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No.50
破界の世紀

【シナリオデモ開始】
  ~アザディスタン王宮内~
ディアナ「…南極のイマージュは消滅したとの連絡が入りました」
マリナ「世界は救われたのですね」
ディアナ「それはイマージュが人間の優しさや勇気を信じてくれたためでしょう」
リリーナ「イマージュが…ですか?」
ディアナ「はい…。彼等も私達と同じように生きているのです」「そして、彼等は知ったのです。人間の事を、ZEXISによって」
マリナ「ZEXIS…」

  ~エリア11 ブリタニア政庁 総督席~
コーネリア「…では、この世界はZEXISの手によって救われたのですか?」
シュナイゼル「だが、彼等は日陰の身だ。公には国連軍の戦果として発表されるだろうね」」
コーネリア「………」
シュナイゼル「ユフィを討ったゼロが所属するZEXIS…。それに借りを作った事が不服そうだね」「怒りは私にぶつけるんだ、コーネリア。彼等に世界を預けた責任の一端は私にある」
コーネリア「…いえ…皇帝付政務官の判断に誤りはありませんでした」
シュナイゼル「表向きでも、そういった言葉をもらえると私としても助かる」「枢木スザク…。君もそれでいいかな?」
スザク「はい…。私は殿下のご指示に従うのみです」
シュナイゼル「君は、コーネリアの指揮下に入ってもらう。今後の世界のためにもね」
スザク「ですが、インペリウムは…」
シュナイゼル「彼等を…ZEXISを信じよう。それが今、我々に出来る事だ」

  ~日本 くろがね屋~
シロー「…じゃあ、ZEXISは国連にインペリウムの相手を押し付けられたのかよ!?」
大塚「そう言わんでくれ、シロー君。今、世界の平和を託す事が出来るのは彼等しかいないんだ」
シロー「でも、手柄は国連軍が横取りするんだろ? そんなんじゃ、兄貴達が可哀想だよ!」
つばさ「やめな、シロー。朝刊さんだって、それを良しとしてるわけじゃないんだ」
シロー「でも、女将…!」
つばさ「じゃあ聞くが、当の甲児達はインペリウムと戦うのを嫌々やってるのかい?」
シロー「それは…」
つばさ「あいつらは漢だよ。…誰が悪党を倒したかなんてのは関係ない」「望むのは、誰もが気持ちよく生きていける世の中が来る事…。ただ、それだけだろうさ」
シロー「兄貴達…勝てるよね?」
つばさ「当たり前だよ。あいつもZEXISもこんな所は通過点なんだからね」
大塚「シロー君、私も君と同じ気持ちだ。だから、信じよう…彼等の勝利を」
シロー「はい…!」

