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No.8C
皇女と魔女

【シナリオデモ1開始】
エリア11
シンジュクゲットー

  ~治安警察 所長室~
イスクイ「…ブリタニア・ユニオンの正規軍がレジスタンスに翻弄されているらしいな」
ボロー「例のゼロの手腕ですか…。ですが、ジェレミア卿の権威失墜はいい気味ですな」「口さがない連中は、陰で奴をオレンジと呼んでるそうです」
イスクイ「笑い事ではないぞ。ブリタニア・ユニオンの庇護を受けている我々治安警察の立場も考えろ」
ボロー「いいではありませんか、イスクイ署長。もしもの時が来たら、このエリア11から抜け出せばいいだけの話です」「もっとも、レジスタンスごときがブリタニア・ユニオンを揺るがせるとは思えませんが」
イスクイ「うむ…。ならば、我々は連中の覚えを良くしておくだけだな」
ボロー「問題はプロトワンを追うギルガメス軍です。奴等にとって、あれはこの世界でのし上がるための切り札になるでしょうからな」
イスクイ「その重要性は我々にとっても同じだ。だからこそ、軍からの追手である奴の存在は消さねばならん」
ボロー「キリコ・キュービィーですな」
イスクイ「キリコを発見したコニンは返り討ちにあった。どうやら奴はレジスタンスの一員となったらしい」
ボロー「それは逆に好都合ですな。治安維持の名目で部隊を動かして、奴を始末できます」「ブリタニア・ユニオン側も我々の動きを不審に思う事はないでしょう」
イスクイ「さらに丁度いい事に、ブリタニア側は新たな総督の赴任に備えて、ゲットーの焼き討ちを行なうそうだ」「当然、レジスタンス側もそれに合わせて動いてくるだろう」
ボロー「では、その時にキリコを…」
イスクイ「もしもの時がある。場合によっては素体を使うぞ」
ボロー「わかりました。では、ATも準備しておきましょう」「プロトワン…お前の力を見せてもらうぞ」
ファンタムレディ「………」

エリア11
トウキョウ租界 アッシュフォード学園

  ~アッシュフォード学園 クラブハウス居間~
ルルーシュ「ただいま…」
C.C.「おかえり、ルルーシュ」
ルルーシュ「な…」
ナナリー「お帰りなさい、お兄様」
C.C.「その様子だと食事は外で済ませてきたな」
ナナリー「心配しました。最近、ゼロという方のせいか、色々と物騒ですから」「電話もしたんですが、つながらなくて…。せっかく、C.C.さんが来られたのに」
ルルーシュ「シーツー…」
ナナリー「ふふ…変わったお友達ですのね。イニシャルだけなんて」
ルルーシュ「あ、ああ…」
ナナリー「ひょっとして…お兄様の恋人?」
C.C.「将来を約束した関係だ。な?」
ルルーシュ「はぁ!?」
ナナリー「将来って…結婚?」
ルルーシュ「違う! 違うって…そういうのじゃなくて…。だから、その…彼女は冗談が…」
C.C.「嫌いだ」
ルルーシュ「ぐっ…」
ナナリー「そうですか…。お兄様が…意外と早いんですね」「でも、人それぞれっていうし、おかしくはないのかしら…」
ルルーシュ「あーっ!」
ナナリー「どうしました?」
ルルーシュ「C.C.がお茶をこぼした! 濡れてしまったから洗面所に連れていく!」
C.C.「お前は何を…」
ルルーシュ「さあ、急げ! じゃあ、ナナリー…後で」
ナナリー「はい…」
ルルーシュ「それとさっきの結婚の話は嘘だから。嘘、冗談!」

