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No.14
集う異邦人たち

【シナリオデモ開始】
北アメリア大陸 自治都市フォートセバーン

  ~フリーデン ブリッジ~
カリス「ジャミル艦長、ムーンレィスの動きは?」
ジャミル「現在、ウィッツとロアビィが偵察に出ている」
トニヤ「そのウィッツから連絡が入りました」「ディアナ・カウンターは、フォートセバーンの西40キロの地点にベースキャンプを設営している模様です」
ジャミル「わかった。2人には帰還するように伝えてくれ」
サラ「キャプテン…ムーンレィスは、このフォートセバーンを武力で制圧する気でしょうか?」
ジャミル「月の女王ディアナ・ソレルは、地球との対立において平和的な解決を希望していると聞くが…」「現状の新地球連邦政府の対応では軍を動かさざるを得ないのだろう」
トニヤ「でも、いくら新連邦と正面からぶつかるのを避けたいからって…」「フォートセバーンみたいな自治都市を狙うなんて、やる事がセコいのよね」
カリス「…連邦に加入してない以上、自治都市は連邦軍にはたよらず、自分達で身を守らなければなりません」「僕達は自分達の自由と自治のために相手が何者であろうと戦うつもりです」
トニヤ「変わったわね、君…。前にあたし達と戦った時は、もっと冷たい感じだったけど…」
カリス「変われたのは、皆さんの…そして、ガロードとティファのおかげですよ」「人工ニュータイプの僕は他人の野望の道具となって、一度は心を失いかけました」「その僕を皆さんとガロードは命を懸けて救ってくれました」
シンゴ「でも、ガロードは、ブレイク・ザ・ワールドの前から転移に巻き込まれて行方不明だし…」「その間にフリーデンはフロスト兄弟に負けて、ティファもさらわれてしまった…」
トニヤ「暗い事言わないの! ウィッツとロアビィのガンダムだってパワーアップしたんだから、大丈夫よ!」
ジャミル「カリス…確かに今、我々の下にはガロードもティファもいない。だが、可能な限り君達の力になるつもりだ」
カリス「ありがとうございます、ジャミル艦長」「戦力の補充も要請しているのですが、このままいくと皆さんの力に頼らせてもらう事になりそうです」
ジャミル「気にする事はない。私としてもムーンレィスとは一度接触してみたかったのだ」
サラ「どういう事です、キャプテン?」
ジャミル「ブレイク・ザ・ワールド以前…ティファが連れ去られる前に彼女は私にこんな事を言っていた…」「いつの日か、私は月の女王と共に真実に触れる…」「そして、蝶は未来に羽ばたく…と」
シンゴ「ティファの力…。ニュータイプの予知能力ですね」
トニヤ「やっぱり、その月の女王ってディアナ・ソレルの事…!?」
ジャミル「今となっては、全ては謎だ…。まさか、あの時に世界がこのようになるとは思いも付かなかったからな」
シンゴ「月の女王…羽ばたく蝶…」
ジャミル「蝶の方は見当もつかないが、今の状況を考えると月の女王とはディアナ・ソレルを指していたのだろう」
サラ「では、艦長はディアナ女王の所にティファが現れると?」
ジャミル「そこしか奪還のチャンスはない…」「フロスト兄弟が中央政府のエージェントであった以上、今ティファは新連邦軍の下にいると見るべきだろうからな」
サラ「彼らはニュータイプの力を何に利用する気なのでしょう…」
カリス(ガロード…君はどこにいる…? 僕達は君の力を必要としているのだぞ…)

北アメリア大陸北部

  ~ソレイユ ブリッジ~
ディアナ「…フォートセバーンにディアナ・カウンターを派遣したと?」
フィル「はい。既に前線部隊は駐屯地を設営し、待機しております」
ディアナ「どういう事です、フィル少佐? 私はフォートセバーンの指導者と会談の場を持ちたいと言ったはずです」
フィル「あくまで現場の判断です。無論、ディアナ閣下のお言葉に背いたわけではございません」
ディアナ「………」
ミラン「お怒りはごもっともでしょう。ですが、フォートセバーン側との交渉において、これも御力になると思われます」
ディアナ「ディアナ・カウンターの力を見せる事で交渉を優位に運ぼうとするのならば、それは脅迫と変わりありません」「そのようなやり方は、そこに住む人々の反発を招くだけです」
ミラン「閣下のお考えは理解出来ます。ですが、新連邦政府はムーンレィスを敵性国家とみなしたと同然の状況にあります」「これも政府の要職を占める人間が、宇宙移民者というものを憎悪している結果でしょう」
ディアナ「コーディネイター、スペースノイド、宇宙革命軍…その存在は私も知っています」
ミラン「いくら我々ムーンレィスの成り立ちが彼らとは違うと説明しても、連邦政府は聞き入れようとしませんでした」「さらに、肥大化した軍事力をちらつかせる事で、我々の願いを封じ込めようとしてきました」
ディアナ「………」
ミラン「『約束の地」であるサンベルト帯を連邦政府に占有された以上、ムーンレィスは帰還する場所を新たに探さねばなりません」
ディアナ「その手段として、連邦に属さない自治国や独立国との交渉を私は命じました」「ですが、今のやり方は連邦政府のそれと同じです」
フィル「ディアナ・ソレル閣下! 他に方法はございません!」
ミラン「フィル少佐の言う通りです。このままズルズルと実りの無い交渉を続けては、兵達も消耗するだけです」「下手をすれば、月のギンガナムを動かさざるを得ない事態もありえます」
ディアナ「………」
フィル「ディアナ様…我々ディアナ・カウンターの兵は帰還を信じ、志願した市民兵です」「どうか我々に、この手で自らの『約束の地』を勝ち取らせてください!」
ディアナ「…私はあくまで対話による解決を望みます」
フィル「ディアナ様…!」
ディアナ「力によって勝ち得たものは、より大きな力に屈するものです」「私はムーンレィスの民をそのような終わりない戦の環に巻き込む事を許しません」
ミラン「………」
ディアナ「交渉により成果が得られない場合は、月への後退も検討するつもりです」
ミラン「…わかりました。フィル少佐、部隊の撤収を」
フィル「了解です…」
ディアナ「よしなに…」
フィル(せっかく野営地まで築いたというのに、このまま後退してたまるか…!)
ミラン(ディアナ様…あなたは政治というものをわかってはおられない)(あなたが非現実的な理想を掲げ続けるというのなら、私とフィルにも考えがありますぞ…)
ディアナ「ハリー中尉、こちらに…」
ハリー「御用でございますか、ディアナ様?」
ディアナ「イングレッサのミリシャの行方はまだつかめませんか?」
ハリー「残念ながら…」「ブレイク・ザ・ワールドの後、彼らは領主グエン卿と共にあの地を追われ、その消息は依然として不明です」
ディアナ「中央政府に反発していたグエン閣下は、新連邦政府に酔て領地を剥奪されてしまったのでしたね…」
ハリー「彼は優秀な人物でしたが、それゆえ政府には危険人物として映ったのでしょう」
ディアナ「…あの美しいイングレッサが連邦政府に接収されてしまうとは…」
ハリー「ディアナ様…」
ディアナ「引き続きミリシャの捜索をお願いします。私は『約束の地』を守ってきた者達の子孫に報いたいと考えています」
ハリー「かしこまりました。全力を挙げて、任務を遂行いたします」
ディアナ「よしなに…」(ディアナ様…。このキエルがディアナ様と戯れで入れ替わり、もう数ヶ月が経とうとしています…)(このソレイユ内の資料を学び、何とか今日まで周囲に気取られずに代わりを務めて参りましたが…)(いずれは全てが暴かれる日が来ます。ディアナ様…その前に無事のお帰りをお待ちしております…)
ハリー「………」

