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No.20
ウソのない世界

【シナリオデモ1開始】
〔カーソル、南東へ移動〕
シベリア

  ~グローマ 格納庫~
シャイア「リフレクションフィルム…ですか?」
ホランド「ああ、そうだ。あれを売って欲しい」
シャイア(ねえ、リーグ…リフレクションフィルムって何?)
リーグ(トラパーを反射するフィルムだ。スカイフィッシュとかいう生物が原材料だと聞く)(彼らの世界のマシンは機体にフィルムをり、大気中のトラパーを反射して、その波に乗っているそうだ)
ホランド「で、どうなんだ? 天下のエマーンの隊商のくせにリフレクションフィルムはねえのか?」
ミムジィ「ええと、その…」
ホランド「月光号はあんたらのお仲間の面倒事に何度も巻き込まれたおかげで随分とダメージを受けちまった…」「ここらでフィルムをり替えとかねえと、その内トラパーに乗れなくなっちまう」
シャイア「それはお困りですね…」
ホランド「で、フィルムはあるのか? それとも、ねえのか? はっきりしてくれ…!」
〔歩み寄る足音〕
???(アデット)「待ちな、兄さん…」
ホランド「何だ、あんたは…?」
アデット「そのリフレクションフィルムとやら…このあたしに任せておきな」

  ~シベリア~
ルナマリア「うわっ! 寒~い! さっすがシベリア!」
レコア「そう言ってる割には楽しそうね、ルナマリア」
ルナマリア「プラントは気温もコントロールされてますからね。天然の雪なんて見るの初めてなんです」
カミーユ「俺達の世界のコロニーも同じだよ。ここが過酷な土地なのはわかるけど何だか嬉しくなる」
ルナマリア「そう、その感覚よ! でも、やっぱり寒い~!」
メイリン「それなら、もっと長いスカートを履けばいいのに」
ルナマリア「これは心意気の問題よ」
メイリン(あたしよりウエスト細いからって見せびらかして…!)
エマ(あれが若さっていう事かしら…)
ルナマリア「後でみんなで雪ダルマやカマクラ作って、雪合戦もしようね!」
メイリン「もう! いくら大気中だからって、はしゃぎすぎよ、お姉ちゃん!」
アムロ「メイリン、グラディス艦長達のミーティングは続いているのか?」
メイリン「はい…まだまだ時間がかかるようです」
雷太「これだけの戦力が集まったからな。大きな仕事が出来る以上、話し合いも長くなるだろうぜ」
オリバー「どうだろうな…」「ここにいるのは、新連邦と敵対したり、その体制と相容れなかったり、そこから外れたりした人間達の集まりだ」「だが、だからと言って別に協力し合う義理もない以上、物別れに終わる可能性もある」
アムロ「それぞれの立場が違う以上、そうなる事も仕方ないな…」
アスラン「おそらく、話し合いは議長の提案に賛同するか、否かで割れているのだと思います」
レイ「ザフトへの協力要請に加えて、共に日本へ向かう件ですね?」
アスラン「ああ…。オーブが新連邦と同盟を結んだ今、日本尾同行は注目されているからな」
アムロ「アスラン…FAITHである君はミーティングに参加しないのか?」
アスラン「自分は確かにその権限はありますが、あの場に参加するのは…」
シン「そうやって、自分のするべき事から逃げるんですか?」
カミーユ「シン…そういう言い方はやめろよ」
アスラン「いや…いいんだ、カミーユ。シンの言う事も、もっともだからな」
シン「だったら、なぜ…」
アスラン「今の俺には、その資格がないと思ってる。何しろ、君の言い方を借りれば2年もオーブに引きこもっていたからな」
シン「え…」
アスラン「だから、議長も俺にミネルバに行けと勧めてくれたんだろう。最前線で、今の世界を学ぶために」「そして、この世界の現状を認識出来たら俺はFAITHとしての権限をはばかる事なく使うつもりだ」
ルナマリア「立派です、ザラ隊長!」
メイリン「隊長はFAITHの重みをしっかり認識されているんですね」
シン「………
カミーユ「お前の負けだな、シン」
シン「…別にあの人に勝とうなんて思ってないさ…」
アスラン「とりあえず、まずは目の前の仕事…ミネルバのモビルスーツ隊隊長の職をこなさないとな」「期待させてもらうぞ、シン」
シン「わかってますよ。でも、指揮に気を取られたあげくに撃墜なんて事にならないでくださいね」
アスラン「気をつけるよ」
カミーユ「最初はどうなるかと思いましたけど、上手くやっていけそうですね、あの二人…」
アムロ「そうだな…」(心に傷を残しているシンと迷いながらも心を決めたアスラン…)(互いが互いを補う事でいい結果が生まれるといいがな…)
ルナマリア「じゃあ、ザフト・レッドの結束力を見せるって事で、雪合戦でどこかのチームと対戦しよっか!」
シン「本気でやる気だったのか!?」
ルナマリア「何言ってるのよ、シン! 向こうでは、もう始まってるんだよ」
〔歓声〕
サラ「コダマ隊、突撃ーっ! ほら、ゲイナー君も早く!」
ゲイナー「は、はい! ゲイナー・サンガ、突貫します!」
ガロード「そうはいくかよ! こっちは切り札の投入だ!」
ジロン「頼むぜ、ファットマン!!」
ファットマン「!」
〔画面、明滅〕
〔雪の崩れる音〕

