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No.2B
旅立ちの日

【シナリオデモ開始】
シベリア ドームポリス・ウルグスク

  ~ウルグスク ハイスクール~
ママドゥ「…大変動の跡、人々は地球を保全するために環境の良い土地を動植物に譲り、自分達は過酷な地へと住居を構えた」「これが知っての通り、ドームポリスがシベリアの大地に建造された理由だ」
サラ「でも、ママドゥ先生…大変動を生き延びた人達の一派であるイノセントは…」「その理念に従わず、この大陸の中央の乾燥した大地に居を構えたと聞きます」
ママドゥ「その通りだ。よく勉強しているな、サラ・コダマ」
サラ「そのイノセント達は、なぜ自らを特権階級に置いたのですか?」
ママドゥ「いい質問だ。その理由は、彼らが大変動以前の地球文化の後継者を自称していた事が大きい」「彼らは広大な乾燥地帯をゾラを名付け、そこに自らの理想社会を作ろうとし、指導という名目で人々を支配したのだ」
ベロー「でもよ…結局、支配されてた連中にイノセントは倒されちまったんだろ?」
ママドゥ「それは歴史の必然と言えるだろう。人間の自由を何者かが縛るのは不可能なのだから」
サラ「抑圧に対する自由への渇望…。それがイノセントの支配をくつがえしたんですね?」
ママドゥ「うむ…。確かに、それがイノセントを倒す原動力になったと言えよう」「イノセントは自分達の社会を『掟』という名の絶対の規範で縛り、人々を盲目的に従わせてきた」
ベロー「要するに押さえつけたから、市民は反発したってわけね」
ママドゥ「イノセントに支配された人々が、シベリアのドームポリスにほとんど接触しなかった事も、掟の一例だ」「もっとも、現在の地球は各地域毎に独自の社会・文化形態を築き、互いに不干渉の姿勢を貫いているがな」
ベロー「俺らがガキの頃に起こった南の大陸の大災害についても結局、ロクなッ情報が入らなかったもんな」
ママドゥ「他にも彼らは『三日の掟』という法を定め、あらゆる犯罪を犯しても三日逃げ切れば良しとした」
ベロー「つまり、何やっても逃げたモン勝ちってわけね」
サラ「でも、イノセントが倒れた今、状況は大きく変わってきていますね」
ママドゥ「その通りだ。シベリアにもゾラの人間が流れ込み、様々な仕事を請け負っている」
ベロー「連中はエクソダスに成功したってわけだ」
サラ「やめなさいよ、ベロー」
ゲイナー(サラ…サラ・コダマ…)(やっぱり、いいなぁ…)
〔教室の扉の開く音〕
アデット「………」
ベロー「な、何だ!?」
アテッド「ゲイナー・サンガは、いるんだろ?」
ママドゥ「あんたは?」
アデット「シベリア鉄道の警備隊の者だ。ゲイナーは?」
ゲイナー「僕…ですが?」
アデット「エクソダスの容疑だ。身柄を拘束する」
ゲイナー「俺が!? そんな!」
アデット「話は隊で聞いてやるから、来るんだ!」
ゲイナー「う、うわっ!」
アデット「…騒がせたな。授業を続けてくれ」
〔教室の扉の開く音〕
ベロー「お、おい…サラ。あいつ、無関係なのに…」
サラ「彼はツイてなかったのよ…。でも、計画はもう止まらないわ」
ママドゥ(請負人の到着はまだか…。計画の決行は今夜なのだぞ…)

