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No.23
百鬼の挑戦状

【シナリオデモ1開始】
〔カーソル、南東へ移動〕
シベリア

  ~ヤーパンの天井 ゲイナーの部屋~
シンシア「…へえ、キング達ってエクソダスしてたんだ」
ゲイナー「黙っててごめんなさい、シンシアさん。カテズの時も、それでゴタゴタに巻き込まれて会えなかったんです」
シンシア「気にしなくていいよ。デートの機会は、またあるだろうしね」
ゲイナー「じゃあ、僕と会ってくれるんですか?」
シンシア「機会があったらね。…それより、エクソダスが成功したって事はこれからは、ずっとそこに住むの?」
ゲイナー「いえ…。僕は僕だけのエクソダスのためにまた旅に出るんです」
シンシア「自分だけのエクソダスか…。いいね、それ」
アデット「ゲイナー! いつまでUNでくっちゃべってるんだい! もう出発だよ!」
ゲイナー「は、はい!」
シンシア「今の女の人、誰? もしかして、一緒に住んでるの?」
ゲイナー「そ、そんな事は!?」
シンシア「あははは、キング。旅の無事を祈ってるよ」
ゲイナー「ありがとうございます、シンシアさん。いつか会える日が来るのを願います」
【シナリオデモ1終了】

【戦闘マップ1開始】

〔味方戦艦出現済み〕
タリア「いよいよ日本へ出発ね」
アーサー「ガリアに渡ってから二週間…。やっと議長からの特別打任務に取り掛かる事が出来ますね」
タリア「日本への協力要請…。連邦がオーブを取り込んだ以上、何としても成功させないと…」
トーレス「…今のZEUTHに日本の戦力が加われば、最強の部隊が出来上がりますね」
ブライト「どうだろうな…。我々はともかくとして、全員がザフトに賛同しているわけではない」「一応、部隊の体裁をとってはいるが、それぞれの目的が異なる以上、いつかは解散する事になるかもな…」
花江「早く出発しましょうよ。あたし達の家がどうなっているかも気になりますし」
源五郎「そう急かすな、花江。それと今の日本に私達のいた頃を期待するのもやめておけ」
梅江「それでも生まれた国ですからね…。やっぱり気になるもんですよ」
一太郎「その日本がプラントと連邦に挟まれた立場にあるというのも複雑な気分ですね…」
花江「あたしはどっちの味方になってもいいから、早く落ち着いた暮らしがしたいよ…」
兵左衛門(我々がガイゾックや他の敵と戦っていく上で、確かに後ろ盾は欲しい…)(だが、このままザフトと行動を共にする事がベストの選択なのだろうか…)
タルホ「向かうは伝説の地、ヤーパン! スシ、スキヤキ、ゲイシャの国ね!」
ホランド「遊びにいくんじゃねえんだぞ、タルホ」
タルホ「じゃあ、何しに行くのよ?」「あっちのザフトやエゥーゴの連中はともかくとして、私達は向こうでやる事あるの?」
ホランド「…知らねえよ。これも成り行きってやつだ…」(本当にこれでいいのか…。流されるまま生きるような暇が俺にあるのかよ…)
ジャミル「………」
サラ「キャプテン…」
ジャミル(連邦軍は、いつまたティファを狙ってくるかわからない)(そして、連邦軍はニュータイプを使いいったい何をする気なのだ…)(その目的によってはプラントも我々の敵に回る日が来るかも知れない…)
エルチ「さあ出発よ、コトセット! 目標はヤーパン…もとい、日本!」
コトセット「いいんですか、お嬢さん? このままザフトの言いなりで…」
エルチ「仕方ないじゃないの。連邦に追われる身になったんだから…寄らば大樹の陰ってやつよ」
グエン(成り行きとは言え、アイアン・ギアーも反連邦の立場となった…)(このままいえば、ZEUTHは反連邦勢力の中心とな…)(それを指揮する立場となれば、イングレッサの奪還以上の事も出来よう)
シャイア(このままZEUTHの一員として行動していれば、チラムも簡単には手出しはしてこない)
ミムジィ(後は機を見て、桂をエマーン本国に連れていけばいいわ)
モーム「どうしたんですか、二人共? 難しい顔して…」
シャイア「な、何でもないわよ、モーム…!」
ジャビー「シャイアさん、ヤーパンの天井の皆さんが見送りにきてくれてますよ」
シャイア「色々あったけど、あの人達ともここでお別れね…」
ガッハ「ZEUTHの皆さん、ありがとうございました~!」
シトラン「皆さんの旅の無事をお祈りします」
コナ「ゲイナー、ゲイン! ガウリ隊のみんなもアデットも元気でね~!!」
ママドゥ(シャルレ様…旅の無事をお祈りしています)
ティプトリー(エウレカ…。あなたの進む先に光ある事を…)
タリア「では…」
兵左衛門「うむ…。ZEUTH各艦、始動。目標は日本、早乙女研究所だ」
エルチ「出発! 進行~!!」
〔ブライト&ジャミル&タリア&兵左衛門&エルチ&シャイア&タルホ、マップ端へ移動〕
〔味方戦艦離脱〕

ママドゥ「行ってしまったか…」
リュボフ「この混乱した世界で彼らは誰のために、何を目指し、どこへ行くのでしょうね…」
ママドゥ「…ところで、アナ姫様は? 先程から姿が見えないようだが…」
リュボフ「そう言えば…!」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

日本海

  ~アイアン・ギアー ブリッジ~
アナ「…もういいではないですか。ここまで来てしまった以上、引き返すわけにはいきませんし」
ゲイナー「そうは言うけどね、アナ姫…」
アナ「確かに、こっそり乗り込んだ事は私も悪かったと思っています」「でも、エクソダスが終わった以上、人質としての私の役目も終わったはずです」
ガウリ「ですから、リュボフ女史共々、ウルグスクへお送りするつもりでしたのに…」
アナ「それは出来ません。リュボフはママドゥ先生の所から離れませんから」
ゲイナー「だからと言って、アナ姫がZEUTHについてくるなんて…」
アナ「役目が終わった以上、私は自由です。でしたら、私も自分のためにエクソダスしたいのです」
チル「ずるいよ、ゲイナー! 自分だけ新しいエクソダスを初めて、アナ姫はダメだって言うなんて!」
〔リスの鳴き声〕
リンクス「!」
ゲイナー「そんな事言われても…!」
ジロン「いいじゃないの、ゲイナー。アナ姫には今まで人質をやってもらったんだ。そのお礼って事でさ」
ゲイナー「でも…」
ゲイン「俺達の負けだ、ゲイナー。姫様が戯れでなく本気である以上、何を言っても無駄だろうさ」「では、姫様…御身の安全は引き続き自分達が守らせていただきます」
アナ「わかりました、ゲイン・ビジョウ。ゲイナー…あなたもお願いしますね」
ゲイナー「わかりましたよ。でも、危険な真似はしては駄目ですよ」
アナ「はい!」
チル「よかったね、アナ姫! これでまた一緒に旅が出来るよ!」
アナ「そして、目指すは伝説の国ヤーパン! 心躍ります!」
ゲイン(そのヤーパン…聞いた話じゃ地獄だそうだがな…)