マリア「きゃあぁぁぁっ!!」
チル「あははは! 向こうのチーム、みんな雪まみれだ!」
甲児「ず、ずりいぞ! ファットマンは反則だ!!」
闘志也「みっともないぜ、甲児! 雪まみれで負け惜しみかよ!」
斗牙「ほ~ら! ひるんだところにどんどん行くよ!」
エイジ「斗牙のの野郎!同じグランナイツなんだから、ちっとは手加減しろってんだ!」
琉菜「何言ってるのよ! 斗牙をコテンパンにしてやるってコダマ隊に入ったくせに!」
ミヅキ「そうそう! 裏切り者はお仕置きしなくちゃね!」
桂「いいねえ、その台詞! もっと過激に迫ってきて欲しいね!」
大尉「何をやっとるか、桂! 模擬戦だからと言って、気を抜くでない!」
ロラン「大尉さんにかかっては雪合戦も戦闘訓練なんですね」
ソシエ「ロランもぼーっとしてないの! やるからには勝つわよ!」
ガロード「ティファ、エウレカ、リィル、エィナ! どんどん雪玉、作ってくれよ!」
ティファ「う、うん…!」
エィナ「銃後の守りは任せてください、皆様!」
レントン「よぉし! 俺達は攻撃に専念だ! 絶対に勝とうな、エウレカ!」
エウレカ「うん…!」
マシュー「ちっきしょー、レントンの奴! 調子に乗りやがって!」
ジュリィ「いかんな…。敵の補給媚態は優秀だ。このままではやられる…!」
キラケン「ジュリィよぉ! 解説してるだけじゃ、雪合戦は勝てんぞ!」
スレイ「覚悟しろ、桂! 今までの恨みをここで…!」
桂「そうはいくかよ、スレイ! ジャビー、お前の炎で雪を溶かせ!」
ジャビー「お任せを!」
勝平「やらせるかってんだ! 千代錦! ジャビーを止めろ!!」
〔犬の鳴き声〕
千代錦「ワン!」
アナ「行きなさい! リンク、リンナ、リンス!」
〔リスの鳴き声〕
リンクス「キーッ!」
リィル「頑張って、ロロット」
〔イタチの鳴き声〕
ロロット「キ!?」
ストナー「凄い光景だなこりゃ…」
ジュリィ「カオスだ…! まさにブレイク・ザ・ワールド!」
〔歓声〕
メーテル「負けるな、ママ~!」
モーム「桂様、しっかり~!」
メール「ねえ、ダーリンとゲインは参加しないの?」
ランド「俺達は平和的な男なんでな…。遊びだろうとオフタイムにはモメ事に加わりたくないのさ」
ゲイン「そういう事。俺達は雪見酒としゃれこもうぜ」
ランド「いいもんだねえ。若人の歓声をツマミにするのも…」
〔画面、フラッシュ〕
〔雪玉の割れる音〕

ランド「げふっ!」
レントン「ごめん、ランド そっちに雪玉、飛んじゃった?」
ランド「こ、この野郎! よくもやってくれやがったな!」
メール「結局、こうなっちゃうのよね…」
ギャバン「心配はいらんよ、奥方。あんたの旦那が参戦する前に勝負はついちまうようだ」
サラ「ま、参った! 降参! 降参します~!」
レントン「やったぜ、ガロード! 向こうのチームは白旗を揚げてる!」
ガロード「おっしゃ! 俺達の勝利だ!」
ルナマリア「浮かれているのも今の内よ!」
レントン「む…! 新たな敵か!?」
ルナマリア「その通り! 次はあたし達、ザフト・レッドがお相手するわよ!」
シン「やるからには負けてたまるか! 覚悟しろよ!」
ガロード「望む所だぜ! 来いよ!」
ウィッチ「ちぇ…ガキがはしゃいじゃってよ」
トニヤ「いいじゃないの。年相応って事でさ」
ヒルダ「それにしても、ガロードとレントン…太平洋で最初に会った時から妙に気が合ってるみたいね」
ロアビィ「ま…似た者同士って奴だろうな。片やティファ、片やエウレカにゾッコンって事で」
マーイ「片思いって言えば、ガリア組にもいるよ」
リーア「でも、あの子の場合、イマイチ煮え切らないのよねえ…」
サラ「もう、ゲイナー君! あそこで君の突撃が上手くいってれば、コダマ隊の勝利だったのに!」
ゲイナー「申し訳ない、サラさん…」
ガロード「ゲイナーよぉ! UNでゲームばっかりやってるから、身体がなまっちまうんだよ!」
レントン「こっちのメガネの人、ゲーム好きなんですか?」
ベロー「こいつはゲイナー・サンガ。オーバーマンバトルの世界では有名人…通称、キングだ」
レントン「ふうん…凄いんですね」
ゲイナー「レントンって言ったね。君もゲーム、するのかい?」
レントン「そういうのって興味ないですよ。俺、アウトドア派だから」
ゲイナー「そうなんだ…」
レントン「悪いんですけど、家の中にこもってゲームするよりもリフの方が全然楽しいですよ」「こう…何て言うか、自分がトラパーと一体になって空に舞い上がるみたいで…」「あ…こんな事言ってもきっとゲイナーさんにはわからないでしょうけどね」
ゲイナー「………」
レントン「ゲイナーさんも、たまには外に出た方がいいですよ。やっぱり、男はたくましくなくちゃ」
ムーンドギー「なに偉そうに言ってんだ、おめ」
レントン「ドギー兄さん…」
マシュー「ドギーの言う通りだっての。たかが雪合戦に勝ったぐらいで偉そうな事言ってんじゃねえよ」
ガロード「何だよ…。あんたら、雪合戦に負けたからレントンに当たってんのか?」
マシュー「そうじゃねえよ。レントンのくせに、他人様にどうこう言ってんのが生意気だってんだ」
レントン「でも、マシューさん。俺だってチャンスさえもらえれば、ちゃんとやってみせますよ」「エウレカの横でずっと見てたから、ニルヴァーシュの操縦だって出来ますし」
マシュー「じゃあ、やって見せろ」
レントン「だから、チャンスさえくれればやってみせますって…!」
ゲイナー「………」
ベロー「気にすんな、ゲイナー。こんなの遊びだぜ、遊び」
サラ「ベローの言う通りよ。…でもその考え込んじゃうクセ、直した方がいいと思うよ」
ゲイナー「サラさん…」
サラ「ゲイナー君は出来る人なんだから。もっと自信持って、思い切りやんなよ」
ゲイナー「うん…」
〔雪の上を歩み寄る足音〕
アデット「かーっ! 情けないねえ! ガキに馬鹿にされ、女に慰められ、あんた、それでも男かい!?」
ゲイナー「アデット先生…」
アデット「ゲイナー、男をあげるチャンスをやるよ」
ゲイナー「え…?」
アデット「それと、そこのちっこいの!」
レントン「俺の事っスか?」
アデット「あんたもうちのゲイナーを馬鹿にして大口叩いたからには、その腕を見せてもらうよ」
レントン「は、はい…!」
【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
「ウソのない世界」


