の『虎』は来ていないのですか?」
セルゲイ「…人類革新連盟を構成する国家群の中で中華連邦は少々事情が込み入ってますので」
カティ「そうですか…」
ゼクス「コーラサワー少尉の失礼は私が代わって、お詫びします」
グラハム「それには及びません、ゼクス特尉。それよりも、こうしてあなたと正式に共闘できる事を嬉しく思います」
ゼクス「私もです、グラハム上級大尉。ご昇進をお祝いさせていただきます」
グラハム「対ガンダム調査隊が任務の多様化に伴い、再編成されたついでですよ」「紹介します。私の部下のハワード・メイスン准尉とダリル・ダッジ曹長です」
ハワード「よろしくお願いします、ゼクス・マーキス特尉」
ダリル「ライトニングバロンの名は聞き及んでおります」
ゼクス「こちらこそ、よろしく頼む。では、私も副官を紹介しよう」
ノイン「ルクレツィア・ノイン一級特尉です。お会い出来て光栄です」
グラハム「先日のエリア11ではお世話になりました。こうして直にお顔を拝見できた事を嬉しく思います」
ジョシュア「OZに渡りをつけて、AEUに亡命でもするつもりですか、グラハム・エーカー中尉」
グラハム「ジョシュアか…」
ハワード「中尉じゃなくて、上級大尉だ。昇進については、部隊編成の際に通達されたはずだ」
ジョシュア「すごいもんだな。また上官でも殺したか?」
ダリル「根も葉もない事を言うな!」
ジョシュア「お前達も気をつけるんだな。下手こくと後ろから撃たれるぜ、上級大尉殿にな」
グラハム「…君が何を思おうとも構わん。だが、その汚名…戦場で晴らしてみせよう」
ジョシュア「フ…期待してますよ、グラハム・エーカー上級大尉」
〔歩き去る足音〕
ゼクス「彼は…?」
グラハム「我が隊のジョシュア・エドワーズ少尉です。今度はこちらが見苦しいものをお見せして申し訳ありません」
ゼクス「それより…」
グラハム「彼の言った事は半分は真実です。否定するつもりはありません」「…自分にも武人としての誇りがあります。ですので、先程も言った通り、汚名は戦場で晴らすのみです」
ゼクス「わかりました。その言葉に敬意を払わせていただきます」
グラハム「やはり、あなたは素晴らしい戦士です。共に戦えるのは至上の喜びです」
ゼクス「新部隊オーバーフラッグス…。機体の方も新型のようですね」
グラハム「ええ…。エイフマン教授の手でカスタム化されたフラッグの力、後ほど、お見せしましょう」
ゼクス「お互い、新たな力を手に入れたという事ですか」
グラハム「では…?」
ゼクス「…コルシカ基地に忘れられたように残されていたあの機体を稼働させるため、私は多くの犠牲を払いました」
グラハム「OZのバックのロームフェラ財団ならば、それも問題はないでしょう」
ゼクス「いえ…。あれの完成には時間や資金だけではなく、人の生命も必要としたのです」
グラハム「何と…」
ノイン「あの機体のテストパイロットを務めたオットー特尉は実戦テスト中にそのG負荷により生命を落としました」
ゼクス「トールギス…。私は彼の死に報いるためにもあの機体を乗りこなしてみせます」
グラハム「そして、狙うは共に…」
ゼクス「ガンダムです」
スザク「ゼクス特尉とグラハム上級大尉…。すごいですね、あの二人…」
セシル「わかるの、スザク君?」
スザク「あの凛とした立ち姿…武道の達人に通ずるものがあります」
ロイド「ああいう大物まで来たとなるとここで彼等は終わりかも知れないね」
スザク「WLFの壊滅は喜ぶべき事だと思いますが…」
ロイド「そうだね。でも、僕が言っているのは黒の騎士団やソレスタルビーイングだよ」
スザク「どういう事です…!? この作戦はWLFの拠点を叩くためのものじゃないんですか…!」
ロイド「殿下から極秘に聞いたんだよ。今回の作戦には裏があるってね…」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「砂塵に舞う悪意」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現済み〕
テロリスト「来るぞ!」
〔味方戦艦出現〕
〈出撃準備〉
〔味方ユニット出現〕
デュオ「あれがWLFの一大拠点か」
葵「その割りには随分と貧相な守備隊ね」
甲児「俺達に恐れをなして逃げ出したんじゃないか?」
カレン「それじゃ、せっかくあたし達が来た意味がないじゃないのさ」
ロックオン「油断するなよ。ここが拠点である以上、どんな罠が待っているかわからない」
スメラギ「どう見る、ゼロ?」
ゼロ「現状では何とも言えない。だが、やはり不自然な状況であるのは確かだ」
ジェフリー「ここは可能な限り迅速に敵部隊を叩くべきだろう」
オズマ「聞いた通りだ。各機、周辺の状況に注意しつつ速やかに敵を殲滅しろ!」
カミナ「おう! こんな暑っ苦しい場所に長居は無用だぜ!」
ティエリア「刹那・F・セイエイ、ヒイロ・ユイ。きみたちは俺の指示に従ってもらうぞ」「特に刹那・F・セイエイ、君は昨日までの無断外出の件もある。勝手な行動は許されないぞ」
刹那「………」
ヒイロ「………」
アルト「どうなってるんだ、あれ?」
ルカ「監視目的なんでしょうね。あの二人…独断専行が多いそうですから」
スメラギ(この異様な雰囲気…)
ゼロ(先制攻撃を仕掛けたつもりが、罠にはまったのは、こちらかも知れない…)(だが、WLFに今のZEXISを叩くだけの戦力が存在するのか…?)
<戦闘開始>

