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No.34C
囚われの心

【シナリオデモ1開始】
エリア11
ミウラ海岸

ゼロ「…では、改めて聞く。枢木スザク、私と一緒に来る気はないか?」
スザク「ない。僕はユーフェミア皇女殿下の騎士として戦う事を誓った」
ゼロ「それがエリア11の…日本のためだと信じてか?」
スザク「そうだ。僕は君のやり方を否定する」
ゼロ「………」
スザク「………」
ゼロ「…わかった。私も無理強いをするつもりはない」「少なくとも、この瞬間までは我々は同じZEXISの一員だからな」
スザク「では、ゼロ…僕からも君に言いたい事がある」「ユーフェミア皇女殿下に協力してくれ」
ゼロ「黒の騎士団を解散しろという事か?」
スザク「そうだ。そして、君の指導力で人々を導いて欲しい」
ゼロ「ブリタニア・ユニオンの飼いならしやすい方向へとか?」
スザク「この国の平和のためには現状では、それが最善なんだ」
ゼロ「そのような要望を呑む事は出来んな。私は私のやり方こそが、この国を…そして、世界を変えると信じている」
スザク「…もしかしたら、君と手を取り合う事が出来ると思ったのは僕の間違いだったか…」
ゼロ「それはお互い様だったようだな」「では、改めて確認しよう。ZEXISとして活動していた間に得た互いの情報は第三者に口外しない、と」
スザク「我が君に誓って」
ゼロ「私も私自身に誓おう」
ロイド「おめでと~。これで我々は晴れて敵同士に戻るわけだ」
セシル「ロイドさん、少しは場の雰囲気を読んで下さいよ」
ロイド「じゃあ、残念でした~。僕としては、もう少しZEXISで色んなメカに触れていたかったんだけどね」
デュオ「ま…めでたいって言うよりはマシな別れの言葉だな」
スザク(そうだ…。ゼロだけじゃなく、彼等とも敵として戦わなくてはならないんだ…)
カトル「スザクさん…こういう事を僕達が言うのはおかしいかも知れませんが…」「ご無事で」
スザク「ありがとう」
クロウ「そんな顔で礼を言うなよ。やりにくくなっちまうだろうが」
ロイド「では、クロウ君。君、特派でテストパイロットをやらない?」
クロウ「お…スカウト?」
ロイド「スザク君は皇女殿下の騎士だもの。あんまり過激なテストをさせるわけにはいかないんだよね」
クロウ「支度金はいかほど?」
カレン「クロウ!」
クロウ「聞いてみただけだって。そう怒るなよ、カレン」「…そういうわけだ。俺は俺の義理を通す。お前も自分の信じた道を進みな、スザク」
スザク「クロウさん…」
藤堂「彼の言う通りだ。自分を正しと思うのならば、胸を張って、己を貫け」
スザク「はい。ありがとうございます、藤堂さん」
カレン「………」
スザク「カレン…アッシュフォード学園には…」
カレン「戻れるわけないじゃない…」
スザク「ゼロとの約束もある。僕はあそこでは君に手出しをするつもりはないよ」
カレン「あたしに情けをかけるつもり…?」「でも、おあいにくさまね。あそこに通っていたのは体面の問題だけで未練なんてないから」
クロウ(未練ね…)
スザク「でも、ルルーシュや会長やシャーリー達はずっと病欠している君の事を心配しているよ」
カレン「関係ないさ。さあ…もう敵同士なんだから、さっさと行きな」
スザク「…君とは…いや…ここにいる人達とは戦いたくないけどね」
ロイド「それでは皆さん、さ~よ~お~な~ら~」
〔歩き去る足音〕
ゼロ(スザク…)
C.C.「女々しいな」
ゼロ「黙れ」
ゼロ(俺がエリア11を離れていた間にブリタニアに動きはなかった…)(やはり、ユーフェミアに変革を託すのは荷が重かったようだな)
〔歩み寄る足音〕
ディートハルト「お帰りなさいませ、ゼロ」
ゼロ「留守の間、ご苦労だったな、ディートハルト」
ディートハルト「その事なのですが、お耳に入れたい事が…」
ゼロ「わざわざ、ここでか?」
ディートハルト「エリア11で活動しているメンバーには聞かれたくないので」
ゼロ「…言え」
ディートハルト「最近、我々の活動計画が敵に察知されているらしいのです」
ゼロ「何?」
ディートハルト「黒の騎士団に内通者がいると見ます」
ゼロ「裏切り者か…」

