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No.29
反撃の狼煙

【シナリオデモ開始】
ブリタニア・ユニオン
ニューヨーク 国連本部

  ~国連本部 会議室~
エルガン「…では、インペリウムは現在の無法を止めるつもりはないのだな?」
シオニー「世界中に宣言した通りです。我々は一国家として主権を主張し、同時に自由という権利を行使しているだけです」
ドーリアン「ミス・レジス…国連は現在、インペリウムを国家として承認していません」
シオニー「ドーリアン外務調停次官、国際紛争の調停役であるあなたにしては無礼ではありませんか?」
ドーリアン「え…?」
シオニー「私はシオニー・レジス筆頭政務官です。こういった場では役職で互いを呼ぶのがマナーです」
エルガン「国家として認めていない組織の役職など、国際社会では何の意味も持たん」「他者の自由を踏みにじり、自己の欲望だけを押し通そうとする者に権利を主張する資格などない」
シオニー「…わかりました。やはり、あなた方との会談は時間の無駄でした」
エルガン「次元獣に、この国連本部を襲撃させるか?」
シオニー「我々は新帝国インペリウム…。そして、私はその筆頭政務官です」「その私の怒りを国連本部程度で収められるとえも思っているのですか?」
エルガン「………」
シオニー「ブリタニア・ユニオンも慌ただしいようですしね。いい機会ですから、この大陸の10%程は灰になってもらいましょうか?」
ドーリアン「三大国家と正面から戦うつもりなのですか…!?」
シオニー「言ったはずです。我々の自由を侵害するものは武力を以って排除すると」
エルガン「会談の相手は私だ。ブリタニア・ユニオンではないぞ」
シオニー「エルガン・ローディック、あなたは世界各国の平和を平等に願っているのでしょう?」「ならば、その失態を償うのは世界のどの国でもいいと判断します」
ドーリアン「そんな理屈が…」
エルガン「無法者に理を解いても無駄だ。インペリウムとは、そういった人間の集まりなのだ」
シオニー「エルガン・ローディック、私の命令を止めたければ…」「この場で土下座なさい」
エルガン「………」
シオニー「あなたは以前、私を恫喝しましたね」
エルガン「会談を受けたのは、その意趣返しをするためか…」
シオニー「さあ、どうするのです? お前の土下座でブリタニア・ユニオンが戦場となるのは避けられるのですよ」
エルガン「………」
ドーリアン「代表…」
シオニー「さあ!」
エルガン「シオニー・レジス…先の無礼を詫びよう」
シオニー「エルガン・ローディックが私にはいつくばり、許しを請うている…!」「あの三大国家にも退かぬ平和維持理事会のエルガンが!!」
エルガン「………」
シオニー「では、次は…!」
〔ドアノブを回す音〕
ガイオウ「つまらねえ事をやってるな、女」
シオニー「ガイオウ様…!」
ドーリアン「あなたは何です!? この会談は厳重な警護の下で行われているはずなのに!」
ガイオウ「警護ぉ…? あれが守りのつもりだぁ?」「だったら、とんだお笑い草だ。銃弾程度で俺を止められると思ってるならな」
ドーリアン「あなたは…」
シオニー「ひ、控えなさい! この方は新帝国インペリウムの統治者、破界の王であるぞ!」
ガイオウ「今はガイオウと名乗ってるがな」
エルガン「破界の王…ガイオウ…」
ガイオウ「お前…何だ? 嫌な臭いがしやがるな…」
エルガン「………」
ドーリアン「ミスター・ガイオウ…。あなたはインペリウムの指揮官として、この会談に出席したのですか?」
ガイオウ「そんなところだ。そっちの女が、あんまりにもノロクサしてやがるんでな」
シオニー「ガイオウ様…! 私は筆頭政務官として…」
ガイオウ「黙ってろ」
シオニー「ひ…」
ガイオウ「アイムの奴がお前を使うって決めた以上、俺に文句はねえ」「だが、俺の邪魔になるんだったら、殺すぞ」
シオニー「は、はい…!」

エルガ「では、ガイオウ…そちらの望みは何だ?」
ガイオウ「政治だ、外交だ、なんていう面倒な事はやめようって話だ」「俺は闘うために、この世界に来た。つまらん懐柔策なんざ考えるな」
エルガン「何…?」
ガイオウ「俺は気の向くままに闘う。俺を止めたきゃ、奇襲でも暗殺でも好きにやりゃあいい」
ガイオウ「そっちの女みたいなやり方はしねえ。向かってきた奴は、その場で殺って終わりだ。その背後の連中にお礼参りなんてのは無しでな」
エルガン「事実上の宣戦布告というわけか
ガイオウ「そういう事だ。話が早いな、お前はよ」
エルガン「ならば…!」
〔銃声〕
ドーリア「エ、エルガン代表! 会談の場で何という事を!」
エルガン「これでインペリウムを倒せるなら、全ての責は私が負う」
ガイオウ「いい覚悟だ。おまけに思い切りがいい」
ドーリアン「な…! 銃弾をつまんで…!」
ガイオウ「言ったろ。こんなもんじゃ俺はとれんってな」
エルガン「奇襲、暗殺…。そんなものではお前は倒せんようだな…」「宣言通りに私をこの場で潰すか?」
ガイオウ「そんな気はねえな。お前は銃を撃つより、兵を動かすのが本職らしい」「だったら、お前の得意のやり方で来い。それを潰す方が、ずっと意味がある」
エルガン「承知した」
ガイオウ「言いたい事はそれだけだ。じゃあな」
〔ドアノブを回す音〕
エルガン「破界の王ガイオウ…。越えるべき存在…」
シオニー「………」
エルガン「王は帰ったぞ。まだ話があるのか?」
シオニー「エルガン・ローディック…! この屈辱は忘れません!」
エルガン「インペリウムはお前個人では動かせんぞ。どうするつもりだ?」
シオニー「王に戦いの場を用意します! そして、お前の望む世界平和などというものは粉々に叩き潰してやります!」「その最初の標的は…サンクキングダムです!」
ドーリアン「何と…!?」
シオニー「かつて完全平和主義を謳い、世界のあるべき姿を模索した国…」「だが、世界の現実はそれを封殺し、あまつさえサンクキングダムを滅ぼした…!」
ドーリアン「………」
シオニー「現在、AEUの一国家に堕したあの国を焦土とする事で、世界中の人間に自らの愚かしさを見せ付けてやります!」
エルガン「いいだろう、インペリウム。お前達の挑戦、受けて立つぞ」「世界の…人類の未来を闇に包ませはしない。それに抗する力は必ず存在するのだ」

