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No.6C
魔神が生まれた日

【シナリオデモ1開始】
エリア11
シンジュクゲットー

  ~扇グループアジト~
南「…しかし、一気に俺達のグループもメンバーが増えたな」
杉山「ガンダムが2機にアクシオン財団の新型、おまけの歴戦のAT乗りだ」「これだけの戦力を揃えてるグループは関東では他にないぜ」
南「だが、扇の奴…随分と浮かない顔してるな」
杉山「あいつは心配性な所があるからな。また、悩んでるのさ、自分がリーダーの器か…ってな」
デュオ「で、扇さんよ…とりあえず、次の作戦を決めようぜ」
扇「あ、ああ…」
玉城「これだけの戦力が揃ったんだ。一気にブリタニア政庁を落として、ブリキ野郎を追い出してやろうぜ」
クロウ「ブリキ野郎ね…。向こうは日本人という名前さえ奪ったからそんな呼び名も仕方ないか」
玉城「不満かよ? そう言やぁ、お前…ブリタニア・ユニオンの人間だもんな」
クロウ「そこらは気にしないでくれ。俺は国籍なんてもんは気にしない自由人だ」「最低限の義務しか果たさない代わりに、権利を叫ぶつもりもない」
カレン「気取っちゃって…。金のために戦ってるくせに」
クロウ「おいおい…。自由を求めて戦う同志にそんな言い方はないだろ?」
カレン「あんたの借金と一緒にしないでくれる? こっちは生命を張ってるんだ」
クロウ「確かにスケールは俺の方が小さいが、生命の張り所は他人が決めるもんじゃない。俺も本気で戦ってるのさ」
デュオ「どうでもいいぜ、俺は。少なくともあんたは戦力になるしな」
デュオ「どうでもいいぜ、俺は。少なくともあんたは戦力になるしな」
カレン「それはあたしも認めてる。…だから、信じさせてよね」
クロウ「俺は手抜きはしない主義だ。給料をもらってる以上、やる事はやる」
バニラ「しかし、シケてるよな。作戦一回に付き50Gとはよ」
玉城「うっせえな! この貧乏所帯をやりくりしている俺の身にもなってみろよ!」「だいたい、うちが貧乏なのはお前が武器の仕入れをふっかけてきたからだろうが!」
バニラ「それを疑いもせずにホイホイ支払ってきた馬鹿が悪いのさ」
玉城「んだと、このヤローッ! 俺を馬鹿と言いやがったな!」
ゴウト「二人ともやめんか。ほれ…扇が困った顔をしてるぞ」
扇「あ、ああ…。仲間割れはやめよう」
デュオ(大丈夫かね、このリーダーさんは…。人は良さそうだが、それだけじゃ戦ってはいけねえぜ)
玉城「でよ、扇…やっぱり、ここは一気にブリタニア政庁を落としてやろうぜ!」
ヒイロ「…無意味だな」
玉城「俺の作戦にケチをつける気かよ!」
カレン「作戦って…ただ攻撃目標を決めただけじゃない」
クロウ「カレンの言う通りだ。作戦ってのは、目標達成に至るまでの緻密な手順の設計図だからな」「ついでに言うと、俺もヒイロに同意だ。ブリタニア政庁を落としても得られるものは少ないしな」
玉城「どういう事だよ?」
デュオ「政庁にいるエリア11総督のクロヴィス・ラ・ブリタニアを倒せば、日本が解放されるわけじゃないって事だ」「そいつを倒しても、ブリタニア・ユニオンは新しい総督を送り込んでくるだけだし…」「おまけに世論もイレヴン弾圧の方向に傾き、このゲットーに住む人間を下手すりゃ皆殺しだな」
玉城「じゃあ、どうすりゃいいんだよ!? 何をやれば、日本をブリキ野郎から取り戻せるんだよ!」
クロウ「そうだな…。まずはビジョンを提示する事だろうさ」
扇「ビジョン?」
クロウ「日本を解放した後、どうするかを考えて、それを多くの人に見せる。そうすりゃ、大きなうねりが生まれる」
扇「具体的な力じゃなく、気運のようなものか?」
クロウ「そうだ。…今、世界中で暴れまわってるWLFってテロリスト集団を知ってるか?」
カレン「世界解放戦線WLF…。この腐った世界を打倒するって名目で無節操なテロをやってる奴等か」
デュオ「世界を変えるっていうお題目は立派さ。それに賛成する奴等は多いだろうよ」「だけど、世界をどう変えるかってビジョンを見せないから、結局はただの破壊活動にしか見えねえのさ」「ついでに連中は市民を巻き込む事を屁とも思ってないようだからな。たまったもんじゃないぜ」
扇「言いたい事はわかった。確かに日本を取り戻すためには一点突破の攻撃では意味がないだろう」「日本人の心を一つにしない限り、ブリタニア・ユニオンに対しての本当の勝利はつかめない」
バニラ「って言ってくれるけどよ、それをどうやってやるんだよ?」
ゴウト「難しい話だな…。このゲットーだけじゃなく、今、エリア11は住む人間の心を荒ませている」
カレン「恐怖、貧困、飢え、屈辱、あきらめ…。それが日本人を押し潰しているからね…」
クロウ「そいつらに夢を見させる…。それが出来なきゃ、勝利は難しいな」
扇「みんなに夢を見させる…か…」
デュオ「それこそ夢みたいな話だな。とりあえず、俺達は出来る事からやってこうぜ」「さしあたっては、ブリタニアの連中を混乱させるのが第一歩だな」「キリコ…さっきから黙ったきりだが、あんた、何かアイディアはないか?」
キリコ「任せる」
デュオ「興味無しって事か。ま…あんたは傭兵みたいなもんだしな」
ココナ「それなら、あたしがいいネタを持ってるよ」
バニラ「んだよ、ココナ…今までどこをほっつき歩いてたんだ?」
ココナ「失礼な事、言わないでよね。あたいは扇グループの情報収集担当なんだから」
カレン「それで、そのいいネタって何?」
ココナ「今さっき仕入れたばかりの最新情報だよ。明日、ブリタニア・ユニオンが毒ガスを輸送するんだってさ」
玉城「毒ガス…!? そんなものが東京にあるのかよ!」
ココナ「だからさ、それをいただいちゃうってのはどう?」
扇「毒ガスか…」