太平洋

  ~プトレマイオス ブリーフィングルーム~
ジェフリー「…では、君の言うインサラウムとはこことは別の地球の国家なのだな?」
マルグリット「はい…。我々のいた地球も多元世界であり、インサラウムによって統一されていました」「聖インサラウム王国は絶対君主制の国家であり、我々アークセイバーは王宮警護騎士であると同時に…」「インサラウム…つまりは地球全体を防衛する組織の頂点に位置する存在でした」
オズマ「俺達の世界で言えば、地球統合軍の司令部とエース部隊を兼ねた集団という事か…」
ゼロ「そういった組織があったという事は君のいた地球も外部から攻撃を受けていたのか?」
マルグリット「インサラウムも異星人や宇宙生命体の侵攻を何度も経験してきました」「ですが、アークセイバーを中心に我々はそれらを打ち破ってきました」
ワッ太「強かったんだね、アークセイバーって」
勝平「そりゃ、俺達が苦戦するぐらいだからな」
マルグリット「…ですが、あれが現れた時から我々の誇りも世界の平和も全てが奪われる事になったのです」
甲児「それは…」
マルグリット「そうです…。あの破界の王です」「あれは私達の世界の科学者が超次元エネルギーを引き出すための実験を行なった時でした」「実験の失敗によって裂けた次元境界線から破界の王は突然現れたのです」「その配下の次元獣により、世界は瞬く間に戦火に包まれました」
城田「我々の世界と異なり、破界の王自身が積極的に戦いを仕掛けてきたのか…」
マルグリット「その結果、インサラウムの戦士達は…」
スメラギ「ガイオウになぶれ、次元獣へと変えられたのね」
マルグリット「王の機体が生成するリヴァイヴ・セルに取り込まれた戦士と機体は意思を奪われ、破壊の使徒と化します」「そして、その戦闘力は生前よりも遥かに増すのです」
ゼロ「自分尾戦力がそのまま敵となるだけでなく、さらに強力になるとはな」
万丈「ガイオウが存在する限り、その配下の戦力は加速度的に増加していく事になる」
アムロ「そして奴と戦う側は、いつかは、その量に飲み込まれていくのか…」
マルグリット「破界の王は強者を選び、それを次元獣に変える事を目的としていたようです」「アークセイバーの準騎士であった私の弟、シェーヌ・ピステールも破界の王に挑み、次元獣とされました」
アムロ「だが、わからない。奴はいったい何を目的に戦いを仕掛けたんだ?」
アスラン「世界の征服や人類の滅亡といったものが狙いとは思えないが…」
マルグリット「破界の王が何のために自軍の勢力を拡大させていたかは結局わかりませんでした」「ただ、あの男の戦っている様を見ると純粋に戦いを楽しんでいたように思えます」
忍「戦闘マニアの趣味に付き合わされてあげくに世界が滅ぼされたら、たまったもんじゃねえぜ!」
マルグリット「…インサラウム全軍を挙げての戦いは結局、我々の敗北で終わりました」「主を失ったシュバル卿と私も破界の王の手にかかり死を待つだけになった時、あの男が現れたのです」
クロウ「アイム・ライアードか…」
マルグリット「あの男も破界の王と同じく、次元の壁の向こうから来たのです」「そして、その素性、過去、目的の全てが謎に包まれています」
クロウ「この際、死んだ奴の事はどうでもいい。聞きたのは奴が何をしたかだ」
マルグリット「我々の目の前に現れたアイムは破界の王に取り引きを持ちかけたのです」
桂「取り引き?」
マルグリット「あの男は破界の王に仕える事を望みました」「その見返りとして、王に新たな戦いの場を与える事を約束したのです」
隼人「それがプロジェクト・ウズメ…。この世界に奴を呼び込むための計画か」
マルグリット「破界の王はアイムの取り引きに応じました。そして、彼の取り成しによって私達の生命も救われたのです」
カミーユ「その時からシュバル・レプテールとあなたはアイムの部下になったのですね…」
マルグリット「アイムは自分の意のままに動く手足が欲しかったのでしょう」「事実、破界の王は次元獣の指揮権をアイムに与えましたが、あれは最終的には王の命令以外は聞く事はありませんから」
竜馬「あんたは何故それに抵抗しなかった?」
マルグリット「…シュバル卿が何のために破界の王とアイムに忠誠を誓ったふりをしていたかはわかりません…」「ですが、目の前でシェーヌを…弟を次元獣にされた私は、恐怖から彼の下僕になるしかなかったのです」
クロウ「忘れろよ…。過ぎた事だ」
マルグリット「でも…」
クロウ「だったら、奴と戦え。あんたの生命をそのためだけに使うんだな」
マルグリット「言われるまでもない…!」
赤木(クロウの奴、ちょっとキツ過ぎないか…。あの人にだって同情の余地はあるのに)
青山(だからって、あの性格だ。情けをかけられたとなっちゃ、逆に惨めさに拍車がかかるさ)(それにインペリウムの一員だったって負い目がある以上、ああいう態度をとってもらった方が気が楽だろう)
いぶき(それをわかって言ったんでしょ、クロウの事だから)
クロウ「そういうわけだ、マルグリット。とりあえず、ガイオウを倒すまでは俺達に付き合ってもらうぜ」
マルグリット「だが、奴について私の知っている事はほとんどないぞ」「いや…奴が記憶を失っている以上、奴本人も自分が何者かをわかっていない」
クロウ「生まれも育ちも目的も知った事かよ。奴を倒さなきゃ、この世界がインサラウムと同じ目に遭うんだ」
刹那「だから、奴を叩く…。それが俺達の戦いだ」
斗牙「平和を求める罪なき人々を守るため、僕達はガイオウと戦う」
葵「行こうよ、みんな…! ガイオウと…インペリウム決着をつけるために!」
竜馬「やっとリモネシアでの借りを返す日が来たってわけか」
シモン「あの時よりも俺達は強くなった」
タケル「それに新しい仲間達もいる」
アポロ「へ…腕が鳴るぜ。俺を次元獣に出来るもんなら、やってみやがれってんだ!」
ガロード「インサラウムの仇を討ち、この世界も守ってみせるぜ!」
ロジャー「だが、肝心な事を忘れてはならない」
ロラン「そうです。インペリウムがどこにいるかわからない以上、僕達はどうする事も出来ません」
ハリー「だが、後手に回れば、取り返しのつかない事になるかも知れない」
キラ「ええ…。その気になれば、ガイオウは次元獣を増やす事が出来るのですから」
ルナマリア「でも、こっちの世界に来てからはそれらしい事をした様子はないみたいね…」
シン「理由はどうでもいい…! 大事なのは奴を倒す事だ!」
五飛「それにはグレート・アクシオンを見つけなければならんか…」
クロウ「心配するな。俺達には切り札があるんだ」「な…インペリウムの元スポンサーさん?」
カルロス「いや~すまないねぇ。残念だけど、僕の資金とアクシオン財団はシオニーちゃんに押さえられちゃってさ…」
マルグリット「シオニー・レジス…。力を手に入れた事で、その支配欲と攻撃性は病的なレベルに達しているか」
城田「彼女は、リモネシアの外務大臣として三大国家とも渡り合うだけの力量を持った人物だったと聞くが…」
スメラギ「その際に抑圧されていた人格がインペリウムという力を得て、表面に出たのでしょうね」
クロウ「反動ってわけかよ…」
カルロス「そういうわけなんで、君達に資金援助は出来ない状況なんだ」
クロウ「誰がお前に金を出せって頼んだ?」
カルロス「君だよ。お金欲しいって顔に書いてある」
クロウ「マジで!?」
カルロス「大マジ」
デュオ「そんなのは今日に始まった事じゃねえだろ」
カトル「カルロス総裁、あなたは自分がインペリウムに加担した事で、どれだけの被害が生まれたか理解しているのですか?」
カルロス「そりゃね。状況の把握はビジネスの初歩中の初歩だから」
カトル「でしたら…」
カルロス「でもさ、やっちゃった事は仕方ないじゃん。騙されてました、ゴメンなさい…か、済まないレベルの事だったしさ」「トラブルは開き直るしかないってのが僕のビジネスモットーだからね」
アデット「この男…まるで反省してないようだね」
カルロス「反省はしているさ。ただ後悔はしてないよ」
ソシエ「呆れたわ…! どういう頭の構造してるのよ!」
フェイ「インペリウムの行方を追うためにこんな男を頼らなければならないなんて…!」
カルロス「言っておくけど、僕…グレート・アクシオンの行き先を言う気はないから」
エイーダ「え…!?」
くらら「この期に及んで、何言ってるのよ!」
ジョニー「インペリウムに義理立てしてるのですか?」
カルロス「まさか…! 財産没収の上、処刑されそうになった相手にどうしてそんな事するのさ?」
ロゼ「だったら、どうして…!?」
カルロス「僕はガイオウが何をやるか見たいんだよ。彼の事が好きだと言ってもいい」
武蔵「世界を滅ぼすような化け物だぜ!」
カルロス「こんな世界は一度痛い目に遭った方がいいんだよ」「だから、ソレスタルビーイングや黒の騎士団なんてのが出てきたんだろ?」
ゼロ「………」
カルロス「そんなわけで、僕はプロジェクト・ウズメに参加したのさ」「そこから出てきたのは制御不能のモンスターだったけど、世界を壊すっていう当初の目的は達成できそうだしね」
スメラギ「アクシオン財団であれば、経済の力でそれが出来たはずでは?」
カルロス「こんな世界の人間の目を覚ますためには、そんな陰謀めいたまどろっこしい手段じゃ駄目だね」「誰もが畏怖するような強大な力でなければ、世界は動かないんだよ」「僕の言ってる事、わかるよね? 特にソレスタルビーイングの諸君は」
アレルヤ「………」
スメラギ「………」
刹那「変革と破壊は違う。この世界はもう十分過ぎる程、血を流した」
カルロス「足りないね。この程度じゃ、アレハンドロ・コーナーみたいな輩を生むだけだよ」
ゼロ「お前の言う事にも一理ある」
カレン「ゼロ…!」
ゼロ「だが、私はこの一連の戦いで知った。一度壊してしまったら、もう元に戻らないものがある事も」「その一つは人の生命だ。そして、ガイオウの存在は無意味な死を生む」
カルロス「黒の騎士団のゼロ…。だから、君はガイオウを討つっていうの?」
ゼロ「その通りだ。…私は正義を成す」「それが私以外の人間のものと異なるとしても私は私の正義を成す。それに基づき、私はガイオウを討つ」
C.C.(ふん…状況は見えているようだな。上出来だよ、ルルーシュ)
ゼロ「話してもらうぞ、カルロス・アクシオン・Jr.お前の知る限りの事を」
カルロス「言っておくけど、拷問とかしても無駄だからね!」「僕ってボンボンだから痛いのは嫌いなの! だから、こんな時にさっくり死ねるように毒薬を奥歯に仕掛けてるから!」「僕の寿命、加速装置! ってね」
クロウ「マジかよ…」
トライア「いや…このスットコドッコイならありえる」
カルロス「フォローありがと、トライア。こういう時に頼りになるのは昔馴染みだね」
トライア「こんな事になるんなら、ラボに転がりこんできた時、あんたの脳みそに服従回路を埋めときゃよかったよ…」
カレン「くっ…! こうしている時間だって惜しいのに!」
城田「こうなったら、エルガン代表に連絡し、全世界の軍を総動員して、インペリウムの行方を追うしかないか」
ゼロ「その必要はない」
玉城「でもよ、ゼロ…!」
ゼロ「カルロス・アクシオン・Jr.…」
カルロス「ん…?」
ゼロ「俺の質問に全て答えてもらおう!」
〔ギアス発動〕
カルロス「うん」
ゼロ「インペリウムは…ガイオウはどこにいる?」
カルロス「多分、陰月だよ。あそこにはガイオウの失われた記憶を取り戻す手がかりがあるらしいからね」
シモン「陰月…! 二つある月の片方か!」
ヨーコ「でも、あそこは周辺の次元が歪んでいて侵入できないはずじゃ…」
ティエリア「…待て、陰月周辺に次元境界線に異常が見られるらしい」
トライア「ちょっとデータ、見せてよ」
クロウ「どうなんだ、チーフ?」
トライア「…もしかすると、このポイントからなら陰月に降りられるかも知れないね」
クロウ「じゃあ…!?」
トライア「ガイオウが陰月に向かったってのは本当らしいね、こりゃ」
カレン「でも、あの男が簡単に口を割るなんて…」
扇「ゼロの圧力に負けたのか…」
C.C.(ついているな、ルルーシュ…。賭けチェスの時、あの男にかけたギアスがここで有効に働くとは)
ゼロ(いけるぞ…。今、風は俺向きに吹いている…)「諸君、聞いての通りだ。我々の敵ガイオウは陰月にいる!」
スメラギ「ZEXIS各員は出撃準備を」
ジェフリー「これより我々は陰月へ向かい、ガイオウと雌雄を決する!」
ゼロ「インペリウムを倒せば、世界の混乱は収束に向かっていく…」「そして、この戦いの結果で世界は変わる! 我々の手で変革の最後の一手を決めるぞ!」
ランカ「アルト君…」
アルト「俺達は行く。この世界を守るためにな」
シェリル「しっかり戦ってきなさいよ。あんた達に全てを賭けるから」
アルト「その言葉…世界中の人からのものだと思って戦ってくる」「お前達は地球で待っていてくれ。さすがに次の戦いには連れていくわけにはいかないからな」
ランカ「うん…。私達…ZEXISが勝つのを信じてる」
エウレカ「…ありがとう、ランカさん…」
ランカ「エウレカちゃん…」
エウレカ「私…ランカさんの家で失くしたはずの記憶を取り戻す事が出来た」
ランカ「ううん…! あの歌は私だけじゃなくて、みんなが歌った歌だから」「それに何より、エウレカちゃんとレントン君のお互いを想う気持ちが奇跡を起こしたんだよ」
エウレカ「互いを想う気持ち…」
ランカ「私…ずっと前から二人の事を応援してたの。だから、それのお手伝いが少しでも出来て、本当に嬉しかったよ」
エウレカ「私…また人間の優しさと強さに触れた」
レントン「それを守るために俺達も行こう、エウレカ」
エウレカ「うん…。レントンとニルヴァーシュと一緒なら私、何も怖くないよ」
マルグリット「………」
クロウ「何だよ、マルグリット?」
マルグリット「気安く呼ばないでもらおう、クロウ・ブルースト。私はインサラウムの騎士なのだから」
クロウ「だが、ガイオウを倒すまではZEXISの一員だろ」「郷に入っては郷に従えだ。こっちの流儀に合わせろ」
マルグリット「流儀って…」
クロウ「俺の事はクロウって呼べ。戦友には、そうさせている」
マルグリット「クロウ…」
クロウ「OKだ。ぎこちないのもご愛敬って事にしとく」
マルグリット「…インサラウムを失った私にはあの白い次元獣を弟だと思い込む事だけが生きる支えだった」
クロウ「それは、MDを倒した俺を憎む事へと変わったと…」
マルグリット「自分でもわかっていた。シェーヌの事…弟の事は諦めるしかないって…」「次元獣になる事は死ぬのと同じ事…。倒して上げる事しか、魂の解放にならない…」「それをやってくれたあなたを恨むのは逆恨みでしかない事も…」
クロウ「………」
マルグリット「でも、私…そうするしかなかった…。私…あの子のお姉ちゃんなんだから」:
クロウ「わかるさ、その気持ち」
マルグリット「あり…がとう…。あなたは…それを断ち切ってくれた。私の生命に意味を…くれた…」
クロウ「あ~あ…泣くなよ。美貌の女騎士様が台無しだぜ」
マルグリット「だって…だって…」
クロウ「頑張ろうぜ、マルグリット。その生命の意味のためにもよ」
マルグリット「うん…。私…顔、洗ってくるね」
〔歩き去る足音〕
クロウ「ふ…」「可愛い所もあるじゃねえか」
トライア「見たよ、クロウ。女嫌いが聞いて呆れるね」
クロウ「な、何だよ…!?」
トライア「ラボで留守番してるエスターが聞いたら、荒れるだろうねぇ」「どうせあたしは女騎士様と違って、がさつで品のない庶民だよ! …ってね」
クロウ「勘弁してくれよ、チーフ…。帰った後にそんなのが待ってるって思ったら、気が滅入るぜ」
トライア「生きて帰る気満々のようだね」
クロウ「当然だろ?」「ガイオウを倒して借金完済…。おまけに平和になるんだから、全て俺の望み通りじゃねえか」
トライア「その平和がエスターのヤキモチでご破算か…。悲しくなるね」
クロウ「わ、わかった…! 口止め料を払う!」
トライア「あんたが身銭を切るって事は余程この問題を重要視してるって事だね」
クロウ「泣く子と借金取りには勝てないからな。頼むから、常識的な額にしてくれよ」
トライア「OK。じゃあ、300Gでどうだい?」
クロウ「…失言が高くついたもんだ。チーフにしちゃ、良心的な額だがな」
トライア「あんた、私をどれだけの守銭奴だと思ってるんだい?」
クロウ「俺の上司だからな」
トライア「そう言われちゃ、返す言葉もないよ。ま…早く帰ってきな。でないと、利子が膨れ上がるからね」
クロウ「了解だ。DMバスター・ブラスタに最後の仕事をさせてくるぜ」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「破界の世紀」


