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No.26B
イントゥ・ザ・ネイチャー

【シナリオデモ1開始】
アネモネ「………」
ドミニク「…どうしたんだい、アネモネ? せっかく、あの方がいらっしゃるというのに…」
アネモネ「………」
ドミニク「君がずーっと待っていた片が来てくれたんだよ。ほら…こっちへ…」
アネモネ「ダメ!」
〔画面、明滅〕
〔強い殴打音〕

ドミニク「な、何をするんだ!? いきなり!」
アネモネ「だって! だって、どんどん溢れてくるんだもん…! 頭の中から何かが!!」「ねえ、あんた! 止めてよ! 薬、持ってるんでしょ!! ねえ!!」
ドミニク「駄目なんだ、アネモネ。これ以上薬を使ったら、後でもっと苦しい事になるんだ」
アネモネ「そんな事、どうだっていいわよ! あたしは今、薬が欲しいの! 早くしなさいよ、ドミニク!!」
ドミニク「アネモネ…」
〔歩み寄る足音〕
デューイ「…久しぶりだな。元気そうで何よりだ。つらくはなかったかい、私のアネモネ?」
アネモネ「中佐!」
デューイ「今は大佐だよ。さあ、いい子だから3年ぶりに私にその顔を見せてもらえないかな?」
アネモネ「うん、いいよ! おかえりなさい、デューイ大佐!」
デューイ「ただいま、アネモネ」「早速だが、君の力を私に貸してくれないかな? すぐに出発の準備をして欲しいんだが」
アネモネ「うん! デューイのためならあたし、頑張っちゃうから!」「ガリバーも連れてっていいよね?」
ガリバー「………」
デューイ「もちろんだとも、君の友達なのだからな」「ドミニク、彼も運んでくれ」
ドミニク「は、はい!」
ガリバー「!」
ドミニク「う、うわっ! こいつ…重い!!」
アネモネ「ガリバーは機嫌が悪くなると体が重くなるのよ!」
デューイ「そう言えば、そうだったな。では、アネモネ…君がガリバーを連れて行ってくれ」
アネモネ「やっぱり、デューイはわかってくれる! あたし、デューイのために頑張るからね!」
〔走り去る足音〕
デューイ「いい子だ…」
ドミニク「………」
デューイ「ドミニク…奴らの動きは?」
ドミニク「月光号は例の部隊の半数と共にガリア大陸を南下する模様です」
デューイ「ZEUTHか…。ドミニク、お前の考えは?」
ドミニク「は…! ザフトやエゥーゴのメンバーとは行動を別にしたようですが…」「ブレーカーやエマーンの隊商に加え、スーパーロボットを擁する以上、その戦力はやはり侮れないと思われます」
デューイ「明確な敵対行動を起こされながら現状において、それに対処出来る部隊は連邦軍には無い…」「感謝しなくてはならないな。ゲッコーステイトと、その協力者に」
ドミニク「え…」
デューイ「彼らの存在が私を解放したようなものだ…。これは本気で相手をしなくては失礼に当たるな」
ドミニク「では、大佐…。アネモネの力を使うというのは…」
デューイ「アゲハ隊の真の目的はゲッコーステイトの打倒ではない」「彼らには別の任務がある以上、連中の対処は、お前とアネモネに任せる」
ドミニク「了解であります!」
デューイ(さて、ホランド…。お手並み拝見といこうか…)