  ~ディアナ・カウンター キャンプ~
ポゥ「各員、そのまま聞け。フィル少佐よりフォートセバーン市への侵攻命令が下った」
DC兵「いよいよか…!」
DC兵「あの街を我々ムーンレィスの新たな『約束の地』としてみせよう!」
ポゥ「フォートセバーンにも自警団がいる。だが、ディアナ・カウンターの誇りに懸け後れを取る事は許されん」「出撃は3時間後だ。各員は準備を急げ!」
DC兵「了解です!」
コレン「ふあ~あ…地球に降りてきたはいいが、重力ってのはややっこしくていけねえなぁ…」
ポゥ「コレン・ナンダー軍曹。貴官には現地徴用部隊の指揮を任せる」
コレン「現地ちょーよー? 面倒くせえなあ…」
ポゥ(この男…月の軍刑務所で冷凍刑になっていたところを地球帰還の恩赦で出所したと聞く)(とにかく危険な男との話だが、地球人の相手なら適任だろう…)
コレン「で、俺の部下ってのは?」
ランド「ランド・トラビスだ。ザ・ヒートと呼んでくれ」
コレン「ほう…お前、只者じゃねえな」
ランド「あんたもな、軍曹」
ポゥ(何という暑苦しい空間だ…!)
エニル「エニル・エルだ。よろしく頼むよ」
コレン「ムサい野郎と可愛い子ちゃんとは随分と両極端だな」
ポゥ「軍曹の部隊は遊撃隊として動いてくれ。戦術は一任する」
コレン「了解! 期待してくれよな」
ポゥ「では、頼むぞ。くれぐれもディアナ・カウンターの一員である事を忘れんようにな」「なお、ランド・トラビス!」
ランド「何でしょう、少尉殿?」
ポゥ「貴様がノックスでディアナ・カウンターと交戦した事は不問にしてやる」「だが、おかしな真似をしたら、後ろからでも撃つと思え」
ランド「了解であります、少尉殿!」
ポゥ「では、お前達の健闘に期待する」
コレン「へいへい…頑張りますよっと」
ランド「で、軍曹。俺達は何をすりゃいいんだ?」
コレン「決まってる。向かってくる奴をぶちのめしゃいいんだよ。そういうの得意そうな顔してるぜ、お前」
ランド「否定はしねえよ」
コレン「だが、忘れんなよ。あいつが出てきても手を出すな。あれは俺の獲物だからな」
ランド「そのあいつってのは?」
コレン「決まってんだろ、ガンダムだよ。じゃあ、後でな」
ランド「ガンダム狙いか…。何か恨みでもあるのかね…」
エニル「じゃあ、あたしも失礼させてもらうわね」
ランド「待ちな、姐さん。…あんた…イングレッサでガロードを追っていた姐さんだろ?」
エニル「何の事かしら?」
ランド「とぼけても無駄だぜ。あんだけ大騒ぎしてくれたんだ…その声は忘れねえよ」
エニル「………」
ランド「誤解すんなよ。ここで姐さんをどうこうしようってワケじゃねえ」「男と女の事だ…。他人の俺が口をはさむ事じゃねえしな」エニル「いい男ね、あんた…」
ランド「だろ? 通好みなのが残念だがな」
エニル「ガロードは一緒じゃないの?」
ランド「あいつらとはブレイク・ザ・ワールドではぐれちまったよ。今は気ままな一人旅だ」
エニル「ムーンレィスの傭兵になったのはどうして?」
ランド「色々と事情があってな…。まずは金を稼がにゃ旅を続けられないし…」「月の女王様は嫌いじゃない」
エニル「呆れた人ね…。そんな理由でムーンレィスにつくなんて」
ランド「待て待て、それだけじゃないぞ。…ちょいとムーンレィスの持ってる情報を見せてもらいたくてな」
エニル「情報? 何か探し物でも?」
ランド「モノじゃなくて人を捜してる。誤解を恐れずに思いっ切り簡単に説明すれば、俺のフィアンセ…になるらしい」
エニル「よくわからない説明ね」
ランド「そっちはどうなんだよ? それだけのベッピンさんなんだ。もっと楽な仕事もあるだろ?」
エニル「こういうのが性に合うのよ。困った事に…」
ランド「だったら、フォートセバーンの自警団に入るって手もあったんじゃないか?」
エニル「ちょっと昔に色々あってね…。あそこには顔を出せないのよ」
ランド「悪いな…。立ち入った事を聞いちまって…」
エニル「いいのよ。どうせ自業自得みたいなものだしね」
ランド「生きてりゃ、またガロードにも会えるかも知れねえ…。死ぬなよ、姐さん」
エニル「お互いにね、ザ・ヒート」
ランド「おう!」
エニル(暑苦しい…)
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「集う異邦人たち」