エリア11
トウキョウ租界 アッシュフォード学園

  ~アッシュフォード学園 生徒会室~
ミレイ「あれ…ルルーシュは?」
シャーリー「リヴァルが連れてっちゃって…」
ミレイ「まぁた代打ち? ポーカーかな、チェスかな…」
リリーナ「あの…代打ちってどういう事です?」
ルイス「ルルーシュはね、誰かに頼まれてチェスやポーカーの勝負の代役をやってるの」「もちろん、お金を賭けてね」
リリーナ「そんな事を…」
沙慈「あいつ…手を抜いてるから学校の成績は普通ぐらいだけど、本当はとんでもなく頭いいからね」
シャーリー「その頭の使い方を間違ってるのよ」
ミレイ「うちのルルちゃんは本当は真面目な子なのにねぇ…。ふふ…シャーリーとしては心配よね」
シャーリー「ちょ、ちょっと会長…!」
ミレイ「ルルーシュの事だから大丈夫よ。あいつがナナリーをおいて、無茶をやるはずないから」
リリーナ「ルルーシュさんはナナリーさんの事を本当に大事にしていらっしゃるのですね」
ミレイ「あいつにとって、たった一人の肉親だもの」(そう…ルルーシュにとって大切な肉親はナナリーだけ…。あとは全て憎悪の対象…)

エリア11
トウキョウ租界 ブリタニア政庁

  ~政庁 ジェレミア卿執務室~
ジェレミア「殿下は先日のゲットーでの騒ぎにご立腹されていると聞く」
ヴィレッタ「申し訳ございません、ジェレミア卿。治安警察などにゲットーの管理を任せたのはやはり間違いだったようです」
ジェレミア「いや、構わんさ。イレヴンの相手はアストラギウスの野良犬が相応しい」
ヴィレッタ「ですが、あのガンダムがレジスタンスに協力する事になったら…」
ジェレミア「野良犬の手に余るなら我々が出るまでだ。その時は無法なテロリストに騎士の戦いを見せてやろう」
〔通信の開く音〕
ジェレミア「ジェレミアだ…」「何っ!?」
ヴィレッタ「どうされました?」
ジェレミア「移送中の毒ガスがレジスタンスによって奪取されたそうだ」「なお、この報は上にもあげられ、奪還作戦はクロヴィス殿下自らが指揮を執られるそうだ」
ヴィレッタ「殿下自らが…」
ジェレミア「我々も出るぞ、ヴィレッタ。殿下に純潔派の忠誠心と力をお見せするのだ」
ヴィレッタ「イエス、マイ・ロード」
【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
「魔神が生まれた日」