  ~キング・ビアル ブリッジ~
甲児「…そうか…。ムサシは自分の身を犠牲にして恐竜帝国を倒したのか…」
竜馬「甲児君達がベガ大王との決戦で時空転移の巻き込まれたのとほぼ時を同じくして…」「俺達も恐竜帝国の最後の大攻勢を迎えていたんだ」
隼人「その戦いでゲッターロボは敗れ、俺達は戦う術を失った…」「ムサシはそんな俺達を救うために爆弾を満載したコマンドマシンで特攻し、敵の移動要塞と運命を共にしたんだ」
マリア「そんな…そんな事って…」
甲児「すまねえ、リョウ…。俺達が協力出来れば、ムサシを死なせずに済んだかも知れないのに…」
竜馬「…それを言うなら一番悪いのは俺達だ。俺達が無力だからムサシを死なせたんだ…」
甲児「そうだ…! 鉄也さんは!? グレートマジンガーはゲッターチームに協力していたはずだ!」
竜馬「あの人も己の無力さに腹を立てたんだろう…。恐竜帝国が滅んだ後に、どこへともなく去っていったよ…」
隼人「その後、ブレイク・ザ・ワールドが起こり、俺達もこの多元世界に来たってわけだ」
マリア「じゃあ、あのゲッターロボは…」
竜馬「早乙女博士が開発していた新たなゲッターロボだ。この世界に来た後、完成したんだ」
隼人「そして、こいつが新メンバーの車弁慶だ」
弁慶「ベンケイって呼んでくれ。あんたらの話はリョウ達からよく聞いている」
甲児「よろしくな、ベンケイ」
弁慶「俺も最初は乗り気じゃあなかったが、そんな事を言ってる場合じゃないしな。新入りらしく精一杯やらせてもらうぜ」
竜馬「この多元世界が誕生した事は俺達の新たな戦いの始まりでもあった」「だから、俺達は誓ったんだ。死んだムサシのためにも、過去にとらわれず前を向いて生きると」
甲児「わかったぜ、リョウ」「色々変わっちまったが、ここもムサシの守ろうとした世界に変わりはねえ」
竜馬「ああ…。あいつの願った世界の平和のために俺達も戦っていこう」
勝平(俺達だけじゃない…。この兄ちゃん達も色んなもんを背負って戦ってるんだな…)
兵左衛門「では、竜馬君。日本の状況を我々にも聞かせてくれ」
竜馬「皆さんもご存知の通り、ブレイク・ザ・ワールドの後、世界の多くは新連邦の下に統合され…」「日本も一度は連邦に加入し、その一員となりました」
源五郎「様々な世界の国家が入り乱れた多元世界だ。『連邦政府』という存在の理念自体は適当なものと言ってもいいだろう」「事実、ザフトやエゥーゴが妥当する対象もその政府自体ではなく、それを支配しようとする一部の人間に限られる」
竜馬「ですが、突如として日本政府は新連邦から独立を宣言しました」「そして、戒厳令を発令し、出入国の制限を始めたのです」
兵左衛門「いわゆる鎖国か…。時代錯誤とも言えるが、国を守る手段ではあるな」
竜馬「はい…。ですが、新政府の動きは人々にとって不可解なものばかりでした」
弁慶「嫌な噂も街じゃ聞くしな…」
源五郎「噂?」
隼人「政府の人間が家を失った人々を集め、その人達は二度と帰ってこなかったと…」
勝平「その話…! 日本から逃げてきたアキ達も言ってたぜ!」
兵左衛門「ふむ…戒厳令や鎖国と合わせて新日本政府の動き、確かに胡散臭いものがある」
竜馬「それに加えて、日本各地に神出鬼没の新たな敵が現れました」「奴らは日本のエネルギー施設に狙いを定めて、襲撃を繰り返しています」
甲児「いいのか、リョウ? そんな奴らがいるって言うのに早乙女研究所を留守にして…!」
竜馬「その心配は要らない。ちゃんと留守番を用意している」
兵左衛門「それで、その新たな敵とは異星人の類なのか?」
隼人「残念ながら、正体はわかっていません。判明しているのは、奴らが自ら名乗った名前だけです」
源五郎「その名は?」
竜馬「俺達の新たな敵…その名は百鬼帝国です」
源五郎「百鬼…不吉な名前だ」

浅間山 新早乙女研究所

  ~新早乙女研究所 応接室~
早乙女「何度足を運んでもらっても無駄だ」
ロジャー「………」
早乙女「いくら金を積まれようと、この早乙女研究所を売るわけにはいかない」
ロジャー「…私は新日本政府の使いとしてここへ来ていますが、どうも誤解があるようです」「まず一つ…日本政府はこの研究所を買い上げるつもりではありません」「あなたの研究対象…ゲッター線ですか? それの権利を政府に移譲し…」「あなたには引き続き、所長として研究を続けてもらいたいと言っています」
早乙女「研究の方向性を命令するなら、それはゲッター線を買い上げるのと同じだ」
ロジャー「それについての見解の相違をここで論じるのはやめましょう」「誤解されてる点をもう一つ…。政府は無限に金を用意出来るわけではないという事です」
早乙女「では、買収が無理だと理解したら、どうするつもりだと言うのだ?」
ロジャー「国益に反するものとして強制接収という手段に出るでしょう」
早乙女「まったく馬鹿げている! それでは強盗と同じではないか!」「この国は新連邦から独立した後、いったいどうなっとるんだ…!」
ロジャー「それを私に問われてもお答えのしようがありません」「私はネゴシエイターとして依頼者の意向にそうのが仕事ですから」「ただ、あなたの研究に敬意を表し、可能な限り穏便な方法で事を収めたいと考えています」
早乙女「…帰ってもらおう。そして、要求が変わらん以上、二度と顔を見せんでくれ…!」
ロジャー「一つ目の要求だけは承ります。…では、失礼します」
〔ドアノブを回す音〕
早乙女「まったく…」
ミチル「あの方、また来ていたんですね、お父様」
元気「いくらお金を積んだって研究所を売るわけないのにね!」
早乙女「だが、光子力研究所や宇宙科学研究所にも同様の要請が来ていると聞く…」
ミチル「弓教授や宇門博士もお父様と同じく承諾しないでしょうけどね」
早乙女(超エネルギー施設を買い上げようとし、人々を集め、戒厳令を発令する…。いったい、日本はどうなるのだ…?)

