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No.39
ザ・ラストレッドショルダー

【シナリオデモ1開始】
デライダ高地

  ~マクロス・クォーター 格納庫~
アスラン「…レッドショルダー基地の強襲は、私設軍に対する平和維持理事会の臨検という名目になった」
ルナマリア「一応の筋は通したってわけですね」
デュオ「もっとも、向こうは当然抵抗してくるから、戦闘になるのは確実だがな」
カレン「あいつらはキリコの恋人を拉致しているんだから、それだけでも踏み込む意味はある」
クロウ「当のキリコはどうしてる?」
シン「相変わらずだよ。少しはやる気を出してくれないとこっちも張り合いがないのに」
カレン「そうは言うけど、ゲットーの時は、ちょっと違ってたな」「あのキリコが誰かのために戦うなんてあたしだって想像できなかった」ルナマリア「今はそういう風には見えないけどね」
シン「照れてるのかな…」
デュオ「それこそ信じられないぜ」
クロウ「奴にとってレッドショルダーは古巣なんだ。思うところがあるんだろうさ」
キリコ(俺を訪ねてきたという元レッドショルダー…)(その名を聞いた時、惑星サンサでの戦いの記憶が呼び起こされた)(思い出したくもない過去…。だが、俺はそれに向き合わなくてはならない)(フィアナとかつての仲間と…そして、俺自身のために…)
〔歩み寄る足音〕
グレゴルー「よう…やっと会えたな、キリコ」
キリコ「曹長…」
ムーザ「相変わらず愛想のない奴だ」
バイマン「お前みたいな陰気な奴に振りまく笑顔はないって言ってるのさ」
ムーザ「何だと…?」
グレゴルー「バイマンもムーザもよせ。これから大仕事だってのに内輪もめは御免だ
バイマン「わかってる、曹長」
ムーザ「ちっ…」
カレン「あんたらがキリコの仲間?」
バイマン「こいつは驚いた。ZEXISってのは寄せ集めの部隊だってのは聞いてたが…」「こんな可愛らしいお嬢ちゃんまでいるとはな」
カレン「何っ…!?」
ゼロ「やめろ、カレン。作戦前に余計なもめ事を起こすな」
玉城「そうそう。一応は可愛いって褒めてんだからよ」
カレン「うるさいっ!」
グレゴルー「こちらの仮面の兄さんの言う通りだ。俺達は客分なんだから、礼儀ってのを尽くせ」
バイマン「…了解、了解っと」
クロウ「さすがは元レッドショルダーだ。一筋縄ではいかない連中だぜ」
ムーザ「おい…」
クロウ「何だ?」
ムーザ「俺達を二度とレッドショルダーと呼ぶな」
クロウ「…了解」(なるほどね…。元同僚をぶっ潰そうって裏には余程の恨みがあるようだ)
グレゴルー「とりあえず、世話になるんだ。自己紹介といくか」「グレゴルー・ガロッシュ。元上級曹長だ」
バイマン「バイマン・ハガードだ。よろしくな」
ムーザ「ムーザ・メリメ」
玉城(どいつもこいつも筋金入りって面してやがるぜ)
デュオ(そうでもなきゃ、こんな無茶をやろうなんて思わないだろうさ)
ゼロ「君達の協力に対して、ZEXISを代表して感謝しよう」「だが、無償の善意というものは信用できない。君達がレッドショルダーを叩く目的を聞かせてもらおう」
ムーザ「そんなものを話す義理はない」
ゼロ「ほう…」
グレゴルー「そうとんがるな、ムーザ。こっちの兄さんの言う事ももっともだ」
バイマン「ま…簡単に言えば、俺達は復讐のために集まったのさ」
キリコ「………」
バイマン「キリコから聞いたかも知れねえが、俺達はレッドショルダーの一員だった」「もっともいわゆる不良隊員で上の方の受けはすこぶる悪かったがな」
グレゴルー「そんな札付きだった俺達は、それぞれバラバラの任務に就かされた。厄介払いみたいなもんさ」
バイマン「そこで俺達は地獄の底を覗いたのさ」
キリコ(俺の場合は小惑星リドでのPS奪取だった。奴等も同様の目に遭ったか…)
バイマン「グレゴルーは全身穴だらけにされたそうだ。見ろ…ただでさえひどい顔があんなになっちまったぜ」
グレゴルー「なんとか生き延びたのは運が良かったとしか言いようがないな」
バイマン「もっと哀れなのはムーザだ。任務から戻ると家族全員が殺されていた」「事前に作戦内容をもらしたってでっち上げを食らってな」
ムーザ「………」
クロウ「そういうあんたは?」
バイマン「俺か? ま…色々あったのさ」
グレゴルー「そういうわけで、俺達はなりふり構ってはいられないってわけだ。力を貸してもらうぜ、ZEXIS」
ゼロ「いいだろう。我々としてもレッドショルダーを叩く事は大いにメリットがある」
キリコ「………」
グレゴルー「お前の愛想の無さは慣れっこだ、キリコ。久々で嬉しくなってさえくるぜ」「向こうにはペールゼンの子飼いがわんさといる。油断はならないぞ」
カレン「ペールゼン?」
キリコ「ヨラン・ペールゼン。レッドショルダーの創始者だ」(そして、その名は俺の中で大きな意味を持っている…)(バーコフ小隊…。レッドショルダーから派遣されたその部隊で俺はあの男達と出会った…)

