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No.31
対決!マーズとマーグ!

【シナリオデモ開始】
  ~ギシン星 皇帝ズール玉座~
ズール「…マーグ、気分はどうだ?」
マーグ「早く殺せ。お前の顔など1秒も見たくはない」
ワール「貴様、ズール皇帝にそのような口を!」
ズール「構わん、ワール。そn強靭な精神こそが、ワシの求めるものだ」
マーグ「俺をどうするつもりだ…!? 早く処刑しろ!」
ズール「処刑はするとも。だが、お前の思っている方法ではない」
マーグ「何っ!?」
ズール「お前を改造する」
マーグ「!」
ズール「お前は記憶を消され、ワシのために戦う戦士とあるのだ。目が覚めた時、お前は完全に生まれ変わる」
マーグ「まさか、俺を…!」
ズール「その通りだ。お前はワシの忠実な下僕として弟マーズと戦う事になるのだ」
マーグ「待て! ズール、待て!」
ズール「もう遅いわ! 絶望と恐怖の中に落ちていくがいい!」
マーグ「マーズ! マーズゥゥゥッ!!」
〔器具の稼働音〕
〔画面、発光〕


宇宙空間

  ~ギシン星戦艦 ブリッジ~
マーグ「く…うう…」
ロゼ「お目覚めになりましたか?」
マーグ「君は?」
ロゼ「私は、この度、隊長付きの副官となりましたロゼです」
マーグ「隊長…? 俺の事か?」
ロゼ「そうです。本日付けをもって、あなたはギシン星の前線戦闘隊長に任命されました」「ご気分はいかがですか?」
マーグ「気分…うっ…」「どうしたんだ、俺は? 何も思い出せない」
ロゼ「そのまま何も考えなさらないように。隊長は全ての過去を消し去ったのです」
マーグ「何故? 何のために?」
ロゼ「未来に生きるために」
マーグ「え…」
ロゼ「…もうすぐ地球に到着します」
マーグ「地球…」
ロゼ「隊長が戦う相手、マーズがいる星。マーズの所属するZEXISがいる地球です」
マーグ「俺が戦う相手…」
ロゼ「マーズについての情報は、これより私がお教えします」
マーグ「マーズ…俺の敵…」

ブリタニア・ユニオン
ニューヨーク

  ~某商社ビル オフィス~
ゼロ「…エルガン・ローディックの指定した場所はここか…」
スメラギ「どうやら、彼がボートマンとして活動する際に使用するダミー会社のようね」
ロックオン「…借金が最初の額の倍になったって!?」
クロウ「…俺は金を貸したつもりが、いつの間にかとんでもない額を借りていた」「頭がどうにかなりそうだった…。詐欺とか、マルチ商法だとか、そんなチャチなもんじゃ断じてねえ」「もっと恐ろしいものの片鱗を…」
青山「何言ってんだよ。お前の安請け合いが原因じゃないか」
ジョニー「その通りですね。法廷で争っても、まず勝てないでしょう」
クロウ「だからってよ…いきなり200万Gも引っ張ってくるか?」
ロジャー「確かにフェアなやり方とは言えないが、かと言って詐欺とも言えまい」「敢えて言わせてもらえば、上手いやり方だ」
クロウ「あんた、ネゴシエイターなんだろ。何とかしてくれないか?」
ロジャー「残念ながら、今回は商取引の話だ。一度決まってしまった以上、私が動いても、どうにもならないな」
クロウ「プロの口からも死亡宣告かよ…」
竜馬「文句があるんなら、踏み倒しちまえよ」
クロウ「いや…そんな事したら、せっかくパワーアップしたブラスタが差し押さえになっちまう」
クロウ「こうなりゃヤケだ。金は天下の回りものと考えて、またバリバリ戦うさ」
デュオ「その通りだ。回りものだけに、あんたの所には一瞬しか留まらなかったようだがな」
クロウ「上手いな、おい…!」
ロラン「だんだん、クロウさんという人の事がわかってきました…」
ルナマリア「最初はちょっと渋いかもって思ってたんだけどね…」
琉菜「期待外れよね。貧乏神でも取り憑いてんじゃない?」
サラ「でも、それでも何とかしようってのは立派じゃない」
クロウ「悪いな、お嬢さん方。せっかくの御好意だが、俺は女嫌いでね」
ソシエ「調子に乗ってる! 借金持ちのくせに!」
アナ「女性が苦手とおっしゃってますが、カイメラのあの人とは違うようですね」
ミヅキ「『まんじゅう怖い』のようなもの?」
アデット「ありゃ、過去に女で痛い目に遭ってんじゃないのかい?」
ミシェル「…いいもんだね。ZEUTHの女性陣は」
ピエール「いやいや、ご同輩。ZEXISも負けちゃいないぜ」
桂「ああ、これだけは時空震動に巻き込まれた事を感謝しなくちゃな」
クロウ「フ…いいね、その前向きな所。俺も見習いたいぜ」
勝平「俺の父ちゃんが言ってたぜ。どん底に落ちたら、あとは上がるだけだって」
ワッ太「いいこと言うなぁ、勝平の父ちゃんは。クロウも聞いた?」
クロウ「へいへい。1歩進んで2歩下がっても前向きに生きていきますよ…っと」(元不良少女の夢を壊すわけにゃいかねえしな)