AEU
フランス パリ OZ本部

  ~OZ総裁 執務室~
シュナイゼル「…インペリウムのサンクキングダム攻撃にAEUはどう動く?」
トレーズ「あの国はAEUにとっては外様扱いだ。AEU総会は遺憾ながら、サンクキングダム首都の放棄を決定したよ」
シュナイゼル「あなたのぶかのライトニングバロンは、それを良しとするかな?」
トレーズ「それについては彼に一任しているよ。…だが、彼にとってピースクラフトの名はまだ重過ぎるらしい」「それでも、軍人として…戦士として思うところがあるようだがね」
シュナイゼル「では、彼に道案内をお願いしたいのだが、頼めるかな?」
トレーズ「了解した。いい兵を送ってくれることを期待している」
シュナイゼル「すまないな、閣下。詳細は後ほど、連絡する」
〔モニターの閉じる音〕
トレーズ「…彼がシュナイゼル・エル・ブリタニア殿下。ブリタニア・ユニオンの第二皇子にして皇帝付政務官の地位にいる」
アムロ「あなたの同志か」
トレーズ「私はそのつもりだ。…この関係がいつまで続くかはわからないがね」
クワトロ「先ほどの話だが、AEUはそのサンクキングダムを見捨てるのか?」
トレーズ「そう思ってもらって構わない」「AEUの全軍を挙げれば、インペリウムとも互角に戦えるだろうが、それは他国に対して隙を作る事になる…」「それが総会での判断だよ」
クワトロ「あなた自身の考えは?」
トレーズ「肯定せざるを得ないよ。真に遺憾ではあるがね」「だが、望みはある」
アムロ「国連平和維持理事会のZEXISか…」
トレーズ「ZEUTHのメンバーの多くは、彼等に協力する事を決めたらしい。あなた方も望むならば、合流するといい」
アムロ「彼等の判断を否定するつもりはない。だが…」
クワトロ「我々はまだこの世界について学びたい。トレーズ・クシュリナーダ…あなたと共に」
トレーズ「すまない…。もう少しだけ私に付き合ってくれ」「ZEXIS…そして、インペリウムという存在を無駄にしないためにも」

東ヨーロッパ 中央部

  ~グレート・アクシオン ブリッジ~
シオニー「ガイオウ様…間もなく本艦はサンクキングダムに到着します」
ガイオウ「お前は戦う場所と相手を用意すりゃいい。戦い方は俺が決める」
シオニー「承知致しました」
カルロス「しかし、いい趣味してるよね。平和を謳って滅ぼされた王国をまた戦場にするなんてさ」「シオニーちゃん…ちょっと屈折し過ぎじゃない?」
シオニー「黙りなさい、カルロス。あなたは後方の補給線の維持をやっていればいいんです…!」
カルロス「おお、怖…。アイムが構ってくれないからって、ヒスを起こさないでよ」
シオニー「あなたという人はいつもいつもいつもいつもいつもいつも…!」
カルロス「まあまあ、押さえて押さえて。君のストレスはサンクキングダムにぶつけなよ」
アイム「…これから我々は作戦行動に入ります」「あなた方には客室を用意しました。そこで我々インペリウムの力をご覧下さい」
ベック「それは何か? 自分の力を見せ付ける事で俺達を飼いならそうって魂胆か?」
アイム「そのような気はございません。…我々はこの世界を正すために敢えて破壊という行為を行なっているのです」「その趣旨をご理解していただいた上であなた方の力を借りたいのです」
ベック「と言って、俺達が断ったら、問答無用で潰す算段だろ?」
アイム「誓って、そのような気はございません。その場合は速やかにあなた方を解放するつもりです」「ただし、その場合、あなた方は元の世界に帰る方法を失う事になりますが」
ベック「けっ…リスクを天秤に乗っけて交渉ってか? 胸クソ悪いぜ」
アイム「立場というものがあります故…。ですが、私は誠意を以って、あなた方と接するつもりです」
ベック「いいぜ、アイム・ライアード。あんたの目はマジだからな」
アイム「ありがとうございます、ミスター・ベック。あなたの聡明さにも感謝します」「ロジャー・スミス…あなたもそれでよろしいですかな?」
ロジャー「………」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「反撃の狼煙」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
カルロス「やっぱり、誰もいないみたいだね。攻撃宣言は逆効果だったんじゃない?」
シオニー「それならば、この国の全てを焼き払うまでです…! 我々の力を世界中に知らしめるために!」
ガイオウ「待て」
〔味方戦艦出現〕
〈出撃準備〉
〔味方ユニット出現〕
アイム「ZEXIS…異界の戦士を加えましたか」
ガイオウ「いいぜ。あのエルガンとかいう野郎が動かした兵か」「リモネシアで捻ってやったのにまた向かってくるとは、嬉しくなってくるじゃねえかよ」
アイム「では、彼等の蛮勇に報いましょう」
〔敵ユニット出現〕
赤木「次元獣が出てきたぞ…!」
刹那「ディノダモン級を確認、ライノダモン級も複数いる」
シオニー「聞け、ZEXISの兵達よ。私はシオニー・レジス。新帝国インペリウムの筆頭政務官だ」
デュオ「全世界にインペリウムのわがまま宣言をぶちあげた女か」
シオニー「エルガン・ローディックの子飼いであるお前達に改めて問う」「お前達はインペリウムの力を知りながらも、それに歯向かうつもりか?」
ワッ太「何だよ、あの人…! 偉そうにさ!」
青山「以前にリモネシアで会った時の彼女はちょっとヒステリックだったけど、ああまで高圧的じゃなかったがな」
ロックオン「権力は人を変えるってやつだ。見ていて気持ちのいいもんじゃねえな」
シオニー「答えろ、ZEXIS! お前達は我々と戦うつもりか!」
ジェフリー「愚問だな、インペリウム。我々はハイキングに来たのではないのだ」
シオニー「何だと?」
アルト「もっとはっきり言ってやらなきゃわからないのかよ! 俺達は戦いに来たんだ!」
甲児「お前達のメチャクチャなやり方をいつまでも黙って見てると思うなよ!」
カレン「好き勝手をやるのも今日までだ、インペリウム!」
ガイオウ「ほう…」
竜馬「破界の王…ガイオウ…! お前は戦いを楽しんでるようだな!」
カミナ「だったら、俺達が遊んでやるぜ! 嫌って程な!」
シオニー「愚か者め…! これだけの次元獣を相手にして勝てると思っているのか!」「いい機会だ! お前達を潰して、エルガン・ローディックに借りを返すとしよう!」
ゼロ(悔しいが、あの女の言う通りだ…。現時点の戦力では…)
C.C.「自信がないようだな」
ゼロ「だとしても退くわけにはいかない。あの手の輩に弱みを見せれば、そこにつけ込んで来る…!」
オズマ「スカルリーダーより、各機へ! 敵の巨大要塞を叩くには次元獣軍団を落とすしかない!」「準備はいいか、ZEUTH!」
エイジ「おう! いつでもいいぜ!」
ゲイナー「こんな無法をする者を放っておくわけにはいかない…!」
シン「俺達が帰るためだけじゃない…! あいつらは戦いを生む存在だから!」
葵「気合入ってるじゃないの、彼等」
タケル「俺達も行こう! ここから反撃開始だ!」
ゼロ「各機、攻撃開始! サンクキングダムを守り、インペリウムを討つ!」
クロウ(アイム…お前がどういうつもりだか知らないが、俺は次元獣を…そして、お前を狩る)(リモネシアでの…いや、それより前からの借りを返すぜ…!)
<戦闘開始>