キリコ(敵前逃亡の過去を持つ隊長のバーコフ、死神シラスコと呼ばれたゴダン、臆病者のコチャック、情緒不安定なザキ…)(それに俺を加えたバーコフ分隊も札付きの寄せ集めだった…)(だが、それはある意図の下…ヨラン・ペールゼンの研究に基づいて集められた部隊であった)(アストラギウス銀河にいた頃…そう…あれは大時空変動が起こる直前だった)(星そのものがバララントの要塞と化した惑星モナド攻略戦の最前線…)(そこで俺は、奴等にバーコフ分隊設立の裏を話した…)
【シナリオデモ1終了】

【戦闘マップ1開始】

〔味方ユニット出現済み〕
  ~惑星モナド 最深部~
バーコフ「各機、無事か?」
ゴダン「何とかな」
コチャック「け、けどよ、俺達…こんな手基地の奥まで来て無事に帰れるのかよ!」
ザキ「へへへ…だらしねえな、コチャック!」
コチャック「な、何だと…!? このガキ!」
ザキ「なあ、キリコ…こういうのにあんたは慣れてる。さすがはレッドショルダーだ」
キリコ「…誰から聞いた?」
ザキ「さあ、誰かな…。でも、図星だろ?」
バーコフ「何かあるとは思ったが…」
コチャック「レッドショルダーと言えば、軍上層部も手が出せねえ吸血部隊だ!」
バーコフ「元レッドショルダー…! これこそ人には言えない過去だな」
ゴダン「ハハハハ! 貴様も俺達と同類ってわけか!」
キリコ「…好きで入ったわけじゃない」
ゴダン「へ…違うのかよ!」
キリコ「俺は観察されてきた」
ザキ「誰に?」
キリコ「ヨラン・ペールゼン」
コチャック「レッドショルダーの創始者だ!」
キリコ「異能生存体…。それが俺がレッドショルダーに配属された理由だ」
バーコフ「異能…生存体…?」
キリコ「250億分の1の確率で存在する特異遺伝子…。それはあらゆる危機を排し、必ず生き残る因子…」「それを持つ個体をペールゼンはそう呼ぶ」
コチャック「速い話が死なねえって事か?」
ゴダン「馬鹿が! そんな事があるわけねえだろ!」
キリコ「信じろとは言わない…」「だが、これまで俺達が生き延びてきた事を不思議に思わなかったか?」
バーコフ「そう言えば…」
キリコ「大渓谷の空中要塞、浄化委員会の刺客、極地のダウンバースト…」
ザキ「確かに、そのどれも誰が死んでもおかしくなかった…」
ゴダン「異能生存体…いいだろう、キリコ」「お前がそうだとすりゃ、一緒にされた俺達にも意味がねえわけはねえ」
バーコフ「そうか…! 俺達はずっと観察されていたのか! キリコと同じかどうか、確かめるために!」「そして、俺達はこうして生き残っている! つまり、俺達は皆、異能生存体なんだ!」
ゴダン「異能…生存体…。俺達が…」
コチャック「笑わせるな! ここにいるのがそんな大層な奴等かよ!」
キリコ「卑怯だろうと、逃げ上手だろうと手段は関係ない」「ペールゼンの考え方はこうだ。理由はともかく、結果として異常な確率で生き残る者が…」
バーコフ「異能生存体か」
キリコ「この広い宇宙に俺一人のはずはないと信じている。どんなに特殊だろうと」
バーコフ「ああ、間違いない! 俺達はみんな同じだ!」
ゴダン「こうなりゃ、俺も信じるぜ!」
コチャック「へへへ…遺伝子のお墨付きだ!」
〔敵ユニット出現〕
ゴダン「バララントが来やがった!」
コチャック「やってやるさ! 俺達は異能生存体なんだ!」
キリコ「過信するな。異能生存体だろうと撃たれれば怪我もする。痛みと苦しみは常人と同じだ」
ザキ「キリコ…俺は…!」
キリコ「後にしろ」
バーコフ「行くぞ!」
コチャック「俺達は死なねえーっ!」
バーコフ「俺達は死なねえ!」
ゴダン「俺達は死なねえんだ!」
<戦闘開始>