  ~クラブハウス ルルーシュの部屋~
ルルーシュ「誰だ、お前は?」
C.C.「言ってただろう、C.C.と」
ルルーシュ「そうじゃなくて、お前は…」
C.C.「死んだはず…か?」
ルルーシュ「………」
C.C.「気に言ったか、私が与えた力は?」
ルルーシュ「やはり、お前がこのギアスの力を…」
C.C.「ギアス?」
ルルーシュ「お前がくれた力の事だ。契約の時にそう聞こえたが」
C.C.「まあいい。その様子では、そこそこは使えるようになってきたようだな」
ルルーシュ「武器のスペックは理解するべきだろう。…この力を使うためには相手の目を直接見る必要がある」「眼鏡程度の透過率なら問題はない。有効距離は270メートルほど」「また、ギアスをかけた前後、及び発動中には記憶の欠落が見られる」「これがギアスが大脳に介入したために生じたダメージと思われる。光情報だとすれば、反射も可能」「また、その命令は本人の意図に反するものでも可能であり、接続時間は俺の知る限りでは無限だ」
C.C.「上出来だ。お前は有能な人間らしい」
ルルーシュ「感謝してるよ。俺のスケジュールを大幅に前倒ししてくれたんだからな」
C.C.「スケジュール?」
ルルーシュ「ブリタニアをぶっ倒す予定表さ。動き出せるのはもう少し先になると思っていた」
C.C.「壊せると思うのか、その力だけで?」
ルルーシュ「これがなくても、やるつもりだった」
C.C.「見込み通り、面白い男の様だ。…あのオレンジとは、結局、何だったんだ?」
ルルーシュ「出まかせだよ、オレンジなんて。ただああいう連中ほど、疑惑というトゲで簡単に分裂するものだからな」「お前…これからどうする? 軍に追われているんだろう」
C.C.「軍といっても、ごく一部だけだ。なら普通に隠れているだけで十分だ。ここで我慢してやる」
ルルーシュ「俺の部屋に居つくつもりか?」
C.C.「男は床で寝ろ」
ルルーシュ「そういう事じゃなく…」
C.C.「私が捕まったら、お前も困るだろう?」
ルルーシュ「一緒の方が危険だ」
C.C.「野宿したら補導される」
ルルーシュ「お前の都合じゃなく、こちらの都合だ」
C.C.「しつこいのは嫌いだ」
ルルーシュ「…緊張感のない奴だな。そもそも、どうやって助かった? バックボーンは?」「それに、お前があの時、言っていた契約って…」
C.C.「………」
ルルーシュ「答える気はないわけな。まあいい…」
C.C.「言っておくが、私にギアスは通じないぞ」
ルルーシュ「く…」
C.C.「世界中がお前を捜している。お前のために世界が動いている。ルルーシュ…お前はこれが見たかったのか?」
ルルーシュ「いや…この騒ぎは手段に過ぎないよ。それに今、世界にとって俺の存在など小さなものだ」「次元獣、イマージュ、異星人、ソレスタルビーイング…。世界はもっと大きな混乱に叩き込まれる」
C.C.「その中でお前はどう動く?」
ルルーシュ「決まっている。世界を動かすのは俺だ」
C.C.「わかったよ、ルルーシュ。私もお前に協力しよう」
ルルーシュ「何…?」
C.C.「私はもう寝る。おやすみ、ルルーシュ…」
ルルーシュ(いったい何なんだ、こいつは…)

  ~ブリタニア・ユニオン軍基地~
スザク「………」
セシル「よかったわね、スザク君。釈放になって」
スザク「…ありがとうございます」
ロイド「おめでと~! ゼロの登場のおかげで殺害容疑の根拠も曖昧になったからね」「ま…証拠不十分って事でなし崩しに釈放だから、いい気分じゃないだろうけど」
スザク「………」
ロイド「で、所属も宙ぶらりんになった君は晴れて特派…特別派遣蕎導技術部の一員になって…」「正式のランスロットのデヴァイサーに決まった。これこそ、まさにおめでと~だね」
スザク「………」
ロイド「あらためて、自己紹介。僕はロイド・アスプルンド。この特派の主任だよ」「で、彼女がセシル・クルーミー君」
セシル「ロイドさん、少しデリカシーがないですよ。スザク君は過酷な経験をしてきたんですから」
スザク「………」
ロイド「おんや~? もしかして、犯人に仕立て上げられてブリタニアへの忠誠心が消えちゃった?」
セシル「ロイドさん…!」
スザク「…そんな事はありません。僕にはブリタニア・ユニオンの中でやるべき事がありますから」
セシル「少し疲れてるのよ、、スザク君。正式な辞令では明日から着任だから、今日は身体を休めるといいわ」
スザク「ありがとうございます。…では、失礼します」
〔歩き去る足音〕
ロイド「う~ん…思ったよりもナーイブみたいね、彼って…。それって、やっぱり育ちのせいかな?」
セシル「枢木スザク君…。日本最後の首相、枢木ゲンブの息子…」「枢木ゲンブは7年前の極東事変の際、徹底抗戦を唱えながらも、最後は主張を翻し、軍部の抗戦派を諫めるために自決した…」
ロイド「でも、皮肉なものだよね。日本人を救うための早期降伏が、戦いを今日まで引っ張る事になったんだから」「完全に打ちのめされての敗北ならブリアニアに恭順せざるを得なかったのに、余力を残した日本は降伏した…」「だから、エリア11では未だにレジスタンスの活動が活発だ」
セシル「日本は未だ敗北していない…。レジスタンス側がよく使う言葉ですね」「そして、主張を翻した枢木ゲンブ首相を裏切り者と呼ぶイレヴンもいる」
ロイド「その息子でありながら、名誉ブリタニア人の道を選んだスザク君。彼のやるべき事って何なんだろうね…」
セシル「スザク君…」
ロイド「でも、レジスタンスも終わりだろうね。もうすぐ、あの御方がエリア11の総督に着任されるから」

  ~トウキョウ租界 市街地~
スザク「………」
ユーフェミア「あ、ああ…! どいて下さ~い!! あぶな~い!!」
スザク「うわあっ!」
〔滑空音〕
〔人の倒れる音〕
〔画面、震動〕