  ~ドームポリス・ウルグスク~
メール「見て、ダーリン! あんな大きな山車の準備してるよ! あ! あっちはもっと大きい!」
ガロード「へえ…今日はお祭りみたいだな!」
ランド「はしゃぐなって。俺達はここに遊びに来たんじゃねえんだ」
ガロード「何言ってんだよ。ランドだって、さっき出店でアイドルのブロマイド買ってたじゃねえか」
ランド「仕方ねえだろ! 俺はミイヤ・ラウジンのファンなんだから!」
メール「まったく…! 男って奥さんがいても、こういうもんなのよね」
ガロード「で、そのミイヤ・ラウジンって誰だ?」
ランド「アメリア大陸から来たお前じゃあ知らんのも仕方ないな」
メール「ミイヤはね、何代も続いている歌姫の家系の人なの」
ガロード「何代も、って事は、そのミイヤってのはずっと昔からいるのか?」
ランド「ああ、そうだ。で、初代ミイヤは初めてエクソダスを成功させた人なんだとよ」「だから、一部じゃミイヤはエクソダスの守り神みたいに崇められてんだ」「しかし、ラッキーだぜ。今夜の本番の祭りには、ミイヤ本人が来るらしいからな」
ガロード「どっちが仕事を忘れてるんだが…」
メール「でも、大丈夫かな…。このウルグスクに着いた途端、ゲインは捕まえられちゃったし…」
ランド「あれは奴一流のワナだな。顔の売れてる自分がワザと捕まって、警戒を弱めさせるつもりなのさ」「それに、仕事のためにお宝を手に入れるって言ってたからな」
ガロード「じゃあ、俺達は…?」
ランド「当初の計画通りにやるぞ。ゲインはゲインで何とかするだろうからな」

  ~メダイユ公爵邸 地下牢~
ゲイナー(せっかくの祭りの日だってのに何だって、こんな事になるんだ…)(今朝はオーバーマンバトルでシンシアさんに買って、キングの称号をもらったっていうのに…)
〔牢の扉の開く音〕
シベ鉄隊員「ほら、入れ…」
ゲイン「…そう乱暴にするなって。こっちは散々殴られて、ズタボロなんだからよ」
シベ鉄隊員「フン…こうなると黒いサザンクロスも可愛いもんだ」
ゲイン「で、あっちの少年は?」
ゲイナー「………」
シベ鉄隊員「エクソダスの容疑だ。昨日から怪しい連中は片っ端から捕まえてるからな」「おかげで町の警察の牢は一杯で、メダイユ公の屋敷の地下牢を借りなきゃ追っつかないってわけだ」
ゲイン「…なるほどね。下調べ通りだ」
シベ鉄隊員「お前…!?」
ゲイン「油断しすぎだぜ、シベ鉄!!」
〔殴打音〕
〔人の倒れる音〕

ゲイン「常に上から目線だから、こうなるんだよ。少しは勉強しな」
ゲイナー「………」
ゲイン「さてと…来るかい、少年?」
ゲイナー「い、いや…僕は…」
ゲイン「不平不満はあっても、自分からは何もしない…。それがドームポリスのピープルの習性だもんな」
ゲイナー「…行きます」
ゲイン「いいのかい?」
ゲイナー「僕、ここにいる人間じゃありませんから」
ゲイン「俺はゲインだ」
ゲイナー「僕、ゲイナーです」
ゲイン「エクソダス、するかい?」
ゲイナー「はい、ゲインさん!」

  ~ウルグスク 広場~
ランド「うひょお! 見ろよ、ガロード! ミイヤだ! 歌姫ミイヤだぜ!」
ガロード「落ち着けよ、ランド! ありゃ立体映像だろうが!」
ランド「いいの、いいの。元はミイヤなんだから。見ろよ、あの腰のライン…たまらん!」
メール「もう、ダーリンったら! 仕事の方はいいの?」
ランド「そうカリカリしてると怪しまれるぜ。…街のあちこちを見てみな。ほれ…あそこの路地とか…」
メール「ヤキソッバ屋さんの屋台…! ダーリン、まだ食べるの!?」
ランド「そうじゃなくて、もう一つ奥の方の路地だって…」
ガロード「あれ…シベ鉄の警備隊が使ってるシルエットマシンか?」
ランド「ああ…どうやら、このウルグスクがエクソダスするってのはシベ鉄にもバレてるらしいな」「だから、躍起になってエクソダスに参加しそうな連中を逮捕しまくってるってわけだ」
〔歩み寄る足音〕
ケジナン「おい、そこのお前…」
ランド「何ですか、ダンナ?」
ケジナン「お前…さっきエクソダスがどうのって話してなかったか?」
ランド「滅相もない! あたしゃ腹が痛くてトイレを探してたんスよ」「え~くそ…」
エンゲ「うわ! きたねえな、おい! とっととトイレに行けよ!」
ケジナン「ま…俺達、シベリア鉄道警備隊が目を光らせてるんだ。おかしな真似はするなよ」
〔歩き去る足音〕
ガロード「何だよ、あいつら…。下っ端のクセに威張りやがって」
ランド「シベリア鉄道は、このガリア大陸の交易と交通を管理している」「言い換えれば、人々の生活を完全に牛耳っているってわけだ」
ガドーロ「じゃあ、連中がエクソダスを目の仇にしてるのって…」
ランド「ピープルが勝手に動き回れば、シベ鉄が独占している利益や権利がパーになっちまうからな」「だから、連中は管理の名の下にエクソダスを許さないのさ」
メール「そんな事より、ダーリン! 急がないと!」
ランド「ん? ゲインとの約束の時間にはまだ少しあるぞ」
メール「そうじゃなくて! …ダーリン…トイレ行きたいんでしょ? 急がないと漏らしちゃうんじゃ…」
ランド「あのなぁ…お前…」