ガリア大陸東部

  ~月光号 リビング~
レントン(姉さん…俺達はザフトやエゥーゴの皆さんと別れて、独自の道を行く事になりました…)(ホランドが軍を嫌うのはきっと過去の事が原因だと思います)(そして、軍を脱走したのはきっとエウレカのためでもあったんでしょう…)
エウレカ「………」
レントン(昔の事で苦しんでいるエウレカを見ると、ふと俺には何がしてやれるんだろうって思ってしまいます…)(俺は本当の事なんて何も知りません エウレカの事も、ホランドの事も…。考えてみれば、この世界の事も何も…)
ガロード「ぼーっとしてんなよ、レントン。また何か妄想してんのか?」
レントン「も、妄想って…!?」
ムーンドギー「おめ…時々そうやってどっかを見つめて、口ん中でブツクサやってんな」
ギジェット「みんな、噂してるよ。レントンは夢の中でエウレカにあんな事や、こんな事してるって」
レントン「そ、そんな事は!?」(まったくしてないとは言えません…)
ゲイナー「でも、今はミーティングの最中だ。ちゃんと参加しなきゃ駄目だよ」
レントン「はい、ゲイナー兄さん! …兄さんだけですよ。俺の事、一人前に扱ってくれるのは」
ゲイナー「そ、そりゃ月光号のコンビニには世話になってるから…」
ロアビィ「そうそう。しっかり頼むぜ、バイト君」
レントン(やっぱり、俺…そういう扱いみたいです…)
ウィッツ「…それでだ。問題は俺達がどうやってこれから金を稼いでいくかだぜ」
トニヤ「そうね…。今のあたし達、大口の雇い主を失っちゃったようなものだから」
ストナー「今まではザフトが補給から何から面倒を見てくれたけど…」「これから俺達は食い扶持を自分達で稼いでかなきゃならないな」ロアビィ「カイメラのレーベン大尉にそこらを頼むってのは?」
マシュー「せっかく、ザフトから離れたってのにそれじゃ状況変わんねえよ」
ミムジィ「そうね。それにあんまり借りを作っちゃうと、いざという時に自由が利かなく亡くなるものね」
桂「ま…何とかなるさ。金は天下の回り物…その流れに俺達も乗ろうぜ」
マーイ「桂もエマーン流の生き方ってのをわかってきたじゃない」
桂「まあな。ついでに、働かざるもの食うべからずってのはどこの世界も一緒さ」
竜馬「でも、俺達は異星人や堕天翅、百鬼帝国の動きを探るという目的が…」
マシュー「ご立派、ご立派! …で、それすると、誰かが給料とかくれんの?」
竜馬「それは…」
マシュー「んじゃ、タダ働きじゃん! そんなんで、どうやって生きてくんだよ」
ヒルダ「今回はマシューの言う通りね。リョウ君の言う目的の方はついででいいんじゃないの?」
竜馬「はあ…」
隼人「やれやれ…。もしかしたら、俺達…ルートの選択を誤っちまったかもな」
ピエール「気にすんなって。どうせ堕天翅の連中はアクエリオンを狙ってくるだろうしよ」
雷太「それに異星人の方もこっちにマリンがいる以上、放っておいても接触してくるだろうぜ」
マリン「どういう意味だ?」
雷太「言った通りそのままだ。連中は俺達や地球の情報をお前から引き出しに来るだろうさ」
マリン「いい加減にしろ、雷太! 俺はスパイじゃないと何度言えばわかる!」
雷太「自分の事をスパイだって言うスパイはいないだろうからな」
マリン「何っ!?」
ジェミー「やめてよ、二人共…!」
マシュー「はい、そこまで、そこまで! 人の艦までモメ事を持ち込むのは勘弁してくれよな」
雷太「しかしよ…」
ゲイン「いい加減、お前さんもしつこいぜ。あいつがスパイだってんなら、証拠を見つけてからにしな」
雷太「…見ていろ、マリン。その証拠ってのを、いつか必ず見つけてやるからな」
弁慶「あの兄さん…いくらスパイを疑ってるって言っても、ちょいとやり過ぎじゃないか?」
オリバー「半分意地みたいなものもあるうのさ。ここまできたら引っ込みがつかないってわけだ」
ロアビィ「そういうあんたはどう思ってるんだい、マリンの事?」
オリバー「…気を許しちゃいないさ。用心に越した事はないからな」
ロアビィ「尊敬しちゃうね。そんなんで、よく一緒に戦えるもんだよ」「ま…それを言い出したら、俺達全体が似たようなもんだけどね」
ランド『向こうの毎度のモメ事は置いといて、俺達がやらなくちゃならないのはとにかく金を稼ぐ事だ」
ジロン「せっかくこれだけの艦が揃ってるんだ。運び屋をやるのが手っ取り早いんじゃないの?」
ラグ「で、エルチの采配でまた赤字を繰り返すのかい?」
ブルメ「最初は50000BSあった元手が、エルチの指示に従って商売したら一週間でスッカラカンだもんな」
リーア「そ、そんなの、いくらうちのチーフでもカバー出来ないよ~!」
ランド「仕方ない…。ここは俺が一肌脱ぐとするか!」
ゲイナー「まさか…」
ランド「脱ぐって言っても男性ストリップじゃないぜ、少年!」
サラ「そんなの欠片も見たくないわよ! 暑苦しい!」
メール「そうじゃなくて! みんなで修理屋をやろうよ! 部隊名もビーター・サービスに変えてさ!」「あ…ちなみに社長代行はあたしね」
アデット「ケツの青いガキに仕切られるのはまっぴら御免だよ」「それにランドがいるんじゃ結局修理とは正反対の依頼の方が多くなるんじゃないかい?」
チル「ねえ、アナ姫。修理の反対って何?」
アナ「それは破壊です。つまり、物を壊す事ですね」
メーデル「あはは! おじさんにぴったり!」
モーム「まったくもって、その通りです!」
ランド「あ、あのね…お嬢ちゃま方…。おじさんね…そういう風に言われると結構傷ついちゃうんだけどな…」
リンク「おじさん、手が震えてるよ!」
モーリス「凄く我慢してるみたいだね」
ゲイン「大人はつらいな、ランド」
つぐみ「でも、本当に何とかしないと困ってしまうみたいですね」
シルヴィア「あ~あ…向こうのZEUTHはザフトからの補給もあるし、きっとこんな問題、無いんだろうなぁ」
隼人「それどころか、サンドマン氏の協力で優雅な暮らしをしてるかもな」
ミチル「ねえ、麗花。こっちはディーバからの支援は得られないの?」
麗花「不動司令は自力で何とかしろって言っていたわ」
シリウス「司令の話では、自活する事も訓練の一つだそうだ」
ミチル「そういうものなの…」
隼人「わからんぜ。あの人一流の煙の巻き方かも知れねえ」
※※鉄甲鬼が仲間にいる場合のセリフ※※
鉄甲鬼「下らんな。欲しければ奪えばいい。シンプルだが、それで全て解決する」
竜馬「それは鬼のやり方だ…!」
隼人「鉄甲鬼…お前さんも研究者だったら単純なやり方に逃げるんじゃなく、工夫ってのをしろよ」
鉄甲鬼「…お前の言う通りだな、ハヤト。鬼の道を捨てた以上、俺も金儲けのために知恵を絞ろう」
つぐみ(意外にいい人…ううん、いい鬼みたい…)
ジュン(って言うより、純粋なんだと思います。単純って言ってもいいけど……)
アポロ「俺はそっちの鬼に賛成だぜ。食いもんが欲しきゃ、ある所からもらえばいいんじゃねえか」
※※鉄甲鬼が仲間にいない場合のセリフ※※
アポロ「食いもんが欲しきゃ、ある所からもらえばいいんじゃねえか」