【戦闘マップ1開始】
リヴァル「やったな、ルルーシュ。これで賭けチェスの無敗記録が50を超えたぜ」
ルルーシュ「今日の相手が弱過ぎただけさ。家柄だけの無能貴族め」
リヴァル「だけど、貴族最高! プライドもあるから、支払いも確実だしね。その上、8分32秒の新記録!」
ルルーシュ「ぬるいんだよ、貴族って。特権に寄生しているだけだから」
リヴァル「じゃあ、イレヴンとやってみるか? 俺達ブリタニア人と違って、ハングリーだぜ、きっと」
ルルーシュ「どうかな? イレヴンの多くは牙を抜かれてしまっている」
リヴァル「ところでさ…今日の最初の一手だけど、何でキングから動かしたの?」
ルルーシュ「王様から動かさないと部下がついてこないだろ?」
リヴァル「ルルーシュって社長にでもなりたいわけ?」
ルルーシュ「まさか…。変な夢は身の破滅だ」
リヴァル「そうだな。ソレスタルビーイングだか、ガンダムだか知らないが…」「そう簡単に世の中がひっくり返りはしないだろうからな」
ルルーシュ「ああ…」
リヴァル「さ…急いで学園に戻ろうぜ。ゲットーを通れば近道だが、グズグズしてると何が起こるかわからないからな」
〔マップ上に爆発〕
リヴァル「な、何だ!?」
ルルーシュ「事故だ…! トレーラーがハイウェイから落ちた!」
リヴァル「放っておこうぜ。ゲットーって事はイレヴンか、アストラギウスの連中なんだから」
ルルーシュ「しかし…」
リヴァル「ほら…野次馬も遠巻きに見てるだけで何もしないしさ」
ルルーシュ「………」
〔カーソル、爆発の地点へ接近〕
リヴァル「お、おい! ルルーシュ! おせっかいはやめとけって!」
〔マップ上に爆発〕
ルルーシュ「うわっ!」
リヴァル「今度は何だよ!?」
〔味方ユニット出現〕
〔敵ユニット出現〕

リヴァル「ガンダムだ! それに治安警察も来た!」
デュオ「カレンはどうなった?」
クロウ「まずいな。治安警察の攻撃でトレーラーごと、ハイウェイを落ちた」「向こうには扇達が回っている。俺達は邪魔者を叩くぞ」
デュオ「了解だ。聞いてるか、ヒイロ、キリコ?」
キリコ「やる事はわかっている」
ヒイロ「任務、了解」
クロウ(からみづらい奴等だぜ…)
リヴァル「ルルーシュも落ちちまったし、ガンダムも出てきた…」「くそっ! やっぱり、ゲットーになんか来るべきじゃなかったぜ!」
<戦闘開始>

<敵全滅・敵増援1出現>

ヒイロ「片付いたか」
デュオ「だが、いずれブリタニア・ユニオンの正規軍が出てくるぜ」
クロウ(急げよ、カレン…。数で押されちゃ、俺達にも限界がある…)
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

  ~シンジュクゲットー 下層部~
ルルーシュ「運転手は既に逃げ出した後か…。トレーラー大破した以上、積荷は放置するしかなかったか」「ガンダムと治安警察が現れたという事はどうやらレジスタンスか何かを奪って逃走中だったようだな…」「運転席には通信機の忘れ物…。随分と慌てていたらしいな」「積荷は巨大なカプセル…。何が入っている?」
〔精神感応音〕
???(見つけた…私の…)
ルルーシュ「何だ、さっきの声は…? 直接、頭に響いてきたようだが…」「まさか、このカプセルの中からか…?」「確かめてみるか…」
ブリタニア兵「動くな!」
ルルーシュ「え…」
ブリタニア兵「毒ガスを使って、テロをする気か!」
ルルーシュ「何を言っている?」
ブリタニア兵「とぼけようとしても!」
〔打撃音〕
〔画面、明滅〕

ルルーシュ「うわっ!」
ブリタニア兵「お前は…」
ルルーシュ「何がテロだ! だったら、ブリタニアをぶっ壊せ!」
ブリタニア兵「ルルーシュ?」
ルルーシュ「何故、俺の名を…」
〔衣服を脱ぐ音〕
スザク「僕だよ…スザクだ」
ルルーシュ「スザク…日本人だったお前がブリタニア軍人になったって事は…」
スザク「そうだ。僕は名誉ブリタニア人になった」「まさか、ルルーシュ…君はレジスタンスに…」
ルルーシュ「何言ってんだ!」
〔カプセルの開閉音〕
ルルーシュ「カプセルが拓く…!」
スザク「毒ガスが!!」
〔画面、フラッシュ〕
〔カプセルの開閉音〕

スザク「大丈夫か、ルルーシュ!?」
ルルーシュ「お前こそ…! 自分の防毒マスクを俺に無理矢理、かぶせやがって…」
スザク「いいんだ、僕の生命は…」
ルルーシュ「お前…」
スザク「でも、どうやら中身は毒ガスじゃなかったようだけど…」
ルルーシュ「人…? 人がいるぞ」
???(C.C.)「………」
スザク「何なんだ、この子は…」
ルルーシュ「答えろよ、スザク。毒ガスか、この子が?」
スザク「しかし、ブリーフィングでは、確かに…」
〔複数の走り寄る足音〕
ブリタニア騎士「このサルが…! 名誉ブリタニア人風情が、何を勝手な事をしている!?」
スザク「隊長…! しかし、これは勝手にカプセルが開いたためで…!」
ブリタニア騎士「抗弁の権利はない」
???(C.C.)「………」
ルルーシュ(まずい…確かに毒だ。外に出れば、スザクの主人達が危うくなる程の猛毒…)(あの少女はそれだけの価値を持つものなのか…!?)ブリタニア騎士「だが、その功績を評価し、慈悲を与えよう。枢木一等兵…この銃でテロリストを射殺しろ」
スザク「彼は違います。只の民間人で巻き込まれただけです」
ブリタニア騎士「これは命令だ。お前はブリタニアに忠誠を誓ったんだろう?」
スザク「それは…。でも、出来ません」
ルルーシュ「…!」
ブリタニア騎士「…何ぃ?」
スザク「自分はやりません。民間人を…彼を撃つような事は…」
ブリタニア騎士「では、死ね」
〔銃声〕
スザク「!」
〔人の倒れる音〕
ルルーシュ「!」
ブリタニア騎士「見たところ、ブリタニアの学生らしいが、不運だったな」「女を捕獲した後、学生を殺せ」
ブリタニア兵「イエス、マイ・ロード」
ルルーシュ「あ、ああ…」
〔崩落音〕
〔画面、震動〕
〔画面、発光〕