ユーフェミア「あいた…」
スザク「あの…怪我とかしていませんか?」
ユーフェミア「ごめんなさい。下に人がいるとは思わなくて…」
スザク「あ、いえ…。僕も窓から人が降ってくるとは思いませんでしたから…」
〔歩み寄る足音〕
リリーナ「大丈夫ですか、お二人共?」
ユーフェミア「は、はい。ご心配をおかけして申し訳ありません」
リリーナ「あなたは…!」
ユーフェミア「…あの私、実は悪い人に追われていて…。だから、助けて下さいませんか?」
スザク「はあ…」
リリーナ(その様子…お忍びなのですね…)
ユーフェミア「あなたと、そちらのお嬢さん…。それと後ろの方…」
リリーナ「え…」
ヒイロ「………」
リリーナ「ヒイロ…」
ユーフェミア「とにかく! 私、追われているんです! お願いします、助けて下さい!」
スザク「助けるって…どうすれば…」
ユーフェミア「シンジュクへ…」
スザク「え…」
ユーフェミア「シンジュクへ連れていって下さい」

  ~シンジュクゲットー~
リリーナ「…ここがシンジュクの中心部になります」
ユーフェミア「ありがとうございます。そう言えば、自己紹介がまだでしたね。私は…ユフィです」
リリーナ「リリーナと申します。彼はクラスメートのヒイロです」
ヒイロ「………」
ユーフェミア「無口な方なのですね。あなた、リリーナさんのボーイフレンド?」
ヒイロ「な…」
ユーフェミア「でも、こっそり後をついてきたみたいですから、片思いなのかしら?」
ヒイロ「………」
ユーフェミア「ごめんなさい。あなたを怒らせるつもりはなかったんですが」「でも、せっかくですから、リリーナさんと仲良くなさって下さいね。…リリーナさんも、それでよろしいかしら?」
リリーナ「は、はい…」「よろしくね、ヒイロ」
ヒイロ「ああ…」
リリーナ「せっかく、あなたとこうしてゆっくりお話する機会が出来たんです。ユフィさんに感謝しなくては」
ヒイロ「………」
リリーナ「私…あなたの事を少しだけ調べました。あなたは星の王子様なのでしょう?」
ヒイロ「…質問に答える気はない」
ユーフェミア「ふふ…ぎこちない感じが逆に初々しくて微笑ましいですわ」
スザク「僕は…」
ユーフェミア「知ってますよ。あなたは有名人なんですから。枢木ゲンブ首相の息子さん、枢木スザク一等兵」
スザク「…嘘なんでしょ? 悪い人に追われてるって」
ユーフェミア「にゃ~」
スザク「は?」
???(アーサー)「ニャ~」
スザク「猫か…。こっちにおいで」
???(アーサー)「シャーッ!!」
スザク「うわっ!」
ヒイロ「兵士のお前が猫を恐れるのか?」
スザク「そういうわけじゃないんだけど…」
ユーフェミア「猫…苦手なんですか?」
スザク「僕は好きなんですけど…片思いばっかりなんです」
ユーフェミア「片思いって優しい人がするんですよ。ふふ…ヒイロ君も優しい人なのかしら?」
ヒイロ「………」
リリーナ「あ、あの…ユフィさんは、どうしてこちらへ?」
ユーフェミア「私…最後の休日なんです。だから、エリア11を見たくて」
スザク「最後の休日…? 君は学生だよね」
ユーフェミア「先週までは…」
リリーナ「ここ…この間までは多くの日本の方が住んでいらしたんです」
ユーフェミア「そうですか…」
スザク「レジスタンスとの戦いでブリタニア側もゲットーを攻撃して…」「やっと人が戻り始めていたんだけど、この街ももうおしまいだ」
ヒイロ「日本最後の首相の息子であるお前が何故、名誉ブリタニア人になった?」
リリーナ「ヒイロ…」
スザク「いや…いいんだ。疑問に思うのも当然だから」「…7年前…あの頃、10歳の僕らには世界はとても悲しいものに見えた」
ユーフェミア「7年前…。ブリタニア・ユニオンが日本に侵攻した極東事変ですね」
スザク「飢餓、病気、汚職、腐敗、戦争とテロリズム…。繰り返される憎しみの連鎖…」「誰かが、この連鎖を断ち切らねばならない。そうやって、行動を起こした人達が世界中にいる」「ソレスタルビーイングや、コロニーのガンダム、レジスタンス達…。みんな、目指すものは同じだと思う」
ヒイロ「………」
スザク「でも、大切な人を失わなくて済む…。せめて、戦争のない世界を僕は目指したい」
リリーナ「あなたは、そのために勝利者であるブリタニア・ユニオンについたのですか?」
スザク「え…」
リリーナ「枢木首相の息子であるあなたは名誉ブリタニア人となった事で多くの人にいわれのない中傷を受けた事でしょう」「それでも、あなたはブリタニア軍に入った…。そこには並々ならぬ決意と信念があった事と私は思います」
スザク「………」
リリーナ「ブリタニア・ユニオンが世界の覇権を握れば、戦争が全てなくなると思ったのですか?」
スザク「………」
リリーナ「ごめんなさい、スザクさん…。私…自分がどれだけ失礼な事をしているか、承知しているつもりです」「ですが、聞きたいのです。私自身の迷いのために…」
ヒイロ「お前…」
リリーナ「ヒイロ…あなたも一緒に考えて下さい。戦争をなくすために戦う事が正しい方法なのかと…」
ヒイロ「………」
リリーナ「私にも答えはわかりません。だから、ヒイロ…私はあなたに聞きたいのです」
ヒイロ「リリーナ…お前は…」
スザク「…僕にもまだわからない。でも、目指す事をやめたら、父さんは無駄死にになってしまう」
ユーフェミア「枢木首相が…」
スザク「あの戦争で…父さんは死ななければならなかった…」
〔爆発音〕
ヒイロ「!」
リリーナ「何なのです!?」
スザク「治安警察による攻撃だ! このゲットーを焼き払うつもりなんだ!」
ユーフェミア「そんな事をするなんて…」
スザク「ここは危険だ! 避難しよう!!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「皇女と魔女」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
〔マップ上に爆発〕