【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

サラ「ディアナ・カウンターはフォートセバーン市に依然として接近中です」
ウィッツ「あいつら、ついに仕掛けてきやがったか…!」
カリス「皆さん…僕達が突破されたら、フォートセバーンが敵の攻撃にさらされます」「そして、自警団で戦力になるのは、残念ながら僕だけです」
ロアビィ「わかってるって。もらってるギャラの分はしっかり働くさ」
ウィッツ「俺達に任せときな、カリス。月の連中なんざ、すぐに地球から叩き出してやるぜ」
トニヤ「頑張ってね、ウィッツもロアビィも」
キッド「エアマスターもレオパルドもパワーアップは完璧なんだ。しっかり頼むぜ!」
サラ「ムーンレィスの第一陣、来ます!」
ジャミル「各機、迎撃準備!」
〔敵ユニット出現〕
ロアビィ「出てきた、出てきた。大きいのと小さいのが!」
ウィッツ「ムーンレィスの奴らとは別の機体もいるみたいだな」
ロアビィ「連中に雇われた傭兵じゃないの? 向こうも人員は無限じゃないんだから」
ポゥ「各機、攻撃用意! 自警団を叩き潰せば、我々の進撃を阻むものはいない!」
ランド(勇ましいこった。やっているのは侵略だったのによ…)
エニル「軍曹、お目当てのガンダムがいるよ」
コレン「ん~?」
〔カーソル、ウィッツを指定〕
〔カーソル、ロアビィを指定〕

コレン「ありゃあ違う! ガンダムってのは白いんだよ!」
ランド「そういうもんかぁ!?」
コレン「昔のガンダムってのはなぁ、こういう時はダーッとやってきて戦ったもんなんだぞ!」「あ~あ…やる気なくしちまった…。帰るぜ!」
ランド「お、おい! 軍曹!?」
〔敵ユニット離脱〕
ポゥ「コレン・ナンダーめ! 敵前逃亡だと!?」
エニル「役に立たない上官殿ね…」
ランド「仕方ねえ! 俺達で尻拭いをやるとすっぞ!」
エニル(向こうにはフリーデンがいる…。まさか、こんな所であいつらに会うなんてね…)
ポゥ「全軍、攻撃開始! ムーンレィス帰還のためにフォートセバーンを落とすぞ!」
<戦闘開始>

<ランドと戦闘>

ランド「世が世だからな…。こうやって力で欲しいものを奪うのも自然って言やぁ自然だ…」「だが、悲しくなるぜ…。あのディアナ様が、こんな乱暴な手でくるとはよ…!」

<ランドorエニルorポゥ撃破or敵5小隊以下or3PP・味方援軍1&敵増援1出現>
サラ「新たな部隊の接近を感知! これは陸上戦艦です!」
トニヤ「えーっ! まだ敵が来るの!?」
〔精神感応音〕
ジャミル「この感覚…まさか!?」
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