<敵全滅・味方援軍1&敵増援1出現>

トロワ「敵部隊の全滅を確認」
アレルヤ「増援もないようだね」
デュオ「って事はゼロやスメラギさんの嫌な予感も取り越し苦労だったってわけか」
???(五飛)「甘いぞ…!」
〔味方ユニット出現〕
〔五飛、スメラギへ接近〕

クロウ「お前は…! あの時の不愛想な助っ人君!」
ヒイロ「奴もコロニーのガンダムか…」
五飛「わかっているのか、貴様等! まんまとはめられた事を!」
アルト「何言ってんだ、あいつ…! WLFは片付いただろうが!」
カトル「待って下さい! このエリアに全方位から接近する機体群があります!」
ゼロ「これは…!」
〔敵ユニット出現〕
アレルヤ「ブリタニア・ユニオンにAEU…! 人革連の機体もいる!」
ティエリア「三大国家の連合軍だと…!」
玉城「何だよ、あの数はよ!?」
隼人「俺達がWLFを相手にしている間に囲まれたか!」
〔マップ上に爆発〕
ホランド「警告も無しに発砲かよ! 完全に俺達を敵扱いだぜ!」
青山「裏部隊はともかく、俺達は正真正銘の国連所属なんだぞ!」
ジェフリー「キャシー君! 連合軍へ通信を送るんだ!」
キャシー「駄目です! あらゆる周波数で呼びかけていますが、応答はありません!」
ノイン「…よろしいのですか、ゼクス?」
ゼクス「我々の受けた命令はこのポイントに展開している部隊全てを叩く事だ」「それも一切の例外なくな…」
スザク「しかし、向こうには民間からの協力者も…」
パトリック「ソレスタルビーイングや黒の騎士団、コロニーのガンダムもいるんだ! 連中も似たようなもんだろうぜ!」
セルゲイ「…各機、攻撃を開始しろ。速やかに任務を実行するんだ」
甲児「問答無用かよ!」
タケル「ここは迎え撃つしかないのか…!」
シモン「で、でも…あんな数を相手にするなんて…」
ゼロ「向こうは我々を一機たりとも逃がす気はない! 死にたくなければ戦え!」
クロウ「助っ人君…! どうして、こんな不利な状況にわざわざ飛び込んできた!?」
五飛「張五飛だ。お前達は愚かだが、俺の目的のためにもここで倒れてもらっては困る」
クロウ「気持ちはありがたいが、少し無茶が過ぎないか?」
五飛「戦う気がないなら下がっていろ。弱い奴は戦場に出て来るな」
クロウ「相変わらず手厳しい事で…」
スメラギ「各機は密集陣形で近づいてくる敵機を迎撃! 各隊の指揮官機を優先的に狙うのよ!」
クロウ(まずいな、こいつは…。死んで借金チャラってオチかも…)