〔歩み寄る足音〕
ゲイナー「ゲインさん、ここは?」
ゲイン「メダイユ公爵のコレクションルームだ」
ゲイナー「真っ暗でよく見えませんが、古いオーバーマンや見た事のないマシンもあるみたいですけど…」
ゲイン「ここのドームポリス、ウルグスク領主のメダイユ公爵は何でもかんでも芸術品にしちまうのさ」「マシン、美術品、本、技術…。特に大変動前の品のコレクションはかなりのもんって噂だ」「そのおかげで、こっちとしてもお宝にありつけるんだがな。…さあ、お目当てに辿り着いたぞ」
ゲイナー「え…?」
ゲイン「今、明かりを点ける」

ゲイナー「これは!?」
ゲイン「メダイユ公が中央に内緒で収集したオーバーマンだ。何か魂胆があったんだろう」
ゲイナー「骨董品には見えませんよ…」
〔機体の歩行音〕
ゲイナー「この足音…何か近づいて来る!?」
ゲイン「シベ鉄のドゴッゾだ。連中、こんな所まで追ってきやがったか!」「少年! このオーバーマンを起動させろ!」
ゲイナー「え…でも…!?」
ゲイン「出来ないか?」
ゲイナー「…やりますよ…!」

  ~メダイユ公爵邸内~
アナ「リュボフ、早くお祭りを見に行きましょう!」
リュボフ「お待ちを、姫様。何やら階下が騒がしいようですが…」
アナ「きっと、お祭りの出し物よ。ねえ、リンク、リンナ、リンス!」
リンクス「キイッ!」
アナ「どうしたの、三匹共?」
リュボフ「ひ、姫様…あれは!?」
〔オーバーマンの稼働音〕
リュボフ「フォトンマットの光…!? 床の下に何かいるの!」
〔崩落音〕
〔画面、振動〕

リンクス「!」
アナ「オーバーマン!?」
リュボフ「姫様、お下がりください! オーバーマンの手の所に男が…」
〔人の着地する音〕
ゲイン「なかなか筋がいいぞ、少年。運転手ぐらいは務まりそうだ」
アナ「あなたは?」
ゲイン「察する所、アナ・メダイユ姫ですね? お祭りを見に行きませんか?」
アナ「今、行くところだったのよ!」
ゲイン「丁度よかった。エスコートは、この私めにお任せを」
リュボフ「い、いけません!」
ゲイン「姫様がお外に出たがっておいでなので、悪魔の手を振り払って、ここまで参りました」
アンア「なら、このリュボフも追いっ払って!」
リュボフ「まあ…!」
ゲイン「聞いての通りだ、ゲイナー君。アナ姫様を丁重にお迎えしろ」
アナ「リンク、リンナ、リンス! 行こう!」
リンクス「!」
〔歩み寄る足音〕
ゲイン「というわけです、お嬢さん。お借りいたします」
リュボフ「あ、殿方! 私…姫様の家庭教師のリュボフ・スメッタナと申します」
ゲイン「ときめくお名前です」
〔振動音〕
〔画面、振動〕

