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No.45
リトル・クィーン

【戦闘マップ1開始】
ガイオウ「………」
〔敵ユニット出現〕
アイム「ガイオウ様…こちらにいらしたのですね」
ガイオウ「アイムか…」
アイム「お留守の間にインペリウムは第一次目標であった地球周回を完了させました」「計画通り、進路上のAランクの都市、軍事拠点はその機能を40%以下に低下させています。残るは三大国家の…」
ガイオウ「そっちはもういい。俺の喰らうべき相手の目星はついた」
アイム「記憶はお戻りになられたのですか?」
ガイオウ「………」
〔アイムに爆発〕
アイム「な、何を…!?」
ガイオウ「アイム…。お前が俺を利用して、何をしようと知った事じゃねえ」「だが、俺の邪魔をした時は容赦なく潰すぜ」
アイム「…肝に銘じておきます」
ガイオウ「あのZEXISとかいう連中はどうしてる?」
アイム「バジュラの巣に向かっているとの事です」
ガイオウ「螺旋の戦士とWILLと倒したか。だが、銀河を渡る者と邪悪の化身に勝てるかな…」
アイム「もし、彼等が地球へ帰還したら…」
ガイオウ「奴等がこの世界の覇者となったなら、それが喰い時だ」「そして、その時はもうすぐ来る…」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ1終了】

ブリタニア・ユニオン
ニューヨーク

  ~アレハンドロ・コーナー 執務室~
アレハンドロ「…ミス・グレイスの依頼は何だったんだい、リボンズ?」
リボンズ「スキャンダルの自作自演の手伝いですよ。あの業界もなかなか大変そうです」
アレハンドロ「フフ…新世界のリーダー達の橋渡し役を務めた彼女でさえ、大衆の心理を操るのは苦労するか」
リボンズ「それが出来るのは選ばれた人間だけです、アレハンドロ様」
アレハンドロ「私には、その資格があると?」
リボンズ「コーナー家の悲願達成のために長い時間をかけて綿密な計画を練り、それを実現させてきたアレハンドロ様ならば」
アレハンドロ「その通りだ。国連の要職に就く事で協力者を集め、それを最大限に活用して、ここまで来たのだ」「だが、何よりの力は、リボンズ…君がいてくれる事だよ」
リボンズ「お褒めにあずかり、光栄です」
アレハンドロ「ヴェーダを掌握する事でソレスタルビーイングを無力化し、太陽炉の複製に成功しただけでなく…」「政治、経済、軍事を始めとするこの世界のあらゆる事象について他に先んじる事が出来た」
リボンズ「それが量子型塩酸処理システム、ヴェーダの役目ですから」
アレハンドロ「今や世界を動かしてきた人間達は全て私の指示を待つ身となった」「トレーズ・クシュリナーダもシュナイゼル・エル・ブリタニアもレオン・三島もエルガン・ローディックもだ」
リボンズ「これで宇宙のバジュラの巣とギシン星人を片付ければ、全ての憂いはなくなりますね」
アレハンドロ「その通りだ。インペリウムはシオニー・レジスを丸め込めば、どうにでもなるだろう」「確かに次元獣は強力だが、数的な限界がある以上、最終的には量の戦力の前に屈するさ」「勝負を急ぐのならば、局地攻撃用の戦略兵器を使ってもいい」
リボンズ「トレーズ閣下とシュナイゼル殿下が用意している例のあれですね」
アレハンドロ「そうだ。あれを使えば、私の構想に反対する勢力も沈黙せざるを得ない」
リボンズ「となると、最も危険なのは…」
アレハンドロ「そう…ソレスタルビーイングを擁するZEXISだ。だが、そのために国連軍がある」「そして、それを指揮するのは、他ならぬ私自身だ」
リボンズ「例のもの…既に完成しております」
アレハンドロ「フフ…ソレスタルビーイング、そして、ZEXIS…。頑張ってくれたまえ」「君達の勝利を私と国連軍が迎えよう。そして、そこからが新世界の幕開けだ」
リボンズ(フフ…)