ドロシー「…また交渉に失敗したの、ロジャー?」
ロジャー「今回はかなりの難敵が相手だ。まだ様子見に過ぎんよ」
ドロシー「そういう言い訳は依頼者にした方がいいんじゃない?」
〔歩み寄る足音〕
???(独眼鬼)「まだ研究所を買収出来んのか、ロジャー・スミス…!」
ロジャー「お言葉を返す事になるが、早乙女博士なる人物は研究者の使命感と誇りに満ちている」「今回の交渉は、じっくり時間をかけてやるべきだろう」
???(独眼鬼)「失敗の言い訳とは語るに落ちたな。凄腕ネゴシエイターという肩書きは今すぐ捨ててしまえ!」「舌で勝てないなら、別の手段を使ってでも早乙女研究所を手に入れろ!」
ロジャー「とても政府の人間とは思えないような口の利き方だな」
???(独眼鬼)「何っ!?」
ロジャー「買収資金も、この国に住む人々の財産を没収同然に集めたものだと聞く」
???(独眼鬼)「貴様…依頼者である新日本政府に歯向かうつもりか?」
ロジャー「………」
???(独眼鬼)「役立たずめ! 我らのために働かないのならば、貴様などにもう用は無いわ!」「どこへでも失せるがいい!」
〔歩き去る足音〕
ロジャー「………」
ドロシー「ついにクビ…。せっかくこの国にもぐりこんだのにツイてないわね」
ロジャー「この結果は認めるわけにはいかない。…だが、その前に…」
〔銃を構える音〕
ロジャー「そこでコソコソ聞いてる者! 出てくるがいい!」
アポロ「へへ…見つかっちまったか」
ロジャー「…君、どこかで私に会った事はないか?」
アポロ「覚えてねえな。俺達、世界中に出かけていってるんでよ。で、あんたは何者だ?」
ロジャー「私はロジャー・スミス。ネゴシエイターをしている」
アポロ「俺はアポロってんだ」「で、そのネゴシエイターってのは何だ? 食い物じゃないようだがよ」
ロジャー「…君に説明しても理解は得られんだろう」
アポロ「んだよ、その言い方は。まるで俺が底無しの馬鹿みてえじゃねえか」
ロジャー「少なくとも、こんな所で裸足で遊んでいるような人間に知性は期待出来んな」
アポロ「これは不動のオッサンが特訓だって無理矢理に脱がせたんだ!」
ロジャー「特訓? この研究所で、そのような事をしているとは君は噂に聞くゲッターチームの一員か?」
アポロ「ちげえよ。俺達はディーバ…そして、俺はエレメントの一人だ」
ロジャー「思い出した…! 君はシベリアで…」
シルヴィア「こんな所にいたのね、アポロ!」
アポロ「ちっ、ボケ姫か…。ぎゃあぎゃあ騒ぐんじゃねえよ。特訓に戻りゃあいんだろ…!?」
シルヴィア「それどころじゃないわよ! 研究所が大変な事になるんだから! さあ早く来なさいよ!」
アポロ「わ、わかったから! その怪力で耳を引っ張るんじゃねえよ!」
ドロシー「大変な事?」
ロジャー「私をお役御免にしたという事は日本政府め…強攻策に出るか…」
【シナリオデモ2終了】


サブタイトル
「百鬼の挑戦状」


【戦闘マップ2開始】
〔味方ユニット出現〕
元気「お姉ちゃんのレディコマンドが戻ってきた!」
ミチル「こちらミチルです。偵察結果を報告します」「日本政府の派遣した部隊は研究所の南東に展開…。攻撃開始も間もなくと思われます」
早乙女「新日本政府はロジャー・スミスの言う通り、強攻策に出る気か…」
元気「そんな…! 研究所は勝手に国のものにされちゃうの!?」
不動「元気君、それを許さないと思うのなら、敢然と立ち向かうんだ」
ジェローム「でも、いいんでしょうか…。日本政府に反抗するような事をして…」
ソフィア「何を今さら…。ディーバの主要人員が、ここにいる事が既に彼らの法を破っているのに」
ジェローム「それはエレメント達の特訓合宿を司令がやると言い出して、まさか、それが戒厳令下の日本なんて…」
不動「もう後戻りは出来ん。頃合だ…この国に巣食う闇の掃除の開幕といこう」
ジェローム「闇の掃除?」
クロエ「政府軍、来ます! 機体構成はモビルスーツです!」
〔敵ユニット出現〕
クルト「早乙女博士! あのモビルスーツを介してこちらに通信が入っています」
早乙女「クルト君、こちらに回してくれ」
〔大型モニターの開閉音〕
???(独眼鬼)「早乙女博士、再三の要求にも関わらず、あなたは政府への協力を拒んだ」
早乙女「私はゲッター線研究に命を懸けている。それを誰かの野望のために使わせる気はない」
???(独眼鬼)「野望だと?」
早乙女「軍備の増強を勧める今の日本政府は、世界と戦争をする気としか思えん。そんな輩に協力など出来んわ!」
???(独眼鬼)「…残念だ、早乙女博士。研究所は無傷で入手したかったが、やむを得ない」「各機は攻撃を開始しろ。日本政府は早乙女研究所を接収する」
麗花「…来る…!」
アポロ「麗花! 俺に代われ! あんな奴ら、一気に片付けてやる!」
不動「ならん…!」
シリウス「なぜです、不動司令?」「初陣で収穫獣に取り込まれた人々の負の念とシンクロした麗花は、未だ精神が不安定です」
不動「だから、戦いは無理だと?」
シリウス「わかっているのなら…」
不動「甘い!」
シリウス「!」
不動「そうやって永遠に麗花を戦いから遠ざける気か?」
シルヴィア「でも、仕方ないじゃないですか! 麗花は戦えないんですから!」
不動「戦えないのか、戦わないのか、どちらだ、麗花?」
麗花「それは…」
つぐみ「頑張ってください、先輩! 私に勇気を与えてくれた先輩なら、きっと出来ます!」
ピエール「まずやってみろよ、麗花! どうしようもなくなっちまったら、俺達がフォローするからよ!」
麗花「みんな…」
ジュン「でも、いいんですか? 対堕天翅用のアクエリオンが人の乗る機体と戦って…」
不動「構わん。降りかかる火の粉は払うしかない」「まして、それが業火ならば全力をあげて立ち向かえ」
ジュン「はあ…」
リーナ「…それに、あの人達…かわいそうだけど、もう人間じゃないから…」
シルヴィア「どういう事なの、リーナ!?」
リーナ「全てはもうすぐわかるわ」
アポロ「とにかく行くぞ! 留守の間に研究所がやられたとなっちゃ、ゲッターチームに顔向け出来ねえ!」
ミチル「アクエリオン! リョウ君達が戻ってくるまで私達だけで頑張りましょう!」
早乙女「研究所のドームを閉じろ! 向こうは攻撃してくるぞ!」
[イベントデモ「新早乙女研究所変形」]
麗花「………」
シリウス「麗花…」
麗花「大丈夫、シリウス…。私…やってみるから…」「私のせいで未だ意識の戻らないグレンのためにも…!」
<戦闘開始>

<ミチルvs政府軍>

ミチル「リョウ君、ハヤト君、ベンケイ君がいない間は、私達で研究所を守ってみせる!」「早乙女研究所はお父様の夢…! 絶対に誰にも渡さないわよ!」

<麗花vs政府軍>
麗花「くっ…!」
シリウス「しっかりしろ、麗花! 目を背けていては、光さえも見失うぞ!」
麗花「でも…私が戦えば…みんなが不幸になる…!」「私は…」

<敵全滅・味方援軍1&敵増援1出現>
ミチル「お父様、政府軍を撃退しました」
早乙女「ご苦労。早速だが、脱出した敵パイロットを回収してくれ」
ミチル「え…?」
早乙女「…我々の予測を確かめねばならない」
ミチル「わかりました。すぐにパイロットを回収し、そちらへ運びます」
〔ミチル、政府軍がいた地点へ移動〕
〔ミチル、新早乙女研究所へ接近〕

