TOP PAGEへ

No.28B
魂のコスプレイヤー

【戦闘マップ1開始】
〔味方ユニット出現済み〕
〔敵ユニット出現済み〕

弁慶「ツイてないぜ。エレメントの訓練に付き合ってたら連邦軍に遭遇するとはよ」
アポロ「うるせえな。誰も一緒にやってくれとは頼んでねえだろうが」
竜馬「二人共、やめろ。言い争ってる場合じゃないぞ」
シルヴィア「やっぱり、連邦軍…こっちに仕掛けてくるのかな?」
隼人「ゾンダーエプタの一件もある。俺達はお尋ね者になってるだろうな」
竜馬(こんな無駄な争いをしている時間が俺達にあるのか…)(あのコーラリアンで見た幻覚のように、百鬼帝国は今、この瞬間も人間社会に侵入しているかも知れないのに…)
アポロ「どうせ連邦ってのは悪党の集まりなんだろ? だったら、やっちまおうぜ」
シリウス「単純な奴め。それは上層部の一部であり、末端の兵を叩いても状況は変わらん。
アポロ「じゃあ、大人しくやられろってのかよ!?」
シルヴィア「誰もそんな事は言ってないじゃない!」
アポロ「そ、そうか…?」
シルヴィア「そ、そうよ…」
アポロ(ちっ…やばいぜ…。この間のコーラリアンってのに跳ばされた時の夢を思い出しちまう…)
シルヴィア(どうしよう…。この間の有れ…本当にあたしとこいつの過去生だとしたら…)
竜馬「みんな、いいか? ここは速やかに相手の戦闘力を奪い、離脱するぞ!」
アポロ「ちっ…威張りやがってよ。こっちまでリーダー風を吹かせんなよな」
隼人「リョウを黙らせたいんならあんまり世話を焼かせない事だな」
アポロ「チッ…」
<戦闘開始>

<敵一機以下or3PP・勝利条件達成>

〔敵全機、軍事施設へ移動〕
弁慶「あいつら、後退していくぜ!」
アポロ「逃がすかよ! こっちに仕掛けてきた落とし前をつけてやる!」
※※「アクエリオンマーズ」「アクエリオンルナ」の場合、セリフ追加※※
〔アポロ、変形〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔アポロ、軍事施設へ接近〕
シリウス「やめろ、アポロ! 深追いする必要はない!」
アポロ「別に命まで奪う気はねえよ! 仲間を呼ばれたら面倒だから、マシンをぶっ壊すだけだ!」
シリウス「ならば、私がヘッドをやる! お前では、そういう繊細な動きは無理だ!」
〔シリウス、変形〕
アポロ「そうはいくかよ!」
〔アポロ、変形〕
シリウス「勝手な事をするな!」
〔シリウス、変形〕
アポロ「勝手はどっちだ、クソ王子!」
〔アポロ、変形〕
シルヴィア「何やってるのよ、アポロ!」
〔シルヴィア、変形〕
アポロ「うるせえ、ボケ姫!」
シリウス「いかん…! このままオーラが乱れては…」
〔シルヴィア、分離〕
弁慶「分離しちまったぞ、おい!」
竜馬「何やってるんだ、あいつらは!」
隼人「まずいぜ、リョウ! 敵の増援が来る!」
〔敵ユニット出現〕
〔アポロの周囲に爆発〕

弁慶「こいつはいけねえ!」
竜馬「ベンケイ! 勝手な真似はやめろ!!」
※※「ゲッタードラゴン」「ゲッターライガー」の場合、セリフ追加※※
〔弁慶、変形〕
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔弁慶、アポロへ隣接〕
弁慶「ぐうっ!」
シルヴィア「あたし達に盾になってくれたの!?」
竜馬「何をやってるんだ、ベンケイ! 無茶をするな!」
弁慶「け、けどよ!」
隼人「とにかく後退するぜ…! アクエリオンもついて来いよ!」
シリウス「すまない、ゲッターチーム!」
〔味方ユニット離脱〕
連邦軍兵(SEED)「やったぞ! 噂のZEUTHを撃退したぞ!」
連邦軍兵(GX)「我々のチームワークにはスーパーロボットも裸足で逃げ出しますよ!」
連邦軍兵(GX)「………」(…工作員1659から本隊へ。ゲッターロボとアクエリオンを確認…)(直ちに本隊の派遣を要請する。百鬼ブライ…)
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ開始】

ガリア大陸東部

  ~グローマ 居間~
竜馬「アポロ、なぜあんな真似をした?」
アポロ「うるせえな。俺達にまでリーダー風を吹かすんじゃねえよ」「だいたい、助けてくれなんて誰が頼んだってんだ?」
竜馬「あれはベンケイの独断だ。だが、お前達の勝手を見逃すわけにはいかない」
シリウス「確かに、我々の軽率な行動が君達を危機に陥れたのは認める」「だが、我々のもめ事はエレメントのリーダーである私に任せてもらおう」
ピエール「待てよ…! いつシリウスがリーダーになったんだよ!?」
シルヴィア「でも、適任じゃない? だって、お兄様はアリシア王家の人間で人の上に立つ器の持ち主だもの」
アポロ「その王子様がノロノロしていたおかげでピンチになったんじゃねえか」
シリウス「貴様…自分の短慮を棚に上げて何を言うか!」
ピエール「だがよ、シリウスがリーダー面するのは俺も気に食わねえな」
つぐみ「あたしはリーダーは先輩が相応しいと思うけど…」
麗花「な、何言ってるの、つぐみ…!」
シルヴィア「絶対反対! 麗花がリーダーになんてなったらあたし達全員、不幸へ真っ逆さまよ!」
麗花「…そこまで言われる筋合いはないわ…」
アポロ「リーダーなんてどうでもいいがよ、俺のやる事を邪魔するってんなら相手になってやるぜ」
シリウス「私はリーダーはやぶさかではないがブリーダーになるつもりはない。野良犬の世話は、こちらからお断りだ」
ジュン「ああ…アポロ君もシリウス先輩もそんな風に喧嘩腰じゃ…」
ピエール「待て待て、ジュン。ここは真のリーダーである俺に任せろ」
シルヴィア「どうしてそこでピエールがリーダーになるのよ!」
竜馬「いい加減にしろ! そんな事で言い争いをして何になる!」
桂「放っておけよ、リョウ。こいつらの喧嘩は、いつもの事だろ?」
竜馬「そうはいきませんよ。また今日のような事が起きたら、全員が危機にさらされるんです」「それにこれは彼らだけの問題じゃありません。俺達は全体的にチームワークがバラバラです」
ガロード「仕方ないぜ、元々ルールとか、命令とかそういうのが嫌いな奴ばっかりなんだから」
桂「そうそう。そういうのは向こうのZEUTHの方に任せとけばいいのさ」
ジロン「こっちはこっちで好きなようにやろうぜ」
竜馬「しかし…!」
桂「もっと肩の力を抜けよ、リョウ。お前さん、真面目過ぎるんだよ」
モーム「そうですよ、リョウ様。あんまり怒ってばかりだと心が疲れてしまいますよ」
竜馬「そうは言うが、この問題は放っておくわけにはいかないんだ」
アポロ「そんなにチームワークがやりたきゃゲッターチームだけでやりな」「見た所、そっちも俺達の事をどうこう言えるようなレベルには思えねえしな」
竜馬「何っ!?」
シリウス「この件についてはアポロに同意する。ゲッターがダメージを負ったのは誰の責任か考えてみるんだな」
竜馬「言わせておけば…!」
〔引き戸の開く音〕
隼人「そこまでにしとけよ」
竜馬「ハヤト…」
隼人「アポロ…お前らエレメント達に不動司令から特訓の指示が来てるぞ」
アポロ「オッサンから?」
シルヴィア「その指示って?」
隼人「ただ一言。『相手の身に…相手になりきってみろ』…だとよ」
シリウス「相手の身に…?」