<ゼクスorグラハムorスザクor敵5機撃破or味方援軍1出現の2ターン後PP・敵増援2出現>
フェルト「新たな機影を確認…!」
スメラギ「さらに増援なの!」
〔敵ユニット出現〕
ロックオン「モビルアーマーだと!」
キリコ(レッドショルダーもいる。PMCトラストか)
サーシェス「へ…各国のエースが勢揃いの戦場とは随分と芝居がかった大舞台だぜ」「だがよ! そんな事は俺は知ったこっちゃねえんだ! 俺は俺の仕事をさせてもらうぜ!」
刹那「奴は…! アリー・アル・サーシェスか!」
サーシェス「まずは、この前の借りを返してもらうぜ! え、ガンダムさんよぉ!」
刹那「!」
〔サーシェス、刹那へ隣接〕
〔刹那に爆発〕
〔刹那にスパーク〕

刹那「ぐわああっ!!」
サーシェス「どうだ、クルジスのガキ! アグリッサのプラズマフィールドの味は!?」
ティエリア「刹那・F・セイエイエ!」
〔ティエリア(ガンダムヴァーチェ搭乗)、サーシェスへ接近〕
〔サーシェスに爆発〕

サーシェス「邪魔すんじゃねえ! このダンゴが!」
〔サーシェス、ティエリア(ガンダムヴァーチェ搭乗)へ隣接〕
〔武器の発射音〕

ティエリア「機体を押さえられた!?」
サーシェス「丁度いい! ソレスタル何たらのガンダムの捕獲も依頼されたんだ!」「よかったな、ダンゴ野郎! てめえは生きたまま捕えて、お持ち帰りにしてやるぜ!」
ティエリア「くっ!」
スメラギ「ティエリア!」
ティエリア「くうっ!!」
〔金属音〕
〔ティエリア(ガンダムナドレ搭乗)、変化〕

サーシェス「装甲を脱ぎやがっただと!」
ティエリア「ガンダムナドレ、目標を消滅させる!」
〔ティエリア(ガンダムナドレ搭乗)、サーシェスへ隣接〕
〔ティエリア(ガンダムナドレ搭乗)、サーシェスへ攻撃〕

[イベント戦闘「ティエリア(ガンダムナドレ搭乗)vsサーシェス」]
ティエリア「ナドレを晒した失態は、自らの手で…!」
サーシェス「いいぜ! 久々に活きのいい獲物だ!」

〔サーシェスに爆発〕
サーシェス「おもしれえじゃねえかよ! こんな隠し球を用意してやがるとは!」
〔サーシェス、後退〕
〔サーシェス、回復〕

刹那「ティエリア・アーデ…」
ティエリア「何も言うな…! 俺は…僕は……私は…!」
スメラギ「ティエリア…アドレを晒してしまったのね…」
サーシェス「仕切り直しだ! 楽しませてくれよ、ソレスタル何たら!」

<ゼクスが戦闘>
ゼクス「オットー…貴様が生命を懸けて完成させたこのトールギス、無駄にはしない…!」「だが、お前のもう一つの願いは待ってくれ…。今の私にピースクラフトの名は重過ぎるのだ…!」

<グラハムと戦闘>
グラハム「いささか裏の事情があるようだが、これも運命の女神のくれたチャンスと見る…! ならば、望むはガンダムとの心踊る戦い…!」「私の邪魔をする者は故事にのっとり、馬に蹴られるものと思え!」

<ジョシュアと戦闘>
ジョシュア「いい機会だ…! 俺の腕を世界とグラハム・エーカーに見せてやる!」「オーバーフラッグスのエースは、この俺、ジョシュア・エドワーズだ!」

<パトリックと戦闘>
パトリック「どけどけ! AEUのエース、パトリック・コーラサワー様の邪魔をするな!」「おっと! 今日からは世界中のエースにバージョンアップだ! マネキン大佐にいい所を見せるぜ!」