【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現〕
〈出撃準備〉
キャシー「各艦、陰月の引力圏に侵入。この一帯のみ次元境界線も安定しています」
ボビー「この異常な状況 ガイオウの行動と関係しているのかしら…」
ジェフリー「そう見るのが妥当だろうな」
タケル「ここが陰月か…」
ワッ太「重力も見た感じもあっちの月とほとんど変わらないね」
隼人「時空震動が起きて複数の世界が重なる時、月も同様の現象が起きるはずだった…「ところが位相のズレのおかげで月が二つ存在する事になり、この陰月が誕生しったと考えられている」
カレン「二つの日本が存在するのもそういう理由なんだね」
勝平「で、インペリウムはどこにいるんだよ?」
万丈「我々の追撃は感知されているはずだ。ここに来ているのなら、迎撃の準備を整えているだろう」
葵「願ったり、叶ったりよ。こっちは決着を付ける気で来たんだから」
忍「来るなら来やがれ、インペリウムこの月をお前等の墓場にしてやるぜ」
???(シオニー)「そうはいくか…!」
〔敵ユニット出現〕
オズマ「グレート・アクシオン…!」
アルト「やはり、陰月に来ていたか!」
シオニー「ZEXISめ…! どのような手段を使って、我々の動きをつかんだというのだ…!」
スメラギ「シオニー・レジス…!」
シオニー「インペリウムの初戦の相手であった貴様達が最後まで邪魔をしてくれるか…!」「ガイオウ様のお戯れがあったとはいえ、運命的なものを感じるぞ!」
赤木「何だか、あの人…さらに雰囲気がおかしくないか?」
青山「権力は人を変えるからな。気分は世界の支配者のつもりなんだろう」
シオニー「黙れ、愚民が! 身の程を知れ!」「この世界において、貴様達の存在なぞ何の意味も持たん!」
クロウ「何…?」
シオニー「貴様達が消えようとも、世界の趨勢に何の影響もない! つまり、貴様達は無価値なのだ!」
甲児「そういう考え方でお前は戦いを撒き散らしてきたのかよ!」
竜馬「大したもんだな、あんたは。その意味じゃ、あんたは世界に大きな影響を与えてきたぜ」
刹那「だから、俺達はお前を討つ。お前を倒す事で世界を平和に変えるために…!」
シオニー「もう土下座では済まさん! 新帝国インペリウムに歯向かう者は全て処刑する!」「あの日、世界に向けて宣言した通りだ! ここを貴様達の墓場にしてくれる!」
エイジ「悪党の定番台詞が出たぜ!」
葵「さっき、うちのセンパイも同じフレーズを使っていたけどね」
忍「それはだな…!」
亮「あの女も忍と同じく本能のままに戦うという事か」
ロジャー「と言うより、欲望のままとう言葉が適当だろう」「支配欲、攻撃性、孤独、後悔、退廃…。彼女は既に理性を失っている」
シオニー「だが、私には力がある…! 祖国を生贄に差し出した代償としてインペリウムの全てが今、私のものとなった!」
レントン「あんたの事はどうでもいい…! ガイオウはどこにいる!?」」
シオニー「どうでもいい…? この私が…! インペリウムの筆頭政務官のこのシオニー・レジスが!」「世界最高の権力を手にした私の存在を無視するのか、小僧めが!」
ゲイナー「その世界最高の権力者がたった一言で激昂するなんて…」
ガロード「そんな人間が舵取りしてるようじゃ、インペリウムも、もう終わりだな!」
シオニー「黙れ、小僧共! 黙れ、黙れ! 黙れ、黙れ、黙れ、黙れ、黙れ、黙れ、黙れ、ダマレダマレダマレダマレダマレ!」「ガイオウ様からお預かりした力を見せてくれる!!」
〔敵ユニット出現〕
ジロン「デカい! とんでもなくデカい次元獣だ!」
シオニー「ハハハハハハハ! おののけ、愚民! あれこそ最大にして最強の次元獣、リヴァイダモン級だ!」
ティエリア「あのサイズ…戦略兵器クラスが次元獣化したものと思われる」
刹那「あれがインペリウムの切り札か」
ヒイロ「ならば、それを叩くまでだ」
シオニー「貴様等っ!」
桂「デカブツを出せば、ビビると思ったら大間違いだ」
闘志也「俺達の闘志を甘く見るなよ、インペリウム!」
マリン「俺達は世界と人々を守るためにこの陰月に来た…!」
竜馬「狙うはガイオウ…! 奴の首だ!」
シモン「その前に立ち塞がる者は全て突き破る! 気合という名のドリルで!!」
アムロ「どうやら、お前の背後の谷にガイオウはいるようだな…!」
ゼロ「全機、突撃! グレート・アクシオンとリヴァイダモン級を討ち、ダイオウを引きずりだす!」
マルグリット「シオニー・レジス…! インサラウムの悲劇を二度と繰り返させはしない!」
シオニー「貴様等ぁぁぁっ!」
クロウ「どけよ、ママゴト権力者。あんたはお呼びじゃねえんだ」「それでも邪魔するってんなら、これまで世界を引っ掻き回した報いを受けてもらう!!」
<戦闘開始>