ブリタニア騎士「くうっ!」
ブリタニア兵「大丈夫ですか、隊長!? どうやら、戦闘がこちらのエリアまで拡大している模様です!」
ブリタニア騎士「ちっ…テロリスト共との戦闘が激しくなってきたようだな。おかげで学生と女に逃げられたか」「奴等を追え! 警告無しの発砲を許可する!」
ブリタニア兵「イエス、マイ・ロード!」

ルルーシュ「はぁ…はぁ…」
???(C.C.)「………」
ルルーシュ「何なんだよ、お前は! お前のせいなんだろ、この騒ぎは! なあ!」「しかもブリタニアは…ブリタニアがスザクまでも…」
???(C.C.)「………」
〔複数の走り寄る足音〕
ブリタニア騎士「…そこまでだ」
ルルーシュ「!」
ブリタニア騎士「テロリストの最期に相応しいロケーションだな」
ルルーシュ「お前ら…」
ブリタニア騎士「まあ、学生にしてはよく頑張った。さすがはブリタニア人だ。しかし、お前の未来は、今終わった」
???(C.C.)「殺すな!」
〔銃声〕
???(C.C.)「!」
〔人の倒れる音〕
ルルーシュ「!」
ブリタニア騎士「フン…出来れば生かしておきたかったが、上にはこう報告しよう」「我々親衛隊はテロリストのアジトを見つけ、これを殲滅」「しかし、人質は既に殺害されていた。…どうかね、学生君?」
ルルーシュ(…何だ、これは…スザクもこの子も…そして、終わるのか、俺も…)(何一つ出来ないまま、あっさりと…。ナナリー…!)
???(終わりたくないのだな、お前は…?)
ルルーシュ「!」

???(C.C.)「終わりたくないのだな、お前は…?」
ルルーシュ「何だ?」
???(C.C.)「お前には生きるための理由があるらしい…」
ルルーシュ「さっきの女か!? まさか!?」
???(C.C.)「力があれば、生きられるか?」
ルルーシュ「………」
???(C.C.)「これは契約…。力をあげる代わりに私の願いを一つだけ叶えてもらう」「契約すれば、お前は人の世に生きながら、人とは違う理で生きる事になる」「異なる摂理、異なる時間、異なる生命。王の力はお前を孤独にする。その覚悟があるのなら…」
ルルーシュ「いいだろう。結ぶぞ、その契約!」
〔画面、発光〕

ルルーシュ「………」
ブリタニア騎士「ん?」
ルルーシュ「なあ、ブリタニアを憎むブリタニア人はどう生きればいい?」
ブリタニア騎士「貴様、反国家思想の主義者か?」
ルルーシュ「どうした、撃たないのか? 相手は学生だぞ」「それとも気付いたか? 撃っていいのは、撃たれる覚悟がある奴だけだと!」

ルルーシュ「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる!」「貴様達は死ね!
ブリタニア騎士「!」
〔画面、発光〕

〔ギアス発動〕
ブリタニア騎士「!」

ブリタニア騎士「ハッハッハッハ! イエス、ユア・ハイネス!」
ブリタニア兵「イエス、ユア・ハイネス!」
〔銃声×4〕
〔人の倒れる音〕

ルルーシュ「…お互いに…撃ち合った…。俺の命令のせいで…」(あの日から俺はずっと嘘をついていた…。生きてるって嘘を…)(名前も嘘、経歴も嘘、嘘ばっかりだ。全く変わらない世界にも飽き飽きして、でも嘘って絶望で世界を諦める事も出来なくて…)(だけど、力を手に入れた…。力を…)「…だから!」
〔KMFの走行音〕
ルルーシュ「KMF…!」
〔コクピットの開く音〕
ルルーシュ「KMF…!」
ヴィレッタ「どうなっている…!? 親衛隊が全滅しているだと!」
ルルーシュ「………」
ヴィレッタ「ここで何があった!? ブリタニアの学生が何故こんな所にいる!? 答えろ、さもなくば…」
ルルーシュ「こっちへ来い」
ヴィレッタ「お前、何様のつもりだ?」
ルルーシュ(どうやら、あの力…。距離が離れ過ぎると効果を発しないか。直接目を合わせる必要があると見た)
ヴィレッタ「答えないつもりか? ならば…」
ルルーシュ「私はアラン・スペイサー。父は公爵だ」「内ポケットにIDカードが入っている。確認した後、保護を頼みたい」
ヴィレッタ「…わかった。私がIDカードを確認するまで、手を挙げたままでいろ」
〔歩み寄る足音〕
ルルーシュ(近づいた…。よし…!)「よこせ、お前のナイトメアを」
〔ギアス発動〕
〔画面、フラッシュ〕