エリア11
トウキョウ租界

  ~トウキョウ租界 市街地~
ロジャー「ブリタニア・ユニオンのエリア11…。その中心であるトウキョウ租界か」
ドロシー「ロジャー…どうして、あなたは黒の騎士団に手を貸す事を選んだの?」
ロジャー「ミスター・ゼロに依頼を受けたからだ」
ドロシー「私が聞きたいのは何故その依頼を受けたかよ」「黒の騎士団という名前が気に入ったとでも言うつもり?」
ロジャー「似ている…と思ってね」
ドロシー「似ている?」
ロジャー「ここには大国に支配された人達が自分達の国を奪われたまま暮らしている。過去を忘れ、ただ生きるために」「記憶を失ったパラダイムシティのようだと思わないか?」
ドロシー「思わない」
ロジャー「…どうも君は私の中のロマンチシズムを解さないようだ」
ドロシー「自分の趣味を他人に押し付けるのは、この黒ずくめの服だけにしてほしいわ」
ロジャー「そんなつもりはない」「だが、ミスター・ゼロは依頼人だ。契約を交わした以上、彼の力になるように尽力する」
ドロシー「傭兵として?」
ロジャー「無論、ネゴシエイターとしてだよ」「だが、今日は散策を楽しむとしよう。この国の事を知らなければ、私の仕事も出来ないからな」
???(マオ)「へえ…あんた、黒の騎士団の関係者なんだ?」
ロジャー「何者だ?」
マオ「そう心配しなくてもいいよ。僕はあんたなんかに興味はないから」「そっちの彼女は別だけどね」
ドロシー「………」
マオ「君…ステキだよ。その空っぽの心…まるで人形だ」
ロジャー「私の連れを侮辱するような言葉は控えてもらおう」
マオ「へえ…なかなかやるねぇ。この一瞬で僕の正体について12通りの仮説を立てるなんてさ」「さらに、その答えを僕から引き出すために18の会話パターンを組み立てたのか」
ロジャー「何っ!?」
マオ「そして、あんた…自分では気づいてないだろうけど、随分と大それた運命を背負わされているんだね」
ロジャー「私のメモリーの奥の事か…」
マオ「フフ…ネゴシエイターのあんたにとって僕は最悪の相手だろうね」「だけど、安心しなよ。僕の標的はあんたじゃないからさ」
〔歩き去る足音〕
ロジャー「………」
ドロシー「珍しいわね。あなたがそんなに驚いた顔を見せるのは」
ロジャー「あの男…私の心の中を読んだ…。いったい何者だ…」