<クロウが戦闘>

クロウ「わざわざ宣言してから仕掛けてくるとはなめ腐った野郎だぜ」「行くぜ、インペリウム…! 全世界に赤っ恥をかかせてやる!」

<シオニーと戦闘or次元獣ディノダモン撃破or敵8機撃破or3PP・敵増援1出現>
ガイオウ「なかなかやるじゃねえかよ。少しは喰いでが出てきたか?」
アイム「お出になられますか?」
ガイオウ「そう言うお前はどうなんだ?」
アイム「興味がわきませんので…」
ガイオウ「俺の真逆ってわけかよ。だったら、奴等を使え」
アイム「かしこまりました」
カトル「気をつけて下さい! 敵要塞から何か出てきます!」
〔敵ユニット出現〕
クロウ「あいつは、この前の…!」
シュバル「参るぞ、マルグリット!」
マルグリット「は…!」
〔マルグリット&シュバル、前進〕
シュバル「聞けぇい、雑兵共! 貴様達が調子に乗るのも、ここまでだっ!」「我が名はシュバル・レプテール! インペリウムの王の騎士!」
デュオ「あのマルグリットってのと同じく騎士様か!」
ワッ太「わざわざ名前を名乗って、正々堂々の勝負ってわけかよ!」
勝平「いい度胸じゃねえの! だったら、相手をしてやるぜ!」
アイム「マルグリット…あなたの役割はわかっていますね?」
マルグリット「………」
アイム「マルグリット・ピステール」
シュバル「アイム殿! このようなフヌケにあなた様の課す命は分不相応!」「ここはこのシュバルめにお任せを!」
〔シュバル、クロウへ隣接〕
クロウ「何っ!?」
シュバル「我がエメラルダンの剣、受けるがいい!」
〔シュバル、クロウへ攻撃〕
[イベント戦闘「クロウvsシュバル」]
クロウ「くそっ!」
〔味方ユニット撃破〕
甲児「クロウ!」
ヒイロ「あの男…この前の女以上か」
シュバル「マァァルグリィィットォォォォッ! 自らの使命も果たせぬ腑抜けめが!」
マルグリット「………」
シュバル「ご覧になられましたか、アイム殿! このシュバルこそが真の騎士! 御身を守る剣に相応しくございますぅぅ!」
アイム「見事です、シュバル。フフ…さすがという言葉を送りましょう」
???(ロジャー)「全てがうまくいくと思ったら、大間違いだ、アイム・ライアード…!」
アイム「…!」
ロジャー「ビッグオー、ショータイム!!」
〔味方ユニット出現〕
〔ロジャー&ベック、前進〕

ゲイナー「ビッグオー!」
ゲイン「ロジャーか!」
ロジャー「その通り。久しぶりだな、諸君」
ガロード「ベックも一緒みたいだけどいつの間に仲良くなったんだ?」
ロジャー「そのようなつもりはない。だが、今回に限っては旅は道連れというやつだ」
ベック「どうでもいいがよ、ロジャー・。あのアイムってのが信じられないっていう根拠を聞かせろよ」
Tボーン「アニキの言う通りだぜ!」
ダヴ「そうよ! あいつ…嘘をついているようには見えなかったわよ!」
ロジャー「世の中には息をするように…そう、あまりにも自然に嘘をつく人間というものがいる」
アイム「………」
ロジャー「それは方便や交渉術といったものとは別だ。言い換えれば、人の形を成した悪意と言ってもいい」「誠意を以ってなどという言葉を自然に吐ける人間など、その最たる例だ」
ドロシー「ロジャー…あなたも、その言葉を使ってなかったかしら?」
ロジャー「私は別格だよ、ドロシー」
ドロシー「都合のいい事ね」
アイム「残念ですよ、ロジャー・スミス。そちらのヒゲの男はともかく、あなたとそのメガデウスには価値があったのに」
ロジャー「相手を利用しようと考える者が交渉など、おこがましいのだよ」「それはネゴシエイターである私への冒涜に等しい」
木下「ひえ~…言い切りましたなぁ」
ジョニー「力強いですね。意志に満ちた言葉は交渉のテーブルにおいて最大の武器です」
桂「相変わらずだな、ロジャー。嬉しくなってくる!」
ロジャー「ご清聴に感謝する」
アイム「ロジャー・スミス…」
ロジャー「交渉に負けた悪党の次の行動は決まっている。それは、力ずくで私の意志を曲げようとする事だ!」「それに対して私も不本意ながら最後の手段を使わせてもらう!」
ベック「よく言うぜ! いつもの事だろうが!」
ロジャー「ベック、それはお前もあのアイムと同じく悪党だからだ」「だが、今日は付き合ってもらうぞ」
ベック「巻き込まれた時空震動だ…! 仕方ねえ!」
アイム「いいでしょう、ロジャー・スミス。そして、ZEUTHの方々…」「あなた方は既に運命から逃れられない。彼等の烙印(スティグマ)がある限り」
ロジャー「スティグマ?」
アイム「あなた方はあのアサキム・ドーウィンと同じく呪われた放浪者となったのです」「その弄ばれる運命に待つのは果てのない旅路だけなのです。ここで引導を渡される事に感謝なさい」
ロジャー「世迷い事なら、またにしてもらおう、アイム・ライアード。私達も暇ではないのだ」
クリス「スメラギさん! クロウとブラスタを回収しました!」
フェルト「危険な状態です! クロウはすぐに治療にとりかかるそうです!」
スメラギ「危険なのは私達も同じよ! 各機はあの黒いロボットに協力して、敵の騎士を叩いて!」
カミナ「やるぞ、野郎共! クロウの仇討ちだ!!」
甲児「おう! 狙うはあの騎士達だ!」
ロラン「ロジャーさん! このZEXISの方達は信用出来る方達です!」
ロジャー「私の信頼する人間がそう言っているのだ。疑う気はない」「では、行こうか、ビッグオー。ドロシー…君にはサポートを頼む」
ドロシー「わかったわ。あなたの好きにすればいい」
ロジャー「悪党に対する返礼は、ここがどこだろうと変わる事はない!」「ビッグオー! アァァクション!!」