エルガン「…ここまでのご足労、すまなかった」
アルト「あれが国連の平和維持理事会代表、エルガン・ローディックか」
タケル「ZEXISの創設者…。三大国家からの干渉にも一歩も退かない信念の人物…」
甲児「強面の権力者にしては、随分と腰が低いな…」
エルガン「私は権力者とは言えんな。故に君達に頼らねばならない」
赤木「やばいぞ、甲児…! 聞こえてたみたいだ」
甲児「す、すいません。失礼な事を言ってしまって」
エルガン「気にせんでくれ。…これでも腰は低くするように心がけているしな」
朔哉「何だよ、話せるオッサンみたいだな」
エルガン「だからと言って、オッサン呼ばわりされるのは歓迎せんぞ」
葵「相当の地獄耳みたい。これはお歳と侮れないわね」
エルガン「すまんな。もう少し若者との会話を楽しみたいが、あまり余裕はない」「私も…そして、この世界も」
オズマ「おっしゃる通りです」
キラ「インペリウムの事ですね」
エルガン「それだけではないぞ。人類の敵は他にもいる」「ZEXISの諸君にはそれらと戦い、人類に未来をもたらして欲しい」
ゼロ「人類の未来…」
ティエリア(そう…それはイオリア・シュヘンベルグの求めるものでもある)
エルガン「私に出来る事は諸君等を集め、バックアップする事だけだ」「申し訳ないが、ZEUTHの諸君にも現状では元の世界への帰還を約束する事は出来ない」
ロジャー「顔をお上げ下さい、エルガン・ローディック」「そちらの方は我々が自分達で何とかしてみましょう」
エイジ「もちろん、人を襲う怪物とだって戦うぜ。俺達だって今はこの世界の人間だからな」
桂「俺達、この世界に来てから日が浅いけど、ZEXISのみんなの事は信じていいと思っている」「ついでと言っては何だけど、あんたの事もな」
エルガン「そうか…。改めて礼を言わせてもらおう」
スメラギ(連合軍の一連の動きが我々に知らされていなかった件…)(この様子を見る限り、エルガン代表の意図ではなかったと見るべきなのかしら…)
シン「でも、大丈夫なのかな…。俺達、以前も法と秩序のためって綺麗事を言う奴に騙されたけど…」
キラ「そうならないためにも僕達は常に自分達の進む道をよく考えなくちゃならないね」
カミーユ「でも、俺は信じたいな。あのエルガン・ローディックという人物を」
アポロ「………」
シルヴィア「どうしたの、アポロ? あの人の事、疑ってるの?」
ゲイナー「君の野生の勘が何かを感じたのかい?」
アポロ「そういうわけじゃねえんだけどよ…。何か、あの男…気になるんだ」
ガロード「あのオッサンが俺達を騙してるって事か?」
アポロ「いや…あいつは嘘つきエーデルとは違う。それはわかるんだが…」
ジロン「わからない事は考えなくていいさ。今は目の前の事を全力でやるだけだ」
アポロ「そうだな」
エルガン「ありがとう、ZEUTH。君達の協力に感謝する」「他のZEUTH隊員の行方については、私の方でも調査を進めている。情報が入ったら、知らせよう」
勝平(万丈の兄ちゃん…今頃、どうしてるのかな…)
キラ(ラクス…)
ロラン(ディアナ様…あなたも、この世界にいらっしゃるのでしょうか…)
〔緊急呼出音〕
エルガン「失礼。緊急の通信のようだ」
〔モニターの開閉音〕
大塚「エルガン代表、そちらにZEXISもいますでしょうか?」
エルガン「全員が揃っているが」
大塚「では、クラッシャー隊の明神タケルをお願いします」
タケル「何があったんです、大塚長官?」
大塚「落ち着いて聞いてくれ、タケル」「お前のお母さんの静子さんがギシン星人にさらわれた」
タケル「何ですって!?」

日本
伊豆半島

タケル(ギシン星人は母さんを人質にとり、俺に生身で来るように言った)(許さないぞ、ギシン星人。お前達がどんな卑怯な罠を用意しようと俺は母さんを救い出してみせる…!)
超能力者「来たか、マーズ」
タケル「ギシン星の超能力者!」
超能力者「こちらの指定通り、生身で来ているな。フフ…ガイヤーを呼ぶ事は許さんぞ」
タケル「母さんはどこだ!?」
ロゼ「心配するな。お前が我々に投降した後、返してやる」
タケル「お前が、こいつらのリーダーか!」
ロゼ「私の名はロゼ。前線攻撃隊の副隊長だ」「マーズ! ズール皇帝の力を恐れぬ愚か者め!」「これまでやってきた事の罰を与える! まずはお前を徹底的に痛めつける!」
タケル「!」
ロゼ「さあ、抵抗するがいい! お前は自分の力が通用しない絶望の中で我々に屈するのだ!」
タケル「くっ…! こいつもズールの命令に従うだけのバトルマシンか!」
ロゼ「私はマシンではない!」「これまで幾多の超能力者を葬ってきたお前もここで終わりだ!」
超能力者「覚悟するがいい、マーズ! ズール皇帝に歯向かった愚かさをあの世で悔いろ!」
タケル「負けるか!」
〔画面、フラッシュ〕
〔衝撃波の発射音〕