【戦闘マップ1開始】
〔味方ユニット出現済み〕
アデット「よおし…この辺りで作戦を始めるよ」
ゲイナー「本当にこんな所でスカイフィッシュが捕まるんですか?」
ガロード「ストナーに聞いたけど、スカイフィッシュはトラパーの濃い所にいるんだとさ」
ゲイン「確かにシベリアは相克界が薄い。言い換えればトラパーが濃い場所だ。条件は合っている」
チル「そのスカイフィッシュからリフレクションフィルムってのが出来るんだよね」
ジロン「らしいな。ゲッコーステイトは、それが欲しくて俺達の所に来たんだとさ」
桂「ところが…こっちに在庫はなく、エマーンの商人魂に懸けて、そいつを手に入れなきゃならなくなったわけだ」
アデット「そういう事。スカイフィッシュを捕まえれば、シャイアが高く買ってくれるってよ」「だから、みんな気合を入れな!」
ガロード「おう!」
ゲイナー「…でも、どうしてゲインさんまでスカイフィッシュ捕獲作戦についてきたんです?」
ゲイン「ゲイナーが男をあげるって聞いたんで、見物に来たのさ」
ランド「そうそう。こんな美味しそうなネタは見逃せないからな」
メール「ダーリン、悪趣味なんだから…! ワクワク!」
ランド「そういうお前だって期待感がこぼれてるじゃねえか」「それに見ものはゲイナーだけじゃねえぜ。レントンのLFOデビューの方もばっちり見ておかないとな」
レントン「お、おう! 任せてよ、ランド…!」
メール「大丈夫なの? 声、完全に裏返ってるよ」
ランド「無理すんな、レントン。お前、やっぱりエウレカのナビの方がいいんじゃねえか?」
レントン「大丈夫! 俺も男! やると言ったら、やってみせるよ!」
エウレカ「気分が悪くなったら言ってね。いつかみたいにニルヴァーシュのコックピットを汚したくないから」
レントン「はい…」
ガロード「ところでよ、レントン…。どうしてゲッコーステイトはガリアに来たんだ?」
ゲイン「確かにトラパーは濃いかも知れんが、ここらの上空は氷点下以下だ。リフには向いてない場所だぜ」
レントン「俺にもよくわからないけど、ホランドは人捜しのためにこっちの大陸に来たみたいなんだ」
ゲイン「人捜しねえ…。このシベリアって土地をわかって言ってるのかね…」
アデット「おしゃべりはそこまでだよ! さあ、スカイフィッシュを探すんだ!」
〔カーソル、マップの各所を指定〕
ガロード「…それらしい反応はないぜ」
桂「いくらオーガスのスピードでも実際のブツがいないんじゃ追えないな」
アデット「文句を言ってる暇があったら足で探しな!」
チル「ねえ、アデット隊長…スカイフィッシュのエサとか用意してないの?」
ジロン「それがあればスカイフィッシュを呼び寄せる事が出来るんじゃない?」
アデット「思い出した…! あいつらは楽しい気持ちが好物らしいよ!」
ガロード「楽しい気持ち…?」
レントン「うん…。人が集まって楽しくなってるとスカイフィッシュは寄ってくるんだ」
ジロン「変な生き物なんだな」
アデット「わかったかい、お前達! 楽しい事を考えて、スカイフィッシュを呼び寄せるんだよ!」
ゲイナー「や、やってみます…!」
ガロード(楽しい事…楽しい事…)
桂(そりゃ楽しい事って言ったら…)
レントン(俺の場合は、やっぱり…)
〔オーバーマンの稼働音〕
エウレカ「レントン…私とそんな事がしたいの…?」
レントン「な、何を言ってるんだ、エウレカーッ!?」
ガロード「ゲイナー…! こんな時にサラのプロポーションなんて思い浮かべるなよ!」
ゲイナー「な、なぜ…それを!?」
ガロード「聞こえたんだよ。『サラって着やせするタイプなんだよな…』ってのが」
ゲイナー「どうして一言一句そのまま伝わってるんだよ!?」
ジロン「ガロードも人の事言えないぜ、ティファの『ありがとう』の顔をずっと思い浮かべちゃってさ!」
ガロード「どうして、それを!?」
チル「でも、ジロンだって大トカゲの丸焼きを一人で食べたいってそればっかりじゃない!」
ジロン「お、俺…口にしてたか!?」
ゲイナー「ゲインさん…!」
ゲイン「…言わなくても、伝わってきた。誰かが俺達の思考を拾ってそこらにバラまいてやがる…!」
メール「ダーリンのスケベ! どうして、あたしという妻がいながら、アデット先生のおっぱいを考えてるのよ!」
ランド「ちょっと待て! これはプライバシーの侵害だ! いや、心の覗き見だ!」
メール「って言いながら、今度はシャイアさんのお尻、思い浮かべてるぅ!!」
桂「………」
エウレカ「え…?」
レントン「エ、エウレカ! 計算の心の声は聞いちゃ駄目! 絶対に駄目だーっ!!」
ゲイン「こんな芸当が出来るとしたらオーバースキルか!?」
アデット「! 周辺に弾をバラまけ! 犯人をいぶり出すよ!」
〔マップ上に爆発〕
アデット「くらえ、くらえ! くらえーっ!」
ジロン「アデット! ちょっとやり過ぎじゃないの!?」
アデット「あたしの予想通りだったら、奴が来ているんだ! やり過ぎでも足らないぐらいだよ!」
???(カシマル)「その通り…!」
〔敵ユニット出現〕
カシマル「フフフフフ…」
アデット「オーバーマン・ブラネッタ! やっぱり、カシマル運行部長かい!」
チル「きったなぁい! ウンコ部長だって!」
ジロン「いい大人がおもらしか!? みっともないなあ!」
カシマル「私は運行部長よ! まったく下品な連中ね!」
アデット「ちっ…ついにあいつが現場にまで出てくるとはね…!」
ゲイナー「あの人、有名な人なんですか?」
アデット「あいつはカシマル・バーレ…」「シベ鉄のダイヤの維持のためなら手段を選ばない男…通称、氷の運行部長さ」
カシマル「ご紹介をありがとう。ならば、私が現場に出てきた訳も当然わかるわよね?」「エクソダスなんかダイヤを乱す異物でしかないのよ! 叩き潰してあげるわ!」
ガロード「たった一機でやる気かよ!」
ゲイン「運行部長殿、いらしたばかりで申し訳ないが、この一撃でお帰り願いましょう!」
〔武器の発射音〕
〔カシマル、後退〕
〔カシマルがいた地点に爆発〕

メール「嘘っ! ゲインが外した!」
ランド「何やってんだ、大将! らしくねえぞ!」
ゲイン「馬鹿な…! あいつ…俺の狙いを読んだのか?」
カシマル「無駄よ、黒いサザンクロス! あなた達では私のプラネッタに傷一つつけられないわ!」
ガロード「くそっ! 今度は俺の番だ!」
桂「フォローするぞ、ガロード!」
カシマル「無駄って言ってるでしょ! まず、そっちのガキ! こっちの足元を狙ってくる!」
〔カシマル、後退〕
〔カシマルがいた地点に爆発〕