月周辺

  ~マクロス・クォーター 格納庫~
甲児「宇宙の番人、ムーンWILL…」
赤木「あのアンノウンの背後にそんなとんでもないのがいたのか」
葵「そいつはドラゴンズハイヴのWILLの兄弟みたいなものだったのよ」
朔哉「ムーンWILLとドラゴンズハイヴのアースWILLはムゲ帝王ってのに捕らえられてたんだとさ」
ワッ太「そのムゲ帝王って、忍さん達の地球に攻めて来たんだよね?」
忍「ああ、そうだ。奴は俺達の敵…ムゲ・ゾルバドス帝国の親玉だったんだ」
沙羅「あたし達はそいつとムゲの宇宙っていう異次元空間で戦ったのさ」
亮「そこで何とか奴を倒したのはいいが、俺達は瀕死の重傷を負った
甲児「その後、獣戦機隊はこっちの世界に跳ばされてきたって聞きましたけど…」
雅人「実は俺達を転移させたのはそのアースWILL達だったんだ」「もっとも、転移先がこの世界になったのは偶然だったらしいけどね」
シモン「そんな事が出来るWILLっていったい何者なんだ?」
ジョニー「我々が有機生命体であるのに対して、WILLは無機生命体なのだそうです」
シモン「ユウキ…ムキ…?」
ジョニー「簡単に言えば、WILLは生きている機械なのです」
くらら「WILLは遥か過去にどこかの世界で生まれたそうなんだけど…」「そこは度重なる争いで宇宙が崩壊してしまったそうなの」
竜馬「宇宙の崩壊だと…?」
忍「そこから別の世界へ逃げ延びたWILL達は、そんな事を繰り返さないために宇宙の番人になろうとしたんだとよ」
ワッ太「でも、ムーンWILLとアースWILLはムゲ帝王ってのに捕まっちゃったんだ」
雅人「俺達がムゲ帝王を倒した事で解放された二人は、この世界に来たんだ」「そこでアースWILLはF.S.に出会ったんだってさ」
アラン「一方のムーンWILLは月にたどり着き、人類を滅ぼす事を決めた」
ワッ太「どうしてさ!?」
亮「人類は宇宙に戦いを広げる存在だというのがムーンWILLの主張だ」
沙羅「一方のアースWILLは人類が宇宙の一員としてやっていける可能性を信じたかった」「それでアースWILLは、人類を試す意味を込めてダンクーガノヴァとR-ダイガンを造ったのさ」
甲児「いったい何のために?」
エイーダ「その2体を人類に預け、競わせる事で互いの力を高めさせ、さらには真の力を目覚めさせられるかを見るためです」
甲児「エイーダ・ロッサ…!」
ワッ太「どうして、ここにいるのさ!?」
エイーダ「R-ダイガンのパイロットである私の使命も地球を守る事だからです」
ジョニー「アースWILLは、人類がこの宇宙で生きていく力を持っているかを確かめたかったんです」「それは、僕達がダンクーガノヴァを真の形態…マックスゴッドに合神させる事で証明されました」
シモン「マックスゴッド…?」
クララ「ダンクーガノヴァとR-ダイガンの合神した姿よ」
葵「その歓声を見届けたアースWILLは人類の可能性を信じ、ムーンWILLの事をあたし達に話してくれたの」
甲児「そして、月でムーンWILLと戦い、そいつを倒したのか」
忍「奴は最後まで人類の可能性を信じようとはしなったがな」
赤木「へえ…エイーダが仲間に入ったのはそんな経緯があったのか」
タケル「新たにZEXISに入ったのは彼女だけじゃありません」
ロゼ「………」
甲児「お前は…ギシン星人の!」
ロゼ「ロゼだ…。よろしく頼む」
甲児「何言ってやがる! お前はマーグを…」
タケル「いいんだ、甲児。悪いのはロゼじゃない…。ロゼの心を縛っていたズールなんだ」
甲児「でもよ…!」
タケル「俺達は憎しみを越えなければならない。そうしなければ、この宇宙には永遠に平和は訪れない」「他人を許し、受け入れ、共存と調和を図る事が出来るのも人間の力…可能性なんだ」
甲児「…わかったよ、タケル。お前がそう言うんなら文句はない」「悪かったな、ロゼ」
ロゼ「ううん…私はそうされても仕方のない事をしてきたわ」「それを償う意味も込めてマーズとその仲間達と共に宇宙の平和のために戦うつもりよ」
ワッ太「って事は、俺達とも仲間なんだよな」
甲児「改めてよろしく頼むぜ、ロゼ」
ロゼ「こちらこそ。私もコスモクラッシャーに乗って戦うわ」
赤木「ここに来て、またZEXISは戦力アップしたんだな」
ミシェル「俺達のVF-25もスーパーパックが装備されましたしね」
青山「スーパーパック?」
ルカ「宙間戦闘用の装備です。機動性と運動性の強化に加えて、火力もアップしています」
クラン「そして、オズマ隊長にはエースパイロット用のアーマードパックが支給された」
ルカ「戦力もアップしましたし、インペリウムを国連軍が押さえている今が、地球の外の敵を討つチャンスですね」
アルト「そう言えば、隊長はどこだ?」
ルカ「さっきキャシー中尉に呼ばれていたようですが…」
〔歩み寄る足音〕
オズマ「………」
ルカ「どうしたんです、隊長? そろそろバジュラ攻略作戦のブリーフィングが始まりますよ」
オズマ「…ミス・グレイスから連絡が入った。ランカとシェリルが何者かにさらわれたそうだ」
アルト「何っ!?」
オズマ「犯人はフロンティア政府に対して光学の身代金を要求している」
アルト「くそっ…! こんな時に!」