ジェレミア「ここは第七次美観地区に指定されたエリアだ。既に退去勧告は出されている以上、徹底的に破壊してかまわん」
ブリタニア騎士(オレンジ卿め、相変わらず指揮官気取りか)(治安警察やその子飼いのAT乗りと一緒にゴミ掃除をやらされるとはな…。あの男に付いて行くのも、これまでだ)
スザク「何て事を…! まだここには人が住んでいるのに!」
ユーフェミア「大変です、リリーナさん…! ヒイロ君がいません…!」
リリーナ「ヒイロ…」
〔スコープドッグ、前進〕
スザク「いけない…! 彼等は僕達もみていない!」
リリーナ「!」
〔味方ユニット出現〕
スザク「ガンダム!」
〔ヒイロ、スコープドッグへ隣接〕
〔敵ユニット撃破〕

スザク「あのガンダム…こちらを見ている」
リリーナ(ヒイロ…。あれにはヒイロが乗っている…?)(ヒイロは私を助けてくれた…。何故…?)
ヒイロ「何をしているんだ、俺は…! あいつは…リリーナは死んでくれた方がいいはずなのに…!」
ジェレミア「ガンダムを落とせば、私の復権も叶う…! 各機、奴を落とせ!」
スザク「リリーナ、ユフィ、ここは危険だ! 僕についてきて!」
リリーナ「は、はい!」
ユーフェミア「お願いします、スザク!」
ヒイロ「何故…! 何故だ…!? 何故なんだぁっ!?」
<戦闘開始>

<2PP・味方援軍1&敵増援1出現>

スザク「ユフィ、リリーナさん。ここに隠れているんだ」
ユーフェミア「スザク…あなたはどこへ?」
スザク「僕は僕の出来る事をします…! そのために僕は名誉ブリタニア人になったんです!」
〔味方ユニット出現〕
ジェレミア「来たか、テロリストめ!」
ゼロ「ヒイロ・ユイ。貴様、何故勝手に出撃した?」
ヒイロ「必要があると判断したまでだ」
ゼロ「そrを決めるのは、リーダーである私だ。勝手は行動は慎め」
デュオ「言っても無駄だと思うぜ、ゼロ。あいつは人の言う事を聞くようなタマじゃない」
ゼロ「だが、組織としての統制がとれなければ、そこから崩されていく」
クロウ「そういう話は後にしようぜ。俺達が頑張らないと、ゲットーは壊滅だ」「俺達はWLFみたいな連中とは違うんだ。せめて日本人の前では正義の味方でいようぜ」
デュオ「ま…柄じゃないけどな」
ゼロ「正義の味方…」
カレン「どうしたの、ゼロ?」
ゼロ「いや…気にするな。では、無法を働くブリタニアをその手先をここで叩くぞ」
扇「待て! 何か来るぞ!」
〔敵ユニット出現〕
カレン「AT…! 治安警察の雇ったバトリング崩れね!」
玉城「見た事のないタイプだな…。おい、キリコ…お前、知ってるか?」
キリコ「………」
玉城「知らねえなら、知らねえって言えよ! ったく、愛想のねえ奴だな!」
ヒイロ「無駄口は後にしろ。敵を叩くぞ」
玉城「ちっ! ここにも愛想のない奴がいたぜ!」
デュオ「珍しいな、ヒイロ。お前が他人に何か言うなんてよ」「もしかして、無断出撃もそれに関係してるのか?」
ヒイロ「………」
デュオ「都合が悪くなるとだんまりかよ。はいはい…俺も無駄口はここまでにしときますよっと」
ゼロ「あのAT…わざわざ一機で来たのが気になる。キリコ・キュービィー…あれの相手はお前に任せる」
キリコ「わかった」
クロウ「こっちも返事をするとは珍しい…。こりゃ雪でも降るかもな」
キリコ(妙な胸騒ぎがする…。あのAT…何だ…?)
???(ファンタムレディ)「………」

<ゼロvsジェレミア>
ジェレミア「ゼロ! 貴様のせいで私は全てを失った!」
ゼロ「そうでもなかろう。オレンジ君という名が残ったはずだ」
ジェレミア「き、貴様だけは許さん! この手で貴様を討ち、その首を亡きクロヴィス殿下の墓前に捧げる!」

<キリコVS???(ファンタムレディ)>
???(ファンタムレディ)「………」
キリコ(このAT…かなりチューンがされている)(俺が感じた胸騒ぎは何だ…? このATの操縦者に関係するのか…?)