超能力者「ぬぐわっ!!」
タケル「俺は母さんを救うんだ! お前達ごときにやられるものか!!」
超能力者「な、何という力だ!! これが超A級超能力者の衝撃波か!」
ロゼ「ひるむな! 相手は一人だ! 数で押せば、必ず勝てる!」
タケル「何人で来ようと、俺は負けない! 必ずお前達を倒す!」
ロゼ(さすがだ、マーズ。だが、そこに打倒の鍵がある)(強力な超能力を連続して使えば、疲労と共に、その力は衰えていく)
タケル「はぁ…はぁ…!」
ロゼ(マーグ隊長の立てた作戦は完璧だ。マーズの死は時間の問題だろう)
〔爆発音〕
〔画面、震動〕

ロゼ「何事だ! マーズの仲間が来たのか!」
超能力者「レーダーに反応なし! 地球人のマシンではありません!」
ロゼ「では、何だ!? 何が起こっているのだ!?」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「対決!マーズとマーグ!」


【戦闘マップ開始】
〔マップ上に爆発〕
ロゼ「何が起こっている!? どこかからの砲撃なのか!?」
超能力者「いえ…! レーダーに機影はありません!」
安「ハハハッ! 爆弾を落とせるのはロボットだけじゃねえんだぜ!!」
〔マップ上に爆発〕
タケル「くろがね屋の安さん!」
安「おう、久しぶりだな! 甲児に頼まれて、助けにきたぜ!」
ロゼ「馬鹿め! 生身でギシン星の超能力者に勝てるものか!」
クロス「そいつはどうかな!」
超能力者「な、何だ、こいつの怪力は!?」
クロス「先生! こいつらをナマスにしてやんな!」
先生「!」
〔剣を抜く音〕
超能力者「ひいっ!」
安「相変わらず、おっとろしいねぇ! 先生のポン刀の切れ味は!」
ロゼ「何をしている! 衝撃波やエネルギー電撃を使え!」
竜馬「地球人をナメんじゃねえ!」
カミナ「おらおら! そんな手品に騙されるかよ!」
武蔵「大・雪・山・おろしぃぃぃっ!!」
隼人「目だ! 耳だ! 鼻だっ!!」
甲児「すげえ…」
タケル「超能力者を生身で…」
お菊「ほらほら、坊ちゃん達、ぼーと見てないで手伝っておくれ」
超能力者「こ、このババア!」
お菊「あらやだね、乱暴な御人だよ。ほいさ」
超能力者「ひげえええ! い、糸が食い込む!!」
お菊「ほほほ、超合金Z製だからね。暴れれば暴れるほど、食い込んでいくよ」
ロゼ「きょ、距離をとれ! 接近戦では精神を集中する前にやられる!」
甲児「そうはいくかよ!」
〔銃声×3〕
超能力者「うわああっ!」
ジャンゴ「逃げても無~駄なんだな」
クロス「よくやった、ジャンゴ。お客人達もさすがです」
ヨーコ「これ位、軽い軽い」
ロックオン「ZEXISスナイパーチームの狙い撃ちまくりショーだ」
ミシェル「相手にとっちゃ不幸でしたね」
ゲイン「母親を人質に取るような連中だ。自業自得だな」
ロゼ「ええい! 怯むな! 数なら、こちらが上だ!」
シリウス「果たして、そうかな!?」
スザク「こんな卑怯なやり方を僕は認めない!」
アレルヤ「手加減はしない!」
超能力者「つ、強い…! 何なんだ、こいつらは!?」
クロウ「下調べが甘かったな。ZEXISはタケルのボディガードも兼ねてるのさ」
竜馬「やるもんだな、クロウ! そいつは合気道か?」
クロウ「システマだよ。フ…昔取った杵柄ってやつさ」
ロックオン(なるほどね…。過去の経歴は伊達じゃないってわけか)
超能力者「ぐはっ!」
デュオ「生身なら楽勝だと思ったら、大間違いだぜ」
ロゼ「ええい、兵員輸送機で蹴散らせ!」
〔敵ユニット出現〕
キリコ「…!」
〔銃声〕
〔敵ユニット撃破〕

