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No.41
マーグ、その命

【シナリオデモ1開始】
暗黒大陸
王都テッペリン

  ~テッペリン謁見の間~
ロージェロム「…シトマンドラも敗れたか」
グアーム「では、次はワシに行かせてもらえんかの?」
ロージェロム「グアーム…」
グアーム「ゲッター線の事も気になるが、とりあえず人間共が最悪の事態となる事は防いでくれた」「ならば、奴等の使う形式不明の小型ガンメンの方を確かめておきたくてのう」
ロージェロム「………」
グアーム「グレンラガンというのもその小型ガンメンと合体する事で、本来備わっていないはずの能力を発揮すると…」
ロージェロム「見当はついているのであろう? …人間共が余計なものを掘り出した…。ただそれだけの事…」
グアーム「それだけと言い切るには厄介な代物…。どうか、この通り」
ロージェロム「グアーム…貴様、ワシに指図するのか?」
グアーム「いやいや…そういうわけでは…」
ロージェロム「…いいだろう。長い付き合いに免じて、特別に許可を与える」「だが、その代わり…」
グアーム「わかっております。螺旋の力を持つ者の芽…必ずや摘んでみせましょう」
ロージェロム「終わりを知る者の一人であるギシン星の皇帝がこの太陽系へとやってきた…」
グアーム「では、奴は…」
ロージェロム「バアルとの戦い…そして、真戦のためにこの星の力を手に入れようとしているのだろう」「だが、そうはさせん…。この星はワシの手で…」

日本
伊豆半島 バトルキャンプ

  ~バトルキャンプ サロン~
静子「皆さん、コーヒーが入りましたよ」
クロウ「あ…こりゃ、どうも。いただきます」
青山「お前の女嫌いもタケルの母さんの前では引っ込むな」
クロウ「そりゃ、これだけ美味いコーヒーを淹れて下さるんだからな」「おまけにタダだ」
谷川「相変わらず、こういう時にはドン引きするぐらい、いい笑顔…!」
勝平「クロウ…ZEXISでは水ばっかり飲んでるもんな」
ワッ太「でも、郁恵ちゃんのオヤツの時は遠慮なしだね」
いずき「要するに食べ物をくれる女の人は無条件でOKって事?」
ジロン「何だ、クロウ…」
アポロ「俺達と同じってわけか」
クロウ「フ…貧乏クジ連合を脱退して、お前等と新たなチームを組むかな」
青山「好きにしな。俺は止めないぜ」
赤木「何だよ、青山。クロウたちのお仲間だってのをついに認めたか?」
青山「貧乏クジの元凶が言う台詞かよ…」
静子「ZEXISの美馬さんはいつも元気ね」
タケル「問題は山積みだけどね」「早乙女博士の真意もわからないし、獣人の狙いも不明のままだ」
静子「それでも明るさを失わないのはとても大事な事だと思うわ」
キラケン「お袋さんの言う通りだぞ、タケル。病は気から…元気が通れば、病気が引っ込む!」
雷太「聞いた事のないことわざだな」
ジュリィ「大グレン団の『無理を通して道理を蹴飛ばす』のパクリだな」
キラケン「パクリついでにワシも飯にするかの。パクパクといくぞ!」
タケル「キラケンさんを見てると、さっきの言葉が実感できますよ」
闘志也(タケル…。やはり、心のどこかでマーグの事を気に掛けているか)
マリン(数奇な運命に翻弄されたタケルだ。唯一の血のつながった肉親の存在はかけがえのないものだろう)
〔ドアの開閉音〕
大塚「ブルーフィクサーとゴッドシグマチーム…ここにいたか」
オリバー「俺達に何か?」
大塚「君達にお客さんだ。それとタケルも来てくれ」
タケル「え…俺もですか?」
マリン「俺達とタケルへの客…?」
闘志也「時空震動で跳ばされて来た俺達にとは妙な話だな」
大塚「誰が来たかは、会ってみてのお楽しみだ。一緒に来てくれ」