  ~マクロス・クォーター ブリーフィングルーム~
ジェフリー「各員、正面モニターを注視」「バジュラ攻略戦ミーティングに先立ち、レオン・三島氏が挨拶をしたいそうだ」
三島「私はフロンティア船団の大統領首席補佐官、レオン・三島だ」「ZEXISの諸君…君達の活躍については聞いている」
アポロ「おかしな髪型だな、あの三島っての。まるでキノコだぜ」
ルカ「ア、アポロ君…声が大きいですよ」
アポロ「聞こえたって構やしねえよ。どうもあいつは気に食わねえ」
シルヴィア「正直言って、あたしもパス。声はステキなんだけど、何か陰険な感じがするのよね」
アテナ「ミーナ伍長から聞いたが、彼はキャシー中尉の婚約者だそうだ」
ピエール「本当かよ!?」
桂「あらら…。オズマ隊長とヨリを戻す気配がないと思ったら、そんなカラクリがあったとはね」
ジェフリー「では、キャシー君…作戦指示の前に現時点で判明しているバジュラの生態について説明してくれ」
キャシー「…カラミティ・バース以降、バジュラは自らのフォールド能力によりこの世界へ転移をしてきています」「フロンティア船団のフォールドが空間跳躍のみであるのに対して、バジュラは次元の壁を越える事が可能と思われます」「これはカラミティ・バースの影響により太陽系内の次元境界線が不安定になっている事も要因であるでしょう」
クロウ「体内で武装を生産して、次元の壁さえも越える生物か…」
ロックオン「そんなのに狙われたんじゃ、たまったもんじゃねえな」
キャシー「これまでのデータからバジュラは昆虫に近い生態を持っていると考えられています」「それはアリやハチと同様に社会を形成し、群れの内部で役割を持ち、情報を共有している事によります」
デュオ「見た目通りに蟲って事かよ」
アスラン「こちらに攻撃を仕掛けてくるのはその中の兵隊か」
カミーユ「その情報を共有するというのはどういう事ですか?」
キャシー「バジュラに知能があるかという事については現在も研究中ですが…」「彼等は学習する力を持ち、それを他の仲間に伝える術を持っているのは確実視されています」「具体的な例として、個体が経験した戦闘が、群れ全体にフィードバックされている事が挙げられます」「その結果、バジュラの群れ全体が一個体が経験した攻撃への対処を知り、戦闘力が強化されるのです」
甲児「戦えば戦うほど、バジュラは強くなっていくのかよ…!」
万丈「仲間のもたらした情報によって群れ全体が進化する生物…」
キャシー「我々の攻撃手段が、その進化のスピードに追い抜かれた場合…」
アムロ「対処する術を失うという事か」
スメラギ「つまり、戦闘が長期化すれば、人類に勝ち目はないのね」
ジェフリー「そして、連中の侵攻を止めるためにはその社会の頂点である女王を叩かねばならない」
三島「それが今回の作戦だ」「フロンティア船団の調査によって奴等の巣と呼ぶべきものが地球圏の外れの暗礁宙域内に発見された」
タケル「ギシン星人の前線基地の近くか…」
三島「おそらくそこにいる女王が、全てのバジュラに指令を与えていると推測される」
ゼロ「その女王を倒せば、統率を失ったバジュラを駆逐する事も難しくはないというわけか」
三島「その通りだ。そして、太陽系はバジュラの脅威から救われる事となるだろう」
アルト「………」
オズマ「集中しろ、アルト。今はバジュラ攻略の事だけを考えるんだ」
アルト「だけど…!」
オズマ「シェリル・ノームはフロンティア船団の外交大使でもある」「船団は彼女の救出のために全力を尽くすはずだ。一緒にいるランカも船団に任せるしかない」
アルト「あんたはそれでいいのかよ?」
オズマ「黙れ…! 今は作戦行動中だ!」「お前もS.M.Sの一員なら、自分の役割を認識しろ!」
キャシー「オズマ…」
三島「…なお、君達には極秘でもう一つの任務を指令する」「それは外交大使シェリル・ノームともう一名の救出だ」
アルト「え…」
三島「そちらには関係者もいる以上、彼女が何者かに誘拐された事は聞いているだろう」「犯人は船団との身代金交渉のために宇宙へと上がってきていたのだが…」「その一団はバジュラに襲われ、シェリル・ノームともう一名はバジュラに連れ去られたそうだ」
オズマ「そのもう一名とは誰だ!?」
三島「ランカ・リー。オズマ少佐…君の妹だ」
オズマ「ランカが…バジュラにだと…」
三島「生存者の証言によれば、バジュラは明らかに彼女達を捕獲しようとしていたという」「彼女達は生きたままバジュラの巣に捕らえられている可能性が高い。君達には、その救出を命じる」「私からの指示は以上だ。バジュラに関するデータを送付した資料を参照してくれ」「では、健闘を祈る」
〔通信の閉じる音〕
アルト「シェリルとランカが…バジュラに…」
ジェフリー「聞いての通りだ、諸君。我々の任務はさらわれた両名を救出し、バジュラの女王を討つ事だ」
スメラギ「まずはバジュラの巣に突入して、二人を救い出さなくてはね」
ゼロ「巣を守る防衛部隊を突破して、二人を救出する役はかなりの危険が伴うな」
オズマ「俺が行く…!」
スメラギ「オズマ少佐…あなたは前線での部隊指揮が…」
オズマ「しかし…!」
アルト「隊長…。二人を救出する役は俺がやる」
ミシェル「アルト…」
アルト「危険は承知の上だ。だが、必ずやってみせる」
オズマ「アルト…」
アルト「………」
オズマ「ランカに万一の事があったら、俺は貴様をぶっ殺す…!」
アルト「了解…!」
【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
「リトル・クィーン」