<クロウvsシオニー>

シオニー「クロウ・ブルースト…! アイムの無念は私が晴らす!」
クロウ「哀れなもんだな、あんたは」
シオニー「何っ!?」
クロウ「自分の国を犠牲にまでして、あんたはアイムに仕えたが、奴はあんたを利用するしか考えてなかった」
シオニー「黙れ!私はあの人に仕えたのではない! あの人が私に相応しい地位を…新世界の統治者の地位を与えてくれたのだ!」
クロウ「インペリウムが造る腐れた世界の支配者にそんなになりたいのかよ…!」「馬鹿らしくて笑えもしねえ。次元獣の女王になりたいなんて馬鹿はとっとと消えな…!」

<マルグリットvsシオニー>
マルグリット「目を覚ませ、シオニー・レジス…! ガイオウを野放しにすれば、世界は確実に滅ぶのだぞ!」
シオニー「黙るがいい、インサラウムの負け犬め! 私がいる限り、ガイオウ様にそのような事はさせぬわ!」
マルグリット「ガイオウとアイムの威を借るだけの小物に何が出来る!」
シオニー「新世界の統治者に無礼な口を! 負け犬は大人しくひざまずくがいい!」
マルグリット「お前の知る私は死んだ! ここにいるのはアークセイバーのナンバー7、マルグリット・ピステールだ!」「シオニー・レジス! インサラウムの悲劇を繰り返さないためにもここを通してもらうぞ!」

<シオニー撃破>
〔シオニーに爆発〕
シオニー「どうして!? どうして、グレート・アクシオンが…!」「違う! この艦はグレート・リモネシアよ!」「インペリウムは世界を変える! あの日、リモネシアが消滅したように! 私は…私は…!!」
〔敵ユニット撃破〕
C.C.「哀れな女だな」
ゼロ「珍しいな…。お前が誰かに同情するとは」
C.C.「そうではない。最後まで自分が何をしたいかわからなかった愚かさを哀れんだまでだ」
クロウ「あばよ、インペリウム。あとはガイオウを倒して、全ての始末をつけるまでだ」

<シオニー&リヴァイダモン級全滅・敵増援1出現>
リーロン「敵のデッカいのは全部倒したわよ」
ダヤッカ「よし! 一気に谷の奥まで突撃だ!」
ニア「待って下さい…! あそこに誰かいます!」
リーロン「誰かって…!」
ガイオウ「よう」
ラッセ「ガイオウか!」
クリス「嘘…! ここって、ほとんど真空なのよ!」
フェルト「ガイオウの声は各機の通信回線に強引に割り込んできています!」
リヒティ「何なんスか、あいつは…!?」
スメラギ「今さらながら、人間ではないと言う事ね…」
ガイオウ「悪かったな。随分と待たせちまったようだ」
城田「ガイオウ! お前の居城であるグレート・アクシオンは既に沈んだ!」
ゼロ「降伏するなら、今のうちだぞ」
ガイオウ「降伏? 何だ、そりゃ?」
斗牙「お前の切り札であるリヴァイダモン級も僕達が倒した!」
ロジャー「既にあなたは裸の王様だ。それでも戦う気か?」
ガイオウ「当然だろうが。それが俺の使命だからな」
闘志也「使命だと…!?」
ガイオウ「お前等…守りたいものがあるか?」
キラ「え…」
ガイオウ「そのために倒さなきゃならない敵がいるか?」
忍「てめえ! 何が言いたい!?」
ガイオウ「守りたいものためには敵を倒さなきゃならねえ…」「降伏を勧めるなんて甘っちょろい考えじゃ、最初っから負けを認めているようなもんだぜ」
レントン「何だと…!?」
ガイオウ「それに知ってるだろ? 次元獣をどれだけ潰そうと俺を倒さなきゃ意味がねえってよ」「それともあれか。やっぱり俺とやるのが怖くなったか?」
シモン「ふざけんじゃねえ!」
竜馬「俺達はお前にやられた事を片時も忘れはしなかった…!」
甲児「そして、強くなろうとした! お前を…世界の敵を倒すために!」
ガイオウ「世界の敵か…。フンまあ仕方ねえな」「俺の存在ってのはお前等の視線で見れば、そうなるだろうさ」
マルグリット「ガイオウ…! 記憶を取り戻したのか!?」
ガイオウ「おうよ、マルグリット。お前がアークセイバーの誇りってのを取り戻したようにな」
タケル「この谷の向こうにガイオウの過去を解き明かす何かがあるのか…!」
マリン「どういう事だ…!? 奴はどこかの次元から現れたはずなのに…!」
カミーユ「その記憶の鍵となるものが、何故この世界にある…!?」
ガイオウ「俺の記憶…俺の過去…俺の使命…」「父の名…母の優しさ…友との思い出…。なすべき事…倒すべき敵…」
万丈「ガイオウ! お前の目的は何だ!? 何のために次元獣を生み出す!?」
ガイオウ「お前等が知っても仕方ない事だ」「いや…知らない方がいい」
ワッ太「人の事をバカにして!」
勝平「話す気がないんなら、腕ずくで聞き出してやるまでだ!」
ガイオウ「その前に聞くぜ。お前達は何のためにここにいる?」
キラ「え…?」
シン「決まっている! お前とインペリウムを倒すためだ!」
ガイオウ「それはお前等の言う平和のためか? それとも、強い奴と闘いたいからか?」
甲児「あいつ…! 何を言ってるんだ!?」
ワッ太「強い奴と戦いたいって…俺達をお前と同じだと思うなよ!」
ガイオウ「御託はいいんだよ。本音を聞かせろ」「お前はどうだ、スフィア・リアクター?」
桂「スフィア・リアクター…。クロウの事か…?」
クロウ「………」
「世界の平和と自由のために戦う」
「強大な敵との戦いのために戦う」


※※「世界の平和と自由のために戦う」を選択した場合のセリフ※※
クロウ「自分の尺度しか、他人を測れない奴ってのはたまんねえな」
ガイオウ「………」
クロウ「悪いな、ガイオウ。俺は気ままな自由と気楽な平和が何よりの希望なのさ」「そのためにお前をここで叩く…!」
※※「本気で戦いそのものを求めている」を選択した場合のセリフ※※
クロウ「…たまんねえな。こっちの腹の底をお見通しってわけかよ」
ガイオウ「………」
クロウ「認めるぜ、ガイオウ。…世界のため、自由と平和のためってのももちろんある…」「だが、心のどこかで言ってるのさ。自分の力がどこまで通じるか、お前と戦ってみたいってな」
タケル「クロウ…」
アルト「本気で言ってるのかよ?」
「…と言うのは別の話だ」
「本気で戦いそのものを求めている」


※※「…と言うのは別の話だ」を選択した場合のセリフ※※
クロウ「これがスポーツだったら、そういうのもありだろうさ」「だがな、こいつは遊びじゃねえ。人の…それも多くの人の生き死にが掛かってるんだ」「そういうわけで遊びは抜きだ。ガイオウ、ここはマジで行くぜ…!」
※※「本気で戦いそのものを求めている」を選択した場合のセリフ※※
クロウ「フ…お前の事をどういう言えねえな。これが俺の偽らざる本音だ」「他の連中は知らねえが、俺はお前と本気でやりたいのさ…!」
ガイオウ「いいぜ…! その答えが俺の力を限界まで引き出す!」