リュボフ「きゃあっ!」
ゲイン「ランド達も始めたか…!」「ゲイナー! 俺を駅へ運べ! その後、お前は姫様を祭りを指揮する五賢人へ届けるんだ!」
リュボフ「と、殿方! 何が起きているんです!?」
ゲイン「祭りの始まりですよ。とびっきり大きくて派手な…エクソダスという名の祭りの…!」
リュボフ「エ、エクソダス!?」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「旅立ちの日」


【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現済み〕
ランド「動き出したぜ、ガロード。あれがドームの都市ユニットだ」
ガロード「すげえ…! あれって何百人もの人が、住んでんだろ!」
〔画面、ウルグスクを表示〕
ランド「都市ユニットごとのエクソダスとはね…。俺もこれだけ大規模なのは聞いた事がねえな」「やってくれるぜ、ゲイン・ビジョウ!」
メール「ダーリンもガロードもボーっとしてないで、仕事、仕事!」
ランド「おう! お前も周辺の見張りを頼むぜ、メール!」
メール「がってん!」
ガロード「よっしゃ! 派手にぶっ放すぜ!」
〔ウルグスクに爆発〕
ランド「ウルグスクに残るピープルには悪いが、騒ぎが大きくなればなるほどこっちの仕事はやりやすくなる」
ガロード「ランド! 張り切りすぎて、ドームポリスに直撃させんなよ!」
ランド「心配すんな、ガロード! 俺は修理屋だ! ぶっ壊すのは俺の主義に反する!」
ガロード(じゃあ、どうしてあんなあだ名を付けられるんだよ…!)
ランド「それより、気をつけろ。そろそろ、うるさいイヌっころが出てくるぜ!」
〔敵ユニット出現〕
ヤッサバ「ちっ! 都市ユニットの移動に街の外からの攻撃だと! どれだけ派手にやりゃ気が済む!」「ジャボリ、状況を報告しろ!」
ジャボリ「は、はい! 外部からの攻撃とエクソダス鎮圧にはケジナンとエンゲが向かっています!」
ヤッサバ「クソの役にも立たない二人に何が出来るってんだ! アデットはどうした!?」
ジャボリ「脱走した黒いサザンクロスを追っている模様です」
ヤッサバ「くそっ! どいつもこいつも何をやってやがる!」
エンゲ「ケジナン…今頃、ヤッサバ隊長、鬼の形相で怒鳴り散らしてるだろうな」
ケジナン「おう…相手をするジャボリには同情するぜ」「ま…俺達も奴らを逃がしゃ、それ以上のお仕置きが待ってるだろうがな」
エンゲ「そ、そいつは勘弁だ!」
ケジナン「だったら、気合入れろ!」「奴らを倒せば説教、減給、降格どころかボーナスだって出るかも知れねえんだ!」
エンゲ「お、おう!」
ケジナン「行くぜ、賊共! 俺の出世のネタになってもらう!」
ガロード「向こうは勝手な事言ってるぜ」
ランド「それじゃ、俺達は連中に現実の厳しさを教えてやるとすっか!」「行っくぜ、シベ鉄! 俺達もエクソダスだっ!!」
<戦闘開始>

<2PP・味方援軍1&敵増援1出現>

メール「ダーリン! ドームポリスから何か出てくる!」
ランド「ゲインのガチコか!?」
ガロード「な、何だ、あれ!?」
〔味方ユニット出現〕
ランド「髪の毛付きのオーバーマン! あれがゲインの言ってたお宝か!?」
アナ「凄い! 凄いです、ゲイナー! このオーバーマン、何という名前なのです?」
ゲイナー「…キングゲイナーです」
アナ「あなたが付けた名前ですか?」
ゲイナー「その…ちょうど今日…オーバーマンバトルってゲームで『キング』の称号をもらったんで」
アナ「いい名前ですね。私、気に入りました」
ゲイナー「ありがとうございます、アナ姫」
〔敵ユニット出現〕
ゲイナー「追っ手が来た!」
アデット「髪の毛付き! エクソダスをしようってんなら、逃がしゃしないよ!」
ゲイナー「僕は! そんなつもりは!」
アナ「ゲイナー「シルエットマシンが来ます!」
〔アデット、ゲイナーへ接近〕
〔アデットの隣の地点に爆発〕

