TOP PAGEへ

No.30
ストレート・フルクラム

【シナリオデモ開始】
大西洋

  ~プトレマイオス 格納庫~
ヒイロ「………」
〔歩み寄る足音〕
スザク「…リリーナと一緒にいた君が、ガンダムのパイロットだったなんて…」「この事を彼女は知っているのか?」
ヒイロ「さあな…」
〔歩み寄る足音〕
刹那「枢木スザク…ここでヒイロに手を出す事は許されない」
スザク「ソレスタルビーイング…」
ヒイロ「お前がこいつの監視役か、刹那?」
刹那「スメラギ・李・ノリエガの指示だ。…枢木スザク…当分の間、お前には俺が監視として付く」
スザク「やはり、警戒されているのか…」
刹那「もっとも…俺がいる意味はないだろうがな」
スザク「どういう事だ?」
〔複数の走り寄る足音〕
甲児「お…いたいた!」
スザク「君達は日本の…」
甲児「もう一方の日本の方だけどな」
ワッ太「駄目だよ、スザクさん。ZEXISに入ったんだから、ちゃんとみんなに挨拶しなきゃ」
スザク「え…」
アルト「お姫様の騎士だか何だか知らないが、ここでは一番の新入りなんだからな。覚悟しろよ」
ミシェル「おうおう、アルト。後輩が出来たからって張り切っちゃって」
ゲイナー「わかるな、その気持ち。僕もZEUTHにいた頃、弟分が出来た時は嬉しかったから」
レントン「弟分か…。カミナとシモンみたいですね」
シン「すごかったんだぜ、ゲイナーは。敵を前にして魂の叫びを聞かせてさ」
ワッ太「ますます、カミナそっくりだ!」
アルト「人は見かけによらないもんだな」
ゲイナー「そいうのとは違うって…!」
勝平「そりゃそうだ。なんたって、愛の告白だったんだからな」
エウレカ「愛の…」
レントン「告白…」
ワッ太「あれ~? レントンさんとエウレカさんが真っ赤になってら」
勝平「お熱いねぇ、お二人さん!」
レントン「こ、こら! ワッ太も勝平も!!」
スザク「日本人だけじゃない…。フロンティア船団やZEUTHの人間まで…」
ミシェル「このZEXISってのはそういう部隊だからな」
シン「そういう事。だから、お前もそうやって壁を作ってないで馴染む努力をしろよ」
スザク「あ…うん…」
エイジ「言うじゃねえか、シン。初めて会った時から随分と成長したもんだ」
シン「いいだろ! 昔の事は!」
ワッ太「そうそう。昔の事より、今の事。さらにこれからの事だって」
勝平「そういうわけだ、兄ちゃん。仲良くやっていこうじゃないの!」
スザク「うん…」
甲児「そのよ…。国同士の事をとやかく言うつもりはないが、今はそれは無しにしようぜ」「今はそういうのを越えて、戦わなくちゃならない敵がいるんだ」
スザク「わかっている」
甲児「カレンとは気まずいかも知れないが、そこらは俺達もフォローするからよ」
スザク「ありがとう。みんなを紹介してくれるかい?」
ワッ太「任しといてよ。それじゃ、ブリーフィングルームに行こうか」
スザク「よろしく頼むよ」
〔歩き去る足音〕
ヒイロ「…お前の言いたかった事はそういう事か」
刹那「ここにはおせっかいな人間が多いからな」
ヒイロ「………」
刹那「………」
ヒイロ「…今日は格納庫に来る人間が少ないようだな」
刹那「入れ代わり立ち代わりで医務室に人が来ている」
ヒイロ「そうか…。クロウが目を覚ましたか」

  ~プトレマイオス 医務室~
クロウ「…どうした、雁首揃えてよ?」
玉城「何て言い草だ、てめえは! せっかく見舞いに来てやったってのによ!」
クロウ「すまん、すまん。本当は感謝してるって、マジで」
扇「でも、よかったよ。何とか無事のようで」
デュオ「減らず口の方もついでに治ってりゃよかったんだけどな」「しかし、あのインペリウムの騎士の力自慢の的になるとは、つくづく貧乏クジ役だぜ」
クロウ「まあな。慣れた事とはいえ、たまったんもんじゃないぜ」「さてと…。もう少しゆっくりしたかったんだが、そろそろ起きないとな」
カトル「インペリウムの事が気になるんですね」
クロウ「いや…借金返済の方だ」
カトル「はあ…」
クロウ「そんな目で見るなよ、カトル。お前にまで呆れられるとさすがに俺も厳しい」
カレン「仕方ないんじゃない? 世界の危機に小さい事を言ってるから」
クロウ「前にも言ったかも知れないが、戦う理由は人それぞれで、大きい小さいは関係ないのさ」「俺はこれでも平和と自由を愛するからな。インペリウムを倒して平和を、借金を返済して自由を手に入れるつもりだ」
カトル「しっかりしてらっしゃるんですね、クロウさん」
五飛「騙されるな。こういうヘラヘラした男は最後の最後で自分の利をとる」
クロウ「そんな選択をしなきゃならない最後の最後の時ってのが来ないのを祈るとするか」「で、俺のブラスタは?」
扇「あのロイドって人まで動員して修理をしたけれど、完全に元通りにはならなかったそうだ」
カレン「これ以上は開発元に送るしかないって」
クロウ「参ったな…。騙し騙しでいくしかないか」
デュオ「そうでもないぜ、クロウ。あんた、ツイてるな」
扇「俺達はエルガン代表に呼ばれて、ブリタニア・ユニオンへ向かっているんだ」
クロウ「つまり、スコート・ラボによってチーフに修理を頼めるってわけか」
カレン「スコート・ラボ…。ブラスタが生まれた場所ね」
玉城「なあ、そのチーフって女博士なんだろ? 美人なのか?」
クロウ「ああ…。色々とがっかりなベッピンさんだよ」