  ~バトルキャノン 長官室~
ルイ「マリン! 闘志也!」
マリン「ルイ…! 第8番惑星のルイか!?」
闘志也「驚いたぜ! お前が地球に来てたとはな!」
ルイ「ついさっき到着したのよ。そうしたら、ドラゴンズハイヴって所から通信が入って、ここに案内されたの」
オリバー「F.S.が…?」
ジュリィ「エルガン代表と並んで真意の読めない御仁だな」
ルイ「でも、嬉しいわ。こうしてあなた達に再会できて」
タケル「この人は…?」
マリン「彼女の名前はルイ。この世界に跳ばされた俺達が地球に到着する前に出会ったんだ」
キラケン「こんなに可愛らしいが、ルイはギシン星の支配に抵抗するレジスタンスなんじゃ」
タケル「え…!」
ルイ「初めまして、明神タケル。いえ…マーズと呼ばせてもらうわ」「ズールの野望のために地球に送り込まれながら、それに抵抗するあなたの噂は私達の所にも届いているわ」
タケル「宇宙には君のようにズールと戦う人間がいるのか?」
ルイ「ええ…。ズールは銀河の星々を自らのものにすべく、各方面に軍を送っている…」「私達の星であり第4恒星系第8番惑星もギシン星に支配されているの」
マリン「地球に向かう途中の第8番惑星で俺達はギシン星人の攻撃にさらされていた彼女とその仲間達を助けたんだ」
ルイ「マリン達のおかげで私のいたレジスタンスグループは壊滅を免れて、今も戦えているの」
闘志也「そのリーダーであるルイがどうして地球に来たんだ?」
ルイ「地球の人達とマーズにどうしても伝えなくてはならない事があったからよ」
ジュリィ「伝えたい事?」
ルイ「皇帝ズールは自ら指揮を執るためにこの太陽系に来ているわ」
タケル「ズールが…!?」
ルイ「ズールにとって、この地球は銀河のどの星よりも特別な意味を持っているようなの」
マリン「地球が特別な星…?
闘志也「どういう事だ、そりゃ? 心当たりがあるのか、タケル?」
タケル「わかりません。でも、ズールと戦えば全てははっきりするはずです」
闘志也(だがな、タケル…)
マリン(それはお前の兄マーグとの戦いを意味するんだぞ)
大塚「既にルイ君の情報を元にギシン星の前線基地を調べるための調査隊を派遣している」「いずれ情報が入るだろう」
タケル「その時が奴との戦いの時ですね」
ルイ「頑張ってね、マーズ。ギシン星に支配された星の人達全てが地球の勝利を願っているわ」
タケル(待っていてくれ、兄さん…。必ずz-ルにかけられた精神制御を解き、兄さんを救い出してみせる)

宇宙
暗礁宙域 ギシン星人前線基地

  ~ギシン星前線基地~
ズール「…マーグよ」
マーグ「は…!」
ズール「ワシの銀河制覇のためには地球がどうしても必要となる」「一度は、その危険性故に破壊を考えたが、あれの力はやはり惜しい」
マーグ「では、私の任務は…」
ズール「地球支配の障害となるマーズとその仲間を始末するのだ」「マーズは、その戦闘力を奪い、宇宙にてとどめを刺せ」
マーグ「かしこまりました」
ロゼ(ズール皇帝の再度の精神制御により、マーグ隊長の中の疑問は完全に消滅したようだ…)(だが、マーズと接触すれば、記憶を取り戻す可能性もある…)
ズール「ロゼよ…。お前は処刑されるところをマーグに救われたのだ」「だが、二度の失敗は許さん。それを忘れるなよ」
ロゼ「は…!」
マーグ「すぐに出撃するぞ、ロゼ! 今度こそマーズを倒し、ズール皇帝に地球を捧げるのだ!」
【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
「マーグ、その命」