<マルグリットorシュバル撃破or敵3機撃破or4PP・味方援軍2出現>
玉城「何だよ、あのデタラメな強さはよ! 俺達、マジやべえぞ!」
藤堂「手が足りん…。このままでは…」
〔味方ユニット出現〕
〔ゼクス&スザク、前進〕

カレン「ブリタニアの白兜!!」
ゼロ(スザクか!)
スザク「ゼクス特尉…誘導ありがとうございました。ここからは…」
ゼクス「気にしないでいただこう。私もこのサンクキングダムとは縁のある男だ」
スザク「え…」
ゼクス「今だけは私も彼等と戦おう。この国を奴等の好きにさせないためにも」
スザク「はい…!」
ゼロ「枢木スザク、どういうつもりだ?」
ティエリア「枢木スザク…。旧日本の最後の首相である枢木ゲンブの遺児」「現在は名誉ブリタニア人としてブリタニア・ユニオン軍に参加…」「先日、エリア11副総督であるユーフェミア・リ・ブリタニアの騎士に任命されたはずだ」
ヒイロ「あの白いモビルスーツ、OZの新型か…」
アレルヤ「連合軍も、この戦闘に参加するのか?」
スザク「こちらブリタニア・ユニオン軍所属、枢木スザク」「ブリタニア・ユニオンを代表し、これよりZEXISに参加します」
ゼロ「何っ…!?」
スザク「詳しい事情は後で説明します。まずはインペリウムを迎撃します!」
ジェフリー「ゼロ…君の判断は?」
ゼロ「…インペリウムは全ての人間の敵だ。彼の申し出を受けよう」
ゼクス「こちらはAEU軍のOZ所属、ゼクス・マーキス特尉だ。私も君達を援護する」
ヒイロ「ゼクス・マーキス…。OZのライトニングバロンか」
ゼロ「二人には機動力を活かして敵部隊のかく乱を任せる!」「インペリウムを世界の敵と認識するなら、その力を貸してもらうぞ!」
スザク「了解…!」

<ゼクスが戦闘>
ゼクス(サンクキングダム…我が祖国…)(だが、今の私はOZのゼクス・マーキス…。ピースクラフトの名を名乗る覚悟は…)「だが、だからといって、インペリウムの無法を見過ごすわけにはいかない!」「サンクキングダムよ! これが今の私が出来る精一杯だ!」

<ロジャーが戦闘>
ロジャー「転移した我々を保護してくれた恩義はともかく、このような暴力で他者を蹂躙するようなやり方を私は認めるわけにはいかない」「ましてや、この私を懐柔し、己の目的に利用しようとした事は断固として抗議するに値する!」
ドロシー「残念ながら、ネゴシエイターとしてのあなたは既に出る幕ではないようだけどね」
ロジャー「ならば、いささか不本意ながら、ビッグオーの力に頼らざるを得ない」
ドロシー「今回は仕方ないわね」
ロジャー「では、君の理解を得られた以上、全力でやらせてもらおう」「ビッグオー! アァァクション!!」

<ベックが戦闘>
ベック「この俺様を利用しようなんてのは百年早いんだよ!」
Tボーン「でも、アニキ…」
ダヴ「カラス野郎に言われなきゃ、アタシ達、あのまま…」
ベック「うるせえ! 結果がよけりゃ、途中はどうでもいいのよ!」「そういうわけだ! 俺をハメよううとした奴にはたぁっぷりお返ししてやらねえとな!」

<スザクが戦闘>
スザク(ユーフェミア皇女殿下は命令違反を犯した僕をZEXISへと送られた…)(ブリタニア・ユニオンが参加している戦線は他にもあるのに何故、国連への参加を選ばれたのだろう…)「考えるのは後だ…! 今は新帝国インペリウムと戦うんだ!」「この世界のために戦乱を広げる者を僕は討つ!」

<シオニーと戦闘>
シオニー「このグレート・アクシオンはガイオウ様の居城にして、新帝国インペリウムそのもの…!」「お前達ごときが幾ら攻め込もうとも落ちると思うな!」
カルロス(シオニーちゃん…キャラ変わり過ぎ…)

<カミーユvsシュバル>
シュバル「いい動きをしているな、貴様! 相当の修羅場をくぐってきたと見た!」
カミーユ「この男…戦い慣れている!」
シュバル「当然よ! このエメラルダンは百戦錬磨! ガイオウ様以外に負ける気はないわ!」
カミーユ「その力を無差別攻撃に使うなんて…!」「この男はいったい何者だ…!? 次元獣と何か関係があるのか!」

<ヒイロvsシュバル>
シュバル「かつて平和を謳った国も我等の力の前に灰燼に帰す事になるか!」
ヒイロ「………」
シュバル「どうした? 恐怖と絶望で声も出ないか?」
ヒイロ「かつての平和などに興味はない。俺の任務はお前という障害を排除する事だ」

<ガロードvsシュバル>
ガロード「こうやって自分の目で見ると、インペリウムってのが、とんでもない奴等だってのが、よくわかるぜ!」
シュバル「そうよ! インペリウム…いや、ガイオウ様の力は超ド級! 全ての世界において無比の存在よ!」
ガロード「俺が言いたいのは、お前達の悪党ぶりだ!」「こんな戦いをする奴を放っておけるかよ! 元の世界に帰るよりも、まずはお前達を止める事が先だ!!」