麗花「はぁ…はぁ…」
つぐみ「大丈夫ですか、先輩!? 随分とダメージを受けたみたいですが…」
麗花「心配ないわ…この程度…。グレンの痛みに比べれば…」
ジュン「グレン先輩って、僕達がディーバに来る前にリタイアされた方ですよね?」
ピエール「グレンはアクエリオン初出撃の日、堕天翅にやられて大けがを負ったんだ」「意識は未だ戻らず、連邦軍の病院で治療中だ」
麗花「………」
アポロ「落ち込んでる場合かよ、麗花。お前が我慢出来ても、こんあ戦い方じゃ一緒に乗ってる俺達がたまらねえぜ」
シリウス「やめろ、アポロ…!」
アポロ「麗花をかばう気か、クソ王子? だがよ、偶然にしちゃ、いくら何でもおかしいぜ」「敵の攻撃に対してこっちの回避が全部裏目に出てやがる」
麗花「それは…私が…不幸を呼んでいるため…」
アポロ「不幸…だと?」
麗花「………」
〔ヒプノサウンド〕
クロエ「ヒプノサウンドを確認!」
ジェローム「ここに堕天翅が来るのか!?」
不動「奴らにとってアクエリオンは倒すべき敵…」「麗花の不調を知り、これ幸いと襲い来るのだろう」
ジェローム「そ、そんな!」
クルト「神話力、実体化します!」
〔敵ユニット出現〕
アポロ「来やがったな、堕天翅!」
麗花「くうっ!」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオデモ3開始】

???(独眼鬼)「ちいっ! 堕天翅まで出てくるとは!」「奴らに滅茶苦茶にされる前に本隊を呼んで、早乙女研究所を制圧するしかない!」
〔歩み寄る足音〕
ロジャー「…その本隊とやらは果たして人間なのかな?」
???(独眼鬼)「貴様は…ネゴシエイター!」
ロジャー「どこか不審な所があると思っていたが、ここまで裏があったとはな…」「その薄汚い悪巧みに私を利用しようとした報いを受けてもらう!」
???(独眼鬼)「くっ…! 人間ごときがあっ!」
ロジャー「まず、貴様の正体を見せてもらおう!」
???「待て、ロジャー・スミス!」
〔歩み寄る足音〕
???(シュバルツ)「真実を暴く役…。それは私にやらせてもらおう」
ロジャー「お前は!?」
シュバルツ「正体を月明かりにさらせ、人外の者よ!」
???(独眼鬼)「!」
〔画面、フラッシュ〕
独眼鬼「うおあっ!」
ロジャー「その角…やはり百鬼帝国の鬼か!」
独眼鬼「ええい! 貴様などに構っていられるか! こうなったら、俺の直属の部隊を動かす!」
〔走り去る足音〕
ロジャー「待て! まだお前には聞きたい事がある!」
シュバルツ「追う必要はない、ロジャー・スミス。奴に行き場はない」「それより再会を祝そうではないか。パラダイムシティを旅立った二人がこの広い世界で巡り会ったのだからな」
ロジャー「あいにくだが、私からお前に話す事はない」
シュバルツ「よかろう。…我らが共に望むものは真実。今夜は、その片鱗が見られるだろう」
ロジャー「真実の片鱗だと…」
【シナリオデモ3終了】

【戦闘マップ3開始】

〔戦闘マップ2から継続〕
〔敵ユニット出現〕

ミチル「百鬼帝国!」
独眼鬼「こうなれば面倒な真似はやめだ! 堕天翅と邪魔者を蹴散らし、早乙女研究所を手に入れる!」「我が独眼鬼軍団の力を見せてやるぞ!」
アポロ「ビビってる暇はねえぞ、麗花! 堕天翅と鬼の両方が俺達の相手だ!」
麗花「でも…」
クロエ「待ってください! さらに何かが接近しています!」
リーナ「これは大いなる意思…?」
〔第3軍ユニット出現〕
シュバルツ「ハハハハハハ! 聞こえるか、ネゴシエイター!!」「今から、お前に真実を…その大いなる一端を見せてやろう!」
ケルビム兵「………」
シルヴィア「嘘! 堕天翅があの包帯男に怯えている…!?」
不動「…あの男、太極に踏み込んだか…」
シュバルツ「さあ哀れな迷い子の人形達よ。因果の牢獄に閉じこめられたくなくば、今は私の命に従え!」「何も知らない愚か者共に滅びの力の片鱗を見せてやるのだ!」
〔独眼鬼の周囲に爆発〕
独眼鬼「ええい! 応戦しろ! 世界の支配者たる百鬼帝国の力を見せてやれ!!」
〔ケルビム兵に爆発〕
〔麗花に爆発〕

麗花「ああっ!!」
シリウス「くっ! 前後から攻撃されては離脱も反撃の糸口もつかめん!」
アポロ「くそっ! どこまでもツイてねえぜ!」
シュバルツ「見ているか、ロジャー・スミス! 世界は真実の前に再びひざまずく…破滅という形で!」「その力がこれだ! これこそが真実…! 世界が新生する力だ!」
ロジャー「そんなものを認める気は毛頭ない!」「ビッグオー、ショータイムッ!!」
〔味方ユニット出現〕
[イベントデモ「ビッグオー登場」]
ドロシー「ビッグオーを持ち込んでおいてよかったみたいね」
シュバルツ「ロジャー・スミス、お前はドミュナスでありながら真実を否定するか!」
ロジャー「こんな無差別の破壊が真実などであるはずがない…!」「シュバルツ! 私は私の法の下にお前や堕天翅や鬼と戦おう!」
ピエール「イカすぜ、あいつ…!」
アポロ「へ…こいつは強力な助っ人だ! 恩に着るぜ、ロジャー・スミス!」
ロジャー「やはり、君はシベリアで出会ったアクエリオンのパイロットだったか」
アポロ「行くぞ、麗花! 助っ人におんぶに抱っこじゃ格好がつかねえ!」
麗花「で、でも…私が戦えば、また周囲を不幸に巻き込んでしまう!」「グレンの時のように!」
シリウス「それは違う、麗花! グレンは命を懸けて君と戦ったんだ! 後悔はしていない!」
麗花「でも…」
アポロ「不幸…不幸って言ってるけどよ! お前の不幸ってのは、この程度かよ!!」「忘れるんじゃねえぞ! リョウ達だってダチが死んでも戦ってるんだ!」「あの包帯野郎が言うような世の中にしないためにな!」
麗花「!」
シリウス「目を覚ますんだ、麗花! 君が戦わない事こそが世界を不幸に落とす事だと!」
麗花「シリウス…!」
シュバルツ「機械天使! 真実に背を向ける背教者め! 貴様は消えるがいい!」
〔ケルビム兵、麗花へ接近〕
ミチル「堕天翅が来る!」
アポロ「見せてみやがれよ、お前の不幸を!」
麗花「…そうね…。どのみち逃げ切れないなら…」
〔麗花、回復〕
[イベントデモ「エレメントシステム発動」]
麗花「この不幸、とことん極めてみせる!」
アポロ「そうだ! そいつを敵にぶつけやがれ!!」
麗花「はあぁぁぁぁっ!!」
〔麗花、ケルビム兵へ隣接〕
[イベント戦闘「麗花vsケルビム兵」]
〔敵ユニット撃破〕
つぐみ「やったぁ、先輩!」
ジュン「凄い…! 麗花さんの不幸のエネルギーがそのまま攻撃に転化された!」
不動「不幸のどん底…それを貫く力…」「まさに底無しの不幸!」
元気「不動のオジサンの言ってる事、よくわかんないよ…」
ロkジャー「言葉の意味は不吉だが、不思議に力強い…!」
アポロ「あのオッサンの無茶苦茶ぶりに付き合う必要はねえぜ」
ロジャー「そうだな、アポロ君。では、いつものように私の流儀でこの場はやらせてもらおう」
シュバルツ「ロジャー・スミス! ザ・ビッグのドミュナスでありながら、機械天使に味方するか!」
独眼鬼「ネゴシエイターめ! クビにしたと思ったら、早乙女研究所についたか!」
ロジャー「二人共黙るがいい! 私はアンフェアな取り引きに利用した者と…」「歪んだ真実の名の下に世界を破壊する者を許さない!」
不動「うむ!」
ロジャー「ビッグオー! アクション!!」
アポロ「俺達も行くぜ!!」