ガイオウ「ついでに俺の目的を知りたいのなら、そっちも教えてやる。それは…」「何よりも強くなる事だ!」
〔敵ユニット出現〕
アルト「機体を呼びやがったか!」
ガイオウ「ゲールディラン…ガイオウ…。この世界でもらった名前は悪くない」「その礼だ。この世界の人間とお前達をとびっきりの次元獣にしてやるぜ」「そのために今日までお前等を好きにさせてきたんだからな!」
葵「リモネシアのあたし達じゃ、次元獣にする価値もなかったって事!?」
赤木「俺達の世界で新たな次元獣を造らなかったのはそれが理由かよ!」
ガイオウ「その通りだ。喰らうに足るだけの存在になるまでこの世界の連中を鍛えてきた」「世界中に火を点けて回ってな」
ヒイロ「それがあの無軌道な戦略か…!」
キリコ「俺はお前の所有物ではない」
刹那「そして、俺達の戦いはお前の目的のための手段でもない!」
ガイオウ「御託はいいんだよ…! 俺がゲールディランを呼んだ時から闘いは始まってんだ!」
〔画面、震動〕
〔ガイオウに発光〕

シン「戦闘モードに入ったってわけかよ!」
キラ「あれを倒さなければ、世界は…!」
ゲイナー「ガイオウの目的を知る事よりも、今はれを倒す事が先決だ…!」
アポロ「野郎…! 俺達をなめた事を後悔させてやる!」
ガイオウ「楽しみだぜ、ZEUTH。こことは別の世界でならしたお前等を喰らう事が出来るのはよ」
ロラン「僕達の事を知っている…?
ガロード「どうせはったりだ! 気にするな!」
ガイオウ「断ち切ってやるぜ、お前等の烙印を。それも俺の使命の一つだ」
ロジャー「烙印…! アイムの言っていたものか…!」
ガイオウ「そうよ。お前等の運命をお前等に返してやる」
ジロン「訳のわからない事を言って!Q どうせ俺達を倒す気満々のくせに!」
シモン「ガイオウ…! お前の目的が強くなる事なら俺達はその上を突き抜ける!!」
竜馬「勝負だ! てめえと俺達のどちらが強いか、ここで決める!」
甲児「行くぜ! 地球を背負っての大一番だ!!」
刹那「ZEXIS…! ガイオウを駆逐ウする!」
ゼロ「全機、攻撃開始! 我々の総力を挙げて、奴を討つ!」
ガイオウ「魂…気合…想い…意地…誇り…願い…義務…責任…使命…怒り…憎しみ…愛…勇気…」「何でもいいから、ぶつけて来い! 神を殺す力を見せてやる!!」
クロウ「破界の王ガイオウ! 最後の獲物はお前だ!」

<クロウvsガイオウ>
クロウ 「お前、スフィアの事について知っているのか?」
ガイオウ「それなりにはな。もっと早く記憶が戻っていれば、アイムの奴も喰らっておくべきだったぜ」
クロウ「つまり、俺もお前の獲物って事か?」
ガイオウ「うぬぼれるんじゃねえよ。お前が特別ってわけじゃねえ…。お前達全員が俺の獲物だ」
クロウ「だからって、はい、そうですかと首を差し出すほど、俺達の生命は安くねえんだよ…!」「お前がどれだけ強大だろうと、その首は俺がもらう!」
ガイオウ「いい気迫だぜ! 刺し違える覚悟ってわけかよ!」
クロウ「てめえこそ、うぬぼれるんじゃねえよ! 俺は必ず生きて帰る!」「てめえのデータを持ち帰って借金返済! 待望の平和と自由を満喫する日々だ!」
ガイオウ「おもしれえ! 戦いを求める俺と戦いを嫌がるお前の勝負だ!」
クロウ「その通りだ、ガイオウ! だが、勝つのは俺とブラスタだ!!」

<アムロvsガイオウ>
ガイオウ「どうやら、お前は新たな力に目覚めつつある人間のようだな」
アムロ「ニュータイプの事を言っているのか…!」
ガイオウ「持てる力の全てで向かってこい…! そうしなければ、お前も人類も生き残る事は出来ないぞ!」
アムロ「ニュータイプは戦いの道具じゃない…。だが…」「だが、この力で何かが出来るなら…戦いを終わらせる事が出来るのなら!」
ガイオウ「そうだ! それでいい! 俺はお前の全力が見たいんだ!」「そして、俺はそれを喰らう! 俺が最強の存在になるために!!」

<クワトロvsガイオウ>
ガイオウ「お前…そんなんで戦えるのかよ?」
クワトロ「!」
ガイオウ「迷ったままで俺に勝てると思うなよ」「お前の本当の力を見せろ。迷いさえ捨てれば、お前は最強の戦士のはずだぜ」
クワトロ「人の心を見透かすような真似は好きではない。他人にするのも、されるのも…!」
ガイオウ「だったら、どうする?」
クワトロ「今は迷いは忘れる…!」「私も一人のパイロットとして、この戦いに生き残ってみせる!」

<カミーユvsガイオウ>
ガイオウ「いいぞ、ZEUTH…! お前等は極上の獲物だ!」
カミーユ「こいつ…! 遊び気分で戦っているのか!?」
ガイオウ「そうじゃねえ。俺にとって闘いは生きる意味だ」「誰だって遊びで生きてるわけじゃねえだろ」
カミーユ「そんな理屈に付き合っていられるか! お前が戦いを広げる存在である以上、俺達の…世界の敵だ!」
ガイオウ「俺が敵だってんなら、全力で来い! その魂を俺が喰らってやる!」
カミーユ「お前が戦いを望むなら、俺達が相手になる! そして、ここで全てを終わらせる!」

<ヒイロvsガイオウ>
ヒイロ「こいつが全ての元凶か」
ガイオウ「そう思いたいんなら、それでいいさ。俺はそういう存在だからな」
カトル「何を言っているんだ、あの男は…?」
デュオ「つまらない言い訳をかます奴よりはマシだな」
トロワ「俺達と奴…どちらが滅ぶか…」
五飛「その決着…ここでつける!」
ガイオウ「来いよ…! 俺はお前等を喰らう! 俺の使命…俺の存在する意味のために!」
ヒイロ「ターゲット確認…!」「攻撃目標、破界の王ガイオウ…! これで終わらせる!」

<ガロードvsガイオウ>
ガロード「この野郎! お前に次元獣にされた人達の無念、俺が晴らしてやるぜ!」
ガイオウ「無念か…。そいつはどうかな?」
ウィッツ「どういう事だ、そりゃ!?」
ロアビィ「次元獣になったことが幸せだとでも言うつもりか?」
ガイオウ「そんなのは、どうでもいい。…さあ来い。お前の魂を喰らってやる」
ガロード「どうでもいい?人の生命をどうでもいいって言うのかよ!」「許さねえぞ、ガイオウ! お前は絶対に俺達がとめる!!」

<ロランvsガイオウ>
ロラン「あなたは何のために次元獣を生むのです!?」
ガイオウ「戦うためだ」
ロラン「次元獣を率いて、世界を滅ぼす事に何の意味があるんです!?」
ガイオウ「違うな」
ロラン「え…」
ガイオウ「生命を大切にするか…お前、いい奴のようだな」「そういう奴の魂を喰らうために俺はいる!」
ロラン「僕の生命は僕のものです! そして、全ての人の生命は、その人のものです!」「あなたのようにそれを自分の都合で奪うような人と僕は戦います!」
ガイオウ「その言葉を待ってた! さあ、始めようぜ! 極上の戦いを!!」
ロラン「あなたという人は!!」

<キラvsガイオウ>
キラ「あなたは何のためにインペリウムで世界に戦いを広げたんだ!?」
ガイオウ「あれはあいつらが俺の周りで勝手にやってただけだ」
アスラン「あれだけの戦いを自分は無関係だと言うのか!」
ガイオウ「俺はいつでも身ひとつだ。仲間も部下も要らない」「話はここまでだ。まずはお前を喰わせろ」
キラ「………」
ガイオウ「解き放てよ、お前の中の怒りを! 俺はそれを喰らいてえんだ!」
キラ「あなたは戦いを生む…。だったら、僕は戦いをためらわない…!」「僕にも覚悟がある…! 誰かのため…世界のために戦う覚悟が!」