  ~アッシュフォード学園~
ルルーシュ「久しぶりだな、スザク」
スザク「ルルーシュ!」
リヴァル「またいきなり留学先から戻ってきて! ほんとに友達甲斐のない奴だぜ!」
ルルーシュ「すまない。今日の学園祭にあわせて急いで帰国したんだよ」
リヴァル「まったくだ。せっかくの一大イベントだってのに生徒会は人手不足で大変だったんだぜ」
ルルーシュ「俺一人がいないくらいでか?」
リヴァル「スザクも軍の任務で遠征だったし、カレンは長期病欠…。それに…」
ルルーシュ「何かあったのか?」
リリーナ「ルイスさんと沙慈さんと私であちらの日本でのパーティに出席したんですが…」「そこでテロに巻き込まれて、ルイスさんが怪我をされたんです」
リヴァル「やったのは、ソレスタルビーイングのガンダムらしいんだ」
ルルーシュ(イゴールコンツェルンのパーティー…。あの場にルイス達もいたのか)
ルルーナ「沙慈さんと私は軽症で済んだのですが、ルイスさんは大怪我をされて、スペインに帰られたのです」」それで沙慈さんも今、お見舞いのためにスペインに行っているんです」
ルルーシュ「そうだったのか…」
〔走り寄る足音〕
シャーリー「もう! リヴァルもリリーナもこんな所で油を売って!」
リヴァル「そう怒るなよ、シャーロー。せっかくルルーシュが帰ってきたんだからさ」
ルルーシュ「久しぶりだね、シャーリーさん」
シャーリー「元気そうね、ええと…ルルーシュ君も」
スザク「シャーリー、手が足りないなら僕も手伝うよ」
シャーリー「スザクはいいのよ。遠征から帰ってきたばっかりで疲れてるだろうから」
リヴァル「会長とニーナは?」
シャーリー「会長は今、お客さんのお相手してるわ」
リヴァル「お客さんって?」
シャーリー「本国の貴族…伯爵様よ。噂じゃ会長のお見合い相手だって」
リヴァル「お見合い!?」
シャーリー「その人、科学者でもあるんで、ニーナにも紹介してあげるんだって」
リヴァル「会長が…お見合い…会長が…お見合い…」
リリーナ「大丈夫ですか、リヴァルさん?」
シャーリー「ショックを受けるのはいいけど、こっちの仕事を手伝ってもらうわよ。行くわよ、リリーナ」
リリーナ「は、はい。では、ルルーシュさん、スザクさん、ごきげんよう」
シャーリー「ルルーシュ君も学園祭、楽しんでいってね」
〔歩み寄る足音〕
ルルーシュ「ルルーシュ君…か…」
スザク「まだ続いているのかい? シャーリーとの他人同士ごっこ…」
ルルーシュ「結局、仲直り出来ないままで留学先に戻る事になったからな」(以前の帰国の際の一件でシャーリーが撃った人物…つまり、俺の正体を知った人物は未だに不明のままだ)(黒の騎士団の内通者の問題もある。一刻も早くその人間を特定しなくてはならない…)(そのためにこうして俺自らが囮となっているのに、動きはないようだ)
スザク「どうしたんだい、ルルーシュ? 周りを警戒しているみたいだけど…」
ルルーシュ「いや…何でもない。そうだ…スザク、今夜は久しぶりにうちで夕食を食べないか?」「ナナリーもお前に会いたがっている」
〔電話の呼び出し音〕
スザク「電話?」
ルルーシュ「すまない。俺宛だ」
マオ「久しぶりだね、ルルーシュ」
ルルーシュ「貴様…!」
マオ「君とゆっくり話がしたい。場所を変えてこの番号に電話してくれ」
ルルーシュ「貴様と話す事などない」
マオ「そう言わないでおくれよ。君の妹について話があるんだ」
ルルーシュ「何っ…!?」
マオ「じゃあ、待ってるよ」
〔通信の閉じる音〕
ルルーシュ「くっ!」
スザク「ルルーシュ…さっきの電話は…」
ルルーシュ「すまない、スザク。ちょっと行かなくてはならなくなった」
〔走り去る足音〕
スザク「ルルーシュ…」
デュオ「どうした、スザク? 何かトラブルでも起きたか?」
スザク「デュオ!」
デュオ「そう驚くなって。今日は学園祭を見に来た一般人なんだからよ」
クロウ「そうそう。レジスタンス活動は今日はお休みだ」
スザク「クロウさん…それにヒイロも…」
ヒイロ「………」
デュオ「言っとくが、俺とヒイロは元アッシュフォード学園の生徒だぜ」
スザク「そう言えば…」
デュオ「お前と入れ替わりぐらいのタイミングで転校しちまったがな」
クロウ「ま…今日の俺達の任務はブリタニア・ユニオン転覆じゃあなく、お嬢様のボディガードだ」
スザク「お嬢様?」
クロウ「ほれ…」
カレン「………」
スザク「カレン…来てくれたんだ」
カレン「あ、あたしは…来るつもりはなかったんだけど…」
デュオ「もっと堂々としろよ。スザクもお前をどうこうするつもりはないんだしさ」
カレン「うっさいね! 無理矢理、人を連れ出しておいて!」
クロウ「地が出ちゃてるぜ、お嬢様」
カレン「覚えてな、あんたら…! 後でこの借りは倍にして返すから!」
スザク「………」
デュオ「そういうわけなんでな。今日は俺達の事は無視してくれ」
スザク「わかった。だけど、いい機会だ…。ゼロのいない所で聞きたい事がある」
デュオ「何だ?」
スザク「何故、黒の騎士団に手を貸す? ゼロのやり方に正義があると思うのか?」
デュオ「…一つ目の質問の答えはギブ&テイクが理由だ」「俺の本来の目的であるコロニー解放のためにはブリタニア・ユニオンにゆさぶりをかける必要がある」「戦略的にも重要な意味を持つエリア11が落ちれば、他のエリアも連鎖的にレジスタンス活動が前進するからな」「事実、黒の騎士団の活躍で他のエリアでもレジスタンスの動きが活性化している」
スザク「お互いの利益が一致しているというのか…」
デュオ「二つ目の正義かどうかって質問なら、答えは『ない』だ」
スザク「ならば、何故…!」
デュオ「だが、正義がないのはブリタニアも同じだ。って言うより、戦争なんだからどっちが正義ってもんじゃないしな」
クロウ「俺もデュオと同感だ」「だから、お前も相手を非難するよりも自分の信じた道を進めよ。藤堂の旦那が言ってたようにな」
スザク「………」
クロウ「それに、お前も感じてたんだろ? ZEXISにいた時は、お前の正義はゼロと重なっていたって」
スザク「はい…」
クロウ「ま…借金を返すために戦ってる俺に正義をどうこう言う資格なんてないがな」
スザク「いえ…。あなたの言葉…覚えておきます」
カレン「スザク…」
スザク「カレン…シャーリーが生徒会の仕事で大変そうだから、手伝ってやってよ」
カレン「そんなの…あんたがやれば…」
スザク「…僕は行かなくちゃならないんだ。友達を助けるために」
〔走り去る足音〕
クロウ「行っちまったか…」
デュオ「あいつにとって、その友達ってのは相当大事なんだろうな」
ヒイロ「………」
デュオ「どこに行くんだよ、ヒイロ?」
ヒイロ「枢木スザクの行動が気になる」
〔走り去る足音〕
クロウ「お~い! 余計な手出しはするなよ~!」
デュオ「ま…スザクの事は口実であいつはあいつで、この学園に用がるあのさ」
カレン「用って?」
デュオ「それより生徒会の手伝いに行けよ。お友達が困ってるんだろ」
カレン「友達なんかじゃない…! あいつらはブリタニアの人間だ!」
クロウ「よせよ、カレン」
カレン「だいたい何なのさ、クロウ…! 一銭の得にもならないのに、こんなおせっかいを焼いて!」
クロウ「聞かれてもないのに未練がないなんて宣言する奴を放ってはおけねえさ」
カレン「え…」
〔歩み寄る足音〕
シャーリー「カレン…! カレンじゃない!」
カレン「あ…シャーリー…リリーナ…」
シャーリー「よかった…! 学園祭には来られたんだ!」
カレン「う、うん…せっかくだから…」
シャーリー「ねえ、カレンも手伝ってよ。今、生徒会…人手が足りないの」
カレン「でも、私…」
シャーリー「あ…大丈夫! 力仕事じゃなくて、アナウンスだから」「本当はナナリーの仕事だったんだけど、さっきから見つからなくて困ってたの。ね…お願い」
カレン「…わ、私でよかったら…」
シャーリー「ありがとう、カレン! 後でピザ、おごるね!」
カレン「うん…」
クロウ(いい笑顔だな)
デュオ(これでこの件は一件落着だ)
リリーナ「デュオ・マックスウェル君…」
デュオ「久しぶりだな、お嬢さん。今日は懐かしの母校へ遊びに来たぜ」「ヒイロもその辺をぶらついてる」
リリーナ「ありがとうございます」
カレン「じゃ、じゃあ…クロウさん、デュオ君…。私、行くから」
クロウ「おう、頑張ってこいよ」
〔歩き去る足音〕
クロウ「何だかんだ言いながら、嬉しそうだねぇ」
デュオ「女嫌いってわりには、よく見てるじゃねえか」
クロウ「ま…カレンにはあまり女を感じないからかもな」
デュオ「安心したぜ。あんたが女嫌いはともかくとして人間嫌いじゃなくてよ」
クロウ「まあな…。ま…お前と同じ貧乏クジgお似合いらしい」
デュオ「了解だ。んじゃ、俺達もピザでも食いに行くか」
クロウ「おごりならいいぜ」
デュオ「…年下にたかるなよな…」