ガロード「見ろ、ティファ! やっぱり、フリーデンだ!」
ティファ「ジャミル…」
ジャミル「先程の感覚はティファだ…! あの艦にはティファがいるのか!?」
ロアビィ「ウィッツ! GXだぜ!」
ウィッツ「ガロードの野郎! ちゃっかり生きてやがったか!」
ガロード「そっちの青いのと赤いのは、ウィッツとロアビィかよ!」「フロスト兄弟にやられたって聞いてたから、心配してたんだぜ!」
ウィッツ「ナメんじゃねえよ! 俺達は不死身だぜ!」
ロアビィ「そういう事。この世に金を美女がある限りね」
エルチ「フォートセバーン自警団の皆様、イングレッサ・ミリシャ、只今到着しました!」
カリス「自警団代表のカリス・ノーティラスです。どうやら間に合ったようですね」
ガロード「フォートセバーンって聞いてもしかしてって思ってたけど…やっぱり、カリスだったか!」
カリス「久しぶりだね、ガロード。こんな風に君と再会出来るなんて、思ってもみなかったよ」
ガロード「俺達が来たからにはもう安心だ! 相手がムーンレィスだろうと蹴散らしてやるぜ!」
グエン「ムーンレィス…新連邦との戦闘を避け、自治都市を標的としていたか」
ロラン「………」
キエル「ロラン…やはりムーンレィスと戦うのは苦しいですか?」
ロラン「2年の時を地球で過ごしたとはいえ、僕はムーンレィスですから…」「でも、彼らがこんな風にそこに住んでいる人の土地を力ずくで奪うのなら、僕は彼らと戦います」
キエル「立派です、ロラン…」
ソシエ「こら、ロラン! お姉様にくっつくな!」
ロラン「そ、そんな事を言われても…! 出撃前にいきなりキエルお嬢様が乗り込んできたので…」
キエル「ロランの言う通りよ、ソシエ。私が戦場というものを見たいと、無理にロランにお願いしたからなの」
ソシエ「それならアイアン・ギアーから見てればいいのに…」
ジョゼフ「無駄話はそこまでにしろ! 敵は目の前にいるんだぞ!」
ギャバン「ムーンレィス! 我がルジャーナは新連邦に接収されたが、地球の土地は貴様らに渡さん!」
キエル(ムーンレィスとの戦場に出れば、ソレイユに戻ってキエルさんと入れ替わるチャンスもあると思ったのだが…)(ソレイユが出ていないという事は、この戦い…ディアナ・ソレルの命令ではないと言う事か)
ゲイナー「ゲインさん! あれ…ランドさんのガンレオンじゃありませんか!?」
ゲイン「間違いない…! あいつも生きてやがったか!」
チル「ランド~! 元気~!?」
ジロン「お~い、ランド! そんな所で何やってんだよ!?」
ポゥ「現地徴用兵! 貴様、やはり奴らの仲間か!?」
ランド「ったく、あいつら! 人の立場も考えないで大声出しやがって!」「…少尉さんよ! このまま戦っても泥試合になるだけだ! 出直した方がいいぜ!」
ポゥ「現地徴用兵が私に意見をするな! それとも貴様は我々の動きを探るために潜入したか!?」
ランド「ちょ…落ち着けって!」
ポゥ「ええい! コレンは逃亡し、その部下がスパイだったとは…!」
〔ランドの周囲に爆発〕
ランド「ヒステリー女め! いきなり撃つかよ、普通!」
ポゥ「これは警告だ! 身の証を立てたいのなら、敵を倒せ!」「貴様の破壊魔ぶりを噂に聞いて雇ってやったのだぞ!」
ランド「…残念だな。その台詞を言われちゃ、もうここにはいれねえな…」
エニル「格好つけてる場合? このままじゃあなた、後ろから撃たれるわよ」
ランド「姐さん…」
エニル「こいつらのやってる事、内心ではムカついてたんでしょ? あなたに向いてないわ、ここは」
ランド「ご名答だ…」
エニル「さあ早く行きなよ! あたしの気が変わらない内に!」
ランド「ありがとよ、姐さん! この借りはツケといてくれ!」
〔ランド、敵から味方へ〕
〔ランド、前進〕
ウィッツ「あいつ、裏切る気かよ!」
ロアビィ「いいんじゃないの? こっちに味方になるみたいだから」
ゲイン「何やってんだ、お前さんは?」
ランド「聞くかい? ここまでの俺の超スペクタクル冒険物語を」
ゲイン「そいつは今夜の酒飲み話にしとく」
ランド「相変わらずのノリだな、ゲイン!」
トニヤ「何だか、暑苦しい人が来たけど…」
ガロード「心配は要らないぜ! あいつは俺達の仲間だ!」
カリス「では、そこの方…以降はこちらの指示に従ってください」
ランド「了解だ! 俺の事はザ・ヒートと呼んでくれ!」
カリス「………」
ランド「クールなのね、君…」
ガロード「来いよ、カリス! コンビでやろうぜ!」
カリス「わかったよ、ガロード」
ジャミル「ウィッツとロアビィもフォーメーションを組め! コンビネーションで戦うんだ!」
ロアビィ「やれやれ…どうせ組むんなら、女の子の方がよかったんだけどね」
ウィッツ「下らねえ文句を言ってんじゃねえ!」
〔カリス、ガロードと小隊統合〕
〔ウィッツ、ロアビィと小隊統合〕

トニヤ「よぉし! 一気に形勢逆転よ!」
サラ「待って! まだ何か来るわ!」
〔敵ユニット出現〕
ポゥ「コレン軍曹、戻ってきたか!」
コレン「あそこにも…」
ロラン「え…!?」
コレン「あそこにも…」
ガロード「何だ!?」
コレン「ガンダムがいる!」
ロラン「あの人…ホワイトドールをガンダムと呼んだ…!?」
キエル(あれはコレン・ナンダー…!? 誰があの男を冷凍刑から解いたのです…!?)
ポゥ「軍曹! 先程の逃亡は不問にする! ミリシャと自警団の連中を叩け!」
コレン「言われるまでもない! ガンダムちゃんは俺の獲物だぁ!」
エニル「悪いけど、GXはあたしにやらせてもらうよ」
ガロード「あのジェニス…エニルか…!」
ランド「ガロード、余計なおせっかいを言わせてもらうぜ」「あの姐さんと戦うの…やめねえか?」
ガロード「わかってる…。俺だってエニルとは戦いたくないんだ」「聞いてくれるとは思わないが、とにかく呼びかけてみる!」
ランド「おう! 俺も援護するぜ!」
コレン「行くぜ、ガンダムちゃん! 脳みその中の借りを返すぜっ!!」