<セルゲイと戦闘>
セルゲイ(民間人をも巻き込んでまでソレスウタルビーイングとその協力者を叩くか…)(この作戦…何か裏を感じる…。それに三大国家が…いや、世界が動かされているのか…)

<サーシェスと戦闘>
サーシェス「ソレスタル何たらとWLFのおかげで楽しい世の中になってきたぜ、おい!」「死ぬにはいい日だな、お前等! 俺にとっちゃ、殺すにはいい日だぜ!」

<スザクと戦闘>
スザク(三大国家はWLF攻撃を口実に平和維持理事会の戦力を潰そうとしている…)(確かにガンダムや黒の騎士団と裏で繋がっている理事会もおかしいけれど、民間の協力者まで潰そうとするなんて…)(この世界…何が正しくて、何が間違っているんだ…?)

<ヒイロvsゼクス>
ゼクス「勝負だ、ガンダム! このトールギスならば、機体性能は互角だ!」
ヒイロ「この男…アフリカやエリア11で戦ったOZの指揮官か!」
ゼクス「私はゼクス・マーキス! ライトニングバロンの名に恥じぬ戦いを見せる! 我が部下の魂のために!」

<五飛vsノイン>
ノイン「見つけたぞ、ガンダム! ビクトリア基地での借りをここで返す!」
五飛「あの時の女か…! 弱い者と女は殺さないと俺は言ったぞ!」
ノイン「私は戦士だ! 私の信じる理想のためにお前達を討つ!」
五飛「ならば、容赦はしない! 俺とナタクが相手をしてやる!」

<刹那vsグラハム>
グラハム「いたか、我が愛しのガンダムよ!」
刹那「また、この男か…!」
グラハム「どれだけのガンダムが現れようと私の心を射止めたのは君…! 美しき光と共に我が眼前に降り立った君だ!」「あの日の甘美なときめきが今の私の胸にある…! そう…それこそが私をこうも突き動かす!」
刹那「付き合っていられん…! さっさと片付ける!」

<刹那vsサーシェス>
サーシェス「クルジスのガキ! 過ぎたオモチャを手に入れて、喜んでるのも今日までだ!」
刹那「アリー・アル・サーシェス…!」
サーシェス「お前じゃ逆立ちしたって俺には勝てねえ! お前に殺しのイロハを叩き込んでやったのはこの俺だからな!」
刹那「だが、俺は知った…! お前は神の使いではなく、同時にこの世に神がいない事を…!」「だから、俺は…ガンダムになる!」

<アレルヤvsピーリス>
アレルヤ「くっ…! この感覚、宇宙で戦った人革連の超兵か!」
ハレルヤ「だらしねえな、アレルヤ! お前はひっこんでやがれ!」
アレルヤ(ハレルヤ…!)
ピーリス「ソレスタルビーイングの羽付きめ! 今度こそ、貴様を討ち、超兵として任務を完遂させるぞ!」
ハレルヤ「おい、お前…名前は?」
ピーリス「通信だと!?」
ハレルヤ「教えろよ」
ピーリス「超兵一号、ソーマ・ピーリス少尉だ!」
ハレルヤ「ソーマ・ピーリスか。いい名前だ…」「殺し甲斐がある!」
ピーリス「貴様っ!」
アレルヤ(ハレルヤ…! 君は下がっているんだ!)
ハレルヤ(ちっ…つまんねえな…。そこまで言うんなら、後はてめえで勝手にやんな、アレルヤ)
アレルヤ「僕は…人殺しを楽しむ君とは…違うんだ!」

<キリコvsリーマン>
リーマン(プロトワンの不可解な行動が小惑星リドに起因しているとしたら、キリコが関与している可能性がある…)(キリコ・キュービィー…やはり、お前の存在は許されない…! 私の手でお前の力を否定してくれる!)

<ゼロvsスザク>
ゼロ「ブリタニアの白兜…! 厄介な奴が来ているか…!」
スザク(黒騎士団はエリア11でテロ活動を行っている…)(その首領であるゼロを叩けば、エリア11に平穏が訪れるはずだ…!)