ガロード「何っ!?」
カシマル「次はそっちのカトンボ、右から来る!」
〔カシマル、後退〕
〔カシマルがいた地点に爆発〕

J系「どうなってんだ、こりゃ!? 完全に動きが読まれてるぞ!」
ゲイナー「もしかして、さっきの考えてる事が周囲に漏れてたのと関係があるのか!?」
カシマル「その通り! 少ない脳ミソのくせによくわかったじゃないの!」「このプラネッタのオーバースキルは人の心を読み取り、周囲に広める事が出来るのよ!」
ゲイン「サイコ・オーバーマンと呼ばれる類か…!」
ジロン「こっちの心が読まれるって事は…どういう風に攻撃するかわかっちゃうのか!」
レントン「そ、そんな! それじゃ攻撃が当たらないよ!」
桂「だが、相手は一機なんだ! 一斉に攻撃を仕掛ければ!」
カシマル「甘いわよ!」
〔敵ユニット出現〕
レントン「たくさん出てきた!!」
〔カシマル、後退〕
カシマル「ホホホホホ! 美しき獅子は醜い兎を狩るのにも全力を尽くす!」「お前達! 奴らの思考は私が読んで伝える! 存分にやりなさい!」
ケジナン「了解です、運行部長殿!」
アデット「ケジナン! セント・レーガンの連中はどうしたんだい!?」
ケジナン「あいつらは失敗続きで任務を降ろされちまったんスよ!」「今の俺達の上司はカシマル運行部長殿です!」
アデット「あいつに尻尾を振った見返りがそのオーバーマンかい! 相変わらず、セコい世渡りだね!」
ケジナン「そこまでです、姐さん! このメックスブルートの力を見てもそんな事が言えますかね!」
ゲイン「気をつけろ、みんな! あのオーバーマンがいる以上、こっちの攻撃は読まれちまう!」「あの運行部長のオーバーマンに攻撃を仕掛けても無駄だろう」
レントン「そ、そんな…! 俺のデビュー戦で、こんな強敵と戦う事になるなんて…!」
ゲイナー「しっかりしろ、レントン…!」
レントン「ゲイナーさん…」
ゲイナー「そういう怯えもあいつに読まれてしまうんだ! 気持ちを強く持たなきゃ戦えないぞ!」
桂「アイアン・ギアーに救援の妖精はした! それまでもちこたえるぞ!」
レントン「は、はい…!」
カシマル「ホホホ…あのLFOは戦力外と見てもいいみたいね」「やっておしまいなさい、お前達! ダイヤを乱すエクソダスなど、完膚なきまでに叩き潰すのです!」
ケジナン「いきますよ、姐さん! 今日こそは、俺の強さを思い知ってもらいますぜ!」
<戦闘開始>

<ケジナン撃破or4PP・味方援軍1&敵増援1出現>

※※ケジナン撃破の場合のセリフ※※
ケジナン「まだまだぁ!」
〔ケジナン、精神コマンド「根性」使用〕
レントン「す、凄い根性!」
アデット「いい加減に往生しな、ケジナン!」
ケジナン「そうはいかねえんですよぉぉぉっ!」
※※4PPの場合のセリフ※※
ガロード「くそっ! やっぱり、こっちの攻撃が読まれちまってる!」
ジロン「このままじゃ不味いぜ、アデット隊長!」
ケジナン「その通りですぜ、姐さん! いい加減に降伏してくださいよ!」
アデット「やだね! 誰がお前達なんかに!」
ケジナン「だったら! 少し痛い目に遭ってもらいますぜ!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔ケジナン、アデットへ隣接〕
〔アデットに爆発〕
〔アデット&ケジナン、後退〕

アデット「ぬあぁぁぁぁっ!」
ゲイナー「アデット先生!」
アデット「来るんじゃないよ、ゲイナー! 先生が生徒に助けられりゃ、格好がつかないじゃないか!」
ケジナン「さっすが、姐さん! その気の強さが魅力的ですよ!」
アデット「くそっ! オーバーマンの力に頼ったケジナンなんかに…!」
ケジナン「幻を作り出すメックスブルートはこんな芸当も出来るんですよ」
〔幻が現れる音〕
ケジナン「ぬふふふ~」
チル「何あれ~? インチキおじさん登場!?」
桂「オーバーマンが作り出した幻か…!?」
エウレカ「気持ち悪い…」
ケジナン「姐さん…話によっちゃあ、俺から運行部長殿に見逃すようにお願いしてもいいんですぜ」
アデット「…タダじゃないんだろ?」
ケジナン「そりゃそうだ! 助けて欲しかったら…」「俺の嫁さんになれーっ!!」
アデット「いぃぃぃぃぃっ!?」
ガロード「な、何言ってんだ、あいつ!?」
ゲイン「新手のオーバースキル攻撃か…!?」
ケジナン「ヤッサバ隊長がいる間、僕、控えていたんだけれど…」「この心、受けていただけません? アデット・キスラー嬢」
アデット「………」
ケジナン「ツンドラの氷より厚く、永遠をも突き抜ける僕の情熱の炎は姐さんの身も心も焼き尽くし!」「僕も焼き尽くされるでしょう~!」
アデット「ケ、ケジナン…お前…」
カシマル「な、何を言ってるの、お前はーっ! そういう恋愛話ってのは虫酸が走るのよーっ!」
ゲイン「集中力がそれた…! 今だ!!」
〔武器の発射音〕
〔カシマルに爆発〕

カシマル「くうっ! 黒いサザンクロスめ、よくも! くらいなさい!!」
〔ゲインに爆発〕
ゲイン「ちいっ! 直撃か!」
ゲイナー「ゲインさん!」
ゲイン「俺にかまうな、ゲイナー! 今の内に奴を叩け!!」
カシマル「無駄よ!! お前達の心の声は全て聞こえる! もう油断はしないわ!」
ケジナン「さあ、姐さん! 俺の心の叫びを聞いてください! そして、俺と結婚を!!」
ゲイナー「!」
ガロード「何をする気だ、ゲイナー!?」
ゲイナー「そうだ! どうせ聞こえるなら聞かせてやるさっ!」
カシマル「ほぉ! 何か思いついたようですね! 最後の足掻きですか!」
[イベントデモ「キングゲイナー、オーバースキル発動」]
[イベントデモ「告白(1)」]

カシマル「何ですか、この小僧は! 私達は今、戦っているのですよ!」
レントン「ゲ、ゲイナーさん…!?」
エウレカ「何、これ…? 凄い力を感じる…!」
カシマル「おおっ! この真実度は強力ですよ!」
桂「いいぞ、ゲイナー! やれやれ!!
ケジナン「何しやがんだ、小僧! これじゃ俺の告白がかすんじまうじゃないかよ!」
アデット「いいよ、ゲイナー! あんた、男だ! 強い男だよ!!」

【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

[イベントデモ「告白(2)」]
ソシエ「これってゲイナーの声だよね…!?」
ロラン「どうしてここまで聞こえるかわかりませんが、間違いないでしょう!」
ストナー「こいつは世紀の大告白だな」
マシュー「ロックだぜ、あいつ…!」
ベロー「かーっ! 立派じゃねえかよ、ゲイナー!」
サラ「バ、バカーッ!」「あのバカ! 何て事を怒鳴ってるんだぁ!」
メシェー「どうすんのさ、サラ?」
ギャバン「幸せになれよ。応援してるぜ!」
サラ「!!!!!!!」
ミナコ「いっぱいキスしてもらいなよ!」
ミヅキ「一世一代の告白なんだから、ちゃんと応えてあげなきゃね」
サラ「知りません!!」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