<ポゥorコレンと戦闘or味方援軍1出現の次PP・第3軍増援1出現>
サラ「艦長! 新たな部隊が接近しています! この反応…新連邦軍です!」
ジャミル「このタイミングでか!?」
〔第3軍ユニット出現〕
シャギア「オルバよ…雪上での戦闘経験は?」
オルバ「4回…。ただし、シミュレーションでだけどね」
シャギア「フ…私より経験値が高いな」
ガロード「フロスト兄弟か!」
ウィッツ「ちっ! あいつらのゲテモノガンダムもパワーアップしてやがるのか!」
シャギア「混乱に乗じてフォートセバーンを落とすつもりだったが、思わぬ獲物を見つけたよ」
オルバ「ガロード・ランがいるという事は…あのランドシップにはティファ・アディールがいると見て間違いないね」
シャギア「いい機会だ。フォートセバーンのニュータイプの研究資料と共にいただかせてもらおう」
ガロード「あいつら…! 性懲りもなくティファを狙う気か!」
カリス「新連邦軍へ。こちらはフォートセバーン自警団代表のカリス・ノーティラスです」「ここであなた方が戦闘に参加する事は侵略行為、あるいは我々への内政干渉と取らせていただきます」
オルバ「と言ってるけど、どうする、兄さん?」
シャギア「フ…そのどちらも正解だと答えてやるがいい」
〔マップ上に爆発〕
ロラン「見境無く撃ってきた!?」
グエン「新連邦政府にとっては、自治都市もムーンレィスもどちらも敵という事か!」
ポゥ「おのれ、連邦軍め! この機に乗じてこちらも潰す腹か!」「各機、応戦しろ! ミリシャも連邦軍も叩き潰せ!」
ゲイナー「この滅茶苦茶な状況…今の世界そのものだ…!」
ゲイン「言いえて妙だが、感心している場合じゃない!」
ジロン「こういう時は頭を潰すに限る!」
ガウリ「ジロンの言う通りだ! 各機は攻撃をそれぞれの勢力の隊長に集中させるんだ!」
ガロード「誰が来ようと、どんな事になろうと、ティファは絶対に渡しゃしないぞ!」

<ウィッツが戦闘>
ウィッツ「へ…最初はやらかしやがったと思ったが、キッドの奴、いい仕事してくれたぜ!」「行くぜ、お前ら! 生まれ変わったエアマスターの力、見せてやるぜ!」

<ロアビィが戦闘>
ロアビィ「ありがとよ、キッド。この新型レオパルドなら、思い切り暴れられそうだぜ!」「さあ…名前通りにデストロイといこうか!!」

<カリスが戦闘>
カリス「このフォートセバーンは僕達の街だ」「だから、僕はこの街を守る! 誰かに押し付けられた使命ではなく、僕自身が選んだ道だから!」

<ポゥと戦闘>
ポゥ(ディアナ様のやり方ではいつまで経っても戦果は上がらない…! だから、我々がやるのだ!)(帰還する土地が得られれば、それはムーンレィス…ひいてはディアナ様のためになるのだ!)

<ガロードvsシャギア>
シャギア「ブレイク・ザ・ワールドも生き延びるとはな…君のしぶとさには感動すら覚えるよ」
ガロード「それはこっちの台詞だぜ! お前らこそ、どこかの世界に跳ばされちまえばよかったのによ!!」
シャギア「ここでこうして君と会ったのも何かの啓示なのだろう」「つまり、あの少女…ティファ・アディールは我々のものになるという事だ」
ガロード「あいにくだったな! ここで俺達が会ったのは、俺がお前達を叩き潰すためなんだぜ!」

<ガロードvsオルバ>
ガロード「オルバ! ここで会ったが百年目だ! 決着をつけてやる!」
オルバ「あいにくだけど、僕達は君の存在など眼中にないんだよ」
ガロード「何っ!?」
オルバ「僕達の目的は君の守る少女…ティファ・アディールを手に入れる事だけ。君は、その障害でしかないんだよ」
ガロード「だったら、俺はティファを守ってみせる! お前達を倒してな!!」

<ガロードvsエニル>
ガロード「エニル! どうしても戦うって言うのか!?」
エニル「そう…あなたはあたしに殺される…。それがあたしを拒絶した罰よ」
ガロード「そんなのは勝手な思い込みだ! だれもお前を拒絶なんてしていない!」「それをわかってくれ、エニル!!」

<ガロードvsコレン>
コレン「ここにもガンダムちゃんだよ! 今日は大漁だ!」
ガロード「よく見やがれ、オッサン! そこらにガンダムはいるだろうが!」
コレン「ありゃ違う! ガンダムってのは白くなくちゃ!」
ガロード「くそっ! ワケのわからない言いがかりでやられてたまるかよ!!」

<ジャミルvs第3軍>
ジャミル「新連邦め…。強大な軍事力を背景に、秩序の名の下で人々から自由を奪うか…!」「だが、世界もニュータイプも奴らの好きにさせるわけにはいかない!」

<ロランvsシャギア>
シャギア「『約束の地』で発掘された白いモビルスーツ…。お前の力は、そんなものか?」
ロラン「この人…ホワイトドールの事を知っているのか?」
シャギア「いいだろう。ならば、その力を眠らせたまま消えるがいい…!」

<ロランvsオルバ>
ロラン「この人達…ボストニア城のパーティの日に戦った人達か!?」
オルバ「ホワイトドール…その存在は不確定要因になりえる。だから、ここで破壊する…!」

<ロランvsポゥ>
ポゥ「ヒゲの機械人形め! 全てのケチはお前からつき始めたんだ!」
ロラン「そんな! 先に攻撃を仕掛けたのは、そっちじゃないですか!」「ディアナ様はそんなやり方を望みはしません!」
ポゥ「裏切り者のムーンレィスが知ったような口を!!」

<ロランvsコレン>
コレン「見つけたぜ、ガンダムちゃん!」
ロラン「やっぱり、あの人…ホワイトドールをガンダムって言ってるんだ!」
コレン「俺の脳みそのどこかにガンダムちゃんにコケにされた記憶があってよぉ。それを消しちまいたいんだよぉ!」
ロラン「ガンダムへの恨みを言ってる!?」
キエル(コレン・ナンダーの冷凍刑になる前の記憶なのか…?)
コレン「そういうわけなんでやらせてもらうぜ、ガンダムゥ!」