<独眼鬼orシュバルツと戦闘or味方援軍1出現の次PP・味方援軍2出現>
〈出撃戦艦選択〉
〈出撃準備〉

早乙女「おお! リョウ君達が来てくれたか!」
竜馬「無事か、ミチルさん! アポロ達も!」
アポロ「当然だぜ。留守番を任された以上、やられるわけにゃいかねえからな!」
勝平「ビッグオー! って事は、ネゴシエイターの兄ちゃんもいるのか!」
ロジャー「久しぶりだな、勝平君。それにシベリアで会った方々も」「どうやら我々には奇妙な縁があるようだ」
ランド「あのプロペラ付き…! パラダイムシティで会った奴か!」
シュバルツ「あの時の無頼漢か…! 奇縁…いや、やはり運命か!」
弁慶「どうでもいいがよ! 俺達が留守の間に百鬼帝国も堕天翅も好き勝手してくれたようだな!」
隼人「だが、俺達が戻ってきたからにはここまでだ…!」
独眼鬼「ええい、ゲッターロボめ! 仲間を連れて戻ってきたか!」
闘志也「あっちの角付きが百鬼帝国か…!」
エイジ「へ…鬼がおとぎ話から出てきたってんなら、俺達が退治してやるまでだ!」
ゲイン「ヤーパンに着いたと思ったら、最初に鬼退治とはな。さすがと言えば、さすがだ」
クワトロ「各機、状況は我々と堕天翅と百鬼帝国なる敵との三つ巴になる。挟撃には注意しろ」
斗牙「了解…!」
独眼鬼「ええい! 我らの邪魔をする者はここでまとめて片付けてくれる!」
アポロ「そこで見てな、リョウ! 俺達の特訓の成果ってのを見せてやるぜ!」
竜馬「頼もしいな、アポロ!」「だが、早乙女研究所を守るのは俺達の役目だ! 行くぞ、百鬼帝国! 堕天翅!!」

≪味方援軍1出現後≫
<アポロorシリウスor麗花が戦闘>

アポロ「行くぜ、シリウス、麗花! 堕天翅も鬼もまとめて片付ける!」
シリウス「お前に言われるまでもない!」
アポロ「何だと、クソ王子が!」
麗花「二人共、目の前の敵に集中して! ケンカなら後でも出来るわ!」
アポロ「お、おう!」
シリウス(聞こえるか、グレン…。君の愛しい麗花が戻ってきたぞ)

<ランドvsシュバルツ>
ランド「久しぶりだな、包帯野郎! プロペラで、ここまで飛んでくるとはご苦労なこった!」
シュバルツ「真実を求める者よ! 私がここに来たのはお前達と出会う運命だったという事だよ!」
ランド「お前と小指の赤い糸なんて御免だぜ! その包帯の下が可愛い子ちゃんなら、少しは考えてもいいがな!」
メール「それより、あの人の頭ってどうしてとんがってるの…?」

<竜馬or隼人or弁慶vs独眼鬼>
独眼鬼「戻ってきたか、ゲッターロボ! ならば、お前を倒して、ゲッター線を手に入れるまでだ!」
弁慶「こいつらの目的はやっぱりゲッター線か!」
隼人「鬼風情がゲッター線を使いこなせるとは思えんがな」
独眼鬼「何だと!?」
竜馬「ゲッター線は早乙女博士の夢であり、俺達の力だ!」「それをお前達のような悪党に渡してなるかっ!!」

<ロランvsシュバルツ>
シュバルツ「月の蝶と機械天使、悪魔の眷属! そして、ザ・ビッグ! 黒い歴史は再び起こる!」
ロラン「この人…何を言っているんだ!?」
シュバルツ「残念だな、少年! 君に待つ運命はやはり暗黒なのだよ!」

<ゲイナーvsシュバルツ>
シュバルツ「悪魔の眷属よ! その力、私の前で目覚めさせよ!」
ゲイナー「悪魔の眷属…? 僕の事を言っているのか!?」
シュバルツ「その答えを君はいずれ知る! だが、その時にその心は氷の虜となっているだろう!」

<アポロorシリウスor麗花vs独眼鬼>
独眼鬼「おのれ! こやつもゲッター同様に分離と合体を繰り返すか!」
アポロ「そこらは不動のオッサンとリョウ達に散々特訓されたからな!」「行くぜ、鬼野郎! その角をペンチで引っこ抜いてやる!」

<アポロvsシュバルツ>
シュバルツ「ほほう…機械天使よ。この私に歯向かうつもりか?」
アポロ「何だ、こいつは!? アクエリオンの事を知ってんのか!」
シュバルツ「全ては時の彼方の真実にある! 因果の鎖に縛られたお前の運命は既に決まっている!」
アポロ「うるせえよ! その鎖なんてものがあるんなら、力ずくでぶっちぎってやるぜ!!」

<ロジャーvs独眼鬼>
独眼鬼「役立たずのネゴシエーターめ! お前が交渉に成功すれば、このような事にならなかったものを!」
ロジャー「私はベストを尽くした。だが、依頼人であるお前達はフェアではなかった…!」「それは私を侮辱したと同義だ! その報いを受けてもらうぞ、百鬼帝国!」

<ロジャーvsシュバルツ>
ロジャー「シュバルツ! やはり、私達の再会はこのような結果になったな!」
シュバルツ「全てはお前が真実から目を背け続ける結果だよ、ロジャー・スミス!」
ロジャー「あいにくだが、私は自分自身で触れたもの以外を信じるつもりはない」「したがって、おかしな妄想に囚われたお前は私の前から消えてもらおう!」
シュバルツ「出来るかな、ドミュナスの使命を忘れた者に!」

<独眼鬼撃破>
〔独眼鬼に爆発〕
独眼鬼「ええい! 余計な邪魔さえ入らなければ、研究所を制圧出来たのに!」@覚えておれよ、ゲッターロボと、その仲間め!」
〔敵ユニット離脱〕
勝平「ざまあみろ! 尻尾を巻いて逃げてったぜ!」
エイジ「鬼だか何だか知らないが、おととい来やがれってんだ!」
斗牙「二人共、浮かれるな。奴らは組織として行動している敵だぞ」
隼人「その通りだ。そして、そのバックも敵組織も何一つわかっちゃいねえんだ」
竜馬「百鬼帝国…。奴らはいったい何者なんだ…」

<シュバルツ撃破>
〔シュバルツに爆発〕
シュバルツ「ぬうっ!」
ロジャー「そこまでだ、シュバルツバルト! お前には聞きたい事がある!」
シュバルツ「ロジャー・スミス! 真実を知りたくば、自分の目で耳で探すのだな!」「そして知るがいい! ザ・ビッグのドミュナスの意味を!」
〔第3軍ユニット離脱〕
アポロ「何なんだよ、あいつ…」
シリウス「だが、あの男は一時的とは言え堕天翅を怯ませ、それを操った…」
ロジャー「シュバルツバルト…。お前の知った真実…それがそおまでお前を変えたのか…」