ブリタニア・ユニオン
スコート・ラボ

  ~スコート・ラボ 格納庫~
トライア「クロウ!」
クロウ「…すまんな、チーフ。心配かけたみたいで…」
トライア「バカ…」
クロウ「チーフ…」
トライア「バカバカバカバカ…」「ド阿呆、ド下手! ド間抜け! ド愚図、ド無能、ド短足! ド借金持ち、ド格好つけ、ド風来坊!!」
クロウ「へ…」
トライア「よくもブラスタをぶっ壊してくれたね! 覚悟はいいだろうな、クロウ!」
クロウ「…やっぱり、こうなるか…」「よかったよ、単独行動にしてもらって。美人って噂のチーフのこんな姿を見せなくて済んだ」
トライア「やだ…! もう…何言ってんのよ!」「…何て言うわきゃねえだろうが! そんなのに誤魔化される程、甘かねえんだよ、おら!」
クロウ「ごもっともで…」「しかし、このラボも随分と寂れたな…。前はもっと人もいたのに…」
トライア「仕方ないさね。うちはアクシオンの中でも冷や飯食いの立場だから」「今じゃ世界中の鼻つまみ者のアクシオンに意趣返しをしたい連中にとっちゃ、ここは格好の標的になりつつある」
クロウ「何かやられたのか?」
トライア「いや…対襲撃者用にメーザーバリアと護衛バイオビーストと指向性殺人ナノマシンを用意したら、スタッフが逃げ出した」
クロウ「そりゃ身内もドン引きだろうな…。自業自得ってやつだ」
トライア「こんなご時世だからね…。アクシオンの看板の下で働かないで済むなら、その方がいい」
クロウ「チーフは逃げ出さないのか?」
トライア「私はブラスタを完成させるって目的がある。それにVXの謎を解明し、カルロスの奴に突きつけてやらなきゃならないからね」
クロウ「相変わらず、派手に屈折してるな、あんたらは…」「で、エスターは?」
トライア「さすがに引きこもりは脱したよ。私の研究を手伝ってくれてる」「ただ殺気は今まで以上だ。側にいる私が怖いぐらいだからね」
クロウ「あいつも行く所がないしな…」
トライア「あんたには会いたくないそうだ。今は部屋にいるよ」
クロウ「そうか…」
トライア「それでだ…クロウ…こんな時になんだが、あんたの査定だ…」
〔レジを叩く音〕
〔トレイの取出音〕

トライア「報酬額は50万G。借金を返して、1万Gのお釣りだ」
クロウ「マジで!?」
トライア「スタッフが減った分、そっちに報酬を回せたのさ。これであんたは晴れて自由の身だ」
クロウ「………」
トライア「嬉しくないのかい?」
クロウ「なあ、チーフ…本当はあんた、ラボを閉める気じゃないのか?」
トライア「まさか…!」
クロウ「俺はこれでも人の生き死にを見てきた。誤魔化しても無駄だぜ」
トライア「…降参だよ。あんたの指摘通りさ」「このラボの経営は独立採算制だけど、さすがに、この状況じゃね…」
クロウ「そうか…」
トライア「私の意地もエスターの怒りも金の力の前には沈黙だ」「せっかく設計したブラスタの新装備も夢に終わったよ」
クロウ「チーフ…俺の金を使えよ」
トライア「え…」
クロウ「俺はエスターに会ってくる。頼んだぜ」
トライア「随分と優しいじゃないのさ。あの子は特別なのかい?」
クロウ「まあな。…言っておくが、女嫌いが治ったわけじゃないぜ」
トライア「プロメテウス・エクスペリメント…」
クロウ「…!」
トライア「その罪滅ぼしってわけかい?」
クロウ「かもな…」
トライア「わかったよ。ブラスタの事は任せておきな」