【戦闘マップ1開始】
〔味方戦艦出現〕
〈出撃準備〉
〔味方ユニット出現〕
リーロン「どう、ダヤッカ? 四天王の戦艦ガンメンから奪ったトビダマをダイグレンに装備してみたけど」
ダヤッカ「すごいもんだな。このダイグレンの巨体が空を飛ぶなんて」
キヨウ「これなら相手が宇宙人だろうとへっちゃらね」
ニア「皆さん。ギシン星の人達がもうすぐ来ます」
エイジ「皇帝の到着でギシン星の奴等、張り切ってるようだな」
琉菜「だったら、返り討ちにして地球人の強さを見せてやるんだから…!」
甲児「熱海の街の人たちはくろがね屋のみんなと大杉課長さん達が避難させた」
葵「しかし、あたし達のいる日本にわざわざ攻めてくるなんてなめられたものね」
ケンジ「奴等にとってタケルは絶対に倒すべき相手なのだろう」
闘志也「タケルの活躍はあちこちの星のレジスタンスグループの希望だからな」
赤木「そりゃ連中としちゃ面白くないだろうな」
タケル「………」
マリン「大丈夫か、タケル?」
斗牙「この戦い…君のお兄さんが出撃してくる可能性が高い。無理ならば、下がっているんだ」
タケル「心配は要らない。マーグが出てくるなら、それは俺にとってもチャンスだ」「俺の手で必ずマーグを…兄さんを助け出してみせる!」
アルト「そうだ、タケル」
シン「俺達もフォローする。必ず兄さんを助け出そうな」
タケル「ああ!」
クロウ「お待ちかねのお客さんが来たぜ! 抜かるなよ!」
〔敵ユニット出現〕
タケル「マーグ!」
マーグ「我が軍を逃げずに待ち受けるとは敵ながら天晴れ。相手にとって不足無しだ」
タケル「どうしても戦うんだな、マーグ…?」
マーグ「何を当たり前の事を…! お前がズール皇帝に歯向かう限り、お前は俺の敵だ!」
忍「タケル! お前の声は兄貴に届いてねえぞ!」
沙羅「仕方ないだろ、忍! タケルの兄さんは敵に精神制御を受けてるんだから!」
忍「そんな事は知ってる! 俺が言いたいのは気合の問題だ!」
タケル「気合…」
忍「精神制御だか何だか知らねえが、根っこの記憶の全てを消せるはずがねえ!」
ロジャー「彼の言う通りだ。その深層に沈んだ記憶を呼び覚ませば、精神制御は解けるだろう」
アムロ「兄さんを助けたければ、君の声を彼に届けるんだ」
タケル「俺の声を兄さんに…」
カミーユ「それが出来るのはお前だけだ」
甲児「行け、タケル! 周りの雑魚は俺達が引き受ける!」
タケル「ああ!」
マーグ「来い、マーズ! お前と仲間達を倒し、地球をズール皇帝に捧げてくれる!」
タケル「そんな事はさせない! 地球も…兄さんの心も奴に渡すもんか!」「待っていてくれ、マーグ! 今、その心に俺の声を届ける!」
<戦闘開始>

<タケルがマーグを説得>

タケル「聞いてくれ、マーグ! お前はズールに心を操られているんだ!」
マーグ「世迷い事を! そんな言葉で俺が動揺するとでも思うのか!」
タケル「思い出せ! 俺達の父イデアと母アイーダを!」「乳をズールに殺された事を! 母と共に過ごした日々を!」
マーグ「イデア…アイーダ…」
タケル「そして、俺はお前の…」
ロゼ「黙れ、マーズ! 貴様にマーグ隊長の邪魔はさせない!」
タケル「くっ! ロゼか!」
ロゼ「さあ、隊長…! ズール皇帝のためにもマーズを倒すのです!」
マーグ「わ、わかった!」
万丈「あの副官がいては、タケルの言葉をマーグに届ける事は出来ない…!」
竜馬「奴とタケルの兄貴を引き離すしかねえ!」
カレン「でも、どうやって!?」
タケル「あの艦を落とす…!」
ワッ太「いいのかい、タケルさん!?」
タケル「それしかロゼとマーグを引き離す方法はないんだ!」
ゼロ「お前の覚悟は受け取った! 各員、敵司令官に攻撃を集中しろ!」
ロックオン「ブリッジは狙うなよ! タケルの兄さんをやっちまったら、何の意味もないからな!」
クロウ「了解…! 悪魔のように大胆に、天使のように繊細にだ!」
タケル「行くぞ、マーグ! 必ずお前を救い出してみせる!」

≪タケルがマーグを説得後≫
<タケルvsマーグ>

タケル「待っていてくれ、マーグ…! 必ずズールの呪縛を打ち破る!」「少しだけ我慢してくれ! 俺の声を届けるためにその艦を落とす!」

<マーグ撃破・敵増援1&第3軍出現>
〔マーグに爆発〕
マーグ「いかん! 脱出するぞ、ロゼ!」
ロゼ「は、はい!」
タケル「今だ!」
〔マーグ、後退〕
〔タケル、マーグへ隣接〕
〔マーグに爆発〕
〔マーグ司令船のパイロット、マーグ→無人へ変更〕