ジュン「それって、つまり…ドロボー…!?」
シルヴィア「何言ってんのよ、アポロ! あたしやお兄様にとうぞくをやれって言うの!?」
アポロ「お前の場合、少しぐらい食わない方がいいんじゃねえか? また太るぜ」
シルヴィア「大きなお世話よ!」
ピエール「じゃあ、こういうのはどうだ? 俺達のエレメント能力を使ってサーカスをやるってのは」
シリウス「断る。私の剣技はお座敷芸ではない」
ピエール「気取んなよ。俺のファイヤーシュートやジュンの透視、シルヴィアの怪力なら客が取れるぜ」「あ…麗花とつぐみはアシスタントな。バニーちゃんの衣装でよろしく」
つぐみ「え…ええっ!?」
麗花「それは…」
ロアビィ「きっと似合うと思うな、君達なら」
桂「うんうん…ミムジィやアデット姐さん、サラにも頼んでみよう」
ゲイナー「け、桂さん、それは…!」
桂「心配するな、ゲイナー「お願いしたいのはフリーデンの方のサラだ」
サラ「それはそれで腹が立つ!」
シリウス「彼らの品の無い冗談に付き合う必要はない」
ロアビィ「だが、サーカスって案は悪くないぜ。ティファの占いなんか評判になるんじゃないか?」
ティファ「え…」
ガロード「何言ってんだ、ロアビィ! ティファの力は見世物じゃないんだぞ!」
ランド「だから! やっぱり修理屋をやろうぜ! 誠実なサービスとスタッフの笑顔が売りでよ!」「なあ、ファットマン?」
ファットマン「…!」
ギジェット「暑苦しい! それに全然オシャレじゃない!」
竜馬「そういう問題じゃなくて、まず俺達は世界の平和のために…」
マシュー「だからよぉ、兄ちゃん! そういうのは、ついででいいんだって!」
アポロ「めんどくせえな。それより飯はまだかよ」
ベロー「あ、レントン! 俺、ピザな! タバスコたっぷりで!」
ジロン「俺、ハンバーガー10個! 肉は3枚重ねで頼むぜ!」
レントン「ちょ、ちょっと! そんな風に一度に言われても!」
ゲイナー「それにこれからの事を考えたら食料も節約してかなきゃ…」
アポロ「うるせえなあ。そんなのは、食い物が無くなったら考えりゃいいんだよ」
サラ「そういう風に適当なやり方じゃ、行き倒れになっちゃうわよ!」
〔空を舞う音〕
ホランド「…うるせえぞ、お前ら」
レントン「ホランド…」
ホランド「モメてる暇があったら、準備しな。いい波が来るぜ」
ムーンドギー「よぉっしゃあっ! 久々のビッグウェーブだぁ!」
レントン「トラパーが来る…! とびっきりのリフが出来るんだ!」
ピエール「そいつはいい! レントン、俺にもリフを教えてくれよ!」
ガロード「俺にも頼む! 前から一度やってみたかったんだ!」
レントン「任せてよ! みんなも一度やれば絶対にハマるから!」
ガウリ「いいのか、こんな調子で…?」
ゲイン「いいんじゃないか。こういう空気を求めて、あっちの連中とは別の道を選んだんだからな」
ランド「そうそう。戦争はとりあえず置いといて、俺達も人生を楽しみますか!」
ホランド「ゲイン、修理屋。お前らもリフをやってみろよ。波の上のビールは格別だぜ」
ランド「そいつを聞いちゃ、やる気になるってもんだぜ!」
エウレカ「………」
ティファ「…具合、悪いの?」
エウレカ「ちょっと頭痛がする…」
ティファ「でも、あなたは行く事になる…」
エウレカ「………」
ティファ「待っているから…門が…」
エウレカ「………」

ガリア大陸東部

ファットマン「!!!!!」
コトセット「ちょ…お、お嬢さん! 前方見てくださいよ!?」
エルチ「な、何なの、あれ!? 雲の卵!?」
ラグ「ホランドが言ってたトラパーの波ってあれと関係あるのかい?」
ジロン「見ろよ!月光号があれの正面に回りこむぜ!」

レントン「な、何です!? あの巨大な雲の塊みちあなの…!」
ホランド「ビビってんじゃねえ、レントン。性根を据えな」
ケンゴウ「偶然とは言え、ついに遭遇したか…」
ハップ「諸君! コーラリアンだ!」
ムーンドギー「き、来たっ! 来たあぁぁぁっ!」
マシュー「マジかよ! いきなりド本命にご対面かよ!」
レントン「あの~コーラリアンって何ですか?」
ホランド「コーラリアンはコーラリアンだ」
レントン「はあ…」
ハップ「俺達が感知した波は、あれの中心に向かっての流れだ」
ホランド「中心にはコーラリアンがあるってわけか」
タルホ「で、どうするのよ?」
ホランド「………」
タルホ「どうなのよ…!?」
ホランド「このチャンスを逃がすといつまた現れるかわからない…」
ストナー「やる気なのか?」
ホランド「…エウレカはどうしてる?」
レントン「ニルヴァーシュの側にいます」
タルホ「調子悪そうよ、あの子」
ミーシャ「あなたがエウレカの心配するなんて、明日は雨ね」
タルホ「………」
ミーシャ「肉体的には問題は無いわ。全ての数値は安定している…。精神的なものね」
タルホ「根性無しって事なんでしょ?」
ミーシャ「根性とは関係ないわよ。精神だって風邪を引けば、疲れて動けない時もあるのよ」
タルホ「何か難しいわね」
ミーシャ「ニルヴァーシュとのリンクが上手くいってないのが、精神的に負担になってるみたい…」
レントン「エウレカとニルヴァーシュが…?」
タルホ「それってエウレカの問題? それともニルヴァーシュ?」
ミーシャ「多分…エウレカの問題…」
レントン「………」
ホランド「方法はある」「レントン…お前がエウレカと行け」
レントン「行けって…あのコーラリアンって奴の所へ?」
ホランド「もしエウレカに何かあったら、お前を殺す…」
レントン「…!」

サラ「艦長、月光号から通信です。状況の調査のために部隊を動かすとの事です」
ジャミル「ガロード達も出撃させてくれ。ここはホランドの指示に従う」
トニヤ「えーっ!? あんな訳のわからないもの危険じゃないんですか!」
ジャミル「…わからん。だが、ゲッコーステイトが何を考えているかを知るチャンスでもある」
サラ「確かに彼らの行動目的は不明瞭な点が多いですからね」
ティファ「ジャミル…」
ジャミル「どうした、ティファ? あの巨大な雲に何かを感じるのか?」
ティファ「蝶…。蝶が羽を広げる…」
ジャミル「いつか言っていた未来に羽ばたく蝶…。それがあの雲に関係するのか?」
ティファ「わからない…。でも、何かを感じる…」
ジャミル(蝶…何かの象徴か…? そして、それがホランドの目的とどう重なる…?)
ティファ「気をつけて、エウレカ…)
【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
「イントゥ・ザ・ネイチャー」