  ~スコート・ラボ 個室~
〔ドアの開閉音〕
クロウ「…邪魔するぜ、エスター」
エスター「女の部屋に勝手に入ってくんじゃねえ!」
クロウ「心配するな。俺の女嫌いは絶賛継続中だ」
エスター「嘘つきタレ目野郎が…! お前の言葉なんざ信じられるかよ!」「今すぐ、そのよく動くベロを引き抜いて、バイオビーストのオヤツにしてやりたいぜ!」
クロウ「荒れてるな…。ま…無理もないか」
エスター「言い訳しないのかよ…? 俺は嘘つきじゃないって」
クロウ「俺がお前との契約…MD打倒を果たしていないのは事実だからな」「どういう言うより前に奴を倒してみせるのが、一番手っ取り早い」
エスター「お前…まだ諦めてないのか?」
クロウ「諦める理由がどこにある?」
エスター「奴はインペリウムなんだぞ! 事はもうMDだけの問題じゃない!」
クロウ「………」
エスター「父さんや母さん、、先生や友達の仇のMDをあたしは憎んだけど、本当に憎むべきはインペリウムだ…!」「でも、あんな奴等に勝つなんて無理だ! 無理なんだよ!」
クロウ「…仕方ねえな」
エスター「何がだよ!」
クロウ「契約遂行が遅れてる詫びだ。お前に魔法を教えてやる」「…それがどうした?」
エスター「え…」
クロウ「これから先、どんな壁にぶつかってもこいつがあれば乗り越えられる」「インペリウムだけじゃねえ。お前の心を曲げようとする奴等全てにそう言ってやれ」「それがどうした…ってな」
エスター「ふざけるな! そんなものが何の役に立つ!」「お前は状況がわかってるのかよ! 相手は国を一つ丸ごと焼き払うような連中なんだぞ!」
クロウ「それがどうした?」
エスター「ムカつく野郎だな! 今すぐあたしの前から消えろ!」
クロウ「…お前が俺をどう思おうがかまわない。嘘つき野郎と呼ぶ事も含めてな」「俺は俺の好きにやる。…だが、約束は果たす…。それが俺の主義なんでな」
エスター「消えちまえよ!!」
〔警報〕
エスター「緊急事態発生の警報…!」
クロウ「ちっ…単独行動が裏目に出ちまったかも知れねえな…」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「ストレート・フルクラム」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
ゼニトリー「ひえ! じ、次元獣が出やがった!」
マルグリット「クロウ・ブルーストはここにいる…」「ZEXISと別行動をとっている今こそが好機か…」
〔味方ユニット出現〕
クロウ「使える機体が、こいつしかないとはな…」
トライア「しっかり戦いな、クロウ。そいつは私がチューンしたアクシオ・スコートSP・VRマキシマだ」
クロウ「名前だけは立派だな…」「…っと、機体を選り好みするとは俺も随分と偉くなったもんだぜ」
マルグリット「奴め…。どうやら、機体の修理が間に合わなかったようだな」「だが、手心は加えぬ…! それが、このような役目を課せられた私の最後の誇りだ!」
次元獣(次元獣ライノダモンMD)「………」
マルグリット「…お前は手を出さなくていい。奴は私が討つ」
次元獣(次元獣ライノダモンMD)「………」
マルグリット「聞こえるはずもないか…。だが、それでも私がお前を守る…」
クロウ「戦局は圧倒的に不利だ…。こうなりゃ、一点突破であの女騎士を狙うしかねえか…」「やるぜ…! アクシオ・スコートSP・VAマックス!」
トライア「名前、違うんだけどな…」
<戦闘開始>

<クロウvsマルグリット>

マルグリット(クロウ・ブルースト…お前に個人的な恨みも憎しみもない…)(だけど、私はお前を殺さなければならない…! 私に残された唯一のものを守るために!)

<マルグリットHP規定値以下or次元獣ライノダモンMDHP規定値以下or敵5機撃破or3PP・味方援軍1&敵増援2出現>
クロウ「ちっ…! さすがにどうにも無理ってもんか!」
トライア「心配しなさんな、クロウ。間に合ったよ」
クロウ「ブラスタの修理が終わったか!」
〔クロウ、前進〕
マルグリット「好きにはさせん!」
〔マルグリット、クロウへ接近〕
〔クロウの周囲に爆発〕

クロウ「この状況じゃ、ラボに戻れねえか…!」
エスター「あたしが行く!」
〔味方ユニット出現〕
トライア「エスター! あんたじゃ、ブラスタは無理だ!」
エスター「やるんだ…! みんなの仇はあたしが討つんだ!!」「父さん、母さん…みんな…! あたし…やるよ!!」
クロウ「ちっ!」
〔クロウ、前進〕
〔エスター、クロウへ隣接〕
〔コックピットの開く音〕