ヴィレッタ「わかった。ナンバーはXG20IG2D4だ」
ルルーシュ(ブリタニアのKMFとレジスタンスの通信機…。これがあれば…)
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔戦闘マップ1から継続〕
〔敵ユニット出現〕

ヒイロ「正規軍が出て来たか」
デュオ「ちっ…随分と数を出して来やがったぜ。毒ガスを奪われた事が余程許せないらしいな」
クロウ「あんなものがトウキョウにあったとなっちゃ市民もいい感情を持たないだろうからな」
バトレー「ええい…! まだ確保の報告は入らんか!」
クロヴィス「では、作戦は次の段階だな」
バトレー「し、しかし、殿下!」
クロヴィス「あれが外に知られたら、私は廃嫡だよ。…第3皇子クロヴィスとして命じる。シンジュクゲットーを壊滅せよ!」
ジェレミア「各機、聞いたな。この戦いはクロヴィス殿下、御自ら指揮を執られているのを忘れるな」「攻撃開始! 惰弱なイレヴン風情とその協力者に殿下の御威光を知らしめよ!」
〔マップ上に爆発〕
クロウ「ちっ…荒っぽい手段に出やがったな。市民もレジスタンスもお構いなしか」
デュオ「そういうやり方の連中はとっとと叩き潰すだけだぜ」

<敵2機撃破or敵増援1出現の次PP・味方援軍1&敵増援2出現>
ロイド「で、どうなのさ、セシル君? 彼は…」
セシル「それが…前線に投入されたようです」
ロイド「せっかく、ランスロットをごり押しで持ってきたのに、デヴァイサーがいないんじゃなあ…」
〔味方ユニット出現〕
カレン「ごめん、みんな! 毒ガス奪取は失敗した!」
クロウ「お前が無事ならOKだ。少なくともブリタニア・ユニオンの連中は泡を食ってる」
デュオ「扇達も、そっちにいるのか?」
カレン「うん! 扇さんと玉城は徒歩であたしのフォローをしてくれてる!」
???(ルルーシュ)「赤いグラスゴー、2時の方向に砲撃だ」
カレン「え…」
???(ルルーシュ)「急げ!」
カレン「は、はい!」
〔カレンの近くに爆発〕
〔敵ユニット出現〕
〔グラスゴーに爆発〕

扇「伏兵が潜んでいた!?」
玉城「やるじゃえか、クロウ! よく敵を見つけたな!」
クロウ「いや…指示を出したのは俺じゃない」
デュオ「さっきの声…。聞いた事のない奴の声だった」
ヒイロ「不自然にくぐもった声…。布を口に含んでいるのか?」
???(ルルーシュ)「何をしている? 目の前のKMFからは搭乗者は脱出した。まだ使えるのなら、歩兵はそれに乗れ」
玉城「何だよ、偉そうに! お前はどこのどいつだってんだ!?」
扇「後にしろ、玉城! 俺達もKMFに乗るぞ!」
〔グラスゴーのパイロット、無人→扇へ変更〕
〔グラスゴーのパイロット、無人→玉城へ変更〕

玉城「こいつはツイてるぜ! 俺のKMFには補給装置が装備されてる!」
扇「こっちは修理装置だ」
???(ルルーシュ)「翼持ちはゲットー北部のビルを狙撃だ。タイミングは5秒後」
ヒイロ「…!」
〔ヒイロ、ビルを攻撃〕
〔ビルに爆発〕
〔敵ユニット出現〕
〔敵ユニット撃破〕

???(ルルーシュ)「黒いモビルスーツ、その鎌で建物ごとポイント36を攻撃」
デュオ「お、おう!」
〔デュオ、前進〕
〔デュオの周囲に爆発〕
〔敵ユニット出現〕
〔敵ユニット撃破〕

クロウ「あいつ…完全に敵の動きが見えてるのか」
???(ルルーシュ)「これで敵の伏兵は叩いた。全機、ポイント21へ集結しろ」
〔味方全機、フォーメーション〕
クロヴィス「どうなっている…? 私の用兵が読まれているというのか…」
???(ルルーシュ)(数を頼りに正面から押し、その一方で背後に伏兵を配置する…)(相変わらずの凡庸な手だ、クロヴィス・ラ・ブリタニア…)
クロヴィス「兵を出せ! 全力で奴等を叩くぞ!」
〔敵ユニット出現〕
???(ルルーシュ)「増援か…。だが、案ずる事はない」
玉城「何者なんだ、あいつはよ…?」
扇「わからん。どうやら俺達の味方らしいが…」
クロウ「だが、奴の指揮は的確だ。指示通りに動けば、勝てるぜ」
???(ルルーシュ)「敵の動きは私が逐一伝える。各機はそれを撃破せよ」
カレン「あんたが何者なのかは後で聞く。今は頼らせてもらう…!」
???(ルルーシュ)「私を信じたからには勝たせてやる。行け…!」