マーグ「うわあっ!」
ロゼ「おのれ、マーズ! 体調を奪ったか!」
マーグ「俺の事はいい! ロゼ、お前は早く脱出を!」
〔敵ユニット撃破〕
〔敵ユニット出現〕

ロゼ「隊長! 今、お助けします!」
闘志也「そうはいくかよ!」
〔ロゼに爆発〕
ロゼ「くうっ…! ZEXISめ!」
マリン「タケル! 奴は俺達で足止めする!」
甲児「今のうちに兄さんの所へ行け!」
タケル「すまない、みんな!」
〔味方ユニット離脱〕
ロゼ「おのれ…! よくも私の邪魔を!」
クロウ「兄弟の再会を邪魔するお前の方が野暮ってもんだぜ」
勝平「覚悟しやがれよ、ズールの手先! タケルの兄ちゃんに代わって、俺達が相手をしてやる!」
ロシウ「待って下さい、皆さん! 何かが来ます!」
〔第3軍ユニット出現〕
シモン「獣人か!」
リーロン「戦艦ガンメンって事はまた四天王が来たのね」
グアーム「その通り。ワシは螺旋王四天王の一人、不動のグアームよ」
ニア「グアーム…! 常にお父様のお側にいたあなたまで出撃したのですね!」
グアーム「久しぶりだな、ニア姫。素直に捨てられたまま死んどれば、苦しまずに済んだのにな」
ニア「………」
シモン「父親が娘を捨てるなんて! どうして、そんな事が出来る!?」
キタン「所詮はケダモノだ! 人間みたいな心を持てってのが無理な話だぜ!」
グアーム「人間だけあって口が悪い。せめてケダモノ様と言えんのか?」「そこの異星からの人間も聞くがいい。いい機会だから、お前達に螺旋王の恐ろしさを教えてやろう」
ロゼ「何っ!?」
グアーム「王は永遠の生命を宿している。ワシが王に仕えて、既に1000年近い時が経過しているのだ」
赤木「1000年って…不死身って事か!?」
竜馬「そんなハッタリに俺達がビビるかよ!」
グアーム「信じぬか…。まあ人間というのは、そういう生き物じゃからの」「そして、無知故に知を求め、破滅へと向かっていく。あの早乙女という男のようにな」
竜馬「てめえ…! 何故ジジイの事を知っている!?」
グアーム「亀の甲より年の歳の功…。この甲羅の下には貴様等が知らぬ世界の知恵が詰まっているのだ」
隼人「やはり、早乙女研究所の襲撃は何らかの意図があったのか…!」
ロゼ「獣人…謎の生物…。ズール皇帝もサグール長官に奴等の生態を探らせていたと聞く…」
グアーム「螺旋王は全てを知る者じゃからのう。子供を作り、育てるのもまた余興。だから、飽きたら捨てる…人形のようにな」
ニア「人形…」
グアーム「お前…王に私は何故、生まれてきたのかと聞いたそうだな?」「それが不味かったな。王は人の自我を嫌う」「そりゃそうだろう。愛玩すべき人形に自我など必要ないからな」
シモン「ニアは人形じゃない! ちゃんと心を持ち、俺を助けてくれた!」
ヨーコ「それを認めないなんて、やっぱりあんた達はケダモノよ!」
グアーム「威勢のいい事だ。それでこそワシが出てきた意味がある」「確かめさせてもらうぞ。お前達の力をな」
〔ダヤッカの周囲に爆発〕
〔ロゼの周囲に爆発〕

ロゼ「我々もまとめて潰す気か! ならば、地球人と共に滅ぼしてくれる!」
オズマ「各機、気をつけろ! この前と同じく三つ巴になるぞ!」
ルカ「待って下さい! さらに上空から何か来ます!」
忍「あれは!」
〔第3軍ユニット出現〕
葵「この間のアンノウン!」
アラン「奴の飛行ルートを分析した結果、月から来ているようだ!」
くらら「月から!?」
忍「いったい何者だ、こいつらは!」
葵「どうせ聞いても答えてくれないし、お相手するしかないわね!」
グアーム(ふむ…どうやら奴め…。ワシと同じく調査に来たようだな)(月の監視者まで動くとは、これは本気で非常事態かも知れん…)
スメラギ「各機は獣人とギシン星のそれぞれの指揮官に攻撃を集中させて!」
ゼロ「アンノウンも目的が不明である以上、決して油断するな!」
闘志也「タケルが戻ってくるまで俺達だけでもちこたえる!」
マリン「だから、タケル! お前はマーグの心を取り戻す事に全力を尽くせ!!」