<シンvsガイオウ>
シン「破界の王ガイオウ! お前は俺が止める!」
ガイオウ「別の世界の人間のお前が、ここまで俺に入れ込む理由は何だ?」
シン「俺は戦いを広げる奴を許さない! お前の存在によって、どれだけの戦いが起き、どれだけの人が死んだと思っている!?」
ガイオウ「…数えた事はねえよ」
シン「お前はーっ!」
ガイオウ「いいぞ! 怒りでも何でもいい! 俺と全力で戦え!」「俺はそういう奴の魂が欲しい! それが俺の闘いの意味だ!!」

<刹那vsガイオウ>
刹那「破界の王ガイオウ…! 世界の歪みの中心にいる者!」
ガイオウ「だったら、どうする?」
刹那「お前を討つ! それが俺達ソレスタルビーイングの使命だ!」
ガイオウ「戦いで戦いを止めるってわけか…」「お前も俺と同じだな」
刹那「何っ!?」
ティエリア「刹那・F・セイエイ! 気を逸らすな!」
アレルヤ「戦うんだ! 託された想いのためにも!」
刹那「…俺達は散っていったあの男の思いを背負って戦っている…!」
ガイオウ「想いか…。だったら、ますますお前を喰らわなくちゃならねえな!」
刹那「エクシア、目標を駆逐する!」「戦いを生む歪みを破壊する! 俺が…! ガンダムだ!!」

<甲児vsガイオウ>
ガイオウ「来いよ、光の力…! お前と俺の力のどちらが神を殺すか、試してみようじゃねえか!」
甲児「どうやら、お前は光子力の事を知っているようだな…!」
ガイオウ「まあな。長く生きてりゃ、顔なじみが増えるってもんだ」
甲児「何が長く生きてりゃだ! お前のおかげで、どれだけの人が生命を落としたと思っている!」
ガイオウ「…仕方ねえのさ。そいつらはそれが運命だったんだよ」
甲児「ふざけんじゃねえ! だったら、俺がお前の運命を決めてやる! お前はここで終わりだ! 俺達が終わらせる!!」
ガイオウ「いいぜ、お前! 光の力とお前の闘志、俺がまとめて喰らってやる!」

<竜馬vsガイオウ>
ガイオウ「どうやら、お前は俺と同じ道を歩むようだな」
竜馬「どういう意味だ、そいつは!?」
武蔵「考えるまでもねえよ。こいつも竜馬も…そして、俺達も戦いの中でしか生きられねえ奴だからな」
隼人「それがぶつかるのは、当然の結果。そして、後に残るのは勝った奴だけだ」
ガイオウ「その通りだ。喰らってやるぜ。ゲッターの力とお前等三人の魂をな!」
竜馬「フン…笑わせてくれるぜ。俺とこいつらは最悪の食い合わせだぜ
悪い事は言わねえよ、ガイオウ! お前は大人しく俺達に喰われてな!」
ガイオウ「来い、ゲッター! 俺とお前、どちらが強いか…」
竜馬「真っ向勝負だ!!」

<勝平vsガイオウ>
勝平「やいやい、破界の王! 元はと言えば、お前がいたから俺達も時空震動に巻き込まれたんだ!」
ガイオウ「そのおかげで俺達は出会った。こいつはもう運命ってもんだ」「そして、お前等が俺に喰われるのもな!」
宇宙太「こいつ…! 俺達も次元獣にするつもりか!」
恵子「気をつけて、勝平! 敵の力は計り知れないわ!」
勝平「だからって、ビビってたまるか! 俺達は元の世界に帰るんだ!!」「ガイオウ! その前にお前を倒して、この世界を平和にするぞ!!」

<万丈vsガイオウ>
ガイオウ「ほう…この俺に真っ向から向かってくるとは嬉しくなってくるじゃねえか」
万丈「何だ、この男…!?」「シオニー・レジスやアイムとは違う…! 純粋に戦う事を楽しんでいる!」
ガイオウ「それが俺の生きる意味だからな。お前にも付き合ってもらうぜ!」
万丈「圧倒的な力と純粋な意志…! そして、その底知れぬ脅威…! この男…まるで黒い太陽だ!」
ガイオウ「それに向かってくるお前も大したもんだぜ!」
万丈「我は日輪と共にあり! どのような闇も恐怖も掃い、この世界に朝を呼ぶ!」
ガイオウ「ならば、来い! 二つの太陽のぶつかり合いだ!」
万丈「勝負だ、ガイオウ! お前を倒し、この世界は朝を迎えるんだ!」

<ワッ太vsガイオウ>
ワッ太「やいやい、ガイオウ! 俺の家族や友達や先生を次元獣なんかにさせるもんか!!」
ガイオウ「いいぜ、小僧。お前は喰いでがありそうだ」
ワッ太「うるさい! その前にお前を倒して、この戦いを終わりにしてやる!」
ガイオウ「俺を倒しても闘いは続く。それでもやるか?」
ワッ太「俺の闘いは働く事だ! 働いて、お金を稼いで、社員のみんなと生きていくんだ!」
ガイオウ「生きる事は闘う事か…。俺も同じだ、小僧!」
厚井「ワシ達も一緒です!」
木下「パーッとやりましょう、パーッと!」
郁絵「勝ったら、とっておきのオヤツが待ってます!」
柿小路「頑張れ、若社長!」
ワッ太「任せとけって!」

<ジロンvsガイオウ>
ジロン「ガイオウ! 俺達を次元獣に出来るものなら、やってみろ!!!」
ガイオウ「いいぜ、お前…! その生命の輝き…喰わせてもらう!!」
チル「こ、こいつ…! あたい達を食べちゃうの!?」
ガイオウ「そうだ。お前達の魂は俺の血肉になる! そして、神を倒す力となる!!」
ジロン「俺達も生きるためにトカゲを食ってきた! そして、トカゲは生き延びるために、俺達から全力で逃げてた!」「だけど、俺達は人間だ! 俺達を喰うっていうんなら、逃げるんじゃなくそいつと戦う!!」
ガイオウ「それでこそだ! 全力で来い!!」
ジロン「行くぞぉぉぉっ!! 俺は生きるためにお前を倒す!!」

<忍vsガイオウ>
忍「野郎…! 実際に目の前にすると桁違いの迫力だぜ!」
ガイオウ「本能で俺の力を察したか。怖気づいても、もう遅いぜ!」
雅人「冗談じゃない! 獣戦機隊に後退なんて言葉はないさ!」
亮「俺達はいつだって前へと進む! たとえ、敵がどれだけ強大だろうと!」
アラン「それが俺達の…人類の強さの証だ!」
ガイオウ「だったら、来い! お前達の真の力を見せてみろ!」
沙羅「忍! 言わせっ放しでいいのかい!?」
忍「へ…! こういう野郎には口でいくら反撃しても意味がねえ! 力でねじ伏せるしかねえんだよ!」
ガイオウ「言ってくれるじゃねえか! お前は最高の獲物になりそうだぜ!」
忍「教えてやるぜ、ガイオウ! 俺達の野性の…ダンクーガの力を!!」「やぁぁっってやるぜっ!!」

<葵vsガイオウ>
葵「使命だか、何だか知らないけど、ここまで来たら理屈はいらない!」
ガイオウ「いい女だな、お前」
朔哉「何だよ、こいつ…! 何言ってんだ!?」
くらら「世界を混乱に叩き込んでおいて、ふざけないでよ!」
ガイオウ「冗談を言ったわけじゃねえよ」「…理屈はいらない…。闘いの意味を本能でわかっている奴は喰らうに値するってだけだ」
エイーダ「王様のお眼鏡にかなったから、次元獣にするって事…!?」
ジョニー「そんなご褒美は遠慮しますよ。こんな所で立ち止まるほど、僕達は世界に退屈してるわけじゃありませんから…!」
ガイオウ「言葉は要らねえんだよ! 見せてもらうぜ、お前達の力を!」
葵「望むところ! 行くよ、くらら、朔哉、ジョニー、エイーダ!」「あたし達の野性を燃え上がらせる! やってやろうじゃん!!」