【戦闘マップ2開始】
〔味方戦艦出現〕
〈出撃準備〉
〔味方ユニット出現〕
オズマ「あれがバジュラの巣と目される小惑星だ」
〔カーソル、目標地点を指定〕
クラン「あそこに奴等の女王がいるのか」
ミシェル「そして、ランカちゃんとシェリルも…」
ルカ「周辺に反応多数! バジュラが来ます!」
〔敵ユニット出現〕
忍「出てきやがったか!」
ルナマリア「何て数なの…! 月での戦いとは比べ物にならないじゃない!」
シン「おまけに空母タイプまで出てきている!」
アポロ「どうやらあそこに女王がいるってのは本当らしいぜ!」
オズマ「スカルリーダーより各機へ! スカル4、アルト機の突入を援護しろ!」
ミシェル「準備はいいな、あると!」
アルト「ああ!」
オズマ「突入ポイントはあそこだ!」
〔カーソル、目標地点を指定〕
アルト(ランカ…。体調も命懸けでお前を助けようとしている)(シェリル…。お前に借りた幸運のイヤリングに懸けて、俺はやる…!)
エイーダ「アルトさん! ランカを必ず助け出して下さい!」
カミーユ「突入ルートは俺達が確保する!」
タケル「お前は雑魚は無視して、一直線で飛ぶんだ!」
エイジ「来やがれ、蟲共! アルトに近づく奴は片っ端から叩き落としてやる!」
アルト「ランカ、シェリル…! 今、行くぞ!!」
ジェフリー「各機、突撃! これよりバジュラ攻略作戦を開始する!」
アルト「うおおおおおおっ!」
<戦闘開始>