<ゼロvsジェレミア>
ジェレミア「見つけたぞ、ゼロ! 今日こそ貴様に受けた全ての屈辱を晴らす!」
ゼロ「誰かと思えば、ジェレミア卿か。フ…砂漠にいて、ノドが乾いたところだ。オレンジは嬉しく思うよ」
ジェレミア「その名で私を呼ぶな! 私はジェレミア・ゴットバルト…誇り高きブリタニアの騎士だ!」

<ゼクス撃破>
〔ゼクスに爆発〕
ゼクス「トールギスの力を私が使いこなせていないか…!」「この勝負、預ける…! トールギスの力を引き出せるようになった時、決着をつけるぞ!」
〔敵ユニット離脱〕

<ノイン撃破>
ノイン「すみません、ゼクス…!」
〔敵ユニット撃破〕

<グラハム撃破>
〔グラハムに爆発〕
グラハム「それでこそ私が生命を懸けて恋焦がれるだけの相手だ!」「また会おう! それまで誰の手にも落ちるなよ、我が愛しの君達よ!」
〔敵ユニット離脱〕

<ダリル撃破>
ダリル「すみません、隊長! 後は頼みます!」
〔敵ユニット撃破〕

<ハワード撃破>
ハワード「く…! 次こそ、フラッグファイターの矜持を…!」
〔敵ユニット撃破〕

<ジョシュア撃破>
〔ジョシュアに爆発〕
ジョシュア「お、俺は…! こんな所で死ぬような男では…!」
〔敵ユニット撃破〕

<パトリック撃破>
パトリック「ま、またかよぉぉぉっ!?」
〔敵ユニット撃破〕

<セルゲイ撃破>
セルゲイ「この力…! やはり侮れん…!」
〔敵ユニット撃破〕

<ピーリス撃破>
ピーリス「くっ…! 申し訳ありません…中佐…!」

<サーシェス撃破>
〔サーシェスに爆発〕
サーシェス「ちっ! しぶとい野郎共だぜ! まだ粘りやがる気かよ!」「精々無駄な足掻きってのをするんだな! お前等の死に様は高見の見物といかせてもらうぜ!」
〔敵ユニット離脱〕

<スザク撃破>
〔スザクに爆発〕
スザク「僕は…こんな作戦に賛同する事は出来ない…」「枢木スザク…機体損傷により戦闘区域を離脱します!」
〔敵ユニット離脱〕

<ヴィレッタ撃破>
ヴィレッタ「こ、こんな所で死ねるものか…!」
〔敵ユニット撃破〕

<ジェレミア撃破>
ジェレミア「お、おのれ…! おのれぇぇぇっ!!」
〔敵ユニット撃破〕

<キューエル撃破>
キューエル「馬鹿な! こんな事が…!?」
〔敵ユニット撃破〕

<リーマン撃破>
リーマン「限界か。ここは退くしかないな」
〔敵ユニット撃破〕

<敵全滅・勝利条件達成>
クリス「ス、スメラギさん! さらに敵が来ます!」
〔敵ユニット出現〕
クラン「くっ! 敵の戦力は底無しか!」
ロックオン「片っ端から叩き落としてもキリがないぜ!」
〔マップ上に爆発〕
カミナ「うおわっ!」
竜馬「くそっ! どうやら、ここが俺達の墓場のようだぜ!」
カティ「テロリスト達に告ぐ。こちらは三国連合軍のカティ・マネキン大佐だ」「大人しく武器を捨てて、投降しろ。さもなくば、武力行使を続行する」
オズマ「こっちの士気が落ちきった所で降伏勧告か。悔しいが、絶妙だ…!」
ゼロ「ミス・スメラギ! 退路は!」
スメラギ「コースの割り出しは出来ている…! 一瞬でも敵の目を逸らす事が出来れば、ジャミングを使って…」
ゼロ(一瞬…! その一瞬が、これ程までに遠いとは!)
刹那「死ぬ…死ぬのか? この歪んだ世界の中で、何にもなれぬまま…失い続けたまま…朽ち果てるのか?」
ヒイロ「………」
〔ヒイロ、カティへ接近〕
カティ「ガンダム…! 何をする気だ…!?」
ヒイロ「………」
デュオ「あいつ…まさか…!」
ヒイロ「…俺が隙を作る。各機、その間に離脱しろ」
刹那「!」
[イベントデモ「ヒイロ自爆」]
ヒイロ「自爆する」