  ~アッシュフォード学園 図書室~
〔電話の呼び出し音〕
マオ「やあ、ルルーシュ…。さすがに妹の事となると迅速だね」
ルルーシュ「貴様! ナナリーをさらったのか!?」
マオ「その通り。今、声を聞かせてあげるよ」
ルルーシュ「ナナリー!」
ナナリー「お兄様!」
ルルーシュ「ナナリー! 今、どこにいるんだ!?」
ナナリー「わからないんです…。ただ、ここから動くな…って…」
ルルーシュ「くっ…!」
マオ「はい、そこまでだ」「油断したねぇ、ルルーシュ。僕が死んだと思ってた?」
ルルーシュ「待て、マオ!」
マオ「C.C.の件なら後回しにするよ。君にこの間のお礼をしないと、僕はもう収まらないんだ」
ルルーシュ(俺の思考を読んだか…。ならば、マオとナナリーは500メートル以内…この学園のどこかにいる)
マオ「さて…ゲームの始まりだ。タイムリミットは5時間…。その間に僕とナナリーを見つけられるかな?」「言っておくけど、警察の駒を使うのはNGだよ。この前にみたいに撃たれるのは嫌だから」「でもさ、すごいよね。アストラギウスの医学って」
ルルーシュ「アストラギウスだと…!? 貴様、治安警察を味方にしたのか!」
マオ「その通りだよ。僕のギアスを使えば、奴等を騙して味方につけるのは、そうは難しくないからね」「奴等の上の組織から送られたエージェントのふりをしたら、完全に言いなりだ」
ルルーシュ「…全てわかったぞ。こちらの活動状況が読まれていたのは、内通者ではなく、貴様の仕業か」
マオ「さすがに察しが早い。おかげで僕は最高の指揮官として彼等に信用されてる」「ねえ、ルル…あの時のギアスは『撃て』じゃなくて、『殺せ』とするべきだったんだよ」「詰めが甘いから妹が窮地に立ったね、聴きに陥ったね、ピンチだねぇ!」
ルルーシュ「待て! ナナリーは関係ない!」
マオ「僕は君の全てを奪うつもりだよ。手始めに治安警察にはゲットーの焼き討ちを命じたから」
ルルーシュ「何っ!?」
マオ「妹の生命を取る? それとも部下達を取る?」「タイムリミットは5時間…。ゆっくり考えなよ」
〔通信の閉じる音〕
ルルーシュ「マオ!」(俺抜きで戦う事になったら、黒の騎士団は壊滅的打撃を受ける可能性もある…!)(だが、ナナリーを失う事になったら、黒の騎士団も何も意味はない!)
〔走り寄る足音〕
スザク「ルルーシュ!」
ルルーシュ「スザク…」
スザク「君がそこまで取り乱すって事はナナリーの身に何かあったんだね?」
ルルーシュ「…ナナリーが…さらわれた…」
スザク「誰なんだ? …まさか、ブリタニアの皇室?」
ルルーシュ「いや…俺達の出自には関係ない。女を独り占めしたいっていう只のガキだよ」
スザク「脅されているのか?」
ルルーシュ「そうだ…。取調べを受けると俺達の事がバレるかも知れない。だから、軍や警察には…」
スザク「仕方ないな。僕達だけで何とかするしかない」
ルルーシュ「手を貸してくれるのか?」
スザク「当たり前だろ」
ルルーシュ「…すまない、スザク…」
スザク「何か手がかりになるものは?」
ルルーシュ「おそらく、この学園の中…。そう言えば、水が流れているような音が…!」
スザク「水…」「循環システム!」
ルルーシュ「下の階層か…」
〔歩み寄る足音〕
リリーナ「ルルーシュさん…」
ルルーシュ「リリーナ…何故、君がここに…」
リリーナ「私は…友達の姿を見かけたので…」
ヒイロ「………」
ルルーシュ(ヒイロ・ユイ…)
リリーナ「あの…ルルーシュさん…。ナナリーがさらわれたとか…」
ルルーシュ「聞いていたのか?」
リリーナ「ごめんなさい…。耳に入ってしまって…」
スザク「君…よかったら、彼の妹を捜すのを手伝ってくれないか?」
ヒイロ「俺に言っているのか?」
スザク「そうだ」
リリーナ「ヒイロ…私からもお願いします」
ヒイロ「………」
リリーナ「罪もない人間が無法に巻き込まれるのをあなたは良しとするのですか?」
ヒイロ「…わかった。手を貸す」
リリーナ「ありがとう、ヒイロ」
ルルーシュ(ヒイロの能力は疑うべくもない…。それにスザクがいれば…)
スザク「どこにいくんだ、ルルーシュ…!?」
ルルーシュ「俺も賊の心当たりを探す! スザク! 何かわかったら連絡をくれ!」
【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
「囚われの心」