<ロランvsシュバル>
ロラン「やめて下さい! こんな無差別な攻撃は、戦いに関係ない人も巻き込むものです!」
シュバル「戦いとは全てか無のどちらかだ! それは兵も民も変わりない!」
ロラン「あなたはそれを認めるというんですか!」
シュバル「無論! なぜなら、拙者はガイオウ様の忠実な下僕だからだぁぁぁっ!!」
ロラン「でしたら、僕はあなたを止めます! こんな戦いを僕は見過ごすつもりはありません!」

<キラvsシュバル>
シュバル「どうした、貴様…! 戦う気があるのか!?」
キラ「その前に聞きたい事があります…! あなた達は、いったい何のためにこんな戦いをしているのです!?」
シュバル「知れた事を! ガイオウ様の御力を世界の隅々まで知らしめるためよぉぉっ!」
キラ「そのためにこんな破壊をするなんて…」
シュバル「怖気づいたか、小僧! ならば、去るがいい!」
キラ「僕は…逃げない。平和のため…僕が望み未来のために戦うと決めたから」「それはどこの世界だろうと同じだ! 僕は平和を破壊する者と戦うんだ!」

<シンvsシュバル>
シン「お前達の目的は何だ!? この世界を征服する気か!」
シュバル「インペリウムの存在はガイオウ様の御力を世界に示すため! そのためだけに存在する!」
シン「ふざけるな! そのために戦いを広げているのか!」「こんな奴等を許しておけるか! 元の世界に戻る前に俺がお前達を止めてみせるぞ!」

<刹那vsシュバル>
シュバル「ほう…貴様も剣を使うか…! ならば、このエメラルダンと尋常に勝負!」
刹那「お前の遊びに付き合う気はない」
シュバル「このシュバル・レプテールの戦いを遊びだと!?」
刹那「エクシア、ミッション遂行の障害を速やかに排除する」

<甲児vsシュバル>
甲児「パワー勝負なら望むところだ! 光子力とマジンガーの力を見せてやる!」
シュバル「拙者とエメラルダンに接近戦を挑むとは愚か! そして、非力! 蛮勇の報いを、その身で受けるがいいぃぃっ!」
甲児「黙れ! そんな台詞は俺を倒してから言ってみろ!」

<竜馬vsシュバル>
シュバル「ハハハハハハ! 来るがいい、雑魚共! 拙者が相手をしてくれる!」
竜馬「いい気になってるのも、そこまでだ! 俺達はこれまでお前等が相手にしてきた奴とは一味も二味も違うぜ!」
シュバル「ほう…! 貴様の殺気…なかなかのものだな!
竜馬「余裕かましやがってよ! 騎士だか何だか知らねえが、その自信を粉微塵にしてやるぜ!」

<勝平vsシュバル>
勝平「行くぜ、インペリウム! お前達を倒して、元の世界に帰らせてもらうぞ!」
シュバル「威勢がいいな、小僧! だが、このシュバル・レプテールがいる限り、貴様の望みはかなう事はないぃぃっ!」
勝平「人の話を聞けよ、おっさん! まず俺のやる事はお前達を倒す事だぜ!」「かかってきやがれ! ここがどこだろうと自分勝手な悪党は俺とザンボット3が片付けてやる!」

<ジロンvsシュバル>
ジロン「人の迷惑も考えずに暴れまくるような奴は俺達が相手になってやる!」
シュバル「いい度胸をしている! だが、気合だけで勝てる程、このシュバル・レプテール、安くはないぞ!」
ジロン「黙れ! そういう風に自分を偉いと思ってるから、こんなひどい事が出来るんだ!」「ジロン・アモスは男の子! そんな奴に負けてたまるかーっ!!」

<葵vsシュバル>
葵「これ以上、好き放題はやらせない…! あたし達がいる限り!」
シュバル「愚か者め! インペリウムと拙者に正面から戦いを挑むかぁぁっ!」
葵「最初っから勝った気のオッサンはお呼びじゃないのよ!」「あたしも久々に頭に来てる…! あんた達、覚悟しなよ!」

<ワッ太vsシュバル>
ワッ太「騎士だか何だか知らないけど、インペリウムの一員には手加減なしでいくぞ!」
シュバル「ぬうぅぅ…! 子供がこのシュバル・レプテールに挑むというのか!」
ワッ太「俺は確かに小学生だけど、こんな事をする奴等を許しちゃいけないってのはわかるぜ!」
シュバル「気に入ったぞ、小僧! 戦士の気概を持つ者ならば、このシュバル、全力で相手をしてやろう!」

<タケルvsシュバル>
タケル「インペリウムの目的は何だ!? 何のために、このサンクキングダムを標的にする!?」
シュバル「戦いの意味はガイオウ様が決める事! 我等はその命のままに、ただ破壊するのみ!」
タケル「善悪の判断もなく、命令にただ従うだけとは…! そんな戦いに何の意味がある!」
シュバル「黙れ、小僧! 拙者は破界の王ガイオウ様の騎士だ!」「その命とあらば、相手が誰であろうと何であろうと破壊するのみよ!」

<アルトvsシュバル>
アルト「あのパワー…! 一撃でもくらったら、終わりだ!」
シュバル「ハハハ、カトンボめ! 我がエメラルダンの周辺を飛び回るだけか!」
アルト「言ってろ、筋肉ダルマ…! 一瞬でも隙を見せれば、そこに全弾、叩き込んでやる!」
シュバル「その前に我が剣が貴様を地表に叩き落してくれる!」

<桂vsシュバル>
シュバル「ハハハハハ! そのような小兵ではエメラルダンの隙を突く事しか出来まい!」
桂「大男、総身に知恵が何とやら…だな」
シュバル「何っ!?」
桂「そうやって自分の力を過信してると足元をすくわれるぜ!」「あんたも! そして、インペリウムもな!」

<ロジャーvsシュバル>
シュバル「貴様ぁぁぁっ! アイム殿に拾われた恩義を忘れ、我等に牙をむくか!」
ロジャー「私を懐柔しようとした事でそれも相殺された」「ここからは私の主義主張の下に君達と戦おう!」
シュバル「ガイオウ様の敵は拙者の敵! アイム殿の敵は拙者の敵! 貴様は拙者の敵だああああっ!!」