〔画面、フラッシュ〕
〔味方ユニット撃破〕
〔画面、発光〕

カトル「ヒイロ!!」
五飛「奴の覚悟を無駄にするな! 急げ!!」
刹那「ヒイロ・ユイ…! お前は!!」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

  ~プトレマイオス 医務室~
ヒイロ「くっ…ううっ…」
カトル「ヒイロ、気がついたんだね!」
ヒイロ「く…」
デュオ「無理すんなって。さすがのお前でも今回は無茶が過ぎたぜ」
カレン「生きてるのが不思議なぐらいなんだから」
ヒイロ「…俺は死ななかったのか…」
デュオ「信じられん事にな」
カトル「ありがとう、ヒイロ。君のおかげで僕達は、あのエリアを何とか離脱する事が出来たよ」
扇「もっとも…まだ敵の追撃から必死で逃げている最中だけどな」
ヒイロ「そうか…」
アレルヤ「君のガンダムも何とかなりそうだよ。カトルとデュオが用意していた予備パーツで修理している」
デュオ「今回はサービスしておくぜ。…もっとも、お前の場合、修理してやんなんと勝手に俺のパーツを持ち出すからな」
カレン「あんたとガンダムを離脱しながら回収したのは刹那だ」
刹那「………」
ヒイロ「………」
デュオ「感謝の言葉は無しか…。ま…今回は俺達がお前に礼を言うべきか」
ヒイロ「俺は任務を果たしたに過ぎない」
刹那「ヒイロ・ユイ…」
ヒイロ「…く…」
カレン「立ち上がるのは無理だって! 折れた骨も、まだつないでないんだから!」
ヒイロ「くう…うう…!」
〔骨が鳴る音〕
アレルヤ「骨折を自分で接いだ…!」
デュオ「勘弁してくれよ……。考えただけで気分が悪くなってきたぜ…」
ヒイロ「まだ…戦いは続いている…。寝ている暇はない…」
ロックオン「そこまで戦う意思を見せるお前がどうして自爆なんて手段を使った?」
ヒイロ「…自暴自棄になったわけじゃない。あの時は、ああするのが最善の方法だと判断したまでだ」
カレン「何言ってるのさ! 生きてる方が不思議だってのをあんた、わかってるの!?」
ヒイロ「あそこまで追い詰められたのは戦術ミスだ。ミスは死を以って償わなければならない」
カトル「だけど、死んでしまったら、そこで全てが終わりだ」
ヒイロ「…終わりではない。俺の生命でお前達が助かるなら」
デュオ「それって後を俺達に託すってのか? お前にしちゃ、随分と殊勝な事を言ってくれるぜ」
ヒイロ「…俺もそんな事を思うとは考えてもみなかった」
刹那「それも感情に任せた結果か?」
ヒイロ「そうだ。その判断は今でも正しいと思っている」
ティエリア「ヒイロ・ユイ…。僕は君の事を誤解していた…」
ヒイロ「………」
ティエリア「僕は窮地に陥り、ナドレを晒してしまった…。本来の計画であれば、それはもっとずっと先…極限まで伏せておくべきものであったのに…」
アレルヤ(ガンダムナドレ…。ヴァーチェの真の姿…)
ロックオン(何故あれがソレスタルビーイングにおいて最重要に属する機密事項であるかは俺達も知らされていない…)
ティエリア「だが、僕はそれを守れなかった…。本当ならば太陽炉をパージし、君のように機体を爆破すべきだった…」
ヒイロ「だったら、一つだけ忠告がある」
ティエリア「え…」
ヒイロ「死ぬ程、痛いぞ」
ティエリア「………」
トロワ「…フフフ、ハハハハハ」
カトル「トロワが…笑ってる…」
デュオ「こいつは驚いたぜ。ヒイロのジョークにもな」
ヒイロ「冗談を言ったつもりはない」
カレン「ふ…ふふ…ははは!」
ロックオン「負けたぜ、お前にはよ…」
刹那「ヒイロ・ユイ…。お前が俺とは違うといったのを訂正する」「お前もガンダムだ」
ヒイロ「そうか…」
五飛「こんな状況で笑っていられるとはどういう神経をしている…」
ロックオン「キツいな、助っ人君は」
クロウ「まあ、そう言うな。口は悪いが、根は悪い奴じゃないからよ」「改めて、あの時の礼を言うぜ、五飛」
五飛「そんなものは要らん。それより、現状を打破する方法を考える方が先だ」「事の重大さもわからず、目先の利に囚われた連中などに世界を好きにさせるわけにはいかないからな」
デュオ「そんな事はお前に言われなくてもわかってるさ」
アレルヤ「それがかなりの困難である事もね」
五飛「だが、希望がないわけでもない」
クロウ「何か秘策でもあるのか?」
五飛「策ではない。…こんな状況でも絶望に打ちひしがれずに笑っていられるお前達に賭けるだけだ」
ロックオン「そう言われちゃ、やるしかねえな」
カレン「うん…。こんな所であたし達、終わるわけにはいかないんだから」
クロウ(だがよ…ここを切り抜けたにしても状況は厳しいぜ…)(WLFの薄い配備と連合軍の動き…無関係と言うには、あまりにクサ過ぎる。そこを崩さなきゃ、俺達…ヤバいぜ…)