<ジロンvs第3軍>
ジロン「俺もギャリアも男の子! 相手が最新鋭のモビルスーツだって負けるもんか!」
チル「ジロン~! あたいも乗ってるのを忘れないで~!」

<ゲイナーorゲインvs第3軍>
ゲイナー「中央政府も新連邦に取り込まれたとしたら、エクソダスの取り締まりも厳しくなってるんだろうか」
ゲイン「余計な事を考えるな、ゲイナー! 気を抜いたら、一発でもってかれるぞ!」
ゲイナー「それくらいわかってますよ! ゲインさんこそ、オープンエアなんですから気をつけてくださいね!」
ゲイン「言ってくれちゃって、まあ…」

<ガロードがエニルを説得>
ガロード「もうやめろ、エニル! 俺達が戦う理由なんてないんだ!」
エニル「あなたに無くても、あたしにはある! それだけの事よ!」
ガロード「俺がお前を受け入れなかった事がその理由か!?」
エニル「そうよ…あたし達はお互いの寂しさを生めるために互いを必要としているはず…」「それなのに、あなたはティファって子を選んだ!」
ガロード「だからって、俺を殺してどうなる! それで満足なのかよ!」
エニル「ええ、そうよ。手に入らないのなら、消してしまうだけ! あたし自身の手で!」
ガロード「俺は…俺はお前と戦いたくない!」

<シャギアorオルバ撃破>
※※シャギア撃破の場合のセリフ※※
〔シャギアに爆発〕
シャギア「どうやら我が愛馬の完成には、まだ時間がかかるようだな」
※※オルバ撃破の場合のセリフ※※
〔オルバに爆発〕
オルバ「よくも、この僕をここまで…!」
シャギア「やめろ、オルバ。…どうやら、我々のガンダムの完成にはまだ時間がかかるようだ」

ウィッツ「負け惜しみを言いやがって!」
ロアビィ「安心しな! お前のガンダムは、ここで完全に破壊してやるよ!」
シャギア「焦る事はない。我々の戦いは、まだ始まったばかりだ。…後退するぞ、オルバ」
オルバ「わかったよ、兄さん」
シャギア「ではお別れだ。また会おう、ガロード・ラン!」「それまでティファ・アディールは君に預けておこう」
〔第3軍ユニット離脱〕
サラ「新連邦軍、後退していきます!」
ガロード「くそっ! あいつら、まだティファを狙うのを諦めてないのかよ!」
ジャミル「彼らは…いや、新連邦はニュータイプで何をする気なのだ…」

<エニル撃破>
〔エニルに爆発〕
ガロード「そこまでだ、エニル! もう俺を狙うのはやめてくれ!」
エニル「ガロード…! あなたはあたしが必ず殺す…! それを忘れない事ね!」
ランド「まだ諦めてねえのかよ!」
〔敵ユニット離脱〕
ガロード「エニル…どうしてわかってくれないんだ…」

<ポゥ撃破>
〔ポゥに爆発〕
ポゥ「だ、駄目だ! これ以上、損失を出してはディアナ・カウンターが傾く!」「私は無能だ…。こんな事では指揮官に抜擢してくれたフィル少佐に申し訳ない…」
〔敵ユニット離脱〕
メシェー「やった! ムーンレィスの連中、引き上げていくよ!」
ソシエ「何度来たって、その度に追い返してあげるんだから!」
ギャバン「ソシエ嬢…勇ましい事だ」
キエル(…ソレイユに接触する術が、これで失われてしまったか…)

<コレン撃破>
〔コレンに爆発〕
コレン「駄目なんだよ! ガンダムちゃんに勝てなきゃ、俺はよぉ…!」
ソシエ「あいつ! まだ戦う気なの!?」
キエル「ロラン、ホワイトドールをあの男に近づけなさい!」
ロラン「え…お嬢様…?」
キエル「早くなさい!」
ロラン「は、はい!」
〔ロラン、コレンへ隣接〕
〔ハッチの開く音〕

キエル「コレン・ナンダー!」
コレン「女王陛下!?」
キエル「ご苦労様。コレン・ナンダーの任務は終了しています。お下がりなさい」
コレン「ええ! そりゃ、おかしいや、女王陛下! ガンダム! います…これ、ガンダム…ねえ、そうでしょぉぉ!?」
キエル「ガンダムにおヒゲがありますか? ありません!」「時代が違ったのですから、お前の任務は終了しております。命令に従わないのなら、私が処刑します」
コレン「ええ! 女王陛下ぁ…」
キエル「なら、お退きなさい! 罪は十分に償ったのですから!」
コレン「ディアナ・ソレル! おらぁ…みんな女王陛下の幸せのために働いてきたのに!」「うわあぁぁぁぁぁっ!!」
〔敵ユニット離脱〕
ロラン「キエルお嬢様…」
キエル「なぜ、あの人の事を知っているかって? あの軍人さんの事は特別に面白いって、ディアナ様が聞かせてくれたんです」
ロラン「そうか…イングレッサにいた頃にディアナ様から…」
キエル「私がディアナ様と似ているので、あの軍人さんも混乱したみたいですね」
ソシエ「凄い! さすが私のお姉様ね!」
キエル「ありがとう、ソシエ」
ロラン(僕も驚きました。さっきのお嬢様は、まるで本物のディアナ様のように凛々しかったです…)

<敵&第3軍全滅・勝利条件達成>
※※まだエニル健在の場合、セリフ追加※※
エニル「どうやら潮時みたいね…」
ガロード「そこまでだ、エニル! もう俺を狙うのはやめてくれ!」
エニル「ガロード…! あなたはあたしが必ず殺す…! それを忘れない事ね!」
ランド「まだ諦めてねえのかよ!」
〔敵ユニット離脱〕
ガロード「エニル…どうしてわかってくれないんだ…」