<???(ファンタムレディ)撃破>
〔???(ファンタムレディ)に爆発〕
???(ファンタムレディ)「………」
〔敵ユニット離脱〕
玉城「逃げやがったか!」
カレン「あれだけの凄腕…バトリングでは見かけなかったけど…」
キリコ(奴は明らかに俺を狙ってきた…。俺を殺そうとしたコニンと関係しているのか…)

<ジェレミア撃破・味方援軍2&第3軍増援1出現>
〔ジェレミアに爆発〕
ジェレミア「おのれ、ゼロ! この屈辱、次の機会に必ず晴らすぞ!」
〔ジェレミア、後退〕
〔敵ユニット出現〕

キューエル「ジェレミア! 敵前逃亡は許さんぞ!」
ジェレミア「キューエル卿…! 私は全力で戦った! だが、力及ばず…」
キューエル「言い訳は無用! 貴様の考えている事は治安警察からの賄賂の事だけだろう!」
ジェレミア「私はそのようなものは受け取っていない!」
キューエル「ならば、オレンジとは何だ!? 答えられまい!」
デュオ「向こうは仲間割れみたいだぜ」
ゼロ(フン…俺の推測通りだな。所詮、ブリタニア貴族など己の利と他人を蹴落とす事しか考えていない)
ジェレミア「わ、私は…オレンジなど知らん…!」
キューエル「ジェレミア! クロヴィス殿下殺害犯を取り逃がした責、その身であがなってもらうぞ!」
〔ジェレミアに爆発〕
ジェレミア「ぬうっ!」
キューエル「コーネリア殿下が御着任あそばす前に身内の恥はすすがねばならん! ジェレミア、これが粛清だ!」「だが、案ずるな。戦死扱いにしてやる。家の名前に傷はつかん!」
ジェレミア「本気なのか…。本気で、この私を…キューエル!」
キューエル「黙れ、オレンジ! 我等は何のために存在している!?」「皇室のためであろう! オール・ハイル・ブリタニア!!」
〔味方ユニット出現〕
〔スザク、ジェレミアへ隣接〕

キューエル「蕎導兵器、ランスロット!」
スザク「やめて下さい! 同じブリタニア人同士で!」
キューエル「特派が何ようだ!? 介入するなら、誰であろうと討つ!」
スザク「駄目です! 意味のない戦いを見過ごすわけにはいきません!」
ジェレミア「私を助ける…? 名誉ブリタニア人が…」
カレン「あの白兜…この間の奴!」
クロウ「仲裁に入ってるぜ。おせっかいな奴らしいな」
キューエル「ちいっ! 邪魔する気ならば!」
ユーフェミア「おやめなさい!」
ジェレミア「な…あれは!?」
ゼロ(まさか…!)
ユーフェミア「双方とも剣を収めなさい! 我が名において命じさせていただきます!」「私はブリタニア第三皇女、ユーフェミア・リ・ブリタニアです!」
スザク「え…!? ユフィが皇女殿下…」
ユーフェミア「この場は私が預かります。下がりなさい!」
ジェレミア「やはり、皇女殿下…」
キューエル「ま、誠に申し訳ございません!」
デュオ「マジかよ…。ブリタニアのお姫様が、こんな所に…」
玉城「飛んで火にいる何とやらだ! とっ捕まえて人質にしてやる!」
ゼロ(ユフィ…)
扇「どうする、ゼロ!?」
ゼロ「よし…各機は…」
〔時空の歪む音〕
クロウ「待て! この一帯の次元境界線が歪み始めた!」
カレン「それって…どういう事!?」
クロウ「空間が裂ける! 次元震が起こるぞ!」
〔時空震動現象〕
〔第3軍ユニット出現〕

玉城「次元獣だ! 次元獣が出やがったぞ!」
クロウ「雪が降るかもとは言ったが、まさかこいつらが出てくるとはな…!」
〔マップ上に爆発〕
ユフィ「きゃあっ!」
ジェレミア「いかん!」
スザク「ユフィ!」
〔スザク&ジェレミア、ユーフェミアがいる地点へ接近〕
キューエル「後退だ! ゲットーの境界に防衛線を引け!」
ジェレミア「皇女殿下、こちらへ! 私が生命を懸けて、お守りします!」
スザク「退いて下さい、ジェレミア卿…! 僕はここで奴等を食い止めます!」(ここに住んでいる人達だっているんだ…! 僕はそれを守ってみせる!)
ユーフェミア「わかりました。既にリリーナさんも避難しています」「枢木スザク、あなたには、ここで戦う事を命じます」
スザク「イエス、ユア・ハイネス!」
〔敵ユニット離脱〕
〔カーソル、スザクを指定〕