<敵全滅・勝利条件達成>

コチャック「やった…! やったぜ!!」
〔味方全機、フォーメーション〕
ゴダン「さすがは異能生存体だぜ」
キリコ「油断するな…! まだ敵はいる!」
〔敵ユニット出現〕
コチャック「!」
〔コチャックに爆発〕
バーコフ「コチャック!」
ゴダン「野郎!!」
〔銃声×2〕
〔敵ユニット撃破〕

ゴダン「コチャック、大丈夫か!?」
コチャック「へ…嬉しいぜ…。お前が…俺の心配をしてくれるとは…よ…」
ザキ「コチャック…」
コチャック「へへ…こんな傷…。死んでも…生き返るぞ…!」「俺は…俺は…! うあああああああああっ!!」
キリコ「離れろ…!」
〔味方ユニット撃破〕
バーコフ「コチャック!」
ザキ「やられた…コチャックが…」
ゴダン「キリコ、どういういわけだ!」
キリコ「………」
〔敵ユニット出現〕
ザキ「また来やがったぞ!」
ゴダン「俺は死なねえ…! コチャックのような馬鹿とは違う!」
〔ゴダン、前進〕
〔ゴダンに爆発〕

ゴダン「がああっ!!」
ザキ「ゴダン!」
ゴダン「俺は…死神なんかじゃねえ…」
〔味方ユニット撃破〕
バーコフ「ゴダン!」
〔バーコフの周囲に爆発〕
〔バーコフに爆発〕

バーコフ「うおおっ!」
キリコ「バーコフ!」
ザキ「大丈夫か、バーコフ!」
バーコフ「うるさい! 動けるんなら、とっとと後退しろ!」
キリコ「お前…」
バーコフ「ここは俺が死守する…! もう俺も…長くはもたない…!」
ザキ「そんな…!」
バーコフ「結局、コチャックもゴダンも俺も違うって事だよ…。俺達は異能生存体じゃなかったんだ…」「わかったら、とっとと行け! どうせ、この作戦は失敗だ!」
キリコ「…行くぞ、ザキ」
ザキ「くそっ! くそぉぉぉぉっ!!」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

  ~惑星モナド 宇宙港~
ザキ「tね」
キリコ「脱出するぞ、ザキ。この星自体が崩壊しかかっている」「この星のコア…クエント文明のテクノロジーとやらが暴走を始めているらしい」
ザキ「………」
キリコ「ザキ…?」
ザキ「前にも言った…。何故かわからねえが、お前を殺したくなる…」「追えは分隊に敗北されて、お前に初めて会った…。殺したい理由なんか、ありっこねえのに!」
キリコ「お前の脳は何らかの処理がされている」「いいのか、誰かに操られたままで?」
ザキ「いいわけねえだろ…! だが!」「駄目だ、キリコ! どうしても…どうしても俺の身体が引き鉄を引いちまう!」
キリコ「ザキ、銃を放せ!」
ザキ「くそっ! 出来ねえ!」「キリコ! 本物の異能生存体はこんな所で死なねえんだろ!」
キリコ「ザキ…」
ザキ「行き抜けよ…! そして、お前を殺したい奴…俺を操った奴の始末…頼んだぜ…!」
キリコ「!」
〔銃声〕

キリコ(ザキは自らの手で生命を断った)(ザキに俺を殺すように暗示をかけた人間が誰であるかを確かめる術はない)(だが、異能生存体の実験のために集められたバーコフ分隊とヨラン・ペールゼンを切り離して考える事は出来ない)(グレゴルー達がそれぞれの復讐のためにレッドショルダーと戦うように俺の過去も奴とつながっている)(それを断ち切った時、俺はフィアナと共に生きていけるのだろうか…)