<ロゼorグアーム撃破orHP規定値以下・味方援軍1出現>
※※ロゼ撃破orHP規定値以下の場合、セリフ追加※※
ロゼ「やるな、地球人め!」
ケンジ(まだか、タケル…!)
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

〔画面、フラッシュ〕
〔衝撃波の発射音〕

マーグ「死ね、マーズ!」
タケル「やめろ、マーグ! 本当に俺を忘れてしまったのか!」
マーグ「貴様が誰であろうとズール皇帝の意思に背く者は倒す!」
〔画面、フラッシュ〕
〔衝撃波の発射音〕

タケル「うわあああっ!」
マーグ「終わりだ、マーズ! 裏切り者は死ね!」
タケル「く…! やられる!」
マーグ「!? それは…!」

マーグ「そのペンダントは…」
タケル「マーグの気が逸れた…! 今だ!」「衝撃波っ!!」
〔画面、フラッシュ〕
〔衝撃波の発射音〕

マーグ「うわああああっ!!」
〔画面、発光〕

〔人の倒れる音〕

マーグ「くっ…うう…」
タケル「マーグ…お前が地球に害を及ぼす以上、やむを得ない…!」
マーグ「マーズ…マーズだな?」
タkレウ「え…」
マーグ「お、俺は…いったい俺は…どうしたっていうんだ…?」
タケル「マーグ…!」
マーグ「俺はずっと闇の中にいた…」「でも、お前の声がして…そして、母さんから俺に…そして、お前に託されたペンダントが…」
タケル「マーグ…! 俺が…俺がわかるのか!?」
マーグ「俺の…俺のたった一人の大事な弟だ」
タケル「兄さん…! 兄さんっ!!」
マーグ「マーズ…俺に何が起こったんだ…?」
タケル「兄さんがさらわれて10年も20年も経ったような気がする…」「ようやく思い出してくれたんだね」
マーグ「そうだ…。俺はズール皇帝に過去を奪われたんだ」「そして、俺は…ズール皇帝の命令のままに戦う男にされてしまった」
タケル「マーグ、もう大丈夫だ。絶対に離さない」
マーグ「マーズ…」
タケル「兄さん…」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔戦闘マップ1から継続〕
マーグ「マーズ…」
タケル「兄さん…」
ロゼ「マーズ…! まさか、マーグ隊長を!」
〔ロゼ、タケルのいる地点へ接近〕
タケル「ロゼか…!」
マーグ「ロゼ! マーズはやらせない!!」
ロゼ「マーグ隊長、どきなさい!」
マーグ「駄目だ! マーズは俺の生命に代えても守る!」
ロゼ「く…」
ズール「なにをしている、ロゼ!」
タケル「ズール!」
グアーム「異星の終わりを知る者…! この場に思念を飛ばしてきたか!」
ズール「早くマーズを討つのだ!」
ロゼ「しかし、マーグ隊長が」」
ズール「構わん…! 記憶を取り戻した以上、奴は用済みだ!」
ロゼ「あ…ああ…」
タケル「ズール! 思念でロゼを操る気か!」
ロゼ「マーズ…! お前が隊長を!!」
ズール「そうだ! 撃つのだ、ロゼ!!」
ロゼ「うわああああああっ! 死ね、マーズ!!」
〔光線の発射音〕
マーグ「マーズ!!」
〔タケルのいる地点に爆発〕
タケル「マーグ…! 俺をかばって!」
マーグ「う…うう…」
タケル「うおおおおっ! ガイヤー!!」
〔味方ユニット出現〕
〔ガイヤー、タケルのいる地点へ移動〕
〔ガイヤーのパイロット、無人→タケルへ変更〕