アデット「ちっ! 邪魔者か!」
〔味方ユニット出現〕
ゲイナー「ゲインさん!」
ゲイン「少年! 戦えないんなら下がってろ! 邪魔だ!」
ゲイナー「僕だって、やれます! キングゲイナーに乗っているんですから!」
ケイン「じゃあ、やって見せてくれ。口に出した以上、今さら出来ませんは無しだぜ」
ゲイナー「あなたに言われなくったって!」
〔味方ユニット出現〕
サラ「ガウリ隊長! あの髪の毛付き、味方なんですか?」
ガウリ「請負人の知り合いらしいから、そうなんだろう」
ベロー「あっちのモビルスーツも請負人の一味なんだろ? 大したもんだ!」
サラ「あたし達ガウリ隊も負けてらんないわね!」
ガウリ「聞こえるか、エクソダス請負人。俺はウルグスク自警団の隊長、ヒューズ・ガウリだ」
ゲイン「ゲイン・ビジョウだ。まずはシベ鉄のドゴッゾを叩くぞ!」
サラ「了解です!」
ゲイナー「あのパンサー、サラ・コダマが乗ってるのか」
アナ「ゲイナー! やってみせると言ったからにはボサっとしないの!」
ゲイナー「は、はい!」
ゲイン「行くぞ、少年! 俺達は隊長機を狙う!」
ゲイナー「わかりました!」

<ゲインが戦闘>
ゲイン「シルエット・マシンだけか…。ヤッサバ・ジンのオーバーマンが出てこないのなら好都合!」「あの鬼隊長が出てこない内にとっとと片付ける…!」

<サラが戦闘>
サラ「あたし達はエクソダスしてヤーパンに行くんだ!」「邪魔するシベ鉄はここからいなくなれーっ!!」

<ガウリが戦闘>
ガウリ「この日のために俺達は全てを懸けてきた!」「俺の身命に代えてもエクソダス! 成功させてみせるぞ!」

<ベローが戦闘>
ベロー「俺だってガウリ隊の一員だ! 援護射撃や牽制ぐらいはばっちりやってみせるぜ!」「サラ! 見ていてくれよな!」

<ランドorガロードvsケジナン>
ケジナン「ちきしょー! 黒いサザンクロスに仲間がいるとは知らなかったぜ!」
ランド「悪いな! 俺は人呼んで、ザ・ヒート!」
ガロード「俺は炎のモビルスーツ乗りだ!」
ケジナン「てめえら! ふざけた名前で人をおちょくるのも、いい加減にしやがれっ!!」

<ランドorガロードvsエンゲ>
エンゲ「こいつらを落としゃ、特別ボーナスぐらい出るだろうがドゴッゾで勝てんのか…?」
ガロード「自信がないなら、やめときな、オッサン!」
ランド「その通りだ! 俺もガンレオンも無駄な解体はしたくないんでね!」
エンゲ「く、くそおおっ! シベ鉄警備隊が、そこまでナメられて黙ってられるかよ!!」

<ゲイナーvsアデット>
アデット「そこのオーバーマン! 大人しくしないと、髪の毛全部引っこ抜くよ!」
ゲイナー「女の人…!? 学校で僕を捕まえた人か!」
アデット「あたしはシベ鉄のアデット・キスラー! 好きなものは強い男! 覚えときな!」「もっとも、抵抗するんならあんたの人生、ここで終わるかも知れないけどね!」
ゲイナー「そんな脅し…! 流行らないですよ、今時!!」

<アデット撃破orHP30%以下>
アデット「ちっ! オーバーマンにガンダムまで出てきちゃ、ヤッサバ隊長に出てもらうしかないね!」「だけど、髪の毛付き! お前の顔は覚えた!今度は確実に叩き潰してやるよ!」
〔敵ユニット離脱〕