ロゼ「な…! ハンドガンで撃ち落とされた!」
トロワ「いい銃だな」
キリコ「バハウザーM571…アーマーマグナムだ」
ロゼ「お、恐るべし、地球人! 恐るべし、ZEXIS!」
カミナ「気付くのがおせえんだよ!」
オズマ「マシンを使わなくとも俺達は戦えるのさ!」
???(マーグ)「そこまでだ!」
静子「タケル!」
タケル「母さん!」
甲児「タケル! ここは俺達に任せて、お袋さんを!!」
タケル「わかった!」
〔カーソル、前進〕
タケル「ギシン星人! 母さんを返してもらうぞ!」
???(マーグ)「それ程までに母親が恋しいか?」
タケル「お前は…!」
マーグ「マーズ…地球名、明神タケル。お前の生命をもらう!」
タケル「マーグ!」
甲児「マーグって…! じゃあ、あれがタケルの兄さんか!」
武蔵「だが、あいつの生命をもらうって言ったぞ!」
タケル「いったいどうしたっていうんだ、マーグ! 俺の兄はそんな男じゃなかった!」
マーグ「兄だって? ハハハハハハ、俺は独りだ! 弟を持った覚えはない!」
タケル「マーグ!」
マーグ「問答無用! 行くぞ、マーズ!」
〔タケルのいる地点にスパーク〕
タケル「うわああっ!!」
マーグ「どうだ、マーズ! 超能力の使い過ぎで力が出まい!」
タケル「く…うう…!」
ロゼ「マーグ隊長! この地球人たちは恐るべき力を持っています! ここは後退を!」
マーグ「よし…! ならば、後は戦闘メカで勝負をつける!」
静子「タケルーッ!!」
〔マーグのいる地点にユニット離脱のエフェクト〕
〔ロゼのいる地点にユニット離脱のエフェクト〕

タケル「母さん…マーグ…」
つばさ「情けない声を出すんじゃないよ」
甲児「女将…! タケルはな!」
つばさ「泣いてる暇があったら、出来る事をやんな。お袋さんを助けたいんだろ」
タケル「俺の出来る事…」
〔敵ユニット出現〕
マーグ「マーズ! ここでお前の息の根を止めてくれる!」
タケル「マーグ! あの戦艦に母さんも乗っているのか!?」
つばさ「お袋さんは待ってるよ。あんたが来るのを」
タケル「俺の出来る事…それは…!」「ガイヤー!」
〔味方ユニット出現〕
〔ガイヤー、タケルのいる地点へ移動〕
〔ガイヤーのパイロット、無人→タケルへ変更〕
〔味方ユニット出現〕

タケル「六神合体ーっ!!」
〔画面、発光〕
〔タケル、合体〕

ロゼ「ゴッドマーズ! マーズの超能力は限界ではなかったのか!?」
マーグ「母を求める想いが力となったか…!」「下らん…! その想いごと、叩き潰してやれ!」
ロゼ「は…!」
タケル「マーグ! お前がどういうつもりか知らないが、母さんは返してもらう!」「行くぞ、ゴッドマーズ! 俺の怒りを力に変えろ!」
<戦闘開始>

<マーグと戦闘or敵4機撃破or3PP・味方援軍1&敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
タケル「機械獣軍団!」
あしゅら「マーグとやら、よくぞ地球にいらした」
マーグ「奴は何者だ?」
ロゼ「この星での協力者、Dr.ヘルの部下、あしゅら男爵です」
あしゅら「就任の祝いとして我が主、Dr.ヘルより援軍を送らえていただこう」
マーグ「余計な事をしてくれる…」
タケル「暗黒大陸ではギシン星諜報長官のサグールという男が、あしゅら男爵といた」「やはり、ギシン星人はDr.ヘルと手を組んだのか!」
あしゅら「その通りよ、明神タケル! 貴様を半殺しにして、反陽子爆弾は宇宙で爆発させてくれる!」
甲児「そうはさせるかよ!」
〔味方戦艦出現〕
〈出撃準備〉
タケル「ZEXIS!」
赤木「待たせたな、タケル! 生身での戦いは役に立てなかったが、こっからは援護するぜ!」
ケンジ「お前はお母さんの救出に専念しろ! 他の敵は俺達が引き受ける!」
タケル「了解です!」
ロゼ「マーズ、これを見ろ!」
静子「………」
タケル「母さん!」
カレン「ひどい…! 女の人をブリッジから吊り下げてる!」
ゼロ「あれが明神タケルの母親か…!」
ロゼ「マーズよ、母を助けたくば、我等の軍門に下れ!」
タケル「ズールに従えと!?」
ロゼ「さもなくば、母親を…!」
ゲイン「ミシェル! ロックオン!」
ロックオン「駄目だ…! さすがに距離があり過ぎる!」
ミシェル「ロープだけを狙撃するのは無理だ!」
ロゼ「さあ決めろ、マーズ! 我等と共に行くか、母の生命か!」
タケル「俺は…」
〔味方ユニット出現〕
ロゼ「何だ、あのロボットは!?」
アスラン「あれは!」
マリン「バルディオス! 亜空間突入!!」
〔ワープ発動〕
〔マリン、マーグへ隣接〕