サラ「ディアナ・カウンター、新連邦軍共、後退を確認しました」
シンゴ「とりあえず、何とかなったみたいだな」
カリス「ありがとうございます。皆さんのおかげで街を守る事が出来ました」
ガロード「いいって事よ、カリス。お前の役に立てて俺も嬉しいぜ」
カリス「ありがとう、ガロード」
キエル「………」
ロラン「どうしました、キエルお嬢様?」
キエル「…あのホワイトドールをガンダムと呼ぶ人の事を考えていたんです」
ロアン「おかしな人でしたね…。ガンダムに恨みを持っていたみたいですけど」
キエル「………」(コレンの刑を解いたのがあの男だとしたら、急がなくては…)(もしあの男まで地球に降りてきたら、地球の全てが戦場になるかも知れない…)
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ディアナ「フォートセバーンに向かっていた部隊が壊滅したと?」
ミラン「はい…自警団側の襲撃に加えて、新連邦軍の介入があったとの事です」
フィル「これでお解りになりましたでしょう。地球人は問答無用で我々を排除しようとしているのです…!」
ディアナ「先にディアナ・カウンターが手を出したのではないでしょうね?」
フィル「誓って、そのような事は…」
ディアナ「…わかりました」
フィル「では、攻撃の命令を?」
ディアナ「違います。我々はガリア大陸へ移動します」
フィル「ガリアへ…!?」
ミラン「しかし、ディアナ様…北アメリアのサンベルトこそ我々の『約束の地』では…」
ディアナ「ミラン…。『約束の地』に関する地球の伝承はあなたも知っていましょう」
ミラン「『約束の地は禁忌の地…。何人もそれに触れるべからず』…ですか?」
ディアナ「その伝承敬うサンベルト地帯の人々は、地下に眠る機械文明の遺産を禁忌とし、緩やかに文化を築き上げてきました」
フィル「ですが、イングレッサのグエン卿は、我々の帰還と時を同じくして地下から機械人形を発掘し…」「ブレイク・ザ・ワールドの後には新連邦政府が、その『約束の地』を接収したではありませんか…!」「あれは明らかに我々への徹底抗戦の表明です!」
ディアナ「…世界は、あの日から変わったのです。そして、地球の人々が変わったのなら、我々も変革を受け入れるべきでしょう」
ミラン「約束の地のみならず、北アメリアすらも放棄されると?」
ディアナ「ガリアは新連邦政府の管理から外れた土地です」「そこならば誰とぶつかる事もなく、ムーンレィスの帰還の地を見つける事も出来ましょう」
ミラン「彼の地は過酷な環境と聞きます。それでもよろしいのですか?」
ディアナ「我々の父祖が崩壊した地球を後にして月に上がった時と比べれば、恐れるに値しません」
ミラン「…わかりました。では、全軍に移動の手配をいたします。フィル少佐、すぐに打ち合わせを」
フィル「…わかりました」
ディアナ「よしなに」
フィル(ディアナ様…もうこれ以上、あなたにディアナ・カウンターをお任せする事は出来ませんな)
〔ソレイユのハッチの開く音〕
ディアナ(これで当面は地球の勢力とムーンレィスの衝突を避ける事が出来る…。この間にディアナ様を見つければ…)
ハリー「ディアナ様…。先程のフォートセバーンでの戦闘の件ですが…」「イングレッサのミリシャも、それに参加していた事が確認されました」
ディアナ「キエル・ハイムは…!? グエン閣下の秘書をしていたキエル・ハイムはそこに!?」
ハリー「それらしく人物はあのロラン・セアックという少年といた事が報告されています」
ディアナ(ディアナ様…無事だったのですね。それにロランもいるという事はきっとソシエも…)
ハリー「なお、イングレッサのミリシャは地上戦艦にてガリアへ向かう模様だそうです」
ディアナ「では、また彼らと会う機会もあるという事ですね」
ハリー(ディアナ様…。そこまで彼らを御気にかけられるか…)
ディアナ「ハリー、あなたに頼みがあります。彼らの動向を掴み次第、私に直接の報告を」
ハリー「かしこまりました」
ディアナ「よしなに」