【戦闘マップ1開始】
〔味方戦艦出現済み〕
〈出撃準備〉
〔味方ユニット出現〕
桂「しかし、近くで見るとまた一段と迫力あるねえ」
〔画面、コーラリアンを指定〕
ストナー「メール、ちゃんと写真撮っておけよ。ピントは最も奥に取るんだぞ」
メール「はい、ストナーさん!」
ランド「すまんな、カメラの大将。小娘のコーチ役をやってくれて」
ストナー「最初に会った時の礼みたいなもんだ。それにメールのカメラのセンス、悪くはないぜ」
メール「へへ…あたし、修理屋辞めてカメラで食べていこうかな」
ランド「ほれ…こうやって調子に乗るから…」
レントン(ホランドはあんな事を言ったけど…)(それって、あそこで何か怒るかも知れないって事なのか…)
ガロード「大丈夫か、レントン。ビビってねえか?」
レントン「そんな事あるわけないだろ!」
ジロン「無理すんなって。俺だって、あんな巨大な雲を見るのは初めてだしな」
オリバー「ところで、あのコーラリアンってのはいったい何なんだ?」
マシュー「ありゃ神だね! 俺は、その神に最も近づいた男だ!」
アデット「神ぃ? いきなり話が大きくなったね」
ギジェット「実はね…あたし達もよく知らないの。でも、凄いんだよ!」
ムーンドギー「大きい波がよぉ…! どっか~んって来て! ざば~んってなってよぉ!」
ハップ「で、前回接触した時は転移に巻き込まれちまったんだ」
ゲイナー「もしかして、ブレイク・ザ・ワールドの前に僕達の世界に跳ばされた時の…!」
ハップ「あの時は二度と味わえない経験だと思ったがな」
ストナー「神の座だ。次の意識のステップ…。人の登るべき進化の階段…」
ガロード「何だよ…! ますますわかんなくなったぜ!」
レントン「エウレカ…わかる?」
エウレカ「………」
レントン「エウレカ…?」
エウレカ「…コーラリアンなんて…知らない…」
タルホ「本当にやるの、ホランド?」
ホランド「………」
タルホ「この通信は私にしか聞こえない…。本音はどうなのよ?」
ホランド「逃げてえよ…」
タルホ「………」
ホランド「逃げてえよ…星の裏側だろうとどこだろうと…。忘れてえんだよ、何もかも…」「だけどよ…世界がぶっ壊れても見事に追いかけてくんだよ…。だからよ…」
タルホ「忘れられるわけじゃない…。忘れていいわけない…。忘れるつもりもない…」「だから、あの子も迎え入れたんでしょ?」
ホランド「ったく…痛いトコ、突いてくんなよ」
タルホ「あんたのツボはわかり易過ぎんのよ」
エウレカ「行こう、レントン。ゾーンに入るのは私達の役よ」
レントン「大丈夫なの、エウレカ? 調子、悪いみたいだけど…」
エウレカ「ホランドが望んでいるから…」
レントン「え…」
エイレカ「一緒に…来てくれるでしょ?」
レントン「う、うん…」
ギジェット「待って! 3時の方向から何か来る!」
ホランド「ちっ! 邪魔者も来やがったか!」
〔敵ユニット出現〕
桂「連邦軍か!」
ホランド「あいつらもコーラリアンをかぎつけてきやがったか!」
ジャミル「どういう事だ、ホランド? 連邦もあの巨大な雲を追っているのか?」
ホランド「………」
ホランド「…エウレカ、行け! 奴らは俺達が相手をする!」
ゲイン「で、俺達は弾除けの役をやれってのかい、大将?」
ランド「いくら何でもそいつは虫が良過ぎねえか」
ホランド「ここは何も言わず、手を貸してくれ」
ブルメ「へえ! あいつ、頭を下げたよ!」
マシュー「俺達もびっくりだ! もしかして、初めて見た?」
ホランド「るせえよ! やるのか、やらねえのか、どっちなんだよ!」
竜馬「軍と無用の衝突をする事は…」
ランド「ストップだ、リョウ。ここまで来たら、腹ぁくくんな」
アポロ「どうせ、軍の連中だってこっちを放っておきゃしねえだろうしな」
竜馬「しかし、俺達の任務は…」
ジロン「それはそれだ。それに俺も、あのコーラリアンって奴が何なのか知りたくなってきた」
レントン「みんな…」
ガロード「頑張れよ、レントン! 俺達、お前にリフを教えてもらわなきゃならないからな!」
レントン「ああ!」
ホランド「へ…やっぱり、お前らはどこか頭のネジが飛んでやがる!」「ゲッコーステイトのツレに相応しい連中だぜ!」「行くぞ、お前ら! この波に乗るぜ!」
エルチ「みんなはニルヴァーシュを援護! こうなったらやるわよ!」
エウレカ「レントン…私達の行き先はあそこよ」
〔カーソル、目標地点を指定〕
レントン「わかった! 行こう、エウレカ!」
マリン「おい…お前」
レントン「は、はい! 何でしょうか!?」
マリン「気をつけろ。亜空間センサーが反応した。周辺の次元境界線が不安定になっている」
レントン「じげんきょうかいせん?」
マリン「とにかく急げ。時間をかければ何が起きるかわからないぞ」
レントン「は、はい!」
オリバー「次元境界線が歪んでるだと…?」
隼人「あのコーラリアンってのに関係するのか?」
エウレカ「………」
<戦闘開始>