【戦闘マップ1開始】
〔敵ユニット出現済み〕
〈出撃準備〉
〔味方ユニット出現〕
玉城「遅いぞ、ゼロ! 何やってんだよ!」
ゼロ「黙れ! これも作戦だ!」
玉城「な、何だよ…。そんなに怒らなくてもいいだろ…」
五飛「答えろ。その作戦とは何だ?」
ゼロ「今は言えん…! だが、内通者をあぶりだすためのものでもある!」
カレン「ゼロ…」
クロウ「カレン、学校の方はいいのか?」
カレン「そんな事を言ってる場合じゃない!」「でも、あんた達には感謝してる…」
クロウ「ん、何か言ったか…?」
カレン「何でもない! 今は戦いに集中する!」
カトル「ゼロ、ヒイロから民間人を救出するために出撃が遅れると連絡が入っています」
ゼロ「了解した。ヒイロには、そちらに集中するように伝えろ」
カトル「は、はい…!」
朝比奈「あいつが人助けとはね」
千葉「だが、民間人を助けようとするとは見所がある」
デュオ(リリーナ絡みと見たぜ、こいつは)
〔電話の呼び出し音〕
マオ「へえ…ルルーシュ…君は妹より、黒の騎士団を選んだんだ」
ルルーシュ「マオ…!」
マオ「信用できる友達に妹を託したってわけか。だったら、僕は戦場で君の部下を一人ずつ潰してやるよ」「次にどう動くかが読めれば、歴戦の兵士も赤子のようなものだからね」
C.C.「どういう事だ、ルルーシュ? 何故マオが現れた事を私に知らせない?」
ルルーシュ「これは俺と奴の問題だ」
C.C.「何を言っている…!?」
ルルーシュ「お前が絡めば、奴は何をしてくるかわからん! それこそナナリーを殺す可能性もある!」
C.C.「…わかった。だが、私に出来る事があれば言え」
ルルーシュ「今はスザクとヒイロを信じるしかない…」
イスクイ「ボロー…本当にあのマオなる男は秘密結社からの使者なのだろうな?」
ボロー「幹部しか知らない情報を持っている以上、本物と信じる他ありませんな」「それに、あの男の指示通りに動く事で我々はこうして黒の騎士団を追い詰めているのですから」
イスクイ「うむ…確かに…」
ボロー「プロトワン…。お前の動きは我々を監視している。確実にキリコを捕えるのだ」
???(ファンタムレディ)「はい…」
イスクイ「失敗は許さんぞ」
〔敵ユニット離脱〕
藤堂「キリコ・キュービィー、あの赤いATはお前を狙ってくる。任せるぞ」
キリコ「了解だ」
ゼロ(マオはこちらの思考を読むために戦場近くに移動したか…)「各機へ! 内通者をあぶりだすためにこの戦闘、私からは一切指示を出さない!」
クロウ「どういう事だ、そりゃ? それが内通者と、どう関係する?」
ゼロ「説明をしている暇はない…! 攻撃開始!」
カレン「そんな…ゼロの指揮なしでこれだけの数の相手と戦うなんて…!」
<戦闘開始>

<???(ファンタムレディ)撃破or敵6機撃破or3PP・味方援軍1出現>

カレン「こいつら…今までの治安警察とは違う!」
デュオ「どうなってんだよ!? 全ての機体にライトニングバロやスザク級のパイロットが乗ってるってのか!」
トロワ「こちらの行動の先手先手を押さえられる」
ドロシー「まるで、心を読まれているみたいね」
ロジャー「心を…!? まさか、あの男が敵に…!」
〔電話の呼び出し音〕
ルルーシュ「リリーナか…!」
リリーナ「ルルーシュさん! スザクさんとヒイロがナナリーを見つけました!」
ルルーシュ「わかった! すぐにそちらに向かう!」
〔ゼロ、前進〕
藤堂「どこへ行く気だ、ゼロ!」
ゼロ「状況を打開するためだ! 各機は防戦に徹しろ!」「C.C.! ガウェインは任せるぞ!」
C.C.「了解だ。死ぬなよ」
〔カーソル、前進〕
玉城「ちょっと待て! 指揮官が敵前逃亡かよ!」
カレン「ゼロが、あたし達を見捨てるはずはない!」「ゼロが状況を打開するって言うなら、あたしはそれを信じて待つ!」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