マーグ「う…うう…マーズ…」
タケル(マーグ…もう誰にも渡さない…。兄さんは俺のものだ…!)「六神合体ーっ!!」
〔味方ユニット出現〕
〔画面、フラッシュ〕
〔タケル、合体〕

タケル「うおおおおおおおっ!!」
〔タケル、出力上昇〕
シモン「すごい…! タケルの魂が燃えている!」
グアーム「いかん…! いかんぞ! このような力は存在してはならない!!」
闘志也「タケル…!」
タケル「今は戦います…! 俺とマーグが誓った平和のために!」
ロゼ「お、おのれ、マーズ…!」
タケル「行くぞ、ロゼ! 俺の怒り…マーグの悲しみ、受けてみろ!!」

<甲児vsグアーム>
グアーム「神の力を使うものよ。何故、お前がワシ等の邪魔をする?」
甲児「こいつ…何を言っている!?」
グアーム「おお。そうか…! その姿…人間に味方した裏切りの神を模したものか!」
甲児「裏切りの神…!?」
グアーム「お前の知る必要のない事よ。なぜなら、その力は人間ごときには過ぎたものなのでな」

<竜馬vsグアーム>
竜馬「答えろ、アルマジロ! てめえが何故、早乙女のジジイの事を知っている!?」
グアーム「それを知りたくば、そのマシンをワシに渡せ」
隼人「獣人がゲッターを欲しがるだと!?」
武蔵「お断りだ! ネコに小判、ブタに真珠! アルマジロにゲッターだぜ!」
グアーム「これはお前達のためを思って言ってるのだ。悪い事は言わん。全てを螺旋王に委ねよ」
竜馬「あいにくだが、俺達は自分の運命を他人任せにするのは好きじゃねえのさ!」「てめえに聞くのはやめだ! こうなりゃ、てめえをぶっ倒して獣人の親玉から全てを聞きだしてやるぜ!」

<タケルvsロゼ>
ロゼ「マーズ…! ズール皇帝の命により貴様を討つ!」
タケル「お前はそれでも血の通った人間か! ズールが怖くて人間の心を捨てたのか!?」
ロゼ「私達は全てズール皇帝の子供と同じだ! 血が通おうと通わまいと全て皇帝の威光の下で暮らしている!」「ズール皇帝は我々の全てだ!」
タケル「そうやって自分の心を偽るのか!」
ロゼ「何っ!?」
タケル「お前達はズールの命令のままに動く戦う機械…バトルマシンと同じだ! そんな奴に俺は負けない!」「負けてはならないんだ!」

<タケルvsグアーム>
グアーム「ぬうう…この者の力、放っておいては宇宙全体の危機となる!」
タケル「何を言っている!」
グアーム「この者の想いがさらなる力を呼ぶ…! それは、この星を滅ぼす敵を呼び込む事になるのだ!」

<闘志也vsロゼ>
闘志也「お前はズールのやり方を認めるってのかよ!」
ロゼ「黙れ、地球人! 宇宙は弱肉強食で成り立っているのだ!」「そして、ズール皇帝はその頂点に立たれ、この銀河を平定されるのだ!」
闘志也「何が弱肉強食だ! 違う星の人間とだって仲良くする事は出来るんだよ!」「たとえ敵同士でも心を通わせる事は出来る! それがわからないってんなら、少し痛い目に遭ってもらうぜ!」

<マリンvsロゼ>
マリン「何故お前は戦う! タケルや地球人が憎いのか!?」
ロゼ「そういう問題ではない! 私はズール皇帝の命に従い、戦っているのだ!」
マリン「おまえ自身が心の底からそれを正しいと思っているのなら俺は何も言わない…」「だが、少しでも疑問を持っているのなら戦いをやめるんだ!」
ロゼ「何故だ…!? 何のために私にそんな事を言う!?」
マリン「俺はお前に似た女を知っている。そいつも必死に自分の心を殺して戦っていた…!」
ロゼ「黙れ! 私はズール皇帝の忠実な部下! この生命は皇帝に捧げたのだ!」
マリン「くっ…! 戦うしかないのか!」