<エウレカがコーラリアンへ接近or3EP・敵増援1出現>

トニヤ「敵の増援が来るよ! 今度は9時の方向!」
サラ「何ですって!?」
〔敵ユニット出現〕
連邦軍兵(エウレカ)「クテ級、並びにゲッコーステイトとその協力者を確認しました。現在、先発隊と交戦中です」
ドミニク「直ちに本艦も攻撃を。ゲッコーステイトとその協力者を速やかに排除しろ」
ユルゲンス「ドミニク特務大尉! 本艦の艦長は私だ。勝手な命令は謹んでいただきたい!」
ドミニク「今は議論している場合ではありません。確かに階級もあなたの方が上だが私は特命を受けて、ここに来ている」
ユルゲンス「しかし、クテ級の周辺では何が起こるかわからないぞ! 戦闘は危険だ!」
ドミニク「不測の事態に対処する自信がないと?」
ユルゲンス「くそっ…! 攻撃開始だ! 諜報部の部隊も、こちらの指揮下に入った以上、やってもらうぞ!」
ドミニク「お願いする、艦長。…アネモネ、君も出てくれ」
ユルゲンス(ええい…腹が立つ…! この小僧といい、あの兄弟といい、人を何だと思っている…!)
ケンゴウ「妙な部隊の構成だな。塔州連邦軍系と旧中央政府系の混合部隊とは…」
ハップ「見ろ! また何か出てくるぞ!」
〔敵ユニット出現〕
アネモネ「『クテ』なんてつまんない呼び方して。軍人ってホント、バッカじゃない?」
ドミニク「アネモネ、君の役目は…」
アネモネ「言われなくてもわかってるよ。…あいつ…気に入らない…!」
エウレカ「!」
レントン「あのKLF…ニルヴァーシュに似てる…!」
アネモネ「行くよ、そっくりさん! どうせ今日でお別れだけどね!」
ドミニク(投薬が多過ぎたか…? だが、こうするしか彼女は…)
桂「気をつけろ、レントン! あの黒い奴、ニルヴァーシュを狙ってるぞ!」
レントン「そ、そんな事、言われても…!」
エウレカ「黒いニルヴァーシュ…」

<エウレカがコーラリアンへ接近orアネモネorユルゲンスと戦闘or敵増援1出現の次EP・第3軍増援1出現>
マリン「これは…!?」
ジェミー「どうしたの、マリン!?」
マリン「亜空間センサーに反応! あの巨大な雲の周辺で時空がねじれるぞ!」
隼人「転移が起きるのか!?」
〔ヒプノサウンド〕
つぐみ「ヒプノサウンド!」
シリウス「こんな所に堕天翅が来るのか!」
〔第3軍ユニット出現〕
ピエール「おいおい! 本当に俺達を追ってきたのかよ!」
アポロ「どうでもいいぜ! 堕天翅は見つけ次第、叩くだけだ!」
頭翅「あの門が無限の牢獄にほころびを作ったか…」
音翅「では、あの者達を使えば、我らは因果の鎖から解き放たれるのでしょうか?」
頭翅「あの門は彼等が通るためのものだ。まずは持ち主が使うべきだろう」「そして、その時、この世界は全ての生命を支えきれるかな…」
アネモネ「何よ、あいつらは! あたしの邪魔をするつもり!?」
ドミニク「艦長! 艦を前に出せ! あの化け物は見境なしに仕掛けてくるぞ!」
ユルゲンス「ええい! 毒を食らわば皿までだ! 各機、覚悟を決めろ! あの化け物の相手もするぞ!」
ドミニク「さすがの度胸だ、艦長。賞賛させてもらおう」
ゲイン「どうするんだ、ホランド! こいつは三つ巴になるぞ!」
ホランド「コーラリアンに突入するチャンスはそうはねえ! 行け、エウレカ!」
エウレカ「うん…!」
アネモネ「へえ…まだやる気なの!」「面白いじゃない! だったら、とことん遊んでやろうじゃないの!」

<ランドvsアネモネ>
アネモネ「そんなドン臭いマシンであたしのthe ENDに向かって来るなんて笑っちゃうよ!」
ランド「お嬢ちゃまには、わかるまい…。こいつはドン臭いんじゃなくて、どっしり構えてるのさ」「ま…大人の貫禄ってやつだ。そこんとこヨロシクだ!」
アネモネ「こ、こいつ! 顔は見えないが、絶対に暑苦しい!!」

<ガロードvsアネモネ>
ガロード「こいつ! レントンの邪魔をするってんなら、俺が相手になってやる!」
アネモネ「無駄だよ! 誰が相手でも、あたしとthe ENDの敵じゃないんだから!」
ガロード「うるせえ! そういう台詞を言う奴は最後に必ず負けるんだ!」「名前通り、ここで終わりにしてやるぜ!!」

<竜馬vsアネモネ>
弁慶「何て奴だ! 成りはちっこいのに、全身から凶暴さがにじみでてやがる!」
アネモネ「ムカつくのよね! デカいってだけで偉そうなのは!」
隼人「リョウ! 小回りでは勝ち目がない! 一発勝負に出ろ!」
竜馬「わかっている! 捕まえてしまえば、こっちのものだ!」
アネモネ「そういう台詞はやってみてから言いなよ!!」

<ジロンvsアネモネ>
ジロン「こらーっ! ずるいぞ、上の方を飛び回って! 降りてきて勝負しろ!」
アネモネ「the ENDは大空を自由に飛び回るから素敵なんじゃない!」「地べたをノソノソ動き回るマシンなんて相手じゃないよ!」

<桂vsアネモネ>
アネモネ「空中戦で、このジ・エンドにかなうわけないじゃないのさ!」
桂「残念、お嬢ちゃん…! あと5年…いや3年経ったらまた会いたいね」
アネモネ「え…」
桂「子供の相手をしている暇はないって事さ」
アネモネ「こ、こいつ! すっごくムカつく!!」

<ゲイナーvsアネモネ>
ゲイナー「こいつ…これまで戦ってきたKLFとは段違いだ!」
アネモネ「あたしとthe ENDの力がわかったみたいね! 少しはやるじゃないの!」
ゲイナー「スピードならキングゲイナーだって負けない! 後はタイミングと度胸の勝負!」
アネモネ「…そういう馬鹿げた事、言ってると殺すよ…!」

<エウレカvsアネモネ>
エウレカ「このKLFは…!」
アネモネ「ハハッ! いい反応してるぅ! そういうのダ~イスキ! だ! か! ら!」「殺してあげるね…!」
レントン「何なんだよ、こいつは!?」
アネモネ「ハハハ! the ENDにすっごく似てる! こんにちは、私のそっくりさん!」「そして、さよなら! 死んでちょうだいっ!!」