<アルトが目標地点へ接近・味方援軍1&敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
アルト「くそっ! 突入ポイントに!!」
甲児「気をつけろ、アルト! あいつはお前を狙ってるぞ!」
〔アルトに爆発〕
アルト「くっ!!」
ルカ「アルト先輩!!」
アルト「こんな所で…! やられてたまるかよ!」
〔アルト、発光〕
アルト「まただ…! イヤリングから歌が聞こえる…!」「これはランカの歌…! ランカは生きているんだ!!」
オズマ「よけろ、アルト! 次が来るぞ!!」
アルト「!」
〔バジュラ(ナイト級)に爆発〕
アルト「援護射撃だと…! あれは…!?」
〔味方ユニット出現〕
ブレラ「態勢を立て直せ」
アルト「お前は映画のロケの時の…!」
ブレラ「話は後にしろ。これよりそちらを援護する」
ヒイロ「味方なのか?」
ミシェル「わからん…。だが、あの機体は俺達の世界のものだ」
スメラギ「援護すると言っている以上、今は頼らせてもらいましょう」
ジェフロー「各機は突入ポイントの敵機を排除し、スカル4のルートを確保しろ!」
アルト「歌え、ランカ! 俺はそれを頼りにお前を捜す!!」
ブレラ「………」

<アルトが目標地点へ到達・敵増援2出現>
アルト「うおおおおおおっ!!」
〔味方ユニット離脱〕
ルカ「スカル4の目標地点到達を確認! そのまま内部へ突入しました!」
ジェフリー「よし! 各機はスカル4が目標を救出するまで戦線を維持しろ!」
ブレラ「………」
〔ブレラ、目標地点へ移動〕
〔味方ユニット離脱〕

ガロード「謎の助っ人も行ったか」
オズマ(頼む、アルト…。ランカを救ってくれ…!)
【戦闘マップ2終了】

【シナリオデモ2開始】

  ~バジュラの巣 内部~
ランカ「帰りたい…。みんなの所に帰りたい…」
シェリル「気持ちをしっかり持って、ランカちゃん。今、外では戦闘が起きている…」「きっと助けが来ているのよ」
ランカ「でも…」
シェリル「歌いなさい…! 今、あたし達に出来る事は歌う事だけよ!」
ランカ「シェリルさん…」
〔爆発音〕
シェリル「バルキリー!」
ランカ「あのカラー…! アルト君のだ!」
アルト「ランカ、シェリル! 無事か!!」
シェリル「アルト!!」
ランカ「来てくれた…。アルト君が来てくれたんだ…」
アルト「早く乗れ! 後ろのデカブツが動き出さない内にここを脱出する!」
シェリル「駄目! あいつ、こっちに気付いた!」
アルト「くっ!」
〔画面、フラッシュ〕
〔滑空音〕

ブレラ「俺が援護する。早く脱出しろ」
アルト「すまん…! 助かった!」
シェリル「別のバルキリーが来た…!」
ブレラ「………」
ランカ「あの人…! 『BIRD-HUMAN』のロケの時の…」「あ…!」
ブレラ「急げ」
アルト「ランカ、シェリル! 早く乗れ!」
シェリル「わかったわ!」
ランカ「あ…ああ…」
アルト「どうした、アンカ!」
ランカ「バジュラ…歌…お…母さん…」
アルト「お前…」
ランカ「あの日…私の歌…」「いや…いやぁぁぁぁぁっ!!」
アルト「まさか、お前…記憶が戻ったのか…!」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ3開始】

〔戦闘マップ2から継続〕
〔味方ユニット出現〕

ミシェル「無事か、アルト!」
アルト「大丈夫だ! ランカもシェリルも救出した!」
オズマ「よくやった! 一度、クォーターへ帰還しろ!」
アルト「了解!」
シェリル「アルト! 後ろ!!」
〔敵ユニット出現〕
アポロ「何だ、あのデカブツは!」
シリウス「あれがバジュラの女王なのか!!」
シン「アルト! 急いで離脱しろ!!」
アルト「!」
〔アルトに爆発〕
アルト「あいつ…! 俺を狙って!!」
ランカ「いや…いやぁっ…!」
アルト「このままじゃ!」
シェリル「アルト! あたしの歌を聴けえっ!!」
〔BGM「射手座☆午後九時Don’t be late」〕
アルト「シェリル…」
シェリル(アルト…あんたは飛ぶんでしょ! 大切なものを守るために!)
ランカ「シェリルさん…」
シェリル(ランカちゃん…あたし達はね…歌しかないのよ…!)
アルト「わかった、シェリル…! 行くぞっ!!」
〔アルト、ジェフリーへ収容〕
〔ブレラ、後退〕