クロウ「無茶するな。世の中には出来る事と出来ない事がある」
エスター「そこをどけ! お前が出来ないなら、あたしが…」
クロウ「死にたいのか!」
エスター「!」
クロウ「俺はお前を死なせたくない。…そういう人間を残して死ぬ事がどれだけ罪な事か、わかるよな?」
エスター「だって…だって………」
クロウ「もういい。お前の気持ちだけで俺は満足だ」
マルグリット「…早く本来の機体に乗り換えろ、クロウ・ブルースト」
クロウ「わざわざ待ってくれるのか?」
マルグリット「騎士は正々堂々戦うものだ」
クロウ「ありがとうよ。俺の事はクロウと呼んでいいぜ」
マルグリット「私は敵と慣れ合うつもりはない…!」
クロウ「俺もだ。特に気の強い女とはな」
マルグリット「早くしろ。その機体に乗り換えた時が貴様の最期だ」
???(アイム)「それでは遅いのですよ」
〔敵ユニット出現〕
クロウ「アイム!」
アイム「マルグリット・ピステール。あなたに任せたのは、やはり間違いでした」
マルグリット「まだ任務に失敗したわけでは…」
アイム「私は余計な感情を挟むのを好みません。あなたの矜持など不要なのです」
マルグリット「………」
アイム「シュバル・レプテールは己の分を理解したのに、あなたは何故それがわからないのです?」
クロウ「そっちの姐さんに俺を狙わせたのはやっぱりお前か」「自分の手を汚したくないってのか? 随分と出世したもんだぜ」
アイム「何を勘違いしているのです。あなたは私が殺す価値もないだけです」「私は結果だけを求めます。あなたが死ねば、世界が救われるのです」「さあ、マルグリット。ブラスタに乗る前に、あの男の生命を奪うのです」
クロウ「またわからねえ事を言い出しやがった。お前のホラ話は飽き飽きなんだよ…!」
マルグリット「クロウ・ブルースト! お前の相手は私だ!」
クロウ「下がってな、姐さん。あんたは理由も無しに無抵抗な奴を殺せるような人間じゃない」
マルグリット「私はインペリウムだ! 戦う理由はある!」
クロう「やめとけ。そんな風に無理して自分を納得させてる奴と俺は戦いたくない」
マルグリット「な…ならば、選べ! ここで私に殺されるか、自決するかを!」
クロウ「無茶言ってくれる…」
マルグリット「それを選ばなければ、そちらの娘を撃つ!」
クロウ「…俺の生命とエスターの生命を秤にかけろってわけか…」
エスター「クロウ! あたしなんかに構うな! ここは一度、退け!」
クロウ「………」
マルグリット「早く選べ! 私は本気だぞ!」
クロウ「自分の生命と他人の生命…。俺の答えは決まっている」「そんな下らねえ選択をさせる奴をぶちのめす事だ!」
〔エスター、出力上昇〕
アイム「!」
エスター「な、何だ、これは!?」
トライア「まさか、VXが起動した!?」
クロウ「今だ! 代われ、エスター!!」
〔アクシオのパイロット、クロウ→無人へ変更〕
〔ブラスタのパイロット、エスター→クロウへ変更〕
〔味方ユニット離脱〕

クロウ「アイム! 俺の標的はお前だ!!」
アイム「マルグリット!」
マルグリット「わかっている! あの男は私が…」
クロウ「邪魔するんじゃねえ!!」
トライア「いける! SPIGOT、射出!」
〔クロウ、アイムへ接近〕
〔マルグリット、クロウへ隣接〕
〔クロウ、マルグリットへ攻撃〕

[イベント戦闘「クロウvsマルグリット」]
クロウ「何なんだ、これは!?」「こいつ…! ブラスタと連動して!」「このVXの出力ならば!」
マルグリット「私が…アークセイバーが…負けた…」
クロウ「すげえな、こいつはよ…!」

〔マルグリット、爆発しながら後退〕
マルグリット「ああっ!」
クロウ「許せよ、姐さん! 奴を守るってんなら、先にあんたを潰す!」
マルグリット「!」
〔次元獣ライノダモンMD、マルグリットへ隣接〕
クロウ「MD…!」
マルグリット「お前…私をかばうのか…」
次元獣(次元獣ライノダモンMD)「………」
マルグリット「ごめん…ごめんね…」
アイム「邪魔です、マルグリット。下がりなさい」
マルグリット「しかし…」
アイム「美しいのです!」「光の雨は清く崩壊し、花は散り、海は燃えているのです!」
クロウ「何を言ってんだ、奴は…!?」
アイム「銀河がなく夕べ! 箱の中身は青く数億のうるおいだから! そう! それが人の見た悪夢の果てに!」
〔マルグリット、発光〕
マルグリット「ああっ!」
〔敵ユニット離脱〕
アイム「彼女には退場してもらいました。ここからは私がやりましょう」
クロウ「何なんだ、お前は…? ぶっ壊れちまったのか…!?」
アイム「フ…あれが私の力なのですよ。あなたが天秤を揺らしながらもその支点が折れなかったように」「あなたはやっと私に殺される価値が出てきたのです!」
〔アイム、後退〕
〔敵ユニット出現〕