デュオ「あの白兜、次元獣を戦う気らしいぜ」
玉城「おもしれえ! あいつもまとめて片付けてやる!」
クロウ「やめとけ。次元獣は見境無しだ。奴に構ってると後ろからやられるぞ」
ゼロ「各機は次元獣に攻撃を集中させろ! この地区に住む日本人を守るんだ!」
カレン「ゼロ…」
扇「彼にリーダーを任せたのは間違いではなかったな」
クロウ「次元獣の相手は俺の専門だ。任せてもらうぜ」
デュオ「借金を返すためにか?」
クロウ「当然だ。俺は金のために戦う男だからな…!」
デュオ「セコい台詞も、そこまで堂々と言うと清々しいもんだな」

<クロウvs次元獣>
クロウ「望んだわけじゃないが、出てきたんなら相手をするまでだぜ」「行くぞ、相棒…! お前の本領発揮だ!!」

<ヒイロvs次元獣>
ヒイロ「ターゲット確認。攻撃目標、次元獣…!」

<ゼロvs次元獣>
ゼロ「こいつらの動き…理にかなった戦術になっている」「どういう事だ? 次元獣には知性があるとでもいうのか…!」

<スザクvs次元獣>
スザク「今はレジスタンスよりも次元獣を討つ…! ブリタニア・ユニオンの軍人としてゲットーを守るんだ!」

<カレンvs次元獣>
カレン「破壊魔め! これ以上、ゲットーを荒らさせてなるものか!」「来い! あたしが相手になってやる!!」

<第3軍全滅・勝利条件達成>
カレン「何とか勝てた…」
デュオ「帰還を待つわけにはいかないしな。倒せてよかったぜ」
玉城「何だ、その帰還ってのは?」
デュオ「次元獣はある程度の時間が経つと消えちまうんだよ」「その原因は調査中だが、こちらの世界では物質として安定できないと推測されているんだとさ」
クロウ「…どういう事だ、こりゃ…?」
ゼロ「どうした、クロウ?」
クロウ「さっき戦った次元獣…ブラスタの中にあったデータよりすべての点で上回っている」
カレン「これまでの奴より、強かったって事…?」
扇「気のせいじゃないのか? 猫一匹一匹の強さが違うように…」
クロウ「いや…。個体ごとのデータのバラつきのレベルを超えてる」「これまでの奴が猫だったとしたら、今回のはヒョウと言ってもいい」
玉城「マジかよ!?」
クロウ「ま…そいつはちょいと言い過ぎだがな」
ゼロ「次元獣が進化してると言うのか?」
クロウ「わからねえ…。とりあえず、ラボにデータを送ってみるさ」
デュオ「それよりも問題は…」
スザク「………」
〔敵ユニット出現〕
スザク「皇女殿下…」
〔スザク、ジェレミアへ接近〕
ユーフィミア「………」
スザク「知らぬ事とはいえ、失礼いたしました!」
ユーフェミア「スザク…あなたが父を失ったように私も兄クロヴィスを失いました」「これ以上、みんなが大切な人を失わなくて済むよう、力を貸していただけますか?」
スザク「は…もったいなき御言葉…」
ジェレミア「ユーフェミア皇女殿下、ゼロめは、いかがします?」
ユーフェミア「今日は退きましょう彼等も次元獣との戦いで疲弊しています」
キューエル「しかし…」
ユーフェミア「彼等はゲットーを救いました。今、この場で彼等と戦えば、この地の住民の要らぬ反感を買うでしょう」
ジェレミア「承知致しました。各機に後退の指示を出します」
〔敵ユニット離脱〕
スザク(ゼロ…。次に会う時は僕達は敵同士だ…。その時は…)
〔味方ユニット離脱〕
ゼロ「………」
玉城「行っちまったぜ、ゼロ! 追わなくていいのか!」
ゼロ「その必要はない。皇女を人質にとるより、もっと効果的な戦略を実行に移す」
カレン「それって何…?」
ゼロ「詳しくは帰ってからだ。各機、帰還せよ」
〔味方ユニット離脱〕
ヒイロ(リリーナ…。お前は何なんだ…)
〔味方ユニット離脱〕
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