サブタイトル
「魂のコスプレイヤー」


ピエール「…で、結局どうすりゃいいんだ? その相手になりきるってのは…」
ジュン「なりきるって事でまずは形から入ってみてはどうでしょう?」
麗花「形からって…?」
ジュン「つまり、その相手の行動をそっくりそのままやってみるんですよ」「魂のコスプレってところですかね?」
アポロ「こすぷれ?」
ジュン「前の世界にいた時には僕もよくイベントに参加してました。って言っても、撮影専門でしたけどね」
シルヴィア「要するに、なりきる相手の真似をすればいいってわけね」
シリウス「司令の指示である以上、従うしかあるまい。…アポロ、まずはお前がやってみろ」
アポロ「仕切るんじゃねえよ、クソ王子…!」
ジュン「駄目だよ、アポロ君! 誰かの真似をしなきゃ!」
アポロ「んな事、言ってもよぉ…」
ピエール「だらしねえな、アポロ。じゃあ、この俺が見本を見せてやるぜ」「…ねえ、お兄様ぁん…」
シルヴィア「い…!?」
ピエール「もっとシルヴィーに優しくしてぇん? ねえ~ん」
シルヴィア「げえーっ!! それ…もしかして、あたしの真似!?」
シリウス「汚らわしい! 私の妹を侮辱するな!」
ピエール「いや~ん、お兄様ったらぁまるでアポロみたいな口の利き方ぁん」
麗花「こんなので本当に訓練になるの…?」
ジュン「さあ…? 不動司令の指示ですから…」
つぐみ「わ、私達もやってみなくちゃならないんですかぁ…」
ラグ「また、アクエリオンのみんながおかしな事を始めたみたいだね」
チル「でも、何だか楽しそう!」
アナ「真似っこ遊びですね! 子供の頃、よくやりました!」
ジロン「よぉし、俺もやってみるぞ!」「ジロ~ン、ジロ~ン! すてきぃ~だぁい好きよぉ~!」
レントン「な、何、それ…? 気持ち悪い…」
ジロン「何って…エルチの真似だけど…」
レントン「それって、ただのジロンの願望じゃないの?」
ラグ「何だい、ジロン? エルチに冷たくされて、欲求不満かい?」
ジロン「そういうわけじゃ…!」
ミーシャ「この訓練のコンセプト…サイコロジーで説明出来るわね」
テクス「つまり、誰かの行動を真似る事で、自分の中の抑圧された真理を解放しようとする試みだろう」「さっきのジロンの満たされぬ願望などそのわかりやすい例だな」
ミーシャ「加えて、真似する対象が苦手な人物である場合…」「その人間のどこを苦手にしているかが演技に表れるでしょうね」
雷太「さすがだな、ドクター。なるほどサイコロジーか…」
桂「面白そうじゃないか。雷太とマリンも互いの真似をしてみたらどうだ?」
マリン「下らない…。俺は俺だ…誰かの真似などするものか」
雷太「俺もだ。ましてやスパイ野郎の敵異星人の真似なんかしてたまるか!」
マリン「何っ!?」
雷太「図星を指されて怒ったか、敵異星人!」
桂「やめろって…。もう見てる方も、そのやり取りは飽き飽きだ」
オリバー「こいつら二人は互いの真似をしても無駄だな。考えてる事が同じなんだから」
ジェミー「二人が仲が悪いのは、似た者同士だからかも知れないわね」
マリン「俺と雷太が似た者同士だと? 冗談はよしてくれ!」
雷太「それはこっちの台詞だ!」
オリバー「そういう所が、そうだって言ってるんだ」
ギジェット「じゃあ、オリバーさんとマシューでお互いの真似をしてみたら?」
マシュー「へ…?」
オリバー「俺とマシューが?」
マシュー「ギジェット…おめえ、俺達の髪型だけで言ってねえか?」
ギジェット「あら? バレた…」
テクス「それでは訓練の効果は見込めないな。自分の内面を見つめ直すのが目的なら、自分と違うタイプの人間を真似なければ」
マーイ「じゃあさ、スレイ…桂の真似をしてみれば?」
スレイ「僕が桂の?」
リーア「そうすれば、ミムジィにもっと積極的になれるんじゃない?」
スレイ「冗談はやめてくれ。あんな軽薄な男から学ぶ事なんてないよ!」
桂「正直に言えよ。俺の真似をするのは無理だって」
スレイ「そこまで言うならやってみせるさ!」「ね、ねえ…アナ姫、僕とお茶しません?」
モーム「どうして、そこでアナ姫様なんですか!?」
アナ「駄目ですよ、スレイさん。自信がないからって、子供の私を誘うのは!」
スレイ「は、はあ…
テクス「早くも内面の弱さが浮き彫りになったようだな」
ランド「…この交渉はフェアではない! よって私は私の法に従って行動する!」
メール「ネゴシエイターのロジャー!」
ランド「ピンポーン! 正解だ!」
メーテル「面白~い! もっと物真似やってよ、おじさん!」
ランド「よぉし…おじさん、張り切っちゃうぞぉ!」
ランド「くんくん…! くんくんくん! くんくんくんくんくん! 食い物だぁ!」
リンク「犬の真似?」
モーリス「わかった! アポロだ! ご飯の時のアポロだ!」
ランド「正解! やるねぇ、モーリス」
アデット「子供騙しはやめな、ザ・ヒート。あんたの渾身の物真似はそんなもんかい?」
ランド「そこまで言われりゃ、俺も燃えるぜ。んじゃ、次はとっておきだ…」「…認めたくないものだな、自分自身の若さ故の過ちというものを…」
メーテル「え~! わかんな~い!」
アデット「もう一回だ! もう一回、やってくれ!」
ランド「…モビルスーツの性能の違いが戦力の決定的な差でないという事を教えてやる!」
ベロー「どこかで見た事があるような、ないような…」
ガウリ「わかったぞ! エゥーゴのクワトロ大尉だ!」
ランド「残念! これは赤い彗星って言われた伝説のエース、シャア・アズナブルだ」
リンク「誰それ~!?」
隼人「…ランドの方は完全に趣旨が違っちまってるな」
弁慶「でも、シャア・アズナブルって言えば俺達の世界の人間だぜ。よく知ってたもんだ…」
ゲイナー「UNで調べたんだ。僕も手伝わされて大変だったよ」
サラ「ゲイナー! またあなた、らんどさんといかがわしいお店とか探してたの!?」
ゲイナー「ち、違うよ! 親方さんを探していたついでで…その…」
サラ「何か歯切れが悪いわね…。どうかしたの?」