<ケジナン撃破>
ケジナン「くそっ! これ以上は俺の命まで危なくなるぜ!」「死んじまったら、出世も何もあったもんじゃねえ! 後退だ!」
〔敵ユニット離脱〕

<エンゲ撃破>
エンゲ「こ、これ以上、戦うぐらいならヤッサバ隊長の説教の方がマシだ! 後退する!」
〔敵ユニット離脱〕

<敵全滅・勝利条件達成>
ゲイン「よし…とりあえず第一段階はクリアってところだ」
ガロード「でもよ、こんな巨大なもの…これからどうやって動かすんだ?」
ガウリ「心配は要らん。都市ユニットを引っ張る準備の方も整っている」
〔味方ユニット出現〕
ゲイナー「シルエットマンモス…。あんなものも用意されていたのか」
ガロード「へえ…あの巨大な船であっちのユニットを引っ張るわけかよ」
ゲイン「元々、都市ユニット自体にも最低限の自走力はあるからな。後はあれで引いてやればいい」
ガウリ「今後の話もある。請負人とお仲間はあのバッハクロンに来てくれ」
ランド「了解だ」
ゲイン「少年、君もアナ姫をこちらに無事に届けてくれよ」
ゲイナー「…キングゲイナーとゲイン、エクソダスとサラ…か…」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

シベリア ドームポリス・ウルグスク

ヤッサバ「ったくよ! てめえら、揃いも揃って情けねえと思わねえのか!」
エンゲ「ひっ…!」
ヤッサバ「警備隊は全滅させられ、都市丸ごとエクソダスされて…おまけに領主の娘は誘拐されたんだぞ!」
ケジナン「し、しかしですぜ、ヤッサバ隊長!」「向こうは黒いサザンクロスに加えて、炎のモビルスーツ乗りにザ・ヒートとかいう訳のわかんねえ野郎までいたんですよ!」
エンゲ「おまけに正体不明のオーバーマンも出てきやがるし…」
ヤッサバ「ありゃ、おそらくメダイユ公の集めていたお宝の一つだろうな」
アデット「隊長、そのメダイユ公は今回のエクソダスについて何て言ってるんです?」
ヤッサバ「フン…あの腰抜け…、自分も娘をさらわれた被害者で計画については知らぬ存ぜぬの一点張りだ」
アデット「じゃあ、ピープルの連中、勝手に都市ユニットを動かしてエクソダスしたってわけですか」
ヤッサバ「このバカみてえな大計画を実行するためにエクソダス請負人を雇ったんだろうぜ」
エンゲ「で、どうするんで、隊長?」
ヤッサバ「決まってんだろ! 奴らを追い詰めて、エクソダスした事を死ぬ程後悔させてやるんだ!」「エクソダスをするような連中に情も容赦も必要ねえからな!」
エンゲ「し、しかしですぜ、隊長…。あの請負人達、かなりやりますぜ」
ケジナン「そうですよ! 向こうはガンダムまで持ち出してるんスから」
ヤッサバ「心配するな。こっちには俺のラッシュロッドがある。それに…」
〔ドアノブを回す音〕
〔歩み寄る足音〕

シャボリ「ヤッサバ隊長、例の連中の手配、完了しました。明後日には合流の予定です」
ヤッサバ「向こうが請負人を頼んだのなら、こっちも助っ人を頼むまでよ。出撃の準備だ! 奴らを追うぞ!」
ケジナン「りょ、了解です!」
アデット「やる気満々だね、隊長…。さすが、あたしが見込んだ男だよ」
ヤッサバ「エクソダスに加担した連中は、全員、ぶっ殺せ!」「だが、あの髪の毛のオーバーマンは俺がこの手で潰す…! 俺のラッシュロッドでな!」