グレゴルー「…相手が相手だ。俺達の方も相応の準備が必要だ」
キリコ「準備?」
グレゴルー「お前のスコープドッグもタイプ20…ターボカスタム仕様になっているな」「それにレッドショルダーで使用していた武装とFCSを組み込む」
バイマン「要するに火力と機動力の両立だ。そんな無茶な機体を扱えるのは俺達ぐらいだろうさ」
ムーザ「ついでだ。ベースとなるスコープドッグもチューンする」
カレン「すごいじゃないのさ、キリコ! あんたのAT…パワーアップするんだね!」
キリコ「………」
玉城「何だよ…嬉しくないのかよ!?」
グレゴルー「そうでもない。誰だって棺桶の寝心地にはこだわるもんさ」
ムーザ「時間が惜しい。すぐに作業を始めたい」
ゼロ「了解した。資材と作業人員は可能な限り協力する」
バイマン「あんたらには連中の基地の監視を頼む。ペールゼンの野郎もヤキが回ったらしく、助っ人を頼んだらしいからな」
ゼロ「助っ人…?」
バイマン「奴のバックには大口のスポンサーがいるらしい。そいつにガンダムを回してもらったそうだ」
クロウ「どうやら、ビンゴのようだな」
ゼロ「ソレスタルビーイングの離反者とレッドショルダー…。やはり、つながっていたか」
ムーザ「奴の背景なんざ、どうでもいい。俺は…何が何でも奴を殺すと決めたんだ」
バイマン「熱くなるんじゃねえよ、ムーザ」
ムーザ「…黙れ。殴られないとわからないのか?」
バイマン「フン…その思い詰めた顔を見てるとムカムカするぜ!」「そこらで野垂れ死んだって泣いてくれる身内もいねえんだ。ちっとは落ち着けよ」
グレゴルー「もうやめろ。俺達はもう動き出しているんだ」
ムーザ「…俺は降りる」
グレゴルー「何だと!?」
ムーザ「奴と…バイマンと一緒じゃ戦えねえ…!」
グレゴルー「ムーザ!」
ムーザ「何も同乗してもらいてええと思っちゃいねえ! ただな…他人の痛みがわからねえ野郎と戦うのはお断りだ!」
バイマン「フ…自分の臆病風を人のせいにするとは呆れた野郎だ」
ムーザ「貴様!」
〔殴打音〕
〔画面、明滅〕

バイマン「ぐっ…!」
ムーザ「立て、バイマン! 来やがれ!」
バイマン「………」
ムーザ「どうした! 何で殴り返さねえ!?」
キリコ「やめろ、ムーザ。バイマンの腕は義手だ」
ムーザ「な…!?」
グレゴルー「本当なのか、バイマン!?」
バイマン「お前さんの全身の傷と同じだよ」
グレゴルー「馬鹿野郎! 何故、隠してやがった!」
バイマン「見せびらかすようなもんじゃないからな…」
キリコ「痩せ我慢はよせ。度が過ぎるのは見ていて辛い」
バイマン「そっか…」
ムーザ「しかし、バイマン…これで上手くマシンを使えるのか?」
バイマン「大丈夫だ。ペールゼンの野郎を絞め殺すには不足ねえや、フフフ…」
キリコ「………」

キリコ(忘れたはずの過去へ俺は走り始めた)(そう…ヨラン・ペールゼン…。メルキア機甲兵団に史上最強の殺人部隊を作り上げた男)(奴は間違いなく俺の運命を変えたあの秘密組織を結びついているはずなのだ)(そう信じるからこそ俺は昔の仲間の誘いに乗った。フィアナ…お前に会うためにはこれしかないらしい)(あのおぞましい想いでの中に帰るしか…)