ゲイナー「いや…別に…何もないよ」(…きっとあれはUN特有の噂話だ…。みんなには黙っていた方がいいんだ、きっと…)
シリウス「リョウ、お前も見てねえで何かやってみろよ」
竜馬「え…」
アポロ「それとも出来ないとでも言うつもりか? ゲッターチームは、我々エレメントの先輩であるはずだ」「お手並み拝見といこう」
竜馬「そんな下らない物真似でチームワークが強まるとは思えない」
ランド「固いなぁ、リーダー。ちっとは遊び心がないと肩が凝っちまうぜ」
竜馬「あなたのように年中リラックス出来るような余裕は俺にはありません」
ランド「余裕ってのは生まれるもんじゃない。身につけるもんだ」「試しにやってみろよ。まずは手始めにハヤトの真似だ」
メール「はい、始め!」
竜馬「え…あ…その…」
ゲイン「そう身構えるなよ。お前自身がハヤトになったつもりで考えてみるんだ」
竜馬「ハヤトになったつもり…」
桂「さすがにハードルが高いか。じゃあ、次はベンケイの真似だ」
竜馬「ベンケイの考えている事…」
弁慶「リョウ…」
竜馬「………」
マシュー「あちゃあ…これじゃ俺達、イジメしてるみたいだぜ」
桂「ちょいとリョウの肌には合わないみたいだったな」
ゲイン「ま…気楽にいこうぜ、リーダー。たまには肩の力を抜きな」
竜馬「…すみません…」
ランド「気にすんなって。…気が向いたら、フリーデンに来いよ。いい気晴らしを教えてやるぜ」
アナ「駄目ですよ、ランド! リョウさんにお酒を飲ませては!」
ランド「てへっ! お姫様にはお見通しか!」
アナ「可愛い顔して誤魔化しても駄目です!」
ミチル(あの暑苦しい笑顔が可愛い!?)
ランド「んじゃ、そういう事で、オッサン連中は退散だ。後は頑張れよ、少年達」
シリウス「ちっ! 好き放題言ってくれるぜ!」
竜馬「………」
ミチル「気にする事ないわよ、リョウ君。人には、色んなやり方があるんだから」
竜馬「そうじゃないんだ、ミチルさん…。本当は俺達もアポロ達の世話を焼いている余裕なんてないんだと思って…」
ミチル「あれの事なら、お父様も無理に使用する事はないと言っているわ」
鉄甲鬼「何の話だ、リョウ?」
竜馬「ゲッターロボの最強の武装の事だ」
鉄甲鬼「そんなものがあるのか?」
ミチル「でもね…その扱いは難しくて、パイロット3人の操作タイミングが少しでも乱れたら大事故を起こすの」
隼人「と言っても、現状のゲッターでも十分以上の戦闘力はある」「無理して、その武装を使う必要はないって事だ」
竜馬「だが、これからの戦いの事を考えたら少しでもパワーアップした方がいい…。そう思うと…」
弁慶「あんまり思い詰めるなよ、リョウ。そっちの方はボチボチ考えようぜ」
竜馬「そういう甘い考えは捨てろ、ベンケイ。第一、お前はポセイドンを完全に使いこなしてはいないんだぞ」
弁慶「おう、すまんな。まだゲッターチームに入って日が浅いんで」
竜馬「言い訳はよせ。俺達はいつだって最大限の備えをして敵に当たらなくては駄目だ」
隼人「やめろ、リョウ。ベンケイも精一杯やっている。それは俺が保障してもいい」
竜馬「そういう問題じゃないんだ…!」
隼人「何を焦っている? リーダーのお前がそんな事でどうするんだ」「この間の戦闘もそうだ。はっきり言って俺達のチームワークの乱れはお前にも原因があるぞ」
竜馬「何っ!?」
弁慶「やめろよ、ベンケイ。俺がヘタクソなのが悪いんだ」
竜馬「違う…! 違うんだ、ベンケイ!」
ミチル「リョウ君…」
アポロ「おお…花よ…。かきうもかぐわしき香りよ…。なぜ人は、こんなにも腹が減るのだろう」
シリウス「くんくん…くんくん…。俺の鼻は誤魔化せねえぜ」
麗花「お兄様ぁ~! お兄様はどこ? どこへ行かれたの?」
シルヴィア「ああ…不幸だわ…。不幸だわ、不幸だわ…」
〔歩み寄る足音〕
???(リーナ)「…見ちゃいらんないわね」
麗花「リーナ…! いつの間に月光号に…!?」
シルヴィア「歩けるようになったの、リーナ?」
不動(リーナのコスプレ)「形や言葉だけ真似しても中身は全然元のまま…」
アポロ「うわあああああああああああああああっ!」
モーリス「こ、怖いよぉ! ママーッ!!」
メール「あ、悪霊退散! はいたまえ、清めたまえぇぇぇっ!!」
レントン「何なんですか、この人は!?」
不動(リーナのコスプレ)「静まれ!!」
〔衝撃音〕
不動「久しぶりだな、お前達」
シリウス「し、司令…いらしていたんですね」
不動「お前達の事だ。どうせ、私の言葉を曲げて捉えていると思ってな」
アポロ「それを言うためにわざわざリーナの格好をしたってのかよ!」
不動「そうだ」
レントン(こ、この人…本物だ…。本物の…)
シリウス「司令、我々のやり方は間違っているのですか?」
アポロ「俺達のどこが格好だけってんだよ!」
リーナ「思い返してみるといいわ。司令が近づいた時、誰もが私が来たと思ったでしょ?」
シルヴィア「リーナ…」
ジュン「た、確かに…。身長も肩幅も何もかも違うのに…僕達はリーナさんが来たと思った」
アポロ「オッサン…俺達をいつものようにペテンにかけたのか?」
不動「カエルの子はカエル…。カエルになろうとするカエルはいない!」
アポロ「…?」
シリウス「…!」
レントン「…あの…カエルの子はオタマジャクシじゃないんですか…?」
不動「…レントン・サーストン。さしずめ君はオタマジャクシだな。手も足も出ないと言ったところか」
レントン「え…え…その…」
アポロ「ちっ…またいつもの謎かけかよ」
不動「………」
隼人「神出鬼没、摩訶不思議…。神速の魔術師は相変わらずだな」
ミチル「さすがのアポロも不動司令にはお手上げみたいね」
ムーンドギー「お、いたいた! ゲッターチーム!」
竜馬「俺達に何か用か?」
ムーンドギー「のん気な事、言ってる場合でね! おめ達に鬼から挑戦状だ!」
竜馬「何っ!?」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ2開始】