  ~アッシュフォード学園 循環システム~
ルルーシュ「これは…!?」
ナナリー「お兄様…!」
ルルーシュ「待っていろ! 今すぐ助けてやるから!」
ヒイロ「上を見ろ」
ルルーシュ「振り子…!? 爆弾か!」
〔電話の呼び出し音〕
マオ「妹の所にたどり着いたようだね」
ルルーシュ「貴様…!」
マオ「君達の動きはモニターでチェックしてる。今、僕は戦場にいるからね」「精々頑張ってね。もっとも君が戻って来るのが遅いと君の仲間が全滅するだろうけど」
〔通信の閉じる音〕
ルルーシュ「くっ…!」
ナナリー「お兄様…」
スザク「ナナリー…僕達が爆弾を外す。大丈夫、安心して」「僕とルルーシュが組んで、出来なかった事なんてないだろ?」
ナナリー「あ…はい」
ルルーシュ「振り子爆弾…。いつまでも震動が止まらないようにソレノイドがエネルギーを与え続けている」「もし、それ以外の力が加わった場合、爆弾は…」
スザク「爆発する。そして、おそらくナナリーを動かしても…そう考えた方がいい」
リリーナ「解体する方法はないのですか?」
ルルーシュ「理屈はわかる。起爆装置から出ているラインを切断するだけ」
ヒイロ「そのラインは俺が割り出す」
ルルーシュ「任せたぞ、ヒイロ・ユイ」
ヒイロ「だが、あの揺れ幅の中でラインを切断するのは簡単ではない」
スザク「それは僕がやる」
ヒイロ「無理だ」
スザク「絶対に成功させる」
ヒイロ「下手をすれば、人質だけでなくお前も死ぬ…」「何故、それだけの危険を冒す?」
スザク「ルルーシュは僕の大事な友達で、ナナリーはその妹だからだ」
ヒイロ「………」「…わかった。俺も可能な限り、サポートする」「リリーナ…お前は下がっていろ」
リリーナ「いいえ。私もこの場にいます」「犯人は、私がこの場を離れれば、助けを呼びにいったと判断して、何をするかわかりません」
ヒイロ「………」
リリーナ「私は信じます、スザクさんを。そして、ヒイロ…あなたを」
ヒイロ「…好きにしろ」
ルルーシュ「何故だ…。何故、君は俺を助けてくれる?」
ヒイロ「何故だろうな…」「それより、お前は行け。ここを監視しているカメラの送信先を探れば、犯人の居場所は判明する」
ルルーシュ「わかった。決着は俺の手でつけてくる」
スザク「ルルーシュ…ここは僕達に任せてくれ」
ルルーシュ「信じているぞ、スザク」

〔歩み寄る足音〕
ルルーシュ「………」
マオ「ようこそ、泥棒猫君! 武器も作戦もなく、爆弾もそのまま…。さっきの友達も連れずに独りで来るとはね」「どうする? 地上で戦っている黒の騎士団をここに突入させるかい?」「まあ、そんな事をしたら、ナナリーの頭上の爆弾を爆発させるけどね」
ルルーシュ「わかりきった会話をする気はない。用意してあるんだろ、ラストゲームを」
マオ「じゃあ、チェスで決着をつけようか。ナリタでの対戦は流れちゃったしね」
ルルーシュ「………」
マオ「君の目の前にある巨大な天秤は爆弾の起爆装置でもあり、解除スイッチでもあるんだ」「乗せるのは互いに取り合った駒。このメモリが完全に僕の方に傾けば爆発、君の方に傾けば爆弾は解除される」「つまり、君が勝てば妹は助かるって事さ」
ルルーシュ「趣味が悪いな。C.C.に捨てられるわけだ」
マオ「挑発は通じないよ。君の心は丸分かりなんだから」
ルルーシュ「御託はいい…。とっとと始めるぞ」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔マップ1から継続〕
〔マップ上に爆発〕

玉城「ゼローッ! まだかよーっ!」
藤堂「ここは奴の言う通り、防戦に徹するしかないか…!」
カレン「ゼロは、あたし達のためにきっとどこかで戦ってくれているんだ」「あたし達は負けない…! ゼロが戻ってくるまで、持ち堪えてみせる!」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオデモ3開始】

〔金属音〕
マオ「これで5つ目の駒をゲットだ」
ルルーシュ「………」
マオ「君は頭を空っぽに出来るタイプじゃない」「いつだって自分の行動を見ている批評家の自分がいて、その批評家の自分を冷めて見つめているもう一人の自分がいて」「そういう人間だよ」
ルルーシュ「………」
マオ「フフ…無駄だよ。どれだけ考えようと僕の勝利は動かない」「ほら…また1ついただきだ」
〔金属音〕
マオ「いい音だ。あと2回、この音を聞いたら、爆弾は爆発するだろうね」
ルルーシュ「くっ…!」
マオ「すごい! 7つの事を同時に考えて、僕を惑わせようって作戦だね?」「確かに僕はこの瞬間も君の部下達の思考を読んで、治安警察に指示を与えている」「でもねえ、僕のギアスを君だけに絞れば、何が真実か読み取るのは簡単さ」
ルルーナ「…!」
マオ「あ~あ…最後の策も駄目だった。僕を見くびるから妹の生命が…」
〔金属音〕
ルルーシュ「!」
マオ「どうしよう…もう策がない。他人を使おうにも、ナナリーを人質に取られている以上、打つ手がない」「さあ、君の番だよ。急がないと、ほらほら…時間がなくなっちゃうよ?」
ルルーシュ「…もういいだろう」
マオ「あぁん?」
ルルーシュ「やめてくれ、マオ…」
マオ「よく聞こえないなぁ」
ルルーシュ「もう十分だろう! ナナリーを助けてくれ!」
マオ「はあ?」
ルルーシュ「俺の負けだ」
マオ「フ…フフ…アハハハハハハハ! よっく言えました!」「ようやく君の心の底からの声を聞かせてもらいましたねえ。気持ちいい! 最っ高!」「でも、ダメ」
ルルーシュ「!」
マオ「これでチェックだ…!」
ルルーシュ「やめろぉぉぉぉぉぉっ!!」
〔金属音〕
ルルーシュ「…ナナリー…!」
マオ「さ~て…どんな感じにバラバラに…」「どうなってんだ、これは!? 爆発してないじゃないか!」
〔走り寄る足音〕
スザク「うおおおおっ!!」
〔打撃音〕
〔画面、明滅〕