<ホランドvsアネモネ>
アネモネ「あんた、知ってるよ! ホランドって言うんでしょ! デューイ大佐が言ってた!」
ホランド「このニルヴァーシュもどき、奴の手の者か!」
アネモネ「大佐はあんたが嫌いなんだよ! だから、あたしが代わりに殺してあげるよ!!」

<タルホvsユルゲンス>
ケンゴウ「ここまでの手練れが今の軍にいるとはな…!」
ハップ「タルホ! 軌道を小刻みに変えろ! 向こうはこちらの動きを読んでいるぞ!」
タルホ「無茶言わないでよ! こんな滅茶苦茶なトラパーの中で細かいコントロールなんて!」
ケンゴウ「それでもやれ! 向こうは侮れん相手だ!」
ユルゲンス「やるな、月光号…! ただのチンピラの集まりではないという事か!」
ドミニク「やれるのか、艦長!?」
ユルゲンス「参謀殿は黙ってていただこう! これは空の男同士の戦いだ! 各砲、魂を込めろよ!」

<アポロvsアネモネ>
アポロ「チョコマカチョコマカと! 鬱陶しいんだよ、てめえは!」
アネモネ「あたしのthe ENDをハエみたいに言うな!」
アポロ「ハエがイヤなら別のにしてやるぜ! 真っ黒だから、ゴキ…」
アネモネ「こいつっ! 絶対に殺してやるっ!!」

<マリンvsアネモネ>
マリン「くそっ! あの雲の周辺から次元境界線が歪んでいく!」「あの雲はいったい何なんだ!?」
アネモネ「余計な事を考えてると死ぬよ! って言うか、あたしが殺してあげるから!!」

<ユルゲンス撃破>
〔ユルゲンスに爆発〕
ユルゲンス「いかん! これ以上の戦闘は不可能だ! 後退するぞ!」
ドミニク「何を言っている、艦長! まだアネモネが戦っているのだぞ!」
アネモネ「うるさいよ、ドミニク! あんたなんか、いなくてもあたしは何も困らないんだから!」
ドミニク「アネモネ…」
アネモネ「それより、あたしのガリバーにケガさせたら、只じゃおかないからね!」
ガリバー「………」
ドミニク「わかった、アネモネ! 君の帰りを待っているよ!」
ユルゲンス「参謀殿…顔が緩んでるぞ」
ドミニク「こ、後退だ! 本艦の安全を最優先するんだ!」
ユルゲンス「了解だ!」
〔敵ユニット離脱〕

<アネモネ撃破orエウレカが目標地点へ到達・勝利条件達成>
※※アネモネ撃破の場合のセリフ※※
アネモネ「くううっ! こいつら、よくもっ!!」
レントン「今だ、エウレカ! あいつがひるんでいる隙に!」
〔エウレカ、目標地点へ移動〕
アネモネ「待ちなさいよ! あんた! 逃がさないよっ!!」
※※エウレカが目標地点へ到達の場合のセリフ※※
レントン「突入地点まで来たけど、これからどうすればいいんだよ!?」
アネモネ「こいつ! あたしを無視する気か!?
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔アネモネ、エウレカへ接近〕
ホランド「気をつけろ、エウレカ! 奴が来ているぞ!!」
エウレカ「!」
アネモネ「遅いよ、そっくりさん! くらいな!! バスクード・クライシス!!」
〔時空転移現象〕
〔画面、発光〕

レントン「うっ…ううっ!!」
エウレカ「きゃあぁぁぁぁぁぁっ!!」
アネモネ「溶けちゃえ! 溶けちゃえ!! 脳ミソ溶けちゃええええっ!!」
ジャビー「シャイアさん! いけません! とてもいけません!」
シャイア「どうしたの、ジャビー!?」
ジャビー「転移が…! 時空転移が起きます!」
ミムジィ「えっ!?」
アネモネ「アハハハハハハハ!」
レントン「うわああああああああっ! エウレカァァァァァァッツ!!」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

???(ダイアン)「…知ってる? アゲハ蝶は人間には見る事の出来ない紫外線を見る事が出来るのよ」
レントン「え…」
???(ダイアン)「生き物はそれぞれに見える風景が違う…。別の言い方をすれば、それぞれの生き物がそれぞれの世界を持っている…」「同じ場所に住んでいても」
レントン「どういう事…?」
???(ダイアン)「例えば、私達には見えないトラパーもスカイフィッシュには見えている…」「同じ場所の違う世界で生きている…。その生物が出会ったら…」

ティンプ「ハッハッハ! 相変わらずだな、兄ちゃん!」
ジロン「ティンプ!? お前がどうしてここにいる!?」
ティンプ「そんなのは俺の勝手だろ? 兄ちゃんが好き勝手やってイノセントをぶっ潰したようによ」
ジロン「ここで会ったが百年目だ! 今日こそ決着をつけてやるぞ!」
ティンプ「ワンパターンなんだよ、兄ちゃんは! 結局、お前はいつまで経っても俺を追っかけるしか出来ないんだよ!」「要するに成長してないんだよ。兄ちゃんはいつまでもガキのままって事だ!」
ジロン「黙れっ! 他人に何と言われようと俺は前を向いて走るだけだーっ!!」

隼人「リョウ…」
弁慶「リョウ…」
竜馬「ハヤト…ベンケイ…。俺達はいったい…」
隼人「ククク…」
竜馬「どうした、ハヤト? 何がおかしい!?」
百人衆「俺はハヤトではない! 百鬼帝国の鬼だ!」
百鬼兵「俺はベンケイではない! 百鬼帝国の鬼だ!」
竜馬「な、何だと!?」
百人衆「鬼は人間の傍にいる! そう…お前の気づかぬ内に鬼は人間社会に潜んでいるのだ!」
竜馬「そんな…! そんな馬鹿な事が…!?」
百人衆「お前達が遊んでいる間に百鬼帝国は人間社会を食い尽くす…! 誰にも知られず、ひっそりとな!」
竜馬「だ、駄目だ…! こんな事をしていたら俺達は…! 人類は!!」