〔味方ユニット出現〕
竜馬「指定された場所はここか…」
弁慶「しかし、百鬼帝国が一対一の決闘を申し込んでくるとはな」
隼人「いいのか、リョウ? 百鬼の罠かも知れないぜ」
竜馬「百鬼帝国を叩くのは俺達の任務だ」「そして、挑戦された以上、受けて立つのが男だ」
弁慶「俺もやるぜ、リョウ。そのよ…お前から見ればまだヘタクソかも知れないがよ」
竜馬「すまない、ベンケイ…。アポロ達との事もあってあの時の俺はどうかしていた…」「だが、俺は…」
隼人「二人共、そこまでだ。どうやら俺達の相手が来たようだぜ」
〔敵ユニット出現〕
〔牛剣鬼、竜馬へ接近〕

牛剣鬼「よく来たな、ゲッターロボ。臆せずに現れた事は褒めてやろう」
弁慶「こいつは驚いた…! 鉄甲鬼みたいな血気盛んな若い鬼かと思ったが…」
隼人「挑戦状を送りつけてきたのがこんな年老いた鬼とはな」
牛剣鬼「我が名は牛剣鬼! かつては空の英雄と謳われた男だ!」
竜馬「その男がなぜ決闘を申し込んだ!? ゲッターを倒して、名を上げるのが目的か!?」
牛剣鬼「既に老いさらばえた身…今さら地位も名誉も欲しくはない」「だが、このワシのたった一つの宝を奪ったゲッターロボ! お前はこの手で必ず倒す!!」
竜馬「たった一つの宝だと!?」
牛剣鬼「問答無用! 勝負だ、ゲッターロボ!!」
隼人「リョウ! 相手は空の英雄だ! お前に任せるぞ!」
竜馬「わかった! この戦い、ドラゴンで受けて立つ!」
<戦闘開始>

<牛剣鬼HP80%以下or2EP>

牛剣鬼「やるな、ゲッターロボ! それだけの腕を持ちながら、なぜ卑怯卑劣な振る舞いをした!?」
竜馬「何っ!?」
牛剣鬼「ワシはお前達を許さない…! ワシの宝…たった一人の息子を卑怯な手で殺したお前達を!」
竜馬「お前の息子を殺しただと!?」
牛剣鬼「息子の名は牛餓鬼! お前達は東京で降伏した息子を背後から攻撃したと聞く!」
弁慶「東京って言えば、日本を百鬼帝国から解放した時の戦いか!」
竜馬「待て、牛剣鬼! 確かに俺達は百鬼帝国と戦っているが…」「降伏した相手を撃つような真似はした覚えはない!」
牛剣鬼「この期に及んでシラを切るか、卑怯者め!」「それに、息子がお前達の手にかかり死んだ事に変わりはない! ワシは息子の仇を討つ!!」
竜馬「俺達が仇…」
〔竜馬、気力低下〕
弁慶「どうした、リョウ!?」
隼人「ちっ…! リョウの弱点が出やがったか!」
弁慶「弱点!?」
隼人「リョウ! 余計な事を考えるな! 相手は百鬼帝国の鬼だ! 俺達の…人類の敵だ!!」
竜馬「だが…」
隼人「俺に代われ、リョウ! ライガーでやる!」
牛剣鬼「そうはさせん!」
〔牛剣鬼、竜馬へ隣接〕
〔竜馬にダメージ〕

牛剣鬼「これだけ接近戦に持ち込めば、分離は出来まい!」
弁慶「全く隙が無い! こいつ…只のジイサンじゃねえ!」
隼人「空の英雄と言われていたのは伊達じゃないってわけか!」
牛剣鬼「行くぞ、ゲッターロボ! 我が息子の無念、親であるワシが代わって晴らしてくれる!」
竜馬「くっ…!」

<牛剣鬼HP60%以下or牛剣鬼HP80%以下の3ターン後PP・味方援軍1&第3軍増援1出現>
〔ヒプノサウンド〕
竜馬「この声…堕天翅が来るのか!?」
〔第3軍ユニット出現〕
隼人「くそっ! こんな時に厄介な奴が来やがったぜ!」
弁慶「まずい! こっちに突っ込んでくるぞ!」
〔ケルビム兵、竜馬へ接近〕
牛剣鬼「邪魔をするか、物の怪め!!」
〔牛剣鬼、ケルビム兵へ隣接〕
〔第3軍ユニット撃破〕

隼人「一刀両断か…!」
牛剣鬼「ワシの戦いを邪魔する者は誰であろうと許さん!」
不動「では、その邪魔者は我々が相手をしよう…!」
〔味方戦艦出現〕
〈出撃準備〉
〔味方ユニット出現〕
竜馬「みんな…!」
不動「ゲッターロボ! 堕天翅の相手は我々がしよう!」
弁慶「何だよ!? こっちも助けてくれるんじゃないのか!?」
不動「決闘に助太刀する程、無粋ではない」
鉄甲鬼「牛剣鬼殿…。やはり、あなたでしたか」
牛剣鬼「鉄甲鬼…。人間に降ったというのは本当だったようだな」
鉄甲鬼「俺は鬼以外の生き方を見つけたまでです」
牛剣鬼「堕ちたな、鉄甲鬼! 鬼の誇りを忘れた貴様はもう同胞ではない!」「そして、お前も打倒を誓ったゲッターロボは、このワシが倒す! 亡き息子、牛餓鬼の御霊のためにな!」
鉄甲鬼「牛剣鬼殿!」
牛剣鬼「ついて来い、ゲッターロボ!」
竜馬「くっ…!」
〔牛剣鬼、後退〕
〔竜馬、牛剣鬼へ接近〕

シルヴィア「頑張って、ゲッターチーム!」
アポロ「見せてもらうぜ、お前達のチームワークってのをよ」
不動「そんな余裕があるのかな、お前達に?」「見るがいい。お前達の相手が来るぞ」
〔ヒプノサウンド〕
〔第3軍ユニット出現〕