ラム「スカル4帰還! シェリル・ノームとランカ・リーも収容しました!」
ジェフリー「総力戦を仕掛ける! スカル4も出撃させろ!」「アーマードパックの使用を許可する!」
〔味方ユニット出現〕
アルト「アーマードパック…!」
オズマ「そいつはエースの証みたいなもんだ! 今のお前なら使いこなせると信じるぞ!」
アルト「了解!」
ランカ「アルト君!」
シェリル「絶対無事に帰ってくるのよ! 死なないって約束しなさい!」
アルト「大丈夫だ! 俺は必ず帰ってくる!」
ジェフリー「各員へ! 我々の攻撃目標は巨大バジュラだ!」
オズマ「あのデカブツを落としてこの戦いを終わらせるぞ!」
アルト「ランカ、シェリル! 行ってくる!!」「俺は…お前達を守るために飛ぶ!!」

<敵増援2出現の次PP>
シェリル(頑張りなさい、アルト…。あなたに届くようにあたしは歌うから)
アルト「シェリルの歌が聴こえる…」「幸運のお守りを借りてるのにやられたら、格好つかないな…!」

<敵増援2出現の2ターン後PP>
ランカ(アルト君…。私の歌も聴いて)
アルト「今度はランカか」「待ってろ…! 俺は約束を果たす! 必ず生きて帰るぞ!」

<クロウvsバジュラ(ビショップ級)>
クロウ「ここで女王を倒せば、バジュラとの戦いも終わる。このデータも活用先はないかもな」「だが、それでもいいさ…! この大スペクタクル映像なら、きっとどこかに買い手も見つかるだろうしな!」

<アムロvsバジュラ(ビショップ級)>
アムロ「やるか、やられるかならば、ためらっている場合ではない…!」「ここで女王を討ち、バジュラの地球侵攻を止める!」

<カミーユvsバジュラ(ビショップ級)>
カミーユ「進化するバジュラにいつか人類は対抗する術を失う…!」「その前に何としてでも女王を倒して、バジュラを駆逐しなくては!」

<ヒイロvsバジュラ(ビショップ級)>
ヒイロ「巨大な群れも頭を潰せば、止まる」「ターゲット確認、攻撃目標、バジュラ女王…!」

<ガロードvsバジュラ(ビショップ級)>
ガロード「こいつを放っておいたら、次元の向こうからバジュラがどんどんやってくるんだ!」「やるぜ! 女王を叩き落として、バジュラの被害を止めるんだ!」

<ロランvsバジュラ(ビショップ級)>
ロラン「もしかしたら、僕達の方がこのバジュラにとっては害虫かも知れないけど…」「この戦いを終わらせるために僕は戦います! 悪いけど、覚悟して下さい!」

<キラvsバジュラ(ビショップ級)>
キラ「バジュラと人間が出会ってしまった事で戦いが起きたのなら、それはとても悲しい事だ」「だけど、今は戦うしかないんだ! 人間を…世界を守るために!」

<シンvsバジュラ(ビショップ級)>
シン「戦いを広げるのが人だろうと、虫だろうと見逃すわけにはいかない!」「行くぞ、女王! お前を倒して、俺がバジュラを止める!」

<刹那vsバジュラ(ビショップ級)>
刹那「相手が何であろうと、人類に害となる存在であるならば、俺達が相手になる…!」「エクシア、敵女王を駆逐する!」

<甲児vsバジュラ(ビショップ級)>
甲児「女王を倒さなきゃ止まらないのはアリもハチも同じだ!」「やるか、やられるかなら容赦しない! 奴を倒して、この戦いを終わらせる!」

<竜馬vsバジュラ(ビショップ級)>
竜馬「この手の相手はインベーダーで慣れっこだぜ!」「行くぜ、女王! 頭を叩き潰してやる!」

<勝平vsバジュラ(ビショップ級)>
勝平「虫退治なら、母ちゃんに言われてよくやってたからな!」「覚悟しろよ、バジュラの女王! ザンボット3が殺虫剤の代わりだ!」