<ゲイナーvsシュバル>
シュバル「ええい! すばしっこい奴め! うろちょろうろちょろと!」
ゲイナー「正面からのパワーでは負ける…! ならば、スピードと小回りで勝負だ!」
シュバル「ぬうう!このシュバル・レプテールがこのような小兵に翻弄されるとは!」
ゲイナー「戦いを決めるのは機体の大きさじゃない! それをキングがナイトに教えてやる!」

<斗牙vsシュバル>
シュバル「わかる…わかるぞ! 貴様も戦いを生業とするものだな!」
斗牙「!」
エイジ「言い返してやれ、斗牙! 俺達はお前のように戦いを広げる悪党とは違うとな!」
シュバル「笑止! 我が戦いの全てはガイオウ様のものよ!」
斗牙「ならば、僕達の戦いは平和と牙無き人達のためのものだ!」「インペリウム! お前達の野望は僕達、グランナイツが止めてみせる!」

<アポロvsシュバル>
アポロ「気に入らねえな! 力で何でも押し通すようなやり方はよ!」
シュバル「力こそ正義! パワー イズ ジャスティス! そして、ガイオウ様こそが世界のルールよ!」
アポロ「うるせえよ! そんなに力のある奴を偉いって言うんなら、力ずくでも文句を言うなよ!」「てめえを地べたに這いつくばらせて、たっぷり侘びを入れさせてやる!」

<レントンvsシュバル>
レントン「駄目だ…! 下手に近寄ったら、叩き落とされる!」
シュバル「気付くのが遅いわ! もう貴様は逃がさん!」
エウレカ「レントン…」
レントン「大丈夫だ、エウレカ! 退けないのなら、前に出るだけだ! それも思い切り!」「君を守るためも、俺はこんな所では死ねないんだ!!」

<赤木vsシュバル>
赤木「騎士だって悪事を行うなら、サラリーマンだって平和を守れるんだ!」
青山「まったく理屈になってないぞ!」
シュバル「気に入ったぞ、サラリーマン! どうやらお前は戦士と見た!」
いぶき「戦士は戦士でも、企業戦士ってやつ?」
赤木「それなら、それらしく平和を守るために戦うぞっ!」

<ゼロvsシュバル>
シュバル「周囲に指揮を出している貴様を潰せば、貴様達の勢いも止まる!」
ゼロ「ほう…少しは戦況が見えているようだな」
シュバル「当然の事を! このシュバル・レプテール、戦士としての名声を欲しいままにした男よ!」
ゼロ「だが、俺にとっては目的の障害となる石ころに過ぎん!」「騎士を名乗る破壊者よ! 貴様は目障りだ!」

<キリコvsシュバル>
シュバル「小兵め! そのような機体で我がエメラルダンの相手になると思うか!」
キリコ「………」
シュバル「ぬう! この男、微塵の動揺もせぬとは! なかなかの剛の者と見た!」「そのような男を倒してこそ我が忠誠も示せるというもの! 我が主のため死んでもらうぞ!!」

<シモンorカミナvsシュバル>
シモン「ア、アニキ! あいつ、強いよ!」
カミナ「その通りだ、シモン! 相手の強さを肌で感じられるようになってこそ、半人前だ!」
シモン「は、半人前って…」
カミナ「一人前になりたきゃ、そのつええ奴をぶっ倒さなきゃならねえ!」
シュバル「ほう! 貴様、男の機微というものがわかっているようだな!」
カミナ「てめえのような無法者に褒められても嬉しくも何ともねえぜ!」「覚悟しやがれよ、悪党! この俺とグレン団がある限り、お前等の好き放題もここまでだぜ!」

<マルグリット撃破>
〔マルグリットに爆発〕
マルグリット「くっ…! 私は…まだ果てるわけにはいかない!」
〔敵ユニット離脱〕
※※まだシュバル健在の場合、セリフ追加※※
シュバル「情けない…! 情けないぞ、マルグリット! アークセイバーの面汚しめが!」「だが、拙者は違う…! 破界の王に捧げた我が血と剣が眼前の敵全てを打ち砕くのだぁぁぁっ!」


<シュバル撃破>
〔シュバルに爆発〕
シュバル「お、お許しを、アイム殿! お許しを、破界の王ぅぅぅっ!」「この度の失態、必ずや次の機会にて取り戻してみせましょうぞ!」
〔敵ユニット離脱〕
※※まだマルグリット健在の場合、セリフ追加※※
マルグリット「シュバル卿…あなたは…」「いや…今は言うまい! 私達は最早失うものなど何もないのだから!」


<ゼクスが撃破される>
〔ゼクスに爆発〕
ゼクス「くっ…! ここまでか!」(さらばだ、我が祖国よ…。もし再び、この地に立つ日が来るなら…)(その時は名乗ろう。私の真の名…ピースクラフトを)
〔味方ユニット離脱〕

<シオニー以外の敵全滅or7PP・勝利条件達成>
ガイオウ「やるもんじゃねえか、奴等」
カルロス「彼等はZEXIS。僕が見る限り、この世界最強の部隊の一つだろうね」
ガイオウ「ZEXISか…。フフ…今日は帰るか」
シオニー「しかし、ガイオウ様…!」
ガイオウ「俺が帰ると言ってんだよ」
シオニー「は、はい…」
ガイオウ「そうしょげるな、女。これで連中は少しは希望というものを持つ」「その勢いで俺達に仕掛けてもくる。それを片っ端から叩き潰せば、お前の望むような結果になる」
シオニー「ありがとうございます、ガイオウ様…!」
アイム「ですが、私を愚弄した者には罰を与えねばなりません」
ベック「ぬが!?」
〔味方ユニット撃破〕
ガロード「ヒゲ野郎の合体ロボがやられた!」
ドロシー「惜しい人を亡くしたわね」
ロジャー「そう決め付けるのは早いぞ、ドロシー。事実、ベック達は脱出している」「あの男の事だ。この世界でも強く生きていくだろう」
ガイオウ「じゃあな、ZEXIS。また会おうぜ」
〔敵ユニット離脱〕
ジェフリー「退いたか…」
スメラギ「ですが、これは…」
ゼロ「我々の勝利と言ってもいいだろう」
レントン「やった! やったぞ!!」
シモン「俺達…勝ったんだ!」
隼人「喜ぶのは早いぜ。何せ、奴等は破界の王を出しちゃいない」
ロックオン「それにクロウもやられたからな」
ゼロ「だが、この一歩は大きな前進だ。インペリウムの打倒に向けて世界は大きな一歩を踏み出したのだ」
C.C.「先はまだ長そうだがな…」
ゼクス「では、私は行こう…」
スザク「ありがとうございました、ゼクス特尉」
ゼクス「スザク君…君のこれからの武運を祈る」(そして、さらばだ、我が祖国よ…。もし再び、この地に立つ日が来るなら…)(その時は名乗ろう。私の真の名…ピースクラフトを)
〔味方ユニット離脱〕
ジェフリー「この国にはAEU軍が入る。余計なトラブルを避けるためにも我々は離脱するぞ」
ゼロ「枢木スザク…ZEXISに参加するのならば、お前もついて来い」
スザク「…了解だ。それが僕に課せられた任務なのだから」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