雷太「敵異星人め!」
オリバー「敵異星人め!」
マリン「黙れ、雷太、オリバー! 俺はスパイなんかじゃない!」
ジェミー「敵の異星人め!」
マリン「ジェミー…君まで…!」
オリバー「死ね! 敵異星人!」
雷太「死ね! 敵異星人!」
マリン「やめろ…! やめろぉぉぉぉぉっ!!」

サラ「さようなら…ゲイナー…」
ゲイナー「待って! 待ってよ、サラ! どうしたんだよ!?」
ゲイン「お前は変わっちまったんだよ…。あいつのせいでな」
ゲイナー「あいつって…まさか…!?」
サラ「さようなら…ゲイナー…」
ゲイナー「いやだっ! 僕は…! 僕はぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

オルソン「………」
桂「オルソン…! オルソンじゃないか! どうして、お前がここに!?」
???(桂)「騙されるな、オルソン。俺はここにいるぞ」
桂「何っ!?」
桂「お前は誰だ?」
桂「誰って…俺は桂木桂で…」
桂「桂木桂は俺だ」
桂「ちょっと待った! 俺は桂木桂で、お前も桂木桂で…」「どうなってんだよ、これは!?」

メール「ねえ、ダーリン…あたし、本当は…」
ランド「メール…」
メール「あたし…知ってるよ…。あの時、パパがねじれに飲み込まれた時…」
ランド「やめろっ! 何も言うなっ!」
メール「あの時、ダーリンが悲鳴をあげてガンレオンとパパは…」
ランド「俺はザ・ヒートだ! 痛みなんかに負けるかっ!!」「ガンレオン! 俺は…俺はお前に負けねえぞっ!!」

アポロニアス「セリアン…」
セリアン「アポロニアス…」
〔画面、発光〕
アポロ「あの時、君は…」
シルヴィア「あなたの名前を呼んだ。そして、あなたは…」
アポロ「君の名前を呼んだ…」
シルヴィア「アポロニアス…」
アポロ「セリアン…」
シルヴィア「私は…あなtない会わなければよかった…」
アポロ「君と出会わなければよかった…。君と出会わなければ、私は殺戮の天翅でいられた…」「出会ってしまった不幸…」
シルヴィア「そして、出会った幸せ…」
アポロ「私は君を愛した。人である君を愛してしまった」
シルヴィア「私はあなたを愛した。堕天翅であるあなたを愛してしまった」「あの日、あなたは私を救うためにその翅を失った…」
アポロ「そして…私達は戦った…」
シルヴィア「共に…堕天翅達と…」
アポロ「セリアン…」
シルヴィア「アポロニアス…」

ガロード「…やめろ…来るな…! 来るなぁぁぁぁぁっ!!」「…位…真っ暗な闇…。何だよ…何だよ、これはっ!? 俺…どうなっちまったんだよ!?」
???「…ロー…ガロ……ド……」
ガロード「!」
???「ガロード…ガロード…」
ガロード「ティファ…ティファなのか!?」
ティファ「私の声を聞いて…。暗闇の中で心を閉ざさないで…」
ガロード「聞こえる! ティファお声が聞こえる!」「大丈夫だ、ティファ! 俺、大丈夫だから!」
ティファ「よかった…」
ガロード「俺、ティファの声が聞こえたから! レントンやみんなも無事なのか!?」
ティファ「うん…。でも、エウレカは…」「ああっ!?」
ガロード「どうした、ティファ!? 何が起きたんだ! ティファ! ティファ!?」「ティファァァァァァァッ!!」

レントン「うわあああああああああっ!!」
アネモネ「ハハハハハハハハハ! 待ってよ! どうして逃げるのよ!!」
レントン「何なんだよ!? 君は誰なんだよ!!」
アネモネ「アハハハハハハハハハハハハハ! アハハハハハハハ!」
レントン「何なんだよ、ここは…! あのコーラリアンの近くで黒いニルヴァーシュに攻撃されて…」「そうだ! エウレカは!? エウレカはどこにいるんだ!?」「急がなきゃ! またさっきの女の子が襲ってきたら…」
アネモネ「もういまーす!」
アネモネ「もういるよ!」
アネモネ「もういるんだよ!」
アネモネ「もうおりますぅ!」
アネモネ「もういるニャー!」
レントン「うわあああああああああっ!!」

レントン(その時、俺は…蝶を見たような気がする…)
???「…ントン…」
エウレカ「レントン…」「レントン…」

エウレカ「レントン…」
レントン「エウレカ…」
エウレカ「…一緒に帰ろ?」
レントン「うん…。帰ろう…一緒に…」
〔画面、発光〕
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔味方戦艦出現〕
〔発光、収束〕

シャイア「みんな…無事…?」
モーム「は、はい~」
ミムジィ「何とかね…」
エルチ「いったい…どこなの、ここ…?」
コトセット「あのでっかい雲があったのとは別の場所みたいですけど…」
ギジェット「現在位置、判明しました! コーラリアンと遭遇した地点から100キロほど南になります!」
タルホ「ギジェット! ホランドは!? みんなは無事なの!?」
ギジェット「周辺に反応を感知しました! 全機、無事のようです!」
ハップ「参ったね…。コーラリアンに突っ込んで転移とはあの時と同じだ…」
ケンゴウ「だが、収穫はあったようだ」
ミーシャ「どうやら、あの不思議なビジョン…。みんなも見たようね…」
テクス「あれは深層心理の発現…? それとも現実に起きた事象なのか…」
ジャミル「ティファは!? ティファはいるか!?」
サラ「そ、それが…キッド達にも捜してもらったのですが、艦内に見当りません…」
トニヤ「そんな! いつの間にいなくなったのよ!」
ジャミル「…あの時、確かにティファの悲鳴を聞いた…」「我々が翻弄されている間にティファは何者かにさらわれたというのか…」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ガリア大陸東部