[イベントデモ「告白(3)」]
〔戦闘マップ1から継続〕
ガロード「すげえ! すげえよ、ゲイナー! 俺も負けてられねえ!」「ティファーッ! 何があっても俺がお前を守ってやるからなーっ!」
ジロン「うおぉぉぉぉっ! 大トカゲが食いたいーっ!」
桂「ティナ、フランソワ、マダム・リン、世界中の女の子とミムジィ! 俺とデートしようーっ!」
ランド「たまには思いっ切り物をぶっ壊してえぇぇぇぇぇっ!!」
メール「バストとヒップは大きくなってウエストは細くなれえぇぇぇぇっ!」
レントン「エウレカーッ! 俺は君の事がぁぁぁぁっ!」
カシマル「ぎいぃぃぃっ! 虫酸が走るぅぅぅっ! オーバースキルをカットだああっ!」「ハッハッハーっ! これでシリアスに戦いが出来る!」「ん…? 黒いサザンクロスの心の声が聞こえません…!」
ゲイン「悪いが、今だね…!」
〔武器の発射音〕
〔カシマルに爆発〕

カシマル「ぬあぁぁぁっ!」
ゲイナー「ゲインさん!」
ゲイン「ナイスプレイだ、ゲイナー君。二重の意味で男をあげたな」
カシマル「くううっ! さっきのダメージでオーバースキルが発動出来ない!」「だが、このプラネッタを甘く見るな! 正面から叩き潰してやる!」
アデット「そうはいかないよ、ウンコ部長!」
〈出撃準備〉
レントン「救援だ!」
桂「こいつは豪華だな。色々な組織のメカが来てくれたぜ」
アムロ「無法なシベリア鉄道を叩くのは全員同意しているからな。ここは手を貸す」
※※マリン出撃の場合、セリフ追加※※
マリン「地球人同士の争いに手を貸す事になるとはな…」
雷太「文句を言うんじゃねえ、マリン! てめえには世話になった連中への義理ってもんが無いのか!」
オリバー「彼らに協力するのは月影長官の命令でもある。それに従え」
マリン「ああ、わかったよ…!」
雷太「ちっ…反抗的な野郎だぜ」

ゲイナー「よし…! ここから反撃だ!」
甲児「見ててくれ、デュークフリード! 俺は地球を守ってみせるぞぉぉっ!!」
闘志也「待ってろよ、イオのみんな! いつか必ず仇は討つぞぉぉぉっ!!」
エイジ「アヤカ! 絶対に見つけてみせるからなぁぁぁっ!」
ルナマリア「ほら! シンも叫びなさいよ」
シン「え…あ…うん!」「俺は絶対に平和を取り戻してみせるぞぉぉぉぉっ!!」
ルナマリア「つまんないの。誰かへの愛の告白じゃないんだ」
ゲイナー「み、みんな…どうしたの!?」
アナ「凄かったです、ゲイナー!」
ベロー「おめえはすげえよ。まったくご尊敬申し上げる」
ゲイナー「え…」
サラ「………」
アナ「エクソダスする前からずっと好きだったんだーっ!」「サラの事抱きしめていっぱいキスをするーっ!!」
ゲイナー「ええええええっ!?」
ラグ「そういう事さ、ゲイナー。ぜ~んぶ、聞こえてたんだよ」
甲児「イカすぜ、ゲイナー。早く告白しろって急かしてたけど、こんな派手にやるとはよ!」
勝平「ヒューヒューだぜ、兄ちゃん! 勇気あるなあ!」
闘志也「モヤシ君かと思ったが、やってくれるぜ! 見直した!」
ルナマリア「うん! 素敵だった!」
エィナ「みんなの目の前での告白なんて女の子の憧れですから!」
クワトロ「若さゆえ…か…」
レコア「いいじゃないですか。それが若者の特権ですから」
ゲイナー「あ、あの、サラ…」
サラ「その話は後! まずはシベ鉄を叩くわよ!!」
ゲイナー「は、はい!」
カシマル「ええい! そっちがその気ならこっちも助っ人を呼ぶわよ!」
〔敵ユニット出現〕
チル「ウォーカーマシンもたくさん出てきたよ!」
ブルメ「見ろよ! あのランドシップ、エンペラー改だぜ!」
ダイク「本当だ! あんな高価なランドシップ、久々に見た!」
ジロン「へえ! 今度のシベ鉄の助っ人は随分と豪華だな!」
???(ティンプ)「そりゃそうさ、兄ちゃん。こいつは俺の艦だからな」
ジロン「その声…まさか!!」
ティンプ「久しぶりだな、兄ちゃん。元気そうで安心したぜ」
ジロン「やっぱり、ティンプか!」
ベロー「誰なの、あいつ?」
ラグ「ジロンの宿敵みたいなもんさ。半分、腐れ縁に近いけどね」
ジロン「イノセントの仕掛け人だったお前が今じゃシベ鉄の用心棒とはな! 落ちぶれたもんだ!」
ティンプ「間違えるなよ、兄ちゃん。俺はホーラみたいな現地で雇われた間に合わせとは違うぜ」「俺の肩書きはシベリア鉄道警備隊、特別顧問だ」
ジロン「特別顧問!?」
ティンプ「要するに重役って事だ。用心棒風情とは待遇が違うんだよ」
カシマル「やるわよ、特別顧問! こいつらはダイヤを乱す異物なんだから!」
ティンプ「「了解だ、運行部長。連中の中には借りのある奴もいるんでな。俺もマジでやらせてもらうぜ」
アデット「アデット隊の各機はフォーメーションで戦う! 組むよ、ゲイナー!」
ゲイン「ゲイナー! ガチコはダメージを受けてる! お前のフォローに回る!」
ゲイナー「了解です、ゲインさん、アデット先生!」
桂「ガロード、レントン、来な! 俺が空中戦のやり方を教えてやるぜ!」
ガロード「OK! 行くぜ、レントン!」
レントン(ついでですから、女の子を口説くコツも聞きたいッス!)
ランド「ジロン! 相手があのティンプだってんなら、俺達が手を貸すぜ!」
メール「ここで会ったが百年目! コテンパンにやっつけてやろうね!」
ジロン「おう! 頼むぜ、二人共!」
〔ランド、ジロンと小隊統合〕
〔ガロード&レントン、桂と小隊統合〕
〔ゲイン&アデット、ゲイナーと小隊統合〕

ケジナン「ああ、姐さんが行っちまった!」
エンゲ「…その様子じゃ、プロポーズは失敗に終わったようだな」
ジャボリ「当然よ! 自分の姿を鏡で見なさい!」
ケジナン「うるせえっ! 可愛さ余って憎さ千倍だ! やってやるぜ!!」
ゲイン「気をつけろよ、みんな。オーバーマンのオーバースキルは予想もつかない事態を引き起こす」「敵のオーバーマンのオーバースキルを確認するのを忘れるな!」
桂「了解!」
ゲイン「ゲイナー、最後の仕上げだ! サラの前で男の強さを見せてやれ!」
サラ「そうよ! 責任取りなさいよ、ゲイナー君!」
ゲイナー「わかってる! 見ていてくれ、サラ!!」「行くぞ! キングゲイナーーーーーッ!!」
レントン(か、かっこいい…!)