エリア11
トウキョウ租界 ブリタニア政庁

  ~ブリタニア政庁 総督席~
コーネリア「…済まぬな、ダールトン、ギルフォード。私の総督赴任に伴い、お前達まで愚弟の後始末に付き合わせる」
ギルフォード「私はコーネリア様の騎士でございます。主の行く所こそが私の戦場です」
ダールトン「それは私も同じ事でございます。姫様のおられる所が国でございますれば」
コーネリア「フ…だが、このエリア11、一筋縄ではいかんぞ」
ダールトン「承知しております」
コーネリア「そして、ユーフェミアは早速、噂のゼロに遭遇したそうだ」
ユーフェミア「………」
ダールトン「さすがはユーフェミア様。強い星の下にお生まれになっておられる」
コーネリア「だが、ユーフェミア。あまり無茶はするな」
ユーフェミア「申し訳ありません、お姉様。しかし…」
コーネリア「ここでは総督と呼べ、ユーフェミア副総督。実の姉妹であればこそ、けじめは必要だ」
ユーフェミア「はい…。わかりました」「では、総督。後ほど、お願いがございます」
コーネリア「この場で話せないという事は個人的なものか…。ならば、私室でゆっくり聞こう」
ユーフェミア「ありがとうございます」
ギルフォード(ブリタニア皇族の中で、コーネリア様とユーフェミア様は同じ皇妃を母君に持つ…)(公の場を離れれば、コーネリア様はユーフェミア様のお優しい姉君だな)
〔歩み寄る足音〕
キューエル「申し上げます。皇女殿下の歓迎の準備が…」
コーネリア「誰がそのようなものを望む…!?」
キューエル「え…」
コーネリア「抜けている、呆けている、堕落している! ゼロはどうした!? 帝国臣民の敵ゼロを捕まえろ!」
キューエル「イ、イエス、ユア・ハイネス!」
コーネリア(あぶりだしてやる、ゼロ…! クロヴィスの仇…!)

  ~扇グループアジト~
ゼロ「…そうか。エリア11の新総督はコーネリア・リ・ブリタニアか」
ココナ「すんごい美人って噂だけど、ついでにとんでもないくらい強いんだって?」
ゼロ「あの女をクロヴィスのようなお飾りだと思わん事だ」「皇女殿下としてダンスをたしなむよりも剣を取り、ブリタニア・ユニオンの将軍として挙げた武勲は数知れずだ」
デュオ「芸術家肌の弟君とは全然違うってわけか…。しかし、随分と大物が来たもんだぜ」
扇「クロヴィス暗殺をブリタニア・ユニオンがそれだけ重く捉えているという事か」
バニラ「って事は、ゲットーの締め付けも厳しくなるってわけかよ。やりにくくなりそうだぜ」「あれ? そういや、キリコは?」
ココナ「ATの所だよ。あいつにとっちゃ、新総督の赴任もどこ吹く風だね」
デュオ「いつもの事って言やぁ、それまでだが、あいつ…ちょっと様子がおかしくないか?」
クロウ「あの赤いAT…キリコを狙っていたようだが、それと関係があるのかもな」
ゼロ「コーネリア・リ・ブリタニア…。厄介な相手だな」
玉城「どうすんだよ、ゼロ!? お前…名案があるって言ってたよな!」
ゼロ「確かに言った。私はエリア11を解放するために最善の策を思いついた」
クロウ「ずばり、それは…?」
ゼロ「正義を成す事だ」
カレン「正義…」
玉城「俺達に正義の味方をやれってのか!?」
ゼロ「その通りだ。我々はテロリストではない…大義を持ったレジスタンスである事を示すのだ」「そのためには正義を成す。それにより全ての日本人の心を我々に集めるのだ」
扇「それこそがブリタニア・ユニオンを倒す力になる…」
ゼロ「そうだ。我々の今後の行動は、それを目的とする」「無論、それと並行してブリタニアを攻撃する。だが、大義の名の下に戦う我々を民衆は支持するだろう」
クロウ「了解だ。少なくともやり方は間違っちゃいない」「後は俺達が、その正義ってのをどうやって見せるかだな」
カレン「今日の次元獣退治みたいな事をやればいいの?」
ゼロ「その手段は私に任せてもらおう。なお、例のドーリアン外務次官令嬢の誘拐は中止とする」
玉城「何でだよ! 俺がせっかく考えた計画だってのに!」
カレン「言ったでしょ、玉城。あたし達は正義を成すって」
クロウ「そうそう。民間人を巻き込むようなやり方は無しって事だ」
デュオ「となると、俺とヒイロの学園生活も終わりだな。情報収集はシュタットフェルト家のご令嬢がいれば、十分だし」
カレン「何かひっかかる言い方…!」
デュオ「ま…あのぬるま湯みたいな生活も悪くはなかったけどな。な、ヒイロ?」
ヒイロ「………」
デュオ「こんな事になるんなら、リリーナお嬢様に誘われたパーティーにも出とけばよかったかもな」
ヒイロ「転校手続きは俺がすませる。いいな?」
デュオ「何だよ…。少し位は未練ないのか?」
ヒイロ「あのまま、あそこにいれば俺は俺でなくなるかも知れなかった…」
ゼロ「どういう事だ?」
ヒイロ「俺にも理解できない」
クロウ「たまにしゃべったと思ったら、よくわからん話だ…」
〔走り寄る足音〕
ゴウト「おい、お前等! ブリタニア皇帝のスピーチがテレビで放映されるそうだぞ!」
扇「息子のクロヴィスに関する事か…」
玉城「俺達にとっちゃ、敵の総大将だな。いっちょ、面を拝んでやるか!」
ゼロ「神聖ブリタニア帝国ならびに自由国家連合、第98代、唯一皇帝…シャルル・ジ・ブリタニア…」(奴こそが俺の倒すべき敵…。その運命を捻じ曲げた男…!)