<敵2機撃破or敵増援2出現の次PP・敵増援3出現>
スザク「…ここは!?」
ロイド「残念でした~! 天国に行きそびれたね、枢木一等兵」
スザク「僕は撃たれて…」
セシル「スーツに入れていた懐中時計が君を守ってくれたのよ。時計の方は壊れてしまったけどね」
スザク「父の…形見だったんです…」
セシル「そうだったの…」
スザク「あのルル…いや、状況はどうなりました?」
ロイド「毒ガスは拡散したらしいよ。でも、探索を担当していた親衛隊が全滅したそうだ」
スザク「え…」
ロイド「枢木一等兵…君、KMFの騎乗経験は?」
スザク「え、まさか…イレヴン出身者は騎士にはなれません」
ロイド「なれるとしたら?」
スザク「え…」
ロイド「おめでとう! 世界で只一つのナイトメアが君を待っている!」「乗れば変わるよ。君も、君の世界も」
セシル「望もうと、望むまいとね…」
???(ルルーシュ)「ハハハハハハ、やれるじゃないか! やれる、やれるぞ! ブリタニアを倒す事が!」
クロヴィス「敵の指揮官は何者だ…!? まさか、奇跡の藤堂とでもいうのか!?」「ロイド!」
ロイド「はい~」
クロヴィス「勝てるのか、お前の玩具なら?」
ロイド「殿下…ランスロットとお呼び下さい。では、出撃させます」
セシル「蕎導兵器Z-01、ランスロット起動します。コアルミナス相転移、ユグドラシルドライブ…。デヴァイサー、セットアップ」
スザク「ランスロット、MEブースト!」
セシル「ランスロット、発進!」
〔敵ユニット出現〕
ロイド「どう、枢木一等兵? これが僕たち、特別派遣蕎導技術部…通称、特派による試作蕎導兵器…」「その名もランスロット。世界で唯一の第7世代ナイトメアフレームだよ」
〔スザク、前進〕
ロイド「いきなりフルスロットルとはね。せっかちだね、君って」
スザク「マニュアル以上の加速力だ…! これなら!」
玉城「何だ、ありゃ? 随分と派手なKMFだな」
扇「新型かも知れない。みんな、気をつけろよ!」
スザク(ルルーシュ…君が逃げ延びたと信じてる)(今はこれ以上、戦いを広げないためにも彼等を討つ…!)

≪味方援軍1出現後≫
<デュオが戦闘>

デュオ「総督のクロヴィスは芸術や学問には随分と詳しいらしいが、戦争の腕の方はイマイチだって聞いている」「だからって全ての手が読めるわけじゃねえ。それをやったあの男…かなりの凄腕だな」

<カレンが戦闘>
カレン「あたし達はブリタニアに屈しない! お前達を追い出して、必ず日本を取り戻してみせる!」

<扇が戦闘>
扇(あの自信に満ちた声を聞いていると勝てるような気がする…。いや…きっと勝てると思える)(いったい何者なんだ、彼は…)

<玉城が戦闘>
玉城「行くぜ、ブリキ野郎! KMFさえ手に入れば、お前達なんざ蹴散らしてやる!」「俺達の勝利が日本人に夢を与えるんだ! 勝って勝って、勝ちまくってやるぜ!!」

<スザクと戦闘>
スザク「わかってくれ…テロみたいなやり方じゃ駄目なんだ!」「だから、僕はブリタニアの軍人になった…! ブリタニアを中から変えるために!」

<スザクと戦闘(戦闘後)>
クロウ「あの白い奴…かなりやるぜ」
デュオ「今まで戦ってきたKMFとはどうやら別物らしいな」
???(ルルーシュ)(ちっ…厄介な相手だな。あれに構っていては、俺の計画に支障をきたす)(戦術的な勝利など、いくらでもくれてやる。しかし…)「各機、奴には構うな! 他のKMFを落として、敵の総合的な戦力を削るんだ!」

<ジェレミアと戦闘>
ジェレミア「クロヴィス殿下の前で無様な戦いは出来ぬ…!」「イレヴンのテロリストめ! このジェレミア・ゴットバルトが貴様達の不敬に罰を与えよう!」

<スザク撃破>
〔スザクに爆発〕
スザク「僕は…こんな所で終われない! まだ終わっちゃ駄目なんだ!」
〔スザク、回復〕
カレン「あの白兜、まだやる気なの!?」
玉城「あいつ、そんなに死にてえのかよ!」
???(ルルーシュ)「奴には構うな! 敵の主力を叩けば、こちらの勝ちだ!」