<タケルvsガイオウ>
ガイオウ「皇帝ズールを倒すとは、なかなかやるじゃねえかよ」
タケル「奴の事を知っているのか!?」
ガイオウ「まあな。俺が知っている奴はズールという名前じゃなかったがな」
タケル「どういう事だ、ガイオウ!?」
ガイオウ「どうでもいい事さ。…それよりお前の力を見せてみろよ」
奴を倒したんなら、いい次元獣になりそうだぜ」
タケル「そうはいくか! 俺もゴッドマーズも地球の人達もお前の思い通りにはならない!」
ガイオウ「そうなるんだよ。俺の力の前にはな…!」
タケル「ガイオウ! 地球と宇宙の平和のために俺たちは戦っている!」
ガイオウ「平和か…」
タケル「お前は俺が止める! マーグと誓いを果たすためにも!」
ガイオウ「いいぜ! お前がそれに生命を張るんなら、俺も俺の使命を果たすため、お前を喰らう!」

<アルトvsガイオウ>
アルト「こいつを倒して戦いを終わらせる! そして、俺は生きて、あいつらの所に帰るんだ!」
ガイオウ「帰る場所があるってのは、幸せなもんだな…」「だが、お前は俺がここで喰らう! 守りたいものがあるのなら、その力を俺に見せろ!」
ミシェル「あいつ…何を言っているんだ…?」
ルカ「破界の王の使命とは、いったい…」
オズマ「そんなものは知った事か!」「俺達の使命は、この世界を守るために奴を倒す事だ! アルト!!」
アルト「わかっている!」「ランカ、シェリル! 俺は守るもののために飛ぶ!! そして、こいつを倒す!!」
ガイオウ「ならば、俺はお前を喰らう! それが俺の存在する意味だ!!」

<桂vsガイオウ>
桂「グレート・アクシオンは落ちた。後はあんたを倒すだけだ!」
ガイオウ「あんなものは俺の寝床だ。俺は身ひとつあれば、戦える」
桂「要するに諦めてないってわけね。さすがは破界の王…自由気ままだよ」「だけど、あんたを野放しにしたら、世界がとんでもない事になる」「戦いをやめる気がないんなら、ここで力ずくでもあんたを止める!」
ガイオウ「やってみろよ…! 俺を止めたいんなら、言葉ではなく力で来い!」
桂「言われなくても、そうするさ! あんたは存在しちゃいけない奴なんだよ!」

<ロジャーvsガイオウ>
ガイオウ「アイムの野郎が、お前にご執心だった訳がやっとわかったぜ」
ロジャー「何っ!?」
ガイオウ「俺のリハビリに付き合ってもらうぜ、黒いメガデウス!」
ドロシー「あの男…ビッグオーの事を知っている?」
ロジャー「そして、それは奴の失われた記憶の中にあったという事か!」
ガイオウ「ゴチャゴチャ言ってんじゃねえ! 俺はここにいるぞ!!」
ロジャー「ビッグオーの何を知っているか知らないが、理不尽な暴力に私は全力で抗う! それが私のやり方だ!」「ビッグオー! アァァクション!!」

<ゲイナーvsガイオウ>
ガイオウ「ちっこい身体に相当の力を秘めてやがる…。こいつは喰いでのありそうな獲物だ」
ゲイナー「僕とキングゲイナーを次元獣にする気か!?」
サラ「気をつけて、ゲイナー! パワーは桁違いよ!」
ゲイナー「だけど、気持ちで負ければ、押し込まれる! あいつが破界の王なら、僕だってキングなんだ!」
シンシア「そうだよ、ゲイナー! あんたならやれる!」
ゲイン「見せてくれよ、ゲイナー! 男の底力ってのをな!」
ガイオウ「俺も見たいぜ、お前の力の全てをな!」
ゲイナー「ならば、望み通りに全力で行く! 僕とキングゲイナーの全てでぶつかる!」「やるぞ、キングゲイナー! 僕達が本当のキングだぁぁぁっ!!」

<斗牙vsガイオウ>
エイジ「追い詰めたぞ、ガイオウ! ここで決着をつける!」
ガイオウ「いい気合いだ。お前等の闘志が、そのマシンを通して俺の脳を刺激しやがる」
エィナ「な、何を言っているんです…!?」
琉菜「こいつ…! やっぱり、戦いを楽しんでいる!」
ミヅキ「そんな奴を放置しておくわけにはいかないわね」
ガイオウ「闘いは俺の生きる意味だ。だから、俺は生命の限り戦う!」
リィル「その戦いによって人々の幸せや平和が奪われていくのなら…!」
斗牙「僕達はお前と戦う! それがグランナイツの使命だ!」
ガイオウ「ならば、俺とお前等の使命のぶつかり合いだ! 始めようぜ、血が沸騰する闘いを!」
斗牙「僕たちは負けない! このソルグラヴィオンは牙無き人々を守る紅の牙なんだ!!」

<闘志也vsガイオウ>
ガイオウ「トリニティエネルギーか。やっかいなものを持ってやがるぜ」
ジュリィ「この男、トリニティエネルギーを知っているだと…!?」
ガイオウ「まあいい。そいつとお前等を俺が喰らえば、最高の力になる!」
キラケン「こいつ…! ワシらとゴッドシグマを食う気か!?」
ジュリィ「そうじゃない! 俺達を次元獣にするつもりだ!」
闘志也「そうはさせるか! ゴッドシグマとトリニティエネルギーは平和のために使うと決めたんだ!」「お前の遊び半分の戦いの道具にしてたまるかよ!」
ガイオウ「みくびるんじゃねえよ! 俺の闘いに遊びはねえぜ!」
闘志也「だったら、全力で来い! 俺達とお前、どちらかが倒れるまでとことんまでやってやる!!」

<アポロvsガイオウ>
アポロ「何だ、こいつの匂い…!?」
ガイオウ「ほう…俺の事を覚えているか?」「だろうな、機械天使。お前も元は天翅だったしな」
シルヴィア「アクエリオンの事を知っているの!?」
シリウス「私の中の天翅の血がこの男の持つ何かを感じている…!」「何なんだ、この男は…」
アポロ「決まっている! 俺達の敵だ!」
シルヴィア「アポロ…!」
アポロ「人を化け物に変えるような奴と俺は仲良くする気はねえ!」
ガイオウ「それでいいぜ。俺もお前と闘うのが望みだ」「勝った方が使命を果たせば、いいってだけの話だ!」
アポロ「お前の正体なんか、どうでもいい! 俺の中の何かがお前を倒せと言ってる!」「いくぞ、ガイオウ! お前は俺達が止める!!」

<レントンvsガイオウ>
レントン「エウレカが自分の思い出を捨ててまで守ろうとした世界だ! 俺だって命懸けでやるぞ!」
ガイオウ「そうだ! その魂を燃やせ! そいつを喰らうのが俺の使命だ」「お前と女の子と、その機体! 丸ごと俺が血肉にする!!」
ニルヴァーシュ「もきゅ~! もきゅ!!」
エウレカ「ニルヴァーシュも、そんな事はさせないって言ってる!」
レントン「ガイオウ! お前の使命なんて知った事じゃない!」「俺達は生きるため…大事なものを守るためお前を倒す!!」
ガイオウ「その魂を俺は喰らう!!」
エウレカ「レントン!」
レントン「行くよ、エウレカ!! これが最後の戦いだーっ!!」

<マリンvsガイオウ>
雷太「マリン! 亜空間から奴の背後を突け!」
マリン「駄目だ! こいつに隙はない!」
ガイオウ「甘く見るんじゃねえよ。俺の背中を取ったぐらいで勝てると思うなよ!」
オリバー「こいつ…まさに戦闘マシーンって言葉がぴったりの敵のようだな」
ガイオウ「マシーンか…。そうやって生きられたら、俺ももう少しは楽だったかもな」「だが、過去は捨てた! 俺は全てを喰らう! 最強の存在になるためにな!」
マリン「その野望のために人々の生命が失われていくのなら、俺達は全てを懸けてお前と戦う!」「やるぞ、オリバー、雷太! 俺達の手で、この戦いを終わらせる!!」