≪味方援軍1出現後≫
<ランドvsカシマル>

カシマル「お前…その娘に隠している事があるな?」
メール「え…」
ランド「それを言って見やがれ。…解体じゃ済まさねえぞ」
カシマル「な、何だ…これは…!? むき出しの殺気か…!」
ランド「ナメるなよ、ド陰険野郎。俺にだって何に代えても守らなけりゃならねえものがあるんだよ!」

≪味方援軍1出現後≫
<ガロードvsカシマル>

カシマル「ここにも私を不快にさせる小僧がいるか!」
ガロード「笑わせんな、オッサン! 何なら、俺のティファへの想いをもっと聞かせてやるぜ!!」

<ジロンvsティンプ>
ジロン「ホーラやゲラバはスカンピンだったのに、お前は随分と羽振りがいいな!」
ティンプ「当然だよ、兄ちゃん。俺は人生設計ってものがちゃんと出来てるからな」「その俺の唯一の失敗は、お前って男にこだわりを持っちまった事だ!」
ジロン「人の親父とお袋を殺しておいて、よく言う!」
ティンプ「未だに仇討ちをする気かい? しつこいぜ、兄ちゃんも!」
ジロン「確かに親父達の事もある! だけど、それとは別にお前って奴が許せないんだよ!」
ティンプ「奇遇だな、兄ちゃん! 俺も同じようにてめえの事が大嫌いなんだよ!!」

≪味方援軍1出現後≫
<ジロンvsカシマル>

カシマル「こ、この男…! 先程、際立って野卑な叫びを聞かせた者か!」
ジロン「食べたい物を叫んだのがそんなにおかしいかよっ!」「俺は食べたい物を食べ、生きたいように生きるんだ!」
カシマル「そういう無秩序が私は一番嫌いなのよーっ!!」

≪味方援軍1出現後≫
<桂vsカシマル>

桂「愛の言葉に虫酸が走るなんて、今までロクな恋愛をしてこなかった証拠だな…!」
カシマル「黙れ! 私はこの命をダイヤに懸けたのよ!」
桂「だったら、俺はこの命を世界中の女の子のために懸けるね! だから負けるわけにはいかないのさ!」

≪味方援軍1出現後≫
<ゲイナーvsカシマル>

カシマル「お前―っ! よくも私に、あんなおぞましい告白を聞かせてくれましたね!」
ゲイナー「僕の心の叫びはお前なんかに聞かせたものじゃない!」「あれは、この世界にたった一人のサラのためだけのものだーっ!」
カシマル「きーっ! 小憎たらしい! お前は絶対に許さないわよ!」

≪味方援軍1出現後≫
<ゲインvsカシマル>

カシマル「そんなボロボロのシルエットマシンで何が出来るって言うの!」
ゲイン「一発の弾丸があれば、人一人の命を奪う事が出来る。その一人になってみるかい?」

≪味方援軍1出現後≫
<アデットvsカシマル>

カシマル「アデット・キスラー! シベ鉄を裏切ったお前は私の手で罰を与える!」
アデット「やれるもんなら、やってみな! あたし達をシベ鉄のダイヤみたいに好きに出来ると思うんじゃないよ!」

≪味方援軍1出現後≫
<アデットvsケジナン>

ケジナン「姐さん、どうして俺の言葉を聞いてくれないんですか!?」
アデット「あんたの気取った告白よりもゲイナーの心の叫びの方が胸にズシンと来たよ!」「あんたも幻なんかに頼らずに本物で勝負してみなってんだ!」

≪味方援軍1出現後≫
<レントンvsカシマル>

カシマル「さっきまで怯えていたのにこいつ、急に生気を取り戻してる!」
レントン「ゲイナーさんの…いや、ゲイナー兄さんのおかげだ! あの人が俺に勇気をくれたんだ!」「俺もやるよ、エウレカ! ニルヴァーシュと君と一緒に!」
エウレカ「レントン…」

<ティンプ撃破>
ティンプ「どうやら、あの兄ちゃん達は俺にとって鬼門らしいぜ!」
※※既にカシマル撃破の場合のセリフ※※
ティンプ「だが、次はこうは行かねえからな! 全員、引きあげだ!」
〔敵ユニット離脱〕
※※まだカシマル健在の場合のセリフ※※
ティンプ「だが、次はこうは行かねえからな! 後は任せるぜ、運行部長!」
〔敵ユニット離脱〕
カシマル「高い給料払ってるっていうのにあっさり退くなんて…!」「所詮は余所者! シベ鉄のダイヤは、この私が守ってみせるわ!」


≪味方援軍1出現後≫
<ケジナン撃破>

ケジナン「くっそおぉぉぉっ! 姐さん、俺は諦めないぜーっ!」
〔敵ユニット離脱〕
アデット「残念だね、ケジナン。あたしゃヒキガエルは趣味じゃないんだよ」

<エンゲ撃破>
エンゲ「まずい! 機体を壊したら、また減給になる!」

<ジャボリ撃破>
ジャボリ「こ、この仕事…やっぱり、私には向いてないんだ!」

<カシマル撃破>
カシマル「ええい! 今日はあの小僧のおかげで調子を乱されたわ!」「覚えてらっしゃい! 次は必ずお前達を倒して、エクソダスを止めてあげるから!」
※※既にティンプ撃破の場合のセリフ※※
カシマル「全員、引きあげよ! 私に続きなさい!」
〔敵ユニット離脱〕
※※まだティンプ健在の場合のセリフ※※
カシマル「後は頼んだわよ、特別顧問!」
〔敵ユニット離脱〕
ティンプ「了解だ、運行部長。…所詮、あんたはダイヤ編成が仕事だものな」「荒事は本職の俺に任せておきな」