ブリタニア・ユニオン
帝都ペンドラゴン

  ~神聖ブリタニア帝国 玉座~
シャルル「人は…平等ではない」「生まれつき足の速い者、美しい者、親が貧しい者、病弱な身体を持つ者…」「生まれも育ちも才能も人間は皆、違っておるのだ」「そう…人は差別されるためにある!」「だからこそ人は争い、競い合い、そこに進歩が生まれる」「不平等は悪ではない。平等こそが悪なのだ」「権利を平等にしたAEUはどうだ? 人気取りの衆愚政治に堕しておる。富を平等にした人革連は怠け者ばかり」「我がブリタニア・ユニオンはそうではない。争い、競い、常に進化を続けておる」「ブリタニアだけが前へ! 未来へと進んでいるのだ」「我が息子クロヴィスの死もブリタニアが進化を続けているという証」「戦うのだ! 競い、奪い、獲得し、支配しろ! その果てに未来がある! オール・ハイル・ブリタニア!!」

ブリタニア・ユニオン
ニューヨーク 国連本部

  ~AEU大使控え室~
トレーズ「手厳しいな。さすがはシャルル・ジ・ブリタニア陛下だ」「だけど、あの方の言葉は貴重だよ。いつも真実を突いてくる」「戦いの果てに未来がある…。あなたはどう思う?」「シュナイゼル・エル・ブリタニア」
シュナイゼル「私も同じ見解だよ。トレーズ・クシュリナーダ」「だが、父シャルルが王たる責務を果たしているかには疑問が残るがね」
トレーズ「それが私との秘密の会談に応じてくれた理由かな?」
シュナイゼル「誤解しないでいただきたい。私の目指しているものは良き世界だ」「それは私が王となる事を意味するわけではないよ」
トレーズ「フ…あなたとは共に道を歩めそうだ、シュナイゼル殿下」
シュナイゼル「買いかぶりだよ、トレーズ閣下。私はあなた程の遠大な理想はない」「私は皇族として己の責務を果たすだけだよ」
トレーズ「フ…」
シュナイゼル「フフ…」
トレーズ「では、乾杯しよう。それぞれが…そして、人々が望む未来へ」
〔グラスを交わる音〕

エリア11
トウキョウ租界 アッシュフォード学園

  ~アッシュフォード学園~
シャーリー「おはよう、リリーナ。…何だか、元気がないね」
リリーナ「おはようございます、シャーリーさん。ちょっと昨日は眠れなくて…」
リヴァル「悩み事…? またあの失礼な転校生にひどい事されたのかい?」
リリーナ「いえ…そういうわけでは…」
リヴァル「あ…もしかしてテレビに張り付いてた? 深夜に沙慈とルイスの研修旅行の件、特集報道をやってたからな」
リリーナ「え、ええ…」
シャーリー「二人が参加した宇宙への研修旅行が事故に巻き込まれたって聞いた時には心配でたまらなかったけど…」「本当に無事でよかった」
リヴァル「ソレスタルビーイングのガンダムが人命救助をしたってのは驚きだったけどな」
リリーナ(ガンダム…)
シャーリー「やっぱり変よ、リリーナ。…あの転校生には私がガツンと言ってあげようか?」
ニーナ「でも、あの二人組…一部で人気があるみたい…」
リヴァル「ヒイロとデュオ…。二人共、運動神経バツグンであちこちのクラブから勧誘されてるらしいな」
ルルーシュ(当然だな。エージェントとして訓練を受けてきた奴等に普通の学生が敵うわけがない)
〔歩み寄る足音〕
ミレイ「でも、二人共、昨日付けで転校になったわよ」
リリーナ「え…」
リヴァル「随分と急な話っスね!」
ミレイ「あの二人の場合、転校してくる時もいきなりだったけどね」「でも、出て行く生徒もいれば、新たにやってくる生徒もいる…。一足先にみんなに転校生を紹介するわ」
ルルーシュ「!」
スザク「本日をもちまして、このアッシュフォード学園に入学する事になりました枢木スザクです。よろしくおねがいします」
リヴァル「こ、こいつって…」
ニーナ「クロヴィス殿下を暗殺したって言われていたイレヴン…」
スザク「………」
ルルーシュ(スザク…お前…)
ミレイ「さ…授業が始まるわよ。みんな、教室に行った、行った」
シャーリー「は、はい!」
〔複数の走り去る足音〕
リリーナ(ヒイロ…行ってしまったのね…。私はあなたの答えを聞いていないのに…)(でも、きっとあなたとまた会える日が来る…。私はそう信じたい…。だから…)「ヒイローッ! 早く私を殺しにいらっしゃーいっ!!」
【シナリオエンドデモ終了】


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