<敵&第3軍全滅・勝利条件達成>
レイ「敵の全滅を確認した」
アスラン「日本に着いた直後に戦いになるとはな…」
シン「でも、いいんですか?」「ここの研究所に来るために国境を防衛していた部隊を突破してきましたけど…」
アスラン「…確かに、下手をすれば国際問題になるだろうな」
エイジ「おいおい! それじゃ日本に協力を取り付けるっていう話、どうなるんだよ!」
???(サンドマン)「諸君、その心配は不要だ」
琉菜「その声は!?」
リィル「おじさま!」
サンドマン「久しぶりだな、グランナイツの諸君」
元気(このオジサンもいつの間に来たんだろう…)
風見「サンドマン、この状況については説明してくれるのだろうな?」
サンドマン「無論です、風見博士。今の日本…そして、鬼達の野望について全てを話しましょう
アポロ「…相変わらず大げさなオッサンだぜ」
シリウス「サンドマン氏の美学はお前ごときでは理解出来んだろうな」
アポロ「けっ! 気取りやがってよ、クソ王子が!」
隼人「合体時の呼吸はともかく、二人の仲の悪さは変わってないようだぜ」
早乙女「では皆さん…。誘導をしますので、かずは研究所の方へいらしてください」
ミチル「待って、お父様! まだ何か来るわ!」
甲児「お、おい! ありゃ!?」
〔味方ユニット出現〕
甲児「ボスボロット! 乗ってるのはボスか!」
ボス「兜…お前がいてくれたとは…こりゃ都合がいい…」
ヌケ「しっかり、ボス! 後少しだ!」
ムチャ「ここで倒れちまったら、俺達が来た意味がなくなっちまうよ!」
マリア「みんな、ケガをしてるの!?」
甲児「何があったんだ、ボス!?」
ボス「すまねえ、兜…」「光子力研究所が…百鬼帝国に制圧されちまった…」
甲児「何だってぇっ!?」
【戦闘マップ3終了】

【シナリオエンドデモ開始】

タリア「初めまして、早乙女博士。私はタリア・グラディス…ザフトに所属しております」
ブライト「自分はブライト・ノア大佐、所属はエゥーゴです」
早乙女「甲児君達が協力しているというZEUTHは、噂通り反地球連邦組織が母体でしたか」
甲児「確かにそうですが、彼らは連邦そのものを打倒するのではなく…」「連邦軍…と言うより連邦そのものを支配しようとしている一部の人間達を倒すのが目的です」
兵左衛門「同時に我々は人類を脅かすあらゆる敵と戦うための集団でもあります」
早乙女「なるほど…対異星人組織として編成されたブルーフィクサーと、その協力者が所属しているのはそのためなのですね」「そして、あの堕天翅や百鬼帝国も人類の敵と言えます」
甲児「早乙女博士、奴らはいったい何者なんですか?」
早乙女「詳しい事はわかっていないが、帝国を名乗る以上、指導者の下に統制された組織なのだろう」
ブライト「彼らも異星人なのでしょうか?」
早乙女「帝国を構成する者……いわゆる百鬼一族は、人類の歴史の陰で生きてきた別の種族だと私は考えています」「世界各地の伝承に残る有角族…。日本において『鬼』と呼ばれる存在は彼らの事を指していると思われます」
タリア「その鬼が人類に対して戦いを仕掛けてきたのですね」
甲児「だったら、本拠地を見つけ出してさっさと倒しちまいましょうよ! ただでさえ世界は混乱しているんですから!」
ロジャー「そう簡単にはいかんな。奴らの恐ろしさは戦闘力だけではない」
タリア「どういう事なの?」
早乙女「ロジャー君の言う通り、百鬼帝国の侵略は大胆であると同時に精微かつ狡猾だ」「そして、私が最も恐れている仮説の答えがもうすぐ出る…」
甲児「最も恐れている事…?」
〔大型ハッチの開閉音〕
風見「………」
早乙女「どうでしたか、風見博士?」
風見「…恐れていた通りの結果でした」
サンドマン「早乙女博士の予想通り、研究所を襲った兵士達は既に人間ではありませんでした」
早乙女「やはり、そうか…」
タリア「どういう事なのです、博士…!?」
早乙女「人間を鬼へと改造し、意のままに操る…。これが百鬼帝国の侵略なのです」
ブライト「何ですと…!?」
早乙女「奴らは人間社会の中に巧みに紛れ込み、内部からその社会を破壊しようとしているのです」
風見「研究所を襲った兵士達は、百鬼帝国によって改造された証としてヘルメットの下に角を持っていました」
ブライト「では、日本政府軍は既に百鬼帝国に乗っ取られていると…!?」
サンドマン「…全てが百鬼帝国の支配下にあるとは言えないでしょうが、今日の攻撃を見る限り指揮系統は押さえらえていると思われます」
ロジャー「私に早乙女博士との交渉を依頼してきた男も政府の人間を名乗りながら、百鬼帝国の人間だった」
兵左衛門「つまり、日本政府の独立から鎖国に到るまでの不可解な行動は…」「人間に成りすました百鬼一族が、政府や軍の要職に就いているためというわけか」
早乙女「そう考えれば、全てが納得いきます」
甲児「じゃ、政府に強制的に収容された人達は…」
風見「百鬼帝国の兵士として改造されているのだろう」
甲児「くそっ! そんな事を許してたまるかよ!」「グラディス艦長、兵左衛門さん! 今すぐZEUTH全軍で日本政府を攻撃しましょう!」
タリア「落ち着いて、甲児君。それはあまりに非現実的なやり方だわ」
兵左衛門「政府や軍の人間の全てが鬼ではない以上、うかつな動きは命取りになる」「下手に手出しをすれば、日本という国そのものを敵に回す事になるだろう」
風見「そして、戦力を消耗した所を百鬼帝国に攻撃されれば、我々と言えどひとたまりもない」
甲児「じゃあ、どうすればいいんです…!? このままてをこまねいて見ていろって言うんですか!?」
〔大型ハッチの開閉音〕
ボス「へ…留学してた割にすぐカッとなるのは変わってねえな、兜…」
甲児「ボス! お前、あれだけのケガしてたのに動けるのか!?」
マリア「それが…無茶だって言ってるのに無理矢理…」
ボス「ありがとうさんよ、マリアちゃん。…だけど、俺は兜に伝えなきゃならねえ事があるんだよ」
甲児「光子力研究所が百鬼帝国に制圧された事か?」
ボス「おお、そうよ…。弓教授もさやかもシローも奴らに捕まっちまった…」「俺達も戦ったんだが、奴らにやられて、早乙女研究所まで逃げてきたんだ」
サンドマン「百鬼帝国に裏から操られている政府軍は研究所の防衛に出動しなかったのだろう」
ボス「…すまねえ、兜…。お前の留守中に、こんな事になっちまって…」
甲児「そんな事はねえよ、ボス。お前は最後まで戦ったんだ…。後は任せとけ」
ボス「じゃあ…!」
甲児「ああ…まずは研究所を取り戻す…! 百鬼帝国の奴らをぶっ倒してな!」
兵左衛門「よろしいですな、グラディス艦長?」
タリア「ZEUTHは人類の平和を脅かすあらゆる敵と戦うための部隊でもあります」「光子力研究所奪還作戦…。何としても成功させましょう」
ブライト「了解です。すぐに各責任者を集めてミーティングを開きましょう」
ロジャー「百鬼帝国には借りがある。私も協力させてもらおう」
甲児(待っていてくれよ、シロー、さやかさん、先生、所員のみんな…。すぐに俺達が助けに行くからな…!)