ドミニク「そちらの首尾は上々のようだな、シャギア・フロスト」「諜報部が協力してくれた事を感謝する」
シャギア「こちらこそお礼を述べさせていただきます、ドミニク特務大尉」「あれについて事前の情報がなければ、ティファ・アディールの拉致は失敗していたかも知れません」
ドミニク「これまでの調査でも、クテ級コーラリアンの周辺では精神に変調をきたす例が報告されていた」「今日の幻覚現象は、それにthe ENDのバスクード・クライシスが何らかの影響を与えたためだろう」
シャギア「それでアネモネ嬢のご様子は?」
ドミニク「余計な詮索は無用だ。特務部隊である我々の行動は全て機密扱いだ」
シャギア「これは失礼…」
ドミニク「いや…謝るのは私の方だ。所属は違うとは言え、友軍に対して礼を欠いていたのをお詫びする」「しかし、さすがは噂に聞く諜報部の腕利きフロスト兄弟だ」「あの状況下で的確に任務を遂行するとは、尋常ではない精神力だ」
シャギア「簡単な事ですよ。弟が私を導いてくれたのです」「私達兄弟はどんなに離れていても互いに感じる事が出来ますから」
ドミニク「そ、そうか…よくわからないが…。…では、我々は任務を続行する。君達はこれからどうするのだ?」
シャギア「私達の次の目的地はゾンダーエプタになります」
ドミニク「貴官らの健闘を祈る。機会があれば、また会おう」
シャギア「大尉もご無事で…」
〔モニターの開閉音〕
オルバ「…随分と下手に出ていたね、兄さん」
シャギア「デューイ・ノヴァクの側近だ。覚えをよくしておくのも悪くない」
オルバ「しかし、デューイ・ノヴァクはこちらの動きを警戒しているようだよ。気をつけないと」
シャギア「だからこそ、協力する事で恭順の姿勢を見せておくのも必要だろう」「それに、ああ見えてあの大尉殿…我々より年長なのだからな」
オルバ「…見えないね、それは…」
シャギア「だが、彼の協力もあって我々は目的を達成した」
ティファ「………」
オルバ「ようこそ、ティファ・アディール。ようやく戻ってきてくれたね」
ティファ「………」
シャギア「意志が込められた目だ。君は以前よりも強くなったようだ」「その力をくれたのはあの少年…ガロード・ランかな?」
ティファ「私をどうするつもりです?」
シャギア「以前にも言った通りだ。我々は運命に復讐するつもりだ」
オルバ「そのために君の力を貸してもらうよ。まずは試したい事がある…一緒に来てもらおう」
シャギア「ローレライの海で15年目の亡霊が君の事を待っている」
ティファ「15年目の亡霊…」
【シナリオエンドデモ終了】

【バザー】

桂「しかし、あの騒動の間にティファがさらわれちまうとはな」
ミムジィ「ガロード…凄く落ち込んでたね…」
メール「ティファをさらったのあのしつっこい兄弟だよ、きっと」
桂「誰だい、そりゃ?」
ランド「シャギア・フロストとオルバ・フロスト…。通称、フロスト兄弟だ」「連邦軍のエージェントで、ニュータイプってのを欲しがってティファを狙ってるって話だ」
モーム「でも、犯人がわかってもそいつらがどこにいるかがわからなくちゃ追いかけられませんね…」
桂「なあ、ミムジィ…エマーンの情報網ってのは凄いんだろ?」
ミムジィ「え、ええ…。最新のニュースをつかむ早さはUNなんか目じゃないわよ」
桂「だったら、他の隊にも声をかけてくれ。ティファらしい女の子を見かけた情報はないかってさ」
ミムジィ「わかったわ。それなら、この街のマーケットに行ってみましょう」「もしかしたら、情報が入るかも知れないわ」
ランド「そうと決まったら、すぐに行こうぜ」「あのヘビみたいな兄弟の所に一分一秒だってティファを置いとくわけにはいかないからな」

常夏の珍味パンチャの実、発売中。お味と効果は保証付き。

 ホンコン土産のビデオ
ホンコンで制作されたらしい
ビデオディスク。
パッケージに「お宝」の文字が読めるが
ほとんど擦り切れており
詳しい内容は不明。

露天売りの怪しいビデオディスク。
内容は不明。

ゴーヴ「…それでティファの手がかりは何かつかめたのか?」
モーム「目立った情報はありませんでした…。でも、何か情報が入り次第、こちらに連絡をくれるそうです」
スレイ「ミムジィ…このビデオディスクは?」
ミムジィ「マーケットで手に入れたの。ホンコンって街で売られていたらしいけどきっと値打ちものよ」「ほら…ここにマル秘映像って書いてあるし」
竜馬「それは…」
ミムジィ「早く再生しましょう。きっと、凄いスクープ映像が録画されているんだと思うわ」「もしかしたら、伝説の財宝の在処が記録されてるかも!」
ゲイナー「ミムジィさん…。その…それは…」
ミムジィ「どうしたの、みんな? このビデオに興味ないの?」
ランド「そりゃ、俺達も男だからな。興味がないわけじゃないが…」
ミムジィ「トーレスとサエグサも言ってたわ。ホンコンのビデオは掘り出し物が多いって」
桂「あいつら…もしかしてマニア…?」
ゲイナー「と、とにかくです、ミムジィさん! そのビデオ、きっと値打ちものですから開封しないで転売しましょう!」
ミムジィ「…そうね。ティファの事もあるし、こんな事をしてる場合じゃないわね」
桂「じゃあ、これは俺が預かっとくよ」
ランド「OK…保管は任せるぜ、桂」
モーム「桂様とランド様…すっごくいい笑顔していますね!」
桂「いや…今はティファの捜索が先だ。こいつは後回し」
ランド「ああ…。何としても、あのヘビ兄弟の手がかりを見つけないとな」

【概要】
 独自の道を行く事を決めた一行はコーラリアンに遭
遇する。それへの接触による幻覚に襲われる中、ティ
ファはフロスト兄弟の手に落ちるのであった。


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