  ~秘密結社 基地内庭園~
フィアナ「…起きて、イプシロン。さあ、起きて」
イプシロン「………」
フィアナ「あなたはたった今、この世に生まれたのよ」
イプシロン「生まれ…た…」
フィアナ「そう…あなたの名はイプシロン…」
イプシロン「イプシロン…」
フィアナ「あなたの名前ヨ。そして、私はフィ…プロトワン」
イプシロン「プロト…ワン…」
ボロー「キリィ閣下…イプシロンをプロトワンと過ごさせるのはいかがなものでしょう?」
キリィ「私にはわからん。PSの技術的な問題についてはな…」
アロン「ご心配は要りませんよ。イプシロンの脳には攻撃衝動のプログラムが完璧に刷り込まれています」
グラン「兵器としては完成しているんだけど、戦闘においてシステムの中で円滑に機能させるには…」「正常人と同様の知識や判断力が必要なの」
ボロー「わかっている! 私が心配するのは、その役をプロトワンがやっているという事だ!」
アロン「心理的には女性は適役ですよ」
ボロー「しかし、PSとしては不完全だ。誕生前に見たもののために彼女には有害な情緒反応が多過ぎる!」
グラン「御言葉ですが、断言できます。プロトワンがどうであろうとイプシロンの完全なる兵士としての機能は損なわれません」
キリィ「いいではないか、ボロー。イプシロンの教育はプログラムインプットによっても行われる」「それももうすぐだ」
ボロー「しかし…」
〔歩み寄る足音〕
ペールゼン「…彼女は必要だ」
ボロー「これは…ペールゼン閣下…」
ペールゼン「安易に道を選ぶべきではない」
ボロー「閣下…技術的な問題に関しては私にも意見がございます。その事については後ほど、是非…」
〔歩み寄る足音〕
フィアナ「閣下! あなたにお尋ねしたい事があります!」
ペールゼン「私に聞きたい事とは何だね?」
フィアナ「イプシロンの事です。これでいいのでしょうか?」「純粋な兵器として生まれたPSに人間らしい感情を育てようとするあなたのお考えを私は素晴らしいと思いました」「でも…」
ペールゼン「考えが変わったのかね?」
フィアナ「平気とs知恵生まれたのなら、そのままでいた方が幸せなのかと…。私のように迷いを抱き続けるよりは…」
ペールゼン「では悩んでいるのか? 誕生前にキリコと出会った事を」
フィアナ「いっそ会わなければ、こんな苦しみはなかったでしょう…」
ペールゼン「自分に嘘をついてはいけない。君は愛しているのだ」
フィアナ「キリコを…」
ペールゼン「私は知りたい」「感情というままならない機能を持ちながら、人が人でない、それ以上の存在になれるものかどうかをな」「私は半生を懸けてレッドショルダーという先頭集団を育てあげた」「PSとまではいかないが、訓練によってそれに匹敵する最強の人間を私は創造したかったのだ」
フィアナ「キリコ…ですね…」
ペールゼン「私の創造したシステムにとって彼は明らかに敵性を欠いていた」「全てに疑いを持ち、反抗的で支配される事を拒んだ」「幼稚とさえ言えるあまりにも人間的な弱さを持ちながら、にも関わらず、彼の力は抜きん出ていた」「私は憎んだ。何人かの適性を欠いた者たちを含めて、私は彼を殺そうと試みた」
フィアナ「!」
ペールゼン「だが、周到な準備にも関わらず、枯れ葉生き延びた。耐え難い事だが…!」
フィアナ「………」
ペールゼン「通常の人間からは理想の兵士は生まれない。これは私の持論だ」「PSであるイプシロンが君によってたとえ後天的にせよ、衝動ではなく判断によって戦うようになれば…」「キリコ以上の超人が誕生する事になるのだ」
フィアナ「でも何故です! 何のために、そんなものがいるんです!?」
ペールゼン「まだわからんのかね? いつかは二人を戦わせないのだよ」
フィアナ「!」
ペールゼン「キリコは機械ではなく、人間の手で殺さねばならない」
フィアナ「………」
〔歩み寄る足音〕
リーマン「…報告します、閣下」
ペールゼン「何事だ、リーマン?」
リーマン「この基地にZEXISの部隊が接近中との事です」
ペールゼン「そうか…。彼に兵を回してもらった甲斐もあったな」
サーシェス「これは御人が悪い。私をエサに奴らを釣ったと?」
ペールゼン「君もそれを望んでいると見たが」
サーシェス「さすがはレッドショルダーの創始者。お見通しというわけですか」
ペールゼン「惜しいな…。君がもう少し従順であれば、私の理想の兵士であったかも知れない」
サーシェス「過分なお褒めの言葉、恐れ入ります」「ですが、私は好き勝手になる方が性分なんですよ」
ペールゼン「君は客分だ。自由に動いてくれていい」
リーマン「では、閣下…我々はすぐに迎撃に入ります」
ペールゼン「任せるぞ、リーマン」
フィアナ「閣下…あなたは…」
ペールゼン「この目でキリコを見ようと思ってな。ZEXISとやらにご足労を願った」「私のスポンサーも彼等を潰す事を望んでいるのでな」
フィアナ「イプシロンを出撃させるのですか?」
ペールゼン「それはまだ時期尚早だ。イプシロンには、ここで戦いというものを学んでもらう」「ここでキリコを倒せれば、それで良し。仮に奴が生き延びたとしたら、いずれはイプシロンを当てるまでだ」
フィアナ(キリコ…)
【シナリオデモ2終了】


サブタイトル
「ザ・ラストレッドショルダー」


【戦闘マップ2開始】
〈出撃準備〉

〔味方ユニット出現〕
ムーザ「突入は成功した」
バイマン「さすがは噂のZEXISだ。いいアシストをしてくれたぜ」
グレゴルー「ここからは俺達の出番だ。ドジ踏むんじゃねえぞ」
バイマン「ムーザ、聞こえるか。散々絡んで、すまなかったな」
ムーーザ「よせ…」
バイマン「白状すると俺は…」
グレゴルー「そこでやめとけ。話したい事は全部胸の内にしまっておくんだ。…生きて帰った時のためにな」
キリコ「来るぞ」
〔敵ユニット出現〕
クロウ「出てきたぜ、お目当てが。それも新型でよ」
グレゴルー「ご丁寧に右肩は赤く塗ってあるとはな。相変わらずの自己アピールだ」
刹那「アリー・アル・サーシェス…奴もいるか」
ロックオン「これでソレスタルビーイングの裏切り者の線もつながったか」
サーシェス「リーマン少佐、閣下のお墨付きももらってんだ。勝手にやらせてもらうぜ」
リーマン「好きにするがいい。我々の目的は只一つ…」
キリコ「………」
リーマン「キリコ…! ここで貴様を始末する!」
キリコ(フィアナ…ここにお前もいるのか…)
<戦闘開始>