つぐみ「アクエリオン!?」
ピエール「あいつらも神話獣なのか!?」
ジュン「高次元量子パターン確認! あれは神話獣がアクエリオンの能力をコピーしたものと思われます!」
シルヴィア「で、でも! ソーラーとマーズとルナの3体が揃ってるよ!」
シリウス「うろたえるんじゃねえ! 特訓の成果を見せるぜ!」
麗花「シリウス…アポロになりきってる…」
シルヴィア「わ、わかったわ…。こんな不幸に…負けない…!」
アポロ「よ、よし…! 私達の力を見せる時だ!」
チル「三人共、変なのぉ!」
ジロン「無理しちゃって、まあ…」
ゲイナー「本当に、あんなのでアクエリオンは強くなれるんですか?」
ゲイン「さあな。あの司令殿の考えてる事は俺達にはさっぱりだ」
リーナ「…って言われてるけど?」
不動「………」
テクス「彼らの演技は表の感情のコピーに過ぎないでしょう」「まだまだ自分の内面に踏み込むには時間がかかるようです」
不動「子供が育つのは、いつも親が思うよりも早いものです」
テクス「なるほど…。習うより慣れろ、と?」
不動「彼らは今、三本の矢の秘密に触れようとしています」「彼等が一番苦手な相手になりきった時、三本の矢は大いなる形を表す」
リーナ「そこにたどり着く前に束ねた矢が折れないのを祈りましょう」
アポロ「行くぞ! 美しき拳を受けてみるがいい!」

≪第3軍増援2出現前≫
<竜馬vs牛剣鬼>

牛剣鬼「ゲッターロボ! 数々の鬼の勇者を葬ってきた貴様も今日で終わりだ!」
竜馬「この気迫…! 英雄と言われただけの事はある!」
牛剣鬼「この戦いがワシの最後の戦いだ! ゲッターよ! 先に地獄へ行くがいい!!」

≪第3軍増援2出現前≫
<アポロvsミラーソーラーアクエリオンorミラーアクエリオンマーズorミラーアクエリオンルナ>

シリウス「くそっ! ニセモノ野郎! 目ざわりなんだよ、お前らは!」
シルヴィア「ああ、不幸だわ…。こんな敵まで出てくるなんて…」
アポロ「醜い偽者などに心を惑わされるな! 美しき真実は我らにありだ!」
リーナ「滅茶苦茶ね…」
不動「まだまだという事か…。大いなる形は遠いな」