<シモンorロシウvsグアーム>
グアーム「見つけたぞ、グレンラガン…!」
シモン「何だ、こいつ…!?」
グアーム「ほう…やはり、頭部の小型ガンメンが他の機体を取り込む形か」
ロシウ「シモンさん! あの獣人、グレンラガンを調べているようです!」
グアーム「ヒヒヒ、人間にしては頭の回る奴がいるようだな」
シモン「ロシウは頭を回す! 俺はドリルを回す! その回転が一つになれば貫けないものはない!」
グアーム「そ、そんな理屈があるか!?」
シモン「理屈じゃねえんだ! これがグレンラガンの強さだぁぁっ!!」

<甲児が兜家へ到達>
暗黒寺「おわっと!」
甲児「暗黒寺さん! どうして、俺の家に!?」
暗黒寺「い、言っとくが、コソ泥じゃねえぞ! お前のじいさんの事を調べるための捜査活動の一環だ!」「だが、いい所に来た。発見ホヤホヤのお宝をお前に渡すぜ」
甲児「これは…!」
『超合金Z』を入手しました。
暗黒寺「そいつもじいさんの形見みたいなもんだ。大事にしろよ」
甲児「ありがとうよ、暗黒寺さん! 俺もこの熱海の街を守るために戦うぜ!」
暗黒寺「頼むぜ! さすがの国家権力も異星人や次元獣にはお手上げだからよ!」

<ロゼ撃破>
〔ロゼの爆発〕
ロゼ「くうっ! かくなる上はゴッドマーズに体当たりして…」
ルイ「もうやめて、姉さん!」
ロゼ「ルイ…!? ルイなのか!」
ルイ「戦いをやめて、姉さん! ズールの手先となって戦う事に何の意味があるの!」
闘志也「ロゼがルイの姉さんだと!?」
ルイ「姉さんは第8番惑星がズールの手に落ちた時、その軍門に降ったの…」
ロゼ「お前に何がわかる、ルイ!? 私は…私は!」
〔敵ユニット離脱〕
ルイ「姉さん…!」
タケル「ロゼ…君は…」

<グアーム撃破orHP規定値以下>
※※撃破の場合、セリフ追加※※
〔グアームに爆発〕
※※※※※※※※※※※※※※※※

グアーム「やはり、人間は危険だ…! 特にこやつらは早急に叩かねばならん!」
「まずは螺旋王に報告をする! 全軍撤退!」
〔敵ユニット離脱〕
ニア「………」
シモン「ニア…」
ニア「…私にとってお父様は世界の全てでした。お父様だけを信じて、お父様だけを頼って生きてきました」「だから、ほんとは最後まで信じたかったんです。お父様の事を…」
シモン「………」「よくわかんないけど、生まれとか、姫とか関係なくて、今、ここにこうしているニアがニアなんだ」「だから、ニアはニアらしく生きればいい」
ニア「はい…!」
シモン「俺も俺らしく生きるよ。ニアが教えてくれたように」
ニア「ありがとう、シモン」
シモン(これで四天王全員と戦った事になる。獣人が全ての戦力を投入してくるなら、俺達も負けてはいられない)(奴等の本拠地に殴りこみをかけてやる…!)

<ロゼ&グアーム撃破・勝利条件達成>
雷太「獣人もギシン星人も退いたか」
マリン「タケル…!」
タケル「マーグ! しっかりしろ、マーグ!」
マーグ「お別れだ、マーズ…。もう俺は…ここまでだ…」
タケル「いやだ…! そんな事を言わないでくれ!」
マーグ「俺を降ろしてくれ…マーズ…海が…見たい…」
〔タケル、海へ移動〕
マーグ「美しい海だ…。俺は…この地球の海に抱かれる…」
タケル「兄さん…」
マーグ「悪いのはズールだ。ギシン星の全てがズールと同じではない…」「俺はそう信じている…。信じて…
〔カーソル、タケルから前進〕
〔海にユニット着水のエフェクト〕

タケル「兄さん!?」「兄さん! 兄さーーーーんっ!!
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

宇宙
暗礁宙域 ギシン星人前線基地

  ~ギシン星前線基地~
ズール「…ロゼ、お前はまた失敗をした」
ロゼ「申し訳ございません」
ズール「申し訳ないで済むと思うか? ワシにとってマーグは切り札であったのだぞ」「奴の記憶が戻ったのは副官であるお前の責任だ」
ロゼ「既に覚悟は出来ております」
ズール「死なせてくれと言うか?」
ロゼ「私はマーズと地球人に敗れました。この上はギシン星の戦士として潔く死にとうございます」
ズール「たわけた事を」
ロゼ「!」
ズール「お前はワシのために戦い、ワシのために死ぬのだ」「行け、ロゼ。そして、マーズと戦え。そのちっぽけな生命が果てるまで戦い抜け」
ロゼ(生命が果てるまで…。私はただのバトルマシンなのか…)(…それでもいい。私はもう自分の生命など惜しくない)(だが、マーグの復讐…。これだけは果たさなければ…)