ロゼ「何っ!?」
マリン「その人は返してもらうぞ!!」
〔マーグに爆発〕
〔マーグ、後退〕

マーグ「いかん! 人質が奪われた!」
ロゼ「こうなれば! あのロボットごと、マーズの母親を!!」
〔味方ユニット出現〕
闘志也「そうはさせるかってんだ!」
〔闘志也、マリンへ隣接〕
ロゼ「邪魔をするならば、貴様もっ!!」
闘志也「ゴッドシールド!!」
〔闘志也に爆発〕
ロゼ「何っ!?」
闘志也「ゴッドシグマに、そんな攻撃が効くかよ!」
マリン「助かったぞ、闘志也!」
〔闘志也&マリン、後退〕
キラ「バルディオス! それにゴッドシグマも!」
キラケン「久しぶりだな、キラ! みんなの可愛いキラケンだぞ!」
ジュリィ「もう少しマシな挨拶はないのかね…」
雷太「まったく! 戦闘中だってのに緊張感のない奴だ!」
オリバー「そういきり立つなって。人質は無事に救出したんだから」
タケル「母さん! 無事なのか!?」
静子「大丈夫よ、タケル!」
つばさ「お袋さんはくろがね屋が守る! 後は奴等をぶっ潰しな!」
甲児「おう! 言われるまでもないぜ!」
勝平「マリンの兄ちゃん、闘志也の兄ちゃん! あんた達も跳ばされてたのかよ!」
闘志也「詳しい話は後だ! まずはギシン星人を倒すぞ!」
マリン「俺達もZEXISに協力する! 行くぞ!」
ジェフリー「彼等もZEUTHのメンバーか?」
ロジャー「バルディオスにゴッドシグマ。頼もしい仲間です」
ワッ太「新たなスーパーロボットの仲間入りだ! 俺達も負けちゃいられないぜ!」
タケル「………」
ゼロ「明神タケル。兄の事はお前自身が決着をつけろ」
ジェフリー「ゼロの言う通りだ。ここからの判断は君自身に任せる」
アポロ「周りの雑魚共は俺達に任せろ!」
竜馬「奴が許せねえんなら、お前の手で倒せ」「だが、奴を信じたいんなら、お前が自分の力で何とかしろ!」
クロウ「決めるのは、お前自身だ」
タケル「俺の心は…!」

<タケルがマーグを説得>
タケル「マーグ、思い出せ! 俺達は双子の兄弟…共に宇宙の平和のために戦うと誓った!」
マーグ「世迷い事を! 俺に兄弟などいない!」
タケル「くっ…! こうなったら、テレパシーで直接、脳に語りかける!」
〔マーグ、発光〕
マーグ「うっ…!」
タケル「これは…!」「皇帝ズールはマーグの精神を改造したのか!」
マーグ「マーズ! よくも俺の心の奥を覗いたな!」
タケル「やめろ、マーグ! お前は精神制御を受けてるんだ!」
マーグ「黙れ! お前は俺の敵だ! 敵なんだ!」
タケル「駄目だ…! マーグを止めるためには、この艦を落とすしかない!」

<闘志也が戦闘>
キラケン「ZEUTHのみんなに再会したと思ったら、いきなり戦闘とは驚いたわ!」
ジュリィ「早速、切り札として用意されていた俺達が役に立ったってわけか」
闘志也「そういこった! ここがどこの地球だろうと悪党は許しちゃおけねえ!」「行くぞ、ジュリィ、キラケン! ゴッドシグマの力を奴等に見せてやるんだ!」

<マリンが戦闘>
雷太「マリン! 久しぶりだからって、ヘマすんじゃねえぞ!」
マリン「さっきの亜空間突入を見ての通りだ! お前達こそ、俺の足を引っ張るなよ!」
オリバー「いいねえ、その憎まれ口。やっぱり、しっくりくるぜ」
雷太「おう! ここがどこだろうとお前達がいれば、そんな事は関係ねえ!」
マリン「行くぞ、バルディオス! 再び集まった俺とオリバーと雷太の力、お前に預ける!!」

<クロウvsマーグ>
クロウ「あいつは兄貴に会えた日…本当に嬉しそうだった」「この宇宙に只一人の血の繋がった肉親…。その気持ちは、お前も同じだったはずだ」
マーグ「知らんな。あの男は俺にとって敵でしかない」
クロウ「兄弟が殺し合う…。そんな事があっちゃならねえな」「お前の相手は俺がする…。タケルには指一本、触れさせやしねえ!」

<甲児vsマーグ>
甲児「あんたはタケルの兄さんなんだろ! 何だって、こんな事をするんだ!?」
マーグ「マーズの抹殺はズール皇帝の望み! 俺はそれを忠実に実行するのみ!」
甲児「くそっ! わかってくれないのなら、戦うしかないのかよ!」