<万丈vsバジュラ(ビショップ級)>
万丈「バジュラ女王…! お前を倒す事で戦いが終わるのならば、僕達に迷いはない!」「この僕とダイターン3が人類を守るために相手になろう!」

<ワッ太vsバジュラ(ビショップ級)>
ワッ太「丁度いい! 学校を休んでいる間の自由課題は昆虫採集に決定だ!」「いっくぞ、女王! ジャベリンで串刺しにして標本にしてやる!」

<ジロンvsバジュラ(ビショップ級)>
ジロン「向こうから見れば、こっちがハエみたいなもんだろうけど!」「小さな虫にも意地がある! ジロン・アモスの男意地、見せてやるぞ!」

<忍vsバジュラ(ビショップ級)>
忍「俺達の野性とお前達の本能のぶつかり合いだ!」「行くぜ、女王! バジュラと人間の生存競争なら退くわけにはいかねえんだ!」

<葵vsバジュラ(ビショップ級)>
葵「蟲を見て、キャーキャー泣くほどこっちはヤワじゃないのよね!」「襲ってくる相手には容赦なし! 相手に悪意がなくてもね!」

<タケルvsバジュラ(ビショップ級)>
タケル「この巨大なバジュラから周辺に対して命令が発せられているのは確かなんだが…」「よくわからないが、何かが違う…。バジュラのコミュニケーションは俺達と根本的に概念が異なるのか…!」

<アルトvsバジュラ(ビショップ級)>
アルト「俺達の勝利を信じて、待ってる奴がいるんだ!」「行くぞ、バジュラ! 人間はお前達に負けはしない!」

<桂vsバジュラ(ビショップ級)>
桂「女王と言っても、相手が虫じゃ、さすがの俺もときめくわけにはいかないな」「普段は悪い虫と言われる俺だが、今日は害虫退治といきますか!」

<ロジャーvsバジュラ(ビショップ級)>
ロジャー「残念だよ、バジュラ。君達と言葉を交わす事が出来たなら、この戦いを回避する事が出来たかも知れない」「だが、その術がない以上、私もネゴシエイターの役割は果たせない」「よって、女王…! あなたとは力で接する事をお許し願おう!」

<ゲイナーvsバジュラ(ビショップ級)>
ゲイナー「何て巨大な虫なんだ! これじゃキングゲイナーの方がまとわりつく羽虫のようだ!」「だけど、気持ちでは負けない! 相手が女王なら、僕はキングなんだ!」

<斗牙vsバジュラ(ビショップ級)>
斗牙「グランナイツは人類を守るための牙だ! 相手が何であろうと戦う!」「バジュラ女王! お前の相手は、このソルグラヴィオンがする!」

<闘志也vsバジュラ(ビショップ級)>
闘志也「宇宙は広いもんだぜ! こんな奴までいるとはな!」「だが、珍しがってる場合じゃねえ! 人を襲うってんなら、俺達が相手になってやるぜ!」

<アポロvsバジュラ(ビショップ級)>
アポロ「くっ…何だ、この感じは…。俺は…いや、アクエリオンはバジュラの事を知ってるのかよ…!」「だけど、今はそんな事は関係ねえ! こいつらが人を襲う限り、俺達は戦うだけだ!!」

<レントンvsバジュラ(ビショップ級)>
レントン「この蟲と俺達もどっちかが滅ぶまで戦うんだったら、俺はためらわない!」「俺はこの世界と大事な人を守るために戦うんだ!」

<マリンvsバジュラ(ビショップ級)>
マリン「人類とこいつらが出会った事が不幸の始まりだったのかもな…」「だったら、なるべく早くこの戦いを終わらせるまでだ! ここで女王を倒す!」

<赤木vsバジュラ(ビショップ級)>
赤木「害虫駆除も警備会社の業務の一つ! やるぞ!」
いぶき「ちょっと! スズメバチの巣の撤去とはわけが違うのよ!」
青山「言っても無駄ですよ、いぶきさん。こいつの中では人の迷惑になってるって事じゃバジュラもスズメバチも同じですから」
赤木「その通りだ、青山! バジュラに恨みはないが、こうなった以上、やるしかないんだ!」