<赤木vsガイオウ>
赤木「こいつを倒さなきゃ、全ての人が次元獣にされちまうんだ! やるぞ、いぶきさん、青山!」
ガイオウ「いい覚悟だ。お前等は俺が喰らうに相応しいぜ」
いぶき「この人食い鬼…! なんでもあんたの思い通りになると思わないでよね!」
青山「赤木! 出力最大だ! 今日は後先考えずに思い切りやれ!!」
赤木「お! さすがに今日は燃えてるな!」
青山「こいつを止めなきゃ、サラリーマンもやってられないからな」
いぶき「そういう事! 21世紀警備保障のためにそして、世界中の人のためにやろう、赤木君!」
赤木「了解です!」
ガイオウ「来いよ、サラリーマン! 三人まとめて喰らってやるぜ!」
赤木「ダイ・ガードと俺達を次元獣に出来ると思うなよ! 行くぞ! サラリーマンだって平和を守れるんだ!!」

<ゼロvsガイオウ>
ゼロ「圧倒的な力で他人の人生を踏みにじる…。貴様は暴力の権化だ」
ガイオウ「だから、お前は俺を倒すのか?」
ゼロ「そうではない。お前は俺の計画の障害だからだ
いずれ世界は俺のものとなる。その時、お前の存在は邪魔だ」
C.C.「王は並び立たず…。圧倒的な力に勝てるかな、ルルーシュ?」
ゼロ「愚問だ! 相手が何者であろうと俺は越えていく!俺の目指すもののために!」
ガイオウ「気に入ったぞ、お前! その強い意志を喰わせろ!」
ゼロ「断る!」
ガイオウ「だが、喰らう!」
ゼロ「破界の王ガイオウよ! 黒の騎士団総帥、ゼロが命じる!」「お前は、俺の世界から消えろ!!」

<キリコvsガイオウ>
ガイオウ「機体の大きさは関係ねえ。俺がお前を最高の次元獣にしてやる」
キリコ「お断りだ。俺にはやる事がある」
ガイオウ「お前の都合なんざ、聞いちゃいねえ…! 俺に向かってくる以上、その魂…喰らわせてもらうぜ!」
キリコ「俺は生き延びる。誰も俺を縛る事は出来ない…!」

<シモンvsガイオウ>
ガイオウ「螺旋の男! やっと、お前を喰らう時が来たぜ!」
ロシウ「こいつ…螺旋王に似ている…?」
シモン「そんな事はどうでもいい! こいつは俺達と…世界の前に立ちはだかるでっかい塊だ!」「俺達のドリルでこいつをぶち抜く! 全力でいくぞ!」
ガイオウ「そうだ、来い! 俺を抜けなきゃ、天元に挑むなんてのは無理な話だ!」「俺とお前のどちらが奴等に挑むか、ここで決めるぞ!」
シモン「勝負だ、ガイオウ! 俺のドリルは色んな人達の力で回る!」「アニキが、ニアが、ヨーコが、ロシウが、大グレン団のみんなが、俺に力をくれる! だから、負けねえんだよ!!」「俺のドリルは天を突くドリルだぁぁぁっ!!」

<マルグリットvs次元獣>
マルグリット「我が同胞達よ…。もう私は迷わない…!」「この胸によみがえった誇りと共にアークセイバーとしての務めを果たす!」「眠れ、我が同胞よ! 我等の祖国インサラウムの記憶と共に!」

<マルグリットvsガイオウ>
マルグリット「破界の王…! 今こそ我が祖国インサラウムの仇を!」
ガイオウ「フフ…マルグリットか」
マルグリット「何がおかしい!?」
ガイオウ「思い出したぜ。お前、いい女だったんだな」
マルグリット「ふざけるな!!」
ガイオウ「冗談を言ってるわけじゃねえ
インサラウムでやった時の気迫をお前が取り戻したのが嬉しいだけだ」
マルグリット「あの時と同じと思うな! 今の私はシュバル卿と祖国の民の無念を背負って戦っている!」「勝負だ、ガイオウ! 刺し違えてでもお前を倒す!!」

<ガイオウ撃破・勝利条件達成>
〔ガイオウに爆発〕
ガイオウ「ハハハハハハハ! 強いな、お前等は!」
クロウ「何がおかしい…!?」
ガイオウ「いや…。いい勝負だったぜ」
〔敵ユニット撃破〕
〔画面、フラッシュ〕

※※まだ敵健在の場合、セリフ追加※※
〔敵ユニット離脱〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

ガロード「終わったのか…」
ゲイン「散り際は意外にあっけないものだったな」
カレン「冗談じゃない…! もう二度と、あんなのとは戦いたくない!」
クロウ「そうだな…」
甲児「勝てたからよかったものの、やっぱり強かったな、あいつ…」
竜馬「ああ…」
シモン「変だな…。すごい戦いだったのに、何だかすっきりした…」
葵「自分の全力を出し切ったからかな」
忍「へ…スポーツ感覚で語るんじゃねえよ」
マルグリット「………」
シモン「ごめん、マルグリット」
カレン「あんたにとっちゃ自分の祖国を滅ぼした奴だったね」
マルグリット「いいえ…あなた達の言っている事もわかります」「あの男の戦いは私利私欲とは別の何か…。私もそんな気がします」
クロウ「だからといって、仲良く出来るようなもんでもないがな」
万丈「破界の王ガイオウ…。その存在とやってきた事は許すわけにはいかないが、不思議な存在だった…」
ロジャー「では、彼が記憶を取り戻す鍵となったものが何であるかを確かめに行こう」
〔センサー反応〕
クロウ「残念だが、そんな余裕はねえようだ」
キャシー「このエリア上空の次元境界線の歪曲係数が増大していきます!」
ジェフリー「陰月は再び封印されるか」
勝平「急いで離脱しないと俺達、地球に帰れあなくなっちまうのか!」
赤木「じゃあ、謎のお宝は…!」
桂「諦めるしかないな。そいつと心中する気があるなら別だけど」
赤木「冗談じゃない! 来月のボーナスを前にして殉職なんて真っ平御免だ!」
木下「いいなぁ…。21世紀警備保障さんはボーナスが出るんですか」
ワッ太「大丈夫だよ、木下さん。ZEXISで頑張ったから、うちもそこそこ儲かったんだ」「きっとボーナスも出せるって」
闘志也「いきなり日常に引き戻されたな」
アムロ「だけど、それでいいさ。インペリウムが壊滅した事で世界には平穏が訪れる」
刹那「そして、この戦いを経て、世界は変わる」
ゼロ「強大な敵に対する人類の意思統一…。地球連邦構想か」
スメラギ「ご不満?」
ゼロ「それはこの場で語る事ではニア」「だが、私の戦いは終わらない。そのためにも地球へ帰らねばならない」
キラ「それはみんな同じだよ」
タケル「ワッ太や赤木さんは会社に戻るし、黒の騎士団は日本解放のために戦う」
カトル「僕達もコロニーのために活動を続けるつもりです」
五飛「誰もが戦いを続ける。それぞれの場所で」
ジロン「それは生きる事と同じ意味だな」
アルト「生きる事は戦う事か…」
シモン「帰ろう、みんな。それぞれの戦いの場へ」
ロラン「そして、そこで生きていきましょう」
刹那「だが、俺は忘れない。このZEXISで戦った日々を」
ワッ太「元気でね、カレンさん。困った事があったら、竹尾ゼネラルカンパニーに電話してよ」
カレン「ありがとね、ワッ太。でも、真っ当な会社があたし達とつながりがあったら、駄目だよ」
アルト「シモン…お前は暗黒大陸に戻るのか?」
シモン「ああ。そっちはフロンティア船団に帰るんだな」
葵「ありがとう、スメラギさん。あなたのアドバイスがあったから、あたし達、壁を越えられたよ」
スメラギ「私はちょっと後押ししただけ。あなた達が強いのは、あなた達自身の力よ」
赤木「ゲッターチームも日本に戻るのか?」
竜馬「さてな…。早乙女研究所も閉鎖された今、俺達に行く場所なんてねえしな」
デュオ「これからが決まっていないのは、俺達も同じだ。気楽にいこうぜ」
甲児「でも、離れ離れになっても忘れないぜ。みんなの事」
レントン「俺もです。もう二度と会えないかも知れないけど、絶対に」
ジェフリー「各員、それぞれの艦に帰還せよ」
スメラギ「各機収容後、各艦は陰月を離脱」
ゼロ「進路を地球にとれ。そこをZEXISの解散地点とする」
クロウ「ZEXISは平和ってゴールに着いた。ここからは一人一人のスタートだな」「あばよ、俺の借金生活。明日からは自由と平和の始まりだ」
【戦闘マップ終了】


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