クロウ「次元獣を呼びだしやがったか…!」「だが、こっちも俺一人じゃねえ!」
〔味方戦艦出現〕
〈出撃準備〉
カミナ「よう! やってるな、クロウ!」
レントン「遅れてすいません! 俺達も援護します!」
クロウ「気にすんな。ナイスタイミングだ」
刹那「インペリウム…。クロウ・ブルーストを狙って、動いたか」
ロックオン「悪いな、クロウ。お前には囮になってもらった」
クロウ「フ…これだけ活きのいいエサだからな。ばっちりの食いつきだ」
アイム「ほう…。この私を罠にはめたと言うのですか」
桂「あの機体のアイム・ライアードが乗っているのか」
ロジャー「奴が時空震動を起こす力を持っているのなら、我々の帰還の助けとなる」
ホランド(そして、その力と神話の再生を重ねれば…)
クロウ「アイムは任せるぜ。俺には先に倒さなきゃならない奴がいる」
トライア「クロウ、VXが起動した! これでSPIGOTが生きるよ」
クロウ「スピゴット?」
トライア「物体の移動と変換のための空間確率干渉器…。要するにVXの超出力を制御するためのシステムだよ」「SPIGOTを使えば、VXのエネルギーを暴発する事なく、ダイレクトに武装に転換できる!」
クロウ「さっきのあれか…!」
トライア「エスターはこっちで収容した。思い切りやんな!」
エスター「クロウ…!」
クロウ「見てな、エスター、チーフ。完成したブラスタの力で今日こそ依頼を果たすぜ」
アイム「私を見ていないだと…?」
クロウ「俺の標的はMDだ! アイム、お前の相手は後でしてやる!」

<クロウが特定地点へ到達>
ゼニトリー「その白い機体に乗ってんのは…!」
クロウ「あんた…! あの時の借金取りか!」
ゼニトリー「そいつに乗ってるって事はセコセコと借金を返してるようだな」
クロウ「それも昨日までの話よ。今の俺は自由という翼を手に入れたのさ」
ゼニトリー「そいつはめでたいな。んじゃ、ここで会ったのも何かの縁だ。あの時の礼に、こいつをくれてやるぜ」
スーパーリペアキットを手に入れました
クロウ「いいのか、おい?」
ゼニトリー「気にすんな。借金の片に差し押さえた品だ。このドサクサで壊れちまった事にすればいい」
クロウ「ありがとよ。もらえるものなら、何でももらうのが俺の主義だ」
ゼニトリー「だが、タダじゃねえぞ。兄さんにゃ、あの時みたいに次元獣共を叩き潰してもらうぜ」
クロウ「任せとけ。今日の俺はちょいとやる気が違うからな!」

<クロウvsアイム>
アイム「クロウ・ブルースト、あなたは私がやっと巡り会えた存在です」
クロウ「気持ち悪いんだよ、お前は…! 一方的に人を追い回して、要らないって言ったり、要るって言ったり!」
アイム「では、改めて言いましょう。あなたの生命が欲しいのです…!」
クロウ「お断りだ! 俺の生命は俺のものだ! 幾ら金を積まれても、くれてやるものか!」

<クロウvs次元獣ライノダモンMD>
クロウ「MD…ついに決着をつける日が来たぜ」「それで世界が変わるわけじゃない…。だけど、お前を倒す事で少しは前に進める人間がいるんだよ」「ってな話をお前にしても仕方ないよな」「ここからはやるか、やられるかだ…! この世界で生きるのは俺達か、お前達か、それを決める!」

<カミーユvsアイム>
カミーユ「何だ、この男は…。まるで暗い穴を覗きこんでいるようだ…」「アサキムとも違う…! これは、この男の悪意なのか!?」
アイム「ニュータイプ…私の心に触れましたか。ならば、あなたには罰を与えねばなりませんね」

<ガロードvsアイム>
ガロード「ついに見つけたぜ、アイム・ライアード! 今日は逃がさねえからな!」
アイム「私の下につけば、元の世界に帰る方法を教えてさしあげますが」
ガロード「あいにくだったな! 俺はお前みたいに自分勝手な奴とも戦った事があるんだ!」「そういう奴の言葉は少しも信じねえ! お前は俺の敵だ!」
アイム「つまらない子供ですね、あなたは。少し罰を与えねばなりませんね」

<ロランvsアイム>
アイム「取り引きをしませんか? あなたにディアナ・ソレルの情報を教えましょう」
ロラン「ディアナ様を知っているんですか!?」
アイム「彼女は私の妹ですから」
ロラン「僕をからかっている…!?」「あなたはいったい何なんです!? そんな事をして楽しいのですか!」

<キラvsアイム>
アイム「あなたも元の世界に帰りたいのですね? でしたら、私の下に来なさい」
キラ「…何故だろう。あなたの言葉は少しも心に響かない」「あなたの言葉にあるのは他人を騙そうとする悪意だけだ。そんな人間を信用する事など出来ない…!」
アイム「素直な青年かと思ったのは私の思い違いのようです。あなたには消えてもらいましょう」

<シンvsアイム>
シン「アイム・ライアード! あんたから元の世界に帰る方法を聞きだす!」
アイム「その必要はありませんよ。なぜなら、あなたの妹さんはこの世界で生きているのですから」
シン「マユが…生きている…」
アイム「フフ…ハハハ! いい反応です、それも最高級の!」
シン「お前…俺を騙したのか!?」
アイム「それが何か?」
シン「許さない…! 俺を動揺させる事が目的だとしてもお前は絶対に許さないぞ!」