<ワッ太vsマーグ>
ワッ太「やめろよ! タケルさんは戦いたくないって言ってんだぞ!」
マーグ「奴にその気がなくとも俺にはある! それがズール皇帝の望みだ!」
ワッ太「兄ちゃんなのに、どうして弟の気持ちがわかってやれないんだよ!」「もう怒ったぞ! タケルさんの代わりに俺が相手になってやる!」

<赤木vsマーグ>
赤木「くっ…」
いぶき「何やってるのよ、赤木君!」
青山「相手はこっちを殺す気で来てるんだ! 迷ってる場合じゃないぞ!」
赤木「だけど、相手はタケルの兄さんだ! 戦うわけには…」
マーグ「臆病者め! 戦う気がないのなら、俺の前から消えろ!」
赤木「このわからず屋が! タケルの気持ちを考えろ!!」

<カミナvsマーグ>
カミナ「やいやいやいやい! てめえ、俺の話を聞きやがれ!」「兄と弟…! てめえとタケルは強い血の絆で結ばれてるんじゃねえのかよ!」
マーグ「俺に弟などいない!」
カミナ「大事な弟を忘れちまったってのかよ! だったら、その頭を俺がぶん殴って思い出させてやる!」「お前が大事なものを取り戻す手伝いだ! 心して喰らいやがれ!!」

≪タケルがマーグを説得前≫
<タケルvsマーグ>

マーグ「覚悟しろ、マーズ! ズール皇帝の命により、お前を討つ!」
タケル「このまま戦うわけにはいかない…! マーグの心変わりの理由を突き止めなくては!」「マーグと話をするぞ! この宇宙でたった一人の兄さんを信じられなくてどうするんだ!」

≪タケルがマーグを説得後≫
<タケルvsマーグ>

マーグ「よくも俺の心を覗いたな、マーズ! お前は絶対に許さない!」
タケル「マーグに戦いをやめさせるにはこの艦を落とすしかない…!」「許せ、マーグ! 少しの間、我慢してくれ!!」

<ゴーストファイヤーV9撃破>
〔ゴーストファイヤーV9に爆発〕
あしゅら「ば、馬鹿な! ゴーストファイヤーまでも敗れるとは!」
甲児「見たか、あしゅら! 俺達は日々強くなっているんだ!」
あしゅら「お、おのれ…! これは戦略を立て直さねばならん! 後退しろ、ゴーストファイヤー!」
〔敵ユニット離脱〕

<マーグ撃破>
〔マーグに爆発〕
※※タケルがマーグを説得している場合のセリフ※※
タケル「マーグ!!」
マーグ「マーズめ、覚えていろ! 必ず…必ずお前を、この手で倒す!!」
※※タケルがマーグを説得していない場合のセリフ※※
タケル「マーグ、思い出せ! 俺達は双子の兄弟…共に宇宙の平和のために戦うと誓った!」
マーグ「世迷い事を! 俺に兄弟などいない!」
タケル「くっ…! こうなったら、テレパシーで直接、脳に語りかける!」
〔マーグ、発光〕
マーグ「うっ…!」
タケル「これは…!」「皇帝ズールはマーグの精神を改造したのか!」
マーグ「マーズ! よくも俺の心の奥を覗いたな!」
タケル「やめろ、マーグ! お前は精神制御を受けてるんだ!」
マーグ「黙れ! お前は俺の敵だ! 敵なんだ!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔敵ユニット離脱〕
タケル「マーグ…」

<敵全滅・勝利条件達成>
モニカ「敵の全滅を確認しました」
ジェフリー「人質の救出は成功し、ギシン星、Dr.ヘルの混成軍を打ち破る事は出来た」
ボビー「でも、タケルちゃんは…」
タケル(兄さん…。俺達は戦わなくてはならないのか…)(俺は…どうすればいいんだ…)
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