<ティンプ&カシマル撃破・勝利条件達成>
ホランド「結局、また面倒事に巻き込まれちまったぜ…」
ヒルダ「あの調子じゃ、レントン達…スカイフィッシュの方は捕まえられなかったみたいね」
マシュー「まあいいじゃないの。今日は散々笑わせてもらったしよ」
エイジ「かっこよかったぜ、ゲイナー! ただのゲームマニアと思ってたら、熱い男じゃねえか!」
ジュリィ「まったくだ。呆れを通り越して楽しませてもらったぜ」
ゲイナー「そ、その…あれは…」
ティファ「あ…」
ガロード「見ろよ、ゲイナー! あっちだ!」
〔味方ユニット出現〕
ホランド「スカイフィッシュ…! それもあんな巨大な奴が群れで!」
エウレカ「でも、どうして…? 今まで一匹も見つからなかったのに…」
レントン「決まってるよ…!」
桂「ゲイナーの告白の効果だろうさ。あれは俺達全員を楽しくしてくれたからな」
アデット「さあ行くよ、ゲイナー! あいつを捕まえて、シャイアかゲッコーステイトに売りつけるんだ!」
ゲイナー「はい!」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ゲイナー「…ゲインさんのガチコ、駄目なんですか?」
ゲイン「ちょいと無理をさせ過ぎたな。こりゃ、ちょっとやそっとじゃどうしようもない」「当分、出撃は無理だな」
ゲイナー「今日の敵…おかしな奴でしたけど手強かったですね」
ゲイン「そうでもないだろう。もっと手強い敵が来たしな」
ゲイナー「え…」
〔雪の上を歩み寄る足音〕
サラ「…覚悟は出来てる、ゲイナー?」
ゲイナー「サ、サラ…本当に聞いてたの…? でも、だったら…ここにいないで僕を避けるんじゃ…」
サラ「あなたの根性なら! あたしがいなかったらヤーパンの天井を走り回って!!」「サラはどこ!? サラはどこ行ったの!? キスさせて! キスしようよ! 抱きしめるから! って捜し回るんでしょ!」「そういう恥ずかしい事をさせたくないから、恥を忍んで待っていたの! めえっっでしょおおおおっ!!」
ゲイナー「ごめんなさいっ!!」
〔雪の上を走り寄る足音〕
レントン「ゲイナー兄さぁぁぁぁんっ!!」
ゲイナー「レントン…!?」
サラ「何が兄さんよ! どきなさいよ、レントン君!」
レントン「いや、どかないっス! 俺、ゲイナー兄さんのガッツに惚れたんです!」
ゲイナー「え…!?」
ムーンドギー「おめの兄さんはオレじゃなかったのか、レントン!」
レントン「ドギー兄さんはドギー兄さんで尊敬してます。でも、ゲイナー兄さんは俺に勇気をくれたんです!」「凄かったっス、あの告白! 俺、尊敬するッス! リスペクトです!」
サラ「こ、この子は!」
レントン「サラさんも感動したんでしょ! ゲイナー兄さんの告白には!!」
サラ「………」
ムーンドギー「真っ赤だ、あの姐さん…」
ギジェット「意外にも図星だったみたいね」
ゲイナー「サラ…」
サラ「もういいわよ! 今日はシベ鉄を撃退した事と子分が出来た事に免じて、許してあげる!」
〔雪の上を歩き去る足音〕
ゲイナー「ああ…サラ…」
ガロード「へ…素直じゃねえな、サラも」
レントン「大丈夫っスよ、ゲイナー兄さん。サラさん、照れてるだけっスから」
ゲイナー「そうなのか…?」
ガロード「でも、これでゲイナーには差をつけられちまったな」
ゲイナー「差…って?」
ガロード「俺達もゲイナー兄さんに負けずに頑張ろうな、レントン!}
レントン「ああ! 俺、ニルヴァーシュで戦えたし、これからもやるよ!」
ムーンドギー「どうでもいいけどよ、俺達もリフレクションフィルムの貼り付け、手伝いにいくぞ」
ギジェット「そうよ。浮かれてると、またタルホにどやしつけられるよ」
レントン「そうだ…! エウレカに今日の俺の活躍の感想、聞いてみよっと!」
ムーンドギー「駄目だ、こいつ…。すっかり舞い上がっちまってる…」
ギジェット「このままじゃ、ここにまでスカイフィッシュが押し寄せてきそうね…」

  ~月光号 格納庫~
エウレカ(今日の戦闘…ニルヴァーシュはレントンに力を貸していた…)(何だろう…このザラザラした気持ち…)
リンク「どうしたの、ママ?どこか、痛いの?」
メーテル「痛い所があるなら、医務室でミーシャに診てもらおうよ」
エウレカ「心配要らない…。ママ、大丈夫だから…」
〔歩み寄る足音〕
ティプトリー「…随分とやわらかい表情が出来るようになったわね…」
エウレカ「え…」
モーリス「誰…?」
ティプトリー「その子達…あの時の子達なのね」
エウレカ「………」
〔走り寄る足音〕
ホランド「エウレカ! その女から離れろ!!」
ティプトリー「………」
ホランド「ヴォダラクがこの土地にいるって聞いて来てみれば…まさか、こんな身近にいたとはな…!」「だが、エウレカには指一本触れさせはしねえぞ!!」
〔走り寄る足音〕
レントン「ホランド、何があったんだ!? そのおばさんは…」
エウレカ「レントン…!」
ホランド「ガキは引っ込んでろ! こいつは俺とエウレカの問題だ!」
ティプトリー「そう大きな声を出さないで。子供達が怯えてしまうわ」
ホランド「何っ…!?」
ティプトリー「それに、そちらの子も無関係ではないと思うわ」「あの子の変化はデル・シエロの子供達とそっちの男の子のためなのでしょう?」
レントン「デル・シエロ…。確かヴォダラクの聖地…」
ティプトリー「そうよ。私はヴォダラクの教徒なの」
ホランド「………」
ティプトリー「デル・シエロが軍の攻撃で失われ、世界が交じり合った後、私達はこの地を旅する事を選んだ…」「そして、アイアン・ギアーに乗せてもらっていたら、あなた達が現れたの…」
ホランド「俺達を捜していたのか?」
ティプトリー「違うわ。紅い眼の魔女も白い悪魔にも私達は恨みを抱いてはいない…」
レントン(紅い眼の魔女と白い悪魔…。エウレカとニルヴァーシュの事…?)
ティプトリー「ただ私達は、この世界の未来のために出来る事を探しているだけ…」
ホランド「あんた…ノルブの居場所を捜しているんだ?」
ティプトリー「あなたも同じみたいね。そのためにヴォダラクの教徒を捜していたと」
エウレカ「ホランド…」
ホランド「………」
ティプトリー「もし、あなたが彼女と共に『選択の門』をうぐりたいのなら、この世界をもっと学びなさい」「きっとノルブ様がいれば、私と同じ事を言ったと思うわ」
ホランド「…俺はどうすればいい?」
ティプトリー「それは…」