ジェローム「…ZEUTHの諸君。私はディーバの副司令、ジャン・ジェローム・ジョルジュだ」「そして、彼らが地球再生機構ディーバのエレメント達だ。そのメンバーを紹介しよう」
アポロ「…今さら、面倒くせえな…。知った顔もちらほらいるってのによ…」
ジロン「アポロとそっちの王子様とお姫様、ピエールは、前の世界にいた時からのつきあいだもんな」
シルヴィア「って言っても、あの時は既にあたし達は別の世界から跳ばされてきていたんだけどね…」
闘志也「へえ…俺達は交易ポイントでちょいと見かけたぐらいだが、ガリア組とは色々と縁があったんだな」
シルヴィア「じゃあ、自己紹介しますね。あたしはシルヴィア・ド・アリシア。よろしくね」
シリウス「その兄のシリウスだ。見知った顔もあるが、よろしく頼む」
ジュリィ「兄妹でディーバに参加してるってわけか」
シルヴィア「あたしとお兄様は今は兄妹だけど、一万二千年前は愛し合う間柄だったの」
ジュリィ「はいはい…。キョーレツな設定をありがとうね」
ゲイナー「ジュリィさん…彼女の言っている事、冗談じゃないそうです…」
シルヴィア「その通りよ、メガネさん。そっちのメガネ君の言った通り、全部本当の話なの」
キラケン「どういう事だ…? 兄妹が恋人で一万二千年前からとはさっぱり話がわからん!」
隼人「確かに事情を知らねえと何を言ってるかわからないんだろうな。…シリウス、説明を頼むぜ」
シリウス「シルヴィアの話を理解してもらうためにはまず我々の世界で起こったアトランディアとの戦いを話さねばならないだろう」
桂「何だい、そのアトランディアってのは?」
シリウス「私達の世界の歴史で今から一万二千年前、アトランディアに住む堕天翅と人類は果て無き戦いを繰り広げていた…」
ミムジィ「あの堕天翅ってそんな昔からいたんだ…」
シリウス「人類と堕天翅の戦いは長きに渡ったが、ついにそれは終わりを迎えた」「堕天翅最強の勇者と言われた太陽の翼アポロニアスが人間に味方し、奴らを異次元に封印したのだ」
エィナ「何だか、凄い話ですね…」
琉菜「でも、そのアポロニアスって堕天翅、どうして人間に味方したの?」
シルヴィア「それはね…アポロニアスは人間の女性であるセリアンと恋に落ちたからなの」
マシュー「やるもんだな、そいつ! 惚れた女のために仲間を裏切るとはよ!」
レントン「愛のために翼を焼かれる堕天翅…。あ~ロマンです…!」
ヒルダ「意外に詩人なのね、レントン…」
麗花「そして、アポロニアスとセリアンは機械天使アクエリオンを駆って堕天翅と戦ったのよ」「私は紅麗花(こう・れいか)。さっきは助けてくれて、ありがとう」
桂「どういたしまして。君のためなら俺は地の果てからも駆けつけたよ」
麗花「え…その…」
ピエール「言うねえ、あんた。俺とお仲間の匂いがするよ」「俺はピエール・ヴィエラ。交易ポイントでは世話になったな」
サラ「また女たらしが増えた…!」
ジュリィ「しかし、神話の中に一片の真実が含まれている事は認めるが、随分と荒唐無稽な恋物語だな」
シルヴィア「だから、本当の事だって言ってるjはないですか…! アクエリオンの存在が何よりの証拠よ」
カミーユ「じゃあ、あのロボットはその伝説の中のアクエリオンなのか?」
ジュン「はい、その通りです。あ…僕はジュン・リーです。よろしくお願いします」
つぐみ「私はつぐみ・ローゼンマイヤー。シベリアでは助けていただきありがとうございました」
勝平「そっか! あんた、シベリアで胸がドキドキするって大騒ぎしてた姉ちゃんか!」
つぐみ「その…恥ずかしいのであんまり大きな声で言わないでください」
カミーユ「それで、伝説のアクエリオンが実在していた話は…」
シリウス「アクエリオンは海底遺跡から発掘され、我々地球再生機構ディーバはそれを解析して使っている」
ジェローム「なお、ディーバとは再び開始された堕天翅の侵略に対抗するために編成された組織だ」
ルナマリア「発掘された機体を使っているなんてロアンのホワイトドールと同じなのね」
ロラン(そして、ホワイトドールのデータの中には堕天翅に関する記録があった…)(なぜだ…? アポロ達の世界は、僕達のいた世界とは別だというのに…)
シルヴィア「一万二千年前から受け継がれたのはアクエリオンだけじゃないわよ」「セリアンの記憶は時を越えて、あたしに受け継がれてるの。過去生としてね」
シン「過去生…? 何だ、それ…」
ピエール「過去生ってのは、その人間が生まれてくる前の記憶…いわゆる前世の記憶って奴だ」
シルヴィアあたし達アリシア王家はセリアンの子孫で、その過去生を持つあたしはセリアンの生まれ変わり…」「そして、お兄様はその恋人のアポロニアスの生まれ変わりなのよ!」
シリウス「…やめろ、シルヴィア。私はお前のように過去生をはっきりとは覚えていない」「太陽の翼アポロニアスの生まれ変わりは別の人間の可能性もある」
シルヴィア「それは…」
勝平「わかったぜ! あの野性の兄ちゃんが、そのアポロニアスって奴の生まれ変わりだ!」
シルヴィア「え!? ど、どうして!?」
勝平「だって、あの兄ちゃん、アポロって名前なんだろ? ほら、アポロとアポロニアスで…」
宇宙太「バ~カ! そんな単純なわけないだろうが!」
シルヴィア「そうよ! 太陽の翼の生まれ変わりがあんな野蛮人であるはずないわ!」
アポロ「言ってくれるじゃねえか、ボケ姫…! 俺だって、そんな訳のわからねえ奴の代わりは御免だぜ!」
麗花(でも、アポロが時折見せる変容はアポロニアスの人格が憑依している可能性が高い…)
シリウス(やはり、アポロニアスの生まれ変わりはアポロなのか…?)
アポロ「………」
勝平「じゃあ、どうしてあんたはアポロってんだ?」
アポロ「バロンがつけてくれたんだよ」
恵子「バロン?」
アポロ「俺のダチさ…。今は堕天翅の奴らに捕まってるけどな」「だから、俺はアクエリオンでバロンを取り戻すために戦ってるんだ」
ジェローム「勝手な真似は許さんぞ、アポロ。我々は全人類のために戦っているのだ」
ピエール「そういうこった。俺達はそのために集められた者達…エレメントだからな」
シン「そのエレメントっていうのはアクエリオンのパイロットの事なのか?」
ジュン「はい。ディーバはアクエリオンを発掘し、その搭乗者として僕達、エレメントを養成しているんです」「僕達はエレメントとして目覚める事でそれぞれ特殊な能力を身につけています」
ピエール「俺が足から炎を出したり、つぐみちゃんのドキドキが最高潮に達すると爆発が起きるのも、その能力ってわけだ」
エイジ「超能力ってわけか…! 俺達のG因子も、それくらい派手な力があったらよかったんだがな」
斗牙「そうだね。空を飛んだり、変身出来たりしたら面白かっただろうね」
ピエール「そうは言うがよ…エレメントの訓練ってのは結構キツいものがあるんだ、これが」
麗花「そうね…。操縦訓練の方はともかく、司令の訓練は独特だから…」
ルナマリア「司令って…あの声の大きな人…?」
竜馬「あの人は不動GEN。予想通り、ディーバの司令官だ」「俺達ゲッターチームは同じく3機の合体システムという事でアクエリオンの特訓に付き合ってたんだ」
ピエール「おかげで合体に方はばっちりになったぜ」
弁慶「何の、何の。初心者の俺もいい訓練になった。お互い様ってやつだ」
アポロ「そっちはいい…。問題は不動のオッサンの訓練の方だ」「裸足で走らされたり、遠くの仲間を心の声で呼んだり、鬼ごっこや隠れんぼをしたり…」
チル「何だか楽しそうだね!」
アポロ「冗談じゃないぜ、チル! 訳もわからず、やらされてる方はいい迷惑って奴だ!」
不動「特訓を課すのはお前達が未熟だからだ」
アポロ「うおわっ!」
ルナマリア「この人…いつの間に来たの!?」
隼人「さすがは神速の魔術師の異名を持つ御方だ」
竜馬「相変わらず神出鬼没ですね、不動司令」
不動「リョウ君…君達の協力により、ヒヨコ達も少しは空を飛べるようになった」
シン「…ヒヨコはニワトリの子供なんだから、成長しても飛べないんじゃ…」
不動「………」
シン「す、すいません…」
ルナマリア(シンが素直に謝った…)
カミーユ(それだけの迫力はある…)
アポロ「じゃあ、オッサンよ…。やっと特訓は終わりってわけか」
不動「だが、実戦は特訓以上に過酷だ。それに耐えられるかな?」
シリウス「お言葉ですが、司令。我々は早乙女研究所での特訓により、心身と技術の全てが向上しています」
ピエール「相手が堕天翅でも百鬼帝国でも負ける気はしねえな」
不動「ならば、その成果を見せてもらおう。ZEUTHの一員としてな!」
ジェローム「司令! ディーバはザフトに協力するのですか!?」
不動「ザフトやエゥーゴにではない。ZEUTHに預けるのだ」
ジェローム「はあ…」
ソフィア「司令の決定である以上、従うしかないわね」
桂「こちらの素敵な女医さん風の方は?」
ソフィア「私はソフィア・ブラン。あなたの予想とは少し違ってサイコ・セラピストよ」
桂「じゃあ、俺の悩みも聞いてくれます?」
ソフィア「煩悩だったら、私ではなく司令の方が相談役に相応しいわよ」
不動「………」
桂「…遠慮しておきます…」
闘志也「しかし、エレメントってのはえ~と…7名いるんだろ? パイロットが多過ぎないか?」
カミーユ「そうですね。アクエリオンは3人乗りですし…」
ジュン「ベクターソル、マーズ、ルナの3機に誰がどう乗り、どう合体するかは相性が大きく影響します」「そして、乗っている人員の能力によってアクエリオンの戦闘方法も変わるんです」
不動「オーダーは今までと変わらずだ。ベクターソルのパイロットはアポロに固定」
アポロ「望むところだぜ…!」
不動「マーズとルナの搭乗者は、状況に応じて最適なものを選択しろ」
ソフィア「パターンAはシリウスとシルヴィア、パターンBはピエールとシルヴィア、パターンCはシリウスと麗花…」「パターンDはピエールと麗花、パターンEはジュンとつぐみ…。以上よ」
シリウス「了解しました。ベクターマーズとルナはそのペアで運用します」
ジロン「って事は、アポロ達も今日から俺達の仲間ってわけか」
アポロ「そうなるな。よろしく頼むぜ、ジロン」
ガロード「アクエリオンに加えて、あのビッグオーも仲間になったとなりゃこいつは心強いぜ!」
勝平「俺達、マジで無敵じゃねえ?」
不動「そうかな、少年達?」
アポロ「何だよ、オッサン。盛り上がってる所に文句でもあんのか?」
不動「甘いぞ、お前達…。これから戦う敵はお前達一人一人の心の中にいると思え」
勝平「俺達一人一人の心の中…?」
アポロ「ちっ…このオッサン…また訳のわかんねえ事を言い出したぜ…」
【シナリオエンドデモ終了】