<1EP>

イプシロン「あ…ああ…!」
フィアナ「落ち着いて、イプシロン…!」
イプシロン「あああっ!」
フィアナ(イプシロンの中の攻撃衝動が目の前の戦闘で刺激されている…!)
イプシロン「あれは…あれは!」
フィアナ「嫌でもいつかは知る事になる…。でもその前に、あなたは知っておかなくてはならない事があるわ…!」
イプシロン「それは…」
フィアナ「愛する事…! 他の人や虫や生き物を愛する事を…!」
イプシロン「…わからない…! わからない!」
フィアナ「待って、イプシロン! 行っては駄目!!」

<グレゴルーvsリーマン>
リーマン「グレゴルー上級曹長か!」
グレゴルー「階級は不要だぜ、リーマン! 俺達はもうレッドショルダーじゃないんだ!」
ムーザ「あんたにも散々世話になったな!」
バイマン「俺達が目障りだったなら、転属させればいいだけの話だった! それをよくも!」
リーマン「閣下に認められるだけの力を持ちながら、その理想を理解出来ぬ貴様等は兵として失格なのだ!」
グレゴルー「その落伍者の俺達がご自慢のレッドショルダーを叩き潰してやるさ!」

<リーマン撃破・敵増援1出現>
〔リーマンに爆発〕
リーマン「キリコ…! お前の存在は閣下を…」
〔敵ユニット撃破〕
バイマン「あばよ、リーマン…」
グレゴルー「地獄で待ってな。すぐにペールゼンの野郎も送ってやるからよ」
ムーザ「気をつけろ…! 奥から、もう1機来るぞ!」
〔敵ユニット出現〕
イプシロン「ああっ!!」
〔イプシロン、グレゴルーへ隣接〕
〔グレゴルーに爆発〕

グレゴルー「うおっ!」
ムーザ「大丈夫か、グレゴルー!」
グレゴルー「何とかな…! だが、こいつ…只者じゃないぞ!」
カレン「あの反応速度…! あれは…!」
デュオ「キリコ…奴は!」
キリコ「フィアナ…なのか…」
ゼロ「どうするつもりだ、きりこ? あのATは、こちらに仕掛けてくるぞ」
キリコ「奴の動きを止める。それしかない」
ゼロ「奴の狙いはお前だ。任せるぞ」
キリコ(フィアナ…。俺がわからないのか…)

<キリコが戦闘>
キリコ(フィオナ…俺に気付いたら、何とか脱出してくれ…)

<グレゴルーが戦闘>
グレゴルー「ペールゼンの飼い犬か!」
バイマン「よくもまあ、これだけの数が残っていたもんだぜ!」
ムーザ「俺達の邪魔をするなら蹴散らすまでだ…! 本気で共食いをしてやるぜ!」

<刹那vsサーシェス>
サーシェス「遊び気分で出てきてみたが、お前が相手なら、話は別だぜ!」
刹那「貴様は…! 戦いを何だと考えている!」
サーシェス「最高のゲームよ! 何たって自分と相手の命をチップにしてるんだからな!」

<ロックオンvsサーシェス>
ロックオン「アリー・アル・サーシェス! 貴様だけは!」
サーシェス「どうした、スナイパー! この前の怪我は、まだ治ってないようだな!」
ハロ「ロックオン、無理スルナ! ロックオン、無理スルナ!」
ロックオン「無理でも何でも、こいつだけはやる! こいつだけはな!」

<キリコvsイプシロン>
キリコ「聞け、フィアナ! 俺だ! わからないのか!?」
イプシロン「!」
キリコ(フィアナではないのか…? だが、この反応速度…常人のものではない)(まさか、新たなPSなのか…!?)

<サーシェス撃破>
〔サーシェスに爆発〕
サーシェス「ちっ…! 遊びが過ぎたか!」「ま…そこそこ楽しめたぜ。じゃあな、ZEXIS」
〔敵ユニット離脱〕
刹那「アリー・アル・サーシェス…」
ロックオン「好き勝手に戦いを広げる男…。奴だけは、この手で撃つ…!」

<イプシロン撃破orHP8000以下・勝利条件達成>
※※イプシロン撃破の場合、セリフ追加※※
〔イプシロンに爆発〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