ブリタニア・ユニオン
ニューヨーク 国連本部

  ~国連本部 大使控え室~
シオニー「ZEXISが健在ですって…!?」
カルロス「そうなんだよ、これあ。せっかく、三大国家を扇動して大部隊を送り込んだのに逃げられたんだってさ」「でも、大丈夫だよ。連合軍は追撃戦を仕掛けているし、完全に三大国家の目はあっちに向いてる」「プロジェクト・ウズメの決行には何の問題もないって」
シオニー「でも…」
カルロス「そうやってネガティヴな事は口にしないの。アイムに嫌われちゃうよ」
シオニー「あなたに私の何がわかるんです!? リモネシアを守るために世界を敵に回して戦ってる私の何が!?」「あなたのようにお金だけ出してヘラヘラと見ているだけの人に私の苦労の何がわかるんです!?」
カルロス「ゴメン、ゴメン。ほら…僕ってボンボンだから、そういうのって無縁の生き方をしてたから」「それより、早くリモネシアに戻っておいでよ。プロジェクト・ウズメ成就の瞬間を一緒に楽しもうじゃない」「とっておきのシャンパンを用意しておくよ。じゃあね~」
〔モニターの開閉音〕
シオニー「カルロス・アクシオン・Jr.…いつまでも遊び気分が抜けないで…!」「いくら資金力が必要だからって、アイムはどうしてあんな人を…」
〔ドアノブを回す音〕
エルガン「………」
シオニー「エ、エルガン代表…ノックも無しに失礼ではないですか…!」
エルガン「言っておきたい事があってな」
シオニー「え…」
エルガン「いい加減にしておけよ、小娘が!」
〔人の倒れる音〕
シオニー「ひ…!」
エルガン「お前ごときの器で世界を動かせると思うなよ!」
シオニー「な、何を言っているのですか、代表…!?」
エルガン「しらばっくれるなら、それでもいい。証拠があるわけでもないからな」「だが、これだけは言っておく…! ZEXISは、そう簡単には潰れん!」「連合軍がどれだけの戦力を集めようとだ! それをアクシオンにも言っておけ!」
シオニー「あ、あなたは…わかっていながら連合軍の派兵を認めたのですか…!? 何のために!?」
エルガン「決まっている。あれに潰されるようなら、これからの戦いに勝つのは不可能だからだ」「覚えておけ、シオニー・レジス! ZEXISの敗北はこの世界の…人類の終わりだとな!」
〔ドアノブを回す音〕
シオニー「な、何なのよ…もう…!」「もう嫌…! 嫌いよ! みんな、大っ嫌い!! 私を怖がらせるものは、全部消えちゃってよ!」「アイム…助けて…。リモネシアと私を…助けて…!」
【シナリオエンドデモ終了】


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