【バザー】

≪「トカゲのくんせい」所持≫

アポロ「ジロン…お前、あれ持ってんだろ? 少し食わせろよ」
ジロン「トカゲの肉か!? ダメ! あれはもう残り少ないんだから!」
アポロ「んだよ…ケチくせえ奴だな。今日から仲間だってのによ」
ジロン「仕方ないだろ。トカゲ肉はガリア大陸の名産なんだから」
アポロ「気が利かねえな。だったら、こっちに来る前に大量に仕入れてくりゃいいだろうが」
サラ「ねえ…せっかく、伝説のヤーパンに来たんだから、その土地のものを食べたら?」
ゲイナー「ヤーパンの名産って言えば…スシ、ゲイシャ、フジヤマかな…」
竜馬「待て、ゲイナー…! ゲイシャやフジヤマは食べ物じゃないぞ」
アポロ「………」
ジロン「どうした、アポロ? 何かの匂いをかぎつけたのか?」
アポロ「ああ…どうやら、その名産品って奴を見つけたみたいだぜ」
ジロン「よし! お前の鼻を信じるぜ! 早速、買いにいこう!」

備えあれば憂いなし。ハイブリッドアーマー、大放出。

 納豆
大豆を納豆菌で発酵させた食品。
独得の匂いがあるが、
好きな人には、それ自体が
たまらない魅力となる。
なお、糸を引くねばり部分は
グルタミン酸を含むため
よくかき混ぜる事が
納得を美味しく食べるコツである。

ヤーパン発祥と言われる食物。
独得のにおいがあるがかなり美味。

シルヴィア「な、何よ! この凄まじい臭いは!?」
ラグ「どうなってんだい!? 何かが腐ってるとしか思えないよ!」
チル「あれだよ、ラグ! アポロの持ってる包みだよ!」
アポロ「この匂い…お前ら、駄目か?」
シルヴィア「当たり前じゃない! いったい何を買ってきたのよ!?」
弁慶「アポロが買ったのは日本の名物の納豆だよ」
ダイク「ナット!?」
竜馬「大豆を発酵させた食品だ。ご飯にかけて食べると、美味いぞ」
ジロン「でも、だからって残ってたトカゲのくんせい全部と交換する事はなかったんじゃないか?」
アポロ「うるせえな…! リョウやベンケイだって美味いって言ってんだからいいだろ!」
サラ「ゲイナー…せっかくのヤーパン名物なんだから、あなた食べなさいよ」
ゲイナー「ぼ、僕はガウリ隊長やサラほど、ヤーパン文化に憧れはないし…」
不動「何をしている…?」
アポロ「んだよ? オッサンには関係ない話だ」
不動「ならば、アポロ…一つ真理を教えてやろう」「鉄は熱い内に打て! 飯は熱い内に食え!」
アポロ「お、おう…」
不動「もうすぐ飯が炊き上がる。その納豆…無駄にするな」
ゲイナー(もしかして、この人もこの匂いに釣られてきたのかな…)

【概要】
 早乙女研究所を舞台にした百鬼帝国、堕天翅との戦
いに介入するロジャー。そこへ現れたシュバルツは不
吉な言葉を残して、去っていくのであった。


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