<勝平vsアイム>
勝平「見つけたぞ、アイム・ライアード! 俺達が元の世界に帰る方法を教えてもらうぜ!」
アイム「この多元世界において、一つの世界にこだわる事に何の意味があるんです?」
勝平「うるせえ! 父ちゃんや母ちゃん、イチ兄ちゃん達がきっと俺を待ってんだよ!」「こうなりゃ、お前を倒して力ずくでも聞きだすまでだ!」

<ジロンvsアイム>
ジロン「どうも、俺はあんたという人間は好きになれそうもないな…!」
アイム「私があなたの死んだ父親の生まれ変わりだとしてもですか?」
ジロン「何だって!?」
アイム「ハハハ、いい反応です。どうやら、あなたにとって父親は非常に大きな存在のようですね」
ジロン「こいつ…! よくも俺を騙しやがったな!」
アイム「単純な人ですね。あなたのような人間は好ましく思いますよ」

<桂vsアイム>
アイム「特異点の中の特異点…。大極に背いたあなたに出会えるとは光栄の極みです」
桂「やはり、ZEUTHの転移は俺達が特異点化した事が原因か」「ならば、ついでに教えてもらうぞ。俺達が帰る方法をな」
アイム「それは無理です。なぜなら、あなた方の世界は既に消滅していますから」
桂「そんなつまらない嘘を信じるか…! 俺には待っている人達がいるんだ! 必ず帰ってみせるぞ!」

<ロジャーvsアイム>
アイム「ロジャー・スミス、今からでも遅くはありません。私の下へ戻りなさい」「そして、共に大極の力を解き明かそうではありませんか」
ロジャー「結局、お前という男は他人を利用する事しか考えていないようだ」「そんな人間が私の愛する誠意という言葉を使った事は許し難い! お前と私は水と油のような存在なのだよ!」

<ゲイナーvsアイム>
アイム「アーリーオーバーマンですか。こうして戦うのは初めてですよ」
ゲイナー「キングゲイナーを知っているのか…!?」
アイム「当然です。そのオーバーマンは私が造ったのですから」
ゲイナー「えっ!?」
アイム「いい反応です。その動揺の隙を突かせてもらいましょうか」

<斗牙vsアイム>
アイム「元の世界に帰りたいのならインペリウムに来ませんか?」
斗牙「………」
アイム「あなた方は事故でこちらの世界に来たのですから速やかに帰還のお手伝いをしましょう」
ミヅキ「騙されないで、斗牙。この男…とても真人間とは思えないわ」
斗牙「サンドマンが言っていた。言葉巧みに近づいてくる者は信用してはならないと」
アイム「ほう…孔子ですか」
エイジ「俺の勘も言ってるぜ! こいつは底無しの悪党だってな!」
斗牙「僕達はお前を討つ! 元の世界に帰るため…そして、この世界の悪を滅するために!」

<アポロvsアイム>
アポロ「…お前、嫌な臭いがしやがるな」
アイム「本能で私の危険さを感じ取ったとでも言うのですか?」「私の嘘が通用しないのならば、あなたは真っ先に排除しなければなりません」
アポロ「はい、そうですかって、やられてたまるかよ! 俺がお前の嫌な臭いを止めてやるぜ!!」

<ホランドvsアイム>
ホランド(時空震動を発生させる力を持つ男、アイム・ライアード…)(こいつの力を手に入れれば、俺達は生き延びる事が出来る…!)

<アイム撃破orHP10000以下>
〔アイムに爆発〕
アイム(フフ…よくやりました。クロウ・ブルースト)(あなたの目覚めは始まりました。後は私があなたを殺すだけです)
クロウ「とどめだ、アイム…! ここで決着をつける!」
アイム「それはまた次の機会にしましょう、クロウ・ブルースト」「いえ…揺れる天秤」
〔敵ユニット離脱〕
クロウ「ちっ…都合が悪くなれば、逃げの一手か。喰えねえ奴だぜ」
ロジャー「アイム・ライアード…許し難い存在だな」
ホランド(だが、俺達の計画には奴の力が必要だ。そのためには…)

<次元獣ライノダモンMD撃破・勝利条件達成>
〔次元獣ライノダモンMDに爆発〕
〔次元獣の咆哮〕

次元獣(次元獣ライノダモンMD)「!!!!!」
〔敵ユニット撃破〕
竜馬「やったな、クロウ」
クロウ「………」
シモン「どうしたんだ? 嬉しくないのか?」
クロウ「そうじゃねえよ…」「ただちょっと寂しいのさ。ここまで付き合いが長いとな…」
※※まだアイム健在の場合、セリフ追加※※
アイム(フフ…よくやりました。クロウ・ブルースト)(あなたの目覚めは始まりました。後は私があなたを殺すだけです)
クロウ「アイム…! 次はお前の番だ!」
アイム「それはまた次の機会にしましょう、クロウ・ブルースト」「いえ…揺れる天秤」
〔敵ユニット離脱〕
クロウ「ちっ…都合が悪くなれば、逃げの一手か。喰えねえ奴だぜ」
ロジャー「アイム・ライアード…許し難い存在だな」
ホランド(だが、俺達の計画には奴の力が必要だ。そのためには…)
※※まだ敵健在の場合、セリフ追加※※
〔敵ユニット離脱〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