<牛剣鬼orミラーソーラーアクエリオンorミラーアクエリオンマーズorミラーアクエリオンルナ撃破・第3軍増援2出現>
※※牛剣鬼撃破の場合のセリフ※※
〔牛剣鬼に爆発〕
牛剣鬼「まだだ! 我が息子の無念を晴らすまでワシは倒れん!」
〔牛剣鬼、精神コマンド「ド根性」使用〕
竜馬「まだ戦うと言うのか!?」
シリウス「何やってんだ、リョウ! そんな奴、とっとと片付けちまえ!」
アポロ「気を抜くな、シリウス! こちらの敵も手強いぞ!」
※※ミラーソーラーアクエリオン撃破の場合のセリフ※※
〔ミラーアクエリオン、回復〕
※※ミラーアクエリオンマーズ撃破の場合のセリフ※※
〔ミラーアクエリオンマーズ、回復〕
※※ミラーアクエリオンルナ撃破の場合のセリフ※※
〔ミラーアクエリオンルナ、回復〕
※※ミラーソーラーアクエリオンorミラーアクエリオンマーズorミラーアクエリオンルナ撃破の場合のセリフ※※
シルヴィア「再生した…!」
シリウス「くそっ! しつこい奴らだぜ!」
アポロ「落ち着くんだ、シリウス! 奴ら、何かする気だぞ!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔ミラーアクエリオンマーズ&ミラーアクエリオンルナ、ミラーソーラーアクエリオンと小隊統合〕
マーイ「やだ! あいつら、連携で攻撃してくる気よ!」
リーア「ずるい! ただでさえアクエリオンが3機いるようなものなのに!」
ピエール「逃げろ、アポロ! まともに相手をすると危ねえぞ!」
アポロ「しかし、逃げると言っても…!」
不動「いつまで下らん物真似を続ける気だ…?」
シリウス「!」
不動「カエルの子はカエル、鷹の子は鷹、狼の子は狼…」
アポロ「司令、それはいったい…?」
シリウス「カエルの子はカエルって…?」
シルヴィア「相手になりきるって…?」
アポロ「………」「ええい! いくらなりきるったって、やっぱり俺は俺だ!!」
つぐみ「ア、アポロ君!?」
シルヴィア「そうよ! あたしはあたし…どこが悪いの!?」
シリウス「よく言ったぞ、シルヴィア! それでこそ我が妹!」
シルヴィア「はい、お兄様!」
〔アポロ、気力上昇〕
[イベントデモ「エレメントシステム発動」]
アポロ「行くぜ、シリウス、シルヴィア!!」
ジュン「第三感情レベル増大! 魂のエベルが急上昇しています!」
リーナ「大いなる形が目覚める…」
シリウス「アポロ!」
シルヴィア「行っけえぇぇぇっ!」
アポロ「うおおおおおおおおっ!!」
〔アポロ、ミラーソーラーアクエリオンへ隣接〕
[イベント戦闘「アポロvsミラーソーラーアクエリオン」]
〔第3軍ユニット撃破〕
ジロン「やったぜ、アポロ!!」
オリバー「な、何だ!? さっきの攻撃は!」
マリン「一つの形態でありながら、他の二つの形態の特性を活かして戦ったのか!」
桂「毎度々々の事ながら、無茶苦茶やってくれるねえ!」
ゲイナー「この展開…慣れろって言われても無理です…!」
リーナ「大いなる形…完成したわね」
不動「同じ向きに揃った三本の矢は強い力によって折れる…!」「三本の矢は互いの生き様を認め合い、互いに違う方向を示してこそ真価を発揮する!」
シャイア「でも…みんながバラバラの方向を向いちゃ役に立たないんじゃない?」
不動「ふ…バラバラのままではな」「だが、もし三本の矢が互いにかりきり、深く相手を感じ、結び合う何かを…」「カエルと鷹と狼を結ぶ何かを見つけたとしたら…!」
テクス「三軸が結ぶ大いなる形…」
不動「三つのベクターが三人の魂の中心から前後、左右、そして天地の三方に伸びる時…」「三本の矢は次元を超え、大いなる立体を…世界を生み出す!」
アポロ「俺達が…」
シリウス「互いを結ぶ何かを見つける事で…」
シルヴィア「世界を生み出す…」
不動「少年達よ! 次元を超え、大いなる世界を生み出せ!」
牛剣鬼「…黙れ!」「何が少年達だ! 何が世界を生み出すだ! 息子は、この世界にもういないのだ!」
ホランド「うるせえんだよ、爺さん! さっきから聞いてりゃ恨み言ばかり言いやがってよ…!」
ランド「やいやい、百鬼帝国! てめえらのせいで人間だって何人も死んでるんだぞ!」
隼人「牛剣鬼よ。俺達と鬼は互いに相容れない存在として戦ってきてるんだ」「そこに仇だ何だを持ち出すのは筋違いじゃねえのか?」
牛剣鬼「そんな事は若造共に言われなくてもわかっている!」「老いたとはいえ、ワシも戦士だ…。剣を合わせれば、お前達がどういう男かわかる…」「お前達が卑怯な振る舞いをするような男達ではない事がな」
竜馬「牛剣鬼…」
牛剣鬼「大方、牛餓鬼が後ろから撃たれたというのも、ワシをたきつけるためにヒドラーがついた嘘なのだろう」
弁慶「わかってくれたのか、ジイサン!」
牛剣鬼「だが、戦いをやめるわけにはいかない!」「遺恨は無くとも、息子の仇を討つのは親の役目だ!」
竜馬「これ以上、無益な戦いはよせ! 俺は…人の心を持ったお前とは戦いたくない!」
牛剣鬼「黙れ! 男なら正々堂々と戦え!」「どちらかが死ぬまで鬼の戦いは終わらないのだ!」
竜馬「まだわからないのか! お前のその考えが息子を死に追いやったんだ!」
牛剣鬼「何っ!?」
竜馬「戦う事しか生き方が無いというそういう考え方が!」「鬼の生き方が息子を無謀な戦いに駆り立てたんだ!」
牛剣鬼「だ、黙れ!」
竜馬「息子を殺したのは本当はお前だ! 鬼の生き方だ!」
牛剣鬼「若造の親の気持ちがわかってたまるか!」
隼人「リョウ、やるぞ! 奴は死ぬまで鬼の戦士だ! 戦いしか道はない!」
竜馬「しかし…」
隼人「圧倒的な力で奴を黙らせる! シャインスパークだ!」
竜馬「!」
弁慶「やろうぜ、リョウ! 俺達三人の力を合わせれば、必ず出来る!」
竜馬「だが、ベンケイ…お前は前の戦いでケガをしている」
弁慶「!」
ミチル「本当なの、ベンケイ君!?」
弁慶「誰にも知られないように隠していたのによ…。さすがリーダーだぜ、リョウ」
竜馬「気づいていたさ…。お前がゲッターに慣れるために必死で特訓していた事も…」
隼人「リョウ…お前…」
竜馬「無理をするな、ベンケイ…。俺達は百鬼帝国とは違う…逃げる事も生き方だ…」
弁慶「何を言っているんだ、リョウ!」
竜馬「俺は…もう二度と仲間を失いたくないんだ…!」
弁慶「!」
不動「それが君の感じた仲間との絆か」「甘いぞ、流竜馬!」
竜馬「!」
不動「確かに束ねられた三本の矢も強力な力が加えられれば折れる…」「だが、矢を束ねるお前がその強さを信じられないでどうする!?」
隼人「リョウ! 俺達を折れない三本の矢にするのは互いを信じる心…信頼だ!」
弁慶「やるぜ、リョウ! …俺は最初はチームに入るのを断っていたが、今は違う…!」「俺は自分の意志でゲッターチームにいるんだ!」
竜馬「ハヤト、ベンケイ…」「よし!」
〔竜馬、気力上昇〕
アポロ「リョウ、今度はお前達の番だぜ!」
シリウス「見せてもらうぞ、元祖と呼ばれたゲッターロボのチームワークを!」
竜馬「やるぞ、ハヤト、ベンケイ! 三つの心を一つにすれば恐れるものは何もない!」
隼人「ベンケイ! 今までの特訓の成果を思い出せ! やれば出来るはずだ!」
弁慶「おう! 腕が足りない分は気合でカバーだ!」
牛剣鬼「来い、ゲッターロボ! 真っ向勝負だ!」
竜馬「行くぞ、牛剣鬼! これが俺達の選んだ戦いの道だ!」
〔竜馬、牛剣鬼へ隣接〕
[イベント戦闘「竜馬vs牛剣鬼」]
牛剣鬼「…見事だ、ゲッターロボ…! だが、まだだ!」
〔牛剣鬼、精神コマンド「ド根性」使用〕
弁慶「まだやる気かよ!」
牛剣鬼「ワシは鬼だ! 鬼は最後まで戦いをやめん!」「ゲッターロボ! ワシの最後の戦いに付き合ってもらうぞ!」
隼人「覚悟を決めたってわけかよ! だが、腹をくくったのはこっちも同じだぜ!」
不動「気を抜くな、お前達! まだ敵は来るぞ」
〔第3軍ユニット出現〕
シリウス「凝りもせず、模造品を送り込んできたか!」
シルヴィア「本家の力、また見たいって言うんなら見せてあげるわよ!」
ジャミル「各機は残る敵を掃討! あの鬼はゲッターロボに任せる!」
アポロ「リョウ、余計な情けは無用だ! やっちまえ!」
牛剣鬼「ゲッターロボ! 百鬼老兵は死なぬ! その意地と誇りを見せてくれる!」
竜馬「馬鹿野郎…馬鹿野郎っ!!」「鬼の生き方なんて俺は…俺は絶対に認めないぞっ!!」

≪第3軍増援2出現前≫
<竜馬vs牛剣鬼>

竜馬「行くぞ、牛剣鬼! お前が鬼の生き方を捨てない以上、俺は容赦しない!」
牛剣鬼「望むところよ! 鬼の戦いの真髄を貴様に見せてくれるわ!」
竜馬「それを真っ向から打ち砕く! 守るべきもののない鬼とは違う人間の戦いを見せてやる!!」

<隼人vs牛剣鬼>
隼人「行くぜ、空の英雄! その老いた目ではライガーのスピードを追えまい!」
牛剣鬼「若造め! ワシにはそれを補って余りある経験があるわ!」
隼人「その長い戦いの日々も今日で終わりにしてやるぜ!」

<弁慶vs牛剣鬼>
牛剣鬼「未熟者め! 貴様がゲッターチームの弱点と見た!」
弁慶「ベンケイの泣き所とは洒落てやがる! だが、俺には度胸と根性がある!」「勝負だ、じいさん! そっちが鬼の戦いならこっちは人間の意地ってのでいくぜ!」

<鉄甲鬼vs牛剣鬼>
牛剣鬼「鉄甲鬼! ワシの戦いを邪魔するな!」
鉄甲鬼「そうはいきません、牛剣鬼殿! ゲッターロボを倒すのは私です!」「その日が来るまで奴は誰にもやらせるわけにはいかないのです!」
牛剣鬼「フン…やはり貴様も鬼か! だが、ワシの邪魔をするなら斬る! 鬼の前に立つ者には死あるのみだ!」