マオ「ぐうっ!」
ルルーシュ「スザク…!」
マオ「まさか…僕の意識をチェスに集中させて、その隙に接近してくるとは…!?」
スザク「自分はブリタニア・ユニオン軍少佐、枢木スザクだ。治安維持法に基づき、君を拘束する」
マオ「爆弾を解体しただと! そんな…振り子とスピードを合わせて!?」
スザク「どのラインを切ればいいかはルルーシュとヒイロが教えてくれたからね」
ルルーシュ「俺が教えた…?」
スザク「何言ってるんだい、君の指示だろ? 叫び声が聞えたら、突入しろって事も」
ルルーシュ「俺が…?」
スザク「リリーナの携帯に連絡を入れてよ。こっちは無事に終わったって」
ルルーシュ「あ、ああ…」
スザク「君がそんな風に呆けた顔をするなんて。鏡を見せてやりたいよ」
ルルーシュ「鏡…そうか…!」「マオ、これでチェックメイトだよ」
マオ「ルルーシュ、まさかお前は…!」(そうらしいな。俺はスザクに指示した事を自分にギアスをかけて忘れさせた)(心の声が絶対的な情報だと信じたお前の負けだ)
マオ「馬鹿な…! こいつが失敗したら、どうするつもりだった!?」
ルルーシュ(そうだな。これはスザクを信じていないと取れない作戦だ)(道が分かれようと、俺の心の中ではやはり奴を頼っているんだろうな)
マオ「ルルーシュ! これで勝ったつもりか!?」
スザク「動くな…!」
マオ「放せよ! この父親殺しが!」
スザク「!」
マオ「お前は7年前に実の父親を殺してる! 徹底抗戦を唱えていた父親を止めれば戦争は終わる?」
スザク「あ…ああ…」
マオ「子供の発想だねえ…! 実際はただの人殺し!」
スザク「違う…僕は! 俺は!」
マオ「よかったねえ、バレなくて。周りの大人達がみんなで嘘をついたおかげさ」
ルルーシュ「それじゃ…枢木首相が自決する事で軍部をいさめたって…」
マオ「大嘘だよ! 何もかも!」
ルルーシュ「嘘…」
スザク「仕方がなかった! そうしなければ、日本は…!」
マオ「今さら後付けの理屈かい? この死にたがりが!」
スザク「!」
マオ「人を救いたいって? 救われたいのは自分の心だろう? それに殉じて死にたいんだよねえ!」「だから、いつもいつも自分を死に追い込む!」
ルルーシュ(それがスザクの死にたがりの真相…。そのスザクに俺は『生きろ』とギアスをかけてしまった…)
スザク「…あ…うああああああああっ!」
マオ「お前は善意は全部自己満足なんだよ! 罰が欲しいだけの甘えん坊め!」
〔走り去る足音〕
スザク「俺は…俺は…!」
ルルーシュ「スザク…」(マオ…俺は貴様を許さない!)
【シナリオデモ3終了】

【戦闘マップ3開始】

〔マップ2から継続〕
〔味方ユニット出現〕

カトル「ヒイロ!」
デュオ「遅いぞ、この野郎! 人助けはうまくいったんだろうな!」
ヒイロ「当然だ」
ゼロ「よし…! 各機はヒイロのガンダムを中心に態勢を立て直せ!」
カレン「ゼロ! 戻られたんですね!」
ゼロ「各機へ! これより私が指示を与える!」
クロウ「内通者の問題は片がついたのか?」
ゼロ「そうだ。そして、私の指示に従えば、必ず勝つ事が出来る!」
マオ「思い上がるなよ! そんな事をすれば、こっちは思考を読むのをお前だけに絞る事が出来るんだ!」「今度はチェスではなく、この戦場でお前を叩き潰してやる!」
ゼロ(貴様に出来るかな、マオ…!)