バルト海

  ~グレート・アクシオン ブリッジ~
カルロス「あれ、ガイオウは?」
シオニー「お出かけになられました」
カルロス「ふうん…記憶喪失に加え徘徊癖まであるとは、やっかいな王様だよ」
シュバル「不敬であるぞ、貴公!」
カルロス「怒んないでよ、シュバル卿。冗談なんだからさ」「王の忠実な飼い犬だからって、ガイオウへの告げ口も勘弁ね」
シュバル「ガイオウ様に仕える事は我が至上の悦び…」「全てを失った、この哀れな犬めに新たな目的を与えて下さった王こそが我が真の君ぃぃぃっ…!」
カルロス「はいはい…。その真の君に滅ぼされああなたの前の君が聞いたら、死んでも死にきれないだろうね」「ま…僕としてはこの世界が君達のいたインサラウムのようになるのは、ご勘弁だよ」
マルグリット「………」
カルロス「何かご不満、マルグリットちゃん? 君にはアイムがお冠だよ」
アイム「マルグリット…何故、あなたは私の命令にためらったのです?」
マルグリット「私はあなたの私的な命令を聞く事は…」
シュバル「マァァルグリィィットォォォォッ!!」
マルグリット「…!」
シュバル「我等は破界の王に支える身! その忠臣であるアイム殿の言葉は王の言葉そのものだと知れ!」
マルグリット「…申し訳ありません、シュバル卿」
シュバル「その目…! まだ自分の立場がわからんか!」
カルロス「勘弁してよ、シュバル卿。まさか、騎士が女性に暴力を振るうつもり?」
シュバル「これは我々の問題ぃぃぃっ! 貴公は口出し無用ぅぅぅっ!」
カルロス「そうはいかないよ。シオニーちゃんも怯えちゃってるしね」
シオニー「あ、あああ…」
シュバル「ああ、嘆かわしいぃぃぃっ…!」「インサラウムの守護騎士たる我々アークセイバーが、このような惰弱な世界の人間と手を組まねばならないとはぁぁっ…!」
アイム「そこまでです、シュバル。マルグリットには別命を与えます」
マルグリット「………」
アイム「クロウ・ブルーストの生命、私はそれを所望します」
カルロス「あれ…それって君が自分でやるって言ってなかった?」
アイム「残念ながら、彼にはその価値がなかったのです。ですから、その役目は誰でもいいのです」
マルグリット「………」
アイム「あなたが本気で戦えるように、その戦線には『彼』も投入しましょう」
マルグリット「!」
アイム「クロウ・ブルーストは『彼』を標的にしていますからね。ご注意を」
マルグリット「了解しました…」
アイム「では、シュバル、マルグリット…君達は下がりなさい」
マルグリット「はい…」
シュバル「アイム殿…ご機嫌よう」
〔マントを翻す音〕
アイム(これで揺れる天秤は終わりですね…)
カルロス「ねえ、アイム…どうして君が彼とVXに執着するか教えてよ」
アイム「それは個人的な事情です。あなたにお話する事ではありません」
カルロス「君ってインサラウムの人間でもないし、かなり特殊なポジションだね」「そういえば、あのロジャー・スミスって男にも興味ありありだったみたいだけど…」
アイム「私も特殊な立場ですが、彼もかなりのものなのですよ」
カルロス「いいのかい、逃げられちゃったけど?」
アイム「構いませんよ。特異点達と接触してくれた方が彼の存在は際立ちます」(そして、その全てはいずれ私のものに…。アサキム…あなたには渡しません)(私の生命…即ちスフィアの力は…)