日本
熱海

タケル(この海にマーグが眠っている…)(マーグ…俺は…)
静子「タケル…」
タケル「………」
静子「その顔…マーグの仇討ちを考えているのね」
タケル「それは…」
静子「タケル…あなたの戦いの意味を忘れてはなりません」
タケル「え…」
静子「あなたは平和のために戦っているのです。憎しみを晴らすためではないはずです」
タケル「でも、母さん…マーグの人生とはいったい何だったんですか?」「一緒に生まれながら俺より惨めなあまりにも短い一生は…」
静子「そういう運命だったのです。あなたとマーグが入れ替わってもやはり同じ道をたどったでしょう」
タケル「その方が…よかった…」
静子「!」
タケル「ズールが俺でなくマーグを地球に送っていたら…」
静子「タケル…本当にそう思ってるのですか? 私はあなたという子に巡り会えてどんなに…」
タケル「母さん…」
静子「マーグの身体は滅んでも心はあなたの中に生きているのよ」「あなた達は二人で一人…。だからこそ遠く離れていても心は通じ合えたんじゃないですか」
タケル「二人で一人…」
静子「マーグが惨めというのなら、その分、あなたが幸せにならなくては。そうする事でマーグも幸せになるのです」「あなた達は生まれる時にたまたま二つの身体に分かれただけで心は一つなのですよ」
タケル「母さん…」
静子「お行きなさい。心の中のマーグと一緒に」「ZEXISの皆さんがあなたを待っています」
タケル「はい」
マリン「タケル…」
タケル「大丈夫です。俺は…マーグとの約束を忘れてはいません」「地球と…この宇宙の平和のために俺は戦います」
ルイ「マーズ…あなたのその強い心が私達にも力を与えてくれるわ」
タケル「ルイ…教えてくれないか、君の姉さん…ロゼの事を」
ルイ「………」「私達の第8番惑星がギシン星の手に落ちた後、姉さんは超能力の素質を見込まれてズールの部下へと取り立てられたの」
タケル「ロゼはギシン星人ではなかったのか…」
ルイ「そして、今…姉さんはズールの直属として地球攻撃部隊に参加している」「お願い、タケル…。あなたの手で姉さんを…」
タケル「それは出来ない」
ルイ「え…」
タケル「口ではそう言いながら、君の心はロゼが戻ってくる事を望んでいる」「そして、ロゼも心のどこかでズールの命令を拒んでいる」
闘志也「超能力で何かを感じたのか?」
タケル「そうではありません。俺の心が彼女を感じたんです」「敵と味方の違いはあっても彼女も俺と同じようにマーグという男を想っていた…」「それが俺と彼女の心をつないだんです」
ルイ「…あなたの言う通りよ、マーズ。私は姉さんと戦いたくない…」
タケル「ルイ…ロゼの事は俺に任せてくれ」
ルイ「…わかったわ。私は第8番惑星に戻って、仲間達と共にギシン星人の支配と戦う」「あなたがズールと戦って、その結果が姉さんを倒すような事になっても私は恨むような真似はしない」
タケル「………」
ルイ「信じているわ、マーズ。あなたが宇宙のために戦う事を」
万丈「…ギシン星の皇帝ズールが太陽系へ来た以上、地球攻撃はより一層激化するだろう」
マリン「だが、それはチャンスでもある。奴を倒す事で戦いを終わらせる事が出来るんだ」
ケンジ「国連軍が本格的に活動を開始すれば、ギシン星と地球の全面衝突になるだろう」
闘志也「そうなれば、被害が広がるだろうぜ」
タケル「その前に俺がズールを…」
闘志也「俺が…じゃない。俺達がだ」
マリン「行こう、タケル。マーグの心と共に」
タケル「はい…!」
【シナリオエンドデモ終了】


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