北アメリア大陸 自治都市フォートセバーン

  ~フリーデン 格納庫~
ウィッツ「ガロード! てめえ、この野郎!」
ロアビィ「よく生きてやがったな、お前! しぶとい奴だぜ!」
ガロード「そっちこそ! フロスト兄弟にやられたって聞いて、ヤキが回ったと思ったぜ!」
トニヤ「あれしきの事でフリーデンが沈むわけじゃないじゃない」
シンゴ「とは言うけど、実際はウィッツとロアビィのガンダムも大破して、なかなか大変だったんだ」
サラ「それでも応急処置を施して、ティファを追っていた時にブレイク・ザ・ワールドに遭ったの」
ガロード「へえ…そっちも苦労したんだな」
ウィッツ「まあな。それで色々あって、このフォートセバーンでカリスの世話になってよ」
キッド「で、いい機会って事で、俺はエアマスターとレオパルドを大改造したってわけだ」
ガロード「相変わらずやってくれるぜ、キッド」
キッド「そっちもな、ガンダム坊や。死んじゃいないとは思ってたけど、まさかティファと一緒とはね」
トニヤ「ほんとよね…。…で、少しは進展した?」
ガロード「せ、世界が滅茶苦茶になったんだぜ! そんな暇あるかよ!」
ティファ「ジャミル…」
ジャミル「ティファ…無事で何よりだ」
ティファ「ガロードが守ってくれたから」
ジャミル「ガロード、今日までティアを守ってきてくれた事に礼を言う」
ガロード「やめてくれよ、ジャミル。あんたが今までやってきた事を俺もやったまでだぜ」「それに俺自身が、ティファを守りたかっただけだからな」
ジャミル「そうか…」
サラ「キャプテン…」
ロアビィ「おうおう…熱い視線だねえ。そんなにいいかね、あのサングラスが」
サラ「そんな事は…!?」
ロアビィ「…だけど、その視線…いつかは俺の方に向けてみせるさ」
サラ「え…?」
ロアビィ「言っておくけど、結構マジだから」
サラ「………」
テクス「ティファの精神は安定しているようだ。ガロード…これも君のおかげだろう」
ガロード「ありがとよ、ドクター。またティファの事、よろしく頼むぜ」
〔歩み寄る足音〕
ゲイン「じゃあ、ガロードとティファはここでお別れだな」
ガロード「すまないな、ゲイン。ガリアに跳ばされた俺を助手に雇ってくれてよ」
ゲイン「気にするなよ。俺がエクソダスの請負人であるようにお前もお前のやるべき事をやればいい」
ジャミル「ガロードとティファが世話になったようだな。フリーデンのクルーを代表して礼を言わせてもらう」
ジロン「で、あんた達はこれからどうするんだい?」
ジャミル「新連邦の動きが気になる。我々はティファと共に次の地へと移動しようと思っている」
カリス「わかりました。当面の脅威が去った以上、あなた方はあなた方の道を進んでください」
ガロード「ありがとうよ、カリス」
カリス「助けられたのは僕の方だよ、ガロード。今日も、あの時もね」
ジャミル「あなた方はこれからどちらへ?」
グエン「ガリアへ向かおうと思っています」
エルチ「本当ですか、グエン様!?」
グエン「この北アメリアは新連邦の支配下にあると言ってもいいでしょう」「彼らに追われた土地を取り戻す為にも戦力を集める必要があります。そのためにガリアへ渡るつもりです」
ジロン「文句はないぜ。元々俺達はガリアの人間で、こっちへは時空のねじれで跳ばされてきただけだからな」
サラ「やっとシベリアに戻れるんだ! これでエクソダスに合流も出来るね」
ゲイナー「ヤーパンの天井が無事だといいけど…」
サラ「不吉な事言わないの!」
ゲイン「そういうわけだ、御曹司。俺やジロン達は元々はエクソダスの請け負いをやっていたんだ」
グエン「エクソダス…。シベリアのドームポリスから望む土地へ移動する事か…」
ゲイン「物資の流通を独占しているシベリア鉄道や、ドームポリスを管理してる中央政府にとっちゃ違法行為だがな」
ガウリ「そういった事情ですので、ガリアに渡りましたら、アイアン・ギアーはミリシャとは別行動を取らせていただきます」
グエン「そちらにも事情がある以上、仕方のない事と考えている」「ガリアに渡って以降の契約については、改めて話をさせてもらおう」
エルチ「私はグエン様のお仕えしてもいいんですけど…」
ラグ「あ~やだやだ。世界がメチャクチャになっても文化的な男に尻尾を振る癖はそのままかい」
エルチ「いいじゃないの! せっかくの機会だし、私は色んな世界の進んだ文化を学ぶつもりなの!」
ジロン「わかってるよ、エルチ。でも、まずはゲインの依頼のエクソダスをきちんと片付けてからだ」
ガロード「元気でな、ロラン。お前には随分と世話になったな」
ロラン「ガロードも元気で。ティファを守ってあげてね」
ゲイナー「UNを使えば、世界のどこでも連絡を取る事が出来るよ。たまにはメールが欲しいな」
ガロード「そっちも愛しのサラのハートを射止めたら、報告してくれよ」
ゲイナー「そ、それは…!?」
サラ「何か言った?」
ゲイナー「な、何でもないよ!」
ガロード(こりゃ当分は進展無しだな…)
ゲイン「ランド…お前はどうするつもりだ?」
ランド「風に流れる雲に行き先を尋ねても、答えは出ないさ…」
ジロン「何かっこつけてんだよ! せっかく、また会えたんだ。また一緒に旅をしようぜ」
チル「そう言えば、メール姉ちゃんは?」
ランド「…はぐれちまったよ、ブレイク・ザ・ワールドでな」
ゲイナー「そうだったんですか…」
ランド「そんな顔すんなよ、青少年。あいつは俺が必ず見つけてみせる」「そのために身一つで世界中を旅してるんだからな」
ベロー「出た! ヒートスマイル!」
ゲイン「そいつが出れば安心だ。で、何か手がかりはあるのか?」
ランド「そっちの方は空振り続きだ。ディアナ・カウンターに潜り込んだのもムーンレィスの情報に期待したんだけどな」
ティファ「…ランドさん、あなたはもうすぐメールさんに会えると思います」
ランド「そいつは本当かい!?」
ガロード「ティファが未来の事を夢で見るのはランドも知ってるだろ? だから、きっと大丈夫だよ」
ランド「ありがとよ、ティファ。こうなったら、お前さんのお告げを信じてみるぜ」
ジロン「ランド、とりあえず途中まででもアイアン・ギアーに乗っていけよ」
ランド「いいのかい、エルチ艦長?」
エルチ「ガロードの抜けた分を働いてくれればOKよ。ついでにメカの修理もね」
ランド「了解だ。修理屋として雇ってくれるんなら、願ったり叶ったりだ」「んじゃ、ガリアとアメリアの中間の交易ポイントまで頼むぜ」
ジロン「よぉし! それじゃ出発だ!」
ガロード「じゃあな、ランド。…あんたとメールには世話になった。必ずあいつを見つけてやってくれよ」
ランド「おう! お前もティファと仲良くな!」
【シナリオエンドデモ終了】

【バザー】

アポジモーター・ブースター、大安売り!

【概要】
 ムーンレィスとにらみ合う自治都市フォートセバー
ン。その助っ人として雇われたフリーデンとガロード
は再会を果たすのであった。


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