大西洋

  ~マクロス・クォーター 格納庫~
スザク「………」
葵「向こうの彼って、ブリタニア・ユニオンの人間なのよね」
デュオ「名前は枢木スザク。あのランスロットってKMFで何度も黒の騎士団と戦ってる」「おまけにゼロは何度も奴に撃墜されてるのさ。いわば奴の天敵ってところだ」
くらら「それがどうして、ZEXISに?」
カトル「黒の騎士団を追ってのようには見えないけれど…」
ゼロ「枢木スザク…」
スザク「ゼロ…」
ゼロ「では、語ってもらおうか? ZEXISに参加する目的を」
スザク「それは…」
〔歩み寄る足音〕
ロイド「君の口からは言いづらいだろうからね。それは僕が説明しようじゃない」
カレン「何者!?」
ロイド「そう警戒しないでよ。僕は、ちゃ~んと手続きを踏んで、この艦に乗せてもらったんだから」
セシル「こちらは特別派遣蕎導技術部のロイド・アスプルンド主任。私は同技術部のセシル・クルーミーです」
ゼロ「通称、特派…。枢木スザクのランスロットを開発したチームか」
ロイド「よくご存知で。さすがと言っておこうか、ゼロ」
ゼロ「その特派が、何故ZEXISに?」
ロイド「ずばり、懲罰なのよ、これって。それもゼロ…君がらみの」
ゼロ「何…?」
ロイド「ほら…式根島でスザク君が君を拘束したでしょ。ところが、彼は迫り来るミサイルを前に職場を放棄して、回避行動を取った」
ゼロ「自らの生命を守るための当然の行為では?」
ロイド「残念でした~。それは正論だけど、軍人である彼には通用しないのよね」「彼は生命惜しさに命令を拒否したって事で最前線送りとなったってわけ」「ちなみにZEXISに参加しろってのは彼の姫であるユーフェミア副総督の決定だよ」
ゼロ(…全ては、ゼロの正体が俺である事を知ったユフィの無邪気な善意か…)(旧友であるスザクと俺を接近させるべく、このZEXISに送り込むとはな…。彼女らしいやり方だ)
ロイド「あ…一応言っておくけど、ここはエリア11外って事で黒の騎士団に手出しする気はないから」「無論、君のプライバシーを暴くなんて事もしないよ」
ゼロ「…いいだろう」
スザク「ゼロ…」
ゼロ「黒の騎士団の総帥である私もZEXISでは一隊員に過ぎない。私個人に君達を拒絶する権利はない」「また、ZEXISはその性質上、どのような人間でも受け入れる組織だ」「こちらに手出ししないという約束は守ってもらうぞ」
スザク「…わかった。ここではエリア11での関係は忘れる」「カレン…君もそれでいいね?」
カレン「あんたがルールを破らない限りね」
ロイド「おめでと~! これで僕達も晴れてZEXISの一員だ」「新装備のエアキャバルリーも試せるし、スザク君の命令違反に感謝しないと」
セシル「ロイドさん…少し場をわきまえて下さい」
ロイド「気にしない、気にしない。ここはブリタニアじゃないんだからさ」
カレン「何なのよ、こいつ…」
ロイド「ねえねえ、黒の騎士団の君…あの赤いKMFを見せてよ。あれってラクシャータが造ったんでしょ?」
カレン「どうして、それを!?」
ロイド「ふふん…彼女とは色々と因縁があるのさ。あまり思い出したくないけどね」
スザク「ゼロ…」
ゼロ「枢木スザク…せっかくの機会だ。このZEXISで見識を広げるがいい」「式根島で君を黒の騎士団に誘った気持ちは今も変わっていない」
スザク「………」
ゼロ「気が変わったら、いつでも言うがいい。私はきみを歓迎するぞ」
スザク「そうなる事はないと思うよ」
ゼロ「そうか…。では、生命を大切にな」
スザク「………」
ゼロ(…すまない、スザク…。俺は式根島でお前にギアスを使った…)(『生きろ』という願い…。それは死を望むお前を縛る事になり、このような事態を招いてしまった…)(この力…お前にだけは使いたくなかったのに…。許せ…)
オズマ「…それでも何とかインペリウムを退ける事が出来たか…」
ロックオン「と言っても、向こうの本気度は50%以下だけどな」
キラ「でも、今日の戦いで改めてわかりました。あの人達を放っておいてはいけない事が」
ジロン「俺も同感だ。あいつらは絶対に止めなきゃならない」
ロックオン「お前等…」
カミーユ「俺達は自分達の世界の様々な敵と戦ってきましたが…」「その中には、あのインペリウムと同じような人間もいました」
オズマ「自らの欲望のままに世界に戦いを広げる存在か…」
アスラン「その男は、世界そのものを自らの遊び場とし、混乱を起こし、それに人々が翻弄される様を楽しんでいたのです」
アレルヤ「インペリウムは、そいつと同じだと言いたいんだね」
シン「奴と戦った時、俺達は決めたんです。誰かの都合で平和や幸せが奪われるのを許しちゃいけないって」
ロラン「同時に、そういった人間に僕達の理屈や常識は通用しない事も知りました」
ロックオン「その感覚は俺達も実感している。あのインペリウムの連中に正論を説いても意味はないって事はな」
オズマ「ならば、どうする?」
キラ「僕達も戦います。自分達の世界に帰るためという理由以上に彼等を放置する事は出来ませんから」
ロックオン「了解だ。改めて頼らせてもらう」
アレルヤ「しかし、君達の世界の戦いも随分と激しかったようだね」
ゲイナー「僕達は、そこで色々な事をな学びました」
ゲイン「騙され、裏切られ、疑い、いがみ合い…。笑えない思い出もあるがな」
ゲイナー「だからおそ僕は、この世界の人達にそんな目に遭って欲しくないんです」
ジロン「その為にも俺達も全力で戦うぞ。あのインペリウムの奴等を放っておいたら、この世界はきっとメチャクチャにされちまう」
ガロード「ああ…! 向こうがそんなに戦いたいってんなら、俺達が相手をしてやるさ」
アスラン「転移の時の衝撃で本調子でない機体も幾つかあるが、そんな事を言っている場合じゃないな」
ルナマリア「修理は出来ないんですか?」
アスラン「こちらでは入手できないパーツもある。そう簡単にはいかないだろう」
シン「それでもやるんだ。インペリウム…。あれは存在してちゃ、いけないんだ」
ロジャー「…この世界とZEXIS…。なかなかに危機的状況にあるようだな」
桂「まあね。そんな世界に跳ばされちまった俺達の不幸も並大抵じゃないけどな」
ロジャー「不幸か…。桂…君はZEUTHの転移を偶然の産物と思うのかな?」
桂「どういう事だ?」
キラ「確かにあまりに不自然だとは思いますが…」
アスラン「誰かが狙って、俺達を時空震動に巻き込んだというのですか?」
ロラン「そんな事をいったい誰が…?」
ガロード「まさか、あのアサキムが…!」
ロジャー「彼の関与は否定できないが、その前に私達は自らの特異性を認識すべきだろう」
桂「特異性?」
ロジャー「そうだ。あのアイム・ライアードの言葉を借りれば、それは刻み込まれた印…」「いや…その呪われた宿命から烙印と呼ぶべきものだろう」
ジロン「俺達がアサキムと同じような存在になったって言ってた事か」
ロジャー「私の推測では、我々ZEUTHはそれによって一連の時空震動に巻き込まれたのだろう」「こちらの世界に同一人物のいるレントン達や地球圏を離れているマリン達など例外もあるだろうけどね」
勝平「じてってえな! その烙印ってのは何だよ!?」
ロジャー「セカンド・ブレイク…時空修復…巨大な時空震動の現場に常に私達はいた」
ゲイナー「まさか…!?」
ロジャー「そう…そのまさかだ。私達は、この並行世界間において特異点となったのだろう」
カミーユ「俺達全員が特異点…」
ジロン「あれって…時空修復で終わりじゃなかったのか…」
アポロ「それが俺達だけが跳ばされた理由かよ!」
ロジャー「ベックのように、その余波で巻き込まれた者は別として、ZEUTH以外の人間が跳ばされていないのは、その証拠だろう」「我々の転移は、特異点としての因子がこの世界のカラミティ・バースに反応し、引き寄せられた結果だと見る」
シン「俺達は特異点…。時空震動に引き寄せられる存在…」
桂「参ったね、こりゃ…。今後も苦労する事になりそうだよ…」
【シナリオエンドデモ終了】


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