エイジ「…じゃあ、ゴッドシグマもバルディオスもエルガン代表に保護されていたのか?」
闘志也「正確にはドラゴンズハイヴの田中さんにだけどな」
葵「あのタヌキ親父…こっちには一言も連絡なしで!」
くらら「一度、田中さんには厳重に抗議を入れるべきね」
ジュリィ「そういきり立ちなさんな」
キラケン「俺達はもしもの時の切り札だったんじゃ」
朔哉「切り札?」
マリン「ああ、そうだ。ZEXISが窮地に陥った時にサポートするためだ」
オリバー「それがこんなに早く来るなんて思ってなかったがな」
雷太「だが、おかげで、あのタケルって奴のお袋さんを助ける事が出来たぜ」
闘志也「それじゃ、自己紹介といくか。俺は檀闘志也。木星のイオ育ちだ」
ジュリィ「ジュリィ・野口。ゴッドシグマの知恵袋ってポジションだ。トリニティエネルギーの研究者でもある」
キラケン「ワシは吉良謙作。キラケンと呼んでくれ」
マリン「俺はマリン・レイガン。バルディオスのメインパイロットだ」
オリバー「ジャック・オリバーだ。よろしくな」
雷太「俺は北斗雷太だ。世話になるぜ」
勝平「あれ? マリンに兄ちゃんはオリバーと雷太の兄ちゃんと別れて、S-1星人と旅立ったんじゃなかったか?」
恵子「ゴッドシグマの皆さんは、それにお付き合いされてましたよね」
マリン「俺と闘志也達はS-1星人の移民船と共に銀河を旅していた」「幸運な事にアフロディアを指揮官とする移民船は居住可能な惑星を発見する事が出来た」
勝平「やったじゃねえか!」
桂「おめでとう、マリン! S-1星人に幸あれだ!」
マリン「ありがとう、みんな…かつて敵として戦ったS-1星人を祝福してくれるとは思わなかったよ」
アポロ「水臭い事、言うんじゃねえよ」
カミーユ「俺達はS-1星の軍と戦いましたが、S-1星人を憎んでいるわけではありませんから」
闘志也「で、ひと段落したところで俺達は一度、地球に帰ろうって事になったんだ」
キラケン「今度はマリンが俺達を送るって事になって、新S-1星を発ったんだが…」
ジュリィ「俺達は目の前で発生した時空震動に飲み込まれてしまったんだ」
オリバー「時を同じくして、俺達も地球で同様の現象に遭遇した」
雷太「それも格納庫にあったキャタレンジャーとバルディプライズと共にな」
シン「俺達と同じか…」
オリバー「だが、お前等はこの地球に転移したんだろ? 俺達はいきなり宇宙空間…それも太陽系外に跳ばされたんだ」
アスラン「そんな事が…!」
雷太「さらに驚く事に、転移した先にはギシン星人に襲われてるマリン達がいた」
マリン「俺達は何とかギシン星人を退けて地球にたどり着いたんだ」
ガロード「すごい偶然が起きたんだな…」
ロジャー「いや…そうではないだろう」「彼等の再会は特異点と化したそれぞれが引き合った結果と見た」
キラ「結びつきの強かったオリバーさん達とマリンさんが合流出来たのはそのためなんですね」
雷太「俺達とマリンの結びつきが強いって!?」
キラケン「嬉しそうじゃのう、雷太」
マリン「そして、地球にたどり着いた俺達は謎のロボットの誘導でドラゴンズハイヴに保護される事となった」
葵「その謎のロボットって?」
闘志也「ZEXISにも似たようなのがいたな。そう…ダンクーガって名前だ」
朔哉「また、あいつは…!」
ジョニー「どういう事です、これは…? 田中さんはファイナルダンクーガを知っているという事ですか」
くらら「あの人…一度本気で取調べをする必要がありそうね」
闘志也「そんなわけで俺達も今日からZEXISに合流するぜ」
マリン「この世界のあらましはドラゴンズハイヴで聞いた。インペリウムやアイム・ライアードの事も」
城田「無論、歓迎しよう。今、我々は戦力を必要としている」
キラケン「で、あのタケルって奴は大丈夫か?」
闘志也「随分と消耗していたようだが…」
クロウ「それには、ちょいと事情があるのさ…」