  ~ミネルバ ブリーフィングルーム~
兵左衛門「…では、改めて決定事項を述べさせていただく」
ブライト「………」
ジャミル「………」
兵左衛門「ザフト、エゥーゴ、エマーンのファクトリー、アイアン・ギアーとイングレッサ・ミリシャ、ブリーフィクサーと、その協力者…」「並びにゲッコーステイトはヤーパンの天井のエクソダスを支援し、協力して日本へと向かう」
エルチ「了解しました。皆さん、一緒に頑張りましょう」(ふふ…エクソダスが終わったらまた失業と思ってたけど、いいツテが出来たわ)
タリア「ミスター・ホランド、あなた方の協力に感謝します」
ホランド「あんたらに頼まれたからじゃねえ。俺達は俺達のために手を組むだけだ」(こいつらはいつも戦いの中にいる…。それにくっついてきゃ、世界ってものがわかるかも知れねえからな…)
風見「日本には正体不明の敵がいると噂される以上、可能な限りの戦力を用意していく必要がありますな」
グエン「ですが、これだけの力が集結すれば恐れるものはありませんよ」(そして、この力を私が統べれば、イングレッサを奪還する以上の事も出来るだろう)
エルチ「でも、シャイアさんもいいんですか? あたし達はエクソダスを手伝ってくれるなら大賛成ですけど」
シャイア「日本はエマーン本国へ帰る途中だもの。この部隊に同行してもらえば怖いもの無しだわ」(そう…これで安全に桂をエマーンにまで連れて行く事が出来る)
兵左衛門「なお便宜上、我々の一段を『Z Emergency Union of Terrestrial Human』…」「地球人類緊急救援連合『ZEUTH(ゼウス)』と呼称する」
グエン「地球人類の現在おかれている状況を救済する連合というのはわかりますが、『Z』の意味は?」
ジャミル「XでもYでもなく第三の存在…。我々には相応しい名前かも知れないな」
風見「Zは代数学では整数の全体を意味するから、そこにも連合体の意味が含まれてるな」
エルチ「えーっ! でも、『Z』って最後って意味でもあるんでしょ?」
兵左衛門「ふむ…不退転の意を込めたのだが、そういう見方もあるのう」「では、他に意見があれば、それを採用しよう」
〈部隊名変更〉
兵左衛門「では、これより我々の一団は『ZEUTH』と呼称する」
ジャミル「ZEUTH…。奇妙な縁で結ばれた我々にも名前がついたか」
タリア「縁…と言うより運命かしら? でも、悪い気分ではないわ」
ホランド「そういうもんかね…。俺は枠にはめられた気分だぜ」
兵左衛門「なお我々は、この地点で協力者であるレーベン大尉と接触する」
ブライト「了解です。その間に補給や修理は済ませましょう」
エルチ「そうなると忙しくなりますね、シャイアさん」
シャイア「ええ。ザフトやエゥーゴの皆さんにも物資を買っていただきましょうね」
兵左衛門(様々な思惑の中で集結した一団、ZEUTH…)(さて、どう戦い抜くかな…)
【シナリオエンドデモ終了】

【バザー】

≪「ray=out創刊号」所持≫
レントン(エウレカとホランドとヴォダラク…。俺の知らない何かが、そこにはある…)
ゲイナー「どうかしたのかい、レントン?」
レントン「い、いや…何でもないです!」「せっかく、ゲイナー兄さんがバザーに誘ってくれたってのにボーっとしててすみません」
ムーンドギー「で、ゲイナー…おめ、なして俺達を誘ったんだ?」
ゲイナー「うん…もう不要になったんでこれを売ろうと思ったんだけど…」
レントン「これって!?」
ギジェット「これ、『ray=out』の創刊号じゃない! かなりのレア物よ!」
ゲイナー「やっぱり値打ちものなんだ。君達に見てもらって、よかったよ」
レントン「ゲイナー兄さん、これ、売っちゃうんですか?」
ゲイナー「この本を買った時の目的は果たしたからね。その代わり…」
ギジェット「わかった…! サラに何かプレゼント、買うんでしょ!」
ゲイナー「そ、そういうわけじゃないけど…せっかくだから、後で価値が出そうなお宝と交換しようかなって思って…」
ギジェット「OK、任せといて! あたし達がプレゼント、探してあげるよ」
ゲイナー「だから…! そうじゃないんだってば!」

小隊員のあなたは必読! 戦技マニュアル、絶賛発売中!

 サイン入りディスク
ブレイク・ザ・ワールド前に
販売されたラクス・クラインの
音楽ディスク。
直筆サインもついているが
その真偽は不明。
現在は販売されておらず、
かなりのレアものとなっている。

ラクス・クラインのサイン入りの
音楽ディスク。かなりのレアもの。

ゲイナー「あ、あのサラ…よかったら、このディスク…聴かない?」
サラ「ラクス・クライン…? あのプラントで人気の歌手?」
ヴィーノ「マジかよ! このディスク、サイン入りだぜ!」
ヨウラン「お前…よくこんなレアアイテム、ゲット出来たな」
ゲイナー「ま、まあね」(ありがとう、ギジェット…)
サラ「でも、興味ない。UNで見たけどラクス・クラインって、お色気路線で好きじゃないから」
ゲイナー「え…」
サラ「それよりゲイナーも手伝ってよ。ミネルバの資材でヤーパンの天井の補修をするんだから」
ゲイナー(せっかくのレアものなのに不発…。ツイてないな…)
サラ「ガウリ隊長とベローも待ってるよ。頑張ろうね、ゲイナー」
ゲイナー「うん」
ヨウラン「…プレゼントは不発だったけど、いい雰囲気じゃん」
ヴィーノ「しかし、今のラクス・クライン…人気ないのかな?」
ヨウラン「大幅にイメチェンしたせいかもな。…でも、俺は嫌いじゃないぜ」
ヴィーノ「俺も、俺も! 何かプロポーションも大幅にパワーアップしてるし!」
ヨウラン「一般受けはともかくプラントでの人気は相変わらずらしいな」
ヴィーノ「あ~あ…もう雪も飽きてきたからラクス・クラインのコンサートで盛り上がりたいぜ…」

【概要】
 合流した一行に襲い来るシベ鉄のカシマル。恐るべ
きオーバースキルに苦戦する一行を救ったのは、ゲイ
ナーからサラへの愛の告白であった。


● 太平洋ルート → No19A「よみがえる翼」 へ戻る

  ガリア大陸ルート → No19B「建国のブリザード」 へ戻る

● 女主人公 → No21A「残されるもの」 へ進む

  男主人公 → No21B「父の思い出」 へ進む


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