≪第3軍増援2出現後≫
<アポロvsミラーソーラーアクエリオンorミラーアクエリオンマーズorミラーアクエリオンルナ>

アポロ「行くぞ、シリウス、シルヴィア! ニセモノ野郎をぶっ飛ばすぜ!」
シリウス「貴様に言われるまでもない!」
シルヴィア「そうよ! リョウの真似してリーダーぶっても無駄なんだからね!」
アポロ「ヘ…調子出てきたじゃねえか! やっぱり、こうじゃねえとな!」
リーナ「これでいいのかしら…?」
不動「さてな…」

<牛剣鬼撃破>
〔牛剣鬼に爆発〕
牛剣鬼「見事だ、ゲッターロボ…。これでワシも牛餓鬼の所へ行ける…」
竜馬「牛剣鬼!」
牛剣鬼「百鬼帝国に…栄光あれっ!!」
〔敵ユニット撃破〕
隼人「結局、あの男…最後まで鬼としての生き方を貫き通したか」
弁慶「リョウの言う通り、鬼の生き方があいつを殺したんだ」
竜馬「戦うだけの生き方…。それしか無い限り、俺達と鬼との戦いは続く…」

<敵&第3軍全滅・勝利条件達成>
大尉「敵の全滅を確認したぞ! こちらの勝利だ!」
桂「そんなにはしゃぐなって、大尉。ちょいと複雑な気分なんだから」
竜馬「…鉄甲鬼…。俺達は牛剣鬼を倒すしかなかったのか…?」
鉄甲鬼「牛剣鬼は百鬼一族の戦士として戦ったまでだ…」「お前が言うように牛餓鬼を殺したのが牛剣鬼の押し付けた生き方だとしたら、あの男も鬼の生き方に殺されたんだ」
メール「あのおじいさんも百鬼帝国の犠牲者だったって事…?」
ランド「そう簡単には決められないな。俺達は人間、あいつは鬼…」
ゲイン「自分の生き方を変えないのなら、それに殉じるのもそいつの人生だ」
竜馬「牛剣鬼は最後まで鬼としての戦いを選んだのか…」
ジロン「そうなったら仕方ないな。お互いを受け入れられないのなら戦うしかない」
アポロ「人間と堕天翅も、そうだな」
ジャミル「これは異種族間の事だけではない…。人間同士でも同じだろう」
マリン(相容れない者同士は戦うしかない…。地球人とS-1星人もその運命をたどるのか…)
竜馬「でも、俺は信じたい…。鬼にだって心を持った奴はいる…。あの牛剣鬼にも家族を愛する心はあった」「心ある者同士ならわかりあう道もあるはずだと…」
ホランド「ああ…そうだな…」
ランド「へえ…そういうの、大将なんかはくだらねえって言うと思ったがな」
ホランド「るせえよ…」
タルホ「ホランド…」
リーナ「…同じ場所の違う世界で生きる者…。その出会いは不幸? それとも…」
不動「…時は近いか…」
竜馬「ハヤト、ベンケイ。俺は心を決めた」「この世界を守るためにも俺はもっと多くの人間を知ろうと思う。ZEUTHの皆と共に」
弁慶「さすがだな、リョウ。やっぱり、お前は俺達ゲッターチームのリーダーだ!」
隼人「そして、お前には俺やベンケイの事はお見通しだったってわけか」
竜馬「フ…俺もボインちゃんが大好きだからな」
ミチル「リョ、リョウ君…!?」
隼人「こいつは一本取られたぜ」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

アトランディア

  ~アトランディア~
音翅「太陽の翼の力は日増しに増大しているようです」
頭翅「あの程度の神話獣を倒したぐらいでは、かつての多しき翼の半分の力も取り戻してはいない」
音翅「お急ぎにならなくてよろしいのですか? いずれ門は開き、世界は支えきれぬ命に溢れるでしょう…」「これは因果の鎖を断ち切るだけでなく、この無限の牢獄を破壊するまでの嵐を巻き起こすかも知れませぬ…」
頭翅「そうだな…。では、迎えに行くとしよう」「生まれ変わった我らの同胞を…」

百鬼帝国 科学要塞島

  ~百鬼帝国 大帝の間~
ブライ「そうか…。牛剣鬼も敗れたか」
ヒドラー「奴には心底落胆させられました。かつての空の英雄も堕ちたものです」「だが、奴も一つだけ役に立ちました。ZEUTHが動いた事で堕天翅共のデータを集める事が出来ました」
ブライ「よくやった、ヒドラー元帥。以降も奴らの監視は怠るな」
ヒドラー「隙あらば奴らを叩き潰しゲッター線を始めとする超エネルギーを手に入れてご覧に入れます」
ブライ「フフフ…各地の工作員からの連絡では、近々人間共の間で大きな動きがあるそうだ」「その混乱に乗じて、我らも動くぞ。この世界を手に入れるために」
ヒドラー「百鬼ブライ!」
グラー「ブライ大帝、堕天翅について面白い事実が判明しました」
ブライ「言ってみろ、グラー博士」
グラー「この多元世界を構成する世界の一つに堕天翅の活動の痕跡が見られました」「その世界では遥か過去…人間共と堕天翅が戦っていた模様です」
ブライ「その件については既に聞いている。それのどこが面白いのだ?」
グラー「これをご覧下さい。とある世界の遺跡で発見された書物にあったその時の戦いを描いた絵画です」
ヒドラー「これは…!?」
ブライ「どういう事だ…!? ZEUTHの機体がいるではないか…!」
グラー「詳しい事はわかりませんが、これは今より1万2000年前の出来事のようです」「書物には、この頃を暗黒の時代…黒歴史と記録されていました」
ブライ「黒歴史か…」
グラー「この時代の最後に堕天翅は次元の壁の向こうに閉じ込められたようです」「私は、その時に起きた何かにも次元力が関与していると思われます」
ヒドラー「1万2000年前に奴らの機体が存在していたとは…」
ブライ「それが時を超え、この時代で再び戦いを繰り広げるとはな…。確かに面白い」「グラーよ、黒歴史を引き続き調べよ。次元力についての手がかりも得られるかも知れん」
グラー「百鬼ブライ…!」
ブライ「しかし、この絵に描かれた軍団…。全てを焼き尽くす審判の巨人達と言ったところか…」「この巨人を使う男…。確か独眼鬼が以前に接触していたな…」