  ~バッハクロン ブリッジ~
ガッハ「さすがは黒いサザンクロスとそのお仲間。見事なお手並みだ」
ゲイン「ここまでは俺としても想像以上の出来だ。あんたらにツキがあったんだろう」
ガロード「ゲイン、こっちのじいさん達は?」
ゲイン「俺にエクソダスのデザインを依頼したウルグスク五賢人の皆さんだ」
ガッハ「ワシはガッハ・ウィンゲル」
ペルハァ「ペルハァ・ペイです。医者をやっています」
シトラン「私はシトラン・ビィ」
マンマン「マンマン・ドウットンです」
ランド(やばいな…とてもじゃねえが全員の名前、覚えきれねえ…)
メール(大丈夫だよ、ダーリン。あたしが全部記録しといたから)
ガロード「あれ? 五賢人って言うけど4人しかいないぜ」
ペルハァ「我々はエクソダスを初めて成功させた伝説の五賢人にあやかったんだ」
ランド「伝説の五賢人って…初代ミイヤも、その一人なんだよな?」
ゲイン「ミーハー趣味は後にしろ。俺達はシベ鉄が追ってくる前に出来るだけ距離を稼ぐ必要がある」
マンマン「え!? シベ鉄が追ってくるんですか!?」
ゲイン「当然だ。一つのエクソダスを許せば、シベ鉄全体の重しが効かなくなる」「奴らはプライドを懸けてエクソダスを阻止しようとするさ」
シトラン「ウルグスク領主のメダイユ公爵もシベ鉄に協力するでしょうか?」
ガッハ「それは十分にあり得る。だからこそ、ワシは請負人に一仕事してもらったのだ」
アナ「それって、もしかして私の事ですか?」
ガッハ「その通り。アナ姫…メダイユ公爵の末娘であるあなたには人質になってもらいますぞ」
アナ「はい、わかりました! では、私も人質としてご一緒にエクソダスします!」
ガロード「あの子…本当に自分の立場がわかってんのかよ…?」
ランド「まあ、いいじゃないか。家に帰りたいって泣かれるよりもずっとマシだ」
アナ「見た所、あなた方は悪人には思えませんから」
ランド「ま…悪い所って言ったら、頭ぐらいだからな」
メール「ぶっちゃけ過ぎよ、ダーリン!」
アナ「ところで、私を運んでくれたゲイナーはどこに?」
ゲイン「あの少年なら、格納庫のオーバーマンの所にいるはずです」
メール「では、姫…あたしがご案内しましょう」
アナ「よろしく頼みます。行くよ、みんな!」
リンクス「キイッ!」
〔扉の開閉音〕
ランド「いいのか? あんな好き放題で」
ゲイン「…手段は選ばすと言ってもこれでも多少の良心の呵責は感じている。せめてもの…って奴だ」
ランド「OK、ゲイン。あんたとは、上手くやってけそうだ」
ガッハ「…ところで、請負人。今後の事で、ちょっと困った問題があるのだが…」
ガロード「心配ないって! シベ鉄の連中が来ても、俺達が撃退するぜ!」
ガッハ「いや…追っ手ではなく、このバッハクロンの事なのだ」
ゲイン「これの手配は、そっちに任せたはずだが」
ガッハ「それが…どうもエンジンの調整が上手くいかず、このままではいずれ動かなくなりそうなのだ」
ゲイン「ちょっと待った…! それじゃ立ち往生するって事か?」
ガッハ「そうなりますな…」
ゲイン「参ったな…。いくら俺でも、そいつは想定外だ」
ガロード「ランド! あんた、さすらいの修理屋なんだろ! どうにかならないのかよ!」
ランド「簡単に言うなって! …確かに俺とガンレオンなら、どんな修理だろうとやってみせるさ」「だがな、立ち往生って事になればシベ鉄や野党の襲撃をモロに食らっちまう」
ゲイン「とにかく、足を止めるのは危険だ。騙し騙しでも移動しながら修理をするしかない…」「頼めるか、ランド?」
ランド「ああ、修理は任せとけ。…ついでに、その騙し騙しの移動の方も何とかしてやる」
ガロード「何とかするって…あのデカい都市ユニットを引っ張る方法があるって言うのかよ?」
ランド「まあ心配するな。昔のダチに連絡をとってみるからよ」「ちょっと荒っぽいが、腕は確かな連中だぜ…」
【シナリオエンドデモ終了】

【バザー】

ヤーパンへのエクソダス。旅の準備は忘れずに。

【概要】
 請負人ゲインの依頼でウルグスクのエクソダスに協
力する一行。ゲイナーも謎のオーバーマン・キングゲ
イナーと共にヤーパンへ向けて旅立つのであった。


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