<ジェレミア撃破>
〔ジェレミアに爆発〕
ジェレミア「馬鹿な! このジェレミア・ゴットバルトがテロリストごときに!」「申し訳ございません、クロヴィス殿下…! ジェレミア、後退させていただきます!」
〔敵ユニット離脱〕

<キューエル撃破>
キューエル「馬鹿な! こんな事が…!?」
〔敵ユニット撃破〕

<スザク以外の敵全滅or味方援軍1出現の3ターン後PP・勝利条件達成>
???(ルルーシュ)「よし…。敵の主力は叩いた。各機、私の示すルートで撤退しろ」
玉城「何言ってんだよ、お前! こっちが押してるんだから、このまま一気に政庁まで攻め込みゃいいだろ!」
???(ルルーシュ)「それでブリタニアに勝った事になるのか?」
扇「…!」
???(ルルーシュ)「一時の勝利は無用な弾圧を生むだけだ。その先を見据えずして、ブリタニア打倒は果たせはしない」
扇「君はいったい…」
???(ルルーシュ)「急げ。逃走ルートはX1621。各機、撤退だ」(そして、全軍の注意がレジスタンスに向いている隙に俺は…)
〔味方ユニット離脱〕
スザク「後退したか…」
ロイド「お疲れ、枢木一等兵。いや~君ってすごいね…。ランスロットをここまで稼働させるなんて」
スザク「夢中でやっただけです。…それでどうします? レジスタンスを追いますか?」
ロイド「ちょっと待ってね。そこらはもうすぐ指示が出るだろうから」
クロヴィス「全軍に告ぐ。私はエリア11総督クロヴィス・ラ・ブリタニアだ」「全軍、このまま警戒態勢で待機。テロリストの再襲撃に備えよ」
〔敵ユニット出現〕
セシル「殿下の護衛まで出したのですね」
ロイド「ふうん。レジスタンスは後退したってのに随分と厳戒態勢だね…」
スザク(ルルーシュ…君は無事なのか…)
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

  ~指揮用陸戦艇G1 ブリッジ~
クロヴィス「…これでいいのか?」
???(ブリタニア兵)「ええ、上出来です」
クロヴィス「しかし、どうやってここまで来た? さらに護衛も全て退席させるとはどんな魔法を使ったんだ?」
???(ブリタニア兵)「それはお話するわけにはいきません。私はただ、あなたと二人だけになりたかったのです」
クロヴィス「君が銃を突きつけている以上、私に選択権はない…」「次は何だ? 歌でも歌うか? それともチェスのお相手でも?」
???(ブリタニア兵)「…懐かしいですね」
クロヴィス「ん?」
???(ブリタニア兵)「覚えていませんか、二人でチェスをやった事…? いつも僕の勝ちでしたけど」
クロヴィス「何…?」
???(ブリタニア兵)「ほら…アリエスの離宮で」
クロヴィス「貴様…誰だ!?」
〔衣服を脱ぐ音〕
ルルーシュ「…お久しぶりです、兄さん」
クロヴィス「!」
ルルーシュ「今は亡きマリアンヌ皇妃が長子、第17皇位継承者、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアです」
クロヴィス「ルルーシュ…! しかし、お前は…」
ルルーシュ「7年前、ブリタニア・ユニオンは日本へ侵攻した…」「人質に近い形で日本で生活していた俺とナナリーは、その戦いで死んだ事になっているのでしょうね」
クロヴィス「………」
ルルーシュ「戻って参りました、殿下。全てを変えるために…!」
クロヴィス「う、嬉しいよ、ルルーシュ…。日本占領の時に死んだと聞いてたから…」「いやぁよかった、生きていて。どうだい、私と本国に…」
ルルーシュ「また外交の道具とする気か? お前は、何故俺達が道具になったか忘れたようだな」
クロヴィス「う…」
ルルーシュ「そう…母さんが殺されたからだ」「母の身分は騎士侯だったが、出は庶民だ。他の皇女達にとっては、さぞや目障りな存在だったんだろうな」
クロヴィス「………」
ルルーシュ「しかし、だからといってテロリストの仕業に見せかけてまで母さんを殺したな!?」
クロヴィス「ひ…!」
ルルーシュ「そして、その時のショックでナナリーの目は光を失い、その足は力を失った!」
クロヴィス「わ、私じゃない! 私じゃないぞ!」
ルルーシュ「なら知っている事を話せ。俺の前では誰も嘘をつけない。…誰だ、殺したのは!?」
〔ギアス発動〕
〔画面、フラッシュ〕

クロヴィス「…第二皇子シュナイゼルと第二皇女コーネリア…。彼等が知っている…」
ルルーシュ「くっ…あいつらが首謀者か!?」
クロヴィス「………」
ルルーシュ「そこまでは知らないか…」
クロヴィス「ほ、本当に私じゃない! やってもいない! やらせてもいない!」
ルルーシュ「わかった」
クロヴィス「信じてくれたか…!」
ルルーシュ「しかし!」
〔銃を構える音〕
クロヴィス「や、やめろ…! 腹違いとはいえ、実の兄だぞ!」
ルルーシュ「綺麗事では世界は変えられないから…」
クロヴィス「!」
〔銃声〕