≪味方援軍1出現後≫
<敵3機撃破>

玉城「やれる…! やれるぜ、こいつは!」
扇「ゼロの指揮の通りに動けば、勝てるぞ!」
藤堂「ゼロ…やはり、奴が神風を起こすか」
マオ「どうなってるんだよ、これは! 何故、僕が勝てない!?」
ゼロ(ク…ククク…当然だ、マオ!)(互いが交互に施行するチェスと異なり、戦場は全てがリアルタイムだ)(そして、お前は戦術式においては素人に過ぎない)
マオ「…!」
ゼロ(そのお前がどれだけ俺の手を読んで対処をしようと、俺は即座に次の手を打つだけだ)(それについてこようとしてもお前の指揮では現場は混乱するだけで指示通りに動く事は出来ない!)
マオ「あ…ああ…そんな…」
ゼロ(フフ…俺には思考を読むギアスはないが、今のお前の心が手に取るようにわかるぞ)(怒り、憎悪…そして、屈辱)
マオ「!」
ゼロ(どのようなギアスを持っていようとも貴様ごときでは俺には勝てないんだよ)
マオ「貴様―っ!!」
ゼロ(そして、俺の仲間達は百戦錬磨だ。戦術指揮が同レベルなら、治安警察ごときに負けるはずがない)「各機! ここで一気に攻勢に出るぞ! ついてこい!」
カレン「了解です、ゼロ!」

<ヒイロが戦闘>
ヒイロ(あのルルーーシュ・ランペルージなる男…ただの学生とは思えない)(俺に指示を出した決断力と知略…。まさか…)

<ロジャーが戦闘>
ドロシー「いいの、ロジャー? 黒の騎士団に加担する事はレジスタンスの一員になるという事よ」
ロジャー「戦争に善も悪もない以上、亡国日本に肩入れする気はない」「だが、それ以上に私は、差別を国是とするブリタニア・ユニオンを肯定する気にはなれない」
ドロシー「とは言うけど、真相はいつものへそ曲がりでなくて?」
ロジャー「何とでも言うがいい。だが、私は自分自身が納得するまではとことんやってみるつもりだ」「付き合ってもらうぞ、ドロシー!」

<クロウvs???(ファンタムレディ)>
クロウ(こいつの反応速度、人間のレベルを超えてやがる)(何なんだ、こいつは…? 乗ってるのは人間じゃないのかよ…!)

<ゼロが戦闘>
ゼロ(マオ…思い知らせてやる…! ギアスの力だけで勝てる程、この世界は甘くない事を…!)

<キリコvs???(ファンタムレディ)>
???(ファンタムレディ)(キリコ…)
キリコ(お前が俺と戦う命令を受けているなら、お前を倒す事で自由にする)

<カレンvs???(ファンタムレディ)>
カレン「あんた達が別の銀河の人間だろうとブリタニアについた以上、あたしの敵なんだ!
    同じ赤い機体同士…!どっちが上か、決めようじゃないか!」

<???(ファンタムレディ)撃破>
〔???(ファンタムレディ)に爆発〕
???(ファンタムレディ)「くっ!」
〔???(ファンタムレディ)、マップ端へ移動〕
〔敵ユニット離脱〕

キリコ「…!」
〔キリコ、マップ端へ移動〕
〔味方ユニット離脱〕

扇「どこへ行く気だ、キリコ!?」
ゼロ「あの赤いATはキリコに任せるんだ! 各機は自分の戦線を死守しろ!」

<敵全滅・勝利条件達成>
クロウ「終わってみれば、完勝だな」
玉城「へ…ゼロがいれば、俺達に怖いものはないぜ!」
扇「バニラから連絡が入った。キリコは例のATのパイロットを捕獲したそうだ」
デュオ「これで治安警察も大人しくなるだろうな」
C.C.「…!」
〔ゼロ、前進〕
ゼロ「決着をつけるぞ、マオ…!」
【戦闘マップ3終了】

【シナリオエンドデモ開始】

マオ「くそっ…! くそっ! ルルーシュめ!」「僕は…絶対に諦めない! あいつに復讐して、そして、C.C.を…!」
〔歩み寄る足音〕
C.C.「………」
マオ「来てくれたんだね、C.C.! やっぱり、君は…」
〔銃を構える音〕
マオ「C.C.!」
C.C.「好きだったよ、マオ…」
マオ「嘘…嘘だよね、C.C.!」
C.C.「マオ…先に行って待っていろ、Cの世界で」
〔銃声〕
マオ「!」
〔人の倒れる音〕
C.C.「さよなら、マオ…」
〔走り寄る足音〕
ルルーシュ「C.C.…」
C.C.「マオは、この手で始末した」
ルルーシュ「そうか…」
C.C.「これで私も前に進むしかなくなった…。お前と同じだよ」
ルルーシュ「ああ…」(スザク…俺はお前の過去を知った…。そして、お前の唯一の願いを俺のギアスが奪ってしまった事も…)(すまん…。今の俺には心で詫びるしか出来ない…)(だが、スザク…。それでも俺はお前が欲しい…。ナナリーのために…)

  ~治安警察 署長室~
イスクイ「あのマオという男…組織とは無関係だっただと!?」
ボロー「そう大きな声を出さないで下さいよ。私も驚いているのですから」
イスクイ「プロトワンの行方も不明の上に今回の一件が上層部に知られたら…」
ボロー「そうなる前に何としてもプロトワンを発見せねばなりません」
イスクイ「当てはあるのか?」
ボロー「撃墜された時の状況から見て、あのキリコが保護しているかと」
イスクイ「何っ!?」
ボロー「キリコも以前の戦闘の際、プロトワンを殺せる状況にありながら手出しをしませんでした」
イスクイ「い、いかんぞ…! やはり、キリコはPSの開発元である軍の回し者だったのか!」
ボロー「プトロワンを奪還し、キリコを亡き者にしなくては我々は…」
イスクイ「よし…治安警察の全隊を動員して奴を仕留める…!」
【シナリオエンドデモ終了】


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