イプシロン「あああっ!」
〔イプシロン、後退〕
〔敵ユニット離脱〕

キリコ「フィアナ!」
〔キリコ、前進〕
ペールゼン「現時点のイプシロンではここまで…」
キリコ「!」
〔キリコ、前進〕
ペールゼン「キリコか…」
キリコ「ヨラン・ペールゼン…!」
ペールゼン「プロトワンを追ってきたか」「だが、お前が追っているのは私の理想そのものだ。完璧なる兵士だ」「貴様如きでは絶対に勝てんぞ」
キリコ「ありがたい忠告だな。だが、俺達が引き下がると思うか?」
ペールゼン「本気で私を殺せると思っているのか?」
キリコ「でないと、一生悔いを残すからな」
〔敵ユニット出現〕
イプシロン「うおおおおおっ!」
キリコ「!」
〔イプシロン、キリコへ隣接〕
〔味方ユニット撃破〕

キリコ「くっ!」
カレン「キリコ!」
〔カーソル、イプシロンを指定〕
キリコ「待て、フィアナ! 俺だ! わからないのか!?」
〔コックピットの開閉音〕
イプシロン「………」
キリコ「フィアナでは…ない…」
ペールゼン「おお…! キリコによってイプシロンの攻撃衝動が引き出されているのか!」「キリコは生きているぞ、イプシロン! とどめを刺せ!」
イプシロン「………」
ペールゼン「殺せ! その男を殺せ!」
フィアナ「やめて、イプシロン!」
イプシロン「!」
キリコ「フィアナ!」
フィアナ「閣下! イプシロンを止めて下さい!」
ペールゼン「私は…間違えていたのかも知れん! 危険過ぎる…キリコはあまりにも!」「殺せ、イプシロン!」
フィアナ「やめて、イプシロン!」
〔カーソル、キリコのいる地点へ移動〕
フィアナ「キリコは殺させない! 私の生命に代えても!」
イプシロン「!」
フィアナ「これが…愛するという事よ…」
キリコ「フィアナ…」
イプシロン「うわあああああああっ!」
ペールゼン「こうなれば、私の手でキリコを始末してやる!」
グレゴルー「そうはさせるかよ!」
〔グレゴルー、ペールゼンがいる地点へ接近〕
バイマン「待ってたぜ、この日を!」
グレゴルー「俺達の怒りを思い知れ!」
ムーザ「死ね、ペールゼン!!」
〔機関銃の銃声〕
ペールゼン「うおおおおおっ!」
〔ペールゼンのいる地点の周囲に爆発〕
イプシロン「!」
グレゴルー「下がれ、キリコ! その女と銀髪も片付ける!」
キリコ「撃つな!」
グレゴルー「な…!?」
イプシロン「ああああっ!」
〔イプシロン、キリコのいる地点へ移動〕
〔イプシロン、マップ端へ移動〕

キリコ「フィアナ!」
フィアナ「キリコーッ!!」
〔敵ユニット離脱〕
※※イプシロン撃破の場合、セリフ追加※※
サーシェス「リーマンもペールゼンもやられたか。この基地も終わりだな」「ま…そこそこ楽しめたぜ。じゃあな、ZEXIS」
〔敵ユニット離脱〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

ムーザ「やった…やったぞ…! この手でペールゼンを…!」
バイマン「悪名高き吸血部隊も、これで終わりだな」
グレゴルー「ま…これでちっとはすっきりするか…」
キリコ「………」
ゼロ「外で戦っている部隊から連絡が入った。レッドショルダーは、この基地を放棄し、逃走しているそうだ」
ロックオン「これでミッション終了だな」
キリコ「………」
カレン「キリコ…」
キリコ「………」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

デライダ高地

ロッチナ(ペールゼン閣下…あなた程の方でもキリコの前には成す術もなかったのですね)(あなたに魅せられて共に歩んできましたが、私は、それ以上の存在を見つけました)(異能生存体キリコ・キュービィーの運命さえも変える神…)(今の私…そして、秘密結社はその従順な下僕です)(安らかに眠りなさい、ヨラン・ペールゼン…。あなたに代わって私がキリコの運命を見届けましょう)