エリア11
シンジュクゲットー

  ~扇グループアジト~
ゴウト「昨日はお疲れだったな」
バニラ「いや~痛快だねぇ! ブリタニア・ユニオンの連中にとっちゃ初めての敗北だったんじゃねえか」

クロウ「お目当ての毒ガスは結局、駄目だったが、結果オーライだ」「ま…日本解放には程遠いが、小さな一歩目だな」
デュオ「だがよ…口で言う程には楽勝じゃなかったぜ」「確かに毒ガスの存在は大スキャンダルだが、まさか、クロヴィス自らが軍を率いて出て来るなんて思ってもみなかったからな」
玉城「いいじゃねえかよ、勝ったんだから。おまけにKMFも2機、手に入ったしよ」
バニラ「お前はいいねぇ、単純で」
玉城「うっせえなぁ! これでカレンの負担を減らせるんだ! 喜んで悪いかよ!」
クロウ「そう言えば、カレンは?」
南「あいつは学校に行ってるよ」
クロウ「歳からいってハイスクールか…。しかし、レジスタンスと学生の両立とは忙しいな」
杉山「あいつの場合、ちょっと事情があるんだよ」
クロウ「女子高生レジスタンスね…。フ…何やら秘密めいてるな」
デュオ「あの荒くれ娘が制服着てる姿なんざ想像できないぜ…」
ゴウト「で、お前等を勝利に導いた謎の声の主の正体はわかったのか?」
南「そっちの方は全然です。他のメンバーも調べているんですがね」
扇(あの戦術家…そして、何よりも強烈な統率力…)(ああいう男こそがリーダーに相応しいんだろうな…)
杉山「どうした、扇? 何か考え事か?」
扇「…いや、何でもない…」
玉城「しっかりしてくれ、リーダー。ブリタニアに土をつけたって事で扇グループもぐっと箔が付いたんだからよ」
バニラ「そうだな。ここらでデカい花火を打ち上げりゃ、くすぶってる連中も盛り上がるだろうぜ」
玉城「そこは参謀の俺がしっかり次の作戦を考えといたぜ」
デュオ「あんた、財務担当じゃなかったのかよ?」
杉山「玉城の場合、偉そうな顔が出来るんなら役職は何でもいいんだよ」
玉城「へへ…俺の計画を聞いて驚くんじゃねえぞ」「名付けてドーリアン外務次官令嬢誘拐計画だ」
バニラ「…ドーリアン外務次官って誰だ?」
クロウ「正確にはドーリアン外務調停次官だ。国連の要人で国家間の紛争の実質的な取りまとめ役だ」
玉城「そのご令嬢がエリア11に留学してるってネタをつかんだのさ」「そいつを誘拐して、国連に俺達の主張を聞かせるのさ」
クロウ「やめとこうぜ。娘と言っても民間人だ。それを巻き込むのは寝覚めが悪い」
玉城「でもよ…せっかく写真まで手に入れてきたんだぜ。ほれ…」
バニラ「お…可愛いじゃないの! いかにもお嬢様って感じでよ!」
ヒイロ「…!」
デュオ「どうした、ヒイロ? 一目ぼれか」
ヒイロ「………」
クロウ「そういう冗談には乗らないか。冷めてるねぇ…」
玉城「ご令嬢の名前はリリーナ・ドーリアン。留学先は私立アッシュフォード学園だ」
杉山「アッシュフォード学園と言やぁ…」
南「ああ、あそこには…」
ヒイロ「俺がそこに潜入する」
玉城「お前がか…!?」
デュオ「ここにいる面子で学生やってもおかしくないのはヒイロと俺ぐらいだな。ってわけで、俺も行くぜ」
扇「しかし、誘拐というのは…」
デュオ「何もすぐに実行するわけじゃない。その下調べをするだけさ」「それに学生ってのは世相に敏感だからな。俺達の行動に対するブリタニア・ユニオンの民間人の反応も知りたい」
クロウ「世慣れたお前なら心配は要らないが、問題は相棒だな」
ヒイロ(リリーナ・ドーリアン…。俺の顔を見られた以上、その存在を放っておくわけにはいかない…)
〔走り寄る足音〕
ココナ「みんな、大変だよ! 大ニュースだ!」
バニラ「何だよ? 毒ガスの次はミサイル輸送ってネタか?」
ココナ「ふざけてる場合じゃないよ! クロヴィス総督が昨日、暗殺されたんだって!」
クロウ「何っ!?」
ゴウト「昨日って事は、お前等と戦った後か」
扇「どこかのレジスタンスグループの仕業か…?」
デュオ「どいつが犯人だろうとこいつは大きく自体が動きそうだぜ」
クロウ「ああ…。吉と出るか、凶と出るかはわからんがな…」
【シナリオエンドデモ終了】


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