タケル「………」
静子「………」
タケル「…俺は兄さんと…マーグと戦った…」
甲児「タケル…」
タケル「どうしてだ、母さん…」
静子「え…」
タケル「母さん…どうして本当に俺を産んでくれなかったんだ…」
甲児「タケル、お前…!」
静子「………」
タケル「俺が本当に母さんの子だったら…地球人だったら…マーグと兄弟でなかったら…」
静子「タケル…」
タケル「母さん…どうして俺を…どうして産んでくれなかった…」
つばさ「甘ったれるんじゃないよ」
甲児「女将…」
タケル「………」
つばさ「あんたは相手が兄貴だから、戦えないって言うのかい?」
甲児「当然だろ! 俺だってシローと戦えなんて言われたら…」
つばさ「あんたは黙ってな。あたしはタケルに聞いてんだよ」
タケル「………」
つばさ「あんたは好む好まざるに関わらず、他人様を守るために戦ってんだろ」「相手が肉親だろうと関係ない。やらなきゃやられんだよ」
タケル「マーグが俺を殺す…」
つばさ「そして、あんたがやられりゃ、困る人間、泣く人間がいんだよ」「なのにガキでもあるまい…。いつまでもお袋さんに当たるなんざ…」
甲児「いい加減にしろ、女将! 何の権利があって、そんな事を!」
静子「いいんです、甲児さん。女将さんのおっしゃる通りです」
タケル「母さん…」
静子「タケル…悩みなさい。悩んで悩んで、悩みぬきなさい」「でも、忘れてはなりません。あなたは地球を守る戦士である事を」
タケル「………」
静子「行きなさい、タケル。ZEXISの皆さんがあなたを待っています」
タケル「母さんも俺にマーグと戦えと言うのか?」
静子「それを決めるのは、あなたです。…そして、どんな答えを選ぼうとあなたは私の子供です」
タケル「母さん…」
静子「忘れないで、タケル。憎しみや怒りだけに囚われてはなりません」「あなたの優しさが失われたら、きっと戦いは相手を滅ぼすだけのものとなり、終わりを迎える事はないでしょう」
タケル「優しさを忘れてはならない…」「…行くよ、母さん」「どうすればいいかは、まだわからないけど、ここで母さんに悩みをぶつけているだけじゃ何も変わらないから」
静子「タケル…」
タケル「俺はマーグと宇宙の平和のために共に戦うと誓ったんだ。その誓い…必ず果たしてみせるよ」
つばさ「甲児…あんたもとっとと行きな」
甲児「あ、ああ…」
お菊「今日の戦いを見た感じじゃ、まだまだ修行が必要なようだね」
安「ZEXISでみんなの足を引っ張るより、くろがね屋で特訓してた方がいいんじゃねえの?」
甲児「そうはいくかよ。俺だってZEXISの一員なんだ…!」
つばさ「だったら、もっと精進するんだね」
甲児「わかってる!」
つばさ「シローの事は心配要らないよ。あんたは自分が強くなる事だけを考えてな」
甲児「見てろよ、女将。俺だって竜馬さん達に毎日、地獄の特訓をしてもらってんだ」「次に会う時は驚かせてやるからな」
タケル「行こう、甲児。俺達はZEXISだ」
〔歩き去る足音〕
つばさ「フ…精々頑張んな」
静子「………」
つばさ「すまなかったね、奥さん。出しゃばっちまってさ」
静子「いえ…感謝しております」「…ひどい母親とお思いでしょう? 息子に戦いを強いるような事を言った私を」
つばさ「そんな事はないさ…。世の中には、もっとひどい母親だっている」「あんたは、あのタケルを心から想っている。立派な母親じゃないか」
静子「かわいそうなタケル…」「赤ん坊の時から両親から引き離され、爆弾と一緒に地球へ送り込まれ…」「この世にたった一人の兄とも敵味方となって戦わねばならないなんて、あの子の幸せはいったい何なんでしょう…」
つばさ「運命…と言うには、あまりに過酷だね」
静子「タケルのために私の出来る事、それは愛する事だけなのでしょう」
つばさ「愛…」
静子「それはタケルの心の支えです」「産みの親の愛を知る事なく、たった一人の兄の愛を失ってしまったタケルです」「周囲の人間の愛でタケルを支える…。それがタケルの心を救うたった一つの道だと思っています」
つばさ「負けたよ、あんたには…。女は弱し…されど、母は強しだね」「母親…。その役目ってのを教えてもらったよ」
静子「女将さん…。あなたの甲児君を見る目…」「まさか、あなたは…」
つばさ「その先は言いっこなしさ。今夜の話はお月さんとあたし達だけのもの…」「そう…あの子に知らせるわけにはいかないからね…」

宇宙空間

  ~ギシン星艦 ブリッジ~
ズール「マーグ…そして、ロゼよ」
マーグ「は…」
ズール「あと一歩の所までマーズを追い詰めながら何故、奴を倒せなかった?」
ロゼ「それは…」
ズール「わかっておるようだな、ロゼ。お前が奴の母親を奪われた事が理由だ」
ロゼ「申し訳ございません」
ズール「ロゼよ…ワシの前では反省はいらん。失敗すれば、消え去るのみ」「ギシン星へ戻れ。お前を処刑する」
ロゼ「…わかりました」
マーグ「お待ち下さい」
ズール「マーグよ、このワシに口答えは許さん」
マーグ「私の地球攻撃は始まったばかりです。副官であるロゼを失う事は作戦行動に支障をきたします」
ズール「地球を手に入れられるか、マーグ?」
マーグ「ロゼの力を借りれば」
ロゼ「隊長…」
ズール「いいだろう、マーグ。だが、次の報告は勝利以外を聞く気はないぞ」
〔通信パネルの閉じる音〕
マーグ「………」
ロゼ「隊長、先ほどは私の生命を救っていただき…」
マーグ「わからない」
ロゼ「え…」
マーグ「何故か、あいつの事が気になる…。マーズの事が…」「俺とそっくりの顔…しかも、俺の事を兄と呼ぶ。何故なんだ…」
ロゼ「それは…私にもわかりません」
マーグ「…ロゼ、俺達は何故、戦っているのだ?」
ロゼ「地球は危険な力を秘めた星です。もし、ズール皇帝が手に入れられなければ、破壊されるべきだと聞いております」
マーグ「ズール皇帝の御意向か…」「しかし、あのマーズという男…何故、我々に反抗するのだ。奴はギシン星人だと聞くが」
ロゼ「理由はどうであろうと、奴がズール皇帝への反逆者である事には変わりありません」「それだけで我々が戦う理由には十分です」
マーグ「そうか…」(俺を兄と呼ぶ男、マーズ…。いったいお前は何者なんだ…)
【シナリオエンドデモ終了】


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