  ~秘密結社 基地内~
ゼロ「キラ・ヤマト…何らかの情報は発見できたか?」
キラ「やっぱり、基地を放棄する際、データの類はほとんど破壊されているね」
ゼロ「復元を試みてはいるが、この分では望み薄だな…」
隼人「レッドショルダーがソレスタルビーイングの離反者とつながりがある事は確実になった」
アスラン「そして、その離反者によって国連軍が組織されているとしたら…」
アムロ「世界はその人物の意図によって動かされている可能性もある」
スメラギ「だとしたら、危険だわ」「イオリア・シュヘンベルグの計画を破棄した時点で、ソレスタルビーイングの離反者は私利私欲で行動しているのだから」
クリス「その人物の特定…急がなくちゃ」
フェルト「この基地に少しでも手がかりが残されていれば、いいんだけど…」
〔通信モニターの開く音〕
ゼロ「データの一部の復元に成功した…」
カミーユ「その結果は…?」
ゼロ「まず、この基地を運営していたのはヨラン・ペールゼンではない…」「彼とその配下のレッドショルダーは、より大きな組織の一協力者に過ぎないようだ」
アムロ「どういう事だ?」
ゼロ「PSをギルガメス軍から奪い、エリア11で実戦データを集めていたのはその組織だ」「治安警察もその末端であり、ヨラン・ペールゼンはそれに協力していただけだったらしい」
スメラギ「アストラギウス銀河の人間達による社会の裏に巣食う組織…」
ゼロ「その名も秘密結社…。子の名前では何の手がかりにもならんな」
隼人「他にわかった事はないのか?」
ゼロ「ヨラン・ペールゼンは秘密結社に協力する一方で、特定の人間の援助を受けてレッドショルダーを運営していたらしい」
万丈「影のスポンサーか…。その人間がソレスタルビーイングの離反者である可能性が高いな」
アスラン「いったい誰なんだ、それは…?」
ゼロ「残念ながら、復元されたデータからは特定は難しい」「だが、通信の記録等から、その人物は国連の関係者である可能性が高い」
カミーユ「国連の関係者で、三大国家をつなぐだけの人脈を持つ人間…」
隼人「そして、その人物は国連軍を組織し、世界を動かそうとしている…」
万丈「ソレスタルビーイングの離反者とは…」
スメラギ「まさか…エルガン代表なの…」

  ~秘密結社 基地内~
グレゴルー「…決死の覚悟だったってのに生き残っちまったな」
バイマン「死にたくないって言う奴ほど、早死にするもんさ。無欲の勝利って事だな」
クロウ「あんたら…これからどうするつもりだ?」
ムーゼ「ペールゼンを倒した後の事なんざ考えてもみなかったからな」
バイマン「ま…こんな世の中だ。俺達が生きていくぐらいの隙間はどこにでもあるさ」
グレゴルー「そうさな…。バトリングの選手でもやるか」「レッドショルダーを壊滅させた男ってのはいい宣伝になるだろうしな」
デュオ「俺達が心配する事はなさそうだな」
玉城「何だったら、黒の騎士団に来な。安い給料でコキ使ってやるからよ」
バイマン「食い詰めたら、エリア11にでも行くさ。あそこのゴウトって親父が俺達のマネージャーをやりたがっていたしな」
グレゴルー「どうする、キリコ? 俺達と一緒に行くか」
キリコ「………」
ムーザ「どうやら、このZEXISが今のお前の居場所らしいな」
バイマン「ペールゼンの所にいた神の長い女…。あれはお前の女か?」
キリコ「俺の戦う理由だ」
グレゴルー「了解だ。ま…縁があったら、また会おうぜ」
※※「スコープドッグTS・ICC」入手フラグ成立の場合のセリフ※※
ムーザ「格納庫にあったATを仕上げておいた。ジャイロバランサー付きのパック装備だから、宇宙空間での戦闘で役に立つだろう」
※※「スコープドッグTS・ICC」入手フラグ不成立の場合のセリフ※※
ムーザ「お前達の協力に感謝する」

バイマン「女のために戦うとは成長したもんだぜ。達者でな、キリコ」
キリコ「お前達もな」
グレゴルー「じゃあな、ZEXIS。礼を言うぜ」
〔歩き去る足音〕
キリコ「………」
カレン「仲間なんでしょ? もっと何とか言えばいいのに…」
クロウ「野暮は言いなさいな、カレン。男同士に余計な言葉は要らないのさ」
カレン「そういうもんか…」
キリコ「………」

キリコ(一つの過去にケリをつける事は出来た。だが、俺の心には泥のような疲労が残った)(新たなPS、イプシロン…ペールゼンが協力していた組織、秘密結社…。そして、フィアナは奴等の所にいる)(去っていく仲間を見ながら、俺は自分だけが取り残された気がした)(どこまでも続く戦いの炎…。その中に俺の進む道がある。今日も、そして明日も…)

ブリタニア・ユニオン
ニューヨーク 国連本部

  ~国連本部 平和維持理事会執務室~
エルガン「…収穫があったようだな」
アサキム「この世界に来た意味があったよ」「それに二人もスフィアの所有者を見つける事が出来たからね」
エルガン「好きにするがいい。私は君の行動に関与するつもりはない」
アサキム「口では、そう言いながらもあなたは僕の力を必要としている」「やはり、君は君だ。呆れる程に」
エルガン「何とでも言うがいい。私は私だ」
アサキム「では、僕からの手土産だ。近いうちに大きな動きがありそうだよ」
エルガン「日本の早乙女研究所か…」
アサキム「胎動を感じるよ。世界最後の日を呼ぶ者のね」
【シナリオエンドデモ終了】


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