<ゼロvsバジュラ(ビショップ級)>
ゼロ「指揮官を叩くのは戦いの常道…! 狙うは女王だ!」「速やかにお前を叩き、地球圏よりバジュラを駆除する!」

<シモンorロシウvsバジュラ(ビショップ級)>
シモン「そっちも生きるために必死なら、こっちも同じなんだよ!」「そっちが人を襲うんなら俺達は全力で戦うぞ!」

<バジュラ(ビショップ級)撃破・勝利条件達成>
〔バジュラ(ビショップ級)に爆発〕
桂「動きが止まった!」
ジェフリー「各機、一斉攻撃! とどめだ!!」
アルト「この化け物め!」
ランカ「!」「だめぇぇぇぇぇぇっ!!」
アルト「くらえぇぇぇぇぇっ!!!」
〔バジュラ(ビショップ級)の周囲に爆発〕
〔敵ユニット撃破〕

モニカ「巨大バジュラ撃破を確認」
ボビー「あれがバジュラの女王だったのかしら…」
ジェフリー「わからん…。だが、少なくとも、あの巣の中ではあれが最高位の存在だったのだろう」
キャシー「これでバジュラの侵攻も止まるんですね」
ジェフリー「恐らくはな…」
ランカ「あ…ああ…」
シェリル「ランカちゃん…」
ランカ(何なの、この感じ…。あの巨大バジュラがやられる時…私…私…)
ブレラ「………」
アルト「援護に感謝する」
ブレラ「マクロスギャラクシー船団、アンタレス小隊所属、ブレラ・スターン少佐だ」
ルカ「ギャラクシー船団…! やっぱり、あの人も時空震動でこの世界に跳ばれてきたんですね…!」
クロウ「フロンティア船団とは別の超長距離移民船団か…」
アルト「今はフロンティア船団にいるのか?」
ブレラ「貴様はあの子に…ランカ・リーに相応しくない」
アルト「!」
ブレラ「帰還する」
〔味方ユニット離脱〕
アルト「ブレラ・スターン…いったい何者なんだ、奴は…」
【戦闘マップ3終了】

【シナリオエンドデモ開始】

  ~???~
シャルル「…銀河を渡る者か…」
V.V.「羨ましいね、彼等が」
シャルル「嘘のない世界…。もうすぐ我々もそこに行く事が出来ますよ」
V.V.「そうだね。それが僕達の約束だから」

宇宙
暗礁宙域

  ~マクロス・クォーター 格納庫~
シェリル「う…」
アルト「大丈夫か、シェリル…! 病み上がりのくせに無理をするからだ!」
シェリル「無理して、あたし達を助けにきた誰かさんに負けてられなかったからね」
アルト「お前…」
シェリル「あたしは大丈夫だから、ランカちゃんの側についててあげて。あの子…ショックが大きかったみたいだから」
アルト「わかった。だけど、お前も一緒に来い」
シェリル「え…」
アルト「お前もカナリア中尉に診てもらうんだよ。自分が病人だって自覚しろ」「ほら…肩を貸してやる」
シェリル「わかったわ。今日の勝利のご褒美として、特別にあたしの肩を抱く事を許してあげる」
アルト「どこまでも高飛車な奴だな」
シェリル「あたしは誰だと思ってるのよ?」
アルト「わかってるさ。銀河の妖精シェリル・ノームだろ」
シェリル「ふふ…その通りよ」
アムロ「取り込み中すまない、ミス・シェリル。オズマ少佐に代わって、君に伝えなくてはならない事がある」
シェリル「何かしら? サインだったら、後にして欲しいんだけど」
アルト「お前…アムロ大尉に何て口を…!」
アムロ「構わないさ、アルト。それだけの元気があれば、俺としても気が楽だ」
シェリル「その口ぶりだと、あんまりいい知らせじゃないようね」
アムロ「この宙域はギシン星前線基地の近く…つまり彼等の勢力圏内だ」「我々はこのままギシン星前線基地の攻略に向かうが、残念ながら、君達をフロンティア船団に送る余裕はない」
シェリル「要するに作戦が一段落するまであたし達もZEXISに同行しろってわけね」
アムロ「その通りだ。君達の安全は我々が全力を挙げて守るつもりだ」
シェリル「わかったわ。よろしくね、アムロ大尉」
アルト「いいのか…? そんなにあっさり承諾して」
シェリル「何よ…? あたし達を守ってくれないの、アルト?」
アルト「それは…」
シェリル「それとも自身ない?」
アルト「やるさ。それが俺の飛ぶ事の意味だからな」
【シナリオエンドデモ終了】


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