トライア「よくやったね、クロウ」
クロウ「チーフもな。ついにVXを解明したってわけか」
トライア「…その辺りについては、説明しなきゃならない。まずはラボに戻ってきな」
タルホ「じゃあ、あたし達は先に国連の本部へ行っている」
クロウ「それなんだけどよ…」
ロックオン「どうした?」
クロウ「いや、いい…。また会えたなら、その時に話すわ」
タケル「何だか、ここれでお別れみたいな言い方ですね」
クロウ「フ…気にしないでくれ」
甲児「じゃあな、クロウ。また後でな」
〔味方ユニット離脱〕
クロウ「もう俺は借金のない自由の身…。さて、どうするかな…」
〔クロウ、トライアのいる地点へ接近〕
〔敵ユニット離脱〕

アサキム(揺れる天秤…。ついに目覚めたようだね)(君の魂を奪うのは、偽りの黒羊ではない。それはこの僕…アサキム・ドーウィンだ)
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

  ~スコート・ラボ 格納庫~
クロウ「…VXが解明できたわけじゃないって?」
トライア正直に話すよ。SPIGOTは、あれの理論上の出力値を見越して設計したんだけど…」「結局、VXを外部からの信号でフル稼働させる事は出来なかったのさ」
クロウ「じゃあ、今日の戦闘はどう説明する?」
トライア「ほとばしるクロウの怒りの電流が眠れるVXを目覚めさせた!」
クロウ「…あのよ、チーフ…疲れてるなら、少し休め」「何だったら、温泉でも行くか? 俺も最大限のサービスで肩ぐらい揉むぜ」
トライア「いやさ…さすがの私もさっきの説明で納得してくれるとは思ってないって」「だが、VXの起動については一種の脳量子コミュニケーター的なものが使用されていると踏んでいる」
クロウ「脳量子って…オカルトでもあるまい」
トライア「馬鹿には出来ないよ。噂じゃ人革連は兵器に応用するために本気で研究してるって話だ」
クロウ「つまり、何か…俺の何らかの精神状態がVXのスターターになったと?」
トライア「ご名答。…って信じられないって顔してるね」
クロウ「まあな…。だが、現実に起きちまった事だ。受け止めるしかないさ」
トライア「結局、VXはまだまだ研究が必要だ。ブラスタの感性も時間がかかりそうだね」
クロウ「新兵器の装備で終わりじゃないのか?」
トライア「何言ってるのさ。次元獣はMDのライノダモン級の上にディノダモン級もいるんだよ」「リモネシアでの映像を見る限り、さらにその上もいるんだ。戦闘力は、もっとアップさせなくちゃね」
クロウ「その事なんだけどよ、チーフ…」「俺…テストパイロットを続けるぜ」
トライア「クロウ…あんた…」
クロウ「フ…何も言うな。俺は自分の意思でブラスタのパイロットを続ける道を選んだんだ」「今日から俺は、自由な修羅だ」
トライア「何が自由だよ? あんたのどこにそんなもんがあんのさ?」
クロウ「へ…?」
トライア「今、計算してやるよ…。あんたの借金額は…」
〔レジを叩く音〕
〔トレイの取出音〕

トライア「199万Gだ」
クロウ「ひゃくきゅうじゅうきゅうまんんんんっ!」「それじゃ最初の借金の2倍近くじゃねえか! 何がどうなってんだ、こりゃ!?」
トライア「落ち着きなって。ブラスタの修理と改修の費用だよ」「あんたが俺の金を使えって言ったから、それに甘えさせてもらったよ」
クロウ「それは…借金返済のお釣りの1万Gで…」
トライア「冗談はタレ目と足の長さだけにしておくれよ! たった1万Gで何が出来るって言うのさ!」「ブラスタの改修200万G…。そこからあんたの貯金の1万Gを引いて締めて199万G」「それがあんたの新たな借金の額だ」
クロウ「あ…あいあういあ、うあああええ」
トライア「開いた口が塞がらねえ…ね。同情しちゃうよ」
クロウ「どこの口から、その台詞が出んだよ!?」
エスター「心配するな、クロウ。もっと借金は少ないよ」
トライア「あ…そうだった。MDを倒したから報酬の10Gを引いとくね」
〔レジを叩く音〕
〔トレイの取出音〕