ガリア大陸東部

  ~アイアン・ギアー 格納庫~
麗花「不動司令、行ってしまわれるのですか…?」
不動「お前達の顔を見に来ただけだ。私も暇をしているわけではない」
アポロ「ちっ…結局、偉そうに説教たれに来ただけかよ」
不動「では、リーナを残していこう。本人もそれを希望しているのでな」
シルヴィア「それってリーナが何かを予知したって事ですか?」
リーナ「どうかしら? …でも、私はここに惹かれる…」「蝶の羽、黒い歴史…」
ティファ「蝶の羽…」
ガロード「どうした、ティファ…? あのリーナって子の言葉に何か感じたのか?」
ティファ「…わからない…。でも…」
リーナ「あなたがティファ・アディールさんね?」
ティファ「はい…」
リーナ「私はリーナ・ルーン、よろしくね。それと…」「そちらのエウレカさんも」
エウレカ「………」
レントン(あの子…エウレカの事、知ってるのか…)
リーナ「蝶の羽、黒い歴史…。そして、託される希望…」
エルチ「あの~」
不動「何か用かな?」
エルチ「その…不動司令…。実は私達、ちょっと活動資金が不足していまして…」「ディーバの方で少し援助していただけないでしょうか?」
不動「………」
ジロン「恥ずかしい話だけどさ…俺達、色々とモメ事に巻き込まれてほとんど仕事が出来てないんだ」
エルチ「おたくのエレメントの皆さんもいる事ですし、ここはご協力を…」
不動「金は無い」
ゲイナー「きっぱり言い切った!」
サラ「ある意味、男らしい!」
不動「代わりに言葉を送る」
〔手を叩く音〕
不動「両の手を叩き合わせたその間に何がある…」「その言葉の意味を考えろ、アポロ」
アポロ「…何言ってんだ?」
不動「今日感じたものが道しるべだ、流竜馬」
竜馬「え…」
不動「そのために己の壁を壊せ、マリン・レイガン」
マリン「………」
〔手を叩く音〕
不動「両の手を叩き合わせたその間に何がある」
アポロ「………」
不動「また会おう!」

  ~グローマ ブリッジ~
ジャミル「両の手を叩き合わせた間か…。深いな…」
ミムジィ「煙に巻かれただけのような気もしますけど…」
ッジャミル「確かに資金の不足は深刻化しつつある。このままでは補給も追いつかない事になるだろう」
ゴーヴ「ゲッコーステイトの連中が作っている例の雑誌の売り上げではどうにもならんのか?」
ジャミル「『ray=out』ですか…。残念ながら、あれはアングラの類ですから大きな収益は見込めないようです」
ミムジィ「それでも作り続けるなんて、意外にゲッコーステイトって経済観念がないんですね」
ジャミル「ホランドは何か目的があってやっているようだが…」
シャイア「といあえず、補給の件ですがエマーンにいらっしゃるのはいかが?」「あそこなら、私の家の方で融通を利かす事も出来ますわ」
ミムジィ「そうね! エマーン本国の近くだもの! それがいいわ!」
ジャミル「…わかりました。その言葉に甘えさせていただきます」「では、進路をエマーン本国へ向けるようエルチ艦長とホランドにも伝えます」
〔通信を切る音〕
パプティ「フリーデンからの通信、終了しました」
シャイア「…私達の演技、わざとらしくなかったかしら?」
ミムジィ「でも、とりあえずは進路をエマーンに向ける事が出来たわ」「これでチラムが攻めてきても何とかなるわ」
シャイア「特異点をエマーン本国に移送する…。時間はかかってしまったけど、やっと一息つけそうね」「…でも、これでいいのかしら? 桂に事情を話さないまま来たけど…」
ゴーヴ「ま…仕方ないわな。下手な事を話せば、桂はチラムに行くと言い出すかも知れん」
ミムジィ「………」
シャイア「…とにかく急ぎましょう。きっとチラムだって私達がエマーンい向かえば仕掛けてくると思うわ」
ミムジィ(ごめんね、桂…。でも、許して…仕方がないの…)(あなたは特異点…。時空を修復する鍵なのだから…)
【シナリオエンドデモ終了】

【バザー】

≪「納豆」所持≫

チル「臭いよ、アポロ! まだ納豆、持ってたの!」
ジロン「それって日本で買った奴だろ! 本当に腐ってるんじゃないか?」
アポロ「ちげえよ。こいつは不動のオッサンの土産だ」
エルチ「あの人、お金は無いのにこうういう余分なものは持ってくるんだ!」
弁慶「久しぶりの日本の味だな。アポロ、少し食わせろよ」
アポロ「でもよ、米の飯がねえんだ…」
弁慶「何だって!?」
ミチル「お米がないのならパスタを食べれば? 納豆スパも美味しいわよ」
隼人「ふ…ミチルさんよ、そいつは認めるわけにはいかねえな」
アポロ「じゃあ、どうすんだよ? このまま食べるのか?」
ジロン「だったら、その納豆をマーケットで何かと交換しようぜ」
エルチ「賛成~! こうなったら資金の代わりって事で少しでもいいものと交換するわよ!」
アポロ「言っとくがよ、エルチ。こいつは俺がおっさんにもらったものだ。俺の好きなものと換えさせてもらうぜ」

戦場へ素早く移動。大サービス品、メガブースター。

 大トカゲのくんせい
南アメリアを中心に生息する
トカゲのくんせい。
北半球のものより巨大であり、
性質も凶暴。
しかし、その肉は高タンパクで
あっさりとしながらも
後を引く美味しさで大人気。
その美味はくんせいにしても変わらず
高額で取り引きされる。

温暖な気候の土地に生息する
巨大トカゲのくんせい。すこぶる美味。

≪「大トカゲのくんせい」購入≫
シルヴィア「い、いやあぁぁぁぁぁぁっ!!」
麗花「な、何なの、これは!?」
アポロ「見りゃわかるだろ? 大トカゲのくんせいだ」
つぐみ「で、でも…何もそのまんまの姿でくんせいにしなくても…」
ジロン「いい買い物したな、アポロ。これなら30人前になるぜ」
アポロ「これは俺んだからな! 勝手に食うなよ、ジロン!」
ジロン「何言ってんだ。初めて会った時は俺達のトカゲ肉を5人前食ったくせに」
アポロ「う…」
チル「駄目だよ、アポロ。食べ物はみんなで分け合わなくちゃ」
アポロ「わかったぜ、チル。へへ…お前を見てると、俺の昔の仲間を思い出すな」「ってわけだ! お前らも一緒に食おうぜ!」
シルヴィア「誰が、そんなものを!」
つぐみ「お願いですから、私達に見えない所で料理してください!」
麗花「…不幸だわ…」
アポロ「何だよ…せっかく誘ってやったのによ」
ジロン「気にしない、気にしない。いらないって言うのなら、俺達だけで食べようぜ!」
エルチ「それじゃ!いただいま~す!」
つぐみ「エルチ艦長って…たくましいんですね…」

【概要】
 不動の指示した特訓に翻弄される一行に牛剣鬼の挑
戦状が突きつけられる。リョウとアポロ達は、戦いの
中で自らを成長させるのであった。


● No27B「15年目の亡霊」 へ戻る

● No29B「アウトサイダー」 へ進む


◆ 「スーパーロボット大戦Z」 へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。