トライア「借金の総額は198万9990Gだよ」
クロウ「もう…何も言う気がねえ…」
エスター「何も言う気がないんなら、あたしの話を聞けよ」「そのよ…ありがとな…」
クロウ「フ…礼なんて…」
エスター「黙って聞け!」
クロウ「はいっ!」
エスター「そのさ…あたし…もう全てを諦めてたんだよ…」「MDを倒す事も…生きていく事も…」「だけど、あんたはやってくれた…。あんたはへらへらしてるようだけど、絶対に折れない芯がある」「あんたは最高の男だよ。あたしは…」
クロウ「いや…」
エスター「黙って聞けって言ってんだろ! 殺すぞ!」
クロウ「ひ!」
エスター「…ありがとな、クロウ…。あたし…もっと頑張ってみるよ」「以上、終わり! もうしゃべっていいいぞ!」
クロウ「ふう…開いた口が塞がらない次は閉じた口を開けないとはな…」「で、エスター…MDは倒したけど、これからお前はどうする気だ?」
エスター「わかんない…。でも、チーフがいいって言うなら、このままラボで働くつもりだ」
トライア「歓迎するよ、エスター。見ての通り、ここも人手不足だからね」
エスター「いいの?」
トライア「言っておくが、給料はあんまり出せないよ」
クロウ「これは謙遜やギャグじゃなく、マジだぜ」
エスター「るせえん! あたしはあんたと違って、金のために働くんじゃねえんだよ!」
クロウ「そんだけ強気なんだから、テストパイロットでもやったら、どうだ?」
エスター「え…」
クロウ「お前…ブラスタを一瞬だけど操縦したろ? なかなか出来るもんじゃないぜ」
エスター「あたしがテストパイロット…」
トライア「う~ん…でもね…あれって誰でも出来るもんじゃないのよねぇ」
エスター「そっか…」
クロウ「違うだろ、エスター?」
エスター「あ…」
トライア「それにテストパイロットってかなりキツいし…」
エスター「…れがど…」
トライア「何か言った?」
エスター「それがどうした!?」
トライア「は…?」
エスター「あたし、やってみるよ、チーフ…!」「そりゃ…簡単じゃないってわかるけど、やってみたいんだ!」
トライア「…OK。そこまで言われりゃ、反対はしないさ」「だけど、一度でも弱音を吐いたら、そこでクビだよ」
エスター「はい!」
クロウ「んじゃ、元祖テストパイロットは戦場の荒野に再び旅立つとすっか…」
トライア「たっぷりデータを集めといで。今までの2倍くらいね」「それを色んな所に売って、あんたの借金に当てるよ」
クロウ「へいへい…。遠い遠い事由と平和のために頑張って戦ってきますよ」
エスター「死ぬなよ、クロウ」
クロウ「お前もな。頑張れよ、エスター」
エスター「うん!」

大西洋

  ~グレート・アクシオン ブリッジ~
シュバル「マァァルグリィィットォォォォッ!!」
マルグリット「………」
シュバル「それで貴様はおめおめと帰ってきたと言うのか!?」
マルグリット「…はい…」
シュバル「くぉのアークセイバーの面汚しめがぁぁっ!」「貴様は、アイム殿のご恩に報いる気があるのか、あぁん!?」
マルグリット「申し訳ございません、シュバル卿…」
〔ドアの開閉音〕
アイム「そこまでにしましょう、シュバル」
シュバル「おお…アイム殿ご無事でしたか!」
アイム「確かにマルグリットは機を逸しましたが、いい働きをしてくれました」「それに免じて、今日のところは彼女の罪は許しましょう」
シュバル「しかぁし! ケジメというものがあります故にぃぃっ!」
アイム「許してあげましょう。今日は彼女の弟が亡くなられたのですから」
マルグリット「!」
アイム「クロウ・ブルースト…。弟さんを追っていた彼は本懐を果たしたといったところでしょうね」
マルグリット「あの子が…死んだ…」
アイム「顔色が悪いですよ、マルグリット。もう下がりなさい」
マルグリット「は…い…」
〔ドアの開閉音〕
アイム(フフ…これでマルグリットは彼を憎むようになるでしょう。それは彼女を強くします)(さあ、揺れる天秤…。あなたはどうやって彼女を退けますかな?)
カルロス「で、アイム…ZEXISはどうするつもりなのさ?」
アイム「当面は泳がせますよ。それがガイオウ様の御意思でもありますしね」「彼等の存在に希望を持ったグ社がインペリウムに挑んでくる…。それこそが王の望みなのですから」

マルグリット「シェーヌ…。私のたった一人の弟…」「ごめんなさい…。私は、またお前を…守れなかった…」「ごめん…ごめんね…。ダメなお姉ちゃんで…」「お姉ちゃんなのに…ごめんね…。ごめんね…シェーヌ…」「もう…お姉ちゃん…本当に…一人ぼっちになっちゃったよ…。シェーヌ…ごめんね…シェーヌ…」

  クロウ・ブルースト
残り借金額 1、989,990G
【シナリオエンドデモ終了】


● No29「反撃の狼煙」 へ戻る

● No31「対決!マーズとマーグ!」 へ